JP4808701B2 - 分析装置 - Google Patents

分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4808701B2
JP4808701B2 JP2007335426A JP2007335426A JP4808701B2 JP 4808701 B2 JP4808701 B2 JP 4808701B2 JP 2007335426 A JP2007335426 A JP 2007335426A JP 2007335426 A JP2007335426 A JP 2007335426A JP 4808701 B2 JP4808701 B2 JP 4808701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving means
motor
lever
driving
turntable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007335426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009156717A (ja
Inventor
淳二 多田
謙二 岡田
謙治 中西
正人 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2007335426A priority Critical patent/JP4808701B2/ja
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to CN201210413914.1A priority patent/CN103076460B/zh
Priority to US12/747,348 priority patent/US8858881B2/en
Priority to CN2008801100368A priority patent/CN101809448B/zh
Priority to EP08859590.5A priority patent/EP2233928B1/en
Priority to PCT/JP2008/003585 priority patent/WO2009075076A1/ja
Publication of JP2009156717A publication Critical patent/JP2009156717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4808701B2 publication Critical patent/JP4808701B2/ja
Priority to US14/459,992 priority patent/US9172315B2/en
Priority to US14/459,997 priority patent/US9515582B2/en
Priority to US14/459,994 priority patent/US9281766B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

本発明は、生物などから採取した試料液が入った分析用デバイスを、遠心力によって測定チャンバーに向かって移送して分析する分析装置に関する。
従来、生物などから採取した液体を分析する方法として、液体流路を形成した分析用デバイスを用いて分析する方法が知られている。分析用デバイスは、回転装置を使って流体の制御をすることが可能であり、遠心力を利用して、試料液の希釈、溶液の計量、固体成分の分離、分離された流体の移送分配、溶液と試薬の混合等を行うことができるため、種々の生物化学的な分析を行うことが可能である。
遠心力を利用して溶液を移送する特許文献1に記載の分析用デバイス50は、図15に示すように注入口51からピペットなどの挿入器具によって検体としての試料液を計量室52へ注入し、計量室52の毛細管力で試料液を保持した後、分析用デバイスの回転によって、試料液を分離室53へ移送するように構成されている。このような遠心力を送液の動力源とする分析用デバイスは、円盤形状にすることで送液制御を行うためのマイクロチャネルを放射状に配置でき、無駄な面積が発生しないため好ましい形状として用いられる。
試料液と希釈液の混合攪拌は、この分析用デバイス50をセットしたターンテーブルを、同一回転方向に加減速あるいは正転、逆転することで行っている。
特表平7−500910号公報
しかしながら、前記従来の構成では、分析用デバイスの慣性力や、駆動装置の応答性などが問題で、短時間で混合攪拌を行うに足りる加速度が十分に得られず、混合攪拌に長い時間を要しているのが現状である。
