JP2004528734A - 国際電話の経路選択情報/状態/可用性ネットワーク - Google Patents
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Abstract
電話および/または電話加入者の状態/可用性情報を配布する方法は、多数の状態/可用性端末(1,10)の各々から、中継センター(8,9)にて情報を受信する工程を含む。この情報は、送信用の状態/可用性端末(1,10)に接続された電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性に該当する。各送信用の状態/可用性端末から中継センター(8,9)にて受信した情報は、送信用端末に接続された他の状態/可用性端末(1,10)のグループに即座に中継される。各受信用の状態/可用性端末(1,10)において、受信した状態/可用性情報は、端末のディスプレイ(3)に表示され、関心のある他の加入者の現在の状態/可用性を加入者に通知する。
Description
本発明は、国際電話の経路選択情報/状態/可用性(availability)ネットワーク(ITRISAN)に関するものであり、より詳しくは、リアルタイム若しくはほぼリアルタイムで電話使用者に、遠隔電話または電話線の状態/可用性、若しくは同じ建物、別の建物、あるいは世界の何処にいても遠隔電話/電話線使用者の状態/可用性を表示することができるシステムである。
【0001】
私用および仕事用共に、電話の呼び出しの多くは、呼び出された電話加入者(「電話加入者」とはここでは電話使用者を意味する)が出ないことにより無駄になることは容易に理解できる。例えば、呼び出された電話加入者が普段使用する電話の場所に不在である、または電話で他の会話をしていることがある。あまり重要でない内容の電話が、結果として重要な会議等の妨げとなることも明白である。
【0002】
この問題の簡単な解決法は、メッセージサービスの人によってメッセージを書きとめ、例えば電気または紙のメモを用いて、呼び出された電話加入者に転送することである。電気通信産業ではこの問題に対処するために多くの解決法が実行されている。例えば、「キャッチホン」サービスが導入されている。これは、呼び出された電話加入者が話し中であるときに、新たに電話をかけた人は電話を切らずに待ち、呼び出された人には、音または電話交換手のお知らせにより新たに電話がかかってきた旨の通知をするものである。別の解決法は、電子電話受付を使用して、新たにかかってきた電話を切り替えて取り、電話をかけてきた人の名前を聞くことである。名前は呼び出された人に伝えられ、その人は電話に出るかどうか選ぶことができる。さらに別の解決法は「電話の転送」である。例えば、電話加入者が会社に不在の間に新たにかかってきた電話を、彼の固定回線の電話から携帯電話に転送するようにさせる。
【0003】
多くの解決法に関連する不都合は、呼び出しに失敗した電話でさえ、ある電話ネットワーク接続点、例えば呼び出しを転送する、および/または電話交換手の通知を行うインテリジェントネットワーク(IN)接続点に、電話をした人の接続を生じさせてしまうことである。これは、一般に呼び出された人および/または呼び出した人が費用を負うことになる。また、しばしばより重要なこととして、呼び出す人と呼び出された人との時間を浪費し、特に呼び出された人が返信電話をする必要があるとしても、元の呼び出した人が呼び出された電話番号に今出ることができないことが分かるだけである。非常に短い接続時間だけのために電話を設置することは、電話ネットワークの管理者にとってさらに不経済であり、電話にかかる費用が(概念上の)設置費を補うことはできない。
【0004】
本発明の目的は、上述の不都合を打開する、または少なくとも軽減するためのものである。
【0005】
このおよび他の目的は、電話加入者が電話の状態/可用性システム上に配布された電話の状態/可用性情報にアクセスすることよって少なくともある程度達成される。発明の特徴は、電話使用者にアルファベット、アルファベットと数字、または数字のコードからなる長期(あるいは一生)のIDコードを割り当てることである。
【0006】
本発明の第1の特徴によれば、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性情報を配布する方法であって、上記方法は、送信用の状態/可用性端末に接続された、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性に対応する情報を、多数の状態/可用性端末の各々から1またはそれ以上の中継センターにて受信する工程と、各送信用の状態/可用性端末から受信した情報を、送信用端末に接続された他の状態/可用性端末のグループに即座に中継する工程と、各受信用状態/可用性端末にて、受信した状態/可用性情報を表示する、または後に表示するために情報を記憶する工程とを含んでいる。
【0007】
本発明の実施の形態では、電話加入者は、離れた電話加入者による、後の呼び出しを成功させるかどうかを決定する状態/可用性端末を持つことができる。呼び出しが成功しないように決定した場合、離れた電話加入者の状態/可用性が加入者の可用性を表示するときまで状態/可用性端末を監視し続けることができる(加入者は、警報音、閃光灯または他の適切な手段によって離れた加入者の可用性に注意を払うことができる)。本発明の鍵は、電話加入者にほぼリアルタイムで直接、状態/可用性情報を供給することである。
【0008】
本発明は、加入者が同じPBX、PABXまたは電話ネットワーク(PSTN、PLMN、等)に接続されているかどうかにかかわらず使用することができる。
【0009】
配布された情報は、送信用端末に接続された電話が話し中であるかどうかの表示を含んでいる。例えば、情報/可用性端末は、接続された電話は話し中である旨を表示するために、オフフック通知を中継センターに送信する。同様に、その後に端末は接続された電話は使用可能である旨を表示するためにオンフック通知を送信する。
【0010】
配布された情報は、普段接続される電話における、加入者の現在および/または将来の可用性の表示も含んでいる。加入者は中継センターに送信するために端末に他の適切な情報の入力もする。
【0011】
