JP4803515B2 - 面間伝熱プレート - Google Patents

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本発明は発熱素子と放熱手段との間を伝熱的に接続する熱接続構造体に関するものであって、特に小型強力な発熱素子から供給される大きな熱量を大面積の放熱手段に均一に拡散せしめて伝熱せしめる面間伝熱プレートの構造に関する。
近来の半導体素子の発達は極めて著しく、またそれらを適用して構成される電子機器の進歩も極めて著しい。それらの結果として厚さ1mm以下、外寸12mm×12mm以下の小型軽量薄型の半導体素子で発熱量30Wにも達する強力な素子が実用化された。それらが実装される電子機器もそれに対応して益々小型化されつつある。その様な小型発熱素子の放熱面と小型発熱素子を冷却する為の放熱手段の受熱面を伝熱的に接続する面間伝熱プレートについても小型薄形軽量化が要求されている。本発明者はそのような面間伝熱プレートとして特許文献1のプレートヒートパイプを提案し実用化した。実用化された面間伝熱プレートの最大熱輸送量は40W、外寸は発熱素子の放熱面積13mm×13mm、放熱手段の受熱面積80mm×80mm、厚さ1.5mmであった。即ち熱拡散倍率は38倍であった。
過去のまたは低性能機器に用いられる面間伝熱プレートとしては純銅プレートや純アルミプレートが使用されている。然しこの様な面間伝熱プレートでは高性能の小型機器には熱拡散性能において不足し、更に重量過多となり、現在では高性能の薄形プレートヒートパイプが用いられるようになっている。
特開平10−185468号公報
上述のごとき高性能の薄形プレートヒートパイプの実用化期間の間にも業界における半導体素子の小形軽量化は文字通り日進月歩と進展を続けており、上述の小型半導体素子の発熱量は同等の外寸で現在は80Wの素子が出現しており、近い将来は120Wの素子が出現することも予測されている。他方15W以下の小容量半導体素子の分野においては外寸サイズにおいて更に厳しい条件が要求され始めるに至った。業界の面間伝熱プレートに対する現在の要求条件としては厚さ1.3mm以下の物が要求されており、将来目標としては0.8mm以下の面間伝熱プレートの提供が要求され始めている。
また発熱量が増加するにつれて熱拡散倍率も増加しつつある。過去のその熱拡散倍率は10倍前後であり、現在は60倍前後に進展し、近い将来には100倍にも達することが想定されている。
然しプレートヒートパイプは熱拡散性能は良好であるが、貫流熱抵抗は金属プレートと大差なく、更に構造上1.5mm以下の薄形化が困難な点が問題点であった。従って今後の0.8mm以下の厚さでかつ100倍の熱拡散倍率に対応する面間伝熱プレー−ト構成の為には、プレートヒートパイプでは技術的に対応不可能であり、問題点を解決するためには何らかの技術的ブレークスルーが必要である。
問題点を解決するための手段としては極最近開発され、市場で入手可能になったグラファイトシートに着目した。不純物を含まないこのグラファイトシートは平面方向熱伝導率が800〜1000W/(m.℃)と純銅プレートの2倍以上と極めて高く、平面に垂直な方向の熱伝導率は5W/(m.℃)と極めて低い熱伝導性能を有する。その密度は1.0g/cm<SUP>3</SUP>とアルミニゥムの1/2.7、純銅の1/8.96と軽量であることを特徴としている。更に3000℃以上という高い耐熱性もその大きな特徴である。市販製品の代表的なシート厚さは0.1mm、0.2mmである.以上の如き物性であるからグラファイトシートは熱拡散性能は良好であるが、貫流熱抵抗が大きく改善のためには使用時に面上に大きな加圧を必要とし、また発熱素子の放熱面及び放熱手段の受熱面との接着性が悪く、面間伝熱プレートとしてはこのままでは適用不可能で工夫が必要である。
