JP4799336B2 - 携帯端末検索方法および携帯端末検索システム - Google Patents

携帯端末検索方法および携帯端末検索システム Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末の位置の検索の方法およびシステムなどに関する。
携帯電話端末またはPHS端末などの携帯端末の位置の検索を行うGPS(Global Positioning System)が既に実用化されている。無線LANで使用する無線LAN端末の位置の検索にも、既存のGPSの原理を応用することができる。
携帯端末は、通常、一番近くに設置されているベースステーション(基地局)に接続し通信を行う。よって、自位置を測位する能力を持たない携帯端末であっても、その携帯端末が通信を行っているベースステーションを特定できれば、携帯端末の位置を検索することができる。ベースステーションがカバーする範囲(つまり、セル)が小さい場合は、かなりの高精度で検索することができる。
しかし、1つのベースステーションに接続または処理が集中すると、携帯端末は、そのベースステーションの負荷を分散するために、一部の携帯端末を自動的に別のベースステーションに接続させることがある。このようなことは、しばしば起こり得る。つまり、携帯端末が通信を行う相手が常に一番近いベースステーションであると限らない。よって、上記の携帯端末の位置の検索方法では、十分な精度が得られないことがある。
そこで、特許文献1に記載される方法を用いることが考えられる。係る方法によると、移動局は、各基地局からの受信レベルと受信位置の関係を記憶する受信レベルデータベースを有し、各基地局からの電波の受信レベルを該データベースと比較することにより当該移動局の位置を検出する。検出した位置は地図データベースの情報と共に表示部に表示する。
特開平8−107583号公報
しかし、特許文献1に記載される方法では、電波の受信レベルを計測しなければならない。さらに、各基地局からの受信レベルと受信位置との関係を記憶する受信レベルデータベースが必要であるが、このような受信レベルデータベースを準備するためには、多くの実験を行わなければならず、膨大な労力が掛かってしまう。
本発明は、このような問題点に鑑み、携帯端末の高精度な位置検索を従来よりも簡単に行えるようにすることを目的とする。
本発明に係る携帯端末検索方法は、複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける携帯端末の現在地を検索する携帯端末検索方法であって、前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に複数の地域を、当該地域のそれぞれに前記複数のベースステーションのうちの少なくとも2台が属するように定義しておき、自ら発信した電波を前記携帯端末に届けることができまたは前記携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索し、検索された前記ベースステーションが最も多く所属する前記地域を、前記携帯端末が位置する前記地域であると判別する、ことを特徴とする。
本発明に係る他の形態の携帯端末検索方法は、複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける、指定された場所に現在位置する携帯端末を検索する携帯端末検索方法であって、前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に複数の地域を、当該地域のそれぞれに前記複数のベースステーションのうちの少なくとも2台が属するように定義しておき、指定された前記地域に位置する前記ベースステーションごとに、当該ベースステーションが発信した電波を検知することができまたは自ら発信した電波を当該ベースステーションに届けることができる携帯端末を検索し、検索された回数が所定の値以上である携帯端末を、指定された前記地域に位置する携帯端末であると判別する、ことを特徴とする。
本発明に係る他の形態の携帯端末検索方法は、複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける第一の携帯端末の近くに位置する第二の携帯端末を検索する携帯端末検索方法であって、自ら発信した電波を前記第一の携帯端末に届けることができまたは前記第一の携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索し、検索された前記ベースステーションごとに、自ら発信した電波を当該ベースステーションに届けることができまたは当該ベースステーションが発信した電波を受信することができる携帯端末を検索し、検索された回数が所定の値以上である携帯端末を、前記第二の携帯端末であると判別する、ことを特徴とする。
請求項1、4の発明によると、対象の携帯端末の高精度な位置検索を従来よりも簡単に行うことができる。請求項2、5の発明によると、ある地域に位置する携帯端末の高精度な位置検索を従来よりも簡単に行うことができる。請求項3の発明によると、ある携帯端末の近くにある第二の携帯端末の高精度な位置検索を従来よりも簡単に行うことができる。
図1は通信システムTFSの全体的な構成の例を示す図、図2はベースステーション3の構成の例を示す図、図3は提供範囲RYの例を示す図、図4は「B#8」の地域ERおよびその周辺のベースステーション3の設置の状態の例を示す図、図5は携帯端末4の構成の例を示す図、図6は位置検索サーバ1の構成の例を示す図、図7はベースステーションリスト71の例を示す図、図8は近傍ベースステーションリスト72の例を示す図、図9は位置検索サーバ1の機能的構成の例を示す図である。
図1に示すように、通信システムTFSは、位置検索サーバ1、検索者端末2、複数のベースステーション3、複数の携帯端末4、通信回線5、および各種の上位装置などによって構成される。
通信システムTFSのユーザには1人ずつ携帯端末4が与えられている。この通信システムTFSによると、複数のユーザ同士が自分の携帯端末4を使用することによって電話したり電子メールを交換したりすることができる。以下、ベースステーション3と携帯端末4との通信方式として、IEEE802.11規格の無線LANの通信方式が使用される場合を例に説明する。
通信回線5は、各ベースステーション3と各携帯端末4とを接続するための無線回線、位置検索サーバ1、検索者端末2、各ベースステーション3、および上位装置同士を接続するための有線回線、そのほか種々の回線によって構成される。通信回線5におけるプロトコルとして、TCP/IPが用いられる。そのほか、VoIPなど、IP電話のためのプログラムが用いられる。
ベースステーション3は、無線基地局装置であって、携帯端末4の接続を制御する処理およびその携帯端末4と上位装置との通信を中継する処理などを行う無線局である。「基地局」または「BS」などと呼ばれることもある。