中継センターは、各接続された端末から受信した情報が送信される他の端末のグループと接続している。すなわち、状態/可用性情報の通知がされる端末のグループは、加入者の全体のセットから選択され、選択は加入者自身により行われる。グループは、端末から送信された端末用識別子によりグループに含まれるかが決められる。あるいは、または加えて、端末はいくつかの他の端末に接続されたグループに含むために、自身の識別番号を中継センターに送信する。これら実施形態の双方ともに、中継センターによって保持されたグループを変更するために、中継センターにパスワードを提供することを必要とする。
【0012】
配布された情報(以下、ITRISAN情報と記載する)は、(ITRISAN)端末とある適切な方法を使用している中継センターとの間に送信される。この方法は、電話ネットワーク(固定回線または携帯式の双方)の信号送信ネットワーク、電話ネットワークのデータ移送ネットワーク、ページングネットワーク、衛星通信ネットワーク、無線通信ネットワーク、インターネット、またはケーブルネットワークを含んでいるが、これに限定されることはない。ITRISAN情報は、2つまたはそれ以上の異なるタイプの送信ネットワークの組み合わせを用いて送信される。固定回線の電話ネットワークの場合、ITRISAN情報は、ISDN通信の信号送信チャネルを用いて、例えばDチャネルを用いて送信される。移動式電話ネットワークの場合、ITRISAN情報は、例えばGSMのSMSメッセージといったテキストメッセージ、またはネットワークのデータ送信機能を用いて送信される。
【0013】
情報は1つまたはそれ以上の中間中継センターを介して、ITRISAN端末と中継センターとの間に送信される。ITRISANもまた2つまたはそれ以上の中継センターを備え、個々のITRISAN端末が所定部分の中継センターに配置されている。
【0014】
方法は第一加入者のITRISAN識別番号を加入者の名刺または他のステイショナリ(stationary)に印刷する工程を含んでいる。このような名刺またはステイショナリの一部が配布された別の加入者は、彼自身のITRISAN識別番号を、第一加入者を有する中継センターに対応するITRISAN識別番号のグループに加える。
【0015】
本発明の実施の形態において、情報は別のITRISAN端末に中継する前に修正または処理される。例えば、ITRISAN情報が時間成分を含むと、この成分は送信用端末の時間帯から受信用端末の時間帯に変換される。
【0016】
本発明の実施の形態において、方法は、それぞれの加入者が入手するまたは入手するつもりの電話番号を、加入者の端末から中継センターまたは各中継センターにて受信する工程と、この情報を加入者のそれぞれのグループに送信する工程と、受信用端末にて受信した電話番号を表示する工程とを含んでいる。
【0017】
ITRISANを介して加入者がITRISAN情報を入手可能となるように、情報はインターネット上に公開される。公開された情報の利用は申込みまたは支払いが必要である。
【0018】
本発明の第二の特徴によれば、状態/可用性ネットワークに接続するための状態/可用性端末であって、端末は、ディスプレイと、加入者データ入力手段と、1つまたはそれ以上の遠隔電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性を識別する情報を状態/可用性ネットワークから受信するように配置された信号入力手段と、上記受信した情報をディスプレイに表示するために上記入力手段および上記ディスプレイ間に接続された第一処理手段と、状態/可用性ネットワークに接続された信号出力手段と、加入者データ入力手段と信号出力手段との間、および/または、加入者の電話/電話線と信号出力手段との間に接続されており、加入者および/または電話の状態/可用性情報であって、電話から受信した状態/可用性情報を識別する加入者によって入力された情報を、後に状態/可用性ネットワークに送信するための信号出力手段に中継するように配置された第二処理手段とを備えている。
【0019】
端末の機能性は、固定回線または携帯式の電話端末に組み込まれていてもよく、もしくは、ある適切な情報表示装置またはある適切なネットワーク情報入力装置に組み込まれていてもよい。あるいは、(ITRISAN)端末は、線または無線での接続を介して加入者の電話に接続された単独の端末とすることができる。いずれにしても、ITRISAN端末は固定回線端末または無線端末である。端末は必須機能を組み込んでいるコンピュータ端末であってもよく、コンピュータ端末は電話機能を組み込むことができる。端末は携帯電話であってもよい。
【0020】
本発明の第三の特徴によれば、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性情報を配布するように配置された状態/可用性ネットワークであって、ネットワークは、本発明の上記第二の特徴に基づく多数の状態/可用性端末と、送信用の状態/可用性端末に接続された、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性に対応する情報を、状態/可用性端末から受信するための手段、他の状態/可用性端末に接続されたグループを各状態/可用性端末に記憶するためのメモリ手段、および各送信用の状態/可用性端末から受信した情報を、送信用端末に接続された他の状態/可用性端末の上記グループに即座に中継する伝達手段を有する少なくとも1つの中継センターとを備えている。
【0021】
ITRISANは、中継センターに、および中継センターからデータを運ぶために既存の電気通信ネットワーク基盤を使用してもよい(例えば、ITRISANは仮想ネットワークである)。あるいは、ITRISANは専用の基盤を使用してもよく、既存と専用基盤との組み合わせを使用してもよい。
【0022】
本発明の他の特徴は、
個々の電話使用者に長期(あるいは一生)の、アルファベット、アルファベットと数字、または数字のコードからなるIDコードを割り当てる方法を含んでいる。このような長期IDコードは電話使用者のグループにも割り当てられる。使用者は彼が使用する(ITRISAN)端末に彼のIDコードをプログラムする。この端末は使用者の標準的な端末としてもよく、一時的に使用する端末としてもよい。
