JP4801463B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡装置に関し、特に電子内視鏡及びプロセッサにおいて画像処理で使用する固有データを記録する装置に関する。
従来、電子内視鏡の特性に関する固有データを記録する記憶装置が提案されている。
特許文献1は、電子内視鏡に、電子内視鏡が有する撮像素子の固有データを記録する記憶装置を開示する。
特開平04−176432号公報
しかし、特許文献1の装置は、電子内視鏡が備える記憶装置の記憶容量を超えて固有データを電子内視鏡に書き込み、これにより固有データを変更する場合に、記憶装置やその他のハードウェアを交換したり、修理したりする必要があった。プロセッサ内部に記憶装置を設けた場合でも、同様の問題が生じていた。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、電子内視鏡又はプロセッサが備える部材を交換したり修理したりせずに、使用地域に応じた新たなデータを利用可能とする内視鏡装置を得ることを目的とする。
本発明に係る内視鏡装置は、電子内視鏡が取り付けられて画像処理を行うプロセッサと、画像処理において使用される、又は電子内視鏡やプロセッサの少なくとも一方の状態確認のために使用される電子内視鏡及びプロセッサの固有データが記録されプロセッサに着脱自在に取り付けられる外部記憶部とを備え、外部記憶部に記録される固有データのうち、使用地域ごとに異なるものについては、使用地域ごとに分けて記録される。
好ましくは、外部記憶部に記録される固有データのうち、電子内視鏡ごとに異なるものについては、プロセッサに接続される電子内視鏡ごとに分けて記録される。
また、好ましくは、外部記憶部に記録される固有データのうち、プロセッサごとに異なるものについては、外部記憶部が取り付けられるプロセッサごとに分けて記録される。
また、好ましくは、プロセッサは、電子内視鏡が画像処理を行うために使用される固有データを有するか否かを判断し、有する場合には、電子内視鏡が有する固有データを使用して画像処理が行われ、有しない場合には、外部記憶部に記録された固有データを使用して画像処理が行われる。
また、好ましくは、外部記憶部に記録される固有データは、パソコン又はプロセッサを介して随時コンテンツの書き換え可能な第1データ、特定条件下でパソコン又はプロセッサを介してコンテンツの書き換えが可能な第2データ、及び新たにプロセッサに接続される電子内視鏡に対応したデータについての書き足し及び消去は可能であるが、データのコンテンツの書き換えが不可能な第3データを有する。
さらに好ましくは、第1データは、プロセッサにおける画像補正を行うための補正データ、電子内視鏡及びプロセッサにおけるゲイン調整を行うためのゲインデータ、プロセッサにおける画像信号処理を行うための信号処理データを有する。
また、好ましくは、第2データは、電子内視鏡におけるマスク処理を行うためのマスクデータを有する。
また、好ましくは、第3データは、プロセッサに取り付けられた電子内視鏡を特定するために使用されるスコープ名称に関するデータを有する。
また、好ましくは、外部記憶部に記録される固有データは、電子内視鏡のリース契約状況に関するデータを有する。
発明によれば、電子内視鏡又はプロセッサが備える部材を交換したり修理したりせずに、使用地域に応じた新たなデータを利用可能とする内視鏡装置を得る。
以下、本実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態にかかる内視鏡装置1は、電子内視鏡10、プロセッサ30、キーボード80、TVモニタ70、及び外部記憶部90を備える電子内視鏡装置である(図1参照)。
電子内視鏡10は、先端部に対物光学系(不図示)と撮像素子11などを内蔵し、被写体である体内などを撮像する。プロセッサ30は、電子内視鏡10で撮像された被写体の画像信号を、TVモニタ70で観察可能なビデオ信号に変換する。
電子内視鏡10で撮像された画像信号がビデオ信号に変換されTVモニタ70で表示されるまでの画像処理において電子内視鏡10及びプロセッサ30の各部を調整するために、及び電子内視鏡10及びプロセッサ30の状態確認のために、使用される電子内視鏡10及びプロセッサ30の固有データは、外部記憶部90に記録される。電子内視鏡10は、外部記憶部90に記録された固有データを読み出す際に、電子内視鏡10を特定するために必要な固有データ(スコープ名称データdns、及び使用地域情報dd)を記録する。プロセッサ30は、外部記憶部90に記録された固有データを読み出す際に、プロセッサ30を特定するために必要な固有データ(プロセッサ名称データdnp)を記録する。
本実施形態における電子内視鏡10及びプロセッサ30の状態確認とは、電子内視鏡10、プロセッサ30それぞれの使用時間、修理履歴、オーナー情報、リース契約状況など、電子内視鏡10及びプロセッサ30の使用状況を特定する情報である。
電子内視鏡10は、CCDなどの撮像素子11、AGC(オートゲインコントローラ)などの第1ゲイン調整部13、第1加算回路15、第1タイミング回路17、マスク生成回路19、及び第1制御部21を有する。電子内視鏡10は、プロセッサ30と接続される。
撮像素子11において撮像により得られた画像信号は、第1ゲイン調整部13でゲイン調整される。第1ゲイン調整部13におけるゲイン調整は、第1外部メモリ91に記録されたゲインデータdgに基づいて行われる。ゲインデータdgは、電子内視鏡10に特有のゲインに関する情報である。第1制御部21は、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdnsに基づいて、第1外部メモリ91に記録されたゲインデータdgのうちから、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsに対応したゲインデータdgを、第2制御部45を介して読み出す。
ゲインデータdgは、使用時などの色あい調整時に設定され、電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが可能な状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、第1外部メモリ91に記録される。