ベースステーション3は、図2に示すように、全体制御部301、有線通信制御部302、無線通信制御部303、入出力制御部304、およびプログラム等記憶部305などによって構成される。
有線通信制御部302は、有線回線を介して位置検索サーバ1および検索者端末2などの他の装置と通信を行うための制御を行う。無線通信制御部303は、そのベースステーション3自身の近傍に位置する携帯端末4などと無線回線を介して通信を行うための制御を行う。
入出力制御部304は、ユーザからの処理の要求を受け付けたり全体制御部301による処理の結果を出力したりするための制御を行う。
プログラム等記憶部305には、ベースステーション3の各部を制御するためのプログラムおよびデータ、処理の結果を示すデータ、およびそのベースステーション3自身の属性を示すデータ(装置ID、後述するベースステーションID、MACアドレス、IPアドレス、設定情報に関するデータ)などが記憶されている。
全体制御部301は、プログラム等記憶部305に記憶されているプログラムを実行することによって、ベースステーション3の各部の全体的な制御を行う、CPUまたはMPUなどである。
これらのベースステーション3は、それぞれ異なる位置に設置されている。これらのベースステーション3が発信する電波の届く範囲によって、通信システムTFSによる通信のサービスの提供範囲が決定する。
この提供範囲は、複数の地域に分割されている。したがって、ベースステーション3は、いずれかの地域に所属する。以下、図3に示すように、提供範囲RYが15個の地域ERに分割されている場合を例に、説明する。15個の地域ERには、それぞれ、「B#1」、「B#2」、…、「B#15」というユニークな地域IDが付けられている。また、地域IDが「B#8」である地域ERおよびその周辺には、図4のようにベースステーション3が設置されている。
通信システムTFSにはm台のベースステーション3が設けられており、各ベースステーション3には、それぞれ、「P#1」、「P#2」、…、「P#m」というユニークなベースステーションIDが与えられている。ベースステーション3として、既存の無線LAN用のベースステーションを用いることができる。
図1に戻って、携帯端末4は、無線通信のサービスの提供を受けるユーザが使用する、携帯型の端末装置である。「移動端末」または「MS(Mobile Station)」などと呼ばれることもある。
各携帯端末4には、それぞれに、「A#1」、「A#2」、…、「A#n」というユニークな携帯端末IDが与えられている。
携帯端末4は、図5に示すように、全体制御部401、無線通信制御部402、入出力制御部403、近傍ベースステーション記憶部404、およびプログラム等記憶部405などによって構成される。
無線通信制御部402は、その携帯端末4自身の近傍に位置するベースステーション3などと無線回線を介して通信を行うための制御を行う。
入出力制御部403は、ユーザからの処理の要求を受け付けたり全体制御部401による処理の結果を出力したりするための制御を行う。
近傍ベースステーション記憶部404は、その携帯端末4自身の近傍に設置されているベースステーション3の一覧である個別ベースステーションリスト8Aを記憶する。
プログラム等記憶部405は、携帯端末4の各部を制御するためのプログラムおよびデータ、処理の結果を示すデータ、およびその携帯端末4自身の属性を示すデータ(その携帯端末4の携帯端末ID、MACアドレス、IPアドレス、設定情報に関するデータ)などが記憶されている。特に、本実施形態に係る携帯端末4のプログラム等記憶部305には、後に説明する近傍ベースステーション報告処理を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
全体制御部401は、プログラム等記憶部405に記憶されているプログラムを実行することによって、携帯端末4の各部の全体的な制御を行う、CPUまたはMPUなどである。
携帯端末4は、既存の無線LAN対応の端末装置(無線LAN端末)に、近傍ベースステーション報告処理のためのプログラムなどをインストールすることによって、構築することができる。
図1に戻って、位置検索サーバ1は、携帯端末4の現在の場所を検索する処理および所定の地域に現在位置する携帯端末4を検索する処理を行う。
位置検索サーバ1は、図6に示すように、全体制御部101、通信制御部102、入出力制御部103、ベースステーションリスト記憶部104、携帯端末リスト記憶部105、およびプログラム等記憶部106などによって構成される。
通信制御部102は、有線回線を介して検索者端末2またはベースステーション3などの他の装置と通信を行うための制御を行う。
入出力制御部103は、ユーザからの処理の要求を受け付けたり、全体制御部101による処理の結果を表示するなどして出力したりするための制御を行う。
ベースステーションリスト記憶部104は、図7のようなベースステーションリスト71を記憶する。ベースステーションリスト71には、各地域ERにどのベースステーション3が設置されているのが示されている。具体的には、ベースステーション3ごとに、そのベースステーション3が設置されている地域ERの地域IDとそのベースステーション3のベースステーションIDとが対応付けられて示されている。
携帯端末リスト記憶部105は、図8のような近傍ベースステーションリスト72を記憶する。
近傍ベースステーションリスト72には、各携帯端末4の現在の位置の近傍に設置されているベースステーション3が示されている。具体的には、携帯端末4の携帯端末IDとその携帯端末4の近傍に設置されているベースステーション3のベースステーションIDとが対応付けられて示されている。
ベースステーションリスト71は、通信システムTFSの運用を開始する前に予め用意される。そして、ベースステーションリスト71の内容は、ベースステーション3が新たに設置され、既存のベースステーション3の設置場所が変更され、またはベースステーション3が廃止されるごとに、適宜更新される。
一方、近傍ベースステーションリスト72の内容は、携帯端末4を携帯しているユーザが移動しまたはベースステーション3から発信される電波の状況が変化することによって、適宜変化する。近傍ベースステーションリスト72の内容は、後に説明するリスト更新処理部121(図9参照)によって更新される。
プログラム等記憶部106には、位置検索サーバ1の各部を制御するためのプログラムおよびデータ、処理の結果を示すデータ、および位置検索サーバ1自身の属性を示すデータ(装置ID、MACアドレス、IPアドレス、設定情報に関するデータ)などが記憶されている。さらに、プログラム等記憶部106には、図9に示すリスト更新処理部121、携帯端末地域判別部122、および特定地域端末検索部123などの機能を実現するためのプログラムおよびデータ(以下、「検索用ソフトウェア」と記載する。)が記憶されている。
位置検索サーバ1は、既存のサーバ機またはワークステーションにベースステーションリスト71および検索用ソフトウェアなどをインストールすることによって、構築することができる。
