JP4799828B2 - 打抜き装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上下のトリマーのかみ合いによって板金材料から製品とそのスクラップを剪断するに適した打抜き装置、殊にその中のスクラップカッターの改良に関する。
前記打抜き装置は一般に図7以下に示すように、下トリマー1のトリム下切刃2と、上トリマー3のトリム上切刃4、4’とのかみ合いによって、板金材料8の製品打抜き部8aを剪断し、上トリマー3のトリム上切刃4に直交して設けられたスクラップ上切刃5と、スクラップカッター6のスクラップ下切刃7とによってスクラップ打抜き部8bが剪断されるようになっている。
しかしながら、上記打抜き装置では、製品打抜き部8aの剪断を、スクラップ打抜き部8bの剪断に先行するため、図7に示すようにスクラップカッター6のスクラップ下切刃7を下トリマー1のトリム下切刃2に対して低く設置してしており、上トリマー3のスクラップ上切刃5のかみ合い量は上トリマー3のトリム上切刃4のかみ合い量より大きくしている。なお、スクラップカッター6の上部に位置する上トリマー3のトリム上切刃4のかみ合い量は、上トリマー3におけるそれ以外の場所のトリム上切刃4のかみ合い量と同等である。
従って、この打抜き装置では、まず図7に示すように、板金材料8が下トリマー1の上面に位置決めされた後、下トリマー1に対して上トリマー3を下降させれば、図8に示すように、下トリマー1のトリム下切刃2と、上トリマー3のトリム上切刃4とのかみ合いによって、板金材料8の製品打抜き部8aが剪断される。
しかし、スクラップカッター6の下スクラップ切刃7の上方の8a’部では、トリム上切刃4’とトリム下切刃2がかみ合うだけで、未だトリム上切刃4とトリム下切刃2とのかみ合いがないので、上記8a’部では、トリム上切刃4’とトリム下切刃2によって板金材料8を引張り、トリム下切刃2に巻き付けるようにして引き裂く、ねじり切り(空中切り)なる現象が生ずる。
上記空中切りにより生ずる破面は引き千切られた破断面となるから、次のような不具合がある。即ち、a.次工程以降で更に成形を加える場合に応力集中を生じ、板金材料の端部の割れの原因となりやすい、b.破面にはバリが発生しやすく、作業時のケガの原因に
なりやすい、c上記バリは他部品とのスポット溶接による組付け時、チリ(火花)の発生や接合不良の原因になりやすい。
これらの問題点を解決する手段として、特許文献1に示すように、前記上トリマー3のスクラップ上切刃5を上トリマー3内において皿バネで下方に押圧するように配設したものがあるが、上記皿バネを内装した構造が複雑で故障を生じやすく、又内部の皿バネが破損したときは、スクラップ上切刃5を備えた上スクラップカッターが出たままの状態または引っ込んだままの状態となって、以後の生産継続が不可能となり、金型(トリマー)の破損にも繋がりかねない。
特開平7−256355号
本発明が解決しようとする問題点は、打抜き装置稼働時、製品打抜き部に生じやすい前記ねじり切り(空中切り)を極力少なくし、ねじり切りにより派生する前記不具合をなくすことのできる構造簡単な打抜き装置を提供することである。
本発明は、連続するトリム下切刃をそなえた下トリマーと、該下トリマーに対して相対移動可能に対向配置され、前記下トリマーのトリム下切刃とかみ合い可能なトリム上切刃を備えた上トリマーと、該上トリマーに対して相対移動可能に対向配置された前記上トリマーのスクラップ上切刃と噛み合い可能なスクラップ下切刃を備えるスクラップカッターとからなり、常態において前記スクラップ下切刃の上面をトリム下切刃と同一高さになるよう前記スクラップカッターの水平部下面を、スクラップカッタの下切刃とスクラップ上切刃とによる剪断力より強いばねをもって押し上げるよう付勢してなることを特徴とする打抜き装置である。
本発明打抜き装置は、連続するトリム下切刃をそなえた下トリマーと、該下トリマーに対して相対移動可能に対向配置され、前記下トリマーのトリム下切刃とかみ合い可能なトリム上切刃を備えた上トリマーと、該上トリマーに対して相対移動可能に対向配置された前記上トリマーのスクラップ上切刃と噛み合い可能なスクラップ下切刃を備えるスクラップカッターとからなり、常態において前記スクラップ下切刃の上面をトリム下切刃と同一高さになるよう前記スクラップカッターの水平部下面を、スクラップカッタの下切刃とスクラップ上切刃とによる剪断力より強いばねをもって押し上げるよう付勢してなることを特徴とするので、打抜き時、スクラップカッターのスクラップ切刃刃面を前記下トリマーのトリム下切刃の高さにあるように設定しておけば、製品打抜き部に生じやすい前記ねじり切り(空中切り)を極力少なくし、ねじり切りにより派生する前記不具合をなくすことのできる構造簡単な打抜き装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施の形態を図1乃至図5により説明すると、本発明打抜き装置10は、連続するトリム下切刃2をそなえた下トリマー1と、該下トリマー1に対して相対移動可能に対向配置され、前記下トリマー1のトリム下切刃2とかみ合い可能なトリム上切刃4、4’を備えた上トリマー3と、該上トリマー3に対して相対移動可能に対向配置された前記上トリマー3のスクラップ上切刃5と噛み合い可能なスクラップ下切刃12を備えるスクラップカッター11とからなり、常態において前記スクラップ下切刃12の上面をトリム下切刃2と同一高さになるよう前記スクラップカッター11の水平部下面を、スクラップカッタ11の下切刃12とスクラップ上切刃5とによる剪断力より強いばね13をもって押し上げるよう付勢してなることを特徴とするので、打抜き時、スクラップカッターのスクラップ切刃刃面を前記下トリマーのトリム下切刃の高さにあるように設定しておけば、製品打抜き部に生じやすい前記ねじり切り(空中切り)を極力少なくし、ねじり切りにより派生する前記不具合をなくすことのできる構造簡単な打抜き装置を提供するものである。
本発明打抜き装置10におけるスクラップカッター11及びスクラップ下切刃12以外は、図7以下に示す従来の打抜き装置と同一であるが、スクラップカッター11は形状は従来とほぼ同一としながらも、図1に示すように、常態においてスクラップ下切刃12の上面をトリム下切刃2と同一高さになるよう、且つ上下に移動可能に保持するものとする。なお、図1において点線で表示したのは従来のスクラップカッター6を示している。
上記スクラップカッター11の常態においてスクラップ下切刃12の上面をトリム下切刃2と同一高さになるよう、且つ上下に移動可能に保持するために、スクラップカッター11の下部にばね13を設定して、これによりスクラップカッター11を上方に付勢するが、このばね13は、スクラップカッター11のスクラップ下切刃12と上トリマー3のスクラップ上切刃5とによる剪断力よりも強いものを選定し、例えば窒素ガス封入式シリンダ形スプリングや窒素ガス併用油封入式シリンダ形スプリングなどを用いる。
本発明打抜き装置では、まず図2に示すように、板金材料8が下トリマー1の上面及びスクラップカッター11のスクラップ下切刃12に位置決めされた後、下トリマー1に対して上トリマー3を下降させれば、図3に示すように、板金材料8を挟みつつスクラップカッター11のスクラップ下切刃12とその上方の上トリマー3のトリム上切刃4とにより剪断が行われる。この際、本発明のスクラップカッター11には、従来のスクラップカッター6のごときトリム上切刃4とスクラップ下切刃7との間の大きなかみ合い差がないから前記捩じり切り(空中切り)現象は極くすくなくできる。
ばね13はスクラップカッター11を押し上げるのでスクラップカッター11がモーメント不均衡によって倒れ、これを破壊することがない。
更に上トリマー3が下降すれば、図4に示すようにトリム上切刃4’による剪断を行いながら、スクラップカッター11のスクラップ下切刃12をトリム上切刃4によりばね13に抗して押し下げる。


