JP4799301B2 - 緊急警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、緊急警報システムに係り、特に、学校内に侵入した不審者への対応を円滑に行わせることを可能にする緊急警報システムに関するものである。
従来、この種の緊急警報システムとしては、複数の警戒区域に、押しボタンを設けた発信機がそれぞれ配設され、その押しボタンが緊急通報操作で押されると、発信機が起動して発信機が設けられた警戒区域を特定するアドレス信号を含んだ警報信号を送信し、その警報信号を受信した受信機は、受信したアドレス信号に基づいて該当する発信機を特定するとともに、当該発信機の警戒区域を表示する表示灯を点灯させて緊急事態の発生を報知し、かつ、表示灯の点灯と表示灯の近傍に設けた銘板にて、緊急事態が発生した警戒区域を確認するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−132460公報
しかしながら、上述した特開2003−132460号公報に記載された緊急警報システムでは、受信機に設けられている表示灯及び銘板が小さいために、受信機の近くにいかないと、緊急事態が発生した警戒区域(緊急事態の発生場所)を確認することができないとともに、受信機の表示灯及び銘板を、一度に確認できるのは、一人が限度であり、緊急事態の発生に関する情報を、受信機を設置した場所の周囲にいる他の多くの人に、迅速に伝えることができないという問題点があった。
さらに、上述した特開2003−132460号公報に記載された緊急警報システムでは、複数の警戒区域の押しボタンが操作されると、受信機の表示灯は、複数個所、点灯するため、どの警戒区域に、出動すべきか判断に迷ってしまうとともに、緊急事態の発生時に何を行ってよいのかを迷ってしまい、的確な対応が迅速に行われな
本発明の目的は、上述した問題点にかんがみ、緊急事態が発生した場合の、とるべき行
動内容を知らしめることができ、的確な対応を迅速に行わせる緊急警報システムを提供す
ることにあ
上記目的を達成するために、本発明は、押しボタンの操作で警報信号を出力し、かつ、押しボタンの解除で復旧信号を出力するところの警戒区域毎に設けられる押しボタン式送信機と、この押しボタン式送信機からの警報信号を受信すると警戒区域を表示させ、かつ、その表示を、前記押しボタン式送信機からの復旧信号を受信すると消去させる警戒区域表示部を設けた受信機と、この受信機に接続されたコントローラと、このコントローラからの指令によって動作する大形警報表示器とを備え、この大形警報表示器、緊急事態の発生した警戒区域名を表示するLED表示大画面部と、緊急事態の発生したことを視覚によって知らせるため点滅するフラッシュランプと、緊急事態の発生したことを聴覚によって知らせるためのサイレンとを配設した緊急警報システムにおいて、前記フラッシュランプは、前記大形警報表示器の表面より突出させた三角形状のカバー内に設け、前記コントローラに設けられた前記サイレンの鳴動を停止させるサイレン停止スイッチの操作で、前記LED表示大画面部を、緊急事態の発生した警戒区域名の表示から緊急事態発生時にとるべき行動内容を表示するガイダンス表示に切り換えるようにしたことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記受信機に設けられる前記警戒区域表示部は、複数個の表示灯と、その複数個の表示灯のそれぞれに対応させて前記押しボタン式送信機が設けられた警戒区域名を明記してなる銘板とから構成され、前記警戒区域毎に設けられたすべての前記押しボタン式送信機からの前記復旧信号を前記受信機が受信すると、前記警戒区域を表示している前記表示灯を点滅させ、次に行われる前記コントローラに設けた警報リセットスイッチの押圧で、前記フラッシュランプの点滅を停止させるとともに、前記サイレンの鳴動を停止させ、かつ、前記LED表示大画面部の表示をリセットさせる指令信号を、前記大形警報表示器に送信させるようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、大形警報表示器を、受信機の設置場所と異なり、誰でもが目に留まりやすい場所、例えば、天井近傍の高所へ設置することができるとともに、押しボタン式送信機の押しボタンが操作された警戒区域名の表示が、大形警報表示器のLED表示大画面部に表示され、しかも、緊急事態発生時にとるべき行動内容を表示するガイダンス表示がなされるので、緊急事態発生時の対応を、迅速に、かつ、正確に、行わせることを可能にした緊急警報システムが得られる。