検索者端末2は、携帯端末4の現在の場所を検索する処理または所定の地域に現在位置する携帯端末4を検索する処理を実行するようにユーザが位置検索サーバ1に対して指令を与えるために用いられる。
検索者端末2は、既存のパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、または携帯電話端末などに、指令用のソフトウェアをインストールすることによって、構築することができる。
上位装置は、伝送装置、無線基地局制御装置、ルータ、IP電話サーバ、および電子メールサーバなどである。携帯端末4は、これらのベースステーション3および上位装置などを介して、他の携帯端末4、携帯電話端末、いわゆる固定電話の電話機、またはパーソナルコンピュータなどと通信を行うことができる。さらに、インターネット上のWebサーバまたは電子メールサーバなどと通信を行うことができる。
次に、図6および図9に示す位置検索サーバ1の各部、図5に示す携帯端末4の各部、および検索者端末2における処理の詳細な内容を、近傍ベースステーションリスト72の更新のための処理、携帯端末4の現在の場所の検索のための処理、および所定の地域に現在位置する携帯端末4の検索のための処理に大別し、かつ、シーケンス図などを参照しながら、説明する。
〔近傍ベースステーションリスト72の更新のための処理〕
図10は近傍ベースステーションリスト72の更新の処理の流れの例を説明するシーケンス図である。
図10において、携帯端末4の無線通信制御部402(図5参照)は、次のような手順で、近傍ベースステーション報告処理を実行する(丸数字1、2)。
新たに電波を検知するとその発信元であるベースステーション3のベースステーションIDを個別ベースステーションリスト8Aに追加し、今まで検知していた電波を検知できなくなるとその発信元であるベースステーション3のベースステーションIDを個別ベースステーションリスト8Aから削除する(丸数字1)。
所定のタイミングで個別ベースステーションリスト8Aを位置検索サーバ1に宛てて送信する(丸数字2)。例えば、個別ベースステーションリスト8Aを更新するごとに送信する。または、所定の時間ごとに送信する。図10の例では、「A#i」という携帯端末IDを有する携帯端末4が、「P#12」、「P#13」、「P#15」、および「P#16」というベースステーションIDをそれぞれ有する4台のベースステーション3の電波を現在検知している場合を示している。
位置検索サーバ1において、通信制御部102(図6参照)が個別ベースステーションリスト8Aを受信すると(丸数字3)、リスト更新処理部121(図9参照)は、携帯端末リスト記憶部105に記憶されている近傍ベースステーションリスト72の状況に応じて、個別ベースステーションリスト8Aの内容を近傍ベースステーションリスト72に登録する処理を、次のように行う(丸数字4)。
送信元である携帯端末4の携帯端末ID(図10の例では「A#i」)に対応付けられているベースステーションIDが未だ近傍ベースステーションリスト72に登録されていない場合は、その個別ベースステーションリスト8Aに示される各ベースステーションIDとその携帯端末IDとを対応付けて、近傍ベースステーションリスト72に追加する。
一方、その携帯端末4の携帯端末IDに対応付けられているベースステーションIDが近傍ベースステーションリスト72に既に登録されている場合は、その携帯端末IDとそれらのベースステーションIDのうちのいずれかとを示す各データ(行)を近傍ベースステーションリスト72から削除する。そして、個別ベースステーションリスト8Aに示される各ベースステーションIDとその携帯端末IDとを対応付けて、近傍ベースステーションリスト72に新たに追加する。
〔携帯端末4の現在の場所の検索のための処理〕
図11は携帯端末4の位置を検索する処理の流れの例を説明するシーケンス図、図12は携帯端末4の位置を検索する際のデータ処理の例を示す図である。
図11において、ある携帯端末4の現在の場所を知りたいと思ったユーザは、検索者端末2を操作することによって、その携帯端末4を検索すべき旨の指令を入力する。すると、検索者端末2は、その携帯端末4の携帯端末IDおよび検索の指令を示す検索指令データ8Bを位置検索サーバ1に宛てて送信する(丸数字1)。
位置検索サーバ1において、検索指令データ8Bが受信されると(丸数字2)、携帯端末地域判別部122(図9参照)は、携帯端末リスト記憶部105に記憶されている近傍ベースステーションリスト72およびベースステーションリスト記憶部104に記憶されているベースステーションリスト71に基づいて、その検索指令データ8Bに示される携帯端末IDに係る携帯端末4の現在の場所を、次のように検索する。
その近傍ベースステーションリスト72から、その携帯端末4に対応付けられているベースステーションIDを抽出する(丸数字3)。つまり、その携帯端末4が現在受信している電波の発信元であるベースステーション3のベースステーションIDを抽出する。
ベースステーションリスト71に基づいて、抽出した各ベースステーションIDに係るベースステーション3が設置されている地域ERの地域IDをチェックする(丸数字4)。
地域IDごとに、丸数字4のステップにおいてチェックしたベースステーションIDの個数をカウントする(丸数字5)。つまり、その携帯端末4が現在受信している電波の発信元であるベースステーション3の台数を、地域ERごとにカウントする。
そして、携帯端末地域判別部122は、カウントしたベースステーションIDの個数が所定の数以上である地域ERを、その携帯端末4が現在位置している場所である、と判別する(丸数字6)。所定の数は定数であってもよいし、丸数字2のステップで抽出したベースステーションIDの総数のうちの所定の割合に相当する数であってもよい。
通信制御部102は、上記のような処理によって検索(判別)された結果に係る地域IDおよびカウント数を示す携帯端末位置検索データ8Cを、指令元である検索者端末2に宛てて送信する(丸数字7)。
検索者端末2は、位置検索サーバ1から携帯端末位置検索データ8Cを受信すると(丸数字8)、それに基づいて、検索対象の携帯端末4の現在の場所をディスプレイに表示しまたはスピーカから音声によって出力するなどして、ユーザに提示する(丸数字9)。
なお、上記の検索の処理は、図12に示すような、リレーショナルデータベースにおける公知の抽出方法によって、行うことができる。
図11の例の丸数字6のステップでは、カウントしたベースステーションIDの個数が所定の数以上である地域ERを、検索対象の携帯端末4が現在位置している場所である、と判別したが、個数が最も多い地域ERを、検索対象の携帯端末4が現在位置している場所である、と判別してもよい。
〔所定の地域に現在位置する携帯端末4の検索のための処理〕
図13は地域ER内の携帯端末4を検索する処理の流れの例を説明するシーケンス図、図14は地域ER内の携帯端末4を検索する際のデータ処理の例を示す図である。