【0023】
経路選択情報に関する情報、およびIDコードが割り当てられた電話使用者または使用者のグループの状態/可用性に関する情報をリアルタイムに提供する方法を含んでいる。また呼び出す電話番号を即座にまたは後に公表する方法を含んでいる。
【0024】
本発明をより理解するために、またどのように行うかを示すために、参照するたとえば添付図面が示されている。図1はITRISAN端末の概略を示す図である。また、図2はITRISANの概略を示す図である。
【0025】
図1にはキーパッド2と液晶ディスプレイ3とを備えた単独の電話状態/可用性ネットワーク端末1(以下ITRISAN端末という)が示されている。端末1は、固定回線または他の手段を介して電話(図示せず)に接続して使用するようになっている信号コネクタ4と、端末1と1つまたはそれ以上の周回軌道衛星との間に信号を送信するための無線アンテナ5とを有している。端末1は中央演算処理装置(CPU)6と、CPUに接続されたメモリ7とを備えている。
【0026】
図2には「ITRISAN」が図示されている。大まかに言えば、ITRISANは、所定のITRISAN端子1から他の同様の端末へ電話と電話使用者ITRISAN情報とをマルチキャスト通信することが可能なネットワークである。ITRISANは、局所的ITRISANセンター8と全国的ITRISANセンター9とを含む多数の情報中継センターからなっている。各情報中継センター8,9は、それぞれの無線アンテナ(図示せず)を介して周回軌道衛星と接続している。あるいは局所的ITRISANセンター8は、全国的ITRISANセンター9を介して衛星に接続している。ネットワーク上で送信されるデータは、不正な盗聴を防止するために暗号化される。
【0027】
多数の単独のITIRSAN端末1とは別に、図2にはコネクタ11に接続された端末10のセットが図示されている。この場合、端末10と衛星との間の通信は、集信機を通る経路である。このような配置は、1つの衛星中継で多くの端末10を利用することができるので、共同加入者に好都合である。全てのITRISAN端末には、ITRISANだけでなく端末または使用者にも知られている識別コード(IDコード)が割り当てられている(場合によっては、例えばコールセンターに接続された固有の端末といった端末のグループには共通のIDコードを割り当てる)。
【0028】
ITRISAN端末の使用者、または共同ITRISANを使用している会社は、ITRISANサービスを利用するためにITRISANの管理者に使用料を払う(あるいは、または加えて加入者はサービスの利用に基づいて請求される)。ITIRISANの管理者は電話ネットワークの管理者のこともあり、独立していることもある。
【0029】
端末1,10のキーボード2、または本実施形態における電話のキーパッドの使用において、加入者は、彼の端末から送信するITRISAN情報を受信させようと思う他のITRISAN端末1,10のIDコードを、端末にキー入力することができる。入力されたIDコードは、送信用端末の局所的ITRISANセンター8に送信され、そこでグループ化され送信用端末のIDコードに接続される。また、適切に全国的または国際的なセンターにアップロードするために局所的ITRISANセンターの電子データメモリに記憶される。いくつかの他のITRISAN端末1,10の使用者は、さらに彼の端末のIDコードを局所ITRISANセンター8に送信し、そのグループに加える。これを行うために、彼は加えようと思うIDコードグループに、端末のIDコードを送信する必要もある。他のITRISAN加入者に彼の端末のIDコードを広めるために、加入者は彼のIDコードを名刺にプリントし、また個人または会社のレターヘッドに書いてもよい。これは実際には、特定の加入者の状態情報にアクセスする人の数を限定する。
【0030】
局所的ITRISANセンター8は、同じ局所的センター8に接続されたITRISAN端末1,10間にITRISAN情報を送信することができる。しかしながら、同じ局所的センター8に接続されていない端末間に情報を送信するためには、情報は1つまたはそれ以上の全国的および/または国際的ITRISANセンター9および/または他の局所的ITRISANセンター8を通る経路を選択しなければならない。ITRISANは、ITRISAN端末に識別の誤りを定期的に問い合わせる。
【0031】
ITRISANの工程は、一例として最良のものを説明している。簡潔な場合として、各ITRISAN端末1,10は、対応する電話からオンフックおよびオフフック信号を受信する。これらの信号は、それぞれの局所的ITRISANセンター8に即座に送信される。信号は送信用端末1,10のIDコードに添付され、そのような局所的ITRISANセンター8は、ITRISAN情報を受信すべき端末1,10のIDコードを決定することができる。情報はこれら端末1,10に直接、もしくは全国的ITRISANセンター9および/または集信機11を介して中継される。端末1,10は、ITRISANメッセージの受領に反応すると、「ユーザXXXは話し中である」あるいは「ユーザXXXはNNNN NNNNNNNが使用可能である」といったメッセージをディスプレイ3に表示する。受信用端末のディスプレイ3の電源が切られている場合には、受信した情報は端末のメモリ7に記憶される。メモリ7にアクセスできないときは(例えば端末の電源が切られている、または携帯端末であって圏外にいる)、端末の電源が入るまで(または携帯端末の場合圏内に戻るまで)、受信用端末1,10の局所的ITRISANセンター8に情報を記憶しておく。
【0032】
ITRISAN端末のディスプレイは、古い情報で混乱することを回避するために定期的にリセットされる。例えば、各日の始まりに、ディスプレイがクリアされ、日中はユーザが必要とする情報のみが加えられる。
【0033】
しかしながら、ITRISANは、加入者の現在の電話経路選択/状態/可用性情報だけを広めることに限られていない。例えば、加入者が会社または自宅を離れている、または会議に参加しているときに、彼は端末の対応するグループに通知することができる(彼の端末のボタンを押すことによって)。彼は再び使用可能となったとき(または日)に端末に接続することもできる。彼が自宅または会社に帰ると(または会議が終わると)、再びボタンを押すことによって先の通知を取り消すことができる。
