JP5268961B2 - 電力供給システムの制御方法、及び電力供給システム - Google Patents

電力供給システムの制御方法、及び電力供給システム Download PDF

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Description

本発明は、電力供給システムの制御方法、及び電力供給システムに関し、とくに分散型電源の高速かつきめ細かな制御を可能にするとともに、分散型電源による安定した電力供給を実現するための技術に関する。
昨今、複数の分散型電源や電力貯蔵システムを組み合わせ、分散型電源の発電量を需要に合わせて制御するように構成した小規模電力系統(以下、マイクログリッドと称する)が注目されている。マイクログリッドは、大規模な商用電力系統に比べて系統規模が小さいことから、わずかな負荷変動によっても系統周波数が大きく変動する。このため、マイクログリッドの効率的な運用を実現するためには、分散型電源の運転状況を迅速に把握しきめ細かな制御を実施する必要がある。
自律分散制御を行う電力供給システムに関し、特許文献1には、停電のような不都合を生じることなく周波数変動が少なく安価に安定した電力の供給を可能とすべく、マイクログリッドに接続する各発電設備に目標周波数の調整が可能なAFC制御装置を設け、通信回線を用いることなく、系統情報や発電情報をもとに各発電機に設けた制御装置によってAFC設定周波数を調整することで系統の需給バランスと経済的な運用を図る自律分散制御が開示されている。
また特許文献2には、分散型電源の高速かつきめ細かな制御を可能とし、分散型電源による安定した電力供給を実現すべく、複数の分散型電源の夫々に、演算装置と、分散型電源の出力及び分散型電源に接続する電力系統の周波数を計測値として取得する計測装置と、分散型電源の出力を制御する制御装置とを付設し、各演算装置と各計測装置とを通信可能に接続し、各演算装置は、各分散型電源の計測値を、各分散型電源の夫々に付設されている各計測装置から取得し、演算装置の夫々は、取得した全ての計測値に基づいて、自身が付設されている分散型電源を制御する指令値を生成し、生成した指令値を自身が付設されている分散型電源に付設されている制御装置に入力し、制御装置は、指令値に応じて自身が付設されている分散型電源を制御することにより、分散型電源の夫々に付設される演算装置によって、演算装置の夫々が、夫々が担当する分散型電源の出力を自律的に制御する技術が開示されている。
特開2005−328622号公報 特開2009−278834号公報
ところで、上記特許文献2に記載の技術のように、各演算装置の夫々が担当する分散型電源を自律的に制御する構成を採用した場合には、各演算装置と各計測装置とを結ぶ通信ネットワークに通信障害や伝送遅延等の障害が発生した場合、他の分散型電源の計測値(発電機出力)を取得することができず、小規模電力系統(マイクログリッド)全体に注入される発電量を正しく把握することができない。そのため、地域要求量ARの算出精度が低下して、需給バランスの適切な制御ができなくなってしまうことが想定される。
本発明はこのような背景に鑑みてなされたもので、分散型電源の高速かつきめ細かな制御を可能にするとともに、分散型電源による安定した電力供給を実現することが可能な電力供給システムの制御方法、及び電力供給システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一つは、
複数の分散型電源を含んで構成される電力供給システムの制御方法であって、
前記分散型電源の夫々に、夫々の計測及び制御を担当する計測指令装置を設け、
前記計測指令装置は、演算装置と、分散型電源が接続している電力系統の周波数及び夫々が担当する前記分散型電源の出力を計測する計測装置と、夫々が担当する前記分散型電源の出力を制御する制御装置とを備え、
前記計測指令装置の夫々を互いに通信可能に接続し、
前記計測指令装置が、
前記電力系統の現在の周波数、及び自身が担当する前記分散型電源の現在の出力である自機現在出力を取得し、
他の前記計測指令装置の夫々から、夫々が担当する他の前記分散型電源の現在の出力である他機現在出力を取得し、
前記電力系統の前記現在の周波数、前記自機現在出力、及び前記他機現在出力に基づき、前記分散型電源の夫々の出力を制御するための指令値を生成し、
生成した前記指令値に従い自身が担当する前記分散型電源の出力を制御し、
前記分散型電源の夫々に対する指令値を、その指令値により前記制御装置を制御した時刻に対応づけて蓄積記憶し、
前記計測装置により計測した、自身が計測及び制御を担当する前記分散型電源の出力を、その計測時刻に対応づけて蓄積記憶し、
