JP4802540B2 - コア、リアクトル及びコア製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコア及びその関連技術に関する。
ハイブリッド車、電気自動車では、電源(バッテリ)から電力を昇圧コンバータで昇圧してモータに供給しており、その昇圧コンバータにはリアクトルが用いられている。このようなリアクトルのコアには珪素鋼板等が用いられている。このため、この種のコアでは複数のギャップを介挿し、これによって、コアの透磁率を下げて昇圧コンバータの高出力によってコアが磁気飽和するのを防止するとともに、インダクタンスの調整を行っている。複数のギャップを介挿している。このため、キャップ介挿部におけるギャップと磁性体との接合を如何に行うかが課題となっている。
この点について従来のコアでは、図18に示すように、磁性体101とギャップ103との当接面に接着剤105を付与し、これによって磁性体101とギャップ103とを接着している。
しかしながら、上述の従来のコアでは、磁性体101とギャップ103との当接面間に接着剤105を介挿する構成のため、接着剤105の厚み制御が難しく、インダクタンスがばらつきやすい。このため、リアクトルの品質がばらつきやすいという問題がある。
例えば、ハイブリッド車用の昇圧コンバータに用いられるリアクトルコアの場合、許容されるギャップ長誤差は0.3mm程度であるのに対し、ギャップ103を6箇所に介挿するような場合、磁性体101とギャップ103との接合部が12箇所(6×2=12)となり、その12箇所のギャップ長誤差の総和を0.3mm程度に納めるには、非常に難しい作業が要求される。
そこで、本発明の解決すべき課題は、ギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できるコア及びその関連技術を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、前記磁性体の前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、前記ギャップの断面サイズは、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定され、前記接着剤が前記磁性体と前記ギャップとの当接面間に介在されないで、前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されている。
また、請求項2の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、前記ギャップは、板状部材であり、前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、前記接着剤が前記磁性体と前記ギャップとの当接面間に介在されないで、前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されている。
また、請求項3の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、前記磁性体の前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、前記ギャップの断面サイズは、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定され、前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されている。
また、請求項4の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、前記ギャップは、板状部材であり、前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されている。
また、請求項5の発明では、請求項1ないし4のいずれかの発明に係るコアにおいて、前記接着剤は、前記ギャップの両側に位置する前記当接部ごとに独立して付与されている。
また、請求項6の発明では、請求項1ないし4のいずれかの発明に係るコアにおいて、前記接着剤は、前記ギャップの両側に位置する2箇所の前記当接部を一度に覆うように付与されている。
また、請求項7の発明では、請求項1ないし4のいずれかの発明に係るコアにおいて、前記ギャップに、その厚み方向に貫通する接着剤付与用の孔部が設けられている。
また、請求項8の発明では、請求項1ないし4のいずれかの発明に係るコアにおいて、前記ギャップに、その外縁部から内方に食い込む接着剤付与用の切欠部が設けられている。
また、請求項9の発明では、請求項1ないし8のいずれかの発明に係るコアにおいて、前記磁性体は圧粉磁性体により形成されている。
また、請求項10の発明では、請求項1ないし9のいずれかの発明に係るコアがリアクトルに用いられている。
また、請求項11の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成されている前記磁性体と、断面サイズが、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着する。
また、請求項12の発明では、コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、前記磁性体と、板状部材であり、断面サイズがその両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着する。
