JP4804151B2 - 受信機の異常診断装置、受信機、受信機の異常診断方法、および、プログラム - Google Patents

受信機の異常診断装置、受信機、受信機の異常診断方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ラジオやテレビジョン放送の受信機の異常診断装置、受信機、受信機の異常診断方法、および、プログラムに関する。
従来、AM/FMラジオやテレビジョン放送の受信機は、一般に、1つのチューナを有していた。図7は、従来技術におけるチューナのブロック図である。図7において、アンテナ25で受信された信号は、RF(Radio Frequency)部26に入力される。RF部26は
、受信信号の同調を行い、同調された信号をMixer部27に入力する。PLL(Phase Lock Loop)部29およびVco(Voltage Controlled Oscillator)部28は、局部発信信号を生成
し、Mixer部27に入力する。Mixer部27は、RF部26からの信号に対してVco部28か
らの局部発信信号を用いて、これらの信号の周波数の差を持つ中間周波数の信号を生成し、IF(Intermediate Frequency)部30に入力する。IF部30は、入力された信号を増幅して検波部31に入力する。検波部31は、入力された信号をオーディオ信号に復調し、このシステムに接続する装置に出力する。
また、近年、より高品質の音声や映像の通信要求のため、複数のチューナが備えられた受信機が提案され、検討されている。本発明に係る先行技術文献としては、次に示すものがある。
特開平8−51390号公報 特開2000−341160号公報
図7で示した従来技術におけるチューナでは、チューナの異常(故障)診断を行っていない。ただし、例えば、IF部30からの信号の強度(レベル)をシグナルメータで測定し、その測定値が所定の範囲内に収まるか否かでチューナの故障を診断することが考えられる。
しかしながら、IF部30からの信号の強度が所定の範囲内に収まらない場合に、その原因が電波環境によるものか、チューナの故障によるものかの判断が困難であると考えられる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、複数のチューナを持つ受信機について、チューナの異常を検出することが可能な技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
(1)すなわち、本願発明による受信機の異常診断装置は、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機の異常診断装置であって、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される信号から得られる受信信号の品質情報をそれぞれ取得する取得手段と、前記取得された各品質情報で示される品質を比較する比較手段と、前記品質の比較結果に基づき、チューナに異常が生じていると判定する判定手段とを含む。
この構成によれば、この受信機の異常診断装置は、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える。加えて、この受信機の異常診断装置は、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される信号から得られる受信信号の品質情報をそれぞれ取得し、取得された各品質情報で示される品質を比較し、この品質の比較結果に基づいて、チューナに異常が生じていると判定する。このことにより、この受信機の異常診断装置は、チューナに異常が生じていることを検出することができる。
(2)また、本願発明による受信機の異常診断装置に係る前記判定手段は、所定の許容値を超える品質の差分が得られたときに、この差分を得るのに用いた品質情報のうち、品質が低い方の品質情報に対応するチューナに異常が生じていると判定してもよい。
この構成によれば、この受信機の異常診断装置は、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される信号から得られる受信信号の品質情報をそれぞれ取得し、取得された各品質情報で示される品質を比較し、この品質の比較において、所定の許容範囲を超える品質の差分が得られたときに、この差分を得るのに用いた品質情報のうち、品質が低い方の品質情報に対応するチューナに異常が生じていると判定する。このことにより、この受信機の異常診断装置は、複数のチューナのうち、異常が生じたチューナを特定することができる。
(3)また、本願発明による受信機の異常診断装置に係る前記取得手段は、前記各チューナにおいて、前記受信信号から生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報とを取得し、前記判定手段が、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する。
この構成によれば、この受信機の異常診断装置は、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される信号から得られる受信信号の品質情報をそれぞれ取得する取得手段として、チューナにおいて、受信信号から生成される第1の信号の品質情報と、第1の信号から生成される第2の信号の品質情報とを取得し、チューナの異常の判定として、第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定することができる。すなわち、異常がチューナのどの部分で生じているのかを特定することが可能となる。
(4)また、本願発明による受信機の異常診断装置は、チューナの異常と判定した場合に、この判定に使用した差分値の元となる各品質情報と、各品質情報に対応するチューナの識別情報とを記憶手段に格納する手段をさらに含む。
この構成によれば、この受信機の異常診断装置は、チューナの異常と判定した場合に、この判定に使用した差分値の元となる各品質情報と、各品質情報に対応するチューナの識別情報とを記憶手段に格納することができる。このことにより、記憶手段に格納された情報を解析することによって、チューナの異常原因の解明を図ることができる。
(5)また、本願発明による受信機は、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナと、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得する取得手段、前記取得された各品質情報で示される品質を比較する比較手段、及び前記品質の比較結果に基づき、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する判定手段とを含む異常診断手段とを含む。
