JP4804197B2 - 蛍光およびリン光を同時発光する有機化合物とそれを有する有機発光素子 - Google Patents

蛍光およびリン光を同時発光する有機化合物とそれを有する有機発光素子 Download PDF

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本発明の目的は、新規な蛍光およびリン光を同時に発光する有機化合物を提供することにある。
有機発光素子は、陽極と陰極間に蛍光性有機化合物またはリン光性有機化合物を含む薄膜を挟持させた素子である。そして各電極から電子およびホール(正孔)を注入することにより、蛍光性化合物またはリン光性化合物の励起子を生成させ、この励起子が基底状態にもどる際に放射される光を利用する素子である。
1987年コダック社の研究(非特許文献1)は、陽極にITO、陰極にマグネシウム銀の合金をそれぞれ用い、電子輸送材料および発光材料としてアルミニウムキノリノール錯体を用いホール輸送材料にトリフェニルアミン誘導体を用いた機能分離型2層構成の素子を開示している。この素子で、10V程度の印加電圧において1000cd/m程度の発光が報告されている。
関連の特許としては,特許文献1乃至3が挙げられる。
また、蛍光性有機化合物の種類を変えることにより、紫外から赤外までの発光が可能であり、最近では様々な化合物の研究が活発に行われている(特許文献4乃至11)。
さらに、上記のような低分子材料を用いた有機発光素子の他にも、共役系高分子を用いた有機発光素子が、ケンブリッジ大学のグループ(非特許文献2)により報告されている。この報告ではポリフェニレンビニレン(PPV)を塗工系で成膜することにより、単層で発光を確認している。このような共役系高分子を用いた有機発光素子の関連特許としては、特許文献12乃至16が挙げられる。
一方、リン光性化合物を発光材料として用い、三重項励起状態のエネルギーをEL発光に用いる検討が多くなされている。NTTのグループはベンゾフェノンを発光材料として用いた有機発光素子で、常温においても三重項励起状態からのEL発光を観測している(非特許文献3)。プリンストン大学のグループにより、白金錯体およびイリジウム錯体を発光材料として用いた有機発光素子が、常温において高い発光効率を示すことが報告されている(非特許文献4、非特許文献5)。このような遷移元素を含有するリン光性化合物を発光材料として用いた有機発光素子の関連特許としては、特許文献17,18が挙げられる。
これら白金およびイリジウムのような重原子を含む有機化合物では、スピン軌道相互作用が誘起され三重項励起状態から一重項基底状態への輻射遷移過程が促進されリン光が観測される。そして同時に一重項励起状態から三重項励起状態への無輻射遷移過程も促進され蛍光の観測が非常に困難になる。そのため、前記の白金錯体およびイリジウム錯体(非特許文献4、非特許文献5)では蛍光は観測されていない。
蛍光とリン光を同時に発光するものに関しては、非特許文献6,7に記載されている有機金属錯体ぐらいしか知られていない。
前記非特許文献6では、ポリフルオレンが直接配位子に結合したイリジウム錯体を用いて蛍光とリン光を同時発光の観測に成功している。このイリジウム錯体に関しては以下の2つの問題点が挙げられる。
1.蛍光とリン光を同時に発光させるためにフルオレンの重合度が10以上必要であり、そのため配位子の構造が制限され、また合成も煩雑になる。
2.蛍光およびリン光を同時発光する材料のリン光スペクトルはフルオレンが結合していない材料のリン光スペクトルに対してレッドシフトしており、カラーコントロールが難しくなる。
前記非特許文献7では、8−キノリノラト陰イオン誘導体を1つ配位子にもつオスミウム錯体を用いて蛍光とリン光を同時発光の観測に成功している。この材料では中心金属が極めて限られるなど問題点が多い。
これまで多種多様な蛍光性またはリン光性の発光材料が研究開発されてきた。しかし、一分子中に蛍光発光部位とリン光発光部位の両方を持ち、両部位が非共役性の連結基で連結されていることを特徴とする蛍光およびリン光を同時発光する有機化合物およびこれを使用した有機電界発光素子は、まだ知られていない。