請求項1に記載の発明によれば、磁性体とギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、磁性体とギャップとを接着する構成であるため、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体のギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、ギャップの断面サイズが、ツバ部が設けられた磁性体の端面のサイズよりも小さく設定されているため、磁性体とキャップとの当接部において磁性体のツバ部がギャップの外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項2に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、ギャップの断面サイズが、その両側の磁性体の端面のサイズよりも大きく設定されているため、磁性体とキャップとの当接部においてギャップの外縁部が両側の磁性体の外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項3に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部において磁性体のツバ部がギャップの外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項4に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部においてギャップの外縁部が両側の磁性体の外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項5に記載の発明によれば、接着剤が、ギャップの両側に位置する前記当接部ごとに独立して付与されているため、接着剤の使用量を最小限に抑えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、接着剤が、ギャップの両側に位置する2箇所の当接部を一度に覆うように付与されているため、ギャップの両側に位置する2箇所の当接部に対する接着剤の付与を一度に行うことができ、接合工程を簡略化できる。
請求項7に記載の発明によれば、ギャップにその厚み方向に貫通する接着剤付与用の孔部が設けられており、例えばその孔部に接着剤を充填して、ギャップ及びその両側の磁性体を互いに接着することができるため、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。
また、単純に当接部の外周に接着剤を塗布する構成に比して、ギャップと磁性体との接着剤による接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項8に記載の発明によれば、ギャップにその外縁部から内方に食い込む接着剤付与用の切欠部が設けられているため、例えばその切欠部に接着剤を充填して、ギャップ及びその両側の磁性体を互いに接着することができるため、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。
また、単純に当接部の外周に接着剤を塗布する構成に比して、ギャップと磁性体との接着剤による接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
また、ギャップの切欠部はギャップの外縁部に開放されているため、ギャップを磁性体間に挟み込む前に接着剤を切欠部内に充填できる他、ギャップを磁性体間に挟み込んだ状態でも切欠部内に接着剤を充填でき、接合工程の自由度が高いとともに、仮に切欠部への接着剤の充填量が多すぎた場合にも、接合の際に余分な接着剤を切欠部の外に容易に逃がすことができ、接着剤がギャップと磁性体との当接面間に侵入するのを防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、コアの磁性体が圧粉磁性体により形成されているため、磁性体の製造工程を簡略化できるとともに、磁性体の形状自由度を拡大できる。例えば、ギャップとの当接端部にツバ部を有するような複雑な形状の磁性体であっても、容易に作製できる。
請求項10に記載の発明によれば、インダクタンスのばらつきが抑制された高品質のリアクトルを提供できる。
請求項11に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部において磁性体のツバ部がギャップの外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
請求項12に記載の発明によれば、ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤の影響を取り除くことができ、その結果コアのギャップ長誤差を抑制してインダクタンスのばらつきを抑制できる。また、磁性体とキャップとの当接部においてギャップの外縁部が両側の磁性体の外方に張り出す構成とでき、これによってギャップと磁性体との当接部近傍における接着剤の接着面積を拡大することができ、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係るリアクトルの平面図であり、図2は図1のリアクトルの側面図である。このリアクトル1は、図1及び図2に示すように、略トロイダル形状(例えば、略矩形トロイダル形状)のコア3と、コア3の外周に設けられたコイル5,7とを備えて構成されており、ハイブリッド車又は電気自動車の駆動用の電源系統(特に、昇圧コンバータ)に用いられる。
コア3は、複数(例えば、6つ)の磁性体11a〜11f(これらを総称する場合には、符号「11」を用いる)と、少なくとも1つ(例えば、6つ)のギャップ13a〜13f(これらを総称する場合には、符号「13」を用いる)とを備えて構成されている。
磁性体11a,11bが、コア3の4辺のうちの対向する2辺の部分と、その辺の両側のコーナ部とを構成し、残りの2組の磁性体11c,11d及び11e,11fが、4辺のうちの対向する残りの2辺の部分を構成するようになっている。
各磁性体11a〜11fは、金属磁性粉末、又は所定の絶縁被膜で覆った金属磁性粉末を樹脂で結合した圧粉磁性体により構成されており、圧粉磁性材料を所定の成型用の型に充填して加圧、圧縮した後、加熱処理することにより形成される。
ギャップ13a〜13fは、耐熱性及び線膨張係数の点で良好なセラミック(アルミナ等)で形成された、厚みが1mm程度の板状部材であり、図1に示すように、コア3の各磁性体11a〜11f間にそれぞれ介挿されている。ギャップ13a〜13fの断面形状(なお、この「断面」とは磁気経路に垂直な断面をいう。以下同様。)及び断面サイズは、各磁性体11aのギャップ13a〜13fと当接する端面の形状(例えば、矩形)及びサイズと一致されている。