この構成によれば、この受信機は、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える。加えて、この受信機は、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報とをそれぞれ取得し、取得された各品質情報で示される品質を比較し、この品質の比較結果に基づいて、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する。このことにより、この受信機は、チューナに異常が生じていることを検出することができる。そして、異常がチューナのどの部分で生じているのかを特定することが可能となる。
(6)また、本願発明による受信機は、前記各チューナが、複数のアンテナでそれぞれ受信された受信信号が対応する各チューナに入力される第1の状態と、前記複数のアンテナの一つで受信された受信信号が各チューナに入力される第2の状態との間で切替動作を行う切替手段を介して、前記複数のアンテナに接続されていてもよい。
この構成によれば、この受信機は、各チューナが、複数のアンテナでそれぞれ受信された受信信号が対応する各チューナに入力される第1の状態と、複数のアンテナの一つで受信された受信信号が各チューナに入力される第2の状態との間で切替動作を行う切替手段を介して、複数のアンテナに接続されることにより、ダイバーシティ構成を持つ受信機について、異常診断を行うことができる。
(7)また、本願発明による受信機の異常診断方法は、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機について、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得し、前記得られた各品質情報で示される品質を比較し、前記品質の比較結果に基づき、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定することを含む。
この構成によれば、この受信機の異常診断方法は、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機に対する方法である。加えて、この受信機の異常診断方法は、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得し、取得された各品質情報で示される品質を比較し、この品質の比較結果に基づいて、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する。このことにより、この受信機の
異常診断方法は、チューナに異常が生じていることを検出することができる。そして、異常がチューナのどの部分で生じているのかを特定することが可能となる。
(8)また、本願発明によるプログラムは、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機について、情報処理装置に、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得するステップと、前記取得された各品質情報で示される品質を比較するステップと、前記品質の比較結果に基づき、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定するステップとを実行させる。
この構成によれば、このプログラムは、同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機の情報処理装置で実行される。加えて、このプログラムは、各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得し、取得された各品質情報で示される品質を比較し、この品質の比較結果に基づいて、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する。このことにより、このプログラムは、チューナに異常が生じていることを検出することができる。そして、異常がチューナのどの部分で生じているのかを特定することが可能となる。
本発明によれば、複数のチューナを持つ受信機について、チューナの異常を検出するこ
とができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態に係る受信機の構成例を示すブロック図である。図1において、受信機100は、同一の構成を持つ複数のチューナ101及び102と、受信機100の異常診断装置としての異常診断モジュール103とを備えている。
〈チューナ〉
チューナ101は、アンテナ1Aに接続されたRF部2Aと、RF部2Aに接続されたMixer部3Aと、Mixer部3Aに接続されたVco部6Aと、Vco部6Aに接続されたPLL部7Aと
、Mixer部3Aに接続されたIF部4Aと、IF部4Aに接続された検波部5Aとを備えてい
る。
チューナ102は、アンテナ1Bに接続されたRF部2Bと、RF部2Bに接続されたMixer部3Bと、Mixer部3Bに接続されたVco部6Bと、Vco部6Bに接続されたPLL部7Bと
、Mixer部3Bに接続されたIF部4Bと、IF部4Bに接続された検波部5Bとを備えてい
る。
アンテナ1Aとアンテナ1B、RF部2AとRF部2B、Mixer部3AとMixer部3B、IF部4AとIF部4B、検波部5Aと検波部5B、Vco部6AとVco部6B、および、PLL部7A
とPLL部7Bは、それぞれ同一の構成及び機能を有している。或る電波(例えば、AM/
FMラジオ、地上波テレビジョンの放送電波)がアンテナ1A及び1Bのそれぞれで受信されたとき、各チューナ101及び102は、対応するアンテナ入力(受信信号)に対する処理を並列に実行するように構成されている。
以下、チューナ101を例として、チューナ101及び102の構成要素について説明する。RF部2A(2B)は、アンテナ1A(1B)で受信された電波に対応する受信信号を受け取る。RF部2A(2B)は、入力された受信信号の同調を行い、同調が行われた信号を、Mixer部3A(3B)に入力する。Vco部6A(6B)およびPLL部7A(7B)は
、局部発信信号を生成し、Mixer部3A(3B)に入力する。Mixer部3A(3B)は、RF部2A(2B)からの信号を、Vco部6A(6B)からの局部発信信号を用いて、これら
