JP2004193823A - 構内通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来は相手端末の状況を発信前に事前に知ることはできず、応答が無い理由も知ることは不可能であった。また、インスタントメッセージングでは、自分でステータスを変更することは面倒であり、登録し忘れも起きやすい。
【解決手段】PHS端末3−1から無線基地局2−1に対して位置登録が行われ、回線コントローラ1内のデータベース1aにはPHS端末3−1の内線番号「2001」に対する無線基地局IDは、無線基地局2−1の「5010」に登録される。回線コントローラ1は無線基地局ID(CS−ID)とその設置場所を対応付けて格納したデータベース1bも持っている。回線コントローラ1は2つのデータベース1a及び1bを組み合わせることで、PHS端末3の現在の所在位置を簡単に推測することができる。PHS端末から無線基地局への位置登録時に、自分の電話番号とステータス情報を同時に送信するようにしてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】PHS端末3−1から無線基地局2−1に対して位置登録が行われ、回線コントローラ1内のデータベース1aにはPHS端末3−1の内線番号「2001」に対する無線基地局IDは、無線基地局2−1の「5010」に登録される。回線コントローラ1は無線基地局ID(CS−ID)とその設置場所を対応付けて格納したデータベース1bも持っている。回線コントローラ1は2つのデータベース1a及び1bを組み合わせることで、PHS端末3の現在の所在位置を簡単に推測することができる。PHS端末から無線基地局への位置登録時に、自分の電話番号とステータス情報を同時に送信するようにしてもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は構内通信システムに係り、特に事業所やオフィス内において無線基地局と携帯端末との間で無線通信する構内通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
事業所やオフィス内において無線基地局と携帯端末との間で無線通信する構内通信システムは、事業所やオフィスビル内の有線電話システムを置き換えるものであり、利用者一人に一台の携帯端末が支給されるのが通常である。かかる構内通信システムでは、着呼側が電源を切っていたり、外出してしまっているときには、電話がかかってくると話中のビジートーンが鳴動するだけであるため、発呼側では着呼側が構内に居るのか否かが分らない。
【0003】
そこで、着呼側の応答が無いときには呼び出しアナウンスをする構内PHSシステムが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。この構内PHSシステムは、複数の構内PHS端末と、これら端末と送受信可能なエリアを有する複数の構内無線基地局と、この無線基地局と有線で接続され公衆電話回線に接続する交換機とからなる構内通信システムの一例であり、構内PHSセンターがPHS端末と無線基地局の間で定期的に位置登録を行い、現在のPHS端末の位置情報を管理することにより、PHS端末の移動を予測し、PHS端末に着信があり、そのPHS端末が読み出し不能又は禁止されている場所に居る場合には、位置情報からそのPHS端末の使用者の行動を予測し、それに応じた種々のアナウンスを自動的に構内PHSセンターが発呼側に行うものである。
【0004】
一方、インターネットの普及に伴いWWW(World Wide Web)や電子メールなどが急速に広がってきたが、最近ではインスタントメッセージングも普及してきた。インスタントメッセージングは、ネットワーク上でリアルタイムにメッセージの送受信を行うシステムで、メッセージを送信する相手が受信できるオンライン状態かネットワークから切り離されているオフライン情報かを事前に知ることができ、オンライン状態の相手に対してメッセージを瞬時に送付することができるという特徴をもっている。
【0005】
また、オンライン/オフラインだけでなく、取り込み中、食事中などといった自分の状況を登録することができ、相手に対してメッセージ交換可能かどうか知らせることができる。代表的なアプリケーションにICQやAOL(American On−Line)インスタントメッセンジャー、ウィンドウズメッセンジャー(Windows Messenger)等があり、他にも数多くのアプリケーションが存在している(ただしウィンドウズは登録商標)。携帯電話用のインスタントメッセンジャーソフトなども開発され、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションとの連携もできるようになってきている。
【0006】
インスタントメッセージのやり取りは、インスタントメッセージングクライアント(以下、IMクライアント)、インスタントメッセージングルータ(以下、IMルータ)、インスタントメッセージングホームサーバ(以下、IMホームサーバ)の三者によって実現される。IMクライアントは、ユーザが利用するコンピュータにインストールされたウィンドウズメッセンジャー(Windows Messenger)などであり、IMルータはインスタントメッセージを中継する役割を果たし、IMルータがインスタントメッセージを中継できる領域をインスタントメッセージングドメイン(以下、IMドメイン)と呼ぶ。IMホームサーバは、IMクライアントを承認し、IMドメインに参加させる働きを備える(ただしウィンドウズは登録商標)。
【0007】
まず、ユーザがIMクライアントからインスタントメッセージの機能を利用しようとすると、IMクライアントからIMルータへのログオン要求が発信される。それを受け取ったIMルータは、そのユーザのIMホームサーバを確認し、IMホームサーバの情報をIMクライアントに返す。IMクライアントは、IMルータから取得した情報に従って自分のIMホームサーバに接続し、認証を受ける。正しく認証されればこの時点で、そのユーザの在席情報は「オンライン」となり、IMクライアントの状態がIMホームサーバのデータベースに収納される。
【0008】
認証されたIMクライアントは、IMホームサーバから他のIMクライアントに対してメッセージの送受信を行うことも可能となる。もし、ユーザが食事等で席を離れる場合には、ステータスを食事中に変更しておくことで、他のユーザに対して食事中ですぐにメッセージを読むことができない状態であることを知らせることができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−189966号公報(第2−3頁、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オフィス等で内線電話をかける場合、気になるのが相手の状況である。しかるに、特許文献1記載の従来の構内通信システムでは、端末保持者が構内から外出したような場合は発呼者にアナウンスで通知できるものの、構内にいた場合に、通常業務中なのか、会議中なのか、従来の構内通信システムでは事前に知ることはできない。また、電話をかけても応答が無かった場合には、どうして出られないのかも知ることは不可能であった。
【0011】
ただし、相手が自席なのか、会議室にいるのか、食堂にいるのか、など何処にいるのかさえわかれば、推測することは難しいことではない。しかし、それも従来の構内通信システムでは困難であった。逆に電話を受ける側としては、会議中などには、重要もしくは緊急な要件の電話は受けたいがそうでない電話には出たくないという場合もある。
【0012】
また、インスタントメッセージングでは、例えば、重要な会議中など相手からのメッセージ交換要求があったとしても、応えられない場合がある。その場合には前もって会議中というステータスを登録しておけばよい。また、休憩室で他の人に煩わされたくない場合には休憩中というステータスを同様に登録しておけばよい。しかし、毎回毎回自分でステータスを変更することは面倒であり、登録することを忘れてしまうことも起きやすい。
【0013】
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、携帯端末の所在がどこからでも簡単に確認でき、相手の状況が推測又は確認できる構内通信システムを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、ステータス情報を自分で変更する必要が無く、携帯端末の位置情報からステータス情報が自動的に更新される構内通信システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の発明の構内通信システムは、各々異なる電話番号を有する複数の携帯端末と、複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとを備え、携帯端末の所在位置の位置情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、複数の携帯端末は、通信可能な無線基地局に対して定期的に自己の電話番号を送信して位置登録する位置登録手段を備え、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新する手段を備えることを特徴とする。
【0016】
この発明では、携帯端末が無線基地局に対して定期的に位置登録し、無線基地局が自己のIDとその位置登録した携帯端末の電話番号をコントローラに送信して第2のデータベースを更新することにより、コントローラは携帯端末がどの無線基地局のエリア内に在圏するかが第2のデータベースから分かるため、コントローラは第1のデータベースと第2のデータベースとの組合せにより、携帯端末の構内の所在位置を参照することができる。
【0017】
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の構内通信システムは、各々異なる電話番号を有する複数の携帯端末と、複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDと携帯端末のステータス情報とを対応付けて格納した第2のデータベースとを備え、携帯端末の所在位置の位置情報とステータス情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、複数の携帯端末は、通信可能な無線基地局に対して定期的に自己の電話番号と現在のステータス情報とをそれぞれ送信して位置登録する位置登録手段を備え、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新する手段を備えることを特徴とする。
