JP4809818B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、車両内部でワイヤハーネス同士などの接続に利用されるコネクタに関する。
ワイヤハーネス同士を接続するためのコネクタの一種として、内部に端子を収容したサブハウジングを1つの共通ハウジング内に入れるタイプのものが従来から知られている。例えば、サブハウジングを積層させる積層コネクタと呼ばれるものもこのタイプである。
上述したサブハウジングの共通ハウジングへの挿入を伴うコネクタの製造は、作業ラインで手作業による挿入によって行われている。そのため、作業の効率性を考慮してサブハウジングの色は、適宜、目立つ色で選定されている。そして近年では、自動車の電装品が多種多様にわたって増えており、それに応じてコネクタに使用されるサブハウジングの数も増え、サブハウジングに使用される色も増えていくことが考えられる。このようなコネクタのハウジングにおいて識別性を高めるものに特許文献1がある。
特開2003−123907号公報
ところで、上記のようなコネクタの製造作業を、色覚異常の障害を持った作業者が行う場合がある。色覚異常とは通常、緑色や赤色を識別することができない障害である。人間の網膜は赤・緑・青の3色を感じることができ、さまざまな色を認識できるが、人間は先天的または後天的に色覚異常という障害を受けることがある。灰色と赤の区別がしにくいものを第1色覚異常、灰色と緑の区別がしにくいものを第2色覚異常といい、この他、青と黄を混同する青黄異常の第3色覚異常も知られている。
このような色覚は色識別力の程度により、1色型色覚、2色型色覚、異常3色型色覚に分けられている。異常3色型色覚は、3色全てを感じることはできるが、その感じ方が正常者とは異なり、まぎらわしい色の区別がしにくいもので、いわゆる色弱といわれている。赤色が判断しにくい第1異常の場合を、第1色弱(赤色弱)、緑色が判断しにくい第2異常の場合を、第2色弱(緑色弱)という。2色型色覚は、3色のうち1色の区別がほとんどできない場合であり、1色型色覚は、色に対する感覚がほとんどまったくない場合である。
色弱者(ここでは異常3色型色覚もしくは2色型色覚の障害を持った者)は、隣り合って位置するサブハウジング同士の色の組合せによっては、識別が困難で、サブハウジングを違う位置に誤挿入し、結果としてワイヤハーネスの誤配線をしてしまう可能性があった。例えば積層コネクタでは緑色と茶色のサブハウジングを用いることがあるが、これらの色の識別が困難な作業者はこれらのサブハウジングを互いに位置を違えて挿入してしまう可能性があった。
サブハウジング同士を間違えて誤配線してしまうと、導通検査盤で試験をするまでミスに気づかない可能性があり、その場合、配線をやり直す必要がある。また、再配線が困難な場合はそのワイヤハーネス自体を廃棄せざるを得ない可能性が生じる。特に前述のように、今後、コネクタ1つ当たりのサブハウジングの色数が増えると、色弱者が、識別困難な色のサブハウジングを隣接させて組み付けなければならない可能性がますます高くなると考えられる。この点、特許文献1は、色弱者による色識別性の向上を目的とするものではなく、この点で改善の余地があった。
本発明は以上の事情を鑑みてされたものであり、その目的は、色弱者が作業を行ってもサブハウジングの誤挿入を抑制できるコネクタ及びそのサブハウジングの色設定方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明観点によれば、以下の構成のコネクタが提供される。即ち、このコネクタは、複数の端子を収容した同一形状のサブハウジングを、複数、1つの共通ハウジングに収容してなる。そして、前記サブハウジングのうち隣り合って位置するもの同士の色の組合せは、赤と緑、茶と緑もしくは深緑、オレンジと黄色、青と紫、青緑もしくは緑と灰色もしくは黒、黄緑と黄土色、ピンクと灰色もしくは白、赤と黒、及びピンクと青もしくは水色、の全ての組合せを避けて構成される。前記隣り合っているサブハウジングの互いの壁面同士が少なくとも一部で直接隣接している。それぞれの前記サブハウジングの色は、使用可能色と、好ましくない色の組合せがデータとして記憶部に記憶されるコンピュータにおいて、1つの色を前記使用可能色から選択してサブハウジングに割り当てるごとに、その割り当てられた色と、当該色と好ましくない色の組合せを形成する色と、を前記使用可能色から削除し、この処理を全てのサブハウジングについて色が割り当てられるまで反復することで決定される。