このことは、微量の流体の混合の場合に特に顕著であり、十分な時間をかけても混合攪拌が不十分である場合が発生する。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、微量の流体の混合攪拌において、従来に比べて短い時間であっても必要な加速度が得られる分析装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の分析装置は、遠心力によって試料液を測定チャンバーに向かって移送するマイクロチャネル構造を有する分析用デバイスがセットされる分析装置であって、分析用デバイスがセットされるターンテーブルとこのターンテーブルを回転駆動する第1のモータを有する第1の駆動手段と、前記ターンテーブルの接線方向に揺動自在に支持され前記第1の駆動手段に選択的に係合するレバーと前記レバーを揺動駆動して分析用デバイスに往復運動を与える第2のモータを有する第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段と第2の駆動手段が係合する位置と係合しない位置に相対移動させる第3の駆動手段と、前記第3の駆動手段によって前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合する位置に相対移動させる場合に、前記レバーを揺動させながら前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が接近するように前記第2のモータへの通電のタイミングをコントロールする制御手段とを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の分析装置は、請求項1において、第1の駆動手段の前記ターンテーブルの外周部に第1のギア部を形成し、第2の駆動手段の前記レバーの先端に前記第1のギア部に噛合する第2のギア部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の分析装置は、請求項1において、第1のモータがアウターロータ型モータであって、そのアウターロータの外周部に第1のギア部を形成し、第2の駆動手段の前記レバーの先端に前記第1のギア部に噛合する第2のギア部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の分析装置は、請求項1〜請求項3の何れかにおいて、前記制御手段を、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合する位置に相対移動させる場合の前記レバーの揺動周波数を第1の周波数:f1とし、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合してからの前記レバーの揺動周波数を第2の周波数:f2とした場合に、“ f1 < f2 ”に設定したことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の分析装置は、請求項1〜請求項4の何れかにおいて、前記制御手段を、前記第3の駆動手段によって前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合しない位置に相対移動させる場合に、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が離間するように前記第2のモータへ通電するタイミングには、回転を規制するよう前記第1の駆動手段の第1のモータへの通電状態をコントロールするよう構成したことを特徴とする。
この構成によれば、第1の駆動手段に第2の駆動手段を係合させることによって、第1の駆動手段にセットされている分析用デバイスに往復運動を与えるので、従来のように第1の駆動手段のモータを、同一回転方向に加減速あるいは正転、逆転して試料液と希釈液の混合攪拌を行う場合に比べて、短い時間であっても必要な加速度を得ることができる。さらに、制御手段が前記レバーを揺動させながら前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が接近するように前記第2のモータへの通電のタイミングをコントロールするので、第1の駆動手段と第2の駆動手段とが係合する際の衝撃を緩和し安定した係合状態を得ることができる。
以下に、本発明の分析装置の実施の形態を図1〜図14に基づいて説明する。
図8〜図10は分析用デバイスを示す。
図8(a)(b)は分析用デバイス1の保護キャップ2を閉じた状態と開いた状態を示している。図9は図8(a)における下側を上に向けた状態で分解した状態を示し、図10はその組立図を示している。
図8と図9に示すこの分析用デバイス1は、微細な凹凸形状を表面に有するマイクロチャネル構造が片面に形成されたベース基板3と、ベース基板3の表面を覆うカバー基板4と、希釈液を保持している希釈液容器5と、試料液飛散防止用の保護キャップ2とを合わせた4つの部品で構成されている。
ベース基板3とカバー基板4は、希釈液容器5などを内部にセットした状態で接合され、この接合されたものに保護キャップ2が取り付けられている。
ベース基板3の上面に形成されている数個の凹部の開口をカバー基板4で覆うことによって、複数の収容エリアとその収容エリアの間を接続するマイクロチャネル構造の流路などが形成されている。11は希釈液容器収容部、23は分離キャビティ、25a,25b,25c,25dは空気孔、28は溢流流路、29は溢流キャビティ、31はリファレンス測定チャンバー、33は毛細管キャビティ、34は連結流路、36は溢流キャビティ、37は毛細管流路、38は計量流路、40は測定チャンバー、41は連結流路である。
収容エリアのうちの必要なものには各種の分析に必要な試薬が予め担持されている。保護キャップ2の片側は、ベース基板3とカバー基板4に形成された軸6a,6bに係合して開閉できるように枢支されている。検査しようとする試料液が血液の場合、毛細管力の作用する前記マイクロチャネル構造の各流路の隙間は、50μm〜300μmに設定されている。
この分析用デバイス1を使用した分析工程の概要は、希釈液が予めセットされた分析用デバイス1に試料液を点着し、この試料液の少なくとも一部を前記希釈液で希釈した後に測定しようとするものである。