米国特許4、539、507号明細書 米国特許4,720,432号明細書 米国特許4,885,211号明細書 米国特許5,151,629号明細書 米国特許5,409,783号明細書 米国特許5,382,477号明細書 特開平2−247278号公報 特開平3−255190号公報 特開平5−202356号公報 特開平9−202878号公報 特開平9−227576号公報 米国特許5,247,190号明細書 米国特許5,514,878号明細書 米国特許5,672,678号明細書 特開平4−145192号公報 特開平5−247460号公報 米国特許6,303,238号明細書 米国特許6,579,632号明細書 Appl.Phys.Lett.51,913(1987) Nature,347,539(1990) Appl.Phys.Lett.69、224(1996) Nature,395,151(1998) Appl.Phys.Lett.75,4(1999) J.Am.Chem.Soc.126,7041(2004) Inorg.Chem.44,4594(2005)
本発明の目的は、新規な蛍光およびリン光を同時に発光する有機化合物を提供することにある。
また本発明の目的は、新規な蛍光およびリン光を同時に発光する有機化合物を用いた有機発光素子を提供することにある。
よって本発明は、
一分子中に蛍光発光部位とリン光発光部位の両方を持ち、両部位が非共役性の連結基で連結され、−30℃以上100℃以下のいづれかの温度において蛍光およびリン光を同時発光することを特徴とする有機化合物を提供する。
本発明により新規な蛍光およびリン光を同時に発光する化合物が提供できた。
また、本発明の蛍光およびリン光を同時に発光する化合物を発光材料として用いることにより、蛍光およびリン光を同時に発光する有機発光素子が提供できた。
本発明の蛍光およびリン光を同時に発光する化合物は、有機発光素子の有機化合物を含む層、特に発光層として有用である。
次に、本発明の有機発光素子について詳細に説明する。
本発明の有機化合物は、リン光発光部位と蛍光発光部位を非共役性の連結基で連結している。それによりリン光発光部位に含まれる三重項状態と一重項状態間の無輻射遷移過程を誘起する重原子、C=0、窒素原子を含む複素芳香族環などの蛍光発光部位への影響を抑制し、蛍光およびリン光の同時発光を可能にしている。
有機発光材料はパイ電子を持っており、このパイ電子が発光スペクトルなどの諸物性に大きく関与している。そのため、異なる有機発光材料を単結合またはパイ電子供与性の連結基で結合すると、それぞれのパイ電子同士が相互作用し、発光スペクトルや発光寿命に変化などが生じる。特に、蛍光材料とリン光材料を単結合または共役性の連結基で結合した場合は、リン光材料部分(リン光発光部位)に含まれる三重項状態と一重項状態間の無輻射遷移過程を誘起する因子、例えば重原子、C=0、窒素原子を含む複素芳香族環が、パイ電子を通し蛍光材料部分(蛍光発光部位)に影響が及ぶ。その結果、発光スペクトルの変化および蛍光収率に著しい減少がみられる。
ところで、二種の有機発光材料を−0−、−S−、−P−、N(−)−、−Si(−)(−)−、シクロアルキレン、メチレン基などのアルキレン基などパイ電子を持たない非共役性の連結基により結合させた場合を考える。連結基がパイ電子を持たないため、それぞれの有機発光材料のパイ電子同士は相互作用が困難になり、ニ種それぞれの発光が同時に観測されると考えられる。すなわち、蛍光発光部位とリン光発光部位を非共役性の連結基により結合させた場合、蛍光とリン光が同時発光すると考えられる。ここで連結基が、主鎖中に少なくとも1つの上記のパイ電子を持たない非共役性の基を含んでいれば、連結基の主鎖にパイ電子を含む基を含んでいてもかまわない。
また、三重項励起状態の閉じ込め効果から、リン光発光部位の三重項最低励起状態のエネルギー準位が、蛍光発光部位の三重項最低励起状態のエネルギー準位より高い方がよい。
これまでの蛍光およびリン光を同時発光する有機化合物には以下のような問題がある。
1.蛍光部位は重合度10以上のポリマーにする必要があり、そのため配位子の構造が制限され、配位子の合成も煩雑になる。
2.中心金属元素が極端に限定される。
3.カラーコントロールが難しい。
これに対して、本発明の新規な蛍光およびリン光を同時発光する有機化合物は、リン光発光可能な全ての有機化合物に応用可能である。
また、蛍光発光部位も原理的には蛍光性単量体1個から可能であり、様々な構造の配位子が利用可能で、また合成も容易である。
本発明の新規な蛍光およびリン光を同時発光する有機化合物の蛍光部位およびリン光部位の代表例を以下に挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0004804197
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本発明のリン光発光部位および蛍光発光部位が非共役性の連結基と結合する部位は特に制限されない。