これによれば、隣り合って位置するサブハウジング同士の色として、色弱者(異常3色型色覚異常や2色型色覚異常の色弱者)でも識別し易い色の組合せを用いるので、色が判別できないことによって生じる誤配線を防止することができる。また、識別性が高い色なので把握もしやすく、作業の効率性も向上する。また、様々な色識別能力を有する色弱者が作業を行う場合でも、確実に誤配線を防止でき、効率性を向上させることができる。更に、サブハウジングの互いの壁面同士が少なくとも一部で隣接し、通常なら色弱者にとって識別が極めて困難な場合において、色弱者を考慮した色設定がされているので、誤配線等を効果的に防止することができる。
前記のコネクタにおいては、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記コンピュータは、好ましい色のリストを記憶部に予め記憶している。前記コンピュータは、1つの色を前記使用可能色から選択してサブハウジングに割り当てるときに、前記好ましい色のリストに含まれている色から優先して割り当てる。
前記のコネクタにおいては、以下のように構成されることが好ましい。即ち、色を組み合わせた模様が前記使用可能色に含まれる場合は、前記コンピュータは、1つの色を前記使用可能色から選択してサブハウジングに割り当てるときに、前記模様よりも単一色を優先して割り当てる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態の一実施形態に係るコネクタ50を構成するハウジング積層体51,52,53及びハウジング16の斜視図である。図2は、ハウジング積層体51,52,53をハウジング16に収容した状態のコネクタ50の外観斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るコネクタ50は、3つのハウジング積層体51,52,53と、このハウジング積層体51,52,53を収容するためのハウジング16と、を備えて構成されている。
第1ハウジング積層体51及び第2ハウジング積層体52は、それぞれ、積層された3つのサブハウジング10a,10b,10cを含んで構成されている。このサブハウジング10a,10b,10cは、互いに同一の形状となっている。第3ハウジング積層体53も同様に、積層された2つのサブハウジング30a,30bを含んで構成されている。このサブハウジング30a,30bも、互いに同一の形状となっている。
各ハウジング積層体51,52,53は、その構成部品の一部又は全部が異なっており、これによって全体の形状も相互に異なっている。
図示しないが、それぞれのハウジング積層体51,52,53には、ワイヤハーネスの電線に接続された接続端子が複数収容されている。この接続端子は、本実施形態ではメス型端子(メス型形状の端子)としているが、オス型端子としても構わない。
ハウジング16には、一側が開放された3つの収容部41,42,43が並べて形成されている。収容部41,42,43はそれぞれのハウジング積層体51,52,53に対応して形成されており、それぞれのハウジング積層体51,52,53を開放側から差し込むことにより、各収容部41,42,43に図2のように収容することができる。
以上に説明したコネクタ50は、上述のとおりメス端子を備えたメス側コネクタとして構成されており、オス端子を備えた図略のオス側コネクタに接続することができる。前記ハウジング16にはロックレバー44が回動可能に備えられており、オス側コネクタに本実施形態のコネクタ50を接続した状態でロックレバー44を操作することで、コネクタ同士を相互に接続させた状態でロックすることができる。