第1ゲイン調整部13でゲイン調整された画像信号は、第1加算回路15でマスク処理される。マスク処理は、電子内視鏡10で撮像された映像の周囲を黒色や青色などで覆う処理であり、電子内視鏡ごとに且つ映像信号方式ごとにマスクを行う形状や大きさが異なる。第1加算回路15におけるマスク処理は、第1外部メモリ91に記録されたマスクデータdmに基づいて行われる。マスクデータdmは、電子内視鏡10に特有のマスク処理に関する情報である。第1制御部21は、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddに基づいて、第1外部メモリ91に記録されたマスクデータdmのうちから、電子内視鏡10のスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddに対応したマスクデータdmを、第2制御部45を介して読み出す。
マスクデータdmは、製造時又は修理など設置現場でのサービス対応時に設定され、その後電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddごとに、第1外部メモリ91に記録される。但し、パスワードなどの特定条件下で、サービス対応者などの特定の者によるコンテンツの書き換えが可能である。
マスク生成回路19は、第1制御部21によって読み出された電子内視鏡10のスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddに対応したマスクデータdmに基づく形状、大きさのマスク画像を生成する。第1タイミング回路17は、第1制御部21の制御に基づき、マスク生成回路19で生成されたマスク画像を、所定のタイミングで第1加算回路15に出力させる。第1加算回路15は、出力されたマスク画像に基づいてマスク処理を行う。
第1制御部21は、電子内視鏡10の各部を制御し、プロセッサ30の第2制御部45とシリアル通信する。第1制御部21は、内部メモリに、電子内視鏡10のスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddを記録する。第1制御部21は、電子内視鏡使用時間データtsを計測し第2制御部45を介して、第1外部メモリ91に記録する。
スコープ名称データdns、及び使用地域情報ddを含む電子内視鏡10の固有データは、外部記憶部90に記録されるため、スコープ名称データdns、及び使用地域情報ddを特定することで、外部記憶部90から画像処理などに必要な電子内視鏡10の固有データをスコープ名称データdnsに対応して読み出すことが出来る。従って、第1制御部21の内部メモリなど、電子内視鏡10の固有データを記録するための記憶領域を少なくすることが可能になる。また、機能拡張などにより電子内視鏡10に関する固有データを書き換える必要がある場合にも、外部記憶部90に記録された固有データを書き換えるだけで済み、電子内視鏡10のハードウェア交換や修理を行う必要はない。
なお、本実施形態は、プロセッサ30に取り付けられた電子内視鏡10を特定するために使用されるスコープ名称に関するデータが、スコープ名称データdnsである形態を説明するが、電子内視鏡10のシリアルナンバーnssなど他のデータであってもよい。
第1制御部21に記録される電子内視鏡10のスコープ名称データdnsは、プロセッサ30に取り付けられた電子内視鏡10を特定するために使用され、コンテンツの書き換えが出来ない状態で製造時に設定される。
第1外部メモリ91に記録される電子内視鏡10のスコープ名称データdnsは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、プロセッサ30に接続される可能性のある電子内視鏡について1以上設定され、随時スコープ名称データdnsについての書き足しや消去が可能な状態で設定される。但し、スコープ名称データdnsのコンテンツは、電子内視鏡10の使用者などによって、書き換え出来ない状態で記録される。
第1制御部21に記録される使用地域情報ddは、内視鏡装置1が使用される地域の情報であり、NTSC(National Television System Committee)、PAL(Phase Alternating Line)又はその他の映像信号方式など内視鏡装置1が使用する映像信号方式を特定するために使用され、及びTVモニタ70に表示するメッセージの言語を特定するために使用され、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で設定される。
使用地域情報ddの種別は、例えば、映像信号方式がNTSCである地域、PALである地域、及びその他の地域の3つに分類する方法が考えられる。但し、表示などで使用する言語に細かく設定するためには、内視鏡装置1が使用される国ごとに分けるなど更に細かく分類するのが望ましい。
第1外部メモリ91に記録される電子内視鏡10の使用地域情報ddは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、プロセッサ30に接続され、使用される可能性のある電子内視鏡の使用地域情報ddについて1以上設定され、随時使用地域情報ddについての書き足しや消去が可能な状態で設定される。但し、使用地域情報ddのコンテンツは、電子内視鏡10の使用者などによって、書き換え出来ない状態で記録される。
電子内視鏡使用時間データtsは、随時更新され、電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが可能な状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、第1外部メモリ91に記録される。
プロセッサ30は、電子内視鏡10で撮像された被写体の画像信号を、TVモニタ70で観察可能なビデオ信号に変換する。プロセッサ30は、電子内視鏡10の先端部を介して被写体を照明する。光源55からの光は、ライトガイド(不図示)を介して先端部から被写体に照射される。