コイル5,7は、平角線(例えば、エッジワイズに巻回された平角線)又は丸線により構成され、磁性体11c,11d及び11e,11fによって構成される辺の外周部に装着され、その辺の2箇所のギャップ介挿部を一度に覆うようになっている。
このようなリアクトル1において、各ギャップ介挿部における磁性体11とギャップ13との接合は、次のようにして行われる。
すなわち、各ギャップ介挿部では、図3及び図4に示すように、磁性体11とギャップ13との当接部21の外周にその全周にわたって接着剤23を付与することにより、磁性体11とギャップ13とが接着されている。接着剤23には、耐熱性に優れたエポキシ系接着剤が用いられる。
より詳細には、各ギャップ介挿部において、接着剤23は、各ギャップ13の両側に位置する当接部21ごとに独立して(互いに離間して)付与されている。
以上のように、本実施形態によれば、磁性体11とギャップ13との当接部21の外周に接着剤23を付与することにより、磁性体11とギャップ13とを接着する構成であるため、各ギャップ介挿部におけるギャップ長への接着剤23の影響を取り除くことができ、その結果コア1のギャップ長誤差を抑制し、インダクタンスのばらつきが抑制された高品質のリアクトル1を提供できる。
また、接着剤23が、ギャップ13の両側に位置する当接部21ごとに独立して付与されているため、接着剤23の使用量を最小限に抑えることができる。
また、磁性体11が圧粉磁性体により形成されているため、磁性体11の製造工程を簡略化できるとともに、磁性体11の形状自由度を拡大できる。
<第2実施形態>
図5は本発明の第2実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図6は図5のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部における接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、各ギャップ介挿部において、図5及び図6に示すように、接着剤23が、各ギャップ13の両側に位置する2箇所の当接部21を一度に覆うように付与されている。
これによって、本実施形態においては、接着剤23の付与形態の点を除いて第1実施形態とほぼ同様な効果が得られるとともに、接着剤23が、各ギャップ13の両側に位置する2箇所の当接部21を一度に覆うように付与されているため、ギャップ13の両側に位置する2箇所の当接部21に対する接着剤23の付与を一度に行うことができ、接合工程を簡略化できる。
<第3実施形態>
図7は本発明の第3実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図8は図7のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部における磁性体11の端部形状及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、各ギャップ介挿部において、図7及び図8に示すように、磁性体11のギャップ13と当接する端部に、外方に張り出すツバ部25が形成されている。また、ギャップ13の断面サイズは、ツバ部25が設けられた磁性体11の端面のサイズよりも小さく設定されている。そして、各ギャップ介挿部において、ギャップ13の外周面と、ギャップ13の両側の磁性体11のツバ部25とにより略O溝状の空間が形成され、接着剤23がその空間内に付与されて、ギャップ13とその両側の磁性体11とが接着されている。このため、上述の図3の接着剤23の塗布形態に比して、各ギャップ13と各磁性体11との当接部21近傍における接着剤23の接着面積が拡大されている。
これによって、本実施形態においては、磁性体11の端部形状及び接着剤23の付与形態の点を除いて第1実施形態とほぼ同様な効果が得られるとともに、各ギャップ13と各磁性体11との当接部21近傍における接着剤23の接着面積を拡大でき、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
なお、図8に示す接着剤23の付与形態の変形例として、図9に示すように、接着剤23を、各ギャップ13の両側のツバ部25間の溝及びその両ツバ部25の全体を覆うように付与してもよい。
<第4実施形態>
図10は本発明の第4実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図11は図10のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面サイズ及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、各ギャップ介挿部において、図10及び図11に示すように、ギャップ13の断面サイズがその両側の磁性体11の端面のサイズよりも小さく設定されている。そして、各ギャップ介挿部において、ギャップ13の外周面と、ギャップ13の両側の磁性体11の端面とにより略O溝状の空間が形成され、接着剤23がその空間内に付与されて、ギャップ13とその両側の磁性体11とが接着されている。このため、上述の図3の接着剤23の塗布形態に比して、各ギャップ13と各磁性体11との当接部21近傍における接着剤23の接着面積が拡大されている。
これによって、本実施形態においては、ギャップ13の断面サイズ及び接着剤23の付与形態の点を除いて第1実施形態とほぼ同様な効果が得られるとともに、各ギャップ13と各磁性体11との当接部21近傍における接着剤23の接着面積を拡大でき、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
また、磁性体11にツバ部25等の張り出しがないため、コイル5,7の占積率の向上が図れる等の利点がある。
<第5実施形態>