図1は本発明に係る面間伝熱プレート1の基本的な構造を示す一部拡大断面図である。図1は小面積の受熱面から入力される熱量を均一に拡散せしめて大面積の放熱面に熱量を伝熱せしめる面間伝熱プレート1であって、平面方向熱伝導率が極めて高く、面を貫く垂直方向の熱伝導率が極めて低い種類のグラファイト薄肉シート層を中心層1−1とし、熱抵抗を無視し得る厚さの接着剤薄膜層であり中心層1−1を挟持する第2層2−1、2−2と、高熱伝導率の金属薄肉層であり中心層と第2層の全てを挟持する第3層3−1、3−2とからなり、第3層3−1、3−2の表面には必須構成要素とはならない、プレートの適用条件に対応する特殊機能を附加する薄膜層である第4層4−1、4−2が被覆されてあり、且つ中心層1−1、第2層2−1、2−2、第3層3−1、3−2は所定の温度、高い加圧力にて相互に接着され積層化されてあることを特徴としている。
図2は本発明の面間伝熱プレートの適用状態の説明図であって、1は面間伝熱プレート、5は小型発熱素子、5−1はその放熱面、6は小型発熱素子5の熱量を放熱する為の放熱手段、6−1はその受熱面である。
作用
上記本発明に係る面間伝熱プレートの作用について以下に述べる。
(1) この面間伝熱プレート1は熱量の授受に際して、発熱素子5の放熱面5−1または放熱手段6の受熱面6−1に大きな加圧力を加えることなく使用することが出来る。
グラファイトシートを面間伝熱プレートとして適用する場合、発熱素子5の放熱面5−1、及び放熱手段6の受熱面6−1との接着性が悪く、またその表面は接着に際して空気を抱き込み易く、熱量授受性能が極めて悪化する。従ってそのままでは適用が困難であり、そのままで適用する場合は対策として、高い加圧力を加えながら使用する必要がある。多くの場合この加圧力は発熱素子5や放熱手段6を破損せしめる恐れがあり、通常は使用不可能であった。これはグラファイトシートの優れた熱拡散性能を利用する上で大きな障害になっていた。本発明に係る面間伝熱プレート1は中心層1−1、第2層2−1、2−2、第3層3−1、3−2は予め高い圧力で加圧積層されてあるから、中心層1−1のグラファイトシートはすでに加圧を完了して抱き込み空気は排出されてあり、面間伝熱プレート1としては何等の加圧力を必要とすることなく使用することが出来る。これは本発明の重要な着眼点であり大きな作用効果である。
(2) この面間伝熱プレート1は平均密度を極めて小さく軽量に構成することが出来る。
中心層1−1のグラファイトシートは密度1.0g/cmと極めて軽量であるから複合構造の面間伝熱プレート1は平均密度を極めて低密度に構成することが出来る。例えば中心層1−1を厚さ0.2mmのグラファイトシート、第3層3−1、3−2を厚さ0.1mmのアルミニゥム薄板、第2層2−1、2−2を無視し得る程度の厚さの接着剤、で構成した厚さ0.4mmの面間伝熱プレート1の平均密度は1.86g/cmとなり、アルミニゥムの密度2.7g/cmに比較して33%軽量化される。これは従来の面間伝熱プレート(一般には純銅プレート、アルミプレートが使用される。)に比較して画期的な軽量化となり、宇宙用機器、航空用機器等に利用する場合極めて有効である。
(3) この面間伝熱プレート1はグラファイトシートの優れた平面方向熱伝導率の有効利用によって優れた熱拡散性能が与えられる。平面に垂直な方向の貫流熱伝導率が純銅プレートの1/80に過ぎないグラファイトシートの欠点を補って、これによりグラファイトシートの純銅の2倍以上という優れた平面方向熱伝導率に伴う優れた熱拡散性能を有効利用することを可能にする。