の信号の周波数の差を持つ中間周波数の信号を生成し、IF部4A(4B)に入力する。IF部4A(4B)は、入力された中間周波数信号を増幅し、検波部5A(5B)に入力する。検波部5A(5B)は、入力された中間周波数信号の検波(復調)を行い、検波信号(オーディオ信号)を出力する。検波信号は、必要な処理を経て、最終的にスピーカ等の出力装置に接続され、出力装置から出力される。
また、Vco部6A(6B)は、電圧制御発信器(Voltage Controlled Oscillator)であり、入力電圧によって局部発信信号を発信する装置である。PLL部7A(7B)は、フェ
イズ・ロック・ループ(Phase Lock Loop)回路であり、局部発信信号の周波数がずれないよう制御する回路である。
検波部5Aおよび5Bから出力される信号は、受信機100に接続する装置(図示せず)にて選択合成され、品質の良い1つの信号に変換される。
〈異常診断モジュール〉
異常診断モジュール103は、各チューナ101及び102における受信信号に対する処理の過程で生成される信号の品質を示す品質情報を収集し、品質の比較結果に基づいてチューナ101及び102に異常が生じているか否かを判定する。
異常診断モジュール103は、信号品質の測定部として、IF部4A,4Bにそれぞれ接続された測定部8A,8Bと、検波部5A,5Bにそれぞれ接続された測定部9A,9Bとを備える。
また、異常診断モジュール103は、測定された信号品質の比較部として、測定部8A,9A,8B,および9Bに接続された比較器14(取得手段、比較手段)を備えている。
さらに、異常診断モジュール103は、比較部によって比較された信号品質からチューナの故障を判定する判定部(判定手段)として、比較器14に接続されたマイコン15(制御手段)、および、マイコン15に接続されたメモリ16(記憶手段)を備える。
測定部8Aはシグナルメータ10Aおよび周波数カウンタ11Aを備えている。測定部9Aはシグナルメータ12Aおよび周波数カウンタ13Aを備えている。測定部8Bはシグナルメータ10Bおよび周波数カウンタ11Bを備えている。測定部9Bはシグナルメータ12Bおよび周波数カウンタ13Bを備えている。
測定部8Aと8Bとは、同一の構成を有している。測定部8A(8B)は、シグナルメータ10A(10B)を用いてIF部4A(4B)から入力される中間周波数信号の強度(電圧レベル)を測定する。また、測定部8A(8B)は、周波数カウンタ11A(11B)を用いてIF部4A(4B)から入力される中間周波数信号の周波数を測定する。測定部8A(8B)は、シグナルメータ10A(10B)および周波数カウンタ11A(11B)による測定結果を比較器14に入力する。
測定部9Aと9Bとは、同一の構成を有している。測定部9A(9B)は、シグナルメータ12A(12B)を用いて検波部5A(5B)から入力される検波信号の強度(電圧レベル)を測定する。また、測定部9A(9B)は、周波数カウンタ13A(13B)を用いて検波部5A(5B)から入力される検波信号の周波数を測定する。測定部9A(9B)は、シグナルメータ12A(12B)および周波数カウンタ13A(13B)による測定結果を比較器14に入力する。
以上のようにして、比較器14には、以下の8つの測定結果(品質情報)が入力される。
(a)IF部4Aからの中間周波数信号の強度の値VA(1)、
(b)IF部4Aからの中間周波数信号の周波数の値VA(2)、
(c)検波部5Aからの検波信号の強度の値VA(3)、
(d)検波部5Aからの検波信号の周波数の値VA(4)、
(e)IF部4Bからの中間周波数信号の強度の値VB(1)、
(f)IF部4Bからの中間周波数信号の周波数の値VB(2)、
(g)検波部5Bからの検波信号の強度の値VB(3)、
(h)検波部5Bからの検波信号の周波数の値VB(4)。
以下、上記(a)〜(h)の値をまとめて示す場合には、「品質値」という表記を用いる。
比較器14は、VA(1)とVB(1)との差分値V(1)(=VA(1)−VB(1))、VA(2)とVB(2)との差分値V(2)(=VA(2)−VB(2))、VA(3)と
B(3)との差分値V(3)(=VA(3)−VB(3))、及びVA(4)とVB(4)
との差分値V(4)(=VA(4)−VB(4))をそれぞれ算出し、マイコン15に入力する。
次に、マイコン15は、入力された各差分値が所定の許容範囲を超えているか否かを、メモリ16が備える所定の許容範囲を示すデータを用いて、判定する。所定の許容範囲を示すデータは、差分を算出する信号の種類毎に、メモリ16に格納されている。
例えば、V(1)の所定の許容範囲が−10〜10とすると、V(1)がV(1)<−10又は10<V(1)のときには、差分値V(1)が所定の許容範囲を超えているとする。また、V(1)の所定の許容範囲が−10〜10としたとき、−10<=V(1)<=10のときには、差分値V(1)が所定の許容範囲を超えていないとする。また、差分値V(1)の絶対値|V(1)|を使用し、|V(1)|が正の値を持つ所定の許容範囲を超えているか否かで、V(1)が所定の許容範囲を超えているか否かを判定してもよい。
マイコン15は、比較器14からの差分値が所定の許容範囲を超えているとき、チューナに異常が発生していると判定する。このとき、マイコン15は、差分値の全てが所定の許容範囲を超えている場合に異常と判定するようにしても良く、差分値の任意の少なくとも1つが所定の許容範囲を超えている場合に異常と判定するようにしてもよい。差分値が選択される場合、判定に使用されない差分値を得るためのシグナルメータや周波数カウンタがオフにされるように構成しても良い。
また、マイコン15は、異常を判定したときに、異常が生じていると認められるチューナを次のようにして特定することができる。本実施形態では、差分値V(1)〜V(4)は、正負の値を取り、差分値が正のときにチューナ101からの品質値がチューナ102からの品質値よりも大きいことを示す。一方、差分値が負のときにチューナ102からの品質値がチューナ101からの品質値よりも大きいことを示す。即ち、差分値の符号は、チューナの識別情報として機能する。マイコン15は、異常を判定したときに、差分値の符号を参照し、差分値が正であれば、チューナ102に異常が発生していると判定し、差分値が負であれば、チューナ101に異常が発生していると判断することができる。このようにして、マイコン15は、異常が生じたチューナを特定することができる。