この分析用デバイス1を図5と図6に示す分析装置100のターンテーブル101にセットする。
ターンテーブル101の上面には溝102が形成されており、分析用デバイス1をターンテーブル101にセットした状態では分析用デバイス1のカバー基板4に形成された回転支持部15と保護キャップ2に形成された回転支持部16が溝102に係合してこれを収容している。
ターンテーブル101に分析用デバイス1をセットした後に、ターンテーブル101の回転させる前に分析装置のドア103を閉じると、セットされた分析用デバイス1は、ドア103の側に設けられた可動片104によって、ターンテーブル101の回転軸心上の位置がバネ105の付勢力でターンテーブル101の側に押さえられて、分析用デバイス1は、回転駆動手段106によって回転駆動されるターンテーブル101と一体に回転する。107はターンテーブル101の回転中の軸心を示している。
図7は分析装置100の構成を示す。
この分析装置100は、ターンテーブル101を回転させるための回転駆動手段106と、分析用デバイス1内の溶液を光学的に測定するための光学測定手段108と、ターンテーブル101の回転速度や回転方向および光学測定手段の測定タイミングなどを制御する制御手段109と、光学測定手段108によって得られた信号を処理し測定結果を演算するための演算部110と、演算部110で得られた結果を表示するための表示部111とで構成されている。
回転駆動手段106は、ターンテーブル101を介して分析用デバイス1を回転軸心107の回りに任意の方向に所定の回転速度で回転させるだけではなく、所定の停止位置で回転軸心107を中心に所定の振幅範囲、周期で左右に往復運動をさせて分析用デバイス1を揺動させることができるように構成されている。
光学測定手段108には、分析用デバイス1の測定部に特定の波長光をを照射するためのレーザー光源112(発光ダイオードでもよい)と、レーザー光源112から照射されたレーザー光のうち、分析用デバイス1を通過した透過光の光量を検出するフォトディテクタ113とを備えている。
分析用デバイス1をターンテーブル101によって回転駆動して、注入口13から内部に取り込んだ試料液を、注入口13よりも内周にある前記回転軸心107を中心に分析用デバイス1を回転させて発生する遠心力と、分析用デバイス1内に設けられた毛細管流路の毛細管力を用いて、分析用デバイス1の内部で溶液を移送していくよう構成されている。
図1〜図4は分析装置100における回転駆動手段106の詳細を示している。
セットされた分析用デバイス1に回転運動を与える第1の駆動手段71は、アウターロータ型の第1のモータ71aと、この第1のモータ71aの出力軸に取り付けられ前記分析用デバイス1がセットされる前記ターンテーブル101とで構成されている。ターンテーブル101の外周部には第1のギア部74が形成されている。
回転駆動手段106は、第1の駆動手段71の他に、所定の停止位置でターンテーブル101を、回転軸心107を中心に所定の振幅範囲、周期で左右に往復運動をさせるために、第1の駆動手段71に選択的に係合し分析用デバイス1に往復運動を与える第2の駆動手段72と、第1の駆動手段71と第2の駆動手段72が係合する位置(図1(b))と係合しない位置(図1(a))に相対移動させる第3の駆動手段73が設けられている。この実施の形態では、第1の駆動手段71に対して第2の駆動手段72が移動している。
第2の駆動手段72と第3の駆動手段73は、図2〜図4に示すように構成されている。
第1のモータ71aが取り付けられているシャーシ75には第2のモータ72aと第3のモータ73aなどが取り付けられている。シャーシ75に対して矢印76方向(図1(a),図2参照)にスライド自在に取り付けられた支持テーブル77には、支持軸78が取り付けられている。
支持軸78にはレバー79が枢支されている。レバー79の前記ターンテーブル101の側の一端には、ターンテーブル101の第1のギア部74に噛合できる第2のギア部80が形成されている。レバー79の他端には、凹部81が形成されている。凹部81には、第2のモータ72aの出力軸82に取り付けられた偏芯カム83が係合している。なお、図4はレバー79を支持軸78から取り外して図示した平面図である。
このように構成したため、第2のモータ72aに通電すると、偏芯カム83を介してレバー79が実線位置と仮想線位置に揺動する。
第3の駆動手段73は、シャーシ75に取り付けられた前記第3のモータ73aと、第3のモータ73aの出力軸84に取り付けられたウォーム85と、シャーシ75に回転自在に取り付けられ前記ウォーム85に噛合したウォームホイール86と、支持テーブル77に形成され前記ウォームホイール86に噛合するラック87とで構成されている。ウォームホイール86とラック87との間のバックラッシュが小さくなるように、支持テーブル77とシャーシ75の間には引っ張りコイルバネ88が介装されている。
このように構成したため、検出スイッチ91が図1(b)に示すように支持テーブル77を検出するまで第3のモータ73aに通電してウォームホイール86を矢印89方向(図1(a)参照)に回転させると、ラック87がウォームホイール86に噛合している支持テーブル77が、ターンテーブル101に接近するようスライドして、図1(b)に示すように、レバー79の第2のギア部80がターンテーブル101の第1のギア部74に噛合し、この状態で第2のモータ72aが通電状態に維持されると、ターンテーブル101の接線方向にレバー79によってターンテーブル101が揺動駆動されるので、第2のモータ72aの回転数を高くすることによって短い時間であっても分析用デバイス1内の微量の流体を攪拌するに十分な加速度を、短時間にして得ることができる。
