JP4800153B2 - 真空断熱パネル - Google Patents

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Description

本発明は、真空断熱パネルに関するものである。
従来、真空断熱パネルとして、例えば、断熱材の周囲をカバーで覆い、内部を真空引きしたものがある(例えば、特許文献1参照)。この真空断熱パネルでは、部分的に熱により変形容易な構成(伸縮継手)を備えることにより、変形部位を分散化し、損傷に至るような全体の熱変形を抑えるようにしている。
特開平7−68681号公報
しかしながら、前記従来の真空断熱パネルでは、変形方向が安定しないばかりか、変形量にもばらつきがある。このため、使用状態において、温度変化の大きい側に変形し、その位置に配した物品に接触する恐れがある。
そこで、本発明は、使用状態に於ける、熱影響による変形量及び変形方向を安定させることのできる真空断熱パネルを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
コア材の周囲をパネル部材で覆い、内部を真空引きしてなる真空断熱パネルであって、
前記コア材は平板状で、
前記パネル部材は、前記コア材の片面側に位置し、使用状態において温度変化の大きい側に配置される第1パネル部と、前記コア材の残る片面側に位置する第2パネル部とを備え、
前記第1パネル部は、前記第2パネル部に比べて剛性が小さく、断面波形で、同心円上に形成された複数の環状部からなる変形吸収部を備え、内部の真空引き時、前記コア材側に向かって凹状に変形するように構成したものである。
この構成により、使用状態において温度変化の大きい側に配置される第1パネル部が熱の影響を受けて変形し、その位置に物品が配置されていたとしても、第1パネル部が物品に干渉することはない。また、第1パネル部は、全体が第2パネル部に比べて剛性が小さくなるように構成されているので、部分的に変形することもなく、一様なものとなる。したがって、各部での変形量を抑えることができる。また、使用状態において、熱影響を受けて変形したとしても、第1パネル部はより一層コア材から離れる方向には変形することがなくなる。さらに、全体形状の違い(平面視矩形状、円形等)に拘わらず、反りの発生を抑制しやすくなる。すなわち、熱影響による変形を放射状に分散させることができ、部分的に集中することを回避することができる。
前記第1パネル部は、前記第2パネル部に比べて薄肉とすればよい。
この構成により、複雑な構成とすることなく、簡単に変形方向を特定することが可能となる。
本発明によれば、第1パネル部の剛性を第2パネル部よりも小さくしたので、熱影響を受けて第1パネル部が変形したとしても全体が一様に変形することになる。このため、部分的な変形量が抑制される。しかも、第1パネル部が熱影響による変形によりコア材から離れないように構成している。したがって、温度変化の大きい側の第1パネル部の近傍に物品を配置したとしても干渉することがない。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る真空断熱パネルを示す。この真空断熱パネルは、大略、パネル部材1内にコア材2を収容し、内部を真空引きしてなる構成である。
パネル部材1は、2枚の金属製板材3で構成されている。金属製板材3には、ステンレス(SUS304)等からなる、平面視矩形状の薄板が使用される。一方の金属製板材3(第1金属製板材3a)を、他方の金属製板材3(第2金属製板材3b)よりも厚さを薄く形成することにより、剛性を小さくしている。例えば、平面視400×500mmのサイズであれば、第1金属製板材3aには、厚さ0.2〜0.3mmの薄板を使用し、第2金属製板材3bには、厚さ0.5〜0.6mmのものを使用すればよい。但し、第2金属製板材3bの厚みを、第1金属製板材3aと同様に薄くし、リブ等の補強構造を形成することにより剛性を高めることも可能である。
金属製板材3は、周縁に鍔部4を残して平面視矩形状の凹所5を形成したものである。
第1金属製板材3aには、凹部7の底面に、断面波形で、同心円上に位置する複数の環状部6が形成されている。また、第1金属製板材3aの4隅には略三角形状の凹部7がそれぞれ形成されている。環状部6や凹部7が形成される凹所5の底面部が第1パネル部11を構成する。なお、環状部6の中心には図示しないゲッターが設けられる。
一方、第2金属製板材3bでは、凹所5の底面には、周縁部を除いて膨出する膨出部8が形成されている。膨出部8は、収容されるコア材2に当接又は近傍に位置する。膨出部8が形成される凹所5の底面部が第2パネル部12を構成する。