グラファイトシートは純銅の2倍以上という優れた熱拡散性能を有するにも拘らず、平面に垂直な方向の貫流熱伝導率は純銅の1/80に過ぎず、これに起因して小さな放熱面積の発熱体から十分な熱量を受熱することが不可能であり、優れた熱拡散性能を活用することが不可能であった。それに対して本発明の面間熱伝導プレート1においては小型発熱体5の小さな放熱面5−1から供給された熱量は、まず第3層3−1により熱拡散され実効受熱面積が拡大せしめられ、然る後に中心層1の、グラファイトシートに到達し、更にグラファイトシートにより十分に熱拡散せしめられ然る後に反対側の第3層3−2に到達し、第3層3−2により更に熱拡散せしめられて放熱手段6の受熱面6−1に到達する。このようにグラファイトシートの熱量授受面積が十分に拡大されるので、グラファイトシートにおける熱量の貫流熱伝導率は小さくても十分な熱量を受熱しこれを十分に拡散して放熱手段6の広い受熱面6−1に有効に伝導せしめることが出来る。
(4) この面間伝熱プレート1はその放熱面上において極めて優れた温度均一化性能を発揮する。
その温度均一化性能はプレート面積が極めて大きい場合はプレートヒートパイプの方が遥かに優れているが、100mm×100mmの如く限定された小面積の場合は本発明の面間伝熱プレート1はプレートヒートパイプに劣らぬ均一化性能を発揮する。この温度均一化性能はグラファイトシート内ににおける熱量の平面方向の熱移動速度が純銅プレート内における移動速度の2倍以上という高速度性と、グラファイト内における平面に垂直な方向の移動速度が純銅プレート内における平面に垂直な方向の移動速度の1/80という低速度性の相互作用と更に第3層3−1、3−2の高熱伝導率金属の熱量移動速度の高速性とグラファイト内熱量の移動速度の高速性の相互補完作用により齎される。
面間伝熱プレート1の温度均一化性能は各構成部の次の如き作用により発揮される。小型発熱素子5の放熱面5−1から供給された熱量は第3層3−1の熱伝導性の良好さにより拡散されて、拡大された受熱面から第2層2−1の極めて薄い接着剤層を介して中心層1−1のグラファイトシートに伝導される。
グラファイトシートは平面に垂直な方向の貫流熱伝導率は5W/m℃であり極めて遅い熱移動速度であるのに対し、平面方向熱伝導率は800W/m℃であり、垂直方向の160倍の熱移動速度であるから、100mm×100mmの如く限定されたプレート面積では導入された熱量は殆ど瞬時に全面積に拡散して、グラファイトシート全面の温度を上昇せしめる。熱伝導率が極めて大きいからシート内での温度降下は極めて少なく全面が殆ど等温度になる。また何らかの理由でシート面の一部で温度が降下した場合はシート内に蓄積されてある熱量がその温度降下部の熱量を瞬時に補充するからシート面の温度は常に均一に保たれる。この作用はヒートパイプ内壁面に低温部が発生しても作動液蒸気の高速補充により瞬時に温度が回復せしめられ常に均一温度に保たれる作用に酷似している。この様にして均一な温度に上昇せしめられた第1層1−1の熱量は、拡大された広い熱量授受面積の作用により極めて低い熱抵抗で第2層2−2を貫通して第3層3−2に伝導される。第3層2−2も熱伝導性が良好であるからこの層の温度均一化性能もグラファイトシートの温度均一化性能を補完するから、面間伝熱プレート1の温度均一化性能は益々バラツキの少ないものとなる。