さらに、マイコン15は、差分値判定結果の組み合わせによって、チューナにおける異常発生箇所の特定を行うことができる。即ち、中間周波数信号(第1の信号)の品質情報に基づく判定において異常と判定される場合、チューナにおける異常発生箇所は、IF部4A以前の部位であると特定することができる。一方、中間周波数信号に係る判定結果は許容範囲を超えていないが、検波信号(第2の信号)の品質情報に基づく判定において許容範囲を超えている場合には、チューナにおける異常発生箇所は、検波部5Aであると特定することができる。マイコン15は、このような特定結果を、メモリ16に格納する。このような特定結果は、チューナの異常発生箇所の特定に利用することができる。
マイコン15は、チューナに異常が発生していると判断する場合には、チューナの再起動処理を行う。即ち、マイコン15は、各チューナ101,102を構成する構成要素の供給電力を入れ直し、動作を再開するための所定の設定データを各構成要素に入力する処理を実行する。このとき、マイコン15は、チューナ101及び102の双方に対する再起動処理を実行しても良く、異常と判定されたチューナのみに対する再起動処理を実行してもよい。
メモリ16は、マイコン15を動作させるプログラムが備えられている。メモリ16は、チューナが故障したと判定された際に、異常の原因解析に使用するためのデータを格納する。メモリ16は、電源が切られても、データが格納される形式のメモリであることが好ましい。
〈マイコンの動作例〉
図2は、マイコン15が実行する異常(故障)診断の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、比較器14からマイコン15に入力される値に対するマイコン15の処理動作を示す。以下の処理は、メモリ16に備えられているプログラムをマイコン15が実行することにより行われる。この異常(故障)診断の処理は、例えば、受信機の電源が入れられた直後に、所定時間行われる。
まず、マイコン15は、マイコン15に対して所定の時間内にV(1)〜V(4)の入力があるか否かを判定する(S1)。ステップS1の処理にて、マイコン15は、マイコン15に対して所定の時間内にV(1)〜V(4)の入力があると判定する(S1;YES)と、ステップS2の処理に進む。ステップS1の処理にて、マイコン15は、マイコン15に対して所定の時間内にV(1)〜V(4)の入力がないと判定する(S1;NO)と、ステップS7の処理に進む。
ステップS2の処理にて、マイコン15は、V(1)が所定の範囲内か否かを判定する(S2)。ステップS2の処理にて、マイコン15は、V(1)が所定の範囲内であると判定する(S2;YES)と、ステップS3の処理に進む。ステップS2の処理にて、マイコン15は、V(1)が所定の範囲外であると判定する(S2;NO)と、ステップS7の処理に進む。
ステップS3の処理にて、マイコン15は、V(2)が所定の範囲内か否かを判定する(S3)。ステップS3の処理にて、マイコン15は、V(2)が所定の範囲内であると判定する(S3;YES)と、ステップS4の処理に進む。ステップS3の処理にて、マイコン15は、V(2)が所定の範囲外であると判定する(S3;NO)と、ステップS7の処理に進む。
ステップS4の処理にて、マイコン15は、V(3)が所定の範囲内か否かを判定する(S4)。ステップS4の処理にて、マイコン15は、V(3)が所定の範囲内であると判定する(S4;YES)と、ステップS5の処理に進む。ステップS4の処理にて、マイコン15は、V(3)が所定の範囲外であると判定する(S4;NO)と、ステップS7の処理に進む。
ステップS5の処理にて、マイコン15は、V(4)が所定の範囲内か否かを判定する(S5)。ステップS5の処理にて、マイコン15は、V(4)が所定の範囲内であると判定する(S5;YES)と、ステップS6の処理に進む。ステップS5の処理にて、マイコン15は、V(4)が所定の範囲外であると判定する(S5;NO)と、ステップS7の処理に進む。
ステップS6の処理にて、マイコン15はチューナは正常に動作していると判定する。マイコン15は、チューナが異常を起こしたとき(故障したとき)のために、VA(1)
〜VA(4),VB(1)〜VB(4),V(1)〜V(4)の値をメモリ16に、所定の
時間、格納する。また、マイコン15は、アンテナ1Aおよびアンテナ1Bによって受信された信号の強度、信号の周波数を測定部8Aおよび測定部9Aを通じて受け取り、また、FM/AMモード等を受信機100が接続する装置(図示せず)から受け取り、メモリ
16に、所定の時間、格納してもよい。ステップS6の処理の後、マイコン15は、ステップS8の処理に進む。
ステップS8の処理にて、マイコン15は、異常(故障)診断を続けるか否かを判定する(S8)。この判定は、例えば、マイコン15がタイマを備え、そのタイマを使用し、予め設定された時間が終了したか否かで異常(故障)診断を続けるか否かを判定してもよい。また、例えば、マイコン15がカウンタを備え、そのカウンタを使用し、予め設定された測定回数が終了したか否かで異常(故障)診断を続けるか否かを判定してもよい。マイコン15は、時計を備え、所定の時刻を過ぎたか否かで異常(故障)診断を続けるか否かを判定してもよい。ステップS8の処理にて、マイコン15は、異常(故障)診断を続けると判定する(S8;YES)と、ステップS1の処理に進む。また、ステップS8の処理にて、マイコン15は、異常(故障)診断を続けないと判定する(S8;NO)と、マイコン15が実行する異常(故障)診断の処理を終了する。
ステップS7の処理にて、マイコン15は、チューナが故障していると判定する。マイコン15は、故障原因の解析に利用するため、VA(1)〜VA(4),VB(1)〜VB(4),V(1)〜V(4)の値をメモリ16に、所定の時間、格納する。また、マイコン15は、アンテナ1Aおよびアンテナ1Bによって受信された信号の強度、信号の周波数を測定部8Aおよび測定部9Aを通じて受け取り、また、FM/AMモード等を受信機100が接続する装置(図示せず)から受け取り、メモリ16に、所定の時間、格納してもよい。
次に、マイコン15は、チューナをリセット(再起動)するために、次の(a)または(b)の処理を実行する。
(a)異常(故障)との判断に用いた差分値が正の値を持つ(V(1),V(2),V(3)又はV(4)>0)とき、マイコン15は、チューナ102に対する再起動処理を行う。即ち、マイコン15は、アンテナ1B、RF部2B、Mixer部3B、IF部4B、検波
部5B、Vco部6B、および、PLL部7Bの各構成要素の電圧を一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、それら各構成要素に供給電力を入れ、所定の設定データを入力する。所定の設定データが入力された後、マイコン15は、アンテナ1A、RF部2A、Mixer部3A、IF部4A、検波部5A、Vco部6A、および、PLL部7