プロセッサ30は、第1、第2絶縁部31、32、第2ゲイン調整部35、補正回路37、メモリ部39、ビデオ画像処理回路41、第2タイミング回路43、第2制御部45、スコープデータ検知部47、第2加算回路49、ビデオアンプ51、表示回路53、及び光源55を有する。
第1、第2絶縁部31、32は、電子内視鏡10とプロセッサ30とが電気的に接続される部分であり、電子内視鏡10の患者と接触する部分との絶縁を保つ。
電子内視鏡10の第1加算回路15においてマスク処理された画像信号は、第1絶縁部31を介して第1加算回路15と接続された第2ゲイン調整部35でゲイン調整される。第2ゲイン調整部35におけるゲイン調整は、第1外部メモリ91に記録されたゲインデータdgに基づいて行われる。ゲインデータdgは、電子内視鏡10に特有のゲインに関する情報である。第2制御部45が、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdnsに基づいて、第1外部メモリ91に記録されたゲインデータdgのうちから、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsに対応したゲインデータdgを読み出す。
第2ゲイン調整部35でゲイン調整された画像信号は、補正回路37で補正処理される。補正処理は、γ処理、輪郭強調処理、画素欠陥補正、光学補正、ケーブル損失補正、色マトリクス補正などの画像補正を行う処理であり、電子内視鏡ごとに補正量が異なる。補正回路37における補正処理は、第1外部メモリ91に記録された補正データdcに基づいて行われる。補正データdcは、電子内視鏡10に特有の補正処理(γ処理、輪郭強調処理、画素欠陥処理、光学補正、ケーブル損失補正、色マトリクス補正など)に関する情報(γデータ、輪郭強調量データ、画素欠陥データ、光学特性データ、ケーブル特性データ、色マトリクスデータなど)である。第2制御部45は、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdnsに基づいて、第1外部メモリ91に記録された補正データdcのうちから、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsに対応した補正データdcを読み出す。
補正データdcは、使用時などの色あい調整時に設定され、電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが可能な状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、第1外部メモリ91に記録される。
メモリ部39は、Rメモリ部39R、Gメモリ部39G、及びBメモリ部39Bを有する。補正回路37で補正処理された画像信号は、RGBごとにメモリ部39に記録される。画像信号のうちRの信号はRメモリ部39Rに、Gの信号はGメモリ部39Gに、Bの信号はBメモリ部39Bに記録される。
ビデオ画像処理回路41は、Rメモリ部39Rに記録されたRの信号、Gメモリ部39Gに記録されたGの信号、及びBメモリ部39Bに記録されたBの信号について、コンポジット信号、Y/C分離信号などのビデオ信号に変換する(信号処理)。ビデオ画像処理回路41における信号処理は、第1外部メモリ91に記録された信号処理データdsに基づいて行われる。信号処理データdsは、画像信号を処理するための電子内視鏡10及び映像信号方式ごとに特有の情報である。第2制御部45は、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddに基づいて、第1外部メモリ91に記録された信号処理データdsのうちから、電子内視鏡10のスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddに対応した信号処理データdsを読み出す。
信号処理データdsは、使用時などの色あい調整時に設定され、電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが可能な状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddごとに、第1外部メモリ91に記録される。
第2タイミング回路43は、第2制御部45の制御に基づいて、タイミングパルスを補正回路37、メモリ部39、及びビデオ画像処理回路41に出力し、各部の処理タイミングを制御する。
第2制御部45は、プロセッサ30の各部を制御し、電子内視鏡10の第1制御部21とシリアル通信する。第2制御部45は、内部メモリに、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpを記録する。第2制御部45は、ランプ使用時間データtl、プロセッサ使用時間データtpを計測し第1外部メモリ91に記録する。第2制御部45は、プロセッサ30に接続された周辺機器に関するデータdpを検知手段(不図示)から取得し、第1外部メモリ91に記録する。
プロセッサ名称データdnpを含むプロセッサ30の固有データは、外部記憶部90に記録されるため、プロセッサ名称データdnpを特定することで、外部記憶部90から画像処理などに必要なプロセッサ30の固有データをプロセッサ名称データdnpに対応して読み出すことが出来る。従って、第2制御部45の内部メモリなど、プロセッサ30の固有データを記録するための記憶領域を少なくすることが可能になる。また、機能拡張などによりプロセッサ30に関する固有データを書き換える必要がある場合にも、外部記憶部90に記録された固有データを書き換えるだけで済み、プロセッサ30のハードウェア交換や修理を行う必要はない。
なお、本実施形態は、外部記憶部90が取り付けられたプロセッサ30を特定するために使用されるプロセッサ名称に関するデータが、プロセッサ名称データdnpである形態を説明するが、プロセッサ30のシリアルナンバーnspなど他のデータであってもよい。
第2制御部45に記録されるプロセッサ30のプロセッサ名称データdnpは、外部記憶部90が取り付けられたプロセッサ30を特定するために使用され、コンテンツの書き換えが出来ない状態で製造時に設定される。