第1層として厚さ0.2mmのグラファイトシート、第2層としてシリコン系熱伝導性接着剤、第3層として厚さ0.1mmの純銅薄板を適用して、厚さ0.4mm、外寸60mm×60mmの本発明の面間伝熱プレートを製作して、厚さ2mm、外寸60mm×60mmのフロン142b作動液封入のプレートヒートパイプと性能の比較を行った。性能の測定は図2の如く配置して、放熱面積13mm×13mmの小型発熱素子、受熱面積50mm×50mmのヒートシンクを装着した。熱入力12W、冷却対流0.2m/sにおける熱抵抗値は面間伝熱プレート5.1℃/W、プレートヒートパイプ5.04℃/Wと両者間の熱抵抗値には殆ど差異がなかった。温度均一化性能は面間伝熱プレートの±1℃に対してプレートヒートパイプは±1.5℃と本発明の面間伝熱プレートの方が良好な値を示した。この様な結果から本発明の面間伝熱プレーが厚さ0.5mm以上に構成されたものであれば厚さ2mmのプレートヒートパイプより遥かに高性能となることが明らかであった。この様な小型プレートの場合はプレートヒートパイプよりは本発明の面間伝熱プレートの方が極めて有利であると判断された。
発明の効果
本発明によりプレートヒートパイプでは実現の不可能な厚さ1mm以下0.2mmにも薄形化された小型面間伝熱プレートを提供することが可能になった。その熱拡散性能及び温度均一化性能はプレートヒートパイプよりも遥かに優れた性能を示す。更にその密度はアルミニウムよりも低く構成することが可能であり、適用温度領域もヒートパイプよりも広いものである。この様な従来は想像もつかなかった様な超薄形、超軽量、且つヒートパイプよりも優れる熱拡散性能を有する面間伝熱プレートは航空機用機器、宇宙用機器、移動通信用機器、可搬コンピュータ等の半導体発熱素子の熱拡散、放熱に広く活用されることが期待される。
[第一実施例] 本発明に係る面間伝熱プレート1は厚さ1mm以下の薄形に構成することが出来る。この場合は曲げ加工を施して使用される例が多い。また非常に薄形であるから使用時に屈曲せしめられる場合も多い。また伝熱プレートであるから必然的に高温度と低温度の温度サイクルを受けることは避けられない。
これらの場合第3層3−1、3−2の金属材料によっては第1層1−1との膨張係数が著しく異なることにより第2層2−1、2−2には著しいストレスが係ることになる。第一実施例は上述のごとき場合に第2層2−1、2−2において層間剥離が発生したり、第2層2−1、2−2が切断したりすることによる性能低下を防止する為の実施例である。本実施例においては第2層2−1、2−2には展延性に富むゴム状弾性接着剤の薄膜層が適用され、第3層3−1、3−2には展延性と可撓性に富む高熱伝導率の金属薄肉層が適用されて実施される。
[第二実施例] 第二実施例は第一実施例より高機能を発揮する構成である。図1における第3層3−1、3−2は展延性と可撓性に富む高熱伝導率の金属薄肉層であり、第2層2−1、2−2は展延性に富み且つ第3層を形成する金属より融点が低い合金材の薄膜層であることを特徴とする。第一実施例の場は面間伝熱プレート1適用温度領域が接着剤の適用温度領域により限定される問題があった。伝熱性良好な接着剤の適用温度領域は200℃以下である。本実施例では第2層2−1、2−2の接着剤としては第3層3−1、3−2の金属薄肉層より融点の低い合金層が適用されてあるから、第3層3−1、3−2がアルミニゥムの場合は600℃以下、純銅の場合は1000℃以下の如く適用温度領域が大幅に拡大される。グラファイトシートは金属との接着性が良好とは言えないが、高圧下において真空熔着することにより実用上は支障のない程度の接着力が得られる。実施に当たってはグラファイトシートの外縁、及び第2層合金層の外縁より第3層3−1、3−2の外縁を稍大きめに形成して、合金層の熔着と同時に第3層3−1と第3層3−2との相互間を直接溶接またはろう接し、完全溶接部である外縁部を付加形成することにより、第2層の熔着によるグラファイトシートとの接合の信頼性を向上せしめることが出来る。第二実施例は第一実施例の接着剤接合のプレートより熱伝導性が大幅に向上する点も大きな利点となる。