次に図3を参照して前記第1ハウジング積層体51について説明する。図3は第1ハウジング積層体51の分解斜視図である。図3に示すように、第1ハウジング積層体51は、ボトムサブハウジング11と、サブハウジング10a,10b,10cと、ハウジングカバー12と、を下から順に配置し、上下方向に積層した構成となっている。
下側のサブハウジング10aと中央のサブハウジング10bは、互いに上下方向に隣り合って位置している。また、中央のサブハウジング10bと上側のサブハウジング10cは、互いに上下方向に隣り合って位置している。また、3つのサブハウジング10a,10b,10cは、間に他の部材を挟むことなく積層されている。従って、例えば、下側のサブハウジング10aの上面と、中央のサブハウジング10bの下面は、ほぼ全面にわたって互いに直接隣接している。
前記ボトムサブハウジング11及びサブハウジング10a,10b,10cは、ポリブチレンテレフタラートやポリプロピレン等の合成樹脂により、直方体のブロック状に形成されている。また、ボトムサブハウジング11及びサブハウジング10a,10b,10cのそれぞれには、キャビティ21が6個並べて形成されている。それぞれのキャビティ21には、ワイヤハーネスの電線に接続された前記メス型端子を差し込んで収容することができる。
また、各サブハウジング10a,10b,10cの側部には、上下方向にサブハウジングを重ねた状態で固定するためのロック部22を備える。このロック部22は、スナップフィット部と、凹部と、を備えている。前記スナップフィット部はサブハウジングから下側に突出するように形成され、下側に隣接するサブハウジングに対し係止可能に構成されている。前記凹部は、上側に隣接するサブハウジングの前記スナップフィットと係合可能に構成されている。このロック部22によって、サブハウジング10a,10b,10cを上下方向に積層した状態で外れないように固定することができる。
前記ボトムサブハウジング11は、3つの前記サブハウジング10a,10b,10cの下側に配置されている。このボトムサブハウジング11は、サブハウジング10a,10b,10cと同様に、並べて形成された6個のキャビティ21を備えている。ただし、このボトムサブハウジング11は、前記サブハウジング10a,10b,10cとは形状が若干異なっている。例えば、ボトムサブハウジング11が備えるロック部23は、サブハウジング10a,10b,10cが備えるロック部22と異なり、前記スナップフィット部を有していない。
ハウジングカバー12は、上側のサブハウジング10cの上面をほぼ覆うように平坦な板状に形成されている。ハウジングカバー12の下面には、前記サブハウジング10cが備えるロック部22の凹部に係合可能な、図略のスナップフィット部を備えている。更に、ハウジングカバー12の上面には三角形の図形が示されており、この図形によって、作業者は、ハウジングカバー12の前後の向きを間違えることなく、上側のサブハウジング10cに装着することができる。
以上に説明した第1ハウジング積層体51は、1つのボトムサブハウジング11と、その上に積層される3つのサブハウジング10a,10b,10cが、それぞれ6個の前記メス型端子を収容可能となっている。従って、第1ハウジング積層体51の全体で計24個の端子を収容できるように構成されている。
また、前記サブハウジング10a,10b,10cは、互いに異なる色を有している。作業者は、所定の作業指示書に従い、サブハウジング10a,10b,10cの色を判別して所定の順で積層させ、ハウジング16に挿入する。
上述したように、第1ハウジング積層体51を組み立てる作業は、同一形状のサブハウジング10a,10b,10cを積層する工程を含んでいる。従って、作業者が順番を誤って積層するミスが考えられ、これは誤配線の原因となる。そのため、色弱者が作業する場合でもサブハウジング10a,10b,10cを良好に識別でき、積層する順番の誤りを防止できるように、それぞれのサブハウジングの色が定められている。
具体的には、赤色と緑色、茶色と緑色もしくは深緑色、オレンジ色と黄色、青色と紫色、青緑色もしくは緑色と灰色もしくは黒色、 黄緑色と黄土色、ピンク色と灰色もしくは白色、赤色と黒色、及びピンク色と青色もしくは水色の組合せが、上下に隣り合って位置するサブハウジングの間で発生しないように、それぞれのサブハウジング10a,10b,10cの色が指定されている。