【0034】
さらなる追加機能として、ITRISAN端末1,10は、その局所的ITRISANセンター8に、連絡することができる端末を使用している加入者の電話番号を送信することができる。この電話番号は、端末1,10に取り付けられた電話の電話番号、またはいくつかの他の電話(例えば携帯電話)の電話番号である。電話番号を状態変化通知メッセージと共に送信してもよく、自動的に行ってもよい。例えば加入者が会社を離れていることを表示するためのボタンを押せば、彼の携帯番号が局所的ITRISANセンター8に送信される。彼が会社に戻り適切なボタンを押すと、彼の会社の番号が局所的センター8に送信される。電話番号データは、局所的ITRISANセンター8(あるいは全国的および国際的ITRISANセンター9)を介して他の端末に広められ、関心のある加入者に表示される。代わりにまたは加えて、加入者には、他の端末に送信するための彼のITRISAN端末1,10に(使用可能な)電話番号を手動で入力する選択肢がある。
【0035】
別の追加機能は、ITRISAN端末1,10へのオートダイヤル機能である。加入者は彼の端末に表示されたユーザのリストからユーザを選択し(例えばスクロールキーを使用して)、ユーザの記憶された番号(またはユーザが現在使用可能な番号)を自動的にダイヤルする。機能はまた、選択されたユーザが電話に出ることができるようになった時に、自動的に呼び出すようになっていてもよい。
【0036】
さらに別の追加機能は、ITRISANの加入者の情報を利用したいと望む他の加入者を、異なるレベルにグループ化する。ITRISANは加入者に割り当てたレベルを通知する。加入者は他の加入者の少数を高優先レベルに、より多数を中間の優先レベルに、そして残りを低優先レベルに割り当てる。加入者が忙しいとき、彼は高優先グループのメンバーのみに対して使用可能であると通知する旨をITRISANに通知することができる。忙しくないときは、中間の優先グループ(ことによると低優先グループ)のメンバーに対して使用可能であると通知する旨をITRISANに通知することができる。
【0037】
時として、多数のITRISAN加入者は、他の加入者の電話が使用可能になったことを知ることを望んでいる。何も行われない場合、多くの加入者が同時に呼び出すことを試みることになる。この問題は、別の加入者が電話を使用することが可能となったときに、加入者のサブグループに順次通知することによって軽減される。「使用可能である」旨の通知は、所定時間、例えば1分、第一サブグループの端末に表示される。その後、状態は使用不可をリセットし、加入者の次のサブグループの端末に、他の加入者は使用可能である等の通知をする。もちろん、個々の加入者に順番に通知することもできる(サブグループではなく)。
【0038】
上述した本発明の実施の形態は、2つまたはそれ以上の電話(すなわち2つまたはそれ以上のITRISAN端末)に加入し、そのうちの1つがモバイル機器であるユーザにとって著しい利益をもたらす。モバイル機器が盗まれ盗人に使用されたとしても、真の所有者は、盗まれたモバイル機器が使用されている旨を別の端末に警告させることによって、不正使用に気付く。
【0039】
上述した本発明の範囲を超えない限り当業者によって多種の修正ができる。例えば、ITRISANは、加入者が1以上のITRISAN端末を介してITRISAN情報を受信および送信することができるようにする。例えば、加入者はモバイルITRISAN端末と同様のデスクトップ端末を持つことができる。ITRISAN端末は、所定の端末または端末加入者の状態/可用性が変わったときに、加入者に警告する機能を有する。時として、所定のITRISAN端末に接続された端末のグループを、集団的に企業加入者によって定義することもできる。
【0040】
本発明は専用のITRISAN端末の記述によって明らかにされた一方で、このような端末の機能性は、デスクトップやラップトップPCのようなコンピュータワークステーションに容易に導入することができる。機能性は、パームコンピュータまたはPDAに導入することもできる。このようなコンピュータ装置は、離れた電話に接続することができ、または電話の機能に組み込むことができる。本発明は、モバイル装置に組み込まれたITRISAN端末の機能性を有する携帯電話および他のモバイル通信装置の使用に特に適していることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ITRISAN端末の概略を示す図である。
【図2】
ITRISANの概略を示す図である。
【0001】
私用および仕事用共に、電話の呼び出しの多くは、呼び出された電話加入者(「電話加入者」とはここでは電話使用者を意味する)が出ないことにより無駄になることは容易に理解できる。例えば、呼び出された電話加入者が普段使用する電話の場所に不在である、または電話で他の会話をしていることがある。あまり重要でない内容の電話が、結果として重要な会議等の妨げとなることも明白である。
【0002】
この問題の簡単な解決法は、メッセージサービスの人によってメッセージを書きとめ、例えば電気または紙のメモを用いて、呼び出された電話加入者に転送することである。電気通信産業ではこの問題に対処するために多くの解決法が実行されている。例えば、「キャッチホン」サービスが導入されている。これは、呼び出された電話加入者が話し中であるときに、新たに電話をかけた人は電話を切らずに待ち、呼び出された人には、音または電話交換手のお知らせにより新たに電話がかかってきた旨の通知をするものである。別の解決法は、電子電話受付を使用して、新たにかかってきた電話を切り替えて取り、電話をかけてきた人の名前を聞くことである。名前は呼び出された人に伝えられ、その人は電話に出るかどうか選ぶことができる。さらに別の解決法は「電話の転送」である。例えば、電話加入者が会社に不在の間に新たにかかってきた電話を、彼の固定回線の電話から携帯電話に転送するようにさせる。
【0003】
