JP4801510B2 - 制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、発電機に軸出力を出力する発電用エンジンと、前記発電機の出力を変換して電力系統に連系出力可能なインバータとを備えた発電用エンジンユニットを複数並列に備え、前記複数の発電用エンジンユニットの一部若しくは全部を運転制御する制御システムに関する。
従来、コジェネレーションシステムやガスタービン発電装置や燃料電池、太陽電池、ボイラなどの複数多種のエネルギー供給設備により熱電併給するような比較的大規模なシステムの制御にあっては、電力需要や熱需要の予測演算に基づいて、どのエネルギー供給設備をどのように運転するのかを、運転コストミニマム、効率向上、排出炭酸ガス量低減などの複数の制約条件によって最適計画を導出することが行われてきた。
しかし、このような複合システムでは、制御をリアルタイムで行うことは難しく最適運転計画と実際の負荷需要に応じて運転操作員が各機器のオペレーションを行ったり、制御装置によって事前の需要予測に基づいてたてた計画とある実時間ごとの見直しによる再計画にもとづいて制御装置やソフトウェアで運転制御を行うことが行われてきた(特許文献1)。
特許文献2によれば、エンジンと発電機からなるコジェネレーションの複数台運転において、各コジェネレーションシステムが、共通補機の運転状態を考慮に入れて、予測負荷に対して何台のコジェネレーションシステムが必要かを計算し、まとめて起動停止するコジェネレーションシステムの組合せを、運転時間の少ないものを優先的に運転させるように計算することで、エンジンの運転時間の平準化を図り、寿命を延ばす制御方式が提案されている。
特開2002−84660号公報 特開2004−211624号公報
しかしながら、上記のような従来の複合エネルギーシステムの最適制御・運転計画導出方式では、それぞれのエネルギー源の種類が多様であることや、最適化の基本的目的がコスト低減や効率向上に主眼がおかれることがほとんどであり、高度な最適化アルゴリズムや負荷予測アルゴリズムを用いてはいるにもかかわらず、同種のコジェネジェネレーションシステムを並列で系統連系運転するような比較的簡単な例の場合に、エンジンの負荷が偏り、メンテナンス時期や寿命にばらつきが出てくる問題点がある。
特許文献1に開示の技術の問題
この文献に記載の複合システムにあっては、多種多様なエネルギーシステムの全体最適を目的とするため、システム全体の効率向上や運転コスト最小化を目標とすることが多く個々のエンジンの運転時間やメンテナンスを考慮した制約条件を持たせて最適運転計画をたてることは考慮されていない。また、大規模な点検停止以外のメンテナンスに関してはあまり考慮されているとはいえない。そこで、同種のコジェネレーションシステムを並列で系統連系運転するような例の場合、エンジンの負荷が偏り、メンテナンス時期や寿命にばらつきが出てくる問題点がある。
特許文献2に開示の技術の問題
この技術では、負荷に対応した運転台数を決定し、実際の運転を行うシステムの特定には、運転時間に応じて持たせた優先順位によって、どの装置を運転するかを決めているが、不測の故障や人為的な停止なども含めて、2値的な優先順位のみでは、運転時間を正確に均一化することは難しく、必ずいくらかの運転時間差を生じてくる。また、エンジンの寿命は運転時間のみならず軸出力などの負荷にも依存するがその重み付けが運転時間とは異なる値となるのはいうまでもない。
この特許文献2に開示の技術では、そのようなエンジン寿命に関する項目への重み付けを考慮した寿命の評価などは行われず、またあらかじめ定められているメンテナンスインターバルを含めた長期的な運転計画は導出されない問題がある。
適切な運転計画をたてて、メンテナンスを一気に実施したり、一時に順次行ったりすることは、メンテナンスコストのかなりの削減となり寿命の均一化にも有効であることが知られているが、この方法では運転時間のみは均一化されても、やや長期的な視点でメンテナンスを含めた最適な運転計画が立てにくい。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インバータを介したエンジンを備えるコジェネレーションシステムの複数台並列系統連系運転時、および系統非連系時のエンジン累積負担の均一性に優れ、エンジンのメンテナンス計画も含めた運転の最適計画が容易にできる制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するための、発電機に軸出力を出力する発電用エンジンと、前記発電機の出力を変換して電力系統に連系出力可能なインバータとを備えた発電用エンジンユニットを複数並列に備え、前記複数の発電用エンジンユニットの一部若しくは全部を運転制御する制御システムの第一の特徴構成は、
第一期間毎の電力負荷を前記第一期間より短い第二期間単位で表した負荷情報を受け入れる負荷情報受付手段と、
前記負荷情報から、当該第一期間における第二期間毎の電力負荷を満たす発電用エンジンユニットの需要運転台数を決定する需要運転台数決定手段と、
前記複数の発電用エンジンユニット間において優先して運転すべきユニットの順位を決定する優先順位決定手段と、
前記優先順位決定手段により決定された順位及び前記需要運転台数決定手段により決定された需要運転台数に基づいて、運転する発電用エンジンユニットを決定する運転ユニット決定手段とを備え、前記運転ユニット決定手段により決定された発電用エンジンユニットを運転制御する構成で、
前記発電用エンジンユニット別のエンジン累積運転時間及びインバータ負荷電力量の累積値である累積電力量に基づいて求まるユニット運転情報値を収集するユニット運転情報収集手段を備え、
前記優先順位決定手段が、前記ユニット運転情報収集手段により、発電用エンジンユニット別に収集される前記ユニット運転情報値に基づいて優先して運転すべきユニットの順位を決定することにある。
この制御システムでは、エンジンの累積運転時間及び累積電力量に基づいて求まるユニット運転情報値を基礎に、優先順位を決めるため、累積電力量をも考慮した適性な運転計画を得ることができる。
即ち、季節や過去の実績によって電力の負荷情報(負荷曲線)が推定予測される場合、第二期間単位で運転する台数が決定できる。また、運転時間及びインバータ電力量(インバータの負荷量)等などが判明していることから、これを累積した値に着目して、このユニット運転情報値が少ないものから、前記の運転する台数に割り当ててゆけばエンジン負荷が偏ることが避けられ、かつ均等化する方向に運転することが可能となる。
この構成を採用する場合において、発電用エンジンユニットを、エンジン、発電機、整流回路、インバータの構成からなることとしておくと、比較的簡易な中小容量ガスエンジンコジェネシステム等において、複数台のシステムを多数並列運転させてもエンジン負荷の偏りがなく、運転保守計画をたてやすい制御システムを提供できる。