第1外部メモリ91に記録されるプロセッサ30のプロセッサ名称データdnpは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、外部記憶部90を取り付ける可能性のあるプロセッサについて1以上設定され、随時プロセッサ名称データdnpについての書き足しや消去が可能な状態で設定される。但し、プロセッサ名称データdnpのコンテンツは、電子内視鏡10の使用者などによって、書き換え出来ない状態で記録される。
ランプ使用時間データtl、プロセッサ使用時間データtp、周辺機器に関するデータdpは、随時更新され、電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが可能な状態で、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpごとに、第1外部メモリ91に記録される。
スコープデータ検知部47は、第2絶縁部32を介して、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddを検知する。スコープデータ検知部47は、第1制御部21が他の固有データを記録している場合には、他の固有データを検知する。検知された他の固有データは、第2制御部45による第2ゲイン調整部35のゲイン調整などの画像処理などに使用される。電子内視鏡10、及びプロセッサ30は、電子内視鏡10が、マスクデータdmなど画像処理などに必要な固有データを有する場合には、電子内視鏡10が有する固有データを使って画像処理などを行い、電子内視鏡10が、スコープ名称データdnsなどプロセッサ30に取り付けられた電子内視鏡10を特定するための固有データ(スコープ名称データdns、使用地域情報dd)だけを有する場合には、外部記憶部90にある固有データを使って画像処理などを行う。これにより、プロセッサ30に取り付ける電子内視鏡の互換性を維持することが可能になる。
第2加算回路49は、ビデオ画像処理回路41において変換されたビデオ信号に、表示回路53において生成された表示内容を加算(重ね合わせ)する。加算されたビデオ信号は、ビデオアンプ51にて増幅された後、所定のタイミングでTVモニタ70に出力される。
表示回路53は、スコープ名称表示、使用可否表示、メッセージ表示など、ビデオ信号に加えて表示する信号を、使用地域情報ddに基づいて生成する回路である。使用地域情報ddに基づいてとは、映像信号方式に対応した表示サイズ、使用地域に対応した表示言語を調整する意である。
スコープ名称表示は、第2制御部45が第1制御部21に記録されたスコープ名称データdnsに基づいて行われる。使用可否表示、メッセージ表示は、接続された電子内視鏡10についてリース契約状況に応じて、使用可否や、これに関するメッセージの表示であり、第1制御部21のスコープ名称データdnsに対応したライセンスデータdlに基づいて行われる。ライセンスデータdlは、電子内視鏡10のリース契約状況に関する情報である。第2制御部45は、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdnsに基づいて、第2外部メモリ92に記録されたライセンスデータdlのうちから、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsに対応したライセンスデータdlを読み出す。
電子内視鏡10のスコープ名称データdnsに対応したライセンスデータdlが無い場合やリース契約期間外の場合など、リース契約状況が現時点で電子内視鏡10を使用するのに十分でない場合には、電子内視鏡10を使用することが出来ない旨の使用不可メッセージをTVモニタ70に表示させる。十分である場合には、使用出来る旨の使用可能メッセージをTVモニタ70に表示させる。第2制御部45は、ライセンスデータdlに基づき、リース契約状況に応じた使用可否を判断し、第1外部メモリ91に記録された使用可否メッセージデータduを読み出し、使用不可メッセージまたは使用可能メッセージをTVモニタ70に表示させる。図1は、TVモニタ70で使用不可メッセージとして“NG”を表示する形態を示す。
電子内視鏡10のライセンスデータdlは、サービス対応者など特定の者によって設定され、その後電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、第2外部メモリ92に記録される。但し、パスワードなどの特定条件下で、特定の者によるコンテンツの書き換えが可能である。
使用可否メッセージデータduは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、その後電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で、様々な表示言語に対応するため使用地域情報ddごとに、第1外部メモリ91に記録される。但し、パスワードなどの特定条件下で、特定の者によるコンテンツの書き換えが可能である。使用可否メッセージデータduは、リース契約状況に基づく使用可否の他、他の条件に基づく使用可否メッセージに使用されてもよい。
表示回路53におけるメッセージ表示は、リース契約状況に基づく使用可否に関するものの他、電子内視鏡10のスコープタイプデータdst、撮像素子11のセンサタイプデータdss、電子内視鏡10の修理履歴データdrs、プロセッサ30の修理履歴データdrp、電子内視鏡10のオーナーデータdos、プロセッサ30のオーナーデータdop、ランプ使用時間データtl、電子内視鏡使用時間データts、プロセッサ使用時間データtp、電子内視鏡10のシリアルナンバーnss、プロセッサ30のシリアルナンバーnsp、電子内視鏡10の洗浄データdw、プロセッサ30に接続された周辺機器に関するデータdp、表示キャラクタデータdchに基づいて行われる。
表示回路53におけるメッセージ表示に使用されるスコープタイプデータdstなどの固有データは、画像処理におけるメッセージ表示の他、サービス対応時などにおける電子内視鏡10及びプロセッサ30の状態確認の為にも使用される。状態確認とは、電子内視鏡10やプロセッサ30の機種分類、修理状況、及び使用状況など、各部の使用状態を確認する意である。