多くの解決法に関連する不都合は、呼び出しに失敗した電話でさえ、ある電話ネットワーク接続点、例えば呼び出しを転送する、および/または電話交換手の通知を行うインテリジェントネットワーク(IN)接続点に、電話をした人の接続を生じさせてしまうことである。これは、一般に呼び出された人および/または呼び出した人が費用を負うことになる。また、しばしばより重要なこととして、呼び出す人と呼び出された人との時間を浪費し、特に呼び出された人が返信電話をする必要があるとしても、元の呼び出した人が呼び出された電話番号に今出ることができないことが分かるだけである。非常に短い接続時間だけのために電話を設置することは、電話ネットワークの管理者にとってさらに不経済であり、電話にかかる費用が(概念上の)設置費を補うことはできない。
【0004】
本発明の目的は、上述の不都合を打開する、または少なくとも軽減するためのものである。
【0005】
このおよび他の目的は、電話加入者が電話の状態/可用性システム上に配布された電話の状態/可用性情報にアクセスすることよって少なくともある程度達成される。発明の特徴は、電話使用者にアルファベット、アルファベットと数字、または数字のコードからなる長期(あるいは一生)のIDコードを割り当てることである。
【0006】
本発明の第1の特徴によれば、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性情報を配布する方法であって、上記方法は、送信用の状態/可用性端末に接続された、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性に対応する情報を、多数の状態/可用性端末の各々から1またはそれ以上の中継センターにて受信する工程と、各送信用の状態/可用性端末から受信した情報を、送信用端末に接続された他の状態/可用性端末のグループに即座に中継する工程と、各受信用状態/可用性端末にて、受信した状態/可用性情報を表示する、または後に表示するために情報を記憶する工程とを含んでいる。
【0007】
本発明の実施の形態では、電話加入者は、離れた電話加入者による、後の呼び出しを成功させるかどうかを決定する状態/可用性端末を持つことができる。呼び出しが成功しないように決定した場合、離れた電話加入者の状態/可用性が加入者の可用性を表示するときまで状態/可用性端末を監視し続けることができる(加入者は、警報音、閃光灯または他の適切な手段によって離れた加入者の可用性に注意を払うことができる)。本発明の鍵は、電話加入者にほぼリアルタイムで直接、状態/可用性情報を供給することである。
【0008】
本発明は、加入者が同じPBX、PABXまたは電話ネットワーク(PSTN、PLMN、等)に接続されているかどうかにかかわらず使用することができる。
【0009】
配布された情報は、送信用端末に接続された電話が話し中であるかどうかの表示を含んでいる。例えば、情報/可用性端末は、接続された電話は話し中である旨を表示するために、オフフック通知を中継センターに送信する。同様に、その後に端末は接続された電話は使用可能である旨を表示するためにオンフック通知を送信する。
【0010】
配布された情報は、普段接続される電話における、加入者の現在および/または将来の可用性の表示も含んでいる。加入者は中継センターに送信するために端末に他の適切な情報の入力もする。
【0011】
中継センターは、各接続された端末から受信した情報が送信される他の端末のグループと接続している。すなわち、状態/可用性情報の通知がされる端末のグループは、加入者の全体のセットから選択され、選択は加入者自身により行われる。グループは、端末から送信された端末用識別子によりグループに含まれるかが決められる。あるいは、または加えて、端末はいくつかの他の端末に接続されたグループに含むために、自身の識別番号を中継センターに送信する。これら実施形態の双方ともに、中継センターによって保持されたグループを変更するために、中継センターにパスワードを提供することを必要とする。
【0012】
配布された情報(以下、ITRISAN情報と記載する)は、(ITRISAN)端末とある適切な方法を使用している中継センターとの間に送信される。この方法は、電話ネットワーク(固定回線または携帯式の双方)の信号送信ネットワーク、電話ネットワークのデータ移送ネットワーク、ページングネットワーク、衛星通信ネットワーク、無線通信ネットワーク、インターネット、またはケーブルネットワークを含んでいるが、これに限定されることはない。ITRISAN情報は、2つまたはそれ以上の異なるタイプの送信ネットワークの組み合わせを用いて送信される。固定回線の電話ネットワークの場合、ITRISAN情報は、ISDN通信の信号送信チャネルを用いて、例えばDチャネルを用いて送信される。移動式電話ネットワークの場合、ITRISAN情報は、例えばGSMのSMSメッセージといったテキストメッセージ、またはネットワークのデータ送信機能を用いて送信される。
【0013】
情報は1つまたはそれ以上の中間中継センターを介して、ITRISAN端末と中継センターとの間に送信される。ITRISANもまた2つまたはそれ以上の中継センターを備え、個々のITRISAN端末が所定部分の中継センターに配置されている。
【0014】
方法は第一加入者のITRISAN識別番号を加入者の名刺または他のステイショナリ(stationary)に印刷する工程を含んでいる。このような名刺またはステイショナリの一部が配布された別の加入者は、彼自身のITRISAN識別番号を、第一加入者を有する中継センターに対応するITRISAN識別番号のグループに加える。
【0015】
本発明の実施の形態において、情報は別のITRISAN端末に中継する前に修正または処理される。例えば、ITRISAN情報が時間成分を含むと、この成分は送信用端末の時間帯から受信用端末の時間帯に変換される。
【0016】
本発明の実施の形態において、方法は、それぞれの加入者が入手するまたは入手するつもりの電話番号を、加入者の端末から中継センターまたは各中継センターにて受信する工程と、この情報を加入者のそれぞれのグループに送信する工程と、受信用端末にて受信した電話番号を表示する工程とを含んでいる。
【0017】
ITRISANを介して加入者がITRISAN情報を入手可能となるように、情報はインターネット上に公開される。公開された情報の利用は申込みまたは支払いが必要である。
【0018】