他の前記計測指令装置の夫々から取得した前記分散型電源の夫々の出力を、夫々の計測時刻に対応づけて蓄積記憶し、
前記指令値の生成に際し、前記他機現在出力の一つ以上を取得できない場合に、前記他機現在出力を取得できなかった前記分散型電源について蓄積記憶している、前記指令値及び前記出力に基づき、当該分散型電源について、当該分散型電源における前記指令値と当該分散型電源における前記出力との間の伝達関数を求め、求めた伝達関数に基づき、取得できなかった前記他機現在出力を推定し、推定した前記他機現在出力を用いて前記指令値を生成することとする。
本発明によれば、計測指令装置の夫々が、他機現在出力の一つ以上を取得することができなかった場合に、他機現在出力を取得できなかった分散型電源について、指令値と発電機出力との間の伝達関数を求め、求めた伝達関数に基づき、取得できなかった他機現在出力を推定し、推定した他機現在出力を用いて指令値を生成する。このため、例えば通信障害や計測指令装置のハードウエア障害等により、他機現在出力の一つ以上を取得することができなかった場合でも、計測指令装置の夫々は、自ら指令値を推定して分散型電源の制御を行うので、障害の影響を受けることなく、自身が担当する分散型電源について適切な出力制御を継続することができる。
尚、前記計測指令装置は、例えば、前記他機現在出力を取得できなかった前記分散型電源について蓄積記憶している、前記指令値及び前記出力を用いてメタヒューリスティック手法(例えばタブーサーチ)を実施することにより前記伝達関数を求め、求めた前記伝達関数を用いて取得することができなかった前記他機現在出力を推定し、推定した前記他機現在出力を用いて前記分散型電源の夫々の出力を制御するための指令値を生成する。
また前記計測指令装置は、例えば、前記自機現在出力と、他の全ての前記分散型電源の前記他機現在出力とを合計することにより前記電力系統における現在の発電機出力の合計である発電量合計を求め、取得した前記周波数と前記電力系統における基準周波数とに基づき現在の周波数偏差を求め、前記周波数偏差に系統周波数特性定数を乗算した値と前記発電量合計とを乗算することにより地域要求量を求め、求めた前記地域要求量を所定の配分条件に従い前記各分散型電源に配分することにより、前記分散型電源の夫々の出力を制御するための前記指令値を生成する。
前記配分条件は、例えば、前記地域要求量を前記分散型電源の夫々に均等に配分するという条件、前記地域要求量を前記分散型電源の夫々の出力の変化速度に応じて配分するという条件、及び、前記地域要求量を前記分散型電源の夫々の経済性に応じて配分するという条件のうちのいずれかである。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、分散型電源の高速かつきめ細かな制御を可能にするとともに、分散型電源による安定した電力供給を実現することができる。
電力供給システム1の概略的な構成を示す図である。 計測指令装置10の構成を示す図である。 演算装置11のハードウエア構成を示す図である。 計測装置12のハードウエア構成を示す図である。 制御装置13のハードウエア構成を示す図である。 演算装置11の機能を示す図である。 計測値データベース421に格納されるレコードの構成を示す図である。 指令値データベース422に格納されるレコードの構成を示す図である。 演算装置11が行う処理の概要を説明するフローチャートである。 自機指令値生成処理S700を説明するフローチャートである。 欠落データ推定処理S717の詳細を説明するフローチャートである。 計測値データベース421から取得される発電機出力Po(k)、及び指令値データベース422から取得される指令値Pi(k)の一例を示すグラフである。 タブーサーチを用いた時定数Ta,Tbの算出方法を説明するフローチャートである。
以下、実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に実施形態として説明する電力供給システム1の概略的な構成を示している。同図に示すように、電力供給システム1は、マイクログリッドなどの小規模な電力系統2に接続する複数の分散型電源3(G1,G2,G3・・・)、分散型電源3の夫々に併設される計測指令装置10、及び電力系統2に接続する一つ以上の負荷4を含んで構成されている。
分散型電源3は、例えばコージェネレーション発電機(ディーゼル発電機、ガスタービン発電機、ガスエンジン発電機等)、自然エネルギーや未利用エネルギーを利用した発電機(風力発電機、太陽光発電機、小型水力発電機、廃棄物発電機、バイオマス発電機等)等である。