図12は本発明の第5実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図であり、図13は図12のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面サイズ及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、各ギャップ介挿部において、図12及び図13に示すように、ギャップ13の断面サイズが、その両側の磁性体11の端面のサイズよりも大きく設定されている。そして、各ギャップ介挿部において、ギャップ13の外縁部が両側の磁性体11の外周から外方にツバ状に張り出すように配置され、接着剤23がそのギャップ13の張出部の両側の各面と、両側の磁性体11の端部外周面とに付着するように付与されて、ギャップ13とその両側の磁性体11とが接着されている。このため、上述の図3の接着剤23の塗布形態に比して、各ギャップ13と各磁性体11との当接部21近傍における接着剤23の接着面積が拡大されている。
これによって、本実施形態においては、ギャップ13の断面サイズ及び接着剤23の付与形態の点を除いて第1実施形態とほぼ同様な効果が得られるとともに、各ギャップ13と各磁性体11との当接部21近傍における接着剤23の接着面積を拡大でき、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
<第6実施形態>
図14は本発明の第6実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の分解斜視図であり、図15は図14のギャップ介挿部の断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面形状及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、各ギャップ介挿部において、図14及び図15に示すように、ギャップ13にその厚み方向に貫通する接着剤付与用の孔部27(例えば、略矩形の孔部27)が設けられ、接着剤23が、当接部21の外周だけでなく、その孔部27内にも充填されて、ギャップ13とその両側の磁性体11とが接着されている。なお、孔部27は図14のように1つ設ける構成でもよく、あるいは2つ以上設ける構成であってもよい。また、孔部27内に充填する接着剤23は、必ずしも孔部27内の空間を完全に満たすように充填しなくともよい。また、ギャップ13の両側の当接部21の外周に付与する接着剤23を、上述の図5に示すような付与形態としてもよい。
これによって、本実施形態においては、ギャップ13の断面形状及び接着剤23の付与形態の点を除いて第1実施形態とほぼ同様な効果が得られるとともに、接着剤23をギャップ13と両側の当接部21の外周だけでなく、ギャップ13の孔部27内にも付与する構成であるため、ギャップ13と磁性体11との接着剤23による接着面積を拡大でき、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
なお、本実施形態の変形例として、ギャップ13の孔部27内に付与する接着剤23のみで十分な接合力が得られる場合には、磁性体11とギャップ13との当接部21の外周に付与する接着剤23を省略してもよい。
<第7実施形態>
図16は本発明の第7実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の分解斜視図であり、図17は図16のギャップ介挿部のA−A線に沿った断面図である。本実施形態におけるリアクトル1が上述の第1実施形態におけるリアクトル1と実質的に異なる点は、ギャップ介挿部におけるギャップ13の断面形状及び接着剤23の付与形態のみであり、互いに対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、各ギャップ介挿部において、図16及び図17に示すように、ギャップ13にその外縁部から内方に食い込む接着剤付与用の切欠部29が設けられ、接着剤23が、当接部21の外周だけでなく、その切欠部29内にも充填されて、ギャップ13とその両側の磁性体11とが接着されている。なお、切欠部29は図16のように1つ設ける構成でもよく、あるいは2つ以上設ける構成であってもよい。また、切欠部29内に充填する接着剤23は、必ずしも切欠部29内の空間を完全に満たすように充填しなくともよい。また、ギャップ13の両側の当接部21の外周に付与する接着剤23を、上述の図5に示すような付与形態としてもよい。
これによって、本実施形態においては、ギャップ13の断面形状及び接着剤23の付与形態の点を除いて第1実施形態とほぼ同様な効果が得られるとともに、接着剤23をギャップ13と両側の当接部21の外周だけでなく、ギャップ13の切欠部29内にも付与する構成であるため、ギャップ13と磁性体11との接着剤23による接着面積を拡大でき、その結果接着が容易になり、接着強度も高くなる。
また、ギャップ13の切欠部29はギャップ13の外縁部に開放されているため、ギャップ13を磁性体11間に挟み込む前に接着剤23を切欠部29内に充填できる他、ギャップ13を磁性体11間に挟み込んだ状態でも切欠部29内に接着剤23を充填でき、接合工程の自由度が高いとともに、仮に切欠部29への接着剤23の充填量が多すぎた場合にも、接合の際に余分な接着剤23を切欠部29の外に容易に逃がすことができ、接着剤23がギャップ13と磁性体11との当接面間に侵入するのを防止することができる。
なお、本実施形態の変形例として、ギャップ13の切欠部29内に付与する接着剤23のみで十分な接合力が得られる場合には、磁性体11とギャップ13との当接部21の外周に付与する接着剤23を省略してもよい。
<変形例>
上述の各実施形態では、コア3の磁性体11を圧粉磁性体で構成したが、磁性体11を珪素鋼板で構成してもよい。