本発明の第二の特徴によれば、状態/可用性ネットワークに接続するための状態/可用性端末であって、端末は、ディスプレイと、加入者データ入力手段と、1つまたはそれ以上の遠隔電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性を識別する情報を状態/可用性ネットワークから受信するように配置された信号入力手段と、上記受信した情報をディスプレイに表示するために上記入力手段および上記ディスプレイ間に接続された第一処理手段と、状態/可用性ネットワークに接続された信号出力手段と、加入者データ入力手段と信号出力手段との間、および/または、加入者の電話/電話線と信号出力手段との間に接続されており、加入者および/または電話の状態/可用性情報であって、電話から受信した状態/可用性情報を識別する加入者によって入力された情報を、後に状態/可用性ネットワークに送信するための信号出力手段に中継するように配置された第二処理手段とを備えている。
【0019】
端末の機能性は、固定回線または携帯式の電話端末に組み込まれていてもよく、もしくは、ある適切な情報表示装置またはある適切なネットワーク情報入力装置に組み込まれていてもよい。あるいは、(ITRISAN)端末は、線または無線での接続を介して加入者の電話に接続された単独の端末とすることができる。いずれにしても、ITRISAN端末は固定回線端末または無線端末である。端末は必須機能を組み込んでいるコンピュータ端末であってもよく、コンピュータ端末は電話機能を組み込むことができる。端末は携帯電話であってもよい。
【0020】
本発明の第三の特徴によれば、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性情報を配布するように配置された状態/可用性ネットワークであって、ネットワークは、本発明の上記第二の特徴に基づく多数の状態/可用性端末と、送信用の状態/可用性端末に接続された、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性に対応する情報を、状態/可用性端末から受信するための手段、他の状態/可用性端末に接続されたグループを各状態/可用性端末に記憶するためのメモリ手段、および各送信用の状態/可用性端末から受信した情報を、送信用端末に接続された他の状態/可用性端末の上記グループに即座に中継する伝達手段を有する少なくとも1つの中継センターとを備えている。
【0021】
ITRISANは、中継センターに、および中継センターからデータを運ぶために既存の電気通信ネットワーク基盤を使用してもよい(例えば、ITRISANは仮想ネットワークである)。あるいは、ITRISANは専用の基盤を使用してもよく、既存と専用基盤との組み合わせを使用してもよい。
【0022】
本発明の他の特徴は、
個々の電話使用者に長期(あるいは一生)の、アルファベット、アルファベットと数字、または数字のコードからなるIDコードを割り当てる方法を含んでいる。このような長期IDコードは電話使用者のグループにも割り当てられる。使用者は彼が使用する(ITRISAN)端末に彼のIDコードをプログラムする。この端末は使用者の標準的な端末としてもよく、一時的に使用する端末としてもよい。
【0023】
経路選択情報に関する情報、およびIDコードが割り当てられた電話使用者または使用者のグループの状態/可用性に関する情報をリアルタイムに提供する方法を含んでいる。また呼び出す電話番号を即座にまたは後に公表する方法を含んでいる。
【0024】
本発明をより理解するために、またどのように行うかを示すために、参照するたとえば添付図面が示されている。図1はITRISAN端末の概略を示す図である。また、図2はITRISANの概略を示す図である。
【0025】
図1にはキーパッド2と液晶ディスプレイ3とを備えた単独の電話状態/可用性ネットワーク端末1(以下ITRISAN端末という)が示されている。端末1は、固定回線または他の手段を介して電話(図示せず)に接続して使用するようになっている信号コネクタ4と、端末1と1つまたはそれ以上の周回軌道衛星との間に信号を送信するための無線アンテナ5とを有している。端末1は中央演算処理装置(CPU)6と、CPUに接続されたメモリ7とを備えている。
【0026】
図2には「ITRISAN」が図示されている。大まかに言えば、ITRISANは、所定のITRISAN端子1から他の同様の端末へ電話と電話使用者ITRISAN情報とをマルチキャスト通信することが可能なネットワークである。ITRISANは、局所的ITRISANセンター8と全国的ITRISANセンター9とを含む多数の情報中継センターからなっている。各情報中継センター8,9は、それぞれの無線アンテナ(図示せず)を介して周回軌道衛星と接続している。あるいは局所的ITRISANセンター8は、全国的ITRISANセンター9を介して衛星に接続している。ネットワーク上で送信されるデータは、不正な盗聴を防止するために暗号化される。
【0027】
多数の単独のITIRSAN端末1とは別に、図2にはコネクタ11に接続された端末10のセットが図示されている。この場合、端末10と衛星との間の通信は、集信機を通る経路である。このような配置は、1つの衛星中継で多くの端末10を利用することができるので、共同加入者に好都合である。全てのITRISAN端末には、ITRISANだけでなく端末または使用者にも知られている識別コード(IDコード)が割り当てられている(場合によっては、例えばコールセンターに接続された固有の端末といった端末のグループには共通のIDコードを割り当てる)。
【0028】
ITRISAN端末の使用者、または共同ITRISANを使用している会社は、ITRISANサービスを利用するためにITRISANの管理者に使用料を払う(あるいは、または加えて加入者はサービスの利用に基づいて請求される)。ITIRISANの管理者は電話ネットワークの管理者のこともあり、独立していることもある。
【0029】