【0018】
この発明では、携帯端末が無線基地局に対して定期的に位置登録し、無線基地局が自己のIDとその位置登録した携帯端末の電話番号及びステータス情報をコントローラに送信して第2のデータベースを更新することにより、コントローラは携帯端末がどの無線基地局のエリア内にどのようなステータスで在圏するかが第2のデータベースから分かるため、コントローラは第1のデータベースと第2のデータベースとの組合せにより、携帯端末の構内の所在位置とステータスを参照することができる。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の構内通信システムは、インスタントメッセージクライアント機能を備えると共に、各々異なるIDを有する複数の携帯端末と、インスタントメッセージルータ機能を備えると共に、複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末のIDとその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとを備えると共に、インスタントメッセージホームサーバ機能を有して携帯端末の所在位置の位置情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、複数の携帯端末は、通信可能な無線基地局に対して定期的に自己のIDを送信して位置登録する位置登録手段を備え、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新すると共に、第1及び第2のデータベースから得られた位置情報に応じたステータス情報を自動的に更新する更新手段を有し、携帯端末がコントローラにより得られたステータス情報により着信相手の携帯端末のステータスを確認できることを特徴とする。
【0020】
この発明では、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新すると共に、第1及び第2のデータベースから得られた位置情報に応じたステータス情報を自動的に更新する更新手段を有するため、コントローラは携帯端末の位置情報が更新される毎に、その位置情報に応じたステータス情報に変更でき、また、インスタントメッセージングによる携帯端末間同士のメッセージ交換もできる。
【0021】
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の構内通信システムは、第1乃至第3の発明の携帯端末がウェブ(WEB)ブラウザ機能を有し、コントローラがウェブサーバ機能を有することで、携帯端末がウェブブラウザ機能によりコントローラにアクセスして少なくとも位置情報を参照できる構成としたものである。この発明では、複数の携帯端末が個別に自分の携帯端末から着信相手の携帯端末の位置情報を参照することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態について図面と共に説明する。図1(A)は本発明になる構内通信システムの第1の実施の形態のシステム構成図を示す。同図において、構内通信システムは、同じ事業所(異なる地域に設けられた同じ事業所含む)又はオフィスに設けられた、回線コントローラ1、無線基地局2−1及び2−2、PHS(Personal Handyphone System)端末3−1、3−2及び3−3から構成されている。回線コントローラ1は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、また図1(B)、(C)に示す情報内容のデータベース1a及び1bを備えている。
【0023】
無線基地局2−1及び2−2は、回線コントローラ1に接続されており、それぞれ「5010」、「5011」のIDを有している。PHS端末3−1、3−2及び3−3は、無線基地局2−1又は2−2との間で無線通信可能な携帯端末であり、ここではそれぞれ内線番号「2001」、「2002」、「2003」を有している。
【0024】
次に、本実施の形態の動作について、図2のブロック図を併せ参照して説明する。図2は図1の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図で、無線基地局2は図1の無線基地局2−1又は2−2を示し、PHS端末3は、無線基地局2のエリアに在圏する図1のPHS端末3−1〜3−3のいずれか一つを代表して示す。
【0025】
図2において、PHS端末3は現在無線基地局2のエリア内にあり、以下のように定期的に無線基地局2に対して位置登録を行う。PHS端末3の位置登録実行部31は、内線番号記録部32から自己に割り当てられた内線番号を取得して無線基地局2に対して無線送信する。
【0026】
無線基地局2の位置登録受信部21は、PHS端末3から受信した内線番号を位置情報送信部22に渡す。位置情報送信部22は自分のID番号を記録しているID記録部23からID番号を取得して、受け取ったPHS端末3の内線番号と共に回線コントローラ1に対して送信する。回線コントローラ1の位置情報受信部11は受け取ったPHS端末3の内線番号と無線基地局2のIDをデータベース1aに登録する。
【0027】
図1において、無線基地局2−1のエリア内に在圏するPHS端末3−1が移動して、無線基地局2−1のエリアから外れ、無線基地局2−2のエリア内に入った場合には、図2の説明と同様にしてPHS端末3−1から無線基地局2−2に対して位置登録が行われ、回線コントローラ1内のデータベース1aにはPHS端末3−1の内線番号「2001」に対する無線基地局IDは、無線基地局2−1の「5010」から無線基地局の「5011」に更新されることになる。
【0028】
PHS端末3(3−1〜3−3)が無線基地局2(2−1,2−2)のエリア内にあれば位置登録は定期的に行われるはずであるため、一定時間以上位置登録が行われず、データベース1aが更新されないPHS端末に関しては位置登録が行われるまで無線基地局IDを0のようなオフラインを示す特別な値としておく。
【0029】
また、回線コントローラ1は無線基地局ID(CS−ID)とその設置場所を対応付けて格納したデータベース1bも持っており、回線コントローラ1内の2つのデータベース1a及び1bを組み合わせることで、PHS端末3の所在地が分かるようになっている。
【0030】
例えば、図1において、内線番号「2001」のPHS端末3−1はIDが「5010」の無線基地局2−1のエリア内にあることがデータベース1aから分かり、無線基地局2−1はA会議室に設置されていることがデータベース1bから分かるため、現在のPHS端末3−1の所在位置はA会議室であることが分かる。このように、本実施の形態によれば、回線コントローラ1はPHS端末3の現在の所在位置を簡単に確認することができる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は本発明になる構内通信システムの第2の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図3に示す構内通信システムは、回線コントローラ4、無線基地局2−1及び2−2、PHS端末3−1、3−2及び3−3、パーソナルコンピュータ(PC)5から構成されている。
【0032】
回線コントローラ4は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、データベース4a〜4cとWEBサーバ機能4dを有している。データベース4a及び4bは前記データベース1a及び1bと同様のデータベースであるが、データベース4cは内線番号表のデータベースである。PC5は回線コントローラ4とネットワークケーブルで接続されたPCである。
【0033】
次に、本実施の形態の動作について図4を併せ参照して説明する。いま、図3のPC5からWEBブラウザで回線コントローラ4にアクセスしたものとすると、図4(A)に示すようなページがPC5の画面に表示される。このページで番号検索欄に「2001」と入力し、検索ボタンをクリックすると、図4(B)に示すように内線番号「2001」のPHS端末3−1の持ち主の名前と現在の場所が表示される。ここでは番号による検索例を示したが、もちろん名前で検索できるようにしてもよい。
【0034】
また、図4(A)に示すページのリストの一覧の中の営業一課をクリックすると、図4(C)に示すように営業一課のメンバー全員のPHS端末の内線番号と名前と現在の場所が対応付けて表示される。なお、PHS端末がオフラインの場合には不在と表示するようにしてある。
【0035】
このように、本実施の形態によれば、電話をかける前に着信相手が何処に居るのかを確認することができるので、着信相手の状況を推測して、着信相手が不在である時は電話をかけることが無くなり、また、たいしたことのない用件であるときは、着信相手が会議室や応接室に居るときには電話をかけることがなくなるため、自分が会議中や応接中のときなどに重要でない用件の電話がかかってくることの煩わしさが無くなる。
【0036】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図5は本発明になる構内通信システムの第3の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5に示す実施の形態の構内通信システムは、回線コントローラ4、無線基地局2−1及び2−2、PHS端末6−1、6−2及び6−3から構成されている。
【0037】
この実施の形態は、PHS端末6−1、6−2及び6−3がWEBブラウザ機能を持ったPHS端末であり、回線コントローラ4にWEBブラウザでアクセスすることにより、図3のPC5と同様にPHS端末6−1〜6−3の位置情報を参照することができる点に特徴がある。本実施の形態によれば、PHS端末から簡単に他のPHS端末の所在位置を知ることができる。
