JP4802235B2 - 無菌加温水連続給水設備 - Google Patents

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本発明は、給水タンクと、該給水タンクから供給された水を加温する加熱装置と、該加熱装置により加温された水を受水する受水タンクから成り、給水タンクからの水を加熱装置に連続投入し、受水タンクに温水を貯蔵する無菌加温水連続給水設備に関する。
従来の加温水給水設備は、給湯器等の水を加温する加温器から出湯された湯水を、配管を介して浴槽、台所、洗面所等の各使用場所に供給している(例えば、特許文献1参照)。
一方、使用場所で使用された湯水を受水タンクに貯水し、この使用された湯水を再利用している再利用システムがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−170689号公報(第4頁、第1図) 特開平6−257197号公報(第2頁、第1図)
しかし前記特許文献1に記載の加温水給水設備は、使用した温水を再利用していないために不経済であると共に、再度加温水を給水する使用する場合には再加熱しなければならず、連続的に加温水を供給することができなかった。一方、特許文献2の記載の再利用システムでは、使用場所で使用された湯水には、細菌が含有されている可能性があり、この使用された湯水を加温して再利用すると、衛生上好ましくないといった虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、衛生上問題のない無菌加温水を連続的に給水可能な設備を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の無菌加温水連続給水設備は、
給水タンクと、該給水タンクから供給された水を加温する加熱装置と、該加熱装置により加温された水を受水する受水タンクから成り、給水タンクからの水を加熱装置に連続投入し、受水タンクに温水を貯蔵する無菌加温水連続給水設備であって、
前記加熱装置は給水タンクからの水が投入される投入部と、該投入部の下方で水平軸によって軸支され、回動手段によって間欠的に連続回動するとともに、前記投入部から投入された水を貯水可能な上方が開口した貯水部が、回動方向の全周に亘って等間隔で少なくとも4つ以上形成されている回転体と、該回転体の前記貯水部に向けてマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段とから成り、前記回転体が間欠回動することによって、前記貯水部は、前記投入部から水が投入される貯水位置と、前記マイクロ波照射手段によってマイクロ波を照射される照射位置と、マイクロ波によって加温された温水を前記受水タンクに放出する放出位置と、に順次切り換えられることを特徴としている。
この特徴によれば、給水された水に細菌が含まれていたとしても、マイクロ波により細胞内水を加温破壊するので無菌状態の温水を連続生成できる。また回転体の間欠回動を連続させることにより、貯水と加熱と放水が同時に行われるので、温水を効率よく受水タンクに貯蔵することができるため、温水の連続供給も可能である。
本発明の請求項2に記載の無菌加温水連続給水設備は、請求項1に記載の無菌加温水連続給水設備であって、
前記貯水部の底部は、少なくとも電気を導通可能な金属体によって構成されており、前記金属体には、誘導加熱器が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、マイクロ波照射手段から照射されるマイクロ波が届きにくい貯水部の底部であっても、誘導加熱器で金属体を加熱することによって加熱速度を上げることができる。
本発明の請求項3に記載の無菌加温水連続給水設備は、請求項1または2に記載の無菌加温水連続給水設備であって、
前記回転体は、所定時間経過することで回動手段によって30度毎間欠回動するとともに、前記貯水部は、前記回転体の回動方向の全周に亘って等間隔で12個形成されており、
前記照射位置は、前記回転体の120度に亘って配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、長時間に亘って貯水部内の水にマイクロ波を照射することができるので、確実に水を加温することができる。
本発明の請求項4に記載の無菌加温水連続給水設備は、請求項1ないし3のいずれかに記載の無菌加温水連続給水設備であって、
前記マイクロ波照射手段は、前記受水タンク内の温水に対してもマイクロ波を照射していることを特徴としている。
この特徴によれば、受水タンク内の温水をマイクロ波で加熱することによって、回転体停止後の受水タンクの温水の温度低下を避けて保温することができる。
本発明の請求項5に記載の無菌加温水連続給水設備は、請求項1ないし4のいずれかに記載の無菌加温水連続給水設備であって、