図13において、ある地域ERに現在ある携帯端末4を知りたいと思ったユーザは、検索者端末2を操作することによって、その地域ERに現在位置する携帯端末4を検索すべき旨の指令を入力する。すると、検索者端末2は、その地域ERの地域IDおよび検索の指令を示す検索指令データ8Dを位置検索サーバ1に宛てて送信する(丸数字1)。
位置検索サーバ1において、検索指令データ8Dが受信されると(丸数字2)、特定地域端末検索部123(図9参照)は、携帯端末リスト記憶部105に記憶されている近傍ベースステーションリスト72およびベースステーションリスト記憶部104に記憶されているベースステーションリスト71に基づいて、その検索指令データ8Dに示される地域IDの地域ERに現在位置する携帯端末4を、次のように検索する。
そのベースステーションリスト71から、その地域ERに対応するベースステーションIDを抽出する(丸数字3)。つまり、その地域ERに設置されているベースステーション3のベースステーションIDを抽出する。
近傍ベースステーションリスト72に基づいて、抽出したベースステーションIDごとに、それに対応付けられている携帯端末IDをすべてチェックする(丸数字4)。つまり、抽出したベースステーションIDのベースステーション3ごとに、そのベースステーション3が発信する電波の届く範囲内に現在位置する携帯端末4の携帯端末IDをチェックする。
携帯端末IDごとに、丸数字4のステップにおいてチェックされた回数をカウントする(丸数字5)。
そして、特定地域端末検索部123は、カウントした値が所定の数以上である携帯端末IDの携帯端末4がその地域ERに現在位置する、と判別する(丸数字6)。
通信制御部102は、上記のような処理によって検索(判別)された結果に係る携帯端末ID)を示す特定地域端末検索データ8Eを、指令元である検索者端末2に宛てて送信する(丸数字7)。
検索者端末2は、位置検索サーバ1から特定地域端末検索データ8Eを受信すると(丸数字8)、それに基づいて、検索された携帯端末4の一覧をディスプレイに表示しまたはスピーカから音声によって出力するなどして、ユーザに提示する(丸数字9)。
なお、上記の検索の処理は、図14に示すような、リレーショナルデータベースにおける公知の抽出方法によって、行うことができる。
図15は位置検索サーバ1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、位置検索サーバ1の全体的な処理の流れを、図15のフローチャートを参照しながら説明する。
位置検索サーバ1は、検索のサービスを提供している間、他の装置から送信されてくるデータに応じて、以下のような処理を行う。
携帯端末4から個別ベースステーションリスト8Aを受信した場合は(図15のS2でYes)、その個別ベースステーションリスト8Aに基づいて、その携帯端末4が現在受信している電波を発信するベースステーション3のベースステーションIDを示すように、近傍ベースステーションリスト72を更新する(S3)。更新の方法は、前に図10で説明した通りである。
検索指令データ8Bを受信した場合つまり特定の携帯端末4の現在地を検索すべき旨の指令を受け付けた場合は(S4でYes)、その携帯端末4が現在位置する地域ERを検索する(S5)。検索の方法は、前に図11および図12で説明した通りである。
検索指令データ8Dを受信した場合つまり特定の地域ERに現在位置する携帯端末4を検索すべき旨の指令を受け付けた場合は(S6でYes)、それらの携帯端末4を検索する(S5)。検索の方法は、前に図13および図14で説明した通りである。
本実施形態によると、携帯端末の高精度な位置検索を従来よりも簡単に行うことができる。また、特定の地域に位置する携帯端末を簡単に検索することができる。
この処理を実施し、特定の地域に位置する携帯端末をカウントすることにより、所定の地域、例えば、体育館、スタジアム、グラウンド、コンサートホール、避難所などの中に存在している人間の数を容易に知ることが可能となる。
図16はベースステーション3の構成の変形例を示す図、図17は近傍ベースステーションリスト72の更新の処理の流れの変形例を説明するシーケンス図である。
本実施形態では、図10で説明したように、互いに近傍にある携帯端末4とベースステーション3との関係を位置検索サーバ1に報告する処理を、携帯端末4が個別ベースステーションリスト8Aを送信することによって行ったが、ベースステーション3が行うようにしてもよい。この場合は、図16のように構成したベースステーション3を用意すればよい。そして、ベースステーション3および位置検索サーバ1は、図17に示すような手順で処理を行えばよい。
図16に示すように、ベースステーション3を、全体制御部321、有線通信制御部322、無線通信制御部323、入出力制御部324、近傍携帯端末記憶部325、およびプログラム等記憶部326などによって構成する。
有線通信制御部322ないし入出力制御部324は、図2で説明した有線通信制御部302ないし入出力制御部304と同様の役割を果たす。
近傍携帯端末記憶部325は、そのベースステーション3自身の近傍に現在存在する携帯端末4の携帯端末IDおよびそのベースステーション3自信のベースステーションIDを示す検知携帯端末リスト8Fを記憶する。
プログラム等記憶部326には、図2のプログラム等記憶部305と同様に、ベースステーション3の各部を制御するためのプログラムおよびデータ、処理の結果を示すデータ、およびそのベースステーション3自身の属性を示すデータなどが記憶されている。さらに、プログラム等記憶部326には、そのベースステーション3自身に届いた、携帯端末4からの電波に基づいて、検知携帯端末リスト8Fを生成する処理、検知携帯端末リスト8Fを近傍携帯端末記憶部325に記憶させる処理、および検知携帯端末リスト8Fを位置検索サーバ1に送信する処理などを実行するためのソフトウェアが記憶されている。
全体制御部321は、プログラム等記憶部326に記憶されているプログラムを実行することによって、ベースステーション3の各部の全体的な制御を行う、CPUまたはMPUなどである。
ベースステーション3および位置検索サーバ1は、図17に示すような手順で処理を行う。
ベースステーション3は、新たに電波を検知するとその発信元である携帯端末4の携帯端末IDを検知携帯端末リスト8Fに追加し、今まで検知していた電波を検知できなくなるとその発信元である携帯端末4の携帯端末IDを検知携帯端末リスト8Fから削除する(丸数字1)。
所定のタイミングで検知携帯端末リスト8Fを位置検索サーバ1に宛てて送信する(丸数字2)。例えば、検知携帯端末リスト8Fを更新するごとに送信する。または、所定の時間ごとに送信する。
位置検索サーバ1は、検知携帯端末リスト8Fを受信すると(丸数字3)、現在の近傍ベースステーションリスト72の状況に応じて、その検知携帯端末リスト8Fの内容を近傍ベースステーションリスト72に登録する処理を次のように行う(丸数字4)。