混合攪拌の実行する場合の制御手段109から第1のモータ71a,第2のモータ72a,第3のモータ73aへの出力信号を、図11に示すように(a)(b)(c)とした場合、制御手段109は図12に示すように構成されている。
具体的には、第1のモータ71aが停止期間中に攪拌混合指示を検出した制御手段109は、第3のモータ73aへ通電して正転させるよりも先に、第2のモータ72aへの通電を開始する。これによってレバー79が偏芯カム83によってレバー79が実線位置と仮想線位置に揺動する。
第2のモータ72aへの通電を開始した後に制御手段109は、第3のモータ73aへ通電して正転させる。これによって、支持テーブル77がターンテーブル101に接近する。第3のモータ73aへの通電は、検出スイッチ91が図1(b)に示すように支持テーブル77を検出したタイミングに終了する。
このように、支持テーブル77がターンテーブル101に接近するときには、レバー79の先端の第2のギア80がターンテーブル101の接線方向に揺動しながらターンテーブル101の第1のギア部74に近づくため、第2のギア80の山部と第1のギア部74の山部が衝突したとしても、第2のギア80の前記揺動によって、第2のギア80の山部が第1のギア部74の谷部に確実に噛合させることができ、分析用デバイス1の安定した混合攪拌を実現できる。
なお、第1のギア部74と第2のギア部80とが係合する位置に移動させる場合の第2のモータ72aの回転数は、第1のギア部74と第2のギア部80とが係合してからの第2のモータ72aの回転数よりも低く設定されており、第1のギア部74と第2のギア部80とが係合する位置に移動させる場合のレバー79の揺動周波数を第1の周波数:f1とし、第1のギア部74と第2のギア部80とが係合してからのレバー79の揺動周波数を第2の周波数:f2とした場合に、“ f1 < f2 ”に設定されている。
図1(b)に示す状態から図1(a)に示すように第2のギア80を第1のギア74から離間させる動作は、制御手段109が第1のモータ71aのロータの回転を図12〜図14にして規制した状態で実施されている。
図13は第1のモータ71aがアウターロータ型3相ブラシレスモータの場合の概略の結線を示している。第1のモータ71aは、N極とS極の2極に着磁されたロータ2を備える。
また、第1のモータ71aは、駆動コイルU,V,W5が捲回されたステータ125を備えている。駆動コイルU,V,WはY結線されており、ステータの3つの突極部にそれぞれ巻回されている。3つの突極部は、120°間隔で配置されている。
また、ホール素子A、B、Cはそれぞれ、駆動コイルU,V,Wから60度ずつずれた位置に配置されており、対向するロータ124の磁石界磁の極性(N極かS極か)を検出し、その検出している極性に相応したレベルの信号を発生する。具体的には、N極を検知したときに「H」レベルの信号を発生し、S極を検知したときに「L」レベルの信号を発生する。コントローラ120はロータポジションディテクタ121とパワードライバ122からなる。
ロータポジションディテクタ121は、マイクロコンピュータ123から通常の回転指令が与えられているときには、第1のモータ71aのホール素子A,B,Cの出力パターンに応じて、駆動コイルU,V,Wの6つの極性パターンのいずれかに対応する駆動信号パターンを生成している。
ロータポジションディテクタ121が生成する駆動信号パターンはロータ124を回転させるために進角されており、駆動コイルU,V,Wには進角された回転磁界が発生する。したがって、第1のモータ71aのロータ124は、通常回転時は、進角回転磁界により回転される。
パワードライバ122は、ロータポジションディテクタ121により生成される駆動信号パターンに応じた通電パターンの励磁電流を駆動コイルU,V,Wに流す。具体的には、パワードライバ122は、ロータポジションディテクタ121により生成される駆動信号パターンに応じてスイッチング素子のオン/オフを切り替えて、第1のモータ71aのステータの励磁相を切り替える。すなわち、ロータポジションディテクタ121により生成される駆動信号パターンに従って決定した2相の駆動コイルに正電位と負電位をそれぞれ印加し、その2相の駆動コイルに励磁電流を流す。
図14(i)〜(vi)は駆動コイルU,V,Wの6つの極性パターンとロータ124の位置の関係を示す。駆動コイルU,V,Wは、正電位が印加されるとN極に着磁し、負電位が印加されるとS極に着磁するように巻かれており、ここでは、正電位が印加される+極の相、負電位が印加される−極の相、および励磁電流を流さない相が確定すれば、ロータ124の位置が、ロータ124の1回転のうちの一箇所に確定する。つまり、励磁電流により着磁した相とロータ124の永久磁石のそれぞれのN極とS極が引き合って、釣り合いがとれてロータ124の位置が確定する。また、ホール素子A,B,Cの出力パターンからロータ124の現在位置を検出できる。
図12に示した第2のモータ72aへの通電時には、第1のモータ71aの何れの駆動コイルU,V,Wへも励磁電流が流されていない状態になっており、ロータ124とターンテーブル101はレバー79の揺動によって左右に混合攪拌されている。