さて、第一特徴構成を備えた制御システムにおいて、各発電用エンジンユニットのユニット運転情報値と、複数の発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値の内、最大若しくは最小であるユニット運転情報値との差である運転ノルマを、各発電用エンジンユニット毎に求める運転ノルマ導出手段を備え、
前記優先順位決定手段が、前記運転ノルマ導出手段により導出される前記運転ノルマに基づいて前記順位を決定する構成で、
前記負荷情報受付手段が一連の第一期間毎の前記負荷情報を受け入れ可能に構成され、
第一期間における前記負荷情報から前記需要運転台数決定手段が当該第一期間における需要運転台数を決定し、当該第一期間における各発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値に基づいて前記優先順位決定手段が順位を決定するとともに、前記運転ユニット決定手段の処理を実行し、得られた運転計画を実行した場合の各発電用エンジンユニットの前記運転ノルマの変化を演算する運転ノルマ変化導出手段を備え、
前記運転ノルマ変化導出手段により演算される運転ノルマの変化が、減少傾向にある運転計画を適正な運転計画と判定する運転計画判定手段を備えることが、好ましい。これが第二の特徴構成である。
この制御システムでは、一連の第一期間に関して、運転ノルマに基づいた運転計画の判定を行いながら、それぞれ第一期間毎にユニット運転情報値に基づいた適正な運転計画を得ることができる。
上記目的を達成するための、更なる、発電機に軸出力を出力する発電用エンジンと、前記発電機の出力を変換して電力系統に連系出力可能なインバータとを備えた発電用エンジンユニットを複数並列に備え、前記複数の発電用エンジンユニットの一部若しくは全部を運転制御する制御システムの第三の特徴構成は、
第一期間毎の電力負荷を前記第一期間より短い第二期間単位で表した負荷情報を受け入れる負荷情報受付手段と、
前記負荷情報から、当該第一期間における第二期間毎の電力負荷を満たす発電用エンジンユニットの需要運転台数を決定する需要運転台数決定手段と、
前記複数の発電用エンジンユニット間において優先して運転すべきユニットの順位を決定する優先順位決定手段と、
前記優先順位決定手段により決定された順位及び前記需要運転台数決定手段により決定された需要運転台数に基づいて、運転する発電用エンジンユニットを決定する運転ユニット決定手段とを備え、前記制御装置が、前記運転ユニット決定手段により決定された発電用エンジンユニットを運転制御する構成で、
エンジンユニット別のエンジンの累積運転時間及びインバータ負荷電力量の累積値である累積電力量に基づいて求まるユニット運転情報値を収集するユニット運転情報収集手段を備え、
各発電用エンジンユニットのユニット運転情報値と、複数の発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値の内、最大若しくは最小であるユニット運転情報値との差である運転ノルマを、各発電用エンジンユニット毎に求める運転ノルマ導出手段を備え、
前記優先順位決定手段が、ランダムに順位を生成する優先順位生成手段を備え、
前記負荷情報から前記需要運転台数決定手段が特定の第一期間における需要運転台数を決定し、当該第一期間における需要運転台数と前記優先順位生成手段に生成される前記順位に基づいて前記運転ユニット決定手段が運転する発電用エンジンユニットを決定し、得られた運転計画を実行した場合の各発電用エンジンユニットの前記運転ノルマの変化を演算する運転ノルマ変化導出手段を備え、前記優先順位決定手段が出力の対象とし、当該順位に基づいて運転計画を得ることにある。
この制御システムでは、任意に優先順位生成手段で生成される順位に対して、運転ノルマの減少がおこるかどうかの判定を行い、その判定に適合したものを優先順位決定手段が出力とすることで、多くの順位候補から適合するものを抽出し、順位を決定することで、融通性のある運転計画を行える。
そして、いわゆる、最適化演算に遺伝的アルゴリズムを適用させ、従来の線形計画法や探索法の欠点であった、最適化の局所解に収束することのない高速な演算を行うことも可能となり、故障停止したり、なんらかの目的でマニュアル停止などをさせても、ただちに的確な運転制御を実行し、また運転計画を導出することができる。
上記の第一〜第三の特徴構成において、
前記ユニット運転情報値が、前記累積運転時間と前記累積電力量とを重み付け加算した加算値情報に基づいて決定される構成としておくと、両者の重み付けを考慮した制御を行える。
さらに、前記ユニット運転情報値が、前記発電用エンジンユニット別のエンジンの回転数或いは起動発停回数のいずれか一方もしくは両方にも基づいて求められる構成としておくと、発電用エンジンユニット別のエンジンの回転数或いは起動発停回数のいずれか一方は両方にも基づいた制御を行える。
累積運転時間及び累積電力量のみを問題にするのではなく、エンジンの寿命やメンテナンスに関与するパラメータを、エンジン回転数と発・停止回数も関与すると考えて、これらの要素をユニット運転情報値に加える。一般的には、エンジンのメンテナンスが運転時間で定められているようであるが、これによれば、単に運転時間だけでメンテナンスを行っているだけでは、実際にはエンジンの負担が偏ってしまうようなことが回避されエンジンの実負荷に適応したメンテナンスを計画的に行うことができる。
以上説明した構成において、
前記負荷情報受付手段が、前記負荷情報を、第二期間単位の電力負荷を要素とする負荷マトリックスを生成し、
前記運転ユニット決定手段が、行及び列のいずれか一方を各第二期間に対応づけ、他方を各発電用エンジンユニットに対応づけて構成され、運転状態にある要素を1で、非運転状態にある要素を0で表した運転マトリックスを、少なくとも前記負荷マトリックスを拘束条件として生成することが好ましい。
この制御システムでは、運転マトリックスの採用で、簡単な行列計算で、運転状態を表現し、最適化を迅速におこなえる。
さらに、運転マトリックス、負荷マトリックスを使用する演算形態において、
前記優先順位決定手段が、複数の発電用エンジンユニットに関し、各発電用エンジンユニットの運転優先順位を要素とする優先順位マトリックスを生成し、
前記運転ユニット決定手段が、前記負荷マトリックスと前記優先順位マトリックスを拘束条件として、前記運転マトリックスを決定することが好ましい。
第一、第二、第三の特徴構成を備えた制御システムにおいて、マトリックス演算を利用して、簡単な行列計算で、運転状態を表現し、最適化を迅速におこなえる。
一方、各発電用エンジンユニットのユニット運転情報値と、複数の発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値の内、最大若しくは最小であるユニット運転情報値との差を運転ノルマとして、