送信元であるベースステーション3のベースステーションID(図17の例では「P#k」)に対応付けられている携帯端末IDが未だ近傍ベースステーションリスト72に登録されていない場合は、その検知携帯端末リスト8Fに示される各携帯端末IDとそのベースステーションIDとを対応付けて、近傍ベースステーションリスト72に追加する。
一方、そのベースステーション3のベースステーションIDに対応付けられている携帯端末IDが近傍ベースステーションリスト72に既に登録されている場合は、そのベースステーションIDとそれらの携帯端末IDのうちのいずれかとを示す各データ(行)を近傍ベースステーションリスト72から削除する。そして、検知携帯端末リスト8Fに示される各携帯端末IDとそのベースステーションIDとを対応付けて、近傍ベースステーションリスト72に新たに追加する。
このようなベースステーション3を使用する場合は、携帯端末4として、近傍ベースステーション報告処理の機能を有しない、従来の無線LAN端末を使用することができる。
本実施形態では、図3および図4に示したように、地域ER同士が重なり合わない場合を例に説明したが、地域ER同士が重なり合っても構わない。そうすると、1台のベースステーション3が複数の地域ERに所属することがあるが、このような場合が生じても、通信システムTFSをそのまま使用することができる。
本実施形態では、携帯端末4として無線LAN端末を使用する場合を例に説明したが、携帯電話端末またはPHS端末などを使用する場合であっても、本発明を適用することができる。
〔通信システムTFSの具体的な適用例〕
図18はアドレス帳データ73の例を示す図、図19は地域リストデータ74の例を示す図、図20は現在地検索画面HG1の例を示す図、図21は地域内検索画面HG2の例を示す図、図22は救援者検索画面HG3の例を示す図である。
上に説明した通信システムTFSは、様々な施設に適用することができる。以下、学校に通信システムTFSを適用した場合について説明する。
生徒および職員に、携帯端末4を1台ずつ与えておく。検索者端末2を、職員室に設置しておく。
位置検索サーバ1および検索者端末2に、図18に示すような、各携帯端末4の電話番号、電子メールアドレス、および所有者の氏名、区分(生徒であるか職員であるかの区分)、および所属などを示すアドレス帳データ73と、図19に示すような、各地域ERの地域IDおよび名称(地域名)などを示す地域リストデータ74とを、インストールしておく。
例えば、職員Taは、ある生徒Pbの行方を捜し、生徒Pbの近くにいる職員に連絡を取って生徒Pbの保護を依頼したい場合は、次のように通信システムTFSを利用する。
職員Taは、検索者端末2に所定のコマンドを入力する。すると、検索者端末2は、図20(a)の現在地検索画面HG1を表示させる。
検索者端末2は、プルダウンボタンBN11がクリックされると、図18のアドレス帳データ73に基づいて各生徒の氏名および携帯端末4の携帯端末IDを示すプルダウンリストを表示する。職員Taは、プルダウンリストの中から生徒Pbの氏名を見つけてクリックする。そして、検索ボタンBN12をクリックする。
すると、検索者端末2は、生徒Pbの携帯端末4の現在地を検索すべき旨の指令、つまり、生徒Pbの携帯端末4の携帯端末IDを示す検索指令データ8Bを、位置検索サーバ1に与える。
位置検索サーバ1は、前に図11および図12で説明した方法によって、検索指令データ8Bに示される携帯端末IDの携帯端末4が現在位置する地域ERを検索し、その地域ERの地域IDおよびカウント数を示す携帯端末位置検索データ8Cを検索者端末2に送信する。
検索者端末2は、受信した携帯端末位置検索データ8Cに示される地域IDおよびカウント数を示しかつ各地域IDに対応する地域ERの地域名を示す現在地リストLT11を地域リストデータ74に基づいて生成し、図20(b)のようにその現在地リストLT11を下方に配置した現在地検索画面HG1を表示し直す。
職員Taは、現在地リストLT11を参照することによって生徒Pbの現在地を最終的に判断する。通常は、カウント数が最大である地域ERに生徒Pbがいると判断する。
さらに、職員Taは、生徒Pbの近くの職員を探すために、生徒Pbの現在の地域ERにいる職員を次のように検索する。検索者端末2に所定のコマンドを入力する。すると、検索者端末2は、図21(a)のような地域内検索画面HG2を表示する。
職員Taは、プルダウンボタンBN21をクリックする。すると、検索者端末2は、図19の地域リストデータ74に基づいて学校内の各地域ERの地域名および地域IDを示すプルダウンリストを表示する。職員Taは、プルダウンリストの中から生徒Pbの現在の地域ERを見つけてクリックする。そして、検索ボタンBN22をクリックする。
すると、検索者端末2は、ユーザが選択(クリック)した地域ERの中の現在のメンバを検索すべき旨の指令、つまり、その地域ERの地域IDを示す検索指令データ8Dを、位置検索サーバ1に与える。
位置検索サーバ1は、前に図13および図14で説明した方法によって、検索指令データ8Dに示される地域IDの地域ERの中に現在位置する携帯端末4を検索し、検索した携帯端末IDを示す特定地域端末検索データ8Eを検索者端末2に送信する。
検索者端末2は、受信した特定地域端末検索データ8Eに示される携帯端末IDを示しかつ各携帯端末IDに対応する携帯端末4の所有者の氏名、区分、および所属を示す地域内所在者リストLT21を図18のアドレス帳データ73に基づいて生成し、図21(b)のようにその地域内所在者リストLT21を下方に配置した地域内検索画面HG2を表示し直す。
職員Taは、地域内所在者リストLT21の中から生徒Pbと同じ地域ERにいる職員を探す。そして、その職員の携帯端末4に電話を掛けまたは電子メールを送信することによって、生徒Pbを保護するように依頼する。
図23は救援者の検索の処理の流れの例を説明するシーケンス図、図24は救援者を検索する際のデータ処理の例を示す図である。
上記の例では、生徒が現在いる地域ERの検索およびその地域ERの中に現在いるメンバの検索を、2つの画面の操作によって行ったが、1つの画面の操作によって行えるように構成してもよい。例えば、救援を要請した生徒の近くにいる職員を1回の操作で検索できるようにするために、次のように通信システムTFSを構成してもよい。
例えば生徒Pcから救援を求める連絡が職員室に届くと、職員Taは、検索者端末2に所定のコマンドを入力する。すると、検索者端末2は、図22(a)のような救援者検索画面HG3を表示する。職員TaがプルダウンボタンBN21をクリックすると、検索者端末2は、図18のアドレス帳データ73に基づいて各生徒の氏名および携帯端末4の携帯端末IDを示すプルダウンリストを表示する。職員Taは、プルダウンリストの中から生徒Pcの氏名を見つけてクリックする。そして、検索ボタンBN32をクリックする。
すると、検索者端末2および位置検索サーバ1は、図23に示すような手順で、職員Taの指令に応じるための処理を行う。
図23において、検索者端末2は、生徒Pcの携帯端末4の携帯端末IDおよび検索の指令を示す検索指令データ8Gを位置検索サーバ1に宛てて送信する(丸数字1)。