さらに、制御手段109は、第3のモータ73aを逆転させて第2のギア部80を第1のギア部74から切り離す際には、マイクロコンピュータ123がホール素子A,B,Cの出力パターンからロータ124の現在位置を検出して、駆動コイルU,V,Wのうちの適切な2相に励磁電流が通電することによって、ターンテーブル101と分析用デバイス1とが、図12に示した(i)〜(vi)の最寄りの何れかの状態でロックするように構成されており、第2のギア部80を第1のギア部74から切り離す際に分析用デバイス1の内部の試料液などの液体が、所定の位置から移動してしまうような事態を回避できる。
或いは、制御手段109は、第3のモータ73aを正転させて第2のギア部80を第1のギア部74に係合する前に、マイクロコンピュータ123がホール素子A,B,Cの出力パターンを記憶しておくことによりロータ124の現在位置を記憶しておき、第3のモータ73aを逆転させて第2のギア部80を第1のギア部74から切り離す際には、記憶しておいたホール素子A,B,Cの出力パターンと同様のパターンとなるように、駆動コイルU,V,Wのうちの適切な2相に励磁電流が通電することによって、分析用デバイス1の位置が混合攪拌動作の前後で変わらないため、分析用デバイス1の内部の試料液などの液体が、所定の位置から移動してしまうような事態を回避できる。
なお、上記の実施の形態ではターンテーブル101に対して第2の駆動手段72のレバー79を接近させたが、第2の駆動手段72のレバー79に対してターンテーブル101を接近させて第1,第2のギア部74,80を噛合させて攪拌揺動したり、第1の駆動手段71のターンテーブル101と、第2の駆動手段72のレバー79とを互いに接近させて第1,第2のギア部74,80を噛合させて分析用デバイス1を攪拌揺動することもでき、第3の駆動手段73によってレバー79とターンテーブル101が係合する位置と係合しない位置に、第1の駆動手段71と第2の駆動手段72を相対移動させることによって実現できると言える。
なお、上記の各実施の形態ではターンテーブル101の第1のギア部74とレバー79の第2のギア部80との係合によって分析用デバイス1を攪拌揺動させたが、レバー79に第2のギア部80を設けずに、ターンテーブル101の第1のギア部74にレバー79の一端にも受けられた摩擦を有する部材を当接させて、ターンテーブル101とレバー79とを係合するように構成しても実現できる。
上記の各実施の形態では、ターンテーブル101に設けた第1のギア部74に第2の駆動手段72が係合して駆動するように構成したが、第1のモータ71aのアウターロータ90の外周部に第1のギア部74を形成し、これに第2の駆動手段72の第2のギア部80が噛合したり、または揺動駆動される第2の駆動手段72が第1のモータ71aのアウターロータ90の外周部に当接して分析用デバイス1を回転軸心107を中心に所定の振幅範囲、周期で左右に往復運動をさせることもできる。
本発明は、生物などから採取した液体の成分分析に使用する分析用デバイスの混合攪拌を短時間で行うことができ、分析精度を維持して分析効率の向上に寄与する。
本発明の実施の形態の分析装置の回転駆動手段の第1の駆動手段と第2の駆動手段との係合が解除された状態の平面図と、第1の駆動手段と第2の駆動手段が係合した状態の平面図 同実施の形態の回転駆動手段の斜視図 同実施の形態の回転駆動手段の側面図 同実施の形態の第2の駆動手段のレバーを取り外した状態の平面図 同実施の形態の分析装置のドアを開放した状態の斜視図 分析用デバイスを分析装置にセットした状態の要部断面図 同実施の形態の分析装置のブロック図 本発明の実施の形態の分析用デバイスの保護キャップを閉じた状態と開いた状態の外観斜視図 同実施の形態の分析用デバイスの分解斜視図 保護キャップを閉じた状態の分析用デバイスを背面から見た斜視図 同実施の形態の制御手段と第1〜第3のモータの接続図 同実施の形態の制御手段の出力信号の波形図 同実施の形態の制御手段と第1のモータとの詳細な接続図 同実施の形態の第1のモータの回転駆動状態の説明図 特許文献1の分析用デバイスの一部切り欠き斜視図
符号の説明
1 分析用デバイス
2 保護キャップ
3 ベース基板
4 カバー基板
5 希釈液容器
6a,6b 軸
11 希釈液容器収容部
13 注入口
15,16 回転支持部
23 分離キャビティ
25a,25b,25c,25d 空気孔
28 溢流流路
29 溢流キャビティ
31 リファレンス測定チャンバー
33 毛細管キャビティ
34 連結流路
36 溢流キャビティ
37 毛細管流路
38 計量流路
40 測定チャンバー
41 連結流路
71 第1の駆動手段
71a 第1のモータ
72 第2の駆動手段
72a 第2のモータ
73 第3の駆動手段
73a 第3のモータ
74 第1のギア部
75 シャーシ
76 支持テーブル77のスライド方向
77 支持テーブル
78 支持軸
79 レバー
80 第2のギア部
81 凹部
82 第2のモータ72aの出力軸
83 偏芯カム
84 第3のモータ73aの出力軸
85 ウォーム
86 ウォームホイール
87 ラック
88 引っ張りコイルバネ
90 第1のモータ71aのアウターロータ
91 検出スイッチ
100 分析装置
101 ターンテーブル
102 溝
103 ドア
104 可動片
105 バネ
106 回転駆動手段
107 回転軸心
108 光学測定手段
109 制御手段
110 演算部
111 表示部
112 レーザー光源
113 フォトディテクタ
120 コントローラ
121 ローターポジションティテクタ
122 パワードライバ
123 マイクロコンピュータ
124 ロータ
125 ステータ
A,B,C ホール素子
U,V,W 駆動コイル

Claims (5)