[第三実施例] 本発明の面間伝熱プレート1は極めて薄形に構成されすることが出来るがその場合余りに柔軟に過ぎて実装時に困難を発生することがある。第三実施例はその対策を講じた実施例である。本実施例では第3層3−1、3−2を構成する両面の層の、放熱部5−1の面積の小さな小型発熱素子5を接着する側の層3−1は展延性と可撓性に富む高熱伝導率の金属薄肉層で構成し、受熱部6−1の面積の広い放熱手段6を接着する面の層3−2は強靭な可撓性に乏しい金属薄肉層で構成する。この場合熱量授受面積の小さな小型発熱素子5を接着する側の層は熱伝導率の高い金属薄肉層で構成する必要があり、熱量授受面積の大きな放熱手段側の層は多少熱伝導性を犠牲にしても強靭な可撓性に乏しい金属薄肉層で構成することが出来る。この様な構成とすることにより面間伝熱プレート1を全体として強靭な構造とすることが出来る。
[第四実施例] 本発明の面間伝熱プレート1は極めて薄形に構成されすることが出来るので、その反面機械的強度が低下することは避けられない。従ってその実装に際して接着剤を使用する場合、小型発熱素子5の交換等の為の分解剥離に際して変形し易く再使用に不可能になることがある。また接着剤実装の場合は熱抵抗の増加を避ける加圧接着の必要があり、それに起因する面間伝熱プレート1の変形損傷を引き起こす例も多い。第四実施例はそれらの対策が施された構成である。図1において第4層4−1、4−2は所定の温度で熔融または軟化し、発熱素子の放熱面または放熱手段の受熱面に対する接着に際して加圧の必要の無い加熱接着機能と、また剥離に際して強い外力を加える必要の加熱剥離機能の両機能を併有する低融点金属の薄膜層であることを特徴としている。
本発明の面間伝熱プレートの基本構造の説明図で一部拡大図である。 本発明の面間伝熱プレートの適用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 面間伝熱プレート
1−1 中心層
2−1 第2層
2−2 第2層
3−1 第3層
3−2 第3層
4−1 第4層
4−2 第4層
5 小型発熱素子
5−1 小型発熱素子の放熱部
6 放熱手段
6−1 放熱手段の受熱部

Claims (2)

  1. 小面積の受熱面から入力される熱量を均一に拡散せしめて大面積の放熱面に熱量を伝熱せしめる面間伝熱プレートであって、面方向熱伝導率が極めて高く、面を貫く垂直方向の熱伝導率が低い種類のグラファイト薄肉シート層を中心層とし、熱抵抗を無視し得る厚さの接着剤の薄膜層であり中心層を挟持する第2層と、高熱伝導率の金属薄肉層であり中心層と第2層の全てを挟持する第3層とからなり、第2層は展延性に富むゴム状弾性接着剤の薄膜層であり、第3層は展延性と可撓性に富む高熱伝導率の金属薄肉層であり、第3層の外側表面には薄膜層である第4層が被覆されてあることを特徴とし、且つ中心層、第2層、第3層は所定の温度、所定の加圧力にて相互に接着され積層化されてあり、前記中心層のグラファイトシートは密度1.0g/cm3と極めて軽量であり、平面に垂直な方向の貫流熱伝導率は5W/m℃であり、平面方向熱伝導率は800W/m℃であり、垂直方向の160倍の熱移動速度であり、純銅の2倍以上という優れた平面方向熱伝導率及び純銅の1/80の平面に垂直な方向の貫流熱伝導率であり、前記中心層を厚さ0.2mmのグラファイトシート、第3層を厚さ0.1mmの純銅薄板もしくはアルミニウム薄板、第2層を無視し得る程度の厚さのシリコン系熱伝導性接着剤、で構成したことを特徴とする面間伝熱プレート。
  2. 第4層は所定の温度で熔融または軟化し、発熱素子の放熱面または放熱手段の受熱面に対する加熱接着機能と加熱剥離機能を併有する低融点金属の薄膜層であることを特徴とする請求項1に記載の面間伝熱プレート。
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