JP4809312B2 - 無線基地局の同期方法 - Google Patents
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Description
図9は、従来の構内交換機(PBX)に有線回線で複数の無線基地局(BS)を直接接続した形式のPHSシステムを示す図である。
この構成において、構内交換機(PBX)1から無線基地局(BS)2に対し、音声情報、制御情報の他、無線基地局(BS)2が送出する無線のフレームのタイミングを決定する際の基準となる情報が転送される。なお、同図に示す簡易型携帯電話(PS)4はPHS方式の子機である。
一つの無線フレーム5は、無線基地局(BS)2から送信可能な4つの送信スロット(T1、T2、T3、T4)と無線基地局(BS)2で受信可能な4つの受信スロット(R1、R2、R3、R4)が1組となって構成されている。
つまり、このシステムは、1秒間を200フレームに分割し、且つ各フレームの中で送受信帯を4組に分割した時分割多重方式で通信を行っていることになる。
これにより、移動中の簡易型携帯電話(PS)4は、通話の中継をどの無線基地局(BS)2に引き継がれても、その無線フレーム5に載せて送信されてくる制御信号は直前の無線基地局(BS)2が使用した無線フレーム5と同期しているので通信に混乱や干渉は
発生しない。
図11は、従来の、インターネット通信方式(internet protocol:IP)を搭載した構内網(local area network:LAN)で構成されたPHSシステムを示す図である。
したがって、従来方式のIP搭載のLAN構成のPHSシステムの場合には、IP構内交換機(IP−PBX)9から同期用のクロックをLAN経由で送出して、1フレームが5ms間隔で繰り返される無線フレームの同期をとることは困難である。
このことから、図11に示すように、複数のIPアダプタ(IP−ADP)7のうち1台を基準クロックを生成するマスター(master)のIPアダプタ(IP−ADP)7mとし、残り全てをスレーブ(slave)のIPアダプタ(IP−ADP)7sとして、これらをクロック線10で接続し、各スレーブがマスターのクロックに同期して動作するようになっている。
例えば、あまりに距離が離れていると工数的に問題が生じる、また、途中に樹木や建物等の物理的な障害物があると施行上の問題が生じる。このような場合、複数のIPアダプタを同一クロック線で接続することが出来ない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、無線基地局の動作クロックを容易に同期させる同期方法を提供することである。
最初の送信スロットであることが好ましい。
尚、以下の各実施例の説明では、例えば、構内交換機というように「構内」という用語を用いているが、この「構内」は「局用」(公衆、商用)と区別するための用語である。
図1に示す本例の通信システムは、インターネット通信方式搭載の(以下「IP−」で示す)構内交換機(図では「PBX」で示す)11、このIP−構内交換機(PBX)11が接続されているLAN12、このLAN12に接続された複数のIP−アダプタ(図では「ADP」で示す)13、これらのIP−アダプタ(ADP)13に有線で接続された複数の無線基地局(図では「BS」で示す)14を備えている。
無線モジュール(RF)21は、最短距離に在る公衆PHS基地局(CS)17が送信する着信情報(PCH)18を基準クロックとして受信する。
図3は、クロック装置(CLKE)16の制御部(CTL)23の処理動作を説明するフローチャートである。
0m間隔で、いたるところに設置されている。
補正部31は、無線モジュール(RF)21から、図5(a) に示すように、1.2秒ごとのタイミング信号とし入力される着信情報(PCH)18を監視するとともに、クロック発生部32から入力される200Hzのクロックのパルス数Pを計数する。
P−アダプタ(ADP)13を介して無線基地局(BS)14に供給する。
このように第1の実施形態によれば、公衆PHS電話機が一般的に備えている待ち受け機能をクロック装置(CLKE)16に利用して、着信情報(PCH)18の受信タイミングから、公衆PHS基地局(CS)17の1.2秒のクロック周期を抽出し、このクロック周期に基づいて、無線基地局(BS)14を動作させるための1周波が5msのクロックを生成する。
また、本実施の形態によれば、IP−アダプタ(ADP)13の設置状況に応じて、クロック装置(CLKE)16を適宜の台数だけ設置することにより、複数のIPアダプタ(IP−ADP)13が離れて設置されていても、全IPアダプタ(IP−ADP)13間をクローック線で接続すること無しに、全ての無線基地局(BS)14を、公衆PHS基地局(CS)17のクロックに合わせて同期させることができる。
図6において、IP−アダプタ(ADP)13は、場所的に近いもの同士がグループ化されて、1つのグループが1つのクロック装置(CLKE−m)16m、又はクロック装置(CLKE−s)16sに接続されている。
は、IP−アダプタ(ADP)13から基準クロックとフレームクロックとを供給され、フレームクロックに基づいて無線フレームの所望の送受信スロットを用いて、簡易型携帯電話(PS)15と通信すると共に、1.2秒周期の基準クロックを外部に発信する。
このスレーブであるクロック装置(CLKE−s)16sにIP−アダプタ(ADP)13を介して接続されている無線基地局(BS)14は、フレームクロックに基づいて無線フレームの所望の送受信スロットを用い、簡易型携帯電話(PS)15と通信すると共に、基準クロックを外部に発信して、他のスレーブであるクロック装置(CLKE−s)16sに対して基準クロックを無線供給する。
尚、上記の基準クロックを送受信する動作は、第1の実施の形態に示したPHSシステムに準拠しているので、公衆PHSのサービス提供会社の通信ステムIDの代わりに、自営用通信システムIDが必要となる。