前記優先順位決定手段が、各発電用エンジンユニットの運転ノルマに従って優先順位マトリックスを決定することが好ましい。
この制御システムでは、運転ノルマの変化を追いながら順位を決定できる。
このように各マトリックスを使用すれば、単に運転台数に優先順位でユニットを割り当てるアルゴリズムより発展性があり、メンテナンスを行うユニットの要素値を固定したり、マトリックスそのものを発生させたりすることで最適な運転状態を容易に求めるアルゴリズムを組むことができ、発展性のある並列運転制御方式を実現できる。
本願に係る制御システム1の実施形態を、以下、図面に基づいて説明する。この制御システム1により制御される機器側の構成をまづ説明し、次に制御システム1に備えられる制御装置2側の構成の順に説明する。この制御装置2は、システム1に備えられる機器を具体的に運転制御するための運転制御部2aを備えるとともに、機器の運転計画を運転計画部2bを備えて構成されている。この運転計画部2bは、入力された日負負荷情報(負荷情報の一例)i2に基づいて、この日負荷情報i2を満たす運転計画Sを生成する機能部位である。制御装置2は、所定の処理を実行するべく構築されたソフトウェアをハードウェアと共働するように格納された機能部位を備えており、これら各機能部位を以下「手段」と記載して説明する。
機器側の構成
制御対象の機器側は、コジェネレーション設備であるエンジン3を複数台備え、このエンジン3から得られる軸出力により電力を発生するとともに、エンジン3により発生する排熱を利用する。
図1に示すように、発電機4に軸出力を出力する発電用エンジン3と、この発電機4の出力を変換して電力系統に連系出力可能なインバータ5とを備えた発電用エンジンユニットUを複数並列に備え、複数の発電用エンジンユニットUの一部若しくは全部を運転制御する制御装置2を備えて構成されている。
図示する例では、発電用エンジンユニットUは4系統備えられており、これら4系統の発電用エンジンユニットUから得られる電力を、解列・投入器6aを介して、電力需要側へ導入可能に構成されている。一方この系統には、別に設けられている解列・投入器6bを介して外部の電力系統7からも電力を受けることが可能とされている。
さらに、外部の電力系統7との連系、若しくは、ブラックアウトスタートを可能とすべく、外部の電力系統7と各発電用エンジンユニットUに備えられるインバータ5に同期信号を伝達すべく同期発振器8が備えられるとともに、独立の発振器9が備えられている。
初期起動
インバータ5が連系運転するための同期信号は、単独で発振する発振器9と、外部の電力系統7から信号をとり、これに同期した基準信号を発生する同期発振器8とを切り替え選択するスイッチs1を介して、ユニットUのインバータ5に振り分けるための切り替えスイッチs2の共通側に接続されている。切り替えスイッチs2で切り替えられた信号は、それぞれのインバータ5の同期信号入力に接続がされている。
外部の電力系統7から解列・投入器6bが解列したいわゆるブラックアウト状態で、すべてのユニットUが停止している状態から内部の電力系統に電力を供給する場合、系統7が復電しても解列・投入器6bを投入して同期運転する必要がない場合は、発振器9の信号によってユニットUのインバータ5を運転させ負荷をとる。次に、他のインバータ5は、元々各装置が持っている出力側信号との同期運転制御回路に従って、つまり他のインバータ5は、最初に運転されたインバータ5に同期して起動がなされ、徐々に負荷電流を増してゆく。このようにして、ブラックアウトスタートが可能である。
ユニットUの運転時間等を均一にするために起動時のユニットUを変更する場合は、切り替えスイッチs2によって、最初に起動するユニットUのインバータ5をサイクリックに切り替え、前記説明と同様に、後に起動するインバータ5は、出力側の信号から同期して並列運転に入ることができる。
一方、後に解列・投入器6bを投入して外部の電力系統7に連系した運転を行う場合、いったんすべてのユニットUを停止させて解列・投入器6bを投入してからユニットUを起動すればよいが、その場合、負荷を停止させた状態あるいは外部の契約電力以内の少ない負荷を起動した状態からでなければユニットUを起動することができず、負荷の連続性が遮断され、操作が煩雑となる。また、解列・投入器6bを投入してすべての負荷を外部の電力系統から買電して供給する状態から、契約電力を超過すればペナルティを課せられる場合がある。そのような場合には、外部の電力系統7から同期信号を発生させる同期発振器8に切り替えスイッチs1を選択して、前述のように解列・投入器6bが解列された状態で、順次ユニットUを運転させる。ユニットUのインバータ5の出力では、周波数は外部の電力系統7に同期しており、電圧も電力会社の系統電圧と同じ電圧となるよう制御されているので、解列・投入器6bを投入してもユニットUから供給されている負荷がその電力範囲である以上、問題なく系統連系運転に移行できる。
このときインバータ5の電流制御は、目標値に従って出力電流を負荷に供給するようになっているので、基本的に外部の電力会社等からの電流の流入はない。その後、ユニットUの供給能力以上の電力負荷を接続していった場合、外部の電力系統7から電力が供給され電流が流れることになる。
このようなインバータ5を介した連系では、インバータ出力の制御によってエンジン負荷に関するパラメータを従来の運転・停止のみならずアナログ的に調整できるのでより精密に運転時間だけでは決まらないエンジンのメンテナンス要因を均一化できる。
さらに、外部の電力系統7に連系せずに、いわゆるブラックアウトスタートを行う並列運転において、インバータ5を同期させる発振周波数の基準となる信号を、同期発振器8と外部の電力系統7とから切替て選択する機能を備え、その該切り替えた周波数信号を起動するインバータ5の同期入力とし、起動するユニットUを起動のごとにサイクリックに切り替えて起動し、残るユニットUのインバータ5を前記起動ユニットのインバータに同期させて並列運転するようにすることで、起動ユニットを特定のものに限定することによる運転時間の偏りを解消することができる。また、基準信号の出所を切り替えるようにしたので、外部の電力連系7に連系しないブラックアウトスタートの場合から連系する運転に切り替えるときは、容易に系統周波数に同期した信号を得ることができる。
制御装置2
図1に示す構成において、制御装置2に設けられている運転制御部2aからは、発電用エンジン3、インバータ5及び解列・投入器6aに対して、制御指令が送られる。前記発電用エンジン3に対しては運転・停止指令が送られ、その運転指令若しくは停止指令に従って発電用エンジン3は運転される。前記インバータ5に対しては運転・停止指令が送られるとともに出力電力指令が送られ、インバータ出力電力が制御される。さらには、解列・投入器6aに対して、制御装置2から解列・投入指令が送られる。ここで、発電用エンジン3は基本的にはインバータ5に送られる運転・停止指令に従った運転・停止制御を受ける。