なお、ボトムサブハウジング11はサブハウジング10a,10b,10cと形状が一部異なるため、挿入位置を間違う可能性は少ない。即ち、ボトムサブハウジング11はロック部23にスナップフィット部を備えていないので、ボトムサブハウジング11の下側にサブハウジング10a,10b,10cを組み付けて固定することはできず、ボトムサブハウジング11は必ず最も下に位置することになる。
従って、ボトムサブハウジング11の色については、判別しやすさを考慮せず自由に設定することもできる。例えば、ボトムサブハウジング11の色として、前記サブハウジング10a,10b,10cの何れかと同じ色を採用することができる。また、ボトムサブハウジング11の色と、前記サブハウジング10a,10b,10cの何れかの色とが、上記の避けるべき組合せの何れかに該当しても良い。例えば、ボトムサブハウジング11に赤色、それに上側で隣接するサブハウジング10aに緑色をそれぞれ設定することが考えられる。
ただし、ボトムサブハウジング11とサブハウジング10a,10b,10cとは形状が似ており、色まで紛らわしいと作業者が混乱し易くなって組立作業の効率が低下する。また、誤配線の可能性もゼロではないので、ボトムサブハウジング11とサブハウジング10a,10b,10cとの間でも、上記の事情を考慮して、互いに識別し易い色を設定することが好ましい。
ここで最も好ましいのは、サブハウジング10a,10b,10c(及びボトムサブハウジング11)の色は全て、色弱者による色識別が困難な色を全て避けた色とすることである。具体的には、その色の例は、白色、黒色、黄色、青色、及び茶色である。これらの色のみでは色数が足りない場合は、適宜、上記避けるべき色の組合せに登場しない色を設定可能であるし、また、それらの色を組み合わせたパターンの模様を用いることでバリエーションを増加することができる。
なお、ボトムサブハウジング11及びサブハウジング10a,10b,10cに色(模様)を付ける方法としては、予め着色された合成樹脂を用いて成形するか、成形品に塗装を施したり、ステッカーを貼ったりする方法等が考えられる。
図3は上記の色設定の一例である。図3の右上の凡例では、図面においてボトムサブハウジング11及びサブハウジング10a,10b,10cに付されている模様と、それに対応する色が示されている。この図3で示すように、第1ハウジング積層体51では、ボトムサブハウジング11は黄色とされ、3つのサブハウジング10a,10b,10cの色は下から順に白色、青色、茶色とされている。
この色設定により、下側のサブハウジング10aと中央のサブハウジング10bとでは、白色と青色の組合せが実現されている。また、中央のサブハウジング10bと上側のサブハウジング10cとでは、青色と茶色の組合せが実現されている。これらの色の組合せは、色弱者にとって色識別性が高い組合せとされている。
次に図4を参照して、第2ハウジング積層体52について説明する。図4は第2ハウジング積層体52の分解斜視図である。
第2ハウジング積層体52は、図3の第1ハウジング積層体51と同様に、ボトムサブハウジング11と、サブハウジング10a,10b,10cと、ハウジングカバー20と、を下から順に配置し、上下方向に積層した構成となっている。このボトムサブハウジング11及びサブハウジング10a,10b,10cは、第1ハウジング積層体51(図3)におけるボトムサブハウジング11及びサブハウジング10a,10b,10cと全く同一の形状となっている。
一方、図4に示す第2ハウジング積層体52のハウジングカバー20の形状は、図3に示す第1ハウジング積層体51のハウジングカバー12とは異なっている。これにより、ハウジング16の収容部41,42に第1ハウジング積層体51及び第2ハウジング積層体52を取り違えて誤挿入することを防止できる。