各無線基地局(BS)14は、基準クロックを基準として、240フレーム存在する無線フレームの開始タイミングを決定する。決定された開始タイミングで使用される無線フレームの上下1組で4組あるスロット(T1とR1、T2とR2、T3とR3、T4とR4)の中の、どの組のスロットを制御スロットとして用いるかは各無線基地局(BS)14によって任意に設定される
尚、ここでいう基準クロックとは、第1の実施の形態では、公衆PHS基地局(CS)17が送信する1.2秒周期の着信情報(PCH)18のことであり、第2の実施の形態では、マスターであるクロック装置(CLKE−m)16mが出力し、無線基地局(BS)14が外部に発信する1.2秒周期の基準クロックのことである。
そして、或る無線基地局(BS)14の無線フレームの先頭スロットT1の開始タイミングよりも他の無線基地局(BS)14の無線フレームの先頭スロットT1の開始タイミングが3スロット分遅れていたとする。
以下に説明する。
図7は、制御チャネル(制御スロット)の上り/下りの衝突を回避する実施例を説明する図である。尚、同図に示す処理は、クロック装置(CLKE)16によって行われる処理である。
図8(a) は、クロック装置(CLKE)16が決定した図7の下に示した元の無線フレームを示している。図8(b),(c),(d) は、無線基地局(BS)14が使用する無線フレームが何らかの理由で1スロット分から3スロット分まで順次ずれている状態を示す図である。
2 無線基地局(BS)
3 時分割多重方式有線ディジタル回線
4 簡易型携帯電話(PS)
5 無線フレーム
6 基準タイミング
7(7m、7s) IPアダプタ(IP−ADP)
8 LAN(local area network)
9 IP構内交換機(IP−PBX)
10 クロック線
11 IP−構内交換機(PBX)
12 LAN
13 IP−アダプタ(ADP)
14 無線基地局(BS)
15 簡易型携帯電話(PS)
16 クロック装置(CLKE)
17 公衆PHS基地局(CS)
18 着信情報(PCH)
21 無線モジュール(RF)
22 時分割多重制御部(TDMA)
23 制御部(CTL)
24 クロック引き込み回路(PLL)
25 タイミング発生部(TG)
26 電源装置(PWR)
27 メモリ装置(M)
28 表示装置(LCD)
29 入力キー操作部(KEY)
31 補正部
32 クロック発生部
Claims (3)
- 構内通信システムにおける無線基地局の同期方法において、
インターネット通信方式を搭載した構内交換機と、
複数の無線基地局と、
前記構内交換機が接続されているIP(インターネット・プロトコル)通信網と前記複数の無線基地局との間に接続されて前記構内交換機と前記無線基地局との間の通信をインターネット通信方式に変換するアダプタと、
該アダプタに接続されたクロック装置と、
を有し、
前記クロック装置は、
公衆無線電話基地局から送信される着信情報を基準クロックとして受信する基準クロック受信手段と、
該基準クロック受信手段が受信した前記基準クロックの受信タイミングに基づいて、公衆無線電話基地局の基準クロックの周期に準拠し且つ無線フレームの周期に適合する周波数のフレームクロックを生成するフレームクロック生成手段と、
該フレームクロック生成手段により生成された前記フレームクロックを、前記無線基地局を動作させる無線フレームの同期クロックとして前記アダプタを介し前記無線基地局に供給する同期クロック供給手段と、
前記着信情報の受信タイミングと前記無線基地局から送出される無線フレームの開始タイミングを一致させる手段と、
前記無線基地局が制御信号を送信するスロットを、無線フレームの先頭スロットに割り当てる手段とを有する、
ことを特徴とする無線基地局の同期方法。 - インターネット通信方式を搭載した構内交換機と、
複数の無線基地局と、
前記構内交換機が接続されているIP(インターネット・プロトコル)通信網と前記複数の無線基地局との間に接続されて前記構内交換機と前記無線基地局との間の通信をインターネット通信方式に変換する複数のアダプタと、
を有する構内通信システムにおける無線基地局の同期方法において、
前記複数のアダプタの所定のグループ毎にそれぞれ接続された複数のクロック装置を有し、
該クロック装置の1つはマスターとして、公衆無線電話基地局の着信情報の発信周期に準拠した低周波の基準クロックを生成すると共に、前記無線基地局を動作させるフレームクロックを生成し、前記着信情報の受信タイミングと、前記アダプタを介して自装置に接続された前記無線基地局から送出される無線フレームの開始タイミングを一致させ、前記無線基地局が制御信号を送信するスロットを無線フレームの先頭スロットに割り当て、
前記マスターである前記クロック装置に前記アダプタを介して接続された前記無線基地局は、前記マスターである前記クロック装置から前記基準クロックと前記フレームクロックとを供給されると共に、前記基準クロックを外部に発信し、
前記マスター以外の前記クロック装置は、スレーブとして、前記無線基地局から発信される前記基準クロックを受信して、該受信した前記基準クロックに同期したフレームクロックを生成し、該フレームクロックと前記基準クロックを前記アダプタを介して自装置に接続された前記無線基地局に供給し、前記基準クロックの受信タイミングと、前記アダプタを介して自装置に接続された前記無線基地局から送出される無線フレームの開始タイミングを一致させ、前記無線基地局が制御信号を送信するスロットを無線フレームの先頭スロットに割り当て、
該無線基地局は、供給された前記基準クロックを、他のスレーブである前記クロック装置に対して無線供給する、
ことを特徴とする無線基地局の同期方法。 - 前記マスターである前記クロック装置は、自営用通信システムIDを設定するID設定手段を有し、該ID設定手段により設定された前記自営用通信システムIDを前記基準クロック及び前記フレームクロックと共に自装置に接続された前記無線基地局に供給し、
前記スレーブである前記クロック装置は、前記自営用通信システムIDを設定するID設定手段と、該ID設定手段により設定された前記自営用通信システムIDの前記無線基地局をサーチするサーチ手段とを有する、
ことを特徴とする請求項2記載の無線基地局の同期方法。
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