JP4802540B2 - コア、リアクトル及びコア製造方法 - Google Patents
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Description
また、請求項2の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、前記ギャップは、板状部材であり、前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、前記接着剤が前記磁性体と前記ギャップとの当接面間に介在されないで、前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されている。
また、請求項3の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、前記磁性体の前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、前記ギャップの断面サイズは、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定され、前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されている。
また、請求項4の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、前記ギャップは、板状部材であり、前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されている。
また、請求項11の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成されている前記磁性体と、断面サイズが、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着する。
また、請求項12の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、前記磁性体と、板状部材であり、断面サイズがその両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着する。
請求項2に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、ギャップの断面サイズが、その両側の磁性体の端面のサイズよりも大きく設定されているため、磁性体とキャップとの当接部においてギャップの外縁部が両側の磁性体の外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項3に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部において磁性体のツバ部がギャップの外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項4に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部においてギャップの外縁部が両側の磁性体の外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項11に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部において磁性体のツバ部がギャップの外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項12に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部においてギャップの外縁部が両側の磁性体の外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
図1は本発明の第1実施形態に係るリアクトルの平面図であり、図2は図1のリアクトルの側面図である。このリアクトル1は、図1及び図2に示すように、略トロイダル形状(例えば、略矩形トロイダル形状)のコア3と、コア3の外周に設けられたコイル5,7とを備えて構成されており、ハイブリッド車又は電気自動車の駆動用の電源系統(特に、昇圧コンバータ)に用いられる。
図5は本発明の第2実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図6は図5のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部における接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
図7は本発明の第3実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図8は図7のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部における磁性体11の端部形状及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
図10は本発明の第4実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図11は図10のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面サイズ及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
図12は本発明の第5実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図13は図12のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面サイズ及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
図14は本発明の第6実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の分解斜視図であり、図15は図14のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面形状及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
図16は本発明の第7実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の分解斜視図であり、図17は図16のギャップ介挿部のA−A線に沿った断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面形状及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
上述の各実施形態では、コア3の磁性体11を圧粉磁性体で構成したが、磁性体11を珪素鋼板で構成してもよい。
3 コア
5,7 コイル
11,11a〜11f 磁性体
13,13a〜13f ギャップ
21 当接部
23 接着剤
25 ツバ部
27 孔部
29 切欠部
Claims (12)
- コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
前記磁性体の前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、
前記ギャップの断面サイズは、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定され、
前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記接着剤が前記磁性体と前記ギャップとの当接面間に介在されないで、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。 - コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
前記ギャップは、板状部材であり、
前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、
前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記接着剤が前記磁性体と前記ギャップとの当接面間に介在されないで、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。 - コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
前記磁性体の前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、
前記ギャップの断面サイズは、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定され、
前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。 - コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
前記ギャップは、板状部材であり、
前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、
前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
前記接着剤は、前記ギャップの両側に位置する前記当接部ごとに独立して付与されていることを特徴とするコア。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
前記接着剤は、前記ギャップの両側に位置する2箇所の前記当接部を一度に覆うように付与されていることを特徴とするコア。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
前記ギャップに、その厚み方向に貫通する接着剤付与用の孔部が設けられていることを特徴とするコア。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
前記ギャップに、その外縁部から内方に食い込む接着剤付与用の切欠部が設けられていることを特徴とするコア。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載のコアにおいて、
前記磁性体は圧粉磁性体により形成されていることを特徴とするコア。 - 請求項1ないし9のいずれかに記載のコアを用いたことを特徴とするリアクトル。
- コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、
前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成されている前記磁性体と、断面サイズが、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着するコア製造方法。 - コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、
前記磁性体と、板状部材であり、断面サイズがその両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着するコア製造方法。
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