【0038】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図6(A)は本発明になる構内通信システムの第4の実施の形態のシステム構成図を示す。同図(A)において、構内通信システムは、データベース機能とIMホームサーバ機能を持ち、センターサーバとして動作する回線コントローラ7と、無線基地局8−1及び8−2と、PHS端末9−1、9−2及び9−3とから構成されている。
【0039】
回線コントローラ7は、図6(B)に示すように端末IDと無線基地局IDとが対応付けて格納されたデータベース7aと、同図(C)に示すように無線基地局IDとその無線基地局が設置されている場所とを対応付けて格納されたデータベース7bと、IMホームサーバ7cとを有する。無線基地局8−1、8−2は、それぞれ「5010」、「5011」のIDを持ちIMルータ機能を備えている。更に、PHS端末9−1、9−2及び9−3は、それぞれ「2001」、「2002」、「2003」のIDを持ちIMクライアント機能を備えている。
【0040】
次に、本実施の形態の動作について図7を併せ参照して説明する。図7は図6の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図で、無線基地局8は図6の無線基地局8−1又は8−2を示し、PHS端末9は、無線基地局8のエリアに在圏する図6のPHS端末9−1〜9−3のいずれか一つを代表して示す。
【0041】
図7において、PHS端末9は現在無線基地局8のエリア内にあり、以下のように定期的に無線基地局8に対して位置登録を行う。PHS端末9の位置登録実行部93は端末ID記録部94から自己の端末IDを取得して無線基地局8に対して無線送信する。
【0042】
無線基地局8の位置登録受信部81はPHS端末9から送信された端末IDを受信して位置情報送信部82に渡す。位置情報送信部82は自分のID番号を記録している無線基地局ID記録部83からID番号を取得して、受け取った端末IDと共に回線コントローラ7に対して送信する。回線コントローラ7の位置情報受信部71は受け取った端末IDと無線基地局IDをデータベース7aに登録する。
【0043】
これにより、例えば、図6において無線基地局8−1のエリアに在圏しているPHS端末9−1が移動して無線基地局8−1のエリアから外れ、無線基地局8−2のエリア内に入った場合には、同様に無線基地局8−2に対してPHS端末9−1から位置登録が行われ、回線コントローラ7内のデータベース7aはPHS端末9−1のIDである「2001」に対する無線基地局IDは「5011」に更新されることになる。
【0044】
PHS端末9が無線基地局8のエリア内にあれば位置登録は定期的に行われるはずであるため、一定時間以上位置登録が行われず、データベース7aが更新されない携帯端末に関しては位置登録が行われるまで無線基地局IDを0のようなオフラインを示す特別な値としておく。
【0045】
また、回線コントローラ7は無線基地局IDとその設置場所のデータベース7bも持っており、回線コントローラ7内の2つのデータベース7a及び7bを組み合わせることで、携帯端末の所在地がわかるようになっている。図6において、端末IDが「2001」であるPHS端末9−1は、IDが「5010」の無線基地局8−1のエリア内にあることから、図6(B)のデータベース7aと図6(C)のデータベース7bとからその所在は営業一課であることがわかる。この時、PHS端末9−1のステータスは「オンライン」であり、他のユーザからはコミュニケーションをとるアクション(例えばメッセージ送信)を送ればすぐに応答があることが期待されている。
【0046】
ここで、PHS端末9−1のユーザが会議に出席するため、A会議室に移動したとする。すると、A会議室に設置されているID「5051」の無線基地局に対してPHS端末9−1が位置登録を行い、回線コントローラ7に通知されるため、回線コントローラ7は回線コントローラ7のデータベース7aを更新すると同時に、PHS端末9−1のステータス情報を「会議中」に変更する。
【0047】
その後、会議が終わり、PHS端末9−1のユーザが食事のために食堂に移動したとすると、同様に回線コントローラ7はデータベース7aの更新と共にステータスを今度は「食事中」に変更する。このように、本実施の形態によれば、PHS端末のユーザが自分でステータスを変更することなく、回線コントローラ7が位置情報により自動的にステータス情報の更新を行う。
【0048】
実際に、あるユーザが他のユーザとコミュニケーションをとろうとした場合、直接高音質な音声で会話できるPHSや、インスタントメッセージによるリアルタイムのチャット、相手の都合の良いときに読んでもらえれば良い電子メールなど様々な方法をとることが可能である。相手の状況と要件の中身によって、それぞれの手段を選択することが可能であり、例えば、相手が食事中の時にたいしたことの無い用件であれば、電子メールで済ませればよいし、重要で緊急な要件であれば、相手が会議中であっても、PHS端末で直接連絡することを選択することもできる。
【0049】
なお、図7に示すPHS端末9のステータス設定部91によりユーザが自分で所望のステータスをステータス記録部92に記録して位置登録時に端末IDと共に送信することで、ステータスを変更できるようにしてもよい。その場合、ユーザが手動でステータスを変更した以降には自動的にステータスを変更しないモードや、その後位置情報が変更された場合には自動更新に戻るといったモードを設定できるようにしてもよい。
【0050】
このように、本実施の形態によれば、PHS端末の情報が更新されるたびに、ユーザのステータス情報を位置情報に関連した情報に変更することにより、ユーザがステータス情報を変更することなく、他のユーザに対してリアルタイムにステータス情報を知らせることができると共に、ステータス情報の変更のし忘れが無くなり、応答できない時のコミュニケーション要求などに煩わされることが無くなり、更に、最適な手段を選択してコミュニケーションを伝えることができる。
【0051】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図8(A)は本発明になる構内通信システムの第5の実施の形態のシステム構成図を示す。同図において、構内通信システムは、同じ事業所又はオフィスに設けられた、回線コントローラ100、無線基地局200−1及び200−2、PHS端末300−1、300−2及び300−3から構成されている。回線コントローラ100は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、また図8(B)、(C)に示す情報内容のデータベース101a及び101bを備えている。
【0052】
無線基地局200−1及び200−2は、回線コントローラ100に接続されており、それぞれ「5010」、「5011」のIDを有している。PHS端末300−1、300−2及び300−3は、無線基地局200−1又は200−2との間で無線通信可能な携帯端末であり、ここではそれぞれ内線番号「2001」、「2002」、「2003」を有している。
【0053】
次に、本実施の形態の動作について、図9のブロック図を併せ参照して説明する。図9は図8の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図で、無線基地局200は図1の無線基地局200−1又は200−2を示し、PHS端末300は、無線基地局200のエリアに在圏する図8のPHS端末300−1〜300−3のいずれか一つを代表して示す。
【0054】
図9において、ユーザは予めPHS端末300のステータス設定部301で、ステータス情報として図8(D)に示すように0:レディ、1:会議中、2:商談中、3:食事中、などの中から会議中であれば”1”の会議中を選択して設定しておく。ステータス設定部301は設定されたステータス情報である”1”をステータス記録部302に記録する。もし、会議が終わった場合には、ユーザはまたステータスを適切なものに変更しておくようにする。現在、PHS端末300は、無線基地局200のエリア内にあることから、以下のように定期的に無線基地局200に対して位置登録を行う。
【0055】
図9のPHS端末300の位置登録実行部303は、内線番号記録部304から自己に割り当てられた内線番号を取得し、ステータス記録部302からステータス情報を取得して、両方共に無線基地局200に対して無線送信する。無線基地局200の位置登録受信部201は、PHS端末300から受信した内線番号を位置情報送信部202に渡す。
【0056】
位置情報送信部202は自分のID番号を記録しているID記録部203からID番号を取得して、受け取ったPHS端末300の内線番号及びステータス情報と共に回線コントローラ100に対して送信する。回線コントローラ100の位置情報受信部102は受け取ったPHS端末300の内線番号と無線基地局200のIDとステータス情報をデータベース101aに登録する。
【0057】
図8において、例えば無線基地局200−1のエリア内に在圏しているPHS端末300−1が移動して無線基地局200−1のエリアから外れ、無線基地局200−2のエリア内に入った場合には、上記の説明と同様に無線基地局200−2に対して位置登録が行われ、回線コントローラ100内の図8(B)に示す内容のデータベース101aは、PHS端末300−1の内線番号「2001」に対する無線基地局IDとして「5010」から「5011」に更新する。
【0058】
また、ステータス情報が「会議中」から「レディ」に変更された場合には、データベース101aのPHS端末300−1の内線番号「2001」に対するステータス情報が「1」から「0」に更新される。PHS端末300が無線基地局200のエリア内にあれば位置登録は定期的に行われるはずであるため、一定時間以上位置登録が行われず、データベース101aが更新されないPHS端末に関しては位置登録が行われるまで無線基地局IDを0のようなオフラインを示す特別な値としておく。
【0059】
また、回線コントローラ100は無線基地局IDとその設置場所を対応して格納している、図8(B)に示す内容のデータベース101bも持っており、回線コントローラ100内の2つのデータベース101a及び101bを組み合わせることで、PHS端末300(300−1〜300−3)の所在位置がわかるようになっている。
【0060】
例えば、図8において、内線番号「2001」のPHS端末300−1は、CS−IDが「5010」である無線基地局200−1のエリア内にあることから、その所在位置はA会議室であり、ステータス情報が”1”であるから「会議中」であることがわかる。