また、上述の各実施形態では、各実施形態に係る技術をリアクトル1のコア3に適用した例について説明したが、各実施形態に係る技術は、磁気経路上の磁性体11間にギャップ13が介挿されるようなコアであれば任意のコア(例えば、トランス用コア)に適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るリアクトルの平面図である。 図1のリアクトルの側面図である。 図1のリアクトルのコアにおけるギャップ介挿部の斜視図である。 図3のギャップ介挿部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図である。 図5のギャップ介挿部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図である。 図7のギャップ介挿部の断面図である。 図8の構成の変形例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図である。 図10のギャップ介挿部の断面図である。 本発明の第5実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の斜視図である。 図12のギャップ介挿部の断面図である。 本発明の第6実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の分解斜視図である。 図14のギャップ介挿部の断面図である。 本発明の第7実施形態に係るリアクトルにおけるギャップ介挿部の分解斜視図である。 図16のギャップ介挿部のA−A線に沿った断面図である。 従来のコアにおける磁性体とギャップとの接合部の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 リアクトル
3 コア
5,7 コイル
11,11a〜11f 磁性体
13,13a〜13f ギャップ
21 当接部
23 接着剤
25 ツバ部
27 孔部
29 切欠部

Claims (12)

  1. コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
    前記磁性体の前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、
    前記ギャップの断面サイズは、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定され、
    前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記接着剤が前記磁性体と前記ギャップとの当接面間に介在されないで、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。
  2. コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
    前記ギャップは、板状部材であり、
    前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、
    前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記接着剤が前記磁性体と前記ギャップとの当接面間に介在されないで、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。
  3. コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
    前記磁性体の前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成され、
    前記ギャップの断面サイズは、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定され、
    前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。
  4. コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアにおいて、
    前記ギャップは、板状部材であり、
    前記ギャップの断面サイズは、その両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定され、
    前記磁性体と前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与することにより、前記磁性体と前記ギャップとが接着されていることを特徴とするコア。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
    前記接着剤は、前記ギャップの両側に位置する前記当接部ごとに独立して付与されていることを特徴とするコア。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
    前記接着剤は、前記ギャップの両側に位置する2箇所の前記当接部を一度に覆うように付与されていることを特徴とするコア。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
    前記ギャップに、その厚み方向に貫通する接着剤付与用の孔部が設けられていることを特徴とするコア。
  8. 請求項1ないし4のいずれかに記載のコアにおいて、
    前記ギャップに、その外縁部から内方に食い込む接着剤付与用の切欠部が設けられていることを特徴とするコア。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のコアにおいて、
    前記磁性体は圧粉磁性体により形成されていることを特徴とするコア。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載のコアを用いたことを特徴とするリアクトル。
  11. コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、
    前記ギャップと当接する端部に、外方に張り出すツバ部が形成されている前記磁性体と、断面サイズが、前記ツバ部が設けられた前記磁性体の端面のサイズよりも小さく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着するコア製造方法。
  12. コアを構成する磁性体間にギャップが介挿されて構成されるコアを製造するコア製造方法において、
    前記磁性体と、板状部材であり、断面サイズがその両側の前記磁性体の端面のサイズよりも大きく設定されている前記ギャップとを当接させた状態で前記磁性体と前記ギャップとの当接部の外周に接着剤を付与して、前記磁性体と前記ギャップとを接着するコア製造方法。
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