この第2ハウジング積層体52についても、色弱者がサブハウジング10a,10b,10cを積層する順番の誤りを防止できるように、ボトムサブハウジング11及びサブハウジング10a,10b,10cには識別し易い色とされている。また、本実施形態においては、第1ハウジング積層体51のサブハウジング10a,10b,10cで使用されている色をなるべく避けるようにして、第2ハウジング積層体52のサブハウジング10a,10b,10cの色を設定している。これにより、第1ハウジング積層体51と第2ハウジング積層体52とを、色の点でも容易に識別可能になっている。
具体的には、図4に示すように、ボトムサブハウジング11は白色とされている。また、3つのサブハウジングのうち下側2つのサブハウジング10a,10bは、下から順に黄色、黒色とされている。上側のサブハウジング10cは、白色と黒色からなる直線の縞模様とされている。
図5を参照して、第3ハウジング積層体53について説明する。図5は第3ハウジング積層体53の分解斜視図である。
第3ハウジング積層体53は、ボトムサブハウジング31と、2つのサブハウジング30a,30bと、ハウジングカバー32と、を下から順に配置し、上下方向に積層した構成となっている。この第3ハウジング積層体53を構成するサブハウジング30a,30bは、その形状及び大きさ等が、図3及び図4で説明したサブハウジング10a,10b,10cとは異なっている。同様に、ボトムサブハウジング31の形状及び大きさも、図3及び図4で説明したハウジング積層体51,52のボトムサブハウジング11とは異なっている。
ボトムサブハウジング31及びサブハウジング30a,30bのそれぞれには、キャビティ21が6個並べて形成されている。従って、第3ハウジング積層体53には、計18個の端子が収容可能となっている。
この第3ハウジング積層体53についても、作業効率を向上し、色弱者がサブハウジング30a,30bを積層する順番の誤りを防止できるように、ボトムサブハウジング31及びサブハウジング30a,30bは識別し易い色とされている。ただし、サブハウジング30a,30bの色の設定にあたって、第1ハウジング積層体51及び第2ハウジング積層体52のサブハウジング10a,10b,10cとの間での識別のし易さは考慮されていない。これは、図1で示すように、第3ハウジング積層体53と第1ハウジング積層体51及び第2ハウジング積層体52とはその大きさ及び形状が相当に異なっており、容易に識別できるからである。
次に、以上に示したサブハウジングの色設定の方法について説明する。サブハウジングの色設定は、コネクタの設計段階で行われる。用途に応じたコネクタが設計されると、そのコネクタに使用するサブハウジングの色の設定が行われる。
本実施形態においては、色設定は、コンピュータで実行されるプログラムによって行う。このコンピュータは一般的なパーソナルコンピュータ(PC)として構成されており、キーボードやマウス等の操作手段と、ディスプレイ等の表示手段と、各部を制御する制御部(中央処理装置)と、各種のデータを記憶するメモリと、各種のプログラムが記憶される記憶部(ハードディスクドライブ)と、を備える。色設定に使用する前記プログラムは、所定の操作によってコンピュータに予めインストールされ、前記記憶部に記憶される。
設計者は、前記プログラムを実行し、予め設計されたコネクタ50の情報をコンピュータに入力する。この情報は、例えば、コネクタにおいて同一形状のサブハウジングが縦に何個、横に何個配置されるかの情報や、サブハウジングに使用できる色のリスト等である。すると、コンピュータが自動的に各サブハウジングの色を決定し、結果が前記ディスプレイに出力される。
このサブハウジングの色の決定は、以下のようにして行う。即ち、前記プログラムにおいては、好ましい色のリストと、好ましくない色の組合せのリストと、がデータとして予め記述されている。
好ましい色とは、上述したように色弱者によっても識別が容易な色であり、白色、黒色、黄色、青色、茶色とすることが考えられる。また、上記プログラムでは、単一色でなく、これらの好ましい色を組み合わせた各種の模様についても、好ましい色の特殊な態様として前記リストに含められている。
好ましくない色の組合せとは、上述した赤色と緑色、茶色と緑色もしくは深緑色、オレンジ色と黄色、青色と紫色、青緑色もしくは緑色と灰色もしくは黒色、 黄緑色と黄土色、ピンク色と灰色もしくは白色、赤色と黒色、及びピンク色と青色もしくは水色の組合せである。