Aの各構成要素の電圧を一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、それら各構成要素に供給電力を入れ、所定の設定データを入力する。マイコン15は、所定の設定データが入力された後、異常(故障)診断の処理を終了する。
(b)異常(故障)との判断に用いた差分値が負の値を持つ(V(1),V(2),V(3)又はV(4)<0)とき、マイコン15は、チューナ101に対する再起動処理を行う。即ち、マイコン15は、アンテナ1A、RF部2A、Mixer部3A、IF部4A、検波
部5A、Vco部6A、および、PLL部7Aの各構成要素の電圧を一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、それら各構成要素に供給電力を入れ、所定の設定データを入力する。所定の設定データが入力された後、マイコン15は、アンテナ1B、RF部2B、Mixer部3B、IF部4B、検波部5B、Vco部6B、および、PLL部7
Bの各構成要素の電圧を一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、それら各構成要素に供給電力を入れ、所定の設定データを入力する。マイコン15は、所定の設定データが入力された後、異常(故障)診断の処理を終了する。
また、マイコン15は、再起動処理の際、V(1)〜V(4)の値に関らず、チューナ101及びチューナ102を構成する各構成要素の電圧を同じタイミングで一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、それら各構成要素に供給電
力を入れ、所定の設定データを入力してもよい。マイコン15は、所定の設定データが入力された後、異常(故障)診断の処理を終了する。
〈作用効果〉
本実施形態によると、マイコン15は、差分値V(1)〜V(4)から、チューナ101又はチューナ102が異常(故障)であるか否かを判定できる。すなわち、IF部4AとIF部4B、検波部5Aと検波部5Bのような、2つのチューナの所定の構成要素から、処理過程の信号をそれぞれ得、それらの信号を比較することにより、チューナの異常(故障)を判定できる。
マイコン15は、IF部4AおよびIF部4Bから、信号の品質情報として得られる中間周波数信号の強度をチューナの異常診断に利用することができる。マイコン15は、IF部4AおよびIF部4Bから、信号の品質情報として得られる中間周波数信号の周波数をチューナの異常診断に利用することができる。
マイコン15は、検波部5Aおよび検波部5Bから、信号の品質情報として得られる検波信号の強度をチューナの異常診断に利用することができる。マイコン15は、検波部5Aおよび検波部5Bから、信号の品質情報として得られる検波信号の周波数をチューナの異常診断に利用することができる。
言い換えると、放送電波の受信状況が良好でないと思われる場合の要因として、電波環境の不良と、チューナの異常とが考えられる。本実施形態では、異常判断モジュール103が、各チューナ101及び102からの処理過程で生成される信号から得られる受信信号の品質情報の比較を行い、品質の差分が許容範囲を超えるか否かを判定する。このとき、電波環境が不良であれば、双方の品質情報は共に不良となり、その差分は許容範囲を超えない。これに対し、一方のチューナが異常であれば、そのチューナからの品質情報で示される品質は、正常なチューナからの品質よりも悪くなる。このとき、両チューナからの品質情報に許容範囲を超えた差分が生じる。異常判断モジュール103は、この許容範囲を超えた差分を検出することによって、チューナの異常を検出することができる。そして、チューナの再起動処理を実行することにより、チューナの異常を要因とする受信状況不良の解消を図ることができる。
また、異常判断モジュール103は、差分値の符号(チューナの識別情報)によって、異常が生じたチューナを特定することができる。これにより、異常が生じたチューナのみを対象とする再起動処理を実行することができる。また、差分値は、メモリ16に格納されるようになっており、メモリ16に格納された差分値を参照することで、異常が生じたチューナを特定することができる。
上記で述べたようにして、チューナが異常を起こした(故障した)場合、チューナの異常(故障)前後の所定時間のVA(1)〜VA(4),VB(1)〜VB(4),V(1)〜V(4)がメモリ16に格納される。また、この場合、所定時間のアンテナ1Aおよびアンテナ2Bからの受信信号の強度、受信信号の周波数、および、FM/AMのモード等がメモリ16に格納されるよう構成されてもよい。
したがって、チューナが異常を起こした場合、メモリ16に格納されたVA(1)〜VA(4),VB(1)〜VB(4),V(1)〜V(4)を解析することにより、チューナの異常の原因解析に利用できる。また、この場合、受信信号の強度、周波数、FM/AMのモード等をメモリ16が格納するよう構成することによって、これらの量がメモリ16に格納され、これらの量をチューナの異常の原因解析に利用することができる。
《第2実施形態》
図3は、本発明の第2実施形態の受信機のブロック図である。第1実施形態の受信機では、図1に示すように、比較器14、マイコン15、および、メモリ16が備えられていたが、図3に示す第2実施形態の受信機では、これらの構成要素の代わりに、マイコン17およびメモリ18が備えられている。この実施形態を説明するにあたり、図1を用いて説明を行った部分に関しては、図3中に図1と同符号を付すことにより説明を省略する。
第2実施形態では、第1実施形態と異なり、測定部8A,8B,9A,および,9Bによる測定結果がマイコン17に入力される。測定部8A,8B,9A,および,9Bにより、マイコン17には、第1実施形態と同様の8つの測定結果が入力される。
マイコン17は、これらの入力された値の差分値(V(1)〜V(4))を算出し、これらの差分が所定の許容範囲を超えるか否かを判定する。マイコン17は、差分を取った値が所定の許容範囲を超えるときは、チューナが異常(故障)であると判定し、チューナを構成する各構成要素の供給電力を入れ直し、所定の設定データを各構成要素に送る。
メモリ18として、メモリ16と同様の構成を持つものを適用することができる。
〈マイコンの動作例〉
図4は、マイコン17が実行する異常(故障)診断の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、測定部8A,9A,8B,および,9Bからマイコン17に入力される値に対するマイコン17の処理動作を示す。以下の説明において、図2に示した第1実施形態に係るマイコン15の処理と同様の処理を行うマイコン17の処理については図4中に図2と同符号を付すことにより説明を省略する。