  1. 遠心力によって試料液を測定チャンバーに向かって移送するマイクロチャネル構造を有する分析用デバイスがセットされる分析装置であって、
    分析用デバイスがセットされるターンテーブルとこのターンテーブルを回転駆動する第1のモータを有する第1の駆動手段と、
    前記ターンテーブルの接線方向に揺動自在に支持され前記第1の駆動手段に選択的に係合するレバーと前記レバーを揺動駆動して分析用デバイスに往復運動を与える第2のモータを有する第2の駆動手段と、
    前記第1の駆動手段と第2の駆動手段が係合する位置と係合しない位置に相対移動させる第3の駆動手段と、
    前記第3の駆動手段によって前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合する位置に相対移動させる場合に、前記レバーを揺動させながら前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が接近するように前記第2のモータへの通電のタイミングをコントロールする制御手段とを設けた
    分析装置。
  2. 第1の駆動手段の前記ターンテーブルの外周部に第1のギア部を形成し、
    第2の駆動手段の前記レバーの先端に前記第1のギア部に噛合する第2のギア部を形成した
    請求項1記載の分析装置。
  3. 第1のモータがアウターロータ型モータであって、そのアウターロータの外周部に第1のギア部を形成し、
    第2の駆動手段の前記レバーの先端に前記第1のギア部に噛合する第2のギア部を形成した請求項1記載の分析装置。
  4. 前記制御手段を、
    前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合する位置に相対移動させる場合の前記レバーの揺動周波数を第1の周波数:f1とし、
    前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合してからの前記レバーの揺動周波数を第2の周波数:f2とした場合に、
    “ f1 < f2 ”
    に設定した
    請求項1〜請求項3の何れかに記載の分析装置。
  5. 制御手段を、
    前記第3の駆動手段によって前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が係合しない位置に相対移動させる場合に、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が離間するように前記第2のモータへ通電するタイミングには、回転を規制するよう前記第1の駆動手段の第1のモータへの通電状態をコントロールするよう構成した
    請求項1〜請求項4の何れかに記載の分析装置。
JP2007335426A 2007-12-10 2007-12-27 分析装置 Active JP4808701B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335426A JP4808701B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 分析装置
US12/747,348 US8858881B2 (en) 2007-12-10 2008-12-04 Driving apparatus for analyzing apparatus
CN2008801100368A CN101809448B (zh) 2007-12-10 2008-12-04 分析装置
EP08859590.5A EP2233928B1 (en) 2007-12-10 2008-12-04 Analyzing apparatus
CN201210413914.1A CN103076460B (zh) 2007-12-10 2008-12-04 分析装置
PCT/JP2008/003585 WO2009075076A1 (ja) 2007-12-10 2008-12-04 分析装置
US14/459,992 US9172315B2 (en) 2007-12-10 2014-08-14 Driving apparatus for analyzing apparatus
US14/459,997 US9515582B2 (en) 2007-12-10 2014-08-14 Driving apparatus for analyzing apparatus
US14/459,994 US9281766B2 (en) 2007-12-10 2014-08-14 Driving apparatus for analyzing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335426A JP4808701B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009156717A JP2009156717A (ja) 2009-07-16