更に上トリマー3が下降すると、トリム上切刃4全体による剪断が行われ、剪断加工は終了する。
図5、図6に示すように、スクラップカッター11のスクラップ下切刃12に対して上トリマー3のスクラップ上切刃5を、内側から外側に下がるように傾斜(傾斜角5〜10度)した刃先とするときは、剪断時にはスクラップ下切刃12をトリム下切刃2に密着せしめるように、押圧しつつ板金材料8の端部からトリム下切刃2に向けて切断するので、前記捩じり切り(空中切り)現象は更に小さくなり、トリム下切刃2の切っ先への曲げ力を下げることができる。
前記ばね13の例として、窒素ガス封入式シリンダ形スプリングや窒素ガス併用油封入式シリンダ形スプリングを挙げたが、スクラップ部の切断代が少なく、剪断力が小さい場合、あるいは板厚の薄い場合は、コイルスプリングでも可能である。
本発明打抜き装置の一例を示す要部斜視図である。 本発明打抜き装置の一例における、一部を断面で示した作動前の正面略図である。 本発明打抜き装置の一例における、一部を断面で示した作動時の正面略図である。 本発明打抜き装置の一例における、作動時の要部斜視図である。 本発明打抜き装置の他の一例における、作動時の要部斜視図である。 図6の矢視相当図である。 従来の打抜き装置の一例における、一部を断面で示した作動前の正面略図である。 従来の打抜き装置の一例における、一部を断面で示した作動時の正面略図である。 従来の打抜き装置の一例における、作動時の要部斜視図である。
1 下トリマー
2 トリム下切刃
3 上トリマー
4 トリム上切刃
5 スクラップ上切刃
6、11 スクラップカッター
7、12 スクラップ下切刃
8 板金材料
8a 製品打抜き部
8b スクラップ打抜き部
10 本発明打抜き装置
13 ばね。

Claims (1)

  1. 連続するトリム下切刃2をそなえた下トリマー1と、該下トリマー1に対して相対移動可能に対向配置され、前記下トリマー1のトリム下切刃2とかみ合い可能なトリム上切刃4、4’を備えた上トリマー3と、該上トリマー3に対して相対移動可能に対向配置された前記上トリマー3のスクラップ上切刃5と噛み合い可能なスクラップ下切刃12を備えるスクラップカッター11とからなり、常態において前記スクラップ下切刃12の上面を前記トリム下切刃2と同一高さになるよう前記スクラップカッター11の水平部下面を、スクラップカッタの下切刃12とスクラップ上切刃5とによる剪断力より強いばね13をもって押し上げるよう付勢してなることを特徴とする打抜き装置。
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