各計測指令装置10は、通信ネットワーク50を介して互いに通信可能に接続している。通信ネットワーク50は、例えばインターネットや専用線(電力系統制御用情報伝送システム(CDT:Cyclic Digital data Transmission equipment)、メタル線、光ファイバ等)等である。
図2に計測指令装置10の構成を示している。同図に示すように、各計測指令装置10は、演算装置11、計測装置12、及び制御装置13を備える。このうち計測装置12は、電力系統2の現在の周波数及び分散型電源3の現在の出力(以下、発電機出力と称する。)を取得し、取得した周波数及び発電機出力を演算装置11に入力する。
演算装置11は、計測装置12から入力される周波数及び発電機出力と、通信ネットワーク50を介して取得される他の分散型電源3の発電機出力とに基づき分散型電源3の出力を制御するための指令値を生成し、生成した指令値を制御装置13に入力する。
制御装置13は、演算装置11から入力される指令値に従って分散型電源3の出力を制御する。
図3Aに演算装置11のハードウエア構成(ブロック図)を示している。同図に示すように、演算装置11は、CPU111、RAM・ROM等のメモリ112、ハードディスク等の記憶装置113、キーボードやマウス等の入力装置114、計測値や制御値、指令値のスケジュールなどが表示される液晶ディスプレイ等の表示装置115、通信ネットワーク50を介して他の計測指令装置10との間で通信を行うとともに、計測装置12及び制御装置13との間で通信を行う通信装置116、及びRTC(Real Time Clock)等を用いて構成され、現在日時等の日時情報(タイムスタンプ)を生成する計時装置117(電波時計等)を備えている。尚、演算装置11は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて実現される。
図3Bに計測装置12のハードウエア構成(ブロック図)を示している。同図に示すように、計測装置12は、CPU121、メモリ122、演算装置11との間で通信を行う通信装置123、及び小規模電力系統2の周波数及び分散型電源3の出力を取得する計測回路124を備える。
図3Cに制御装置13のハードウエア構成(ブロック図)を示している。同図に示すように、制御装置13は、CPU131、メモリ132、演算装置11との間で通信を行う通信装置133、演算装置11から入力される指令値に従って分散型電源3の出力を制御する制御回路134を備える。
図4に演算装置11が備える機能を示している。同図に示すように、演算装置11は、周波数取得部411、自機出力取得部412、他機出力取得部413、欠落データ推定部414、発電機出力合計部415、地域要求量算出部416、フィルタ処理部417、配分処理部418、及び指令値入力部419の各機能を備える。尚、これらの機能は、演算装置11のハードウエアによって、もしくは、CPU111がメモリ112や記憶装置113に格納されているプログラムを実行することにより実現される。
また演算装置11は、計測値データベース421、及び指令値データベース422を備える。尚、これらのデータベースは、演算装置11において動作するDBMS(Data Base Management System)等によって実現される。
図4に示す機能のうち、周波数取得部411は、計測装置12から随時入力される周波数(電力系統2の周波数)を取得し、取得した周波数を取得日時(タイムスタンプ)に対応づけて計測値データベース421に格納する。
自機出力取得部412は、計測装置12から随時入力される、当該計測指令装置10の計測装置12が担当する分散型電源3(以下、自機と称する。)の現在の発電機出力を計測し、計測した発電機出力(以下、自機現在出力と称する。)を、計測時刻(タイムスタンプ)に対応づけて計測値データベース421に格納する。また自機出力取得部412は、取得した自機現在出力を、他の分散型電源3(以下、他機と称する。)の全ての計測指令装置10に随時通知(ブロードキャスト)する。
他機出力取得部413は、通信ネットワーク50を介して他の計測指令装置10から随時送られてくる、他の計測指令装置10が担当する分散型電源3の発電機出力(以下、他機現在出力と称する。)を、その分散型電源3の識別子とともに受信し、受信した他機発電機出力を、上記識別子及び当該発電機出力の計測時刻(タイムスタンプ)と対応づけて、計測値データベース421に格納する。
欠落データ推定部414は、通信ネットワーク50における通信障害や計測指令装置10のハードウエア障害等により、後述する発電機出力の合計を算出する際に必要となる他機現在出力を一つ以上取得できていない場合に、取得できていない他機現在出力(以下、欠落データとも称する。)を、計測値データベース421に格納されている発電機出力と指令値データベース422に格納されている指令値とを用いて推定する。