一方、各機器3、5、6aからは、各種の運転情報が制御装置2に送られる。
この運転情報には、発電用エンジン3の運転・停止情報(この運転・停止情報は実質的にインバータの運転・停止情報でもあり、運転開始を行ったとの情報、運転停止を行ったとの情報と、これらの時間情報を含む)、回転数情報(平均回転数の情報)、インバータ5からの出力電力情報が含まれる。
そして、前記制御装置2側には、図2に示すようにユニット運転情報収集手段M1が設けられており、このユニット運転情報収集手段M1は、上記の運転情報を収集するとともに、解析して、各発電エンジンユニットUに関して、現在までの「累積運転時間」「累積電力量」「エンジン回転数」「発停回数」を記憶部mに蓄積できるように構成されている。
さらに、図2の記載からも判明するように、このユニット運転情報収集手段M1は、現在までの実際の運転状態に基づく情報を収集できるように構成されるとともに、この制御装置2内で生成される運転計画Sに従って、システム1を運転した場合の、言わば将来における「累積運転時間」「累積電力量」「エンジン回転数」「発停回数」も蓄積できる。
第一実施形態
図2は、制御装置2側の構成を機能ブロック図で示したものである。
入力
この制御装置2には、先にも示したように機器側からは、運転情報i1が入力される。一方、別途、この制御装置2は、その運転計画部2bで適切な運転計画Sを得るための拘束条件となる日負荷情報(負荷情報の一例)i2が入力される。
日負荷情報i2は、日(第一期間の一例)毎の電力負荷を時間(第二期間の一例)単位で表した情報である。この制御装置2では、例えば、現在から先一ヶ月といった一連の日毎の日負荷情報i2を逐次制御装置2側で受入可能に構成されている。
この入力i2は、制御装置2に備えられる入力機器2cから行えるように構成されている。
出力
制御装置2は、先にも説明したように、各発電用エンジンユニットUに対する指令o1を出力するが、同時に、運転計画部2bで別途入力されてくる日負荷情報i2に基づいて運転計画Sを生成するため、この運転計画S自体をディスプレイ等の出力機器2dから出力可能に構成されている。
運転計画部2b
図2に示すように、運転計画部2bには、日負荷情報受付手段(負荷情報受付手段の一例)M2、需要運転台数決定手段M3、優先順位決定手段M4、運転ユニット決定手段M5、運転ノルマ変化導出手段M6、運転計画判定手段M7の各手段が備えられている。
日負荷情報受付手段M2
日負荷情報受付手段M2は、入力情報である日負荷情報i2を受け入れる手段である。この日負荷情報i2は、本例の場合日毎の電力負荷を時間単位で表したものであり、日負荷曲線ともよばれている。
需要運転台数決定手段M3
需要運転台数決定手段M3は、前記日負荷情報i2に基づいて、運転計画日における時間毎の電力負荷を満たす発電用エンジンユニットUの需要運転台数を決定する。例えば、単位発電用エンジンユニットUにより発電できる発電量により、その時間帯の電力負荷を除算することで、時間毎の需要運転台数を得る。
本例にあっては、この需要運転台数決定手段M3は、数1に示すような日負荷マトリックス(負荷マトリックスの一例)m1を生成する。
Figure 0004801510
このマトリックスm1は、1行24列のマトリックスであり、各列が、それぞれ一日の時間帯に対応しており、各要素は、その時間帯の需要運転台数である。
優先順位決定手段M4
優先順位決定手段M4は、複数の発電用エンジンユニットU間において優先して運転すべきユニットの順位を決定する。具体的には、数2に示すような優先順位マトリックスm2を生成する。
Figure 0004801510
このマトリックスm2は、(ユニット数)行1列のマトリックスであり、各行が、それぞれ各発電用エンジンユニットUに対応しており、各要素は、そのユニットの優先順位(順位)である。数2に示す例の場合、ユニット数は10である。
この優先順位マトリックスm2の生成に際しては、運転ノルマ導出手段M8が働く。
運転ノルマ導出手段M8
運転ノルマ導出手段M8は、各発電用エンジンユニットUのユニット運転情報値i3と、複数の発電用エンジンユニットUのユニット運転情報値i3の内、最大であるユニット運転情報値i3との差である運転ノルマnを、各発電用エンジンユニットU毎に求める。
ここで、ユニット運転情報値i3に関して先ず説明しておくと、本願におけるユニット運転情報値i3とは、優先順位の決定の基礎データとなる情報であり、先に説明したユニット運転情報収集手段M1により収集されている情報(累積運転時間、累積電力量、エンジン回転数、及び発停回数)から、これら情報を重みづけして得られる数値情報である。
ユニット運転情報値=α1×(累積運転時間)+α2×(累積電力量)+α3×(エンジン回転数)+α4×(発停回数)
ここで、α1、α2、α3、α4は、それぞれ重み付け定数である。
前記ユニット運転情報収集手段M1から前記優先順位決定手段M4に送られるユニット運転情報値i3は、数3に示すような運転情報マトリックスm0とされている。
Figure 0004801510
このマトリックスm0は、(ユニット数)行1列のマトリックスであり、各行が、それぞれ各発電用エンジンユニットUに対応しており、各要素は、そのユニットのユニット運転情報値i3である。数3に示す例の場合、ユニット数は10である。
このユニット運転情報値i3を各ユニットU間で均一化することで、本願の目的を達成することができる。
下記の数4にこの運転情報マトリックスm0から得られる運転ノルママトリックスm3を示した。
Figure 0004801510
このマトリックスm3は、(ユニット数)行1列のマトリックスであり、各行が、それぞれ各発電用エンジンユニットUに対応しており、各要素は、その運転ノルマnである。
この運転ノルマnは、各発電用エンジンユニットUのユニット運転情報値i3と、複数の発電用エンジンユニットUのユニット運転情報値i3の内、最大であるユニット運転情報値i3との差であるため、以下の数5に示す行列内の減算処理に従って得ることができる。
Figure 0004801510
運転ノルママトリックスm3から、その要素の大きい順に順序づけすることで、先に数2に示した優先順位マトリックスm2を得ることができる。
運転ユニット決定手段M5
運転ユニット決定手段M5は、前記優先順位決定手段M4により決定された順位及び前記需要運転台数決定手段M3により決定された需要運転台数に基づいて、運転する発電用エンジンユニットUを決定する。
具体的には、数6に示すような運転マトリックスm4を生成する。
Figure 0004801510
このマトリックスm4は、(ユニット数)行24列のマトリックスであり、各行が、それぞれ各発電用エンジンユニットUに対応しており、各列がそれぞれ時間帯に対応している。さらに、各要素は、「1」が運転されるユニットであることを示し、「0」が停止されるユニットであることを示している。