【0061】
なお、ここではステータスの設定はPHS端末300(300−1〜300−3)のユーザが、そのステータス設定部301から行ったが、PHS端末300(300−1〜300−3)のモード変更と連動させるようにしてもよい。この場合、例えばPHS端末300(300−1〜300−3)をモードボタンによりマナーモードに切り替えた場合には、自動的にステータス情報を4:取り込み中に設定する。そして、マナーモードを解除した場合には、ステータス情報も自動的に0:レディに変更される。これにより、ステータス設定変更を簡単に行える。
【0062】
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。図10は本発明になる構内通信システムの第6の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図8と同一構成部分には同一符号を付してある。図10に示す構内通信システムは、回線コントローラ150、無線基地局200−1及び200−2、PHS端末300−1、300−2及び300−3、パーソナルコンピュータ(PC)400から構成されている。
【0063】
回線コントローラ150は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、データベース101a〜101cとWEBサーバ機能101dを有している。データベース101cは内線番号表のデータベースである。PC400は回線コントローラ150とネットワークケーブルで接続されたPCである。
【0064】
次に、本実施の形態の動作について図11を併せ参照して説明する。いま、図10のPC400からWEBブラウザで回線コントローラ150にアクセスしたものとすると、図11(A)に示すようなページがPC400の画面に表示される。このページで番号検索欄に「2001」と入力し、検索ボタンをクリックすると、図11(B)に示すように内線番号「2001」のPHS端末300−1の持ち主の名前とステータス(状態)及び場所(所在位置)が表示される。ここでは内線番号による検索例を示したが、もちろん名前で検索できるようにしてもよい。
【0065】
また、図11(A)に示すページのリスト一覧の、例えば営業一課をクリックすると、図11(C)に示すように営業一課のメンバー全員のPHS端末の内線番号と名前とステータスと現在の場所が対応付けて表示される。なお、PHS端末がオフラインの場合には、ステータスは表示せず場所を「不在」と表示するようにしてある。
【0066】
このように、本実施の形態によれば、電話をかける前に着信相手のステータスや位置情報を簡単に参照できることから、着信相手の状況を確認して、着信相手が不在である時は電話をかけることが無くなり、また、たいしたことのない用件であるときは、着信相手が会議室や応接室に居るときには電話をかけることがなくなるため、自分が会議中や応接中のときなどに重要でない用件の電話がかかってくることの煩わしさが無くなる。また、PHS端末300のステータス設定をモードボタンに連動して変更できるようにすることで、ステータスの設定変更が簡単にできる。
【0067】
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。図12は本発明になる構内通信システムの第7の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図10と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図12に示す実施の形態の構内通信システムは、回線コントローラ150、無線基地局200−1及び200−2、PHS端末500−1、500−2及び500−3から構成されている。
【0068】
この実施の形態は、PHS端末500−1、500−2及び500−3がWEBブラウザ機能を持ったPHS端末であり、回線コントローラ150にWEBブラウザでアクセスすることにより、図10のPC400と同様にPHS端末500−1〜500−3の位置情報とステータス情報とを参照することができる点に特徴がある。本実施の形態によれば、PHS端末から簡単に他のPHS端末の所在位置とステータス情報とを知ることができるため、電話をかける前に着信相手の他のPHS端末のユーザの状態を簡単に確認することができる。
【0069】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば携帯端末はPHS端末に限定されるものではなく、携帯電話機などの他の携帯端末でも本発明を適用することができるものであり、また、無線基地局の数やPHS端末の数は実施の形態に限定されるものではないことは勿論である。更に、回線コントローラ1、4、7、100、150の数は、1台に限定されるものではなく、同じ動作を行うものが2台以上あってもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯端末が無線基地局に定期的に位置登録し、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとの組合せによりコントローラが携帯端末の位置情報を簡単に参照できるようにしたため、携帯端末が電話をかける前に着信相手の携帯端末が何処にいるかを確認することができ、相手の状況を推測して、相手が不在なのに電話をかけたり、相手が会議中に重要でない用件で電話をかけたりすることが無くなり、逆に自分が会議中に重要でない用件でかかってくる電話等に煩わされることが無くなるといった効果を期待できる。
【0071】
また、本発明によれば、携帯端末の位置情報が更新される毎に、その携帯端末のステータス情報を位置情報に関連した情報に変更することにより、携帯端末のユーザがステータス情報を変更することなく、他の携帯端末のユーザに対してリアルタイムのステータス情報を知らせることができるようにしたため、ステータスの変更し忘れなどがなくなり、応答できないときのコミュニケーション要求などに煩わされることがなくなるといった効果が期待できる。
【0072】
また、本発明によれば、携帯端末による音声通信、インスタントメッセージ、電子メールなどいろいろな方法でコミュニケーションを行うこともでき、相手のステータスを確認してから、相手の状況と伝えたい用件の内容を吟味して最適な手段を選択してコミュニケーションを行うことができる。
【0073】
更に、本発明によれば、携帯端末がウェブ(WEB)ブラウザ機能を有し、コントローラがウェブサーバ機能を有することで、携帯端末がウェブブラウザ機能によりコントローラにアクセスして少なくとも位置情報を参照できる構成とすることで、携帯端末がコントローラのデータベース情報を参照できる。
【0074】
また、本発明によれば、コントローラがデータベース情報の開示をHTTPで行うことができるため、WEBブラウザ機能を搭載したネットワーク機器があれば、様々な場所から情報の参照ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成図である。
【図2】図1の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のシステム構成図である。
【図4】図3の動作説明用のWEBブラウザの表示例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のシステム構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態のシステム構成図である。
【図7】図6の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態のシステム構成図である。
【図9】図8の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態のシステム構成図である。
【図11】図10の動作説明用のWEBブラウザの表示例を示す図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態のシステム構成図である。
【符号の説明】
1、4、7、100、150 回線コントローラ
1a、1b、4a、4b、4c、7a、7b、101a、101b、101c
データベース
2、2−1、2−2、8−1、8−2、200、200−1、200−2 無線基地局
3、3−1〜3−3、6−1〜6−3、9、9−1〜9−3、300、300−1〜300−3、500−1〜500−3 PHS端末
4d、101d WEBサーバ
5、400 パーソナルコンピュータ(PC)
11、71、102 位置情報受信部
21、81、201 位置登録受信部
22、82、202 位置情報送信部
23、203 ID記録部
31、93、303 位置登録実行部
32、304 内線番号記録部
83 無線基地局ID記録部
91、301 ステータス設定部
92、302 ステータス記録部
94 端末ID記録部
【発明の属する技術分野】
本発明は構内通信システムに係り、特に事業所やオフィス内において無線基地局と携帯端末との間で無線通信する構内通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
事業所やオフィス内において無線基地局と携帯端末との間で無線通信する構内通信システムは、事業所やオフィスビル内の有線電話システムを置き換えるものであり、利用者一人に一台の携帯端末が支給されるのが通常である。かかる構内通信システムでは、着呼側が電源を切っていたり、外出してしまっているときには、電話がかかってくると話中のビジートーンが鳴動するだけであるため、発呼側では着呼側が構内に居るのか否かが分らない。
【0003】
そこで、着呼側の応答が無いときには呼び出しアナウンスをする構内PHSシステムが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。この構内PHSシステムは、複数の構内PHS端末と、これら端末と送受信可能なエリアを有する複数の構内無線基地局と、この無線基地局と有線で接続され公衆電話回線に接続する交換機とからなる構内通信システムの一例であり、構内PHSセンターがPHS端末と無線基地局の間で定期的に位置登録を行い、現在のPHS端末の位置情報を管理することにより、PHS端末の移動を予測し、PHS端末に着信があり、そのPHS端末が読み出し不能又は禁止されている場所に居る場合には、位置情報からそのPHS端末の使用者の行動を予測し、それに応じた種々のアナウンスを自動的に構内PHSセンターが発呼側に行うものである。