発電機出力合計部415は、自機出力取得部412によって計測された自機現在出力と、他機出力取得部413によって取得された(又は欠落データ推定部414によって推定された)、全ての他の分散型電源3の他機現在出力とを合計し、電力系統2に注入される電力の合計(以下、発電量合計と称する。)を求める。
地域要求量算出部416は、周波数取得部411によって取得される周波数(以下、現在周波数と称する。)と、発電機出力合計部415によって算出された上記発電量合計とに基づき、地域要求量AR(Area Requirement)を求める。ここで地域要求量ARは、電力系統2の需給差(需要と供給のアンバランス)を表す量であり、本実施形態では、現在周波数と基準周波数(例えば50Hz(関東)や60Hz(関西))との差(以下、周波数偏差ΔFと称する。)に系統周波数特性定数Kを乗算した値に、さらに発電量合計を乗算した値を地域要求量ARとする。
フィルタ処理部417は、地域要求量算出部416によって求められた地域要求量ARについて、地域要求量ARに含まれる極短周期成分を除去する平滑化処理、並びに微動成分を除去する不感帯処理を行う。
配分処理部418は、地域要求量算出部416によって求められた地域要求量ARを、所定の配分条件に従い電力系統2に接続している各分散型電源3に配分する。上記配分条件としては、例えば、各分散型電源3に地域要求量ARを均等に配分、即ち、地域要求量ARに、1/(電力系統2に接続している運転中の分散型電源3の台数合計)を乗算した値を各分散型電源3に配分するという条件(以下、第1条件と称する。)、各分散型電源3の発電機出力の変化速度に応じて地域要求量ARを各分散型電源3に配分、即ち、地域要求量ARに、(その分散型電源3の変化速度)/(電力系統2に接続している運転中の分散型電源3の変化速度の合計)を乗算した値を各分散型電源3に配分するという条件(以下、第2条件と称する。)、各分散型電源3の経済性(コスト的な有利さ)に応じて地域要求量ARを各分散型電源3に配分、即ち、地域要求量ARに、(その分散型電源3の経済係数)/(電力系統2に接続している運転中の分散型電源3の経済係数の合計))を乗算した値を各分散型電源3に配分するという条件(以下、第3条件と称する。)といったものがある。
指令値入力部419は、配分処理部418によって自身が担当する分散型電源3に配分された地域要求量ARに応じた指令値(例えばPID演算(Proportional Integral Differential)によって求められるLFC制御量(LFC:Load Frequency Control(負荷周波数制御))を生成し、生成した指令値を制御装置13に入力する。
図5Aに計測値データベース421に格納されるレコードの構成を示している。同図に示すように、計測値データベース421に格納されるレコードは、計測値種別4211、識別子4212、計測値4213、及び取得日時4214の各項目を含む。このうち計測値種別4211には、当該レコードに設定されている計測値が、電力系統2の周波数であるのか、分散型電源3の出力(発電機出力)であるのかを示す値が設定される。
識別子4212には、そのレコードが発電機出力についてのレコードである場合に、当該レコードに格納されている発電機出力がどの分散型電源3についてのものかを示す識別子(分散型電源3ごとに固有に付与される識別子)が設定される。尚、計測値種別4211に周波数を示す値が設定されている場合には、識別子4212には何も設定されない。計測値4213には、計測値(周波数又は発電機出力)が設定される。取得日時4214には、その計測値の計測日時(タイムスタンプ)が設定される。
図5Bに指令値データベース422に格納されるレコードの構成を示している。同図に示すように、指令値データベース422に格納されるレコードは、識別子4221、指令値4222、及び適用日時4223の各項目を含む。このうち識別子4212には、その指令値がどの分散型電源3のものであるのかを示す識別子(分散型電源3ごとに固有に付与される識別子)が設定される。指令値4222には、指令値が設定される。制御日時4223には、その指令値によって分散型電源3が制御された日時(タイムスタンプ)が設定される。
図6に演算装置11が行う処理の概要を示している。また図7に上記処理(以下、自機指令値生成処理S700と称する。)の詳細を示している。以下、これらの図とともに、演算装置11が行う処理について説明する。
