JP2001095818A - 医療機器のメンテナンスシステム - Google Patents

医療機器のメンテナンスシステム

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JP2001095818A
JP2001095818A JP28043199A JP28043199A JP2001095818A JP 2001095818 A JP2001095818 A JP 2001095818A JP 28043199 A JP28043199 A JP 28043199A JP 28043199 A JP28043199 A JP 28043199A JP 2001095818 A JP2001095818 A JP 2001095818A
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JP28043199A
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English (en)
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Makoto Tsunakawa
誠 綱川
Takao Tabata
孝夫 田畑
Junichi Onishi
順一 大西
Norihiko Haruyama
典彦 晴山
Takashi Ozaki
孝史 尾崎
Satoshi Honma
聡 本間
Yoshitsugu Hoshino
義亜 星野
Kazunori Taniguchi
一徳 谷口
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療機器を運び出したり、医療機器のある場
所に出向いて電源を入れたりする必要無く、医療機器の
メンテナンス情報を簡単に確認できる医療機器のメンテ
ナンスシステムを提供する。 【解決手段】 外科手術室の各種医療機器3aで構成さ
れる内視鏡下外科手術システムにおける第1のカート1
3等に搭載される内視鏡用撮像装置15、光源装置16
等には各医療機器の使用時間、メンテナンス時期等のメ
ンテナンスデータを記録媒体に記録する記録装置36が
設けてあり、使用後に記録媒体を読取装置で読み取るこ
とにより、各医療機器のメンテナンスに関する状態を簡
単に把握して、メンテナンスし易い環境を構築した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療機器に対し、メ
ンテナンスを行う機能を設けた医療機器のメンテナンス
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、医療現場では多種多様な医療機器
が使用されている。例えば、内視鏡下の外科手術を例に
とれば、内視鏡、内視鏡用撮像装置、光源装置、ビデオ
モニタ、気腹器、電気メス、超音波手術装置、レーザ装
置、送気・吸引装置などである。
【0003】通常、これらの医療機器は、手術室内に常
設され、手術の時にだけ使用される。すなわち、手術の
直前に、電源を入れる等の準備がなされて使用されるの
が普通である。従って、使用直前になって初めて機器の
状態が判ることになる。例えば特開平7−132121
における医療用制御システムでは、装置に異常や故障が
起きた場合には、システム内の表示装置に異常や故障が
表示されるが、まずはじめにシステムの電源を入れ、各
装置のセッティングといった準備を行わないことには始
まらない。
【0004】また、あくまでも異常や故障が起きてから
表示されるものである。現状では、このような異常や装
置の故障が生じた場合には、急遽、別の手術室や他の病
院から代替えの機器や部品を取り寄せたりして対応する
必要が生じる。この場合、手術を一旦止めることにな
り、病院側及びメーカ側も緊急な対応が必要となるよう
な事態が起こることが予想される。例えば内視鏡下外科
手術では、内視鏡下による手術を諦めて、開腹手術に移
行する等の処置を行わなければならない事態が起こり得
ることが予想される。
【0005】各医療装置の異常や故障は、医療装置の寿
命や医療装置の置かれている環境、使用状況といったも
のに起因することが多く、メンテナンスを行っていれば
異常や故障を低減できる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療機