端末1,10のキーボード2、または本実施形態における電話のキーパッドの使用において、加入者は、彼の端末から送信するITRISAN情報を受信させようと思う他のITRISAN端末1,10のIDコードを、端末にキー入力することができる。入力されたIDコードは、送信用端末の局所的ITRISANセンター8に送信され、そこでグループ化され送信用端末のIDコードに接続される。また、適切に全国的または国際的なセンターにアップロードするために局所的ITRISANセンターの電子データメモリに記憶される。いくつかの他のITRISAN端末1,10の使用者は、さらに彼の端末のIDコードを局所ITRISANセンター8に送信し、そのグループに加える。これを行うために、彼は加えようと思うIDコードグループに、端末のIDコードを送信する必要もある。他のITRISAN加入者に彼の端末のIDコードを広めるために、加入者は彼のIDコードを名刺にプリントし、また個人または会社のレターヘッドに書いてもよい。これは実際には、特定の加入者の状態情報にアクセスする人の数を限定する。
【0030】
局所的ITRISANセンター8は、同じ局所的センター8に接続されたITRISAN端末1,10間にITRISAN情報を送信することができる。しかしながら、同じ局所的センター8に接続されていない端末間に情報を送信するためには、情報は1つまたはそれ以上の全国的および/または国際的ITRISANセンター9および/または他の局所的ITRISANセンター8を通る経路を選択しなければならない。ITRISANは、ITRISAN端末に識別の誤りを定期的に問い合わせる。
【0031】
ITRISANの工程は、一例として最良のものを説明している。簡潔な場合として、各ITRISAN端末1,10は、対応する電話からオンフックおよびオフフック信号を受信する。これらの信号は、それぞれの局所的ITRISANセンター8に即座に送信される。信号は送信用端末1,10のIDコードに添付され、そのような局所的ITRISANセンター8は、ITRISAN情報を受信すべき端末1,10のIDコードを決定することができる。情報はこれら端末1,10に直接、もしくは全国的ITRISANセンター9および/または集信機11を介して中継される。端末1,10は、ITRISANメッセージの受領に反応すると、「ユーザXXXは話し中である」あるいは「ユーザXXXはNNNN NNNNNNNが使用可能である」といったメッセージをディスプレイ3に表示する。受信用端末のディスプレイ3の電源が切られている場合には、受信した情報は端末のメモリ7に記憶される。メモリ7にアクセスできないときは(例えば端末の電源が切られている、または携帯端末であって圏外にいる)、端末の電源が入るまで(または携帯端末の場合圏内に戻るまで)、受信用端末1,10の局所的ITRISANセンター8に情報を記憶しておく。
【0032】
ITRISAN端末のディスプレイは、古い情報で混乱することを回避するために定期的にリセットされる。例えば、各日の始まりに、ディスプレイがクリアされ、日中はユーザが必要とする情報のみが加えられる。
【0033】
しかしながら、ITRISANは、加入者の現在の電話経路選択/状態/可用性情報だけを広めることに限られていない。例えば、加入者が会社または自宅を離れている、または会議に参加しているときに、彼は端末の対応するグループに通知することができる(彼の端末のボタンを押すことによって)。彼は再び使用可能となったとき(または日)に端末に接続することもできる。彼が自宅または会社に帰ると(または会議が終わると)、再びボタンを押すことによって先の通知を取り消すことができる。
【0034】
さらなる追加機能として、ITRISAN端末1,10は、その局所的ITRISANセンター8に、連絡することができる端末を使用している加入者の電話番号を送信することができる。この電話番号は、端末1,10に取り付けられた電話の電話番号、またはいくつかの他の電話(例えば携帯電話)の電話番号である。電話番号を状態変化通知メッセージと共に送信してもよく、自動的に行ってもよい。例えば加入者が会社を離れていることを表示するためのボタンを押せば、彼の携帯番号が局所的ITRISANセンター8に送信される。彼が会社に戻り適切なボタンを押すと、彼の会社の番号が局所的センター8に送信される。電話番号データは、局所的ITRISANセンター8(あるいは全国的および国際的ITRISANセンター9)を介して他の端末に広められ、関心のある加入者に表示される。代わりにまたは加えて、加入者には、他の端末に送信するための彼のITRISAN端末1,10に(使用可能な)電話番号を手動で入力する選択肢がある。
【0035】
別の追加機能は、ITRISAN端末1,10へのオートダイヤル機能である。加入者は彼の端末に表示されたユーザのリストからユーザを選択し(例えばスクロールキーを使用して)、ユーザの記憶された番号(またはユーザが現在使用可能な番号)を自動的にダイヤルする。機能はまた、選択されたユーザが電話に出ることができるようになった時に、自動的に呼び出すようになっていてもよい。
【0036】
さらに別の追加機能は、ITRISANの加入者の情報を利用したいと望む他の加入者を、異なるレベルにグループ化する。ITRISANは加入者に割り当てたレベルを通知する。加入者は他の加入者の少数を高優先レベルに、より多数を中間の優先レベルに、そして残りを低優先レベルに割り当てる。加入者が忙しいとき、彼は高優先グループのメンバーのみに対して使用可能であると通知する旨をITRISANに通知することができる。忙しくないときは、中間の優先グループ(ことによると低優先グループ)のメンバーに対して使用可能であると通知する旨をITRISANに通知することができる。
【0037】
時として、多数のITRISAN加入者は、他の加入者の電話が使用可能になったことを知ることを望んでいる。何も行われない場合、多くの加入者が同時に呼び出すことを試みることになる。この問題は、別の加入者が電話を使用することが可能となったときに、加入者のサブグループに順次通知することによって軽減される。「使用可能である」旨の通知は、所定時間、例えば1分、第一サブグループの端末に表示される。その後、状態は使用不可をリセットし、加入者の次のサブグループの端末に、他の加入者は使用可能である等の通知をする。もちろん、個々の加入者に順番に通知することもできる(サブグループではなく)。
【0038】
上述した本発明の実施の形態は、2つまたはそれ以上の電話(すなわち2つまたはそれ以上のITRISAN端末)に加入し、そのうちの1つがモバイル機器であるユーザにとって著しい利益をもたらす。モバイル機器が盗まれ盗人に使用されたとしても、真の所有者は、盗まれたモバイル機器が使用されている旨を別の端末に警告させることによって、不正使用に気付く。