この運転マトリックスm4は、各時間帯の需要運転台数を拘束条件として、優先順位に従って決定されることとなる。従って、数7からも判明するように、行方向の合算値が、1日の運転時間に対応し、列方向の合算値が需要運転台数に対応することとなる。この運転時間を数8に示した。
Figure 0004801510
Figure 0004801510
以上のようにして、現在対象としている運転計画日の運転マトリックスm4を得ることができる。そして、この運転マトリックスm4は、ユニット運転情報収集手段M1に送られる。
ユニット運転情報収集手段M1においては、現在までの実際のユニット運転情報値i3と、運転計画日に、生成された運転計画S(先のようにして求められた運転マトリックスm4に従う計画)に従って運転した場合のユニット運転情報値i3が蓄積される。即ち、ユニット運転情報値i3としては、過去の実績分と、運転計画Sに従って運転した場合の将来のユニット運転情報値も加算されることとなる。
そして、図2の下側に示す運転ユニット決定手段M5と運転ノルマ変化導出手段M8との間から、及び運転計画判定手段M7から日負荷情報受付手段M2の前まで戻る線で示すように、特定の運転計画日に対して、新たな次の日の処理を順次繰返すようにシステムは構築されている。結果、日負荷情報が得られている一連の期間に渡って、これまで説明してきた処理を繰り返し、一連の運転計画Sを得ることができる。
新たな運転情報マトリックスm0(数9)、新たな運転ノルママトリックスm3(数10)、新たな優先順位マトリックスm2(数11)、新たな運転マトリックスm4(数12)、新たな1日の運転時間マトリックス(数13)を、それぞれ以下に示した。
Figure 0004801510
Figure 0004801510
Figure 0004801510
Figure 0004801510
Figure 0004801510
引き続く次ぎの運転計画日に関する、さらに新たな運転情報マトリックスm0(数14)、さらに新たな運転ノルママトリックスm3(数15)を、それぞれ示した。
Figure 0004801510
Figure 0004801510
このようにして、順次、運転計画日を進めながら運転マトリックスm4を得ることができる。
運転ノルマ変化導出手段M4
運転ノルマ導出手段M4は、一連の日に関連して、得られた運転計画Sを実行した場合の各発電用エンジンユニットUの運転ノルマnの変化Δnを演算する。先に示したように、本システムにおいては、優先順位決定手段M4による処理段階において、運転計画日毎に、運転ノルマ導出手段M8が働き、運転ノルママトリックスm3が得られているため、その運転ノルママトリックスm3の変化を導出する。
例えば、運転ノルママトリックスm3の各要素の合計値を順次計算し、その変化量を導出する。この変化量が減少していっている場合は、ユニット間においてユニット運転情報値の均一化が図れていることとなる。
運転計画判定手段M7
運転計画判定手段M7は、前記運転ノルマ変化導出手段M6により演算される運転ノルマの変化Δnが、減少傾向にある運転計画Sを適正な運転計画と判定する。このようにして、一連の日毎に決定された運転計画Sの日毎に評価・判定を行い、適正な運転計画Sを得ることができる。
制御装置2には、このようにして得られた適正な運転計画Sが運転制御部2aに備えられる運転計画記憶部2amに格納され、システム1は、この運転計画Sに従って運転される。
処理フロー
以上が、本実施形態に係るシステム1の構成であるが、以下、図3に示すフローチャートに従って、適切な運転計画Sの設定に関して説明する。このフローは、運転計画日と運転計画日に引き続く新たな運転計画日(2日間)の運転計画Sの作成を行う例である。
運転計画Sの生成に際しては、先ず、運転計画の対象となる期間(日付け)を受付ける(ステップ1)。この例では、2日間に渡る運転計画を立てることとなる。
運転マトリックスの生成
日負荷情報受付手段M2が、最初の日の日負荷情報i2を受付ける(ステップ2)。
日負荷情報i2に従って、需要運転台数決定手段M3が、運転計画日の需要運転台数を決定し(ステップ3)、この需要運転台数に基づいて、需要運転台数決定手段M3が日負荷マトリックスm1を生成する(ステップ4)。
別途、ユニット運転情報収集手段M1に備えられる記憶部mから各ユニットUに対応するユニット運転情報値i3(運転情報マトリックスm0)が読み込まれる(ステップ5)。
読み込まれたユニット運転情報値i3に基づいて、運転ノルマ導出手段M8が運転ノルママトリックスm3を決定する(ステップ6)。
優先順位決定手段M4は、得られた運転ノルママトリックスm3に基づいて、優先順位マトリックスm2を生成する(ステップ7)。
運転ユニット決定手段M5は、日負荷マトリックスm1と優先順位マトリックスm2とに基づいて、これらマトリックスの情報を拘束条件として運転マトリックスm4を導出する(ステップ8)。
以上のようにして最初の日の運転マトリックスm4を得た後、この運転マトリックスm4に基づいた処理に進む。この運転マトリックスm4に基づいた運転を行った場合のユニット運転情報値i3(運転情報マトリックスm0)をユニット運転情報収集手段M1において導出する(ステップ9)。
運転ノルマ導出手段M8において、最初の運転計画前後の新たな運転ノルママトリックスm3が導出される(ステップ10)。
運転ノルマ変化導出手段M6により運転ノルマの変化Δnが導出されるとともに、その運転計画S(この例の場合は運転計画日の運転計画)が評価される(ステップ11)。このステップにおいて、運転計画判定手段M7は、運転ノルマの変化Δnがゼロ又は減少方向にある場合(ステップ11:yes)は、当該運転計画日の運転計画Sを適正なものと判定して、その日の運転計画Sを決定する(ステップ12)。そして、運転計画日Sを1増加させ(ステップ13)、期間(この例では2日間)が完了するまでこの処理を繰返す(ステップ14:no)。
一方、運転ノルマの変化Δnが増加である場合(ステップ11:no)は、優先順位を変更し(1段階前、即ち現在演算の対象としている日より前の優先順位マトリックス(初日の場合はデフォルトとして備えられている優先順位マトリックス、2日目以降の場合は前日に採用した優先順位マトリックスに戻る)、変更後の優先順位に基づいて、当該運転計画日の運転マトリックスm4の生成を行う(ステップ15・ステップ8)。
このようにして、一連の処理を最終的に完了した状態において(ステップ14:yes)において、運転計画Sを出力し(ステップ16)、作業を終える。
第二実施形態