JP4808701B2 true JP4808701B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=40960894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335426A Active JP4808701B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-27 分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4808701B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011075667A2 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Abbott Point Of Care, Inc. Biologic fluid analysis cartridge
EP2835178B1 (en) 2013-08-06 2017-04-12 Yantai AusBio Laboratories Co., Ltd. Centrifuge and method for centrifuging a reaction vessel unit
JP6588908B2 (ja) 2014-06-30 2019-10-09 Phcホールディングス株式会社 試料分析用基板、試料分析装置、試料分析システムおよび試料分析システム用プログラム
US10520521B2 (en) 2014-06-30 2019-12-31 Phc Holdings Corporation Substrate for sample analysis, sample analysis device, sample analysis system, and program for sample analysis system
US10539582B2 (en) 2014-06-30 2020-01-21 Phc Holdings Corporation Substrate for sample analysis, sample analysis device, sample analysis system, and method for removing liquid from liquid that contains magnetic particles
JP6548645B2 (ja) 2014-06-30 2019-07-24 Phcホールディングス株式会社 試料分析用基板および試料分析装置
EP3232203B1 (en) 2014-12-12 2022-02-02 PHC Holdings Corporation Substrate for sample analysis, sample analysis device, sample analysis system, and program for sample analysis system

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110491A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Ushio Inc マイクロチップ用遠心分離装置
JP4403954B2 (ja) * 2004-11-24 2010-01-27 パナソニック株式会社 攪拌装置とこれを用いた攪拌方法
JP4808699B2 (ja) * 2007-12-10 2011-11-02 パナソニック株式会社 分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009156717A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4808701B2 (ja) 分析装置
US9172315B2 (en) Driving apparatus for analyzing apparatus
JP4912096B2 (ja) マイクロチップ検査装置
JP4901333B2 (ja) マイクロチップ検査装置
JP4808699B2 (ja) 分析装置
JP5041153B2 (ja) 分離装置
JP2006110523A (ja) 化学反応装置
EP3226000B1 (en) Rotating device
JP5174627B2 (ja) 分析装置
JP2009075067A (ja) 遠心力付与装置及び検体液分析装置
JP2009058409A (ja) 遠心力付与装置及び検体液分析装置
JP6245848B2 (ja) 自動分析装置
JP2009058408A (ja) 遠心力付与装置及び検体液分析装置
JP2011052962A (ja) 分析装置
JP2009109410A (ja) 検体液分析装置
JP2009058417A (ja) 遠心力付与装置及び検体液分析装置
JP2009058407A (ja) 検体液分析装置
JPH0233158Y2 (ja)
JP2009133817A (ja) 検体液分析装置
JP2009133816A (ja) 遠心力付与装置および検体液分析装置
JP2009058410A (ja) 遠心力付与装置及び検体液分析装置
JP2010122020A (ja) 分析用デバイス駆動装置
JP2010236990A (ja) 分析装置
JP2009058422A (ja) 遠心力付与装置及び検体液分析装置
JP2009058418A (ja) 遠心力付与装置及び検体液分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110817

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4808701

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250