図7に示すように、演算装置11は、自機の指令値を生成する機会が到来(例えば10分毎)したか否かをリアルタイムに監視している(S711)。上記機会が到来すると(S711:YES)、演算装置11の周波数取得部411は、計測装置12から、現在周波数を取得し、取得した現在周波数を計測値データベース421に格納する(S712、図6のS611)。また演算装置11の自機出力取得部412は、計測装置12から、自機現在出力を取得し、取得した自機現在出力を計測値データベース421に格納する(S713、図6のS612)。また自機出力取得部412は、取得した自機現在出力を他機の全ての計測指令装置10に通知(ブロードキャスト)する(S714)。尚、各計測指令装置10の演算装置11は、他機の計測指令装置10から他機現在出力が通知されると、通知された他機現在出力を自身の計測値データベース421に格納する。
次に演算装置11の他機出力取得部413は、他の計測指令装置10から、電力系統2に接続している全ての他機についての他機現在出力を、通信ネットワーク50を介して取得する(S715、図6のS613)。このとき、通信ネットワーク50における通信障害や計測指令装置10のハードウエア障害等により、他機現在出力のうちの一つ以上を取得できない場合(S716:YES)、演算装置11の欠落データ推定部414は、取得することができなかった他機現在出力(以下、欠落データと称する。)を、計測値データベース421及び指令値データベース422に格納されている過去の発電機出力や指令値を用いて推定する(S717)。尚、この推定に関する処理の詳細については後述する。
次に演算装置11の発電機出力合計部415は、計測した自機現在出力と、取得又は推定した全ての他機の他機現在出力とを合計して発電量合計を求める(S718、図6のS614)。
次に演算装置11の地域要求量算出部416は、計測した現在周波数について周波数偏差ΔFを求め(図6のS615)、求めた周波数偏差ΔFに系統周波数特性定数Kを乗算し(図6のS616)、乗算した値にさらに発電量合計を乗算して(図6のS617)地域要求量ARを求める(S719)。
次に演算装置11のフィルタ処理部417は、求めた地域要求量ARについてフィルタ処理、即ち、地域要求量ARに含まれる極短周期成分を除去する平滑化処理、及び微動成分を除去する不感帯処理を行う(S720、図6のS618)。
次に演算装置11の配分処理部418は、フィルタ処理された地域要求量ARを、電力系統2に接続している各分散型電源3に課せられる条件(例えば前述した第1乃至第3条件)に従い各分散型電源3に配分する(S721、図6のS619)。
次に演算装置11の指令値入力部419は、配分処理部418によって自身が担当する分散型電源3に配分された地域要求量ARに応じた指令値(例えばLFC制御量)を生成し、生成した指令値を制御装置13に入力する(S722、図6のS620)。その後はS711に戻る。
図8は図7に示した自機指令値生成処理S700における欠落データ推定処理S717の詳細を説明するフローチャートである。演算装置11の欠落データ推定部414は、計測値データベース421から過去の複数の時点における発電機出力Po(k)(∵k=0,1,2,・・・,n)を、また指令値データベース422から過去の複数の時点における指令値Pi(k)を夫々取得する(S811)。図9に計測値データベース421から取得される発電機出力Po(k)、及び指令値データベース422から取得される指令値Pi(k)の一例を示す。
次に欠落データ推定部414は、取得した発電機出力Po(k)及び指令値Pi(k)に基づき、指令値Pi(k)と発電機出力Po(k)との間の伝達関数(進み遅れ要素(1+Tb・s)/(1+Ta・s))を求める(S812)。そして欠落データ推定部414は、求めた伝達関数を用いて、欠落データ(他機現在出力)を求める(S813)。
ここでS812における時定数Ta,Tbの算出は、進み遅れ要素(1+Tb・s)/(1+Ta・s)における時定数Ta,Tbを、メタヒューリスティック手法(meta-heuristics method)(例えば、タブーサーチ(tabu search)、遺伝アルゴリズム(genetic algorithm)、多スタート局所探索(multi start local search)、可変近傍法(variable neighborhood search)、アーニング法(simulated aneealing)等)を用いて推定する。
図10に上記推定における処理例として、タブーサーチを用いた時定数Ta,Tbの算出方法を示している。タブーサーチの場合、まず欠落データ推定部414は、時定数Ta,Tbを生成し、生成した初期値を変数S0に設定する(S1011)。また欠落データ推定部414は、最良状態SbをS0とし、現在状態SをS0とする(S1012)。