また、第2金属製板材3bの凹所5の周縁隅部にはチップ管9が接続されている。チップ管9は、第1金属製板材3aと第2金属製板材3bとを重ね合わせて一体化した後、内部空間を真空引きするために利用し、真空引き後に封止される。真空引き後の封止には、シーラント、エポキシ、ウレタン樹脂等を使用すればよい。また、チップ管9は銅製で、変形しやすいので、必要に応じて封止後にステンレスパイプやセラミック等で覆うことにより保護するのが好ましい。第1金属製板材3aと第2金属製板材3bとは、後述するコア材2を収容した状態で、鍔部同士を重ね合わせ、この重なり部分をシーム溶接することにより一体化される。
コア材2には、ガラス繊維、セラミック繊維、カーボン繊維等の織布又は不織布、あるいは、マイカ板、セラミックウール、セラミックボード等が使用される。グラスウール等であれば、500〜600℃の耐熱性があり、セラミックボード等であれば、1000℃でも使用可能である。コア材2は、平板状で、両面に銅箔10をそれぞれ配設された状態で、前記パネル部材1内に収容される。
次に、前記構成からなる真空断熱パネルの製造方法について説明する。
第1金属製板材3aと第2金属製板材3bとをプレス加工により形成する。凹所5や、凹所5の底面に形成される環状部6や膨出部8はプレス加工により簡単に形成することができる。
そして、第1金属製板材3aの凹所5が上方に開口するようにして、凹所5内に銅箔10、次いでコア材2を収容する。また、凹所5内に収容したコア材2を、さらに銅箔10で被い、第1金属製板材3aに第2金属製板材3bを被せ、鍔部同士を当接させる。これにより、コア材2は、銅箔10を介して、第1金属製板材3aの環状部6と、第2金属製板材3bの膨出部8との間に挟まれた(あるいは接近した)状態となる。
そこで、互いに当接させた鍔部同士をシーム溶接により接合一体化する。そして、第2金属製板材3bに形成したチップ管9を介して内部空間を真空引きする。第2金属製板材3bは第1金属製板材3aに比べて厚みが大きく剛性が高くなるように構成されているため、真空引きにより、第1パネル部11及び第2パネル部12はコア材側に若干変形した状態となり、第1パネル部11では環状部6が、第2パネル部12では凹部7がそれぞれコア材2に当接(あるいはより接近)した状態となる。特に、第1パネル部11では、環状部6の中心側でよりコア材側に変形することになる。真空引き後は、チップ管9を封止する。
このようにして完成した真空断熱パネルは、例えば、熱処理炉の壁面に使用される。
炉内には、熱処理材料が収容され、バーナーやヒータからの熱源から熱が供給される。炉内は、多数の熱処理材料を収容するため、複数の領域に区画し、しかも収容密度を高めるため、各領域を区画する壁面と熱処理材料との隙間をできるだけ小さくしている。
例えば、前記真空断熱パネルを天井壁として使用する場合、第1金属製板材3aの第1パネル部11が炉内に向かうように配置すればよい。この場合、第1パネル部11は熱影響を受けて膨張するが、前述のように、第1パネル部11には、同心円上に複数の環状部6が形成され、中心側がコア材2に接近するように構成されている。また、第1金属製板材3aの鍔部4が、この第1金属製板材3aよりも剛性の大きな第2金属製板材3bの鍔部4に一体化されている。したがって、第1パネル部11が熱影響により変形したとしても、断面波形の環状部6によって変形を吸収され、しかも、コア材側にしか変形し得ない。このため、天井壁の近傍にまで熱処理材料を配置したとしても、第1パネル部11が干渉することはない。
なお、前記実施形態では、前記真空断熱パネルは、平面視矩形状としたが、平面視円形状としたり、三角等の多角形状としたりすることも可能である。
本実施形態に係る真空断熱パネルの斜視図である。 図1とは異なる角度から見た真空断熱パネルの斜視図である。 図1に示す真空断熱パネルの断面図である。
符号の説明
1…パネル部材
2…コア材
3…金属製板材
3a…第1金属製板材
3b…第2金属製板材
4…鍔部
5…凹所
6…環状部
7…凹部
8…膨出部
9…チップ管
10…銅箔
11…第1パネル部
12…第2パネル部

Claims (2)

  1. コア材の周囲をパネル部材で覆い、内部を真空引きしてなる真空断熱パネルであって、
    前記コア材は平板状で、
    前記パネル部材は、前記コア材の片面側に位置し、使用状態において温度変化の大きい側に配置される第1パネル部と、前記コア材の残る片面側に位置する第2パネル部とを備え、
    前記第1パネル部は、前記第2パネル部に比べて剛性が小さく、断面波形で、同心円上に形成された複数の環状部からなる変形吸収部を備え、内部の真空引き時、前記コア材側に向かって凹状に変形するように構成したことを特徴とする真空断熱パネル。
  2. 前記第1パネル部は、前記第2パネル部に比べて薄肉としたことを特徴とする請求項1に記載の真空断熱パネル。
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