コンピュータは、入力された使用可能色のリストが入力されると、当該リストに基づいて、一番端に位置するサブハウジングに使用可能色の1つを割り当てる。このとき、上記の好ましい色のリストに含まれている色から優先して割り当てるようにし、また、模様よりも単一色を優先して割り当てるようにする。
なお、最初の色の選択は、設計者が選択してもよいし、コンピュータ等によってランダムで選択しても良い。例えば、今回の説明では、当該サブハウジングに黄色を割り当てたとする。
続いて、前記使用可能色リストから、割り当てられた色を削除する。今回の場合、黄色が前記使用可能色リストから削除される。また、好ましくない色の組合せリストに基づき、黄色と組み合わせることが好ましくない色を調べ、当該色を使用可能色リストから削除する。今回の場合、上記のリストによると、黄色と組み合わせることが好ましくないのはオレンジ色であるので、オレンジ色を使用可能色リストから削除するようにする。
次に、隣のサブハウジングに、使用可能色リストから色を割り当てる。ここでは、黄色及びオレンジ色以外の色が割り当てられることになる。今回の説明では、例えば白色を割り当てたとする。
続いて、前記使用可能色リストから、割り当てられた色(白色)を削除する。また、好ましくない色の組合せリストに基づき、白色と組み合わせることが好ましくない色を調べ、当該色を使用可能色リストから削除する。上記のリストに照らせば、白色と組み合わせることが好ましくないのはピンク色であるので、使用可能色リストからピンク色が削除される。
コンピュータは、以上の処理を全てのサブハウジングについて色が割り当てられるまで反復し、その後、各サブハウジングに設定された色を出力する。この出力結果に従って各サブハウジングの色が決定され、色弱者を含む組立作業者への作業指示書が作成される。
なお、本実施形態においては、色の判定は以下のように行う。まず、事前準備として、PCの適宜のグラフィックソフトウェアを使用してRGB値(8ビット×8ビット×8ビットの24ビット値とする)を様々に変化させて色を作り、これをディスプレイに表示させて人間が色を判定することにより、赤や緑等の色と認識されるRGB値の範囲を求める。これにより、それぞれの色は、PCのディスプレイに表示されたときのRGB値が例えば以下の表の条件を満たす色であると定義することができる。
Figure 0004809818
次に、JIS Z8722準拠の分光式色彩計により、対象物(サブハウジング)のXYZ値を測色する。なお、XYZ値とは、国際照明委員会(CIE)で定義される3つの刺激値のことである。
そして、測色値のXYZ座標からRGB値を計算する。CIE−XYZからRGB値に変換する方式は各種知られているが、ここでは色空間国際規格(IEC61966−2−1)によって行うものとする。リニアsRGBは、次式によりCIE―XYZから変換される。
Figure 0004809818
なお、この変換式に基づいて得られるRGB値は、ガンマ補正等を施していない数値(リニアsRGB)であり、RGB値それぞれの範囲は0から1までとなる。一方、前述の色判定表のRGB値は、PCのディスプレイ上に画像(色)を表示して判定したものであり、その範囲は0から255までである。従って、数値の範囲を変換するとともに、ディスプレイのガンマ特性を考慮したガンマ補正を行って、非線形なRGB値を得る必要がある。
ここでは、WDC(白色点)=255、黒色点=0とし、ガンマ値は2.4を採用した。これにより、非線形なR’sRGB、G’sRGB、B’sRGBは、以下の式で求めることができる。
Figure 0004809818
こうして得られた非線形なRGB値を上記の色判定表のRGB値と比較することで、対象物の色が本発明の赤色、緑色等に該当するか否かを判定することができる。なお、簡便な方法としては、デジタルカメラにより対象物の写真を撮影して画像をコンピュータに読み込み、適宜のグラフィックソフトウェアを用いて対象物の画素のRGB値を確認し、前記の色判定表と比較することでも色を判定することができる。