次に現在状態Sの近傍における時定数Ta,Tb複数個(M個とする。)選択する(S1013)。尚、S1013からS1020までの処理は、設定された探索回数分だけ繰り返し実行される。
次に欠落データ推定部414は、タブーリストに近傍解への遷移操作が記載されているか否かを判断する(S1014)。記載されていなければ(S1014:YES)、S1015に進み、記載されていれば(S1014:NO)、S1016に進む。S1015では、欠落データ推定部414は、P(k)を真値として、目的関数Σ(P(k)−Po(k))^2 (∵k=0,1,2,・・・,n)の値を求める。尚、S1014及びS1015の処理は近傍解M個の数分だけ繰り返し実行される。
次に欠落データ推定部414は、上記目的関数が最小となる近傍解を最良近傍解S’とし(S1016)、現在状態Sを最良近傍解S’に遷移し(S1017)、タブーリストにS→S’の操作を書き込む(S1018)。
次に欠落データ推定部414は、最良近傍解S’が最良状態Sb未満であるか否かを判断する(S1019)。最良近傍解S’が最良状態Sb未満であれば(S1019:YES)、欠落データ推定部414は、最良状態Sbを最良近傍解S’に書き換える(S1020)。
以上に説明したように、本実施形態の電力供給システム1においては、計測指令装置10の夫々が、他機現在出力の一つ以上を取得することができなかった場合に、他機現在出力を取得できなかった分散型電源3について、指令値と発電機出力との間の伝達関数を求め、求めた伝達関数に基づき、取得できなかった他機現在出力を推定し、推定した他機現在出力を用いて指令値を生成する。このため、例えば通信障害や計測指令装置10のハードウエア障害等により、他機現在出力の一つ以上を取得することができなかった場合でも、計測指令装置10の夫々は、自ら指令値を推定して分散型電源3の制御を行うので、障害の影響を受けることなく自身が担当する分散型電源3について発電機の出力制御を継続することができる。
尚、以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 電力供給システム
2 電力系統
3 分散型電源
4 負荷
10 計測指令装置
11 演算装置
12 計測装置
13 制御装置
50 通信ネットワーク
411 周波数取得部
412 自機出力取得部
413 他機出力取得部
414 欠落データ推定部
415 発電機出力合計部
416 地域要求量算出部
417 フィルタ処理部
418 配分処理部
419 指令値入力部
421 計測値データベース
422 指令値データベース
S700 自機指令値生成処理
S717 欠落データ推定処理

Claims (7)

  1. 複数の分散型電源を含んで構成される電力供給システムの制御方法であって、
    前記分散型電源の夫々に、夫々の計測及び制御を担当する計測指令装置を設け、
    前記計測指令装置は、演算装置と、分散型電源が接続している電力系統の周波数及び夫々が担当する前記分散型電源の出力を計測する計測装置と、夫々が担当する前記分散型電源の出力を制御する制御装置とを備え、
    前記計測指令装置の夫々を互いに通信可能に接続し、
    前記計測指令装置が、
    前記電力系統の現在の周波数、及び自身が担当する前記分散型電源の現在の出力である自機現在出力を取得し、
    他の前記計測指令装置の夫々から、夫々が担当する他の前記分散型電源の現在の出力である他機現在出力を取得し、
    前記電力系統の前記現在の周波数、前記自機現在出力、及び前記他機現在出力に基づき、前記分散型電源の夫々の出力を制御するための指令値を生成し、
    生成した前記指令値に従い自身が担当する前記分散型電源の出力を制御し、
    前記分散型電源の夫々に対する指令値を、その指令値により前記制御装置を制御した時刻に対応づけて蓄積記憶し、
    前記計測装置により計測した、自身が計測及び制御を担当する前記分散型電源の出力を、その計測時刻に対応づけて蓄積記憶し、
    他の前記計測指令装置の夫々から取得した前記分散型電源の夫々の出力を、夫々の計測時刻に対応づけて蓄積記憶し、
    前記指令値の生成に際し、前記他機現在出力の一つ以上を取得できない場合に、前記他機現在出力を取得できなかった前記分散型電源について蓄積記憶している、前記指令値及び前記出力に基づき、当該分散型電源について、当該分散型電源における前記指令値と当該分散型電源における前記出力との間の伝達関数を求め、求めた伝達関数に基づき、取得できなかった前記他機現在出力を推定し、推定した前記他機現在出力を用いて前記指令値を生成する