【0039】
上述した本発明の範囲を超えない限り当業者によって多種の修正ができる。例えば、ITRISANは、加入者が1以上のITRISAN端末を介してITRISAN情報を受信および送信することができるようにする。例えば、加入者はモバイルITRISAN端末と同様のデスクトップ端末を持つことができる。ITRISAN端末は、所定の端末または端末加入者の状態/可用性が変わったときに、加入者に警告する機能を有する。時として、所定のITRISAN端末に接続された端末のグループを、集団的に企業加入者によって定義することもできる。
【0040】
本発明は専用のITRISAN端末の記述によって明らかにされた一方で、このような端末の機能性は、デスクトップやラップトップPCのようなコンピュータワークステーションに容易に導入することができる。機能性は、パームコンピュータまたはPDAに導入することもできる。このようなコンピュータ装置は、離れた電話に接続することができ、または電話の機能に組み込むことができる。本発明は、モバイル装置に組み込まれたITRISAN端末の機能性を有する携帯電話および他のモバイル通信装置の使用に特に適していることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ITRISAN端末の概略を示す図である。
【図2】
ITRISANの概略を示す図である。
Claims (14)
- 送信用の状態/可用性端末に接続された、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性に対応する情報を、多数の状態/可用性端末の各々から中継センターにて受信する工程と、
各送信用の状態/可用性端末から受信した情報を、送信用端末に接続された他の状態/可用性端末のグループに即座に中継する工程と、
各受信用の状態/可用性端末にて、受信した状態/可用性情報を表示する、または後に表示するために情報を記憶する工程とを含む、
電話および/または電話加入者の状態/可用性情報を配布する方法。 - 状態/可用性情報は、送信用端末に接続された電話が話し中であるかどうかの表示を含む請求項1に記載の方法。
- 状態/可用性情報は、対応する電話の加入者の可用性の表示を含む請求項1または2に記載の方法。
- 中継センターに接続されたデータベースを持ち、データベースは、端末から受信した情報が送信する他の端末のグループの識別番号を、各端末に記憶する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
- 以下の移送機構、
電話ネットワーク(固定回線または携帯式の双方)の信号送信ネットワーク、電話ネットワークのデータ移送ネットワーク、ページングネットワーク、衛星通信ネットワーク、無線通信ネットワーク、インターネット、データネットワーク、およびケーブルネットワーク、
のうち1つまたはそれ以上を使用している、状態/可用性端末および中継センター間に状態/可用性情報を送信する工程を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。 - 1つまたはそれ以上の中間中継センターを介して、状態/可用性端末および中継センター間に情報を送信する工程を含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
- 第一加入者の端末/使用者識別コードを、加入者の名刺または他のステイショナリに印刷し、これらを他の加入者に配布する工程を含む請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
- 電話呼び出しを伝えるために使用される電話ネットワークから分離した専用のネットワークを介して上記情報を搬送する工程を含む請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
- 電気通信網を介して上記情報を搬送する工程を含む請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
- 電話ネットワークスイッチ間に上記情報を搬送する工程を含む請求項9に記載の方法。
- 電気通信網間の境界を越えて上記情報を搬送する工程を含む請求項9に記載の方法。
- ディスプレイと、
加入者データ入力手段と、
1つまたはそれ以上の遠隔電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性を識別する情報を状態/可用性ネットワークから受信するように配置された信号入力手段と、
上記受信した情報をディスプレイに表示するために上記入力手段および上記ディスプレイ間に接続された第一処理手段と、
状態/可用性ネットワークに接続された信号出力手段と、
加入者データ入力手段と信号出力手段との間、および/または、加入者の電話/電話線と信号出力手段との間に接続されており、加入者および/または電話および/または電話線の状態/可用性情報であって、電話から受信した状態/可用性情報を識別する加入者によって入力された情報を、後に状態/可用性ネットワークに送信するための信号出力手段に中継するように配置された第二処理手段とを備えた、
状態/可用性ネットワークに接続するための状態/可用性端末。 - 状態/可用性端末は、電話端末に組み込まれている請求項12に記載の状態/可用性端末。
- 本発明の上記第二の特徴に基づく多数の状態/可用性端末と、
送信用の状態/可用性端末に接続された、電話および/または電話加入者および/または電話線の状態/可用性に対応する情報を、状態/可用性端末から受信するための手段、対応する他の状態/可用性端末のグループを各状態/可用性端末に記憶するためのメモリ手段、および各送信用の状態/可用性端末から受信した情報を、送信用端末に接続された他の状態/可用性端末の上記グループに即座に中継する伝達手段を有する少なくとも1つの中継センターとを備えた、
電話および/または電話加入者の状態/可用性情報を配布するように配置された状態/可用性ネットワーク。
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