上記の実施形態にあっては、優先順位決定手段M4に運転ノルマ導出手段M8を備え、順位の決定をユニット運転情報値i3に係らしめる例に関して説明した。したがって、第一実施の形態にあっては、優先順位は、その運転計画日でのユニット運転情報値i3(運転情報マトリックスm0)により一意的に決定される。しかしながら、このような手法を採ると、運転計画Sが比較的狭い範囲で収束されてしまい、運転計画Sの融通性が低下するという問題が残る。
そこで、第二の実施形態は、第一の実施形態に対して、遺伝的アルゴリズムを使用した融通性の高い運転計画手法を採用する構成を採用している。この例では、運転ノルマ導出手段M8に対して別途、優先順位決定手段M40が優先順位を決定する。
先に第一実施形態で図1で示した機器側の構成は同一であり、さらに図2で示した機能ブロック図において同一の符号を付しているものは同一である。同種の機能を実行する部位に関しては説明を省略する。
図4は、第二実施形態の運転制御装置の機能ブロック図である。
同図に示すように、この例の場合も、ユニット運転情報収集手段M1が備えられており、日負荷情報受付手段M2、需要運転台数決定手段M3、運転ユニット決定手段M5、運転ノルマ変化導出手段M6及び運転計画判定手段M7が備えられている。
第一実施形態との差異点は、優先順位決定手段M40と運転ノルマ導出手段M8とが、直接的に関わらない点にある。即ち、運転ノルマ導出手段M8は、ユニット運転情報収集手段M1により収集される情報i3(運転情報マトリックスm0)から運転ノルママトリックスm3を生成し、この運転ノルママトリックスm3が、運転ノルマ変化導出手段M6で使用される。
一方、優先順位決定手段M40には、同図に示すように優先順位生成手段M41、記憶部m、交配手段41a及び突然変異手段41bが備えられている。
優先順位生成手段M41
優先順位生成手段M41は、ランダムに優先順位マトリックスm20を生成する手段であり、別途生成される乱数等に従って、異なった優先順位マトリックスm20を所定数N生成する。このようにして個別に生成された優先順位マトリックスm20は、後述するように運転マトリックスm4の生成、運転ノルマの変化Δnの導出を経て、適否の判定の対象となり、適合する優先順位マトリックスm20のみが、記憶部mに記憶される。これが、後に適切な順位として使用される順位であり、これは、日毎に決定される。
交配手段M41a
交配手段M41aで実行される交配は、優先順位マトリックスm20について、マトリックスを分割し、混合することで、別の優先順位マトリックスm20を得る処理である。
突然変異手段41b
突然変異手段41bは、優先順位マトリックスm20のビットの一部を反転することで、別の優先順位マトリックスm20を得る処理である。
さらに、メンテナンス等の予定に従って、制御装置2に各発電用エンジンユニットUに関する停止情報i4も受付可能に構成されている。この停止情報i4は、需要運転台数決定手段M3あるいは運転ユニット決定手段M5における運転マトリックスm4生成上の拘束条件とする。即ち、その日が全ユニットの停止をしてメンテナンスを行う日とされる場合は、その日の運転台数を「0」と強制的に設定する。数16・17に示す例では、11時と12時の時間帯が強制的に「0」とされている時間である。
以下に示す数16・17・18では、マトリックスの種別を明らかとするために、右側にマトリックスの種別あるいは要素の種類を記載した。
Figure 0004801510
上記の条件下での処理では、数17に示すマトリックスを処理することで、必要な処理を完了できる。数16に示すマトリックスに対して、数17に示すマトリックスでは、列数が2削除されており処理負荷を低下できる。
Figure 0004801510
一方、運転マトリックスm4の生成に関しては、特定の発電用エンジンユニットUの特定の時間帯(メンテナンスを行う時間帯)の要素を強制的に「0」に固定するものとすることとなる。この例では、マトリックス中に「*」を記載して、このユニットUが特定の状態に固定されていることを示している。このように、固定された状態を運転マトリックスm4に設定可能とすることで、特定のユニットU及び時間帯に関して、ユニットUの状態を固定できる。この例を運転マトリックスm4で数18に示した。
Figure 0004801510
以上が、本実施形態に係るシステムの構成であるが、以下、図5に示すフローチャートに従って、適切な運転計画の設定に関して説明する。
運転計画の生成に際しては、先ず、運転計画の対象となる期間(日付け)を受付ける(ステップ1)。
運転マトリックスの生成
日負荷情報受付手段M1が、日負荷情報i2を受付ける(ステップ2)。
日負荷情報i2に従って、需要運転台数決定手段M3が、当該運転計画日Sの需要運転台数を決定する(ステップ3−1)。
別途、メンテナンス等の運転停止がある場合は、起動停止パターンである停止情報i4を受入れておく(ステップ3−2)。
上記需要運転台数と、停止情報i4とに基づいて、需要運転台数決定手段M3が日負荷マトリックスm1を生成する(ステップ4)。
別途、ユニット運転情報収集手段M1に備えられる記憶部mから各ユニットUに対応するユニット運転情報値i3(運転情報マトリックスm0)が読み込まれる(ステップ5)。
読み込まれたユニット運転情報値i3(運転情報マトリックスm0)に基づいて、運転ノルマ導出手段M8が運転ノルママトリックスm3を生成する(ステップ6)。
以下のステップ7aからステップ11−4に渡るステップにおいて、ランダムに生成された所定数の優先順位マトリックスm20に関して、それぞれの優先順位マトリックスm20の適否を判定し、適正な優先順位マトリックスm20のみを抽出保存する。
優先順位決定手段M40において、優先順位生成手段M41は、ランダムに所定数(図示する例ではN個)の優先順位マトリックスm20を生成する(ステップ7a)。
この状況における優先順位マトリックスm20には、適切なもの、不適切なもの任意のものが含まれる。
カウンタkを1にセットする(ステップ7b)。
運転ユニット決定手段M5は、日負荷マトリックスm1と優先順位マトリックスm20とに基づいて、これらマトリックスの情報を拘束条件として運転マトリックスm4を生成する(ステップ8)。
生成された運転マトリックスm4に基づいた運転を行った場合の1日先のユニット運転情報値i3(運転情報マトリックスm0)をユニット運転情報収集手段M1において導出する(ステップ9)。
さらに、運転ノルマ導出手段M8において、1日先の運転ノルママトリックスm3が導出される(ステップ10)。
運転ノルマ変化導出手段M6により運転ノルマの変化Δnが導出されるとともに、その運転計画S(この例の場合は運転計画日の運転計画)が評価される(ステップ11)。このステップにおいて、運転ノルマの変化Δnがゼロ又は減少方向にある場合(ステップ11:yes)である場合は、当該順位の運転計画Sを適正なものと判定して、その運転マトリックスm4の生成に使用した優先順位マトリックスm20を残す(ステップ11−1)。一方、運転ノルマの変化Δnが増加である場合(ステップ11:no)である場合は、その運転マトリックスm4の生成に使用した優先順位マトリックスm20を削除する(ステップ11−2)。