前記受水タンクにはポンプが付設されており、該受水タンク内の水を給水タンクまたは前記給水設備外に選択的に放出可能となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、給水タンクへ戻すことにより、運転停止後の受水タンクの水を再加熱したり、あるいは給水設備外に放出した、入浴設備用温水や、無菌状態の熱帯魚飼育用水等に利用できる。
本発明に係る無菌加温水連続給水設備を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における無菌加温水連続給水設備を備える介護用風呂移動車を示す説明図であり、図2は、受水タンクを備えた加熱装置の全体像を示す斜視図であり、図3は、図2におけるA−A断面図であり、図4は、加熱装置における回転体を示す一部拡大斜視図であり、図5は、本発明の無菌加温水連続給水設備の構成を示すブロック図である。
図1の符号2は、介護を必要とする利用者等の風呂の出前サービスを行う介護用風呂移動車であって、この介護用風呂移動車2は、入浴するための浴槽3に加温した水を供給する無菌加温水連続給水設備4を備えている。
無菌加温水連続給水設備4は、給水タンク6と、投入管10を介して給水タンク6から供給された水を加温する加熱装置7と、この加熱装置7により加温された水を受ける受水タンク8とを備え、給水タンク6から水を加熱装置7に連続投入し、受水タンク8に温水を貯蔵するようになっている。
受水タンク8及び浴槽3間、浴槽3及び給水タンク6間、受水タンク8及び給水タンク6間には、ポンプ27を備えた配管28が配設されており、この配管28に設けられた3方バルブ41,42を調整することにより、所望の流路ラインを確保できる。
即ち、3方バルブ41、42の浴槽3側への流れを閉鎖して受水タンク8から給水タンク6に温水を供給するための再加熱供給ライン、3方バルブ41の浴槽3側への流れを閉鎖し3方バルブ42の浴槽3側への流れを開放して受水タンク8から浴槽3へ温水を供給する外部供給ライン、3方バルブ41の浴槽3側への流れを閉鎖し3方バルブ42の給水タンク6側への流れを開放して浴槽3から給水タンク6へ使用済みの水を供給する再利用供給ラインを選択することが可能である。
上述したように、浴槽3から給水タンク6へ使用済みの水を供給し、加熱装置7により加温した後、受水タンク8を介して再度温水を浴槽3に供給することができ、経済的、効率的に水を再利用することが可能となる。尚、配管28における給水タンク6とバルブ41の間には、着脱可能のフィルタ43が設けられており、このフィルタ43により、浴槽3から給水タンク6へ使用済みの水に含まれる湯垢等が捕獲されるようになっている。
図2及び図3に示すように、無菌加温水連続給水設備4は、上述したように加温された水5を貯水するための略直方体形状に形成された受水タンク8と、この受水タンク8の後端部から上方に向かって延設された、加熱装置7を囲繞するハウジング9を有し、このハウジング9は略側面視L字形状を成して受水タンク8と加熱装置7とを外部から遮断している。
ハウジング9の上部右側には、給水タンク6から水5が投入される本発明における投入部としての投入管10が設けられている。この投入管10は、水5をハウジング9内に投入可能なように上からハウジング9を貫通して下方に延びている。
図3及び図4に示すように、ハウジング9内には、正面視円形状の回転体12が設けられている。この回転体12は、本発明における電気を導通可能な金属体としてのステンレスによって構成されており、ハウジング9内の投入管10よりも下方位置で前後方向を向く水平軸13によって回動可能に軸支されている。また、水平軸13は、図2に示すハウジング9の前部に設けられた変速機14に接続されている。この変速機14は電動部29に接続されることで回転体12を回動可能とするものである。
更に、この回転体12の円周面には、投入管10から投入された水5を貯水可能な貯水部15が、回転体12の中心に向かって、全周に亘って等間隔に12個形成されている。
これら貯水部15が、図3に示す黒矢印の如く左方に間欠回動して、投入管10の直下に位置する貯水位置に貯水部15が配置されると、その貯水部15のみに水5が貯水されるようになっており、貯水部15に水が溜まると回転体12が間欠回動することによって次の隣接した貯水部15に水5が貯水されるようになっている。
また、各貯水部15の底部には、本発明における誘導加熱器としてのIHコイル17が設けられている。このIHコイル17は、通電されることで各貯水部15に対して誘導加熱を行うようになっており、この誘導加熱で発生する熱によって、貯水部15内の底部近傍の水5を加温可能となっている。
図2及び図3に示すように、受水タンク8の上面後部には、通電されることで、内部でマイクロ波を発生させる本発明におけるマイクロ波照射手段としてのマグネトロン19,22が外部と遮蔽した状態で設けられている。詳しくは、これらマグネトロン19,22のうち、マグネトロン19はハウジング9の右側(図3参照)、マグネトロン22はハウジング9の左側(図3参照)に配置されている。尚、ハウジング9及び受水タンク8の内壁面は、特に図示はしないが、全面にマイクロ波を吸収可能なシールドメッシュが貼り付けられている。