以上に示すように、本実施形態のコネクタ50は、複数の端子を収容した同一形状のサブハウジング(例えば第1ハウジング積層体51を構成するサブハウジング10a,10b,10c)を、複数、1つのハウジング16に収容した構成となっている。そして、サブハウジングのうち隣り合って位置するもの同士の色の組合せは、赤と緑、茶と緑もしくは深緑、オレンジと黄色、青と紫、青緑もしくは緑と灰色もしくは黒、 黄緑と黄土色、ピンクと灰色もしくは白、赤と黒、及びピンクと青もしくは水色、の少なくとも何れかの組合せを避けて構成されている。
この構成により、隣り合って位置するサブハウジング同士の色として、色弱者(異常3色型色覚異常及び2色型色覚異常を持つもの)でも識別し易い色の組合せを用いるので、色が判別できないことによって生じる誤配線を防止することができる。また、識別性が高い色なので把握もしやすく、作業の効率性も向上する。
また、前記サブハウジングのうち隣り合って位置するもの同士の色の組合せは、赤と緑、茶と緑もしくは深緑、オレンジと黄色、青と紫、青緑もしくは緑と灰色もしくは黒、 黄緑と黄土色、ピンクと灰色もしくは白、赤と黒、及びピンクと青もしくは水色、の組合せ全てを避けたものとなるように、サブハウジングの色が設定されている。
この構成により、様々な色識別能力を有する色弱者が作業を行う場合でも、確実に誤配線を防止でき、効率性を向上させることができる。
また、例えば図3の第1ハウジング積層体51において、下側のサブハウジング10aの上面と、中央のサブハウジング10bの下面とが、上下方向に直接隣接している。
このように、隣り合って位置するサブハウジング10a,10bの互いの壁面同士が少なくとも一部で直接隣接している場合(他の色を挟むことなく隣接している場合)は、色弱者にとってサブハウジング10a,10bの識別が最も困難である。従って、上述のようにサブハウジング10a,10bの色の組合せを考慮する効果は、例えばサブハウジングが共通ハウジングの隔壁を挟んで隣接する場合に比べてさらに大きくなる。
また、前記コネクタ50におけるサブハウジング10の色設定は、以下のような方法により行われる。即ち、前記サブハウジング10同士のうち、隣り合って位置するもの同士の色を、色弱者による色識別性が高い色の組合せとなるように設定する。
この方法により、色弱者が作業を行ってもサブハウジングの誤挿入を抑制できるコネクタを提供することができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は更に以下のように変更することができる。
上記実施形態では、各ハウジング積層体においてサブハウジングが隣り合っているか離れているかを問わず、好ましくない色の組合せは一切使用されていない。例えば、図3において3つ積層されるサブハウジング10a,10b,10cから2つのサブハウジングを選ぶ場合、下側と中央、中央と上側、下側と上側の3通りが考えられるが、その全てで、サブハウジングの色の組合せが、色弱者による色識別が困難な色を避けたものとなっている。このように、サブハウジングが隣り合っているか否かを問わずに色識別が困難な組合せを避けることで、より確実に誤配線を防止することができるとともに効率性を向上させることができる。即ち、紛らわしい色がコネクタ中のサブハウジングとして存在しないのであるから、もはや色弱者が色覚異常によって作業ミスをする懸念がない。
しかしながら、好ましくない色の組合せを、例えば、1つ以上のサブハウジングを挟んで配置された2つのサブハウジングの色の組合せとして使用することができる。例えば、図3で説明する第1ハウジング積層体51において、3つのサブハウジング10a,10b,10cの色として下から赤、緑、茶の順に設定した場合、赤と緑のサブハウジング、茶と緑のサブハウジングが隣り合うこととなり、色弱者は色によって判別できない。しかし、例えば、下から赤、白、緑の順で設定すれば、赤と白、白と緑の組合せであれば色識別性に問題が無い。このように、間に他の色を挟むことで、赤及び緑を同一のハウジング積層体で用いることができる。