運転計画日の、このような抽出作業をk=Nまで進める(ステップ11−3、11−4)。
以上のようにした抽出において、適正な優先順位マトリックスm20が所定個数(これはNより小さな数)以上求められた場合(ステップ11−5:yes)には、先に図3で説明したと同様に、ステップ12、13、14を経て逐次日を進めながら、ステップ16を経て作業を完了する。この時、変化の大きなマトリックスが所定個数以上あるため、最適値にほぼ収束している。よって、運転計画の決定には、優先順位マトリックスm20としては、例えば乱数等を使用してランダムに優先順位マトリックスm20を抽出して、順次、使用することができる。
一方、適正な優先順位マトリックスm20が所定個数以上求められない場合(ステップ11−5:no)には、優先順位生成手段m41内で、優先順位マトリックスm20の交配・突然変異をおこさせる。
交配は、交配手段M41aにより、残した優先順位マトリックスm20について、マトリックスを分割、混合することで、別の優先順位マトリックスm20を得る(ステップ11−6)。
突然変異は、突然変異手段M41bにより、交配した優先順位マトリックスm20のビットの一部を反転することで、別の優先順位マトリックスm20を得る(ステップ11−7)。
さらに、上記の交配・突然変異作業を繰り返し、優先順位マトリックスm20の数を再度所定数Nとする(ステップ11−8)。
この作業を行った後、ステップ71に処理を戻すことで、適切な優先順マトリックスm20を好適に抽出できる。
〔別実施の形態〕
本願に係る制御システムの別実施形態に関して説明する。
(1) 上記の第一実施形態においては、ステップ11において一日先の運転ノルマの変化Δnが減少方向又はゼロであるか否かに基づいて、その優先順位マトリックスを採用するか否かの判断を行った。このとき、運転ノルマの変化Δnとしては、運転ノルママトリックスの各要素の合算値を順次演算し、その変化量を用いた。しかしながら、このような評価手法が困難な場合も状況によっては発生する。例えば、運転ノルマの変化Δnは、日負荷曲線が連続して最大負荷であるような場合には優先順位が反映されず、全てのユニットUを運転しなければならないこととなる。また、逆に負荷が極端に少ない場合も、優先順位による平準化が生かされない状況が起こりうる。
そこで、運転ノルマの変化Δnを上記の手法に従って行うに加えて、他の手法を追加採用することもできる。即ち、各要素の内運転しないゼロ要素を除いて、運転ノルマの最大最小値の差を運転ノルマの変化Δnと捉えて、どれだけ平準化されているかをさらに評価するのである。この例の処理フローを図3に対応して図6に示した。この例では、ステップ11の「no」側にステップ11−1を設け、運転ノルマの最大最小値の差を運転ノルマの変化Δnとし、この運転ノルマの変化Δnが設定したしきい値の範囲内か否かの判定をおこなう。そして、しきい値の範囲内であれば(ステップ11−1:yes)収束傾向にあるとして、ステップ12に移る。一方、しきい値の範囲内になければ(ステップ11−1:no)、優先順位マトリックスの変更を行うこととなる、ステップ15に戻る。この処理も運転計画判定手段M7により行う。このような手法を採ると、収束性が低い状況に対しても有効に本願制御システムを作動できる。
(2) 上記の実施形態にあっては、第一期間が日で、第二期間が時である場合を示したが、この第一期間と第二期間との関係は、前者が後者より長い期間であればよく、第一期間としては、月、週、日を採用でき、これら第一期間に対して、第二期間として、週、日時間帯を採用できる。
(3) 上記の実施形態にあっては、運転マトリックスに関して、行側を発電エンジンユニットに対応させ、列側を第二期間に対応させたが、行と列の関係は、逆としておいてもよい。
(4) 上記の実施形態にあっては、運転ノルマの抽出に関して、マトリックス内の最大値を使用したが、逆に最小値を使用してもよい。この場合、優先順位は、絶対値の大きい側から採ることとなる。
以上、本願制御システムでは、比較的中小容量のエンジンを原動機とするシステムを複数台並列運転させる場合、あらゆる条件で起動停止や、故障停止、マニュアル運転等を行っても、エンジンの累積負荷がトータルで均一になるよう制御されるので、一部のシステムに負荷が偏り寿命がばらついてしまったり、メンテナンスが集中することを回避し優れたコジェネレーションの並列運転システムを提供できるという効果を奏する。
さらに、本発明によれば、補機などの共用を行わないユニット型の独立した形態の複数台並列運転において、接続されるユニット個々の運転・停止状況、過去の起動停止回数、累積運転時間、負荷の大きさ、回転数などに寿命に関する重み付けを乗算した累積数値によって、運転の優先順位を決定づけるようにした。優先順位と予測される運転台数あるいは必要な運転台数に応じて優先順位から運転するユニットを割り振れば基本的に累積運転時間のばらつきが拡大することはない。
また、要求されるエンジンのメンテナンスサイクルによって装置の運転開始からメンテナンス時期を定め、メンテナンス時期までの予想日負荷曲線パターンを参照し、あらかじめ前述の累積数値がユニット間で均一になるように運転計画を導出できる。また、運転計画にしたがってユニットの制御を行い、運転計画と異なるようなマニュアル操作や故障による停止状態が発生した場合、あらたにその停止時間による前述の累積数値を再計算し、再度新たな運転計画を導出することができる。
さらに、メンテナンスは、各ユニット一斉に行う場合、1ユニットずつ順次停止を行いシーケンシャルに一時期に集中してメンテナンスを行う場合、を選択できる。
インバータを介したエンジンを備えるコジェネレーションシステムの複数台並列系統連系運転時、系統非連系時(ブラックアウト時)のエンジン累積負担の均一性に優れ、エンジンのメンテナンス計画も含めた運転の最適計画が容易にできる制御システムを提供することができた。
本願に係る制御システム及びその制御対象の構成を示す図 第一実施形態における運転制御装置の機能ブロック図 第一実施形態における運転計画生成のフローを示す図 第二実施形態における運転制御装置の機能ブロック図 第二実施形態における運転計画生成のフローを示す図 別実施形態における運転計画生成のフローを示す図
符号の説明
1 制御システム
2 制御装置
3 発電用エンジン
4 発電機
5 インバータ
7 外部の電力系統
M1 ユニット運転情報収集手段
M2 日負荷情報受付手段(負荷情報受付手段)
M3 需要運転台数決定手段
M4 優先順位決定手段
M5 運転ユニット決定手段
M6 運転ノルマ変化導出手段
M7 運転計画判定手段
M8 運転ノルマ導出手段
M40 優先順位決定手段
M41 優先順位生成手段
M41a交配手段
M41b突然変異手段
S 運転計画