電子内視鏡10のスコープタイプデータdstは、第2制御部45が、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdnsに基づいて、第1外部メモリ91に記録されたスコープタイプデータdstのうちから、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsに対応したスコープタイプデータdstを読み出すことにより得られる。撮像素子11のセンサタイプデータdss、電子内視鏡10の修理履歴データdrs、電子内視鏡10のオーナーデータdos、電子内視鏡使用時間データts、電子内視鏡10のシリアルナンバーnss、及び電子内視鏡10の洗浄データdwについても同様である。
プロセッサ30の修理履歴データdrpは、第2制御部45が、第2制御部45に記録されたプロセッサ名称データdnpに基づいて、第1外部メモリ91に記録されたプロセッサ30の修理履歴データdrpのうちから、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpに対応した修理履歴データdrpを読み出すことにより得られる。プロセッサ30のオーナーデータdop、ランプ使用時間データtl、プロセッサ使用時間データtp、プロセッサ30のシリアルナンバーnsp、プロセッサ30に接続された周辺機器に関するデータdpについても同様である。
表示キャラクタデータdchは、第2制御部45が、第1外部メモリ91に記録された表示キャラクタデータdchの中から、電子内視鏡10の使用地域情報ddに対応した表示キャラクタデータdch、又は使用地域に関わらず共通に使用される共通データとして記録された表示キャラクタデータdchを読み出すことにより得られる。
電子内視鏡10のスコープタイプデータdst、撮像素子11のセンサタイプデータdss、電子内視鏡10のシリアルナンバーnssは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、プロセッサ30に接続される可能性のある電子内視鏡について1以上設定され、随時スコープタイプデータdstなどについての書き足しや消去が可能な状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、設定される。但し、電子内視鏡10のスコープタイプデータdst、撮像素子11のセンサタイプデータdss、電子内視鏡10のシリアルナンバーnssのコンテンツは、電子内視鏡10の使用者などによって、書き換え出来ない状態で記録される。
プロセッサ30のシリアルナンバーnspは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、外部記憶部90が取り付けられる可能性のあるプロセッサについて1以上設定され、随時プロセッサのシリアルナンバーnspについての書き足しや消去が可能な状態で、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpごとに、設定される。但し、プロセッサ30のシリアルナンバーnspのコンテンツは、電子内視鏡10の使用者などによって、書き換え出来ない状態で記録される。
電子内視鏡10の修理履歴データdrs、及びプロセッサ30の修理履歴データdrpは、修理時にパソコン又はプロセッサ30及びキーボード80を介して入力される。電子内視鏡10の洗浄データdwは、電子内視鏡10の洗浄時に、パソコン又はプロセッサ30及びキーボード80を介して行われる。
電子内視鏡10の修理履歴データdrsは、サービス対応者など特定の者によって設定され、その後電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、第1外部メモリ91に記録される。プロセッサ30の修理履歴データdrpは、サービス対応者など特定の者によって設定され、その後電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpごとに、第1外部メモリ91に記録される。但し、パスワードなどの特定条件下で、特定の者によるコンテンツの書き換えが可能である。
電子内視鏡10の修理履歴データdrs、及びプロセッサ30の修理履歴データdrp、電子内視鏡10の洗浄データdwなど言葉による説明を有するコンテンツに関する情報については、複数の言語で記載しておき、様々な表示言語に対応するため使用地域データddごとに記録する形態であってもよい。
電子内視鏡10の洗浄データdwは、随時更新され、電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが可能な状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、第1外部メモリ91に記録される。
電子内視鏡10のオーナーデータdos、及びプロセッサ30のオーナーデータdopは、それぞれのオーナーが変更される時にパソコン又はプロセッサ30及びキーボード80を介して入力される。
電子内視鏡10のオーナーデータdosは、サービス対応者など特定の者によって設定され、その後電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに、第1外部メモリ91に記録される。プロセッサ30のオーナーデータdopは、サービス対応者など特定の者によって設定され、その後電子内視鏡10の使用者によってコンテンツの書き換えが出来ない状態で、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpごとに、第1外部メモリ91に記録される。但し、パスワードなどの特定条件下で、特定の者によるコンテンツの書き換えが可能である。
表示キャラクタデータdchは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、プロセッサ30を介してTVモニタ70に表示される可能性のあるキャラクタについて1以上設定され、随時表示キャラクタデータdchについての書き足しや消去が可能な状態で、電子内視鏡10の使用地域情報ddごとに、第1外部メモリ91に記録される。但し、電子内視鏡10の表示キャラクタデータdchのコンテンツは、電子内視鏡10の使用者などによって、書き換え出来ない状態で記録される。また、表示キャラクタデータdchのうち、使用地域に関わらず共通に使用されるものについては、使用地域情報ddごとでなく、共通データとして第1外部メモリ91に記録される。