【0004】
一方、インターネットの普及に伴いWWW(World Wide Web)や電子メールなどが急速に広がってきたが、最近ではインスタントメッセージングも普及してきた。インスタントメッセージングは、ネットワーク上でリアルタイムにメッセージの送受信を行うシステムで、メッセージを送信する相手が受信できるオンライン状態かネットワークから切り離されているオフライン情報かを事前に知ることができ、オンライン状態の相手に対してメッセージを瞬時に送付することができるという特徴をもっている。
【0005】
また、オンライン/オフラインだけでなく、取り込み中、食事中などといった自分の状況を登録することができ、相手に対してメッセージ交換可能かどうか知らせることができる。代表的なアプリケーションにICQやAOL(American On−Line)インスタントメッセンジャー、ウィンドウズメッセンジャー(Windows Messenger)等があり、他にも数多くのアプリケーションが存在している(ただしウィンドウズは登録商標)。携帯電話用のインスタントメッセンジャーソフトなども開発され、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションとの連携もできるようになってきている。
【0006】
インスタントメッセージのやり取りは、インスタントメッセージングクライアント(以下、IMクライアント)、インスタントメッセージングルータ(以下、IMルータ)、インスタントメッセージングホームサーバ(以下、IMホームサーバ)の三者によって実現される。IMクライアントは、ユーザが利用するコンピュータにインストールされたウィンドウズメッセンジャー(Windows Messenger)などであり、IMルータはインスタントメッセージを中継する役割を果たし、IMルータがインスタントメッセージを中継できる領域をインスタントメッセージングドメイン(以下、IMドメイン)と呼ぶ。IMホームサーバは、IMクライアントを承認し、IMドメインに参加させる働きを備える(ただしウィンドウズは登録商標)。
【0007】
まず、ユーザがIMクライアントからインスタントメッセージの機能を利用しようとすると、IMクライアントからIMルータへのログオン要求が発信される。それを受け取ったIMルータは、そのユーザのIMホームサーバを確認し、IMホームサーバの情報をIMクライアントに返す。IMクライアントは、IMルータから取得した情報に従って自分のIMホームサーバに接続し、認証を受ける。正しく認証されればこの時点で、そのユーザの在席情報は「オンライン」となり、IMクライアントの状態がIMホームサーバのデータベースに収納される。
【0008】
認証されたIMクライアントは、IMホームサーバから他のIMクライアントに対してメッセージの送受信を行うことも可能となる。もし、ユーザが食事等で席を離れる場合には、ステータスを食事中に変更しておくことで、他のユーザに対して食事中ですぐにメッセージを読むことができない状態であることを知らせることができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−189966号公報(第2−3頁、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オフィス等で内線電話をかける場合、気になるのが相手の状況である。しかるに、特許文献1記載の従来の構内通信システムでは、端末保持者が構内から外出したような場合は発呼者にアナウンスで通知できるものの、構内にいた場合に、通常業務中なのか、会議中なのか、従来の構内通信システムでは事前に知ることはできない。また、電話をかけても応答が無かった場合には、どうして出られないのかも知ることは不可能であった。
【0011】
ただし、相手が自席なのか、会議室にいるのか、食堂にいるのか、など何処にいるのかさえわかれば、推測することは難しいことではない。しかし、それも従来の構内通信システムでは困難であった。逆に電話を受ける側としては、会議中などには、重要もしくは緊急な要件の電話は受けたいがそうでない電話には出たくないという場合もある。
【0012】
また、インスタントメッセージングでは、例えば、重要な会議中など相手からのメッセージ交換要求があったとしても、応えられない場合がある。その場合には前もって会議中というステータスを登録しておけばよい。また、休憩室で他の人に煩わされたくない場合には休憩中というステータスを同様に登録しておけばよい。しかし、毎回毎回自分でステータスを変更することは面倒であり、登録することを忘れてしまうことも起きやすい。
【0013】
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、携帯端末の所在がどこからでも簡単に確認でき、相手の状況が推測又は確認できる構内通信システムを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、ステータス情報を自分で変更する必要が無く、携帯端末の位置情報からステータス情報が自動的に更新される構内通信システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の発明の構内通信システムは、各々異なる電話番号を有する複数の携帯端末と、複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとを備え、携帯端末の所在位置の位置情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、複数の携帯端末は、通信可能な無線基地局に対して定期的に自己の電話番号を送信して位置登録する位置登録手段を備え、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新する手段を備えることを特徴とする。
【0016】
この発明では、携帯端末が無線基地局に対して定期的に位置登録し、無線基地局が自己のIDとその位置登録した携帯端末の電話番号をコントローラに送信して第2のデータベースを更新することにより、コントローラは携帯端末がどの無線基地局のエリア内に在圏するかが第2のデータベースから分かるため、コントローラは第1のデータベースと第2のデータベースとの組合せにより、携帯端末の構内の所在位置を参照することができる。
【0017】
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の構内通信システムは、各々異なる電話番号を有する複数の携帯端末と、複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDと携帯端末のステータス情報とを対応付けて格納した第2のデータベースとを備え、携帯端末の所在位置の位置情報とステータス情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、複数の携帯端末は、通信可能な無線基地局に対して定期的に自己の電話番号と現在のステータス情報とをそれぞれ送信して位置登録する位置登録手段を備え、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新する手段を備えることを特徴とする。
【0018】
この発明では、携帯端末が無線基地局に対して定期的に位置登録し、無線基地局が自己のIDとその位置登録した携帯端末の電話番号及びステータス情報をコントローラに送信して第2のデータベースを更新することにより、コントローラは携帯端末がどの無線基地局のエリア内にどのようなステータスで在圏するかが第2のデータベースから分かるため、コントローラは第1のデータベースと第2のデータベースとの組合せにより、携帯端末の構内の所在位置とステータスを参照することができる。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の構内通信システムは、インスタントメッセージクライアント機能を備えると共に、各々異なるIDを有する複数の携帯端末と、インスタントメッセージルータ機能を備えると共に、複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末のIDとその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとを備えると共に、インスタントメッセージホームサーバ機能を有して携帯端末の所在位置の位置情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、複数の携帯端末は、通信可能な無線基地局に対して定期的に自己のIDを送信して位置登録する位置登録手段を備え、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新すると共に、第1及び第2のデータベースから得られた位置情報に応じたステータス情報を自動的に更新する更新手段を有し、携帯端末がコントローラにより得られたステータス情報により着信相手の携帯端末のステータスを確認できることを特徴とする。
【0020】
この発明では、コントローラは、携帯端末が無線基地局に対して位置登録する毎に無線基地局からの情報に基づき第2のデータベースを更新すると共に、第1及び第2のデータベースから得られた位置情報に応じたステータス情報を自動的に更新する更新手段を有するため、コントローラは携帯端末の位置情報が更新される毎に、その位置情報に応じたステータス情報に変更でき、また、インスタントメッセージングによる携帯端末間同士のメッセージ交換もできる。
【0021】