マグネトロン19は、受水タンク8に向けられている照射部19aを有している。また、マグネトロン22も、受水タンク8に向けられた照射部22aを有しており、これら照射部19a,22aからマイクロ波を受水タンク8内の温水となった水5に照射することによって、受水タンク8内の温水を加熱できるようにして、常に定温を保つことができるようになっている。マグネトロン22は、ハウジング9内で貯水部15に対して正面視左方(図3参照)からマイクロ波を照射する照射部22bも有している。
図2及び図3に示すように、ハウジング9の上面には、外部と遮蔽した状態で本発明におけるマイクロ波照射手段としてのマグネトロン20,21が設けられており、このマグネトロン20,21の各照射部20a、21a、21b及び前述したマグネトロン22の照射部22bとで貯水部15の水5を加熱する。本発明における加熱装置7は、これらマイクロ波照射手段と、投入管10と、貯水部15を有する回転体12とで構成されており、IHコイル17およびマグネトロン19は、加熱装置7の補助装置であり、目標設定水温が低い場合にはこれら補助装置は使用しないこともある。
マグネトロン20は、投入管10の左側(図3参照)に設けられており、マグネトロン21は、マグネトロン20の更に左側(図3参照)に設けられており、図3に示すように、ハウジング9内で、貯水位置の貯水部15が正面視で反時計回りに30度回動した位置で、上方からマイクロ波を照射可能な照射部20aを有し、マグネトロン21は、2つの照射部21a,21bを有している。
照射部21aは、照射部20aからのマイクロ波が照射される貯水部15を正面視で更に反時計回りに30度回動した位置の貯水部15に図示上方からマイクロ波を照射可能となっている。更に、照射部21bは、照射部21aからのマイクロ波が照射される貯水部15を正面視で更に反時計回りに30度回動した位置の貯水部15に、図示左上方からマイクロ波を照射可能となっている。そして、照射部21bからのマイクロ波が照射される貯水部15を正面視で更に反時計回りに30度回動した位置の貯水部15は、前述した照射部22bからマイクロ波が照射されるようになっている。
前述したように、浴槽3から給水タンク6へ浴槽3内の使用済みの水5を供給することで水5を再利用したり、殺菌されていない水を使用する場合には、微生物や細菌等が含有されている可能性があるが、このように、照射部20a,21a,21bからマイクロ波を貯水部15に貯水された水に照射するとともに、照射部19a,22aからマイクロ波を受水タンク8内の温水となった水5に照射することで、細菌の細胞内水を加温破壊して死滅させることができる。
また、ハウジング9内では、水5が貯水された貯水部15は、回転体12が正面視で反時計回りに間欠回動する間に、照射部20a、21a、21b、22bの計4つから連続してマイクロ波が照射される。つまり、この回転体12が照射部20a、21a、21b、22bからマイクロ波が照射される120度の範囲が本発明における照射位置となっている。
更に、照射部22bからのマイクロ波が照射される貯水部15の位置から回転体12を正面視で反時計回りに30度回動させると、貯水部15が下方に傾斜することによって、照射位置で加温された水5が、貯水部15に残留することなく受水タンク8に向けて放出される。加温された水5が、貯水部15に残留することなく受水タンク8に放出される位置が、本発明における放出位置となっている。
図3に示すように、受水タンク8内には、受水タンク8内の水位を測定する水位計24と、受水タンク8内の水温を測定する水温計45と、が設けられている。
図2に示すように、受水タンク8には、配管28が接続されており、ポンプ27が動作することによって、この配管28を介して受水タンク8内の水5を浴槽3等の外部の使用箇所に向けて放水可能であり、また前記したように3方バルブ41,42の切り換えにより再加熱のために給水タンク6にくみ上げるようにすることもできる。
また、受水タンク8の上面には、回転体12を回動させるための本発明における回動手段としての電動部29と、後述する水位計24及び水温計45の計測結果を検出し、かつ受水タンクを備えた加熱装置7を操作するコントロールボックス31と、が設けられている。
次に、図5に基づき、本発明の無菌加温水連続給水設備4の駆動システムについて説明する。図5に示すように、電動部29内には、外部から供給された電力を充電する充電器32と、充電器32から電力が伝達されることで回動するモータ等からなる電動機30と、電動機30で発生した回動を変速機14に選択的に伝達するクラッチ33aと、電動機30で発生した回動をポンプ27に選択的に伝達するクラッチ33bと、が設けられている。
更に、充電器32には、IHコイル17、マグネトロン19〜22及び電動機30を制御する制御器32aが内蔵されており、この制御器32aに、コントロールボックス31が接続されている。このコントロールボックス31は、水位計24及び水温計45の計測結果、またはコントロールボックス31に設けた手動操作に応じて、IHコイル17、マグネトロン19〜22及び電動機30のクラッチ33a,33bを動作させるコマンド(信号)を送信する。