光源55は、ライトガイド(不図示)を介して電子内視鏡10の先端部から被写体に照射する光を照射する。
キーボード80は、プロセッサ30の操作に使用される入力装置である。キーボード80に対応するキーボードコード設定は、第2制御部45が、第1外部メモリ91に記録されたキーボードコードデータdkの中から、電子内視鏡10の使用地域情報ddに対応し接続されたキーボード80に合うキーボードコードデータdkを読み出すことにより行われる。第1外部メモリ91に記録されたキーボードコードデータdkの中に、電子内視鏡10の使用地域情報ddに対応し接続されたキーボード80に合うキーボードコードデータdkが無い場合には、表示回路53を介して、その旨の表示(使用不可メッセージ)を行う。
キーボードコードデータdkは、納品時やサービス対応時などに、サービス対応者などの特定の者によって設定され、プロセッサ30に接続される可能性のあるキーボードに対応するキーボードコードについて1以上設定され、随時キーボードコードデータdkについての書き足しや消去が可能な状態で、電子内視鏡10の使用地域情報ddごとに、第1外部メモリ91に記録される。但し、キーボードコードデータdkのコンテンツは、電子内視鏡10の使用者などによって、書き換え出来ない状態で記録される。
外部記憶部90は、プロセッサ30に接続される1以上の電子内視鏡10の固有データに関する情報、及びプロセッサ30の固有データを記録するメモリで、第1、第2外部メモリ91、92を有する。外部記憶部90は、プロセッサ30と着脱可能であり、データの書き込みは、プロセッサ30またはパソコンを介して行われる。外部記憶部90は、プロセッサ30の前面または背面で着脱可能にされるのが望ましい。
外部記憶部90がプロセッサ30から取り外された場合には、プロセッサ30の電源がオン状態にならないように設定される。
本実施形態では、外部記憶部90が取り付けられるプロセッサが複数考えられる場合について説明したが、外部記憶部90が取り付けられるプロセッサ30は予め決められていてもよい。この場合は、プロセッサ30と外部記憶部90との間で取り付けられた機器を特定するための共通の固有データ(プロセッサ名称データdnp)を、プロセッサ30の第2制御部45に記録しておく必要はない。但し、この場合でも、プロセッサ30に取り付けられる電子内視鏡10は複数考えられるため、電子内視鏡10と外部記憶部90との間で取り付けられた機器を特定するための共通の固有データ(スコープ名称データdns、及び使用地域情報dd)を、電子内視鏡10の第1制御部21などに記録しておく必要がある。
外部記憶部90は、プロセッサ30の二次回路(画像信号処理回路)と接続される。従って、二次回路と絶縁された電子内視鏡10の患者と接触する回路との絶縁を維持することが可能になる。また、電子内視鏡10とプロセッサ30との間の信号線を従来システムよりも増やす必要はない。
第1外部メモリ91に記録される固有データは、パソコン又はプロセッサ30を介して随時コンテンツの書き換え可能な第1データD1、パスワードを使用するなど特定条件下でサービス対応者など特定の者だけがパソコン又はプロセッサ30を介してコンテンツの書き換えが可能な第2データD2、サービス対応時などに設定されその後新たな電子内視鏡10のスコープ名称データdnsに対応したデータの書き足し及び消去は可能であるが、各データのコンテンツの書き換えが不可能な第3データD3を有する。
第2外部メモリ92に記録される固有データは、パスワードを使用するなど特定条件下でサービス対応者など特定の者だけがパソコン又はプロセッサ30を介してコンテンツの書き換えが可能な第4データD4を有する。
第1外部メモリ91は、第1データD1として、補正データdc(γデータ、輪郭強調量データ、画素欠陥データ、光学特性データ、ケーブル特性データ、色マトリクスデータなど)、ゲインデータdg(色情報ゲインデータ)、電子内視鏡10の洗浄データdw、ランプ使用時間データtl、プロセッサ使用時間データtp、電子内視鏡使用時間データts、周辺機器に関するデータdp、及び信号処理データdsを有する。
第1外部メモリ91は、第2データD2として、マスクデータdm、プロセッサ30のオーナーデータdop、電子内視鏡10のオーナーデータdos、プロセッサ30の修理履歴データdrp、電子内視鏡10の修理履歴データdrs、及び使用可否メッセージデータduを有する。
第1外部メモリ91は、第3データD3として、キーボードコードデータdk、撮像素子11のセンサタイプデータdss、電子内視鏡10のスコープタイプデータdst、表示キャラクタデータdch、スコープ名称データdns、プロセッサ30のシリアルナンバーnsp、電子内視鏡10のシリアルナンバーnss、及び使用地域情報ddを有する。
第2外部メモリ92は、第4データD4として、ライセンスデータdlを有する。
外部記憶部90に記録される固有データのうち、コンテンツが電子内視鏡10ごとに異なるものついては、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに分けて記録される。本実施形態では、電子内視鏡10ごとに異なる固有データとして、補正データdc、ゲインデータdg、電子内視鏡10の洗浄データdw、電子内視鏡使用時間データts、信号処理データds、マスクデータdm、電子内視鏡10のオーナーデータdos、電子内視鏡10の修理履歴データdrs、撮像素子11のセンサタイプデータdss、電子内視鏡10のスコープタイプデータdst、スコープ名称データdns、電子内視鏡10のシリアルナンバーnss、及びライセンスデータdlが、電子内視鏡10のスコープ名称データdnsごとに分けて記録される。
コンテンツが使用地域情報ddごとに異なる信号処理データds、マスクデータdmについては、さらに使用地域情報ddごとに分けて記録される。