蛍光発光部位とリン光発光部位が非共役性の連結基により連結された蛍光およびリン光を同時発光する有機化合物の代表例を以下に挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0004804197
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本発明の有機発光素子は、陽極及び陰極からなる一対の電極と、該一対の電極間に狭持された一または複数の有機化合物を含む層を少なくとも有する有機発光素子において、前記有機化合物を含む層の少なくとも一層が、蛍光およびリン光を同時に発光する化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とする。
本発明の有機発光素子は、有機化合物を含む層のうち少なくとも発光層が蛍光およびリン光を同時に発光する化合物の少なくとも一種を含有することが好ましい。
本発明の有機発光素子においては、新規な蛍光/リン光発光性の有機金属錯体を真空蒸着法や溶液塗布法により陽極及び陰極の間に形成する。その有機層の厚みは10μmより薄く、好ましくは0.5μm以下、より好ましくは0.01以上0.5μm以下の厚みに薄膜化することが好ましい。
図1乃至図7に本発明の有機発光素子の好ましい例を示す。
図1は本発明の有機発光素子の一例を示す断面図である。図1は基板1上に陽極2、発光層3及び陰極4を順次設けた構成のものである。ここで使用する発光素子はそれ自体でホール輸送能、エレクトロン輸送能及び発光性の性能を単一で有している場合や、それぞれの特性を有する化合物を混ぜて使う場合に有用である。
図2は本発明の有機発光素子における他の例を示す断面図である。図2は基板1上に陽極2、ホール輸送層5、電子輸送層6及び陰極4を順次設けた構成のものである。この場合は発光物質はホール輸送性かあるいは電子輸送性のいづれかあるいは両方の機能を有している材料をそれぞれの層に用い、発光性の無い単なるホール輸送物質あるいは電子輸送物質と組み合わせて用いる場合に有用である。また、この場合発光層3はホール輸送層5あるいは電子輸送層6のいづれかから成る。
図3は本発明の有機発光素子における他の例を示す断面図である。図3は基板1上に陽極2、ホール注入層7、発光層3及び陰極4を順次設けた構成のものである。この場合は発光層はホール輸送性かあるいは電子輸送性のいづれかあるいは両方の機能を有している材料に発光性のある材料を混ぜて使用する場合に有用である。
図4は本発明の有機発光素子における他の例を示す断面図である。図3は基板1上に陽極2、ホール輸送層5、発光層3,電子輸送層6及び陰極4を順次設けた構成のものである。これはキャリヤ輸送と発光の機能を分離したものである。そしてホール輸送性、電子輸送性、発光性の各特性を有した化合物と適時組み合わせて用いられ極めて材料選択の自由度が増すとともに、発光波長を異にする種々の化合物が使用できるため、発光色相の多様化が可能になる。
さらに、中央の発光層に各キャリヤあるいは励起子を有効に閉じこめて発光効率の向上を図ることも可能になる。
図5は本発明の有機発光素子における他の例を示す断面図である。図4は図3に対してホール注入層7を陽極側に挿入した構成であり、陽極とホール輸送層の密着性改善あるいはホールの注入性改善に効果があり、低電圧化に効果的である。
図6および図7は本発明の有機発光素子における他の例を示す断面図である。図6および図7は、図4および図5に対してホールあるいは励起子(エキシトン)を陰極側に抜けることを阻害する層(ホールブロッキング層8)を、発光層、電子輸送層間に挿入した構成である。イオン化ポテンシャルの非常に高い化合物をホールブロッキング層8として用いる事により、発光効率の向上に効果的な構成である。
ただし、図1乃至図7はあくまでごく基本的な素子構成であり、本発明の化合物を用いた有機発光素子の構成はこれらに限定されるものではない。例えば、電極と有機層界面に絶縁性層を設ける、接着層あるいは干渉層を設ける。ホール輸送層がイオン化ポテンシャルの異なる2層から構成される。など多様な層構成をとることができる。
本発明に用いられる蛍光/リン光発光性の有機化合物は、図1乃至図7のいずれの形態でも使用することができる。
本発明は、発光層の構成成分として、蛍光およびリン光を同時に発光する有機化合物を用いるものである。そして上記の蛍光発光部位やリン光発光部位をもつ発光材料や以下の化合物例にある発光材料などこれまで知られている発光材料と必要に応じて一緒に使用することもできる。また、これまで知られているホール輸送性化合物、発光性化合物あるいは電子輸送性化合物などを必要に応じて一緒に使用することもできる。
以下にこれらの化合物例を挙げる。
Figure 0004804197