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の構内通信システムは、第1乃至第3の発明の携帯端末がウェブ(WEB)ブラウザ機能を有し、コントローラがウェブサーバ機能を有することで、携帯端末がウェブブラウザ機能によりコントローラにアクセスして少なくとも位置情報を参照できる構成としたものである。この発明では、複数の携帯端末が個別に自分の携帯端末から着信相手の携帯端末の位置情報を参照することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態について図面と共に説明する。図1(A)は本発明になる構内通信システムの第1の実施の形態のシステム構成図を示す。同図において、構内通信システムは、同じ事業所(異なる地域に設けられた同じ事業所含む)又はオフィスに設けられた、回線コントローラ1、無線基地局2−1及び2−2、PHS(Personal Handyphone System)端末3−1、3−2及び3−3から構成されている。回線コントローラ1は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、また図1(B)、(C)に示す情報内容のデータベース1a及び1bを備えている。
【0023】
無線基地局2−1及び2−2は、回線コントローラ1に接続されており、それぞれ「5010」、「5011」のIDを有している。PHS端末3−1、3−2及び3−3は、無線基地局2−1又は2−2との間で無線通信可能な携帯端末であり、ここではそれぞれ内線番号「2001」、「2002」、「2003」を有している。
【0024】
次に、本実施の形態の動作について、図2のブロック図を併せ参照して説明する。図2は図1の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図で、無線基地局2は図1の無線基地局2−1又は2−2を示し、PHS端末3は、無線基地局2のエリアに在圏する図1のPHS端末3−1〜3−3のいずれか一つを代表して示す。
【0025】
図2において、PHS端末3は現在無線基地局2のエリア内にあり、以下のように定期的に無線基地局2に対して位置登録を行う。PHS端末3の位置登録実行部31は、内線番号記録部32から自己に割り当てられた内線番号を取得して無線基地局2に対して無線送信する。
【0026】
無線基地局2の位置登録受信部21は、PHS端末3から受信した内線番号を位置情報送信部22に渡す。位置情報送信部22は自分のID番号を記録しているID記録部23からID番号を取得して、受け取ったPHS端末3の内線番号と共に回線コントローラ1に対して送信する。回線コントローラ1の位置情報受信部11は受け取ったPHS端末3の内線番号と無線基地局2のIDをデータベース1aに登録する。
【0027】
図1において、無線基地局2−1のエリア内に在圏するPHS端末3−1が移動して、無線基地局2−1のエリアから外れ、無線基地局2−2のエリア内に入った場合には、図2の説明と同様にしてPHS端末3−1から無線基地局2−2に対して位置登録が行われ、回線コントローラ1内のデータベース1aにはPHS端末3−1の内線番号「2001」に対する無線基地局IDは、無線基地局2−1の「5010」から無線基地局の「5011」に更新されることになる。
【0028】
PHS端末3(3−1〜3−3)が無線基地局2(2−1,2−2)のエリア内にあれば位置登録は定期的に行われるはずであるため、一定時間以上位置登録が行われず、データベース1aが更新されないPHS端末に関しては位置登録が行われるまで無線基地局IDを0のようなオフラインを示す特別な値としておく。
【0029】
また、回線コントローラ1は無線基地局ID(CS−ID)とその設置場所を対応付けて格納したデータベース1bも持っており、回線コントローラ1内の2つのデータベース1a及び1bを組み合わせることで、PHS端末3の所在地が分かるようになっている。
【0030】
例えば、図1において、内線番号「2001」のPHS端末3−1はIDが「5010」の無線基地局2−1のエリア内にあることがデータベース1aから分かり、無線基地局2−1はA会議室に設置されていることがデータベース1bから分かるため、現在のPHS端末3−1の所在位置はA会議室であることが分かる。このように、本実施の形態によれば、回線コントローラ1はPHS端末3の現在の所在位置を簡単に確認することができる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は本発明になる構内通信システムの第2の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図3に示す構内通信システムは、回線コントローラ4、無線基地局2−1及び2−2、PHS端末3−1、3−2及び3−3、パーソナルコンピュータ(PC)5から構成されている。
【0032】
回線コントローラ4は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、データベース4a〜4cとWEBサーバ機能4dを有している。データベース4a及び4bは前記データベース1a及び1bと同様のデータベースであるが、データベース4cは内線番号表のデータベースである。PC5は回線コントローラ4とネットワークケーブルで接続されたPCである。
【0033】
次に、本実施の形態の動作について図4を併せ参照して説明する。いま、図3のPC5からWEBブラウザで回線コントローラ4にアクセスしたものとすると、図4(A)に示すようなページがPC5の画面に表示される。このページで番号検索欄に「2001」と入力し、検索ボタンをクリックすると、図4(B)に示すように内線番号「2001」のPHS端末3−1の持ち主の名前と現在の場所が表示される。ここでは番号による検索例を示したが、もちろん名前で検索できるようにしてもよい。
【0034】
また、図4(A)に示すページのリストの一覧の中の営業一課をクリックすると、図4(C)に示すように営業一課のメンバー全員のPHS端末の内線番号と名前と現在の場所が対応付けて表示される。なお、PHS端末がオフラインの場合には不在と表示するようにしてある。
【0035】
このように、本実施の形態によれば、電話をかける前に着信相手が何処に居るのかを確認することができるので、着信相手の状況を推測して、着信相手が不在である時は電話をかけることが無くなり、また、たいしたことのない用件であるときは、着信相手が会議室や応接室に居るときには電話をかけることがなくなるため、自分が会議中や応接中のときなどに重要でない用件の電話がかかってくることの煩わしさが無くなる。
【0036】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図5は本発明になる構内通信システムの第3の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5に示す実施の形態の構内通信システムは、回線コントローラ4、無線基地局2−1及び2−2、PHS端末6−1、6−2及び6−3から構成されている。
【0037】
この実施の形態は、PHS端末6−1、6−2及び6−3がWEBブラウザ機能を持ったPHS端末であり、回線コントローラ4にWEBブラウザでアクセスすることにより、図3のPC5と同様にPHS端末6−1〜6−3の位置情報を参照することができる点に特徴がある。本実施の形態によれば、PHS端末から簡単に他のPHS端末の所在位置を知ることができる。
【0038】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図6(A)は本発明になる構内通信システムの第4の実施の形態のシステム構成図を示す。同図(A)において、構内通信システムは、データベース機能とIMホームサーバ機能を持ち、センターサーバとして動作する回線コントローラ7と、無線基地局8−1及び8−2と、PHS端末9−1、9−2及び9−3とから構成されている。
【0039】
回線コントローラ7は、図6(B)に示すように端末IDと無線基地局IDとが対応付けて格納されたデータベース7aと、同図(C)に示すように無線基地局IDとその無線基地局が設置されている場所とを対応付けて格納されたデータベース7bと、IMホームサーバ7cとを有する。無線基地局8−1、8−2は、それぞれ「5010」、「5011」のIDを持ちIMルータ機能を備えている。更に、PHS端末9−1、9−2及び9−3は、それぞれ「2001」、「2002」、「2003」のIDを持ちIMクライアント機能を備えている。
【0040】
次に、本実施の形態の動作について図7を併せ参照して説明する。図7は図6の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図で、無線基地局8は図6の無線基地局8−1又は8−2を示し、PHS端末9は、無線基地局8のエリアに在圏する図6のPHS端末9−1〜9−3のいずれか一つを代表して示す。
【0041】
図7において、PHS端末9は現在無線基地局8のエリア内にあり、以下のように定期的に無線基地局8に対して位置登録を行う。PHS端末9の位置登録実行部93は端末ID記録部94から自己の端末IDを取得して無線基地局8に対して無線送信する。
【0042】
無線基地局8の位置登録受信部81はPHS端末9から送信された端末IDを受信して位置情報送信部82に渡す。位置情報送信部82は自分のID番号を記録している無線基地局ID記録部83からID番号を取得して、受け取った端末IDと共に回線コントローラ7に対して送信する。回線コントローラ7の位置情報受信部71は受け取った端末IDと無線基地局IDをデータベース7aに登録する。
【0043】
これにより、例えば、図6において無線基地局8−1のエリアに在圏しているPHS端末9−1が移動して無線基地局8−1のエリアから外れ、無線基地局8−2のエリア内に入った場合には、同様に無線基地局8−2に対してPHS端末9−1から位置登録が行われ、回線コントローラ7内のデータベース7aはPHS端末9−1のIDである「2001」に対する無線基地局IDは「5011」に更新されることになる。
【0044】
PHS端末9が無線基地局8のエリア内にあれば位置登録は定期的に行われるはずであるため、一定時間以上位置登録が行われず、データベース7aが更新されない携帯端末に関しては位置登録が行われるまで無線基地局IDを0のようなオフラインを示す特別な値としておく。
【0045】
また、回線コントローラ7は無線基地局IDとその設置場所のデータベース7bも持っており、回線コントローラ7内の2つのデータベース7a及び7bを組み合わせることで、携帯端末の所在地がわかるようになっている。図6において、端末IDが「2001」であるPHS端末9−1は、IDが「5010」の無線基地局8−1のエリア内にあることから、図6(B)のデータベース7aと図6(C)のデータベース7bとからその所在は営業一課であることがわかる。この時、PHS端末9−1のステータスは「オンライン」であり、他のユーザからはコミュニケーションをとるアクション(例えばメッセージ送信)を送ればすぐに応答があることが期待されている。