外部記憶部90に記録される固有データのうち、コンテンツがプロセッサ30ごとに異なるものについては、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpごとに分けて記録される。本実施形態では、プロセッサ30ごとに異なる固有データとして、ランプ使用時間データtl、プロセッサ使用時間データtp、周辺機器に関するデータdp、プロセッサ30のオーナーデータdop、プロセッサ30の修理履歴データdrp、プロセッサ名称データdnp、及びプロセッサ30のシリアルナンバーnspが、プロセッサ30のプロセッサ名称データdnpごとに分けて記録される。
外部記憶部90に記録される固有データのうち、コンテンツが電子内視鏡10のスコープ名称データdns、及びプロセッサ30のプロセッサ名称データdnpに関わらず共通に使用されるものについては、スコープ名称データdns、及びプロセッサ名称データdnpと関連しないで記録される。本実施形態では、使用可否メッセージデータdu、キーボードコードデータdk、及び表示キャラクタデータdchが、共通に使用される固有データとして記録される。
但し、使用可否メッセージデータdu、及びキーボードコードデータdkについては、電子内視鏡10の使用地域情報ddごとに、第1外部メモリ91に記録される。また、表示キャラクタデータdchのうち、使用地域に対応して使用されるものについては、使用地域情報ddごとごとに、第1外部メモリ91に記録される。
次に、外部記憶部90に記録された電子内視鏡10に関する固有データを読み出して、プロセッサ30の設定を行う手順を図2のフローチャートを用いて説明する。
電子内視鏡10がプロセッサ30に接続され、電源がオン状態にされると、ステップS31で、第2制御部45の制御の下、スコープデータ検知部47により、第1制御部21(及び第1制御部21に接続されたメモリ)に記録されたデータが検知される。但し、プロセッサ30に外部記憶部90が取り付けられていない場合には、電源がオン状態にされない。ステップS32で、第2制御部45により、ステップS31で検知したデータが、電子内視鏡10の固有データ(補正データdcなど)を有しているか否かが判断される。
ステップS32の判断で固有データを有している場合は、ステップS33で、第2制御部45により、第1制御部21(及び第1制御部21に接続されたメモリ)に記録されている固有データが読み出される。ステップS34で、読み出された固有データに基づいて、プロセッサ30の各部の動作が行われる。例えば、補正データdcに基づいて、プロセッサ30の補正回路37における画像補正処理が行われる。
ステップS32の判断で固有データを有していない場合は、ステップS35で、第2制御部45により、ステップS31で検知したデータが、スコープ名称データdns、及び使用地域情報ddを有し、外部記憶部90が検知したスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddに対応する固有データを有するか否かが判断される。
ステップS35の判断で固有データを有する場合には、ステップS36で、外部記憶部90に記録された固有データが読み出され、ステップS34に進められる。
ステップS35の判断で固有データを有しない場合は、ステップS37で、プロセッサ30が使用可能状態に出来ないとして、使用可否メッセージデータduを第1外部メモリ91から読み出して、TVモニタ70に警告表示がされる。
外部記憶部90に記録されたプロセッサ30に関するデータを読み出して、プロセッサ30の設定を行う場合には、ステップS32、S33の手順が省略される。
次に、外部記憶部90に記録された電子内視鏡10及びプロセッサ30に関する固有データを読み出して電子内視鏡10の設定を行う手順を図3のフローチャートを用いて説明する。
電子内視鏡10がプロセッサ30に接続され、電源がオン状態にされると、ステップS51で、第2制御部45の制御の下、スコープデータ検知部47により、第1制御部21に記録されたスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddが検知される。但し、プロセッサ30に外部記憶部90が取り付けられていない場合には、電源がオン状態にされない。ステップS52で、第2制御部45により、第1外部メモリ91がステップS51で検知したスコープ名称データdns、及び使用地域情報ddに対応する固有データを有するか否かが判断される。
ステップS52の判断で、固有データを有する場合は、ステップS53で、第2外部メモリ92がステップS51で検知したスコープ名称データdnsに対応するライセンスデータdlを有するか否かが判断される。
ステップS53の判断で、ライセンスデータdlを有しており、リース契約状況が現時点で電子内視鏡10を使用するのに十分である場合は、ステップS54で、第1外部メモリ91に記録された固有データが読み出される。ステップS55で、読み出された固有データに基づいて、電子内視鏡10の各部の動作が行われる。例えば、第1外部メモリ91に記録されたマスクデータdmに基づいて、電子内視鏡10のマスク生成回路19におけるマスク処理が行われる。
ステップS52の判断で、固有データを有しない場合、ステップS53の判断で、ライセンスデータdlを有していない場合、及びリース契約状況が現時点で電子内視鏡10を使用するのに不十分である場合は、ステップS56で、電子内視鏡10及びプロセッサ30が使用可能状態に出来ないとして、使用可否メッセージデータduを第1外部メモリ91から読み出して、TVモニタ70に警告表示がされる。
本実施形態では、プロセッサ30から着脱可能な外部記憶部90に、電子内視鏡10、及びプロセッサ30の固有データが記録される。そのため、電子内視鏡10は、固有データとして、電子内視鏡10を特定するための情報(例えば、スコープ名称データdns、及び使用地域情報dd)だけを第1制御部21のメモリなどに記録しておけばよいし、プロセッサ30は、固有データとして、プロセッサ30を特定する為の情報(例えば、プロセッサ名称データdnp)だけを第2制御部45のメモリなどに記録しておけばよい。これにより、従来、電子内視鏡10、及びプロセッサ30に記録しておく必要があった固有データの記憶領域を大幅に削減することが可能になる。
また、外部記憶部90は、着脱可能でパソコンを介してデータの書き込みが可能であるため、取り付ける電子内視鏡10の種類が増えた場合など内視鏡装置1の機能拡張を行うための外部記憶部90の記録内容の書き換え作業を、プロセッサ30内のメモリ増設などの作業を伴わず、簡素化することが可能になる。