器は、日常的に使用されることが少なく、しかも手術室
に設置されているか、保管場所に保管されている。ある
いはそう簡単には電源を入れる等の操作が出来ないとい
うような環境もあり、日常の点検・管理といったメンテ
ナンスを十分に行うことが困難である場合が多く、メン
テナンスにより故障等を未然に防止することが困難であ
る。
【0007】とりわけ近年では、手術室が増加し、使用
される機器も増加し、機器もより複雑になってきている
為、これら多種多様な機器の使用状況や状態を管理して
メンテナンスすることは、病院にとってもメーカにとっ
ても一層困難になってきており、機器のメンテナンスを
行い易くするメンテナンス性を向上することができると
非常に有効であると考えらる。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、わざわざ医療機器を運び出したり、医療機器のあ
る場所に出向いて電源を入れたり、医療機器の所在を確
認したりする必要無く、医療機器のメンテナンス情報を
簡単に確認できるようにして、メンテナンスを行い易い
医療機器のメンテナンスシステムを提供することを目的
とする。
【0009】また、メンテナンスをし易くすることで医
療機器の異常や故障を軽減して、手術を円滑に進む様に
することができる医療機器のメンテナンスシステムを提
供することも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に、本発明は、医療機器のメンテナンス情報(製品名、
シリアルナンバ、使用時間、使用回数、使用モード、メ
ンテナンス時期、メンテナンス方法、メンテナンス連絡
先など)を携帯可能な記録媒体に記録する記録装置と、
メンテナンス情報が記録された記録媒体を読み取る読取
装置とを設けることにより、医療機器システムを構成す
る各医療機器の状態を記録媒体から読み取ることで簡単
に確認でき、医療機器のメンテナンスを簡単にできるよ
うにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図7は本発明の1実施
の形態に係り、図1は1実施の形態を備えた病院の手術
室フロアを上方から見た見取り図を示し、図2は外科手
術室の内視鏡下外科手術システムの構成を示し、図3は
内視鏡の操作部付近の外観を示し、図4は光源装置の外
観等を示し、図5は光源装置の内部の構成を示し、図6
は光源装置の故障監視部の構成を示し、図7は読取装置
を示す。
【0012】図1の見取り図に示すように、病院1で
は、分野に応じて手術室2a〜2fを備えており、各手
術室2a〜2fには、分野毎にその手術内容に応じた各
種医療機器3a〜3fが備えられている。
【0013】また、洗い場4と倉庫5を備え、医療機器
を洗浄したり、保管したりできるようになっている。さ
らに、ナースステーション6、医師控え室7、更衣室8
を備え、医師や看護婦が待機、準備できるようになって
いる。
【0014】図2は、手術室2a〜2f中における例え
ば外科手術室2aに設置されている各種医療機器3aで
構成される内視鏡下外科手術システムを示すものであ
る。手術ベット11に横たわる患者12を挟むようにし
て配置された第1のカート13及び第2のカート14に
各医療機器が搭載されている。
【0015】本実施の形態では、第1のカート13に
は、内視鏡用撮像装置15、光源装置16、高周波焼灼
装置(電気メス)17、気腹器18、システムコントロ
ーラ19、ビデオモニタ20、集中表示パネル21、集
中操作パネル22が搭載されており、前記内視鏡用撮像
装置15には、内視鏡23が接続されている。
【0016】内視鏡23が光学式内視鏡の場合にはその
接眼部に撮像素子を内蔵したテレビカメラを装着してこ
のテレビカメラが内視鏡用撮像装置15に接続され、こ
の内視鏡用撮像装置15により、撮像素子の出力信号か
ら映像信号を生成し、ビデオモニタ20に出力して表示
面に内視鏡像を表示する。
【0017】一方、第2のカート14には、内視鏡用撮
像装置24、光源装置25、超音波手術装置26、中継
ユニット27、ビデオモニタ28、集中表示パネル29
が搭載されており、前記内視鏡用撮像装置24には内視
鏡30に装着したテレビカメラが接続される。前記光源
装置16から出た光は、前記内視鏡23のライトガイド
を介してその先端から照射され、前記内視鏡23で観察
された患者12の腹腔内の内視鏡像が、内視鏡用撮像装