特に、コントロールボックス31の操作により、クラッチ33aが所定時間経過する毎に操作されることによって、回転体12が正面視反時計回りに、間欠的に連続回動するようになっている。尚、本実施例における所定時間は、貯水位置に配置されている貯水部15に水5が十分に貯水されるまでの時間として5秒に設定されているが、この時間は、貯水部15の容量に応じて適宜変更することができる。
更に、図5に示すように、充電器32内の制御器32aには、マグネトロン19〜22と、IHコイル17とを制御するための信号ラインが接続されている。これにより受水タンク8内の目標設定温度と水温計45による計測値との温度差に基づき、制御器32aがマグネトロン19〜22及びIHコイル17を動作させるコマンド(信号)を送信し、受水タンク8内の目標設定温度になるように制御される。
尚、コントロールボックス31は受水タンク8内の水位計24にも接続されており、水位計24で計測されている水5の水位が所定高さとなると、受水タンク8内が満水になったと判断して、電動機30を停止するとともに、給水タンクからの給水を停止する。その際マグネトロン20、21からの照射も停止する。また、水温計45が目標設定温度以下になると、マグネトロン19,22からマイクロ波を照射して温度の低下を防ぐことができる。受水タンクに水が溜まっている状態で、無菌加温水連続給水設備4を停止させておいた場合には、受水タンク8内の低下した水温の水を給水タンク6にポンプ27を作動して供給し、投入管10を介して加熱装置7に送ることにより再加熱することができる。
次に、本実施例における無菌加温水連続給水設備4の動作を説明する。先ず、コントロールボックス31の始動ボタンを操作すると、給水タンク6の給水弁(図示せず)が開放し、投入管10を介して貯水位置に配置された貯水部15に水5が流入する。それと同時にクラッチ33aが断続的に接続し、回転体12が正面視反時計回りに間欠回動すると共に、マグネトロン19〜22およびIHコイル17に電力が供給される。
このとき、制御器32aは、回転体12が30度回動する毎に電動機30と変速機14間のクラッチ33aの接続を解除する。こうすることで、水5が貯水された貯水部15の配置が120度に亘り照射位置となる。
照射位置では、マグネトロン20〜22で発生させられたマイクロ波が、水5に対して照射され、水5に細菌が含まれている場合には、マイクロ波により殺菌がなされる。同時に、IHコイル17によって加熱された貯水部15の底部からも水5が加熱されることで、水の加温が促進する。
照射位置での加温の後、水5が貯水された貯水位置から150度回動した位置で、放出位置に切り換えられる。このとき、貯水部15内の加温された水5は温水として受水タンク8に放出される。加温された水5が放出されたことで空となった貯水部15は、回転体12が回動されることによって再び貯水位置に配置され、投入管10から水5が貯水されるので、供給タンクの容量に応じて連続的に加温水を生成することができる。
そしてバルブ41,42を切替調整するとともに、コントロールボックス31の操作により、制御器32aが、電動機30及びクラッチ33bを介してポンプ27を制御することで、受水タンク8内の温水となった水5を浴槽3に供給することが可能となる。
尚、浴槽使用後、コントロールボックス31の操作により、バルブ41,42を切替調整して再利用供給ラインを選択することで、浴槽3内の使用済みの水を給水タンク6に供給して、水5の再利用も図ることができる。
以上、本実施例における無菌加温水連続給水設備4では、給水された水5に細菌が含まれていたとしても、マイクロ波により細胞内水を加温破壊するので無菌状態の温水を連続生成できる。また回転体12の間欠回動を連続させることにより、貯水と加熱と受水が同時に行われるので、加温された水5を連続的に使用することができる。
また、貯水部15の底部は、ステンレスによって構成されており、貯水部15には、IHコイル17が設けられているので、照射部20a、21a、21b、22bから照射されるマイクロ波が届きにくい貯水部15の底部であっても、IHコイル17で貯水部15を加熱することによって加熱速度を上げることができる。
また、回転体12は、所定時間経過することで電動機30によって30度毎間欠回動するとともに、貯水部15は、回転体12の回動方向の全周に亘って等間隔で12個形成されており、照射位置は、回転体12の120度に亘って配置されているので、長時間に亘って貯水部15内の水5にマイクロ波を照射することで、確実に水5を加温することができる。
また、マグネトロン19,22により、受水タンク8内の温水となった水5に対してもマイクロ波を照射しているので、回転体停止後の受水タンク8の温水となった水5の温度低下を避けて保温することができる。
無菌加温水連続給水設備4にはポンプ27が付設されており、受水タンク8内の温水となった水を給水タンク6または無菌加温水連続給水設備4以外の例えば浴槽3に選択的に放出可能となっている。運転停止後の受水タンク8の水5を給水タンク6へ戻すことにより再加熱できる。