【0046】
ここで、PHS端末9−1のユーザが会議に出席するため、A会議室に移動したとする。すると、A会議室に設置されているID「5051」の無線基地局に対してPHS端末9−1が位置登録を行い、回線コントローラ7に通知されるため、回線コントローラ7は回線コントローラ7のデータベース7aを更新すると同時に、PHS端末9−1のステータス情報を「会議中」に変更する。
【0047】
その後、会議が終わり、PHS端末9−1のユーザが食事のために食堂に移動したとすると、同様に回線コントローラ7はデータベース7aの更新と共にステータスを今度は「食事中」に変更する。このように、本実施の形態によれば、PHS端末のユーザが自分でステータスを変更することなく、回線コントローラ7が位置情報により自動的にステータス情報の更新を行う。
【0048】
実際に、あるユーザが他のユーザとコミュニケーションをとろうとした場合、直接高音質な音声で会話できるPHSや、インスタントメッセージによるリアルタイムのチャット、相手の都合の良いときに読んでもらえれば良い電子メールなど様々な方法をとることが可能である。相手の状況と要件の中身によって、それぞれの手段を選択することが可能であり、例えば、相手が食事中の時にたいしたことの無い用件であれば、電子メールで済ませればよいし、重要で緊急な要件であれば、相手が会議中であっても、PHS端末で直接連絡することを選択することもできる。
【0049】
なお、図7に示すPHS端末9のステータス設定部91によりユーザが自分で所望のステータスをステータス記録部92に記録して位置登録時に端末IDと共に送信することで、ステータスを変更できるようにしてもよい。その場合、ユーザが手動でステータスを変更した以降には自動的にステータスを変更しないモードや、その後位置情報が変更された場合には自動更新に戻るといったモードを設定できるようにしてもよい。
【0050】
このように、本実施の形態によれば、PHS端末の情報が更新されるたびに、ユーザのステータス情報を位置情報に関連した情報に変更することにより、ユーザがステータス情報を変更することなく、他のユーザに対してリアルタイムにステータス情報を知らせることができると共に、ステータス情報の変更のし忘れが無くなり、応答できない時のコミュニケーション要求などに煩わされることが無くなり、更に、最適な手段を選択してコミュニケーションを伝えることができる。
【0051】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図8(A)は本発明になる構内通信システムの第5の実施の形態のシステム構成図を示す。同図において、構内通信システムは、同じ事業所又はオフィスに設けられた、回線コントローラ100、無線基地局200−1及び200−2、PHS端末300−1、300−2及び300−3から構成されている。回線コントローラ100は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、また図8(B)、(C)に示す情報内容のデータベース101a及び101bを備えている。
【0052】
無線基地局200−1及び200−2は、回線コントローラ100に接続されており、それぞれ「5010」、「5011」のIDを有している。PHS端末300−1、300−2及び300−3は、無線基地局200−1又は200−2との間で無線通信可能な携帯端末であり、ここではそれぞれ内線番号「2001」、「2002」、「2003」を有している。
【0053】
次に、本実施の形態の動作について、図9のブロック図を併せ参照して説明する。図9は図8の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図で、無線基地局200は図1の無線基地局200−1又は200−2を示し、PHS端末300は、無線基地局200のエリアに在圏する図8のPHS端末300−1〜300−3のいずれか一つを代表して示す。
【0054】
図9において、ユーザは予めPHS端末300のステータス設定部301で、ステータス情報として図8(D)に示すように0:レディ、1:会議中、2:商談中、3:食事中、などの中から会議中であれば”1”の会議中を選択して設定しておく。ステータス設定部301は設定されたステータス情報である”1”をステータス記録部302に記録する。もし、会議が終わった場合には、ユーザはまたステータスを適切なものに変更しておくようにする。現在、PHS端末300は、無線基地局200のエリア内にあることから、以下のように定期的に無線基地局200に対して位置登録を行う。
【0055】
図9のPHS端末300の位置登録実行部303は、内線番号記録部304から自己に割り当てられた内線番号を取得し、ステータス記録部302からステータス情報を取得して、両方共に無線基地局200に対して無線送信する。無線基地局200の位置登録受信部201は、PHS端末300から受信した内線番号を位置情報送信部202に渡す。
【0056】
位置情報送信部202は自分のID番号を記録しているID記録部203からID番号を取得して、受け取ったPHS端末300の内線番号及びステータス情報と共に回線コントローラ100に対して送信する。回線コントローラ100の位置情報受信部102は受け取ったPHS端末300の内線番号と無線基地局200のIDとステータス情報をデータベース101aに登録する。
【0057】
図8において、例えば無線基地局200−1のエリア内に在圏しているPHS端末300−1が移動して無線基地局200−1のエリアから外れ、無線基地局200−2のエリア内に入った場合には、上記の説明と同様に無線基地局200−2に対して位置登録が行われ、回線コントローラ100内の図8(B)に示す内容のデータベース101aは、PHS端末300−1の内線番号「2001」に対する無線基地局IDとして「5010」から「5011」に更新する。
【0058】
また、ステータス情報が「会議中」から「レディ」に変更された場合には、データベース101aのPHS端末300−1の内線番号「2001」に対するステータス情報が「1」から「0」に更新される。PHS端末300が無線基地局200のエリア内にあれば位置登録は定期的に行われるはずであるため、一定時間以上位置登録が行われず、データベース101aが更新されないPHS端末に関しては位置登録が行われるまで無線基地局IDを0のようなオフラインを示す特別な値としておく。
【0059】
また、回線コントローラ100は無線基地局IDとその設置場所を対応して格納している、図8(B)に示す内容のデータベース101bも持っており、回線コントローラ100内の2つのデータベース101a及び101bを組み合わせることで、PHS端末300(300−1〜300−3)の所在位置がわかるようになっている。
【0060】
例えば、図8において、内線番号「2001」のPHS端末300−1は、CS−IDが「5010」である無線基地局200−1のエリア内にあることから、その所在位置はA会議室であり、ステータス情報が”1”であるから「会議中」であることがわかる。
【0061】
なお、ここではステータスの設定はPHS端末300(300−1〜300−3)のユーザが、そのステータス設定部301から行ったが、PHS端末300(300−1〜300−3)のモード変更と連動させるようにしてもよい。この場合、例えばPHS端末300(300−1〜300−3)をモードボタンによりマナーモードに切り替えた場合には、自動的にステータス情報を4:取り込み中に設定する。そして、マナーモードを解除した場合には、ステータス情報も自動的に0:レディに変更される。これにより、ステータス設定変更を簡単に行える。
【0062】
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。図10は本発明になる構内通信システムの第6の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図8と同一構成部分には同一符号を付してある。図10に示す構内通信システムは、回線コントローラ150、無線基地局200−1及び200−2、PHS端末300−1、300−2及び300−3、パーソナルコンピュータ(PC)400から構成されている。
【0063】
回線コントローラ150は、回線コントローラソフトウェアが稼動しているパーソナルコンピュータ(PC)で構成されており、データベース101a〜101cとWEBサーバ機能101dを有している。データベース101cは内線番号表のデータベースである。PC400は回線コントローラ150とネットワークケーブルで接続されたPCである。
【0064】
次に、本実施の形態の動作について図11を併せ参照して説明する。いま、図10のPC400からWEBブラウザで回線コントローラ150にアクセスしたものとすると、図11(A)に示すようなページがPC400の画面に表示される。このページで番号検索欄に「2001」と入力し、検索ボタンをクリックすると、図11(B)に示すように内線番号「2001」のPHS端末300−1の持ち主の名前とステータス(状態)及び場所(所在位置)が表示される。ここでは内線番号による検索例を示したが、もちろん名前で検索できるようにしてもよい。
【0065】
また、図11(A)に示すページのリスト一覧の、例えば営業一課をクリックすると、図11(C)に示すように営業一課のメンバー全員のPHS端末の内線番号と名前とステータスと現在の場所が対応付けて表示される。なお、PHS端末がオフラインの場合には、ステータスは表示せず場所を「不在」と表示するようにしてある。
【0066】
このように、本実施の形態によれば、電話をかける前に着信相手のステータスや位置情報を簡単に参照できることから、着信相手の状況を確認して、着信相手が不在である時は電話をかけることが無くなり、また、たいしたことのない用件であるときは、着信相手が会議室や応接室に居るときには電話をかけることがなくなるため、自分が会議中や応接中のときなどに重要でない用件の電話がかかってくることの煩わしさが無くなる。また、PHS端末300のステータス設定をモードボタンに連動して変更できるようにすることで、ステータスの設定変更が簡単にできる。