置15を介して前記ビデオモニタ20に映し出される。
同様に、内視鏡30の内視鏡像は前記ビデオモニタ28
上に映し出される。
【0018】なお、前記内視鏡30には図3に示すよう
に、水密・気密表示器80が内蔵されている。すなわ
ち、この内視鏡30の接眼部81の下部にある操作部8
2に、気密窓83が設けられ、前記気密窓83の直下
で、前記気密窓83を通して肉眼で確認できる位置に、
前記水密・気密表示器80が前記気密窓83に密着する
形で内蔵されている。
【0019】この前記水密・気密表示器80は、この内
視鏡30の接眼部81の内側等の水密・気密を維持して
いる部分との通気が保たれており、接眼部81内の水密
・気密維持部分の水分や湿気によって、例えばその発色
が変化するというものである。
【0020】したがって、この内視鏡30の、例えば水
密・気密を維持する為の機構が劣化し、この内視鏡30
の水密・気密性が不良となって、前記水密・気密維持部
分に水が浸入したり、湿気が溜まると、前記接眼部81
の内側のレンズに水滴が付着したり、レンズが曇った
り、内視鏡30内部の電気回路の絶縁劣化を引き起こす
などして、内視鏡30の観察に支障をきたすのだが、前
記水密・気密表示器80の発色を肉眼で確認したり、前
記内視鏡用撮像装置15または24で撮像し、後述する
メンテナンスデータとして記憶しておくことで、内視鏡
30の水密性・気密性が保たれているかどうかを確認で
きるようになっている。
【0021】なお、操作部82における例えば水密・気
密表示器80の付近の外周面にはこの内視鏡30の固有
の識別情報として付与されたシリアルナンバの表示部8
4が設けてある。図2に示すように前記電気メス17に
は、アクティブ電極31と患者プレート(Pプレート)
32が接続され、高周波電流による切開・焼灼が可能と
なっている。
【0022】前記気腹器18には、気腹針33が接続さ
れ、図示しないガスボンベからのガスを患者12の腹腔
内に送気可能となっている。前記超音波手術装置26に
は、超音波プローブ34が接続され、超音波による切開
・止血が可能となっている。
【0023】各カートに搭載される各種医療機器は、図
示しない通信ケーブルにより各カートの前記システムコ
ントローラ19と前記中継ユニット27に接続されてお
り、前記システムコントローラ19と前記中継ユニット
27は、相互通信ケーブル35によって接続されてい
る。
【0024】また、前記集中表示パネル21と集中制御
パネル22は前記システムコントローラ19に接続さ
れ、前記集中表示パネル29は前記中継ユニット27に
接続されている。これにより、各医療機器は集中制御で
きるようになっている。
【0025】すなわち、術者は前記集中表示パネル21
または29で各医療機器の設定等を確認しながら、前記
集中制御パネル22上に配置された図示しないタッチパ
ネルによる操作スイッチを操作することで、各医療機器
を制御できるようになっている。ここで、各医療機器に
は、それぞれ後述する記録装置36が内蔵されており、
各記録装置36には後述する携帯可能な記録媒体37が
収まっている。
【0026】手術後、各医療機器の記録媒体37を収集
し、医療機器のメンテナンスシステムを構成する読取装
置56(図7で後述)にて、記録媒体37のメンテナン
スデータを読み取ることになる。また、読み取り後は、
取り出した前記各記録媒体37または新しい記録媒体3
7を、各医療機器の前記記録装置36に戻すことが望ま
しい。
【0027】図4は、前記光源装置16を1例に、前記
記録装置36の詳細を説明する図である。前記記録装置
36は、前記光源装置16に内蔵され、前記記録媒体3
7の着脱口38を備えている。また前記記録媒体37を
取り出す時に使用するイジェクトボタン39を備えてい
る。
【0028】本構成は、前記光源装置16以外の機器に
ついても同様であり、説明は省略する。つまり、図2で
示した内視鏡用撮像装置15,24、電気メス17、気
腹器18等の医療機器も図4で説明した記録装置36及
び該記録装置36に着脱自在で装着される記録媒体37
を備えている。
【0029】なお、本実施の形態では、前記記録装置3
6は例えばフロッピィディスクドライバであり、前記記
録媒体37はフロッピィディスクであるが、これに限定
されるものでなく、前記記録装置が磁気カード記録装置
や光ディスク記録装置あるいは半導体メモリ記録装置
で、前記記録媒体が磁気カードや光ディスクあるいは半