また、外部記憶部90のメモリ容量に応じて、使用可否をTVモニタ70に表示するための使用可否メッセージデータのコンテンツ量を調整することが可能である。従って、メモリ容量を増やすことにより、使用出来ない旨のメッセージについて、使用出来ない理由などを詳しくTVモニタ70に表示させることが可能になる。
また、外部記憶部90は、第2外部メモリ92にリース契約状況に関する情報を有しており、リース契約状況に応じた電子内視鏡10の使用可否制御についても利用することが可能になる。また、リース契約状況についての更新作業については、プロセッサ30から取り外した外部記憶部90の記録内容をパソコンを介して書き換えることが可能である。
本実施形態における内視鏡装置の構成図である。 外部記憶部に記録された電子内視鏡に関する固有データを読み出して、プロセッサの設定を行う手順を示すフローチャートである。 外部記憶部に記録された電子内視鏡及びプロセッサに関する固有データを読み出して電子内視鏡の設定を行う手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 内視鏡装置
10 電子内視鏡
11 撮像素子
13 第1ゲイン調整部
15 第1加算回路
17 第1タイミング回路
19 マスク生成回路
21 第1制御部
30 プロセッサ
31、32 第1、第2絶縁部
35 第2ゲイン調整部
37 補正回路
39 メモリ部
39R Rメモリ部
39G Gメモリ部
39B Bメモリ部
41 ビデオ画像処理回路
43 第2タイミング回路
45 第2制御部
47 スコープデータ検知部
49 第2加算回路
51 ビデオアンプ
53 表示回路
55 光源
90 外部記憶部
91、92 第1、第2外部メモリ
dc 補正データ
dch 表示キャラクタデータ
dd 使用地域情報
dg ゲインデータ
dk キーボードコードデータ
dl ライセンスデータ
dm マスクデータ
dnp プロセッサ名称データ
dns スコープ名称データ
dop プロセッサのオーナーデータ
dos 電子内視鏡のオーナーデータ
dp 周辺機器に関するデータ
drp プロセッサの修理履歴データ
drs 電子内視鏡の修理履歴データ
ds 信号処理データ
dss 撮像素子のセンサタイプデータ
dst 電子内視鏡のスコープタイプデータ
du 使用可否メッセージデータ
dw 電子内視鏡の洗浄データ
nsp プロセッサのシリアルナンバー
nss 電子内視鏡のシリアルナンバー
tl ランプ使用時間データ
tp プロセッサ使用時間データ
ts 電子内視鏡使用時間データ

Claims (9)

  1. 電子内視鏡が取り付けられて、前記電子内視鏡が出力した出力画像に対して画像処理を施すプロセッサと、
    前記画像処理において使用される、又は前記電子内視鏡や前記プロセッサの少なくとも一方の状態確認のために使用される前記電子内視鏡及び前記プロセッサの固有データが記録され、前記プロセッサに着脱自在に取り付けられる外部記憶部とを備え、
    前記外部記憶部に記録される固有データのうち、使用地域ごとに異なるものは、使用地域ごとに分けて記録され、
    前記外部記憶部に記録される固有データは、第1データ、第2データ、及び第3データを有し、前記第1データにおいては、パソコン又は前記プロセッサを介して随時コンテンツの書き換えが可能であって、前記第2データにおいては、特定条件下でパソコン又は前記プロセッサを介してコンテンツの書き換えが可能であって、前記第3データにおいては、新たに前記プロセッサに接続される電子内視鏡に対応したデータについての書き足し及び消去は可能であるが、前記データのコンテンツの書き換えが不可能であって、
    前記電子内視鏡は、前記電子内視鏡が使用される地域の言語に関する情報である使用地域情報を記憶し、
    前記画像処理は、前記出力画像に言語情報を重畳する処理を含み、
    前記プロセッサは、前記使用地域情報に対応する前記第3データに属するデータを用いて前記出力画像に重畳する言語を決定する内視鏡装置。
  2. 前記プロセッサは、前記プロセッサに前記外部記憶部が取り付けられていない場合、前記プロセッサの電源をオンにしない請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記外部記憶部に記録される固有データのうち、電子内視鏡ごとに異なるものについては、前記プロセッサに接続される電子内視鏡ごとに分けて記録されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記外部記憶部に記録される固有データのうち、前記プロセッサごとに異なるものについては、前記外部記憶部が取り付けられるプロセッサごとに分けて記録されることを特徴とする請求項1から3に記載の内視鏡装置。
  5. 前記プロセッサは、前記電子内視鏡が前記画像処理を行うために使用される固有データを有するか否かを判断し、有する場合には、前記電子内視鏡が有する固有データを使用して前記画像処理が行われ、有しない場合には、前記外部記憶部に記録された固有データを使用して前記画像処理が行われることを特徴とする請求項1からに記載の内視鏡装置。
  6. 前記第1データは、前記プロセッサにおける画像補正を行うための補正データ、前記電子内視鏡及び前記プロセッサにおけるゲイン調整を行うためのゲインデータ、前記プロセッサにおける画像信号処理を行うための信号処理データを有することを特徴とする請求項1から5に記載の内視鏡装置。
  7. 前記第2データは、前記電子内視鏡におけるマスク処理を行うためのマスクデータを有することを特徴とする請求項1から6に記載の内視鏡装置。
  8. 前記第3データは、前記プロセッサに取り付けられた前記電子内視鏡を特定するために使用されるスコープ名称に関するデータを有することを特徴とする請求項からに記載の内視鏡装置。
  9. 前記外部記憶部に記録される固有データは、前記電子内視鏡のリース契約状況に関するデータを有することを特徴とする請求項1からに記載の内視鏡装置。
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