上記実施形態のプログラムでは、好ましい色リストの色のうち、単一色を優先的に割り当て、その後に模様を割り当てている。しかしながら、模様を最初から割り当てる等、色の指定の順番については適宜変更することができる。ただし、サブハウジングの製造コストの観点からは、上記実施形態のように単一色を優先的に設定することが好ましい。
上記実施形態のプログラムでは、(ボトムサブハウジングを除いた)サブハウジングについてのみ色指定を行っている。しかしながら、ボトムサブハウジングがサブハウジングと同一形状であるとみなして、ボトムサブハウジングも含めて色設定することもできる。これにより、ボトムサブハウジングを含めた積層部品の識別性が向上し、作業効率を向上できる。
サブハウジングに模様を設定する場合、上記の直線的な縞模様の他、波型の縞模様、ドット模様等、様々な模様を採用することができる。また、3色以上を組み合わせた模様を用いることもできる。
また、上記実施形態においては、コンピュータを実行させるプログラムを利用して色設定を行っているが、例えば、予め色設定を定めたリスト表等を使用して、サブハウジングの色を手作業で選択することができる。
また、上記実施形態では上下方向にサブハウジングを積層しているが、本発明はこのタイプのコネクタ50に限定されるものではなく、横に重ねるようなタイプ等、同一形状のサブハウジングを共通のハウジングに収容させる構成のコネクタに広く適用することができる。また、サブハウジングに収容される端子の数や積層数は、コネクタの用途等に応じて適宜変更することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタを構成するハウジング及び3つのハウジング積層体を示す斜視図。 組み立てた状態のコネクタを示す外観斜視図。 第1ハウジング積層体において積層されるサブハウジングの構成及び色を示す分解斜視図。 第2ハウジング積層体において積層されるサブハウジングの構成及び色を示す分解斜視図。 第3ハウジング積層体において積層されるサブハウジングの構成及び色を示す分解斜視図。
符号の説明
10a,10b,10c サブハウジング
11 ボトムサブハウジング
12 ハウジングカバー
50 コネクタ
51,52,53 ハウジング積層体

Claims (3)

  1. 複数の端子を収容した同一形状のサブハウジングを、複数、1つの共通ハウジングに収容してなるコネクタであって、
    前記サブハウジングのうち隣り合って位置するもの同士の色の組合せは、
    赤と緑、
    茶と緑もしくは深緑、
    オレンジと黄色、
    青と紫、
    青緑もしくは緑と灰色もしくは黒、
    黄緑と黄土色、
    ピンクと灰色もしくは白、
    赤と黒、及び
    ピンクと青もしくは水色、
    全ての組合せを避けたものであり、
    前記隣り合っているサブハウジングの互いの壁面同士が少なくとも一部で直接隣接しており、
    それぞれの前記サブハウジングの色は、好ましくない色の組合せのリストがデータとして記憶部に記憶されるコンピュータにおいて、1つの色を使用可能色から選択してサブハウジングに割り当てるごとに、その割り当てられた色と、当該色と好ましくない色の組合せを形成する色と、を前記使用可能色から削除し、この処理を全てのサブハウジングについて色が割り当てられるまで反復することで決定されることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記コンピュータは、好ましい色のリストを記憶部に予め記憶しており、
    前記コンピュータは、1つの色を前記使用可能色から選択してサブハウジングに割り当てるときに、前記好ましい色のリストに含まれている色から優先して割り当てることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1に記載のコネクタであって、
    色を組み合わせた模様が前記使用可能色に含まれる場合は、前記コンピュータは、1つの色を前記使用可能色から選択してサブハウジングに割り当てるときに、前記模様よりも単一色を優先して割り当てることを特徴とするコネクタ。
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