導体メモリであってもよい。この場合、記録される情報
が電源OFFにより失われない不揮発性の特性を持つ記
録媒体が望ましい。また、記録媒体37として、情報を
書き換え(オーバライト)可能であるものに限定される
ものでなく、追記型で情報を追記できるようなものでも
良い。追記型の場合には、メンテナンスデータ(情報)
の来歴を管理するのに適する。
【0030】本実施の形態はこのような構成であり、各
種医療機器を使用し、使用後に前記記録媒体37を各医
療機器から取り出し、後述する読取装置で前記記録媒体
37を読み取る形式を採用している。図5は、前記光源
装置16の内部構成をブロック図で示す。前記光源装置
16では、全体の制御を行うCPU40、このCPU4
0を動作させるソフトウェア等を書き込んだROM4
1、作業エリア等に使用されるRAM42、入出力イン
タフェースとしてのI/O43、(スカジインタフェー
スとしての)SCSI44、記録装置であるフロッピィ
(ディスク)ドライバ36がバス45を介して互いに接
続されている。
【0031】また、前記I/O43には、ランプ制御回
路46、ランプ49の寿命の目安を表示するランプ寿命
計47、光量の可変設定等の操作を行うパネルスイッチ
48が接続されている。さらに、前記ランプ制御回路4
6には、このランプ制御回路46により点灯等が制御さ
れるランプ49が接続されている。そして、前記ランプ
49及び機器内部の冷却用にファン50があり、各部に
電源を供給する図示しない電源部を備えて成る。
【0032】次に、本光源装置16での動作について説
明する。前記CPU40は前記ROM41に記憶されて
いるソフトウェアを基に動作し、光源装置16内部のラ
ンプ制御回路46等の機器の制御を司る。前記パネルス
イッチ48で設定された光量データ等の設定データは、
前記I/O43を介して前記RAM42に記憶され、前
記CPU40が前記RAM42内の前記設定データに基
づき、前記ランプ制御回路46を制御して、前記ランプ
49の点灯・消灯・絞り制御等が実現される。
【0033】また、前記ランプ寿命計47は(光源装置
16の部品としての)ランプ49の使用時間を計測して
おり、計測した前記ランプ使用時間は、ランプ使用時間
データとして前記RAM42に書き込まれる。なお、本
実施の形態における前記RAM42は(フラッシュメモ
リのように)不揮発性部分を有し、電源を切っても、前
記RAM42内のデータは保持されるものである。
【0034】ここで、前記ROM41には、機器全体の
ソフトウェア以外に、あらかじめ、製品名、シリアルナ
ンバ、出荷日、メンテナンス時期、メンテナンス方法、
メンテナンス時の連絡先といったメンテナンスデータ
(メンテナンス情報)が格納されている。
【0035】前記光源装置16の電源が入ると、前記C
PU40は、バス45を介して前記フロッピィドライバ
36内にある前記記録媒体であるフロッピィディスク3
7に、前記メンテナンスデータを記録する。
【0036】また、図示しないタイマにより、電源が入
っている時間を計測し、(この場合の対象装置として
の)光源装置16の使用時間として、同様に前記フロッ
ピィディスク37にメンテナンスデータとして記録す
る。さらに、前記RAM42に記憶された前記ランプ使
用時間データを前記フロッピィディスク37にメンテナ
ンスデータとして記録する。
【0037】したがって、前記フロッピィディスク37
には、前記メンテナンスデータとして、製品名、シリア
ルナンバ、出荷日、メンテナンス時期、メンテナンス方
法、メンテナンス時の連絡先、装置使用時間、ランプ使
用時間が記録されることになる。
【0038】さらに、例えば、前記パネルスイッチ48
により設定された設定光量等の前記設定データも、前記
RAM42から読み出して、前記フロッピィディスク3
7にメンテナンスデータとして記録するようにしてもよ
い。
【0039】なお、前記装置使用時間データやランプ使
用時間データ、設定データといったような時間や設定に
よってデータが変化するものは、データの変化に応じ、
その都度前記フロッピィディスク37に記録するデータ
を更新することが望ましい。さらに、前記フロッピィデ
ィスク37が前記記録装置36に取り付けられていない
状態も考えられるが、この場合にも、前記フロッピィデ
ィスク37に記録すべき前記メンテナンスデータを、前
記フロッピィディスク37が取り付けられるまで、前記
RAM42に保存(バックアップ)し、更新もしておく