マイコン17は、マイコン17に対して所定の時間内にVA(1)〜VA(4)およびVB(1)〜VB(4)の入力があるか否かを判定する(S9)。ステップS9の処理にて、マイコン17は、マイコン17に対して所定の時間内にVA(1)〜VA(4)およびVB
(1)〜VB(4)の入力があると判定する(S9;YES)と、ステップS10の処理
に進む。ステップS9の処理にて、マイコン17は、マイコン17に対して所定の時間内にVA(1)〜VA(4)およびVB(1)〜VB(4)の入力がないと判定する(S9;NO)と、ステップS7の処理に進む。
ステップS10の処理にて、マイコン17は、入力された品質情報を用いて、差分値V(1)〜V(4)を求める。以降のステップは、図2に示した処理と同様の処理であるので、説明を省略する。
〈作用効果〉
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
《第3実施形態》
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態の変形例に係るものである。
図5は、本発明の第3実施形態の受信機のブロック図である。第1実施形態の受信機では、図1に示すように、アンテナ1A、および、アンテナ1Bが備えられていたが、図5に示す第3実施形態の受信機では、これらの構成の代わりに、アンテナ19と、アンテナ19、RF部2AおよびRF部2Bに接続された分配器20とが備えられている。これにより、アンテナ19での受信信号は、分配器20を介して各チューナ101及び102のRF部2A,2Bに入力される。以上の構成を除き、第3実施形態の構成、作用効果は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
第3実施形態に示すように、本発明は、第1実施形態に示すように、複数のチューナが異なるアンテナで受信された同一の電波に係る受信信号に対する処理を行う形態に適用できるとともに、第3実施形態で示すような、複数のチューナが同一のアンテナでの受信信号に対する処理を行う形態にも適用が可能である。
《第4実施形態》
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態の変形例に係るものである。図6は、本発明の第4実施形態の受信機のブロック図である。第1実施形態の受信機では、図1に示すように、アンテナ1A、および、アンテナ1Bが備えられていたが、図6に示す第4実施形態の受信機では、これらの構成要素の代わりに、アンテナ21Aと、アンテナ21Aと接続された分配器22Aと、アンテナ21Bと、アンテナ21Bと接続された分配器22Bと、スイッチ23と、スイッチ23の接点23aと、スイッチ23の接点23bと、スイッチ24と、スイッチ24の接点24aと、スイッチ24の接点24bとが備えられている。
スイッチ23およびスイッチ24の切り替えにより、分配器22AとRF部2AおよびRF部2Bとの接続関係、および、分配器22BとRF部2AおよびRF部2Bとの接続関係は次の4通りになる。
第1に、スイッチ23が接点23aに接続され、スイッチ24が接点24aに接続されている場合、アンテナ21Aで受信された信号はRF部2Aに入力され、アンテナ21Bで受信された信号はRF部2Bに入力される。
第2に、スイッチ23が接点23aに接続され、スイッチ24が接点24bに接続されている場合、アンテナ21Aで受信された信号はRF部2AおよびRF部2Bに入力される。また、この場合、アンテナ21Bで受信された信号は入力信号として使用されない。
第3に、スイッチ23が接点23bに接続され、スイッチ24が接点24aに接続されている場合、アンテナ21Bで受信された信号はRF部2AおよびRF部2Bに入力される。また、この場合、アンテナ21Aで受信された信号は入力信号として使用されない。
第4に、スイッチ23が接点23bに接続され、スイッチ24が接点24bに接続されている場合、アンテナ21Aで受信された信号はRF部2Bに入力され、アンテナ21Bで受信された信号はRF部2Aに入力される。
以上のようにして、スイッチ23およびスイッチ24の切り替えにより、RF部2AおよびRF部2Bは、アンテナ21Aおよびアンテナ21Bから、様々な組み合わせで電波の入力を受けることができる。
通常時は、各スイッチ23,24は、接点23a及び24aをそれぞれ選択する。この場合、アンテナ21Aの受信信号に対する処理がチューナ101で行われ、アンテナ21Bの受信信号に対する処理がチューナ102で行われる。そして、各チューナ101及び102から出力される検波信号のうち、品質の良いものが選択される。これによって、ダイバーシティ効果を得ることができる。
これに対し、異常診断時では、各スイッチ23,24は、例えば、接点23a及び24bをそれぞれ選択する。この場合、アンテナ21Aの受信信号に対する処理が、各チューナ101及び102で実行される。このとき、異常診断モジュール103は、第1実施形態で説明したような異常検出処理を実行する。また、各スイッチ23,24は、例えば、
接点23b及び24aをそれぞれ選択する。この場合、アンテナ21Bの受信信号に対する処理が、各チューナ101及び102で実行される。このとき、異常診断モジュール103は、第1実施形態で説明したような異常検出処理を実行する。このようにして、異常診断時には、チューナ101及び102が1つのアンテナで受信される受信信号に対する処理を並列して行うようにスイッチの切替動作が行われ、異常診断モジュール103による異常診断が行われる。
したがって、受信機100は、或るスイッチの状態によって、アンテナ21Aおよびアンテナ21Bのそれぞれで受信された受信信号がチューナ101及び102のそれぞれに入力される第1の状態と、更に、スイッチを切替え、アンテナ21A又は21Bのどちらかのアンテナで受信された受信信号がチューナ101及び102の両方に入力される第2の状態との間を、スイッチの切替を介すことにより、ダイバーシティ構成を持つ受信機について、異常診断を行うことができる。
<変形例1>
実施形態4において、スイッチ23,24の切替を利用することにより、受信機100は、以下に例示するような、チューナ101及び102における異常な動作を示す構成要素の特定を行える。まず、スイッチの切替の組み合わせが第1の場合に、RF部2Aが受信する信号がRF部2Bが受信する信号と比べられ、RF部2Aが受信する信号を処理する構成要素のうちのどれかが異常を起こしているとマイコン15により判定された場合、マイコン15はスイッチの切替の組み合わせを第4の場合にする。そのとき、マイコン15は、チューナの異常(故障)診断の判定結果として、次の2通りを示す。