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本発明の有機発光素子において、蛍光/リン光発光性の有機化合物を含有する層および他の有機化合物を含有する層は、一般には真空蒸着法あるいは、適当な溶媒に溶解させて塗布法により薄膜を形成する。特に塗布法で成膜する場合は、適当な結着樹脂と組み合わせて膜を形成することもできる。
上記結着樹脂としては広範囲な結着性樹脂より選択でき、たとえばポリビニルカルバゾール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、尿素樹脂等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらは単独または共重合体ポリマーとして1種または2種以上混合してもよい。
陽極材料としては仕事関数がなるべく大きなものがよく、例えば、金、白金、ニッケル、パラジウム、コバルト、セレン、バナジウム等の金属単体あるいはこれらの合金、酸化錫、酸化亜鉛、酸化錫インジウム(ITO),酸化亜鉛インジウム等の金属酸化物が使用できる。また、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリフェニレンスルフィド等の導電性ポリマーも使用できる。これらの電極物質は単独で用いてもよく、複数併用することもできる。
一方、陰極材料としては仕事関数の小さなものがよく、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、インジウム、銀、鉛、錫、クロム等の金属単体あるいは複数の合金として用いることができる。酸化錫インジウム(ITO)等の金属酸化の利用も可能である。また、陰極は一層構成でもよく、多層構成をとることもできる。
本発明で用いる基板としては、特に限定するものではないが、金属製基板、セラミックス製基板等の不透明性基板、ガラス、石英、プラスチックシート等の透明性基板が用いられる。また、基板にカラーフィルター膜、蛍光色変換フィルター膜、誘電体反射膜などを用いて発色光をコントロールする事も可能である。
なお、作成した素子に対して、酸素や水分等との接触を防止する目的で保護層あるいは封止層を設けることもできる。保護層としては、ダイヤモンド薄膜、金属酸化物、金属窒化物等の無機材料膜、フッソ樹脂、ポリパラキシレン、ポリエチレン、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂等の高分子膜さらには、光硬化性樹脂等が挙げられる。また、ガラス、気体不透過性フィルム、金属などをカバーし、適当な封止樹脂により素子自体をパッケージングすることもできる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例で用いた金属錯体化合物を以下に示す。なお、化合物Iは上述した本発明の具体例における化合物(E103)であり、化合物II、化合物IIIまたは化合物IVはそれぞれ化合物(E105)、(E110)または(E111)と同様の構造である。
Figure 0004804197
化合物Iは中心金属と直接結合する部分構造に対して、連結基を介して蛍光発光部位が導入された金属錯体であり、化合物IIは蛍光発光部位の導入位置が該化合物Iとは異なる。即ち中心金属に配位する部分構造に対して導入されている。化合物IIIまたは化合物IVは補助リガンド中に連結基を介して蛍光発光部位が導入された金属錯体であり、やはり連結個所が異なる。
<実施例1(化合物Iの合成)>
スキーム1に従い本発明の化合物I(スキーム1中の(A6))を合成した。
Figure 0004804197
[A3の合成]
フルオレン誘導体(A1)5.0g、ブロモベンゼン誘導体(A2)1.6g、テトラキストリフェニルフォスフィンパラジウム0.1g、2M−炭酸ナトリウム水溶液10ml、エタノール10ml、トルエン30mlを200mlのナスフラスコに入れ、窒素気流下6時間、加熱還流下で攪拌を行った。反応溶液を冷水100mlに注ぎ、トルエンを50ml加えて分液を行い有機層を単離後、濃縮を行った。得られた固形物をシリカゲルカラム(溶離液:トルエン)で精製し、ヘキサンで再結晶して化合物(A3)の結晶54.2g(収率72.2%)を得た。
[A5の合成]
化合物(A3)4.0g、フェニルピリジン誘導体(A4)1g、炭酸カリウム1.2g、アセトン80mlを200mlのナスフラスコに入れ、窒素気流下48時間攪拌を行った。反応溶液に水100mlに注ぎ、トルエンを50ml加えて分液を行い有機層を単離後、濃縮を行った。得られた固形物をシリカゲルカラム(溶離液:ヘプタン/酢酸エチル=5/1)で精製し、メタノールで再結晶して化合物(A5)の結晶3.7g(収率84.1%)を得た。