位置検索サーバ1は、検索指令データ8Gを受信すると(丸数字2)、近傍ベースステーションリスト72の中から、その検索指令データ8Gに示される携帯端末IDに対応付けられているベースステーションIDを抽出する(丸数字3)。
抽出した各ベースステーションIDに対応付けられている携帯端末IDを、近傍ベースステーションリスト72の中から抽出する(丸数字4)。抽出した携帯端末IDの個数をカウントする(丸数字5)。ただし、ここでは、職員の検索という目的に鑑み、図18のアドレス帳データ73に基づいて職員の携帯端末4の携帯端末IDの個数のみをカウントしてもよい。
そして、位置検索サーバ1は、カウントした個数の多い順に所定の個数の携帯端末IDを選出し、これらを、生徒Pcの近くにいる職員の携帯端末4の携帯端末IDである、と判別する(丸数字6)。
検索者端末2は、位置検索サーバ1から同地域携帯端末検索データ8Hを受信すると(丸数字8)、それに基づいて救援者リストLT31を生成する。そして、図22(b)のようにその救援者リストLT31を下方に配置した救援者検索画面HG3を表示し直す。
職員Taは、救援者リストLT31を参照して、救援に向かわせる職員を決め、その職員の携帯端末4に電話を掛けまたは電子メールを送信することによって、生徒Pcを救援するように依頼する。係る依頼の処理を検索者端末2が自動的に行うように構成してもよい。
なお、上記の検索の処理は、図24に示すような、リレーショナルデータベースにおける公知の抽出方法によって、行うことができる。
生徒Pcの最も近くにいる職員を探したい場合は、図23の丸数字6のステップにおいて、カウントした個数が最も多い携帯端末IDを選出すればよい。
そのほか、図11および図12の方法によると、学級ごとに生徒の出欠を自動的に取得したり、所定の場所に集合している生徒の人数を自動的にカウントしたりすることができる。
通信システムTFSを、学校以外の施設に適用することもできる。例えば、遊園地、動物園、または博物館などに入場する子どもに1台ずつ携帯端末4を貸与し、施設の従業員にも携帯端末4を1台ずつ持たせておく。そうすれば、子どもが迷子になっても、近くにいる従業員がすぐに応対することができる。
携帯端末4を検索者端末2として使用することもできる。この場合は、検索者端末2で使用したソフトウェアを、携帯端末4にインストールしておけばよい。
〔地域ERへのベースステーション3の登録方法〕
図25はベースステーション登録端末6の構成の例を示す図、図26はベースステーション3の登録の処理の流れの例を説明するシーケンス図、図27は地域ERおよびその周辺のベースステーション3の設置の状態の例を示す図、図28はベースステーションリスト更新画面HG4の例を示す図である。
上の実施形態では、ベースステーション3が設置されている地域ERが予め分かっている場合を例に説明したが、既存のベースステーション3を用いて通信システムTFSを新たに構築する場合は、これらのベースステーション3がどの地域ERに所属することになるのかが分からないことがある。地域ERを変更した場合も、その後、ベースステーション3がどの地域ERに所属するのかが分からなくなることがある。
これらの場合は、ベースステーション3がどの地域ERに所属するのかを調査しなければならない。しかし、ベースステーション3の台数が多いと、すべてのベースステーション3を見つけ出すのは、調査員にとって面倒である。調査員が見逃してしまうこともある。地域ERの形状が不定形でありまたは不規則であると、なおさら面倒である。
そこで、図25に示すようなベースステーション登録端末6を用意し、図26に示すような手順で調査の処理が行われるようにすればよい。
図25において、ベースステーション登録端末6は、全体制御部601、無線通信制御部602、入出力制御部603、近傍ベースステーション記憶部604、およびプログラム等記憶部605などによって構成される。
無線通信制御部602は、そのベースステーション登録端末6自身の近傍に位置するベースステーション3などと無線回線を介して通信を行うための制御を行う。
入出力制御部603は、ユーザからの処理の要求を受け付けたり全体制御部601による処理の結果を出力したりするための制御を行う。
近傍ベースステーション記憶部604は、そのベースステーション登録端末6自身の近傍に設置されているベースステーション3の一覧である近傍ベースステーションリスト8Jを記憶する。
プログラム等記憶部605は、ベースステーション登録端末6の各部を制御するためのプログラムおよびデータ、処理の結果を示すデータ、およびそのベースステーション登録端末6自身の属性を示すデータなどが記憶されている。さらに、後に説明するベースステーション調査報告処理を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
全体制御部601は、プログラム等記憶部605に記憶されているプログラムを実行することによって、ベースステーション登録端末6の各部の全体的な制御を行う、CPUまたはMPUなどである。
ベースステーション登録端末6および位置検索サーバ1は、図26に示すような手順で処理を行う。
調査員は、ベースステーション登録端末6を携帯して調査対象の地域ERの中に入る。その地域ERの調査の開始前に近傍ベースステーションリスト8Jをリセットしておく。そして、調査を開始し、その地域ERの中を歩き回る。
すると、図26において、ベースステーション登録端末6は、次のようにベースステーション調査報告処理を行う。
新たに検知した電波の発信元であるベースステーション3のベースステーションIDを近傍ベースステーションリスト8Jに順次書き込む(丸数字1)。調査員は、地域ERの中を一通り歩き終えたら、所定のコマンドをベースステーション登録端末6に入力する。すると、ベースステーション登録端末6は、近傍ベースステーションリスト8Jをその地域ERの地域IDと対応付けて位置検索サーバ1に送信する(丸数字2)。
位置検索サーバ1は、近傍ベースステーションリスト8Jを受信すると(丸数字3)、その近傍ベースステーションリスト8Jに示される各ベースステーションIDを調査対象の地域ERの地域IDと対応付けてベースステーションリスト71に登録する(丸数字4)。
ところで、この方法によると、図27において1点鎖線で示すように、調査対象の地域ERの実態よりも広い地域のベースステーション3を登録することになる。しかし、前に説明したように、地域ERは他の地域ERと重なっても構わないし、1台のベースステーション3が複数の地域ERに所属しても構わないので、この方法で得られたベースステーションリスト71を用いても、特定の携帯端末4の現在の位置の検索および特定の地域ERの中にいる携帯端末4の検索を行うことができる。
図28に示すようなベースステーションリスト更新画面HG4を検索者端末2または携帯端末4などに用意しておき、新たに設置したベースステーション3を近傍ベースステーションリスト72に追加しまたは廃止したベースステーション3を近傍ベースステーションリスト72から削除する作業を通信システムTFSの管理者が行うことができるようにしてもよい。