【0067】
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。図12は本発明になる構内通信システムの第7の実施の形態のシステム構成図を示す。同図中、図10と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図12に示す実施の形態の構内通信システムは、回線コントローラ150、無線基地局200−1及び200−2、PHS端末500−1、500−2及び500−3から構成されている。
【0068】
この実施の形態は、PHS端末500−1、500−2及び500−3がWEBブラウザ機能を持ったPHS端末であり、回線コントローラ150にWEBブラウザでアクセスすることにより、図10のPC400と同様にPHS端末500−1〜500−3の位置情報とステータス情報とを参照することができる点に特徴がある。本実施の形態によれば、PHS端末から簡単に他のPHS端末の所在位置とステータス情報とを知ることができるため、電話をかける前に着信相手の他のPHS端末のユーザの状態を簡単に確認することができる。
【0069】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば携帯端末はPHS端末に限定されるものではなく、携帯電話機などの他の携帯端末でも本発明を適用することができるものであり、また、無線基地局の数やPHS端末の数は実施の形態に限定されるものではないことは勿論である。更に、回線コントローラ1、4、7、100、150の数は、1台に限定されるものではなく、同じ動作を行うものが2台以上あってもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯端末が無線基地局に定期的に位置登録し、複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとの組合せによりコントローラが携帯端末の位置情報を簡単に参照できるようにしたため、携帯端末が電話をかける前に着信相手の携帯端末が何処にいるかを確認することができ、相手の状況を推測して、相手が不在なのに電話をかけたり、相手が会議中に重要でない用件で電話をかけたりすることが無くなり、逆に自分が会議中に重要でない用件でかかってくる電話等に煩わされることが無くなるといった効果を期待できる。
【0071】
また、本発明によれば、携帯端末の位置情報が更新される毎に、その携帯端末のステータス情報を位置情報に関連した情報に変更することにより、携帯端末のユーザがステータス情報を変更することなく、他の携帯端末のユーザに対してリアルタイムのステータス情報を知らせることができるようにしたため、ステータスの変更し忘れなどがなくなり、応答できないときのコミュニケーション要求などに煩わされることがなくなるといった効果が期待できる。
【0072】
また、本発明によれば、携帯端末による音声通信、インスタントメッセージ、電子メールなどいろいろな方法でコミュニケーションを行うこともでき、相手のステータスを確認してから、相手の状況と伝えたい用件の内容を吟味して最適な手段を選択してコミュニケーションを行うことができる。
【0073】
更に、本発明によれば、携帯端末がウェブ(WEB)ブラウザ機能を有し、コントローラがウェブサーバ機能を有することで、携帯端末がウェブブラウザ機能によりコントローラにアクセスして少なくとも位置情報を参照できる構成とすることで、携帯端末がコントローラのデータベース情報を参照できる。
【0074】
また、本発明によれば、コントローラがデータベース情報の開示をHTTPで行うことができるため、WEBブラウザ機能を搭載したネットワーク機器があれば、様々な場所から情報の参照ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成図である。
【図2】図1の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のシステム構成図である。
【図4】図3の動作説明用のWEBブラウザの表示例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のシステム構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態のシステム構成図である。
【図7】図6の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態のシステム構成図である。
【図9】図8の構成において位置登録時のデータの流れを説明するブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態のシステム構成図である。
【図11】図10の動作説明用のWEBブラウザの表示例を示す図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態のシステム構成図である。
【符号の説明】
1、4、7、100、150 回線コントローラ
1a、1b、4a、4b、4c、7a、7b、101a、101b、101c
データベース
2、2−1、2−2、8−1、8−2、200、200−1、200−2 無線基地局
3、3−1〜3−3、6−1〜6−3、9、9−1〜9−3、300、300−1〜300−3、500−1〜500−3 PHS端末
4d、101d WEBサーバ
5、400 パーソナルコンピュータ(PC)
11、71、102 位置情報受信部
21、81、201 位置登録受信部
22、82、202 位置情報送信部
23、203 ID記録部
31、93、303 位置登録実行部
32、304 内線番号記録部
83 無線基地局ID記録部
91、301 ステータス設定部
92、302 ステータス記録部
94 端末ID記録部
Claims (4)
- 各々異なる電話番号を有する複数の携帯端末と、
前記複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する前記携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、
前記複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、前記複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している前記携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとを備え、前記携帯端末の所在位置の位置情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、
前記複数の携帯端末は、通信可能な前記無線基地局に対して定期的に自己の電話番号を送信して位置登録する位置登録手段を備え、前記コントローラは、前記携帯端末が前記無線基地局に対して位置登録する毎に前記無線基地局からの情報に基づき前記第2のデータベースを更新する手段を備えることを特徴とする構内通信システム。 - 各々異なる電話番号を有する複数の携帯端末と、
前記複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する前記携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、
前記複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、前記複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している前記携帯端末の電話番号とその無線基地局のIDと前記携帯端末のステータス情報とを対応付けて格納した第2のデータベースとを備え、前記携帯端末の所在位置の位置情報とステータス情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、
前記複数の携帯端末は、通信可能な前記無線基地局に対して定期的に自己の電話番号と現在の前記ステータス情報とをそれぞれ送信して位置登録する位置登録手段を備え、前記コントローラは、前記携帯端末が前記無線基地局に対して位置登録する毎に前記無線基地局からの情報に基づき前記第2のデータベースを更新する手段を備えることを特徴とする構内通信システム。 - インスタントメッセージクライアント機能を備えると共に、各々異なるIDを有する複数の携帯端末と、
インスタントメッセージルータ機能を備えると共に、前記複数の携帯端末のうちエリア内に在圏する前記携帯端末と無線通信を行う、各々固有のIDを有する複数の無線基地局と、
前記複数の無線基地局が各々設置されている構内の場所とその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第1のデータベースと、前記複数の無線基地局のそれぞれについてその無線基地局のエリアに在圏している前記携帯端末のIDとその無線基地局のIDとを対応付けて格納した第2のデータベースとを備えると共に、インスタントメッセージホームサーバ機能を有して前記携帯端末の所在位置の位置情報を得るコントローラとが、同じ構内に設けられた構内通信システムであって、
前記複数の携帯端末は、通信可能な前記無線基地局に対して定期的に自己のIDを送信して位置登録する位置登録手段を備え、前記コントローラは、前記携帯端末が前記無線基地局に対して位置登録する毎に前記無線基地局からの情報に基づき前記第2のデータベースを更新すると共に、前記第1及び第2のデータベースから得られた位置情報に応じたステータス情報を自動的に更新する更新手段を有し、前記携帯端末が前記コントローラにより得られた前記ステータス情報により着信相手の携帯端末のステータスを確認できることを特徴とする構内通信システム。 - 前記携帯端末はウェブ(WEB)ブラウザ機能を有すると共に、前記コントローラはウェブサーバ機能を有し、前記携帯端末が前記ウェブブラウザ機能により前記コントローラにアクセスして少なくとも前記位置情報を参照できることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の構内通信システム。
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