ことが望ましい。ちなみに、前記フロッピィディスク3
7が取り付けられていない状態でも、前記光源装置16
は正常に動作することが望ましい。
【0040】以上説明したように、前記記録媒体37に
前記メンテナンスデータのようなメンテナンスに関する
情報が記録されることになるため、後述する読取装置5
6で前記記録媒体37を読み取ることで、前記光源装置
16をいつ購入したのか、メンテナンス時期は近いの
か、どれくらい使用しているのか、ランプ交換は必要
か、メンテナンス方法や連絡先はどのような内容かとい
った前記光源装置16の状態・メンテナンスに関するこ
とが簡単に確認でき、メンテナンス不良等による前記光
源装置16の故障を未然に防止したり、予備の光源装置
やランプをあらかじめ準備したりしておくことができ
る。
【0041】さらに、図6は、図5には図示していない
前記光源装置16の故障監視部51を示すものである。
前記光源装置16には、前記ファン50及び前記ランプ
49部分に、各々フォトカプラ52a,52bが取り付
けられ、前記ランプ制御回路46には、その近傍に温度
センサ53が取り付けられており、各々信号線54によ
り前記I/O43に接続され、このI/O43を介して
前記CPU40のバス45に接続されており、検出デー
タをCPU40に送ることができるようにしている。
【0042】なお、図示しないが、前記温度センサ53
の出力はA/D変換器、パラレル/シリアル変換器でシ
リアルデジタルデータに変換されてから前記I/O43
を介して前記バス45に接続されていてもよい。
【0043】次に、故障監視部51の動作について説明
する。はじめに、前記フォトカプラ52a,52bは、
前記ランプ49周辺及びまたは前記ファン50周辺に埃
が溜まってくると、近接した前記フォトカプラ52a,
52bの各光路にも埃が溜まり、光の導通が遮られる為
に、埃を検出できる。
【0044】この検出結果は前記RAM42に記憶され
ると共に、前記フロッピィディスク37にメンテナンス
データとしても記録される。したがって、上述したよう
に、後述する読取装置56で前記フロッピィディスク3
7のデータを読み取ることで、前記ランプ49や前記フ
ァン50の周辺に埃が溜り、埃の付着によって生じる、
電機絶縁破壊やランプ49の光量の低下、ファン50の
回転不良といった故障を未然に発見し、メンテナンスを
することが可能となる。
【0045】同様に、前記温度センサ53は、前記ラン
プ制御回路46の温度を検出しており、前記CPU40
で前記検出データを監視し、その結果を前記RAM42
に記憶すると共に、前記フロッピィディスク37にメン
テナンスデータとして記録する。したがって、前記同
様、ランプ制御回路46の不調による異常な温度上昇等
を未然に発見でき、メンテナンスすることが可能とな
る。
【0046】以上、本実施の形態では、前記光源装置1
6について説明したが、前記光源装置16以外の医療機
器については、その医療機器の特徴の違いにより記録す
るメンテナンスデータに多少違いはあるが、基本的には
前記光源装置16と同様の作用・効果がある為、詳細な
説明は省略する。
【0047】なお、上述では光源装置16の使用時間、
ランプ使用時間等をメンテナンスデータとして記録する
と説明したが、医療機器によってはその医療機器及びそ
の構成部品の使用時間及び/或いは(電源ONした場合
の)使用回数等を記録するようにしても良い。
【0048】例えば、内視鏡用撮像装置15又は24の
撮像部の使用時間及び/又は使用回数をメンテナンスデ
ータとして記録するようにしても良い。また、電気メス
17及び超音波手術装置26の場合には、それぞれ電極
及びプローブの使用時間及び/又は使用回数をメンテナ
ンスデータとして記録するようにしても良い。このよう
に内視鏡と併用する内視鏡手術装置又は手術器具の使用
時間及び/又は使用回数をメンテナンスデータとして記
録するようにしても良い。
【0049】また例えば、前記内視鏡用撮像装置15又
は24においては、前記光源装置16で説明した様に、
撮像装置自体の基本的なメンテナンスデータを記憶・記
録する他に、前述した前記内視鏡30の水密・気密表示
器80を撮像して得られたデータを、前記記録媒体37
にメンテナンスデータとして記録することで、前記内視
鏡30の水密・気密故障を未然に防止するようにしても
よい。
【0050】この場合、前記水密・気密表示器80を撮
像する際に、前記内視鏡30のシリアルナンバも一緒に