[A6の合成(本発明の化合物Iの合成)]
200mlの3つ口フラスコにイリジウム(III)・3水和物0.71g、化合物(A5)4.8g、エトキシエタノ−ル90mlと水30mlを入れ、窒素気流下室温で30分攪拌し、その後8時間還流攪拌した。反応物を室温まで冷却し、水100mlを投入して析出した固体を濾取水洗後、エタノ−ルで洗浄した。室温で減圧乾燥し、茶色固体4.1gを得た。次いで、得られた赤色固体の全量4.1g、エトキシエタノ−ル100ml、アセチルアセトン0.28mlを3つ口フラスコに投入し、炭酸ナトリウム1gを入れ、窒素気流下室温で1時間攪拌し、その後7時間還流攪拌した。反応物を氷冷し、水100mlを投入して析出した固体を濾取水洗した。この固体に対してエタノール洗浄を繰り返し、トルエン−メタノールで再沈殿させ、茶褐色固体3.5gを得た。次に、得られた赤色固体の全量3.5g、化合物(A5)3.0g、グリセロ−ル50mlを入れ、100mlの3つ口フラスコに窒素気流下180℃付近で8時間加熱攪拌した。反応物を室温まで冷却して水100mlを投入し、析出した沈殿物を濾取・水洗した。この沈殿物をトルエン溶離液としたシリカゲルカラムクロマトで精製し、本発明の化合物I(スキーム1中の(A6))の赤色粉末0.8g(収率17.5%)を得た。
[化合物Iの物性評価]
化合物Iのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光発光部位であるオリゴフルオレン由来の発光ピーク405nmと、リン光発光部位由来の発光ピーク517nmの両方が確認できた。
<実施例2(化合物IIの合成)>
スキーム2に従い本発明の化合物II(スキーム2中の(B3))を合成した。
Figure 0004804197
[B2の合成]
前記化合物(A3)3.2g、フェニルピリジン誘導体(A4)0.8g、炭酸カリウム1.0g、アセトン80mlを200mlのナスフラスコに入れ、窒素気流下48時間攪拌を行った。反応溶液に水100mlに注ぎ、トルエンを50ml加えて分液を行い有機層を単離後、濃縮を行った。得られた固形物をシリカゲルカラム(溶離液:ヘプタン/酢酸エチル=5/1)で精製し、メタノールで再結晶して化合物(B2)の結晶2.8g(収率80.0%)を得た。
[B3の合成(本発明の化合物IIの合成)]
リガンドとして化合物(B2)を使用する以外は、化合物(A6)を合成する方法と同様に行い、本発明の化合物II(スキーム1中の(B3))の赤色粉末0.7g(収率16.8%)を得た。
[化合物IIの物性評価]
化合物IIのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光発光部位であるオリゴフルオレン由来の発光ピーク405nmと、リン光発光部位由来の発光ピーク517nmの両方が確認できた。
<実施例3(化合物IIIの合成)>
スキーム3に従い本発明の化合物III(スキーム3中の(C3))を合成した。
Figure 0004804197
[C5の合成]
アルゴン気流下中、50ml3つ口ナスフラスコにテトラキストリフェニルフォスフィン0.01g、ジメトキシエタン5ml、フルオレン誘導体(C2)1.0gを入れ約10分攪拌し、白濁した溶液の中にフェニルボロン酸誘導体(C1)0.2gと1M炭酸ナトリウム水溶液2.5mlを加え、還流状態で4時間攪拌した。溶媒除去後、カラムコロマトグラム(展開溶媒 酢酸エチル/ヘキサン=1/20)で精製した後、メタノール洗浄を繰り返して白色固体の化合物(C3)0.7g(収率67.0%)を得た。次いで、アルゴン気流下中、50ml3つ口ナスフラスコに合成した化合物(C3)0.5g、ジクロロメタン3mlを加え、そこにBBr0.2gを入れ、室温で約20時間攪拌した。反応終了後、水20mlを加え分液操作により有機層を分取して溶媒を除去して未精製の白色固体(0.48g、収率98.0%)を得た後、100ml3つ口ナスフラスコに、未精製の白色固体の全量(0.48g)と、アルコール10ml、2,2,6−トリメチルジオキシン−4−オンの過剰量約0.2g、キシレン10mlおよび濃硫酸を数滴を加え、外温を150℃にし還流状態で攪拌した。溶媒除去後、カラムコロマトグラム(展開溶媒 ヘプタン/酢酸エチル=5/1)で精製した後、メタノール洗浄を繰り返して白色固体の化合物(C5)を0.3g(収率61.5%)を得た。
[C7の合成(本発明の化合物IIIの合成)]