その他、通信システムTFS、位置検索サーバ1、検索者端末2、ベースステーション3、携帯端末4、ベースステーション登録端末6の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、テーブルの構成、画面の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
上に述べた実施例には、以下に述べるような付記も開示されている。
(付記1)
複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける携帯端末の現在地を検索する携帯端末検索方法であって、
前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に複数の地域を定義しておき、
自ら発信した電波を前記携帯端末に届けることができまたは前記携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索し、
検索した前記各ベースステーションがいずれの前記地域に所属するかに基づいて前記携帯端末が位置する前記地域を判別する、
ことを特徴とする携帯端末検索方法。
(付記2)
複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける、指定された場所に現在位置する携帯端末を検索する携帯端末検索方法であって、
前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に複数の地域を定義しておき、
指定された前記地域に位置するいずれかの前記ベースステーションが発信した電波を検知することができまたは自ら発信した電波をいずれかの当該ベースステーションに届けることができる携帯端末を検索し、
その検索結果に基づいて、指定された前記地域に位置する携帯端末を判別する、
ことを特徴とする携帯端末検索方法。
(付記3)
複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける第一の携帯端末の近くに位置する第二の携帯端末を検索する携帯端末検索方法であって、
自ら発信した電波を前記第一の携帯端末に届けることができまたは前記第一の携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索し、
自ら発信した電波を、検索したいずれかの前記ベースステーションに届けることができまたはいずれかの当該ベースステーションが発信した電波を受信することができる携帯端末を検索し、
その検索結果に基づいて前記第二の携帯端末を判別する、
ことを特徴とする携帯端末検索方法。
(付記4)
複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムで用いられる、携帯端末の現在地を検索する携帯端末検索システムであって、
前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に設けられた複数の地域のうちのいずれに前記各ベースステーションが所属するのかを示すベースステーション所属データを記憶するベースステーション所属データ記憶手段と、
自ら発信した電波を前記携帯端末に届けることができまたは前記携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索するベースステーション検索手段と、
前記ベースステーション検索手段によって検索された前記各ベースステーションがいずれの前記地域に所属するかに基づいて前記携帯端末が位置する前記地域を判別する携帯端末地域判別手段と、
を有することを特徴とする携帯端末検索システム。
(付記5)
前記携帯端末地域判別手段は、検索された前記ベースステーションが所定の台数以上所属する前記地域を、前記携帯端末が位置する前記地域であると判別する、
付記4記載の携帯端末検索システム。
(付記6)
前記携帯端末地域判別手段は、検索された前記ベースステーションが最も多く所属する前記地域を、前記携帯端末が位置する前記地域であると判別する、
付記4記載の携帯端末検索システム。
(付記7)
複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムで用いられる、指定された場所に現在位置する携帯端末を検索する携帯端末検索システムであって、
前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に設けられた複数の地域のうちのいずれに前記各ベースステーションが所属するのかを示すベースステーション所属データを記憶するベースステーション所属データ記憶手段と、
指定された前記地域に位置するいずれかの前記ベースステーションが発信した電波を検知することができまたは自ら発信した電波をいずれかの当該ベースステーションに届けることができる携帯端末を検索する特定携帯端末検索手段と、
前記特定携帯端末検索手段による検索結果に基づいて、指定された前記地域に位置する携帯端末を判別する、携帯端末判別手段と、
を有することを特徴とする携帯端末検索システム。
(付記8)
前記携帯端末判別手段は、前記特定携帯端末検索手段によって検索された回数が所定の値以上である携帯端末を、指定された前記地域に位置する携帯端末であると判別する、
付記7記載の携帯端末検索システム。
(付記9)
複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムで用いられる、第一の携帯端末の近くに位置する第二の携帯端末を検索する携帯端末検索システムであって、
自ら発信した電波を前記第一の携帯端末に届けることができまたは前記第一の携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索するベースステーション検索手段と、
自ら発信した電波を、前記ベースステーション検索手段によって検索されたいずれかの前記ベースステーションに届けることができまたはいずれかの当該ベースステーションが発信した電波を受信することができる携帯端末を検索する特定携帯端末検索手段と、
前記特定携帯端末検索手段による検索結果に基づいて前記第二の携帯端末を判別する携帯端末判別手段と、
を有することを特徴とする携帯端末検索システム。
(付記10)
前記携帯端末判別手段は、前記特定携帯端末検索手段によって検索された回数が所定の値以上である携帯端末を、前記第二の携帯端末であると判別する、
付記9記載の携帯端末検索システム。
(付記11)
前記携帯端末判別手段は、前記特定携帯端末検索手段によって検索された回数が最も多い携帯端末を、前記第二の携帯端末であると判別する、
付記9記載の携帯端末検索システム。