第1に、RF部2Bが受信する信号を処理するチューナの構成要素のうちのどれかが異常であるとマイコン15によって判定された場合、RF部2A、Mixer部3A、IF部4A、検
波部5A、Vco部6A、および、PLL部7Aのうちのどれかが異常であると判断される。
第2に、RF部2Aが受信する信号を処理するチューナの構成要素のうちのどれかが異常であるとマイコン15によって判定された場合、アンテナ21Aまたは分配器22Aが異常であると判断される。
このようにして、スイッチ23,及び24を切替えることにより、アンテナ21A、分配器22A、アンテナ21B、および、分配器22Bのうちのどの構成要素が異常であるのか、もしくは、それ以外の構成要素が異常であるかの判断をすることができる。
<変形例2>
図6に示す本発明の第4実施形態において、例えば、Mixer部3AとIF部4Aの間、お
よび、Mixer部3BとIF部4Bの間に、スイッチ23およびスイッチ24のようなスイッ
チを設置した場合、スイッチを切替えることにより、IF部4A、検波部5A、IF部4B、および、検波部5Bのうちのどれかが異常であるのか、もしくは、それ以外の構成要素が異常であるのかを判断することができる。
このようにして、チューナ101およびチューナ102の間の所定の構成要素の間にスイッチを設け、設けたスイッチを切替えることにより、それぞれのチューナによって受信された信号をそれぞれのチューナが備える所定の構成要素の間で交換し、交換後のマイコン15による判定結果を交換前のマイコン15による判定結果と比較することにより、チューナが備える構成要素のうちのどの構成要素が異常である(故障している)のかを細かく調べることができる。
<変形例3>
第1実施形態では、受信機が、IF部4Aからの信号、IF部4Bからの信号、検波部5Aからの信号、および、検波部5Bからの信号をそれぞれ測定し、その測定結果に基づいて、マイコン15が異常(故障)診断を実施した。
RF部2AおよびRF部2Bは、受信信号の制御のため、自動利得制御を行ってもよい。RF部2AおよびRF部2Bは、その際、この自動利得制御のためにAGC(Automatic Gain Control)電圧を使用する。
この変形例では、IF部4Aからの信号、IF部4Bからの信号、検波部5Aからの信号、および、検波部5Bからの信号をチューナの異常(故障)診断に利用する代わりに、マイコン15は、RF部2AおよびRF部2Bが使用するAGC電圧を比較し、これらの電圧の差分
が所定の範囲外のとき、アンテナ1、RF部2A、アンテナ1B、および、RF部2Bのうちの一つが故障したと判定する。
以上のようにして、受信機は、アンテナ1A、RF部2A、アンテナ1B、および、RF部2Bに対する異常(故障)診断を実施できる。また、該所定の範囲を示す所定値は、アンテナ1Aまたはアンテナ1B、または、アンテナ1Aおよびアンテナ1Bからの受信信号の強度、または、受信信号の周波数、または、受信信号の強度および受信信号の周波数に依存してもよい。
<変形例4>
本発明の実施形態では、アンテナ1A、RF部2A、Mixer部3A、IF部4A、検波部5
A、Vco部6A、および、PLL部7Aが1つのチューナを、アンテナ1B、RF部2B、Mixer部3B、IF部4B、検波部5B、Vco部6B、および、PLL部7Bがもう1つのチューナ
を構成していた。すなわち、本発明の実施形態では、2つのチューナを備える受信機が扱われた。しかし、本発明の受信機は、2つのチューナを持つことに限定されず、2以上のチューナを備えていても、チューナの所定の構成要素から、それぞれ信号を得、得られた信号を比較することにより、チューナの異常(故障)診断を実施できる。
<変形例5>
第1実施形態において、マイコン15は、図2に示すステップS7の処理にて、アンテナ1A、RF部2A、Mixer部3A、IF部4A、検波部5A、Vco部6A、および、PLL部7
Aからなるチューナと、アンテナ1B、RF部2B、Mixer部3B、IF部4B、検波部5B
、Vco部6B、および、PLL部7Bとからなるチューナとを交互に、チューナを構成する各構成要素の電圧を一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、各構成要素に供給電力を入れ、所定の設定データを入力した。この変形例では、ステップS7の処理にて、次の(a)または(b)の処理を実行する。
(a)異常(故障)との判断に用いた差分値が正の値を持つ(V(1),V(2),V(3)又はV(4)>0)とき、マイコン15は、アンテナ1B、RF部2B、Mixer部3
B、IF部4B、検波部5B、Vco部6B、および、PLL部7Bの各構成要素の電圧を一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、それら各構成要素に供給電力を入れ、所定の設定データを入力する。マイコン15は、所定の設定データが入力された後、異常(故障)診断の処理を終了する。
(b)異常(故障)との判断に用いた差分値が負の値を持つ(V(1),V(2),V(3)又はV(4)<0)とき、マイコン15は、アンテナ1A、RF部2A、Mixer部3
A、IF部4A、検波部5A、Vco部6A、および、PLL部7Aの各構成要素の電圧を一度0Vにし(または、各構成要素に対する供給電力を切り)、それから、それら各構成要素に供給電力を入れ、所定の設定データを入力する。マイコン15は、所定の設定データが入
力された後、異常(故障)診断の処理を終了する。
以上の処理を実行することにより、受信機は、故障したと判定されるチューナのみ供給電力を入れ直すことができる。したがって、受信機は、故障したと判定されていない方のチューナの供給電力を入れ直さないので、故障したと判定されていない方の検波部5Aまたは5Bから出力される信号が、供給電力の入れ直しと所定のデータの入力のために、一時期途切れるのを抑えることができる。
<変形例6>
図2又は図4を用いて示した異常(故障)診断の処理は、受信機の電源が入れられた直後に、所定の回数行われてもよい。また、この異常診断の処理は、この受信機が動作している間中、繰り返されてもよい。また、この異常診断の処理は、ある一定時間毎に実行されてもよい。
<変形例7>
第1実施形態について、受信機100に入力された差分値V(1)〜V(4)が、所定の許容範囲を超えたか否かを判定するために使用される所定の値は、アンテナ1Aまたはアンテナ1B、または、アンテナ1Aおよびアンテナ1Bからの受信信号強度(アンテナ入力レベル(電界強度))に依存してもよい。