またマグネトロン19〜22の数は適宜数設けることができ、これらのマグネトロン19〜22は外部と遮蔽されるようにしてハウジング9に配置してあるので、マイクロ波が外部に漏れて人体に危険を及ぼす虞もない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、受水タンク8内の温水となった水5を浴槽3に供給し、受水タンク8内の温水となった水5を入浴設備用温水としているが、受付タンクの温水となった水の利用方法は、これに限定されるものではなく、例えば、受付タンクの温水となった水を、熱帯魚飼育用水、あるいは養殖場で使用する温源としての温水や、促成栽培用の温源等に利用してもよい。
また、前記実施例では、各貯水部15の底部には、IHコイル17が設けられているが、マグネトロン20〜22で発生させられたマイクロ波が貯水部15に収容される水5に対して照射されるのみで、該水5の目標設定温度が低温であれば、特段にIHコイル17を設けてなくてもよく、このようにすることで、加熱装置の補助装置として機能する部品点数を減らすことができる。
また、前記実施例では、貯水部15を回転体12の円周面全周に亘って12個形成し、回転体12を30度毎に間欠回動させたが、回転体に形成する貯水部15の数は4個以上であれば幾つでもよく、回転体12を間欠回動させる角度は、貯水部15の数によって適宜変更される。
本発明の実施例における無菌加温水連続給水設備を備える介護用風呂移動車を示す説明図である。 受水タンクを備えた加熱装置の全体像を示す斜視図である。 図2におけるA−A断面図である。 加熱装置における回転体を示す一部拡大斜視図である。 本発明の無菌加温水連続給水設備の構成を示すブロック図である。
符号の説明
4 無菌加温水連続給水設備
5 水(水、温水)
6 給水タンク
7 加熱装置
8 受水タンク
10 投入管(投入部)
12 回転体
13 水平軸
15 貯水部
17 IHコイル(誘導加熱器)
19 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
19a 照射部
20 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
20a 照射部
21 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
21a,21b 照射部
22 マグネトロン(マイクロ波照射手段)
22a,22b 照射部
27 ポンプ
29 電動部(回動手段)

Claims (5)

  1. 給水タンクと、該給水タンクから供給された水を加温する加熱装置と、該加熱装置により加温された水を受水する受水タンクから成り、給水タンクからの水を加熱装置に連続投入し、受水タンクに温水を貯蔵する無菌加温水連続給水設備であって、
    前記加熱装置は給水タンクからの水が投入される投入部と、該投入部の下方で水平軸によって軸支され、回動手段によって間欠的に連続回動するとともに、前記投入部から投入された水を貯水可能な上方が開口した貯水部が、回動方向の全周に亘って等間隔で少なくとも4つ以上形成されている回転体と、該回転体の前記貯水部に向けてマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段とから成り、前記回転体が間欠回動することによって、前記貯水部は、前記投入部から水が投入される貯水位置と、前記マイクロ波照射手段によってマイクロ波を照射される照射位置と、マイクロ波によって加温された温水を前記受水タンクに放出する放出位置と、に順次切り換えられることを特徴とする無菌加温水連続給水設備。
  2. 前記貯水部の底部は、少なくとも電気を導通可能な金属体によって構成されており、前記金属体には、誘導加熱器が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の無菌加温水連続給水設備。
  3. 前記回転体は、所定時間経過することで回動手段によって30度毎間欠回動するとともに、前記貯水部は、前記回転体の回動方向の全周に亘って等間隔で12個形成されており、
    前記照射位置は、前記回転体の120度に亘って配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の無菌加温水連続給水設備。
  4. 前記マイクロ波照射手段は、前記受水タンク内の温水に対してもマイクロ波を照射していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無菌加温水連続給水設備。
  5. 前記受水タンクにはポンプが付設されており、該受水タンク内の水を給水タンクまたは前記給水設備外に選択的に放出可能となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無菌加温水連続給水設備。
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