撮像し、メンテナンスデータとして記憶・記録すれば、
前記内視鏡30の区別も可能である。なお、メンテナン
スデータとして記憶・記録する際には、画像そのものを
記録しても、画像処理によって例えば数値データに変換
して記録しても良い。また、気腹器18の場合には、ガ
ス量に関するデータをメンテナンスデータとして記憶或
いは記録するようにしても良い。
【0051】さらに、本実施の形態では、手術室2aの
内視鏡下外科手術システムを構成する各種医療機器3a
についてのみ説明したが、この他の手術室2b〜2f内
に設置された各種医療機器、ならびに倉庫5に保管され
ている各種医療機器についても同様に前記記録装置36
ならびに記録媒体37が各々設けられているものとし
て、その説明は省略する。
【0052】次に、医療機器のメンテナンスシステムを
構成する読取装置56について説明する。図7は本実施
の形態における読取装置56を示す。この読取装置56
は図示しないが、例えば図1における手術室2aだけに
1台だけ設置されている。
【0053】前記読取装置56は、前記記録媒体37が
着脱でき、該記録媒体37のデータを読み取り可能な読
取手段57を内蔵した本体58、この本体58に接続さ
れ、前記読取装置56の操作をする為の操作スイッチ5
9、前記記録媒体37に記録された内容を表示する為の
表示手段60とから構成される。
【0054】本実施の形態では、前記読取手段57はフ
ロッピィドライバであるが、前記記録媒体37同様、こ
れに限るものではなく、前記記録媒体37に応じた読取
手段でよい。
【0055】次に、動作について説明する。各手術室2
a〜2fの医療機器3a〜3fから集められた複数の記
録媒体37は、前記読取装置56の前記読取手段57に
順次挿入・処理される。
【0056】すなわち、前記操作スイッチ59を操作
し、前記表示手段60に前記記録媒体37に記録された
前記メンテナンスデータを例えば図7のように表示させ
ることで、その内容が確認できる。
【0057】この内容を基に、医療機器が不調か、メン
テナンスが必要かどうかを確認でき、メンテナンスが必
要な場合には、医療機器メーカに連絡し、メンテナンス
を実施したり、代替え品や予備装置、予備部品をあらか
じめ用意しておくなどして、医療機器の故障を未然を防
止でき、万一故障した際にも迅速な対応が可能となる。
【0058】また、一度読み取った前記メンテナンスデ
ータは、本体58に内蔵された図示しない大容量記録装
置例えばハードディスク等に保存して、来歴管理しても
よい。
【0059】さらに、前記メンテナンスデータのうち、
メンテナンス方法等の情報量が多いものは、前記読取装
置56の前記大容量記憶装置に記憶しておき、前記記録
媒体37に記録されたメンテナンスデータの中の医療機
器名(装置名)を読み取った際に、前記読取装置57側
で、対象となる前記メンテナンス方法を呼び出し、前記
表示手段60に表示するようにしても良い。
【0060】また、前記メンテナンスデータの中の、前
記装置名及び前記検出データを前記記録媒体37から読
み取った際に、対象となる装置の故障解析、例えば前述
の埃による故障、ランプ制御回路46の故障といった故
障しそうな箇所を解析し、前記表示手段60に表示する
ようにしても良い。
【0061】この場合は、あらかじめ前記読取装置56
の前記大容量記憶装置に前記対象となる装置の前記検出
データに応じた解析プログラムをソフトウェアとして記
憶させておけばよい。
【0062】また、本実施の形態における前記読取装置
56は、いわゆるパソコン装置でもよく、ノートパソコ
ン等の機動性に富むものでもよい。また、手術室2aに
設置するだけでなく、その数や設置場所は複数あっても
よく、例えば、前記ナースステーション6に1台、医療
機器メーカのサービスセンタに1台、各サービスマンに
1台ずつといったシステムを構成しても良い。
【0063】すなわち、前記読取装置56と、前記記録
媒体37があれば、わざわざ医療機器が設置されている
現場に居なくても、また、わざわざ医療機器の電源を入
れたりしなくても、また医療機器の所在を確認する等し
なくても、対象となる医療機器のメンテナンスに関する
状態を確認できる。
【0064】また、メンテナンス状況やメンテナンスの
方法が分かるので、予備品を前もって準備したり、実際
に医療機器をメンテナンスする場合にも、医療機器のマ
ニュアル探したりする手間といったものも省ける。