200mlの3つ口フラスコにイリジウム(III)・3水和物0.5g、化合物(C5)3.0g、エトキシエタノ−ル70mlと水20mlを入れ、窒素気流下室温で30分攪拌し、その後8時間還流攪拌した。反応物を室温まで冷却し、水100mlを投入して析出した固体を濾取水洗後、エタノ−ルで洗浄した。室温で減圧乾燥し、茶色固体2.5gを得た。次いで、得られた赤色固体の全量2.5g、エトキシエタノ−ル100ml、アセチルアセトン0.2mlを3つ口フラスコに投入し、炭酸ナトリウム1gを入れ、窒素気流下室温で1時間攪拌し、その後7時間還流攪拌した。反応物を氷冷し、水100mlを投入して析出した固体を濾取水洗した。得られた個体をカラムコロマトグラム(展開溶媒 ヘプタン/酢酸エチル/トリエチルアミン=5/1/1)で精製した後、メタノール洗浄を繰り返して赤色粉末の本発明の化合物III(スキーム3中の化合物(C7))を0.1g(収率4.1%)を得た。
[化合物IIIの物性評価]
化合物IIIのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光発光部位であるオリゴフルオレン由来の発光ピーク405nmと、リン光発光部位由来の発光ピーク615nmの両方が確認できた。
<実施例4(化合物IVの合成)>
スキーム4に従い本発明の化合物IV(スキーム4中の(D6))を合成した。
Figure 0004804197
[D5の合成]
200mlの3つ口フラスコにアセチルアセトン(D1)7.8g、ブロモベンゼン誘導体(D2)10g、炭酸カリウム9.3g、アセトン100mlを入れ、窒素気流下室温で72時間攪拌した。アセトンを除去し、水/クロロホルムで分液を行い、ショートカラム(充填剤:シリカゲル、溶媒:クロロホルム)を1回行った後、溶媒除去および減圧乾燥を行って無色透明液状の化合物(D3)を12.0g(収率95.5%)を得た。次いで、得られた化合物(D3)0.31g、フルオレン誘導体(D4)1.0g、飽和炭酸ナトリウム水溶液1.4ml、トルエン8ml、エタノール2mlを50mlの3口フラスコに入れ、アルゴン気流下中で9時間還流攪拌した。溶媒除去後、カラムクロマトグラム(展開溶媒:クロロホルム/ヘプタン=3/1)で精製した後、溶媒除去および減圧乾燥して白色固体の化合物(C5)0.88g(収率81.0%)を得た。
[D6の合成(本発明の化合物IVの合成)]
リガンドとして化合物(D5)を使用する以外は、化合物(C7)を合成する方法と同様に行い、本発明の化合物IV(スキーム4中の(D6))の赤色粉末0.2g(収率7.5%)を得た。
[化合物IVの物性評価]
化合物IIIのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光発光部位であるオリゴフルオレン由来の発光ピーク405nmと、リン光発光部位由来の発光ピーク614nmの両方が確認できた。
比較例で用いた金属錯体化合物を以下に示す。
Figure 0004804197
上記化合物Vは公知の緑色Ir錯体(一般に、Ir(ppy)と呼ばれる)であり容易に入手できる。化合物VIまたは化合物VIIはOrganometallics;2006;ASAP Web Release Date: 16−Feb−2006(title:Synthesis and Structural Characterization of a Series of Novel Polyaromatic Ligands Containing Pyrene and Related)のSupporting Informationに記載の合成方法と同様に行った。また、化合物VIIIは、トリメチル−(4−オクチルフェニル)シランから公知のBr化法によって、1−(4−ブロモフェニル)オクタンを得れば上記化合物VIまたは化合物VIIの場合と同様の方法で簡単にリガンドを得ることができる。前記トリメチル−(4−オクチルフェニル)シランの合成は、例えばJACS,116,11723(1994)記載の方法に準拠すれば良い。
<比較例1>
[化合物Vの物性評価]
化合物Vのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光は観測されず、515nmのにピークを持つリン光が確認できた。
<比較例2>
[化合物VIの物性評価]
化合物VIのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光は観測されず、529nmのにピークを持つリン光が確認できた。
<比較例3>
[化合物VIIの物性評価]
化合物VIIのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光は観測されず、535nmのにピークを持つリン光が確認できた。