<変形例8>
本実施形態においては、チューナ101とチューナ102とが同一の構成を持つとした。しかしながら、チューナ101とチューナ102とが同一の構成を持たない場合にも本発明による実施は可能である。以下に、その二つの例を本発明による実施形態の変形例として述べる。
第1の例として、まず、チューナ101とチューナ102とがそれぞれ同一放送を受信し、それぞれ電波環境を推定する。そして、それぞれのチューナが推定した通信品質が所定の品質よりも悪い場合、通信品質が所定の品質よりも悪いと推定したチューナが異常であると判定できる。このようにして、チューナ101とチューナ102とが同一の構成を持たない場合においても、受信機100は受信機の異常診断を実施できる。
第2の例として、チューナ101とチューナ102とがそれぞれ同一放送を受信する。そして、それぞれのチューナが備える受信感度に基づいて、マイコン15は、それぞれのチューナが得た通信品質に重み付けを行い、二つの通信品質を比較可能にする。マイコン15は、二つの重み付けられた通信品質を比較する。マイコン15は、この品質の比較によって、所定の許容値を超える品質の差分が得られたとき、チューナに異常が生じていると判定できる。このようにして、チューナ101とチューナ102とが同一の構成を持たない場合においても、受信機100は受信機の異常診断を実施できる。
本発明の第1実施形態の受信機のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るマイコンの処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の受信機のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るマイコンの処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態の受信機のブロック図である。 本発明の第4実施形態の受信機のブロック図である。 従来技術におけるチューナのブロック図である。
符号の説明
1A,1B アンテナ
2A,2B RF部
3A,3B Mixer部
4A,4B IF部
5A,5B 検波部
6A,6B Vco部
7A,7B PLL部
8A,8B 測定部
9A,9B 測定部
10A,10B シグナルメータ
11A,11B 周波数カウンタ
12A,12B シグナルメータ
13A,13B 周波数カウンタ
14 比較器
15 マイコン
16 メモリ
17 マイコン
18 メモリ
19 アンテナ
20 分配器
21A アンテナ
21B アンテナ
22A 分配器
22B 分配器
23 スイッチ
23a 接点
23b 接点
24 スイッチ
24a 接点
24b 接点
25 アンテナ
26 RF部
27 Mixer部
28 Vco部
29 PLL部
30 IF部
31 検波部
32 シグナルメータ
33 マイコン
100 受信機
101 チューナ
102 チューナ
103 異常診断モジュール

Claims (6)

  1. 同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機の異常診断装置であって、
    各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得する取得手段と、
    前記取得された各品質情報で示される品質を比較する比較手段と、
    前記品質の比較結果に基づき、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する判定手段と
    を含む受信機の異常診断装置。
  2. チューナの異常と判定した場合に、この判定に使用した差分値の元となる各品質情報と、各品質情報に対応するチューナの識別情報とを記憶手段に格納する手段をさらに含む
    請求項1に記載の受信機の異常診断装置。
  3. 同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナと、
    各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得する取得手段、前記取得された各品質情報で示される品質を比較する比較手段、及び前記品質の比較結果に基づき、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する判定手段を含む異常診断手段と、
    を含む受信機。
  4. 前記各チューナは、複数のアンテナでそれぞれ受信された受信信号が対応する各チューナに入力される第1の状態と、前記複数のアンテナの一つで受信された受信信号が各チューナに入力される第2の状態との間で切替動作を行う切替手段を介して、前記複数のアンテナに接続されている
    請求項記載の受信機。
  5. 同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機について、
    各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得し、
    前記取得された各品質情報で示される品質を比較し、
    前記品質の比較結果に基づき、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定する
    ことを含む受信機の異常診断方法。
  6. 同一放送の受信信号に対する処理を並列に実行可能な複数のチューナを備える受信機について、
    情報処理装置に、
    各チューナにおける受信信号に対する処理過程で生成される第1の信号の品質情報と、前記第1の信号から生成される第2の信号の品質情報をそれぞれ取得するステップと、
    前記取得された各品質情報で示される品質を比較するステップと、
    前記品質の比較結果に基づき、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第1の信号の生成又は処理過程に至るまでの過程で異常が生じていると判定し、前記第1の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超えないが、前記第2の信号の品質情報に基づく差分が所定の許容範囲を超える場合に、前記チューナにおける第2の信号の生成又は処理過程で異常が生じていると判定するステップと
    を実行させるプログラム。
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