【0065】例えば、前記メンテナンスデータを収集し
た記録媒体37またはその複製を、医療機器メーカに送
付することで、現場(病院、手術室)に行かなくても、
各医療機器の状態をメーカで確認することも可能とな
る。また、このようにメンテナンスを確認して、メンテ
ナンスを行い易くしているので、医療機器がメンテナン
スの不足により故障等が起こることを軽減でき、手術を
円滑に進めるのに適した環境を構築できる。また、メン
テナンス管理を低コストで行うことが可能な環境を実現
できる。
【0066】さらに、本実施の形態では、前記記録媒体
37に、各医療機器がメンテナンスデータを書き込み、
前記読取装置56ではメンテナンスデータを読み取るだ
けの場合を説明したが、前記読取装置56から前記記録
媒体37にデータを書き込み、前記医療機器がそのデー
タを読み取り、前記光源装置16の前記RAM42のよ
うなメモリにそのデータを保存できるようにしてもよ
い。
【0067】すなわち、この場合のデータとしては、例
えば、医療機器の所在データとして、前記記録媒体37
に“手術室2a”というデータを、前記読取装置56で
書き込む。
【0068】そして、前記手術室2aに設置している各
医療機器に、前記記録媒体37を取り付け、書き込んだ
前記所在データ“手術室2a”を読み込ませれば、手術
室2aに設置された各医療機器のRAMには“手術室2
a”という新たなメンテナンスデータが記憶されたこと
になり、次回のメンテナンスデータには前記“手術室2
a”という機器の所在データも付加するようになる為、
医療機器の所在管理も可能となって、メンテナンス性が
向上する。
【0069】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、医療機器を運び出したり、機器の電源を入れたりす
る必要が無く、医療機器のメンテナンス情報を簡単に確
認でき、的確なメンテナンスが実施できる。なお、手術
に用いる医療機器が故障した場合、故障個所を入力し
て、その故障個所を通信回線でメーカに送信できるよう
にしても良い。
【0070】[付記] 1.医療機器のメンテナンス情報を携帯可能な記録媒体
に記録する記録装置と、記録媒体からメンテナンス情報
を読み取る読取装置を設けたことを特徴とする医療機器
のメンテナンスシステム。 2.前記医療機器は内視鏡システムを構成する医療機器
であることを特徴とする前記付記1記載の医療機器のメ
ンテナンスシステム。 3.前記読取装置は、読取手段と操作手段と表示手段か
ら成ることを特徴とする前記付記1または2記載の医療
機器のメンテナンスシステム。
【0071】4.前記メンテナンス情報は対象装置及び
/または対象装置の部品の使用回数及び/または使用時
間を含むことを特徴とする前記付記1から3いずれかに
記載の医療機器のメンテナンスシステム。 5.前記メンテナンス情報は対象装置の名称及びシリア
ルナンバを含むことを特徴とする前記付記1から4いず
れかに記載の医療機器のメンテナンスシステム。 6.前記メンテナンス情報は対象装置の不調・故障箇所
をモニタリングした検出情報を含むことを特徴とする前
記付記1から5いずれかに記載の医療機器のメンテナン
スシステム。
【0072】7.前記メンテナンス情報は内視鏡用撮像
装置の撮像部の使用回数または使用時間を含むことを特
徴とする前記付記1から6いずれかに記載の医療機器の
メンテナンスシステム。 8.前記メンテナンス情報は光源装置のランプに関する
情報を含むことを特徴とする前記付記1から7いずれか
に記載の医療器のメンテナンスシステム。 9.前記メンテナンス情報は気腹器のガス量に関する情
報を含むことを特徴とする前記付記1から8いずれかに
記載の医療機器のメンテナンスシステム。
【0073】10.前記メンテナンス情報は高周波焼灼
装置または超音波手術装置の電極またはプローブの使用
時間または使用回数情報を含むことを特徴とする前記付
記1から9いずれかに記載の医療機器のメンテナンスシ
ステム。 11.前記メンテナンス情報は内視鏡と併用する内視鏡
用手術装置または手術器具の使用時間または使用回数情
報を含むことを特徴とする前記付記1から10いずれか
に記載の医療機器のメンテナンスシステム。 12.前記記録媒体は記録される情報を不揮発性で保持
する特性を有する付記1記載の医療機器のメンテナンス
システム。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、医