i1 運転情報
i2 日負荷情報(負荷情報)
m 記憶部
m0 運転情報マトリックス
m1 日負荷マトリックス(負荷マトリックス)
m2 優先順位マトリックス
m3 運転ノルママトリックス
m4 運転マトリックス
n 運転ノルマ
Δn 運転ノルマの変化
01 指令

Claims (8)

  1. 発電機に軸出力を出力する発電用エンジンと、前記発電機の出力を変換して電力系統に連系出力可能なインバータとを備えた発電用エンジンユニットを複数並列に備え、前記複数の発電用エンジンユニットの一部若しくは全部を運転制御する制御システムであって、
    第一期間毎の電力負荷を前記第一期間より短い第二期間単位で表した負荷情報を受け入れる負荷情報受付手段と、
    前記負荷情報から、第二期間毎の電力負荷を満たす発電用エンジンユニットの需要運転台数を決定する需要運転台数決定手段と、
    前記複数の発電用エンジンユニットにおいて優先して運転すべきユニットの順位を決定する優先順位決定手段と、
    前記優先順位決定手段により決定された順位及び前記需要運転台数決定手段により決定された需要運転台数に基づいて、運転する発電用エンジンユニットを決定する運転ユニット決定手段とを備える構成で、
    前記発電用エンジンユニット別のエンジンの累積運転時間及びインバータ負荷電力量の累積値である累積電力量に基づいて求まるユニット運転情報値を収集するユニット運転情報収集手段を備え、
    前記優先順位決定手段が、前記ユニット運転情報収集手段により発電用エンジンユニット別に収集される前記ユニット運転情報値に基づいて優先して運転すべきユニットの順位を決定する制御システム。
  2. 各発電用エンジンユニットのユニット運転情報値と、複数の発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値の内、最大若しくは最小であるユニット運転情報値との差である運転ノルマを、各発電用エンジンユニット毎に求める運転ノルマ導出手段を備え、
    前記優先順位決定手段が、前記運転ノルマ導出手段により導出される前記運転ノルマに基づいて前記順位を決定する構成で、
    前記負荷情報受付手段が一連の第一期間毎の前記負荷情報を受け入れ可能に構成され、
    前記負荷情報から前記需要運転台数決定手段が特定の第一期間における需要運転台数を決定し、当該第一期間における各発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値に基づいて前記優先順位決定手段が順位を決定するとともに、前記運転ユニット決定手段の処理を実行し、得られた運転計画を実行した場合の各発電用エンジンユニットの前記運転ノルマの変化を演算する運転ノルマ変化導出手段を備え、
    前記運転ノルマ変化導出手段により演算される運転ノルマの変化が、減少傾向にある運転計画を適正な運転計画と判定する運転計画判定手段を備えた請求項1記載の制御システム。
  3. 発電機に軸出力を出力する発電用エンジンと、前記発電機の出力を変換して電力系統に連系出力可能なインバータとを備えた発電用エンジンユニットを複数並列に備え、前記複数の発電用エンジンユニットの一部若しくは全部を運転制御する制御システムであって、
    第一期間毎の電力負荷を前記第一期間より短い第二期間単位で表した負荷情報を受け入れる負荷情報受付手段と、
    前記負荷情報から、第一期間における第二期間毎の電力負荷を満たす発電用エンジンユニットの需要運転台数を決定する需要運転台数決定手段と、
    前記複数の発電用エンジンユニットにおいて優先して運転すべきユニットの順位を決定する優先順位決定手段と、
    前記優先順位決定手段により決定された順位及び前記需要運転台数決定手段により決定された需要運転台数に基づいて、運転する発電用エンジンユニットを決定する運転ユニット決定手段とを備える構成で、
    前記発電用エンジンユニット別のエンジンの累積運転時間及びインバータ負荷電力量の累積値である累積電力量に基づいて求まるユニット運転情報値を収集するユニット運転情報収集手段を備え、
    各発電用エンジンユニットのユニット運転情報値と、複数の発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値の内、最大若しくは最小であるユニット運転情報値との差である運転ノルマを、各発電用エンジンユニット毎に求める運転ノルマ導出手段を備え、
    前記優先順位決定手段が、ランダムに順位を生成する優先順位生成手段を備え、
    前記負荷情報から前記需要運転台数決定手段が特定の第一期間における需要運転台数を決定し、当該第一期間における需要運転台数と前記優先順位生成手段に生成される前記順位に基づいて前記運転ユニット決定手段が運転する発電用エンジンユニットを決定し、得られた運転計画を実行した場合の各発電用エンジンユニットの前記運転ノルマの変化を演算する運転ノルマ変化導出手段を備え、前記運転ノルマ変化導出手段により演算される運転ノルマの変化が減少傾向にある順位を、前記優先順位決定手段が出力の対象とし、当該順位に基づいて運転計画を得る制御システム。
  4. 前記ユニット運転情報値が、前記累積運転時間と前記累積電力量とを重み付け加算した加算値情報である請求項1〜3のいずれか一項記載の制御システム。
  5. 前記ユニット運転情報値が、前記発電用エンジンユニット別のエンジンの回転数或いは起動発停回数のいずれか一方もしくは両方にも基づいて求められる請求項1〜4のいずれか一項記載の制御システム。
  6. 前記負荷情報受付手段が、前記負荷情報を、第二期間単位の電力負荷を要素とする負荷マトリックスを生成し、
    前記運転ユニット決定手段が、行及び列のいずれか一方を各第二期間に対応づけ、他方を各発電用エンジンユニットに対応づけて構成され、運転状態にある要素を1で、非運転状態にある要素を0で表した運転マトリックスを、少なくとも前記負荷マトリックスを拘束条件として生成する請求項1〜5のいずれか一項記載の制御システム。
  7. 前記優先順位決定手段が、複数の発電用エンジンユニットに関し、各発電用エンジンユニットの運転優先順位を要素とする優先順位マトリックスを生成し、
    前記運転ユニット決定手段が、前記負荷マトリックスと前記優先順位マトリックスを拘束条件として、前記運転マトリックスを生成する請求項6記載の制御システム。
  8. 各発電用エンジンユニットのユニット運転情報値と、複数の発電用エンジンユニットの前記ユニット運転情報値の内、最大若しくは最小であるユニット運転情報値との差を運転ノルマとして、
    前記優先順位決定手段が、各発電用エンジンユニットの運転ノルマに従って優先順位マトリックスを生成する請求項7記載の制御システム。
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