通信システムの全体的な構成の例を示す図である。 ベースステーションの構成の例を示す図である。 提供範囲の例を示す図である。 「B#8」の地域およびその周辺のベースステーションの設置の状態の例を示す図である。 携帯端末の構成の例を示す図である。 位置検索サーバの構成の例を示す図である。 ベースステーションリストの例を示す図である。 近傍ベースステーションリストの例を示す図である。 位置検索サーバの機能的構成の例を示す図である。 近傍ベースステーションリストの更新の処理の流れの例を説明するシーケンス図である。 携帯端末の位置を検索する処理の流れの例を説明するシーケンス図である。 携帯端末の位置を検索する際のデータ処理の例を示す図である。 地域内の携帯端末を検索する処理の流れの例を説明するシーケンス図である。 地域内の携帯端末を検索する際のデータ処理の例を示す図である。 位置検索サーバの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ベースステーションの構成の変形例を示す図である。 近傍ベースステーションリストの更新の処理の流れの変形例を説明するシーケンス図である。 アドレス帳データの例を示す図である。 地域リストデータの例を示す図である。 現在地検索画面の例を示す図である。 地域内検索画面の例を示す図である。 救援者検索画面の例を示す図である。 救援者の検索の処理の流れの例を説明するシーケンス図である。 救援者を検索する際のデータ処理の例を示す図である。 ベースステーション登録端末の構成の例を示す図である。 ベースステーションの登録の処理の流れの例を説明するシーケンス図である。 地域およびその周辺のベースステーションの設置の状態の例を示す図である。 ベースステーションリスト更新画面の例を示す図である。
符号の説明
TFS 通信システム(携帯端末検索システム)
71 ベースステーションリスト(ベースステーション所属データ)
104 ベースステーションリスト記憶部(ベースステーション所属データ記憶手段)
122 携帯端末地域判別部(ベースステーション検索手段、携帯端末地域判別手段)
123 特定地域端末検索部(特定携帯端末検索手段、携帯端末判別手段)
3 ベースステーション
4 携帯端末
ER 地域
RY 提供範囲

Claims (5)

  1. 複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける携帯端末の現在地を検索する携帯端末検索方法であって、
    前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に複数の地域を、当該地域のそれぞれに前記複数のベースステーションのうちの少なくとも2台が属するように定義しておき、
    自ら発信した電波を前記携帯端末に届けることができまたは前記携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索し、
    検索された前記ベースステーションが最も多く所属する前記地域を、前記携帯端末が位置する前記地域であると判別する、
    ことを特徴とする携帯端末検索方法。
  2. 複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける、指定された場所に現在位置する携帯端末を検索する携帯端末検索方法であって、
    前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に複数の地域を、当該地域のそれぞれに前記複数のベースステーションのうちの少なくとも2台が属するように定義しておき、
    指定された前記地域に位置する前記ベースステーションごとに、当該ベースステーションが発信した電波を検知することができまたは自ら発信した電波を当該ベースステーションに届けることができる携帯端末を検索し、
    検索された回数が所定の値以上である携帯端末を、指定された前記地域に位置する携帯端末であると判別する、
    ことを特徴とする携帯端末検索方法。
  3. 複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムにおける第一の携帯端末の近くに位置する第二の携帯端末を検索する携帯端末検索方法であって、
    自ら発信した電波を前記第一の携帯端末に届けることができまたは前記第一の携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索し、
    検索された前記ベースステーションごとに、自ら発信した電波を当該ベースステーションに届けることができまたは当該ベースステーションが発信した電波を受信することができる携帯端末を検索し、
    検索された回数が所定の値以上である携帯端末を、前記第二の携帯端末であると判別する、
    ことを特徴とする携帯端末検索方法。
  4. 複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムで用いられる、携帯端末の現在地を検索する携帯端末検索システムであって、
    前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に設けられかつ前記複数のベースステーションのうちの少なくとも2台が属する複数の地域のうちのいずれに前記各ベースステーションが所属するのかを示すベースステーション所属データを記憶するベースステーション所属データ記憶手段と、
    自ら発信した電波を前記携帯端末に届けることができまたは前記携帯端末が発信した電波を受信することができる前記ベースステーションを検索するベースステーション検索手段と、
    前記ベースステーション検索手段によって検索された前記ベースステーションが最も多く所属する前記地域を、前記携帯端末が位置する前記地域であると判別する携帯端末地域判別手段と、
    を有することを特徴とする携帯端末検索システム。
  5. 複数のベースステーションがそれぞれの所定の位置に設置されてなる無線通信システムで用いられる、指定された場所に現在位置する携帯端末を検索する携帯端末検索システムであって、
    前記無線通信システムによる通信が可能な範囲に設けられかつ前記複数のベースステーションのうちの少なくとも2台が属する複数の地域のうちのいずれに前記各ベースステーションが所属するのかを示すベースステーション所属データを記憶するベースステーション所属データ記憶手段と、
    指定された前記地域に位置する前記ベースステーションごとに、当該ベースステーションが発信した電波を検知することができまたは自ら発信した電波を当該ベースステーションに届けることができる携帯端末を検索する特定携帯端末検索手段と、
    前記特定携帯端末検索手段によって検索された回数が所定の値以上である携帯端末を、指定された前記地域に位置する携帯端末であると判別する、携帯端末判別手段と、
    を有することを特徴とする携帯端末検索システム。
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