<比較例4>
[化合物VIIIの物性評価]
化合物VIIIのトルエン溶液(濃度10−6M、アルゴン置換)の発光スペクトルを測定したところ、蛍光は観測されず、613nmのにピークを持つリン光が確認できた。
<実施例5>
[化合物Iを使用した素子]
図3に示す構造の素子を作成した。
基板1としてのガラス基板上に、陽極2としての酸化錫インジウム(ITO)をスパッタ法にて120nmの膜厚で成膜したものを透明導電性支持基板として用いた。これをアセトン、イソプロピルアルコール(IPA)で順次超音波洗浄し、次いでIPAで煮沸洗浄後乾燥した。さらに、UV/オゾン洗浄したものを透明導電性支持基板として使用した。
透明導電性支持基板上に、PDOT/PSS水溶液 (AI4083、Baytron社製)をスピンコート法により340mの膜厚で成膜しホール注入層7を形成した。
PVCzの2wt%1,2ジクロロベンゼン溶液および化合物Iの2wt%1,2ジクロロベンゼン溶液をそれぞれ調整した。これらの溶液を化合物IがPVCzに対して0.1wt%になるようにそれぞれの溶液を混合し、スピンコート法で100nmの膜厚で製膜した。
陰極4として、フッ化リチウムを上記有機層の上に真空蒸着法により0.5nmの膜厚で成膜し、さらに真空蒸着法により厚さ120nmのアルミニウム層を形成した。蒸着時の真空度は1.0×10−4Pa、成膜速度は1.0nm/sec以上1.2nm/sec以下の条件で成膜した。
さらに、窒素雰囲気中で保護用ガラス板をかぶせ、アクリル樹脂系接着材で封止した。
この様にして得られた素子に、ITO電極(陽極2)を正極、Al電極(陰極4)を負極にして、15Vの直流電圧を印加すると4mA/cmの電流密度で電流が素子に流れ、100cd/mの輝度で赤紫色の発光が確認された。
得られた素子において、輝度が100cd/mにおける電流効率が2cd/Aだった。また該素子では、蛍光発光部位であるオリゴフルオレン由来の発光ピーク405nmと、リン光発光部位由来の発光ピーク518nmの両方が確認できた。
<実施例6乃至実施例7>
[化合物II乃至化合物IVを使用した素子]
化合物Iの代わりに、化合物II乃至化合物IVを用いた以外は実施例1と同様にして素子を作製し、評価した。結果を表1に示す。
<比較例5乃至比較例8>
[化合物V乃至化合物VIIIを使用した素子]
化合物Iの代わりに、化合物V乃至化合物VIIIを用いた以外は実施例1と同様にして素子を作製し、評価した。結果を表1に示す。
Figure 0004804197
上記化合物Vは、本発明の化合物Iまたは化合物IIのリン光発光部位であり、上記化合物VIIIは、本発明の化合物IIIまたは化合物IVのリン光発光部位である。表1より、本発明の化合物ではリン光発光部位本来の発光色を保持しつつ、蛍光/リン光同時発光が可能であることが確認できた。
本発明における有機発光素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機発光素子の他の例を示す断面図である。 本発明における有機発光素子の他の例を示す断面図である。 本発明における有機発光素子の他の例を示す断面図である。 本発明における有機発光素子の他の例を示す断面図である。 本発明における有機発光素子の他の例を示す断面図である。 本発明における有機発光素子の他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 基板
2 陽極
3 発光層
4 陰極
5 ホール輸送層
6 電子輸送層
7 ホール注入層
8 ホール/エキシトンブロッキング層

Claims (2)

  1. 下記構造式のいずれかで示されることを特徴とする有機化合物。
    Figure 0004804197

    Figure 0004804197

    Figure 0004804197

    Figure 0004804197

    Figure 0004804197

    Figure 0004804197

    Figure 0004804197

    Figure 0004804197
  2. 陽極及び陰極からなる一対の電極と、該一対の電極間に挟持された一または複数の有機化合物を含む層を少なくとも有する有機発光素子において、前記有機化合物を含む層の少なくとも一層が、請求項に記載の有機化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とする有機発光素子。
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