    ことを特徴とする電力供給システムの制御方法。
  2. 請求項1に記載の電力供給システムの制御方法であって、
    前記計測指令装置は、前記他機現在出力を取得できなかった前記分散型電源について蓄積記憶している、前記指令値及び前記出力を用いてメタヒューリスティック手法を実施することにより前記伝達関数を求め、求めた前記伝達関数を用いて取得することができなかった前記他機現在出力を推定し、推定した前記他機現在出力を用いて前記分散型電源の夫々の出力を制御するための指令値を生成する
    ことを特徴とする電力供給システムの制御方法。
  3. 請求項2に記載の電力供給システムの制御方法であって、
    前記メタヒューリスティック手法としてタブーサーチを用いる
    ことを特徴とする電力供給システムの制御方法。
  4. 請求項1に記載の電力供給システムの制御方法であって、
    前記計測指令装置は、
    前記自機現在出力と、他の全ての前記分散型電源の前記他機現在出力とを合計することにより前記電力系統における現在の発電機出力の合計である発電量合計を求め、
    取得した前記周波数と前記電力系統における基準周波数とに基づき現在の周波数偏差を求め、
    前記周波数偏差に系統周波数特性定数を乗算した値と前記発電量合計とを乗算することにより地域要求量を求め、
    求めた前記地域要求量を所定の配分条件に従い前記各分散型電源に配分することにより、前記分散型電源の夫々の出力を制御するための前記指令値を生成する
    ことを特徴とする電力供給システムの制御方法。
  5. 請求項4に記載の電力供給システムの制御方法であって、
    前記配分条件が、
    前記地域要求量を前記分散型電源の夫々に均等に配分するという条件、
    前記地域要求量を前記分散型電源の夫々の出力の変化速度に応じて配分するという条件、
    及び、
    前記地域要求量を前記分散型電源の夫々の経済性に応じて配分するという条件、
    のうちのいずれかである
    ことを特徴とする電力供給システムの制御方法。
  6. 複数の分散型電源を含んで構成される電力供給システムであって、
    前記分散型電源の夫々に設けられる、夫々の計測及び制御を担当する計測指令装置を含み、
    前記計測指令装置は、演算装置と、分散型電源が接続している電力系統の周波数及び夫々が担当する前記分散型電源の出力を計測する計測装置と、夫々が担当する前記分散型電源の出力を制御する制御装置とを備え、
    前記計測指令装置の夫々が互いに通信可能に接続され、
    前記計測指令装置が、
    前記電力系統の現在の周波数、及び自身が担当する前記分散型電源の現在の出力である自機現在出力を取得し、
    他の前記計測指令装置の夫々から、夫々が担当する他の前記分散型電源の現在の出力である他機現在出力を取得し、
    前記電力系統の前記現在の周波数、前記自機現在出力、及び前記他機現在出力に基づき、前記分散型電源の夫々の出力を制御するための指令値を生成し、
    生成した前記指令値に従い自身が担当する前記分散型電源の出力を制御し、
    前記分散型電源の夫々に対する指令値を、その指令値により前記制御装置を制御した時刻に対応づけて蓄積記憶し、
    前記計測装置により計測した、自身が計測及び制御を担当する前記分散型電源の出力を、その計測時刻に対応づけて蓄積記憶し、
    他の前記計測指令装置の夫々から取得した前記分散型電源の夫々の出力を、夫々の計測時刻に対応づけて蓄積記憶し、
    前記指令値の生成に際し、前記他機現在出力の一つ以上を取得できない場合に、前記他機現在出力を取得できなかった前記分散型電源について蓄積記憶している、前記指令値及び前記出力に基づき、当該分散型電源について、当該分散型電源における前記指令値と当該分散型電源における前記出力との間の伝達関数を求め、求めた伝達関数に基づき、取得できなかった前記他機現在出力を推定し、推定した前記他機現在出力を用いて前記指令値を生成する
    ことを特徴とする電力供給システム。
  7. 請求項6に記載の電力供給システムであって、
    前記計測指令装置が、前記他機現在出力を取得できなかった前記分散型電源について蓄積記憶している、前記指令値及び前記出力を用いてメタヒューリスティック手法を実施することにより前記伝達関数を求め、求めた前記伝達関数を用いて取得することができなかった前記他機現在出力を推定し、推定した前記他機現在出力を用いて前記分散型電源の夫々の出力を制御するための指令値を生成する
    ことを特徴とする電力供給システム。
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