療機器のメンテナンス情報を携帯可能な記録媒体に記録
する記録装置と、記録媒体からメンテナンス情報を読み
取る読取装置を設けているので、各医療機器のメンテナ
ンスに関する状態を確認でき、医療機器のメンテナンス
を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態に係り、図1は1実施の
形態を備えた病院の手術室フロアを上方から見た見取り
図。
【図2】外科手術室の内視鏡下外科手術システムの構成
を示す図。
【図3】内視鏡の操作部付近の外観図。
【図4】光源装置の外観等を示す斜視図。
【図5】光源装置の内部の構成を示すブロック図。
【図6】光源装置の故障監視部の構成を示す図。
【図7】読取装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1…病院 2a〜2f…手術室 3a〜3f…各種医療機器 11…手術ベッド 12…患者 13…第1のカート 14…第2のカート 15,24…内視鏡用撮像装置 16,25…光源装置 17…電気メス(高周波焼灼装置) 18…気腹器 19…システムコントローラ 20,28…ビデオモニタ 21,29…集中表示パネル 22…集中操作パネル 23,30…内視鏡 26…超音波手術装置 27…中継ユニット 36…記録装置 37…記録媒体(フロッピィディスク) 38…着脱口 39…イジェントボタン 40…CPU 46…ランプ制御回路 49…ランプ 56…読取装置 57…読取手段 58…本体 59…操作スイッチ 60…表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 順一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 晴山 典彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 尾崎 孝史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 本間 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 星野 義亜 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷口 一徳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC00 DD00 JJ11 JJ17 NN07 YY02 YY03 YY14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療機器のメンテナンス情報を携帯可能
    な記録媒体に記録する記録装置と、記録媒体からメンテ
    ナンス情報を読み取る読取装置を設けたことを特徴とす
    る医療機器のメンテナンスシステム。
  2. 【請求項2】 前記医療機器は内視鏡システムを構成す
    る医療機器であることを特徴とする請求項1記載の医療
    機器のメンテナンスシステム。
  3. 【請求項3】 前記読取装置は、読取手段と操作手段と
    表示手段とから成ることを特徴とする請求項1または2
    記載の医療機器のメンテナンスシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005013265A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Olympus Corp 外科手術用システム
JP2007215852A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Pentax Corp 内視鏡装置
JP2007215850A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Pentax Corp 内視鏡装置

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JP2007215852A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Pentax Corp 内視鏡装置
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