JPH0631124U - トランスのコアの組立構造 - Google Patents

トランスのコアの組立構造

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JPH0631124U
JPH0631124U JP071603U JP7160392U JPH0631124U JP H0631124 U JPH0631124 U JP H0631124U JP 071603 U JP071603 U JP 071603U JP 7160392 U JP7160392 U JP 7160392U JP H0631124 U JPH0631124 U JP H0631124U
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JP
Japan
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cores
core
adhesive
transformer
assembly structure
Prior art date
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Application number
JP071603U
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English (en)
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稔 中野
昭 新明
薫明 渡辺
朝海 樋浦
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コア10とコア20の接着強度が大きい組立構造と
し、プリント基板実装時にコア20が剥がれたり、コイル
のインダクタンスが変化するのを防止する。 【構成】僅かな距離をおいて突き合わされた一対の磁性
体コア10、20の側面に接着剤50を塗布し、一部が両コア
10、20間の間隙に入り込んだこの接着剤50によって、両
コア10、20を互いに接着固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、閉磁路を形成する一対のコアを具えたトランスにおけるコアの組立 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トランスに取付けられる一対の磁性体コアとして、図1に示すようなコア10、 20がある。コア10はは横断面がE形で、平板部11とその両端に一体に形成された 外脚12、及び平板部の中央に一体に形成された円柱形の中央脚13を有している。 そして、コア10の上面に、平板状のコア20が突き合わせて固定される。このよう な一対のコア10、20は、通常コア20と中央脚13の間、あるいはコア20と中央脚13 及び外脚12の間に絶縁シート30を挿入したり隙間を設けたりして、磁気飽和が起 きにくい構造とされる。 図2及び図3は、このようなコア10、20を用いて構成された従来の薄型トラン スであり、コア20と中央脚13及び外脚12の間に、コア20とほぼ同じ大きさの絶縁 シート30が挿入されている例を示している。一対のコア10、20は、図示しない複 数のコイルが巻回されたボビン40を挟んで突き合わしてあり、側面の4箇所に塗 布した接着剤50によって、互いに接着固定してある。なお、60はコイルに被せら れた絶縁カバー、70はボビン40に植設された端子である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような構造のトランスをリフロー半田等の手段でプリント基板 に取付ける際に、高温のために絶縁シート30が軟化して収縮したり膨張したりし てコア10とコア20との間隔が変わり、コイルのインダクタンスの変化を招く欠点 があった。また、外形寸法の制約等のために接着剤50を塗布する位置が限られ、 塗布面積が狭くなるので、接着力が弱く、絶縁シート30の膨張が大きい場合には コア10、20が互いに剥がれてしまう問題もあった。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、コア10、20同士の接着強度が大きく、プリント基板実装時にコイル のインダクタンスが変化することのないトランスのコアの組立構造を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、僅かな距離をおいて突き合わされた一対の磁性体コアの側面に接着 剤が塗布され、一部が両コア間の間隙に入り込んだこの接着剤によって両コアが 互いに接着固定されている構成を特徴とする。
【0006】
【実施例】
図4は本考案を適用したトランスの一実施例を示す平面図である。従来例と対 応する部分には以下の図でも同一符号を付し、重複する説明は省略する。 本考案においては、コア20よりも幅Wの狭い絶縁シート30を用い、コア10、20 の側面に接着剤50を塗布したとき、図5に示すように接着剤50の一部がコア10、 20間の隙間に浸入するようにしてある。そして、この接着剤50によって両コア10 、20が互いに接着固定されている。
【0007】 コア10、20を接着するには、例えば絶縁シート30として両面接着テープを用い て行うとよい。すなわち、平板状のコア20の下面に両面接着テープを貼り付けた ものを、さらに下側のコア10に貼り付けて仮り止めした後、コア10、20の側面に エポキシ系などの液状の接着剤50を塗布し乾燥して、本固定するものである。 絶縁シート30はコア10、20間の間隔を決めるために設けられる。したがって、 絶縁シート30としては、両面接着テープに限らず、単なるプラスチックフィルム を用いてもよい。その場合には、接着剤50が硬化した後で絶縁シート30を抜き取 ってしまってもよい。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、一対のコアの間隔を一定に保ちながら接着強度を従来の3〜 5倍程度向上することができる。このため、プリント基板実装時にコアが剥がれ たりインダクタンスが変化したりするのを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のトランス要部の分解斜視図
【図2】 従来のトランスの構成例を示す正面図
【図3】 同トランスの平面図
【図4】 本考案を適用したトランスの一実施例を示す
平面図
【図5】 図5のA−A線に沿った拡大断面図
【符号の説明】
10・20 コア 30 絶縁シート 50 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 樋浦 朝海 埼玉県鶴ヶ島市大字五味ヶ谷18番地 東光 株式会社埼玉事業所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 僅かな距離をおいて突き合わされた一対
    の磁性体コアの側面に接着剤が塗布され、一部が両コア
    間の間隙に入り込んだ該接着剤によって両コアが互いに
    接着固定されていることを特徴とするトランスのコアの
    組立構造。
  2. 【請求項2】 両コア間の接着剤の存在しない間隙部分
    に、絶縁シートを取付けた請求項1のトランスのコアの
    組立構造。
JP071603U 1992-09-18 1992-09-18 トランスのコアの組立構造 Pending JPH0631124U (ja)

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