以下、本発明に係る緊急警報システムの一実施形態を、図面に、基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムの全体構成図である。図2は、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムの学校内への配置内容を示す配置説明図である。図3は、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムの職員室への配置内容を示す配置説明図である。図4は、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムにおける押しボタン式送信機及び受信機の動作内容を示す流れ図である。図5は、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムにおけるコントローラ及び大形警報表示器の動作内容を示す流れ図である。図6は、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムのコントローラから大形警報表示器への表示出力方法を説明する説明図である。
図1に示す本発明の一実施形態に係る緊急警報システムは、大形警報表示器1と、受信機2と、コントローラ3と、中継機4と、押しボタン式の送信機5(以下、押しボタン式送信機5と称する。)と、ペンダント式の送信機6(以下、ペンダント式送信機6と称する。)と、腕時計式の送信機7(以下、腕時計式送信機7と称する。)を、備えている。大形警報表示器1は、図1に示すように、その正面に、LED表示大画面部8と、フラッシュランプ9と、サイレン10とを配設する構成にしてある。大形警報表示器1の内部には、LEDモジュール11A、内部チェック部11B、制御部11C、文字データ記憶部11D及び信号入出力部11Eを含む表示制御回路11が内蔵されている。大形警報表示用表示制御回路11には、図1に示すように、信号出力部11F及び電源11Gが接続されている。文字データ記憶部11Dには、警戒地域を特定する文字データ及び緊急事態発生時に何を行えばよいかを表示するガイダンス(メッセージ)についての文字データが格納されている。
大形警報表示器1のLED表示大画面部8は、大形警報表示器1の正面中央に配設され、教室などの警戒区域を文字データとして表示する機能を有し、例えば、横20個×縦15個の計300個からなるLEDから構成されている。LED表示大画面部8の大きさは、大形警報表示器1を職員室などの室内の天井近傍に設置しても、その室内にいる人が十分にLED表示大画面部8に表示された文字を読み取ることを可能にする大きさとしてある。
大形警報表示器1のフラッシュランプ9は、大形警報表示器1の正面左側に配設された三角柱状のカバー9A内に設けた点滅するLEDからなり、緊急事態の発生時を視覚で知らしめる機能を有しており、大形警報表示器1を職員室などの室内の天井近傍に設置しても、その室内にいる全員が点滅を気づくことができる十分な明るさとしている。大形警報表示器1のサイレン10は、大形警報表示器1の正面右側に配設されて、緊急事態の発生時を聴覚で知らしめる機能を有しており、大形警報表示器1を職員室などの室内の天井近傍に設置しても、その室内にいる全員が十分に聞き取れる音量が出るように設定されている。
受信機2は、押しボタン式送信機5、ペンダント式送信機6及び腕時計式送信機7からの警報信号や復旧信号を、中継機4を介して受信できるようにしてある。受信機2には、コントローラ3が接続されている。受信機2の外郭正面には、リセットボタン13と、複数個の表示灯14及び複数個の銘板15とからなる警戒区域表示部とが配設されている。受信機2の内部には、内部チェック部16A、制御部16B、無線モジュール16C及び信号入出力部16Dを含む受信制御回路16が内蔵されている。複数個の銘板15のそれぞれには、複数個の表示灯14のそれぞれに対応して警戒地域名が明記されている。受信機2の表示灯14は、押しボタン式送信機5からの警報信号を受信すると点灯するようにしてある。受信機2のリセットボタン13は、押しボタン式送信機5からの復旧信号の受信によって点滅状態になった表示灯14を消灯させるものである。
コントローラ3は、ケーブル12などの有線により、大形警報表示器1に接続されている。コントローラ3の外郭正面には、サイレン停止スイッチ17と警報リセットスイッチ18が配設されている。コントローラ3の内部には、受信機2からの警報信号や復旧信号などの各種信号を取り込むための信号入力部19Aと、フラッシュランプ9及びサイレン10の動作などを制御する制御部19Bと、警報信号及び送信機ID(押しボタン5Aが押された押しボタン式送信機5を認識するため識別番号)から警戒区域の文字データへ変換する表示データ変換部19Cと、大形警報表示器1への各種信号(制御信号)を出力する信号出力部19Dを含むコントローラ用制御回路19が内蔵されている。サイレン停止スイッチ17は、大形警報表示器1への警報信号の出力によって鳴動するサイレン10を停止させるものである。警報リセットスイッチ18は、全ての警戒区域が復旧となったとき、大形警報表示器1のLED表示大画面部8及びフラッシュランプ9を消灯させるものである。
押しボタン式送信機5は、押しボタン5Aと、この押しボタン5Aの操作で警報信号を出力し、かつ、押しボタン5Aの解除で復旧信号を出力する無線発信機5Bから構成されている。押しボタン式送信機5は、警戒区域毎に設置されて、受信機2へ無線にて信号(警報信号及び復旧信号)を送信するようにしてあるが、電波が届かない場合には要所に設置した中継機4を介して受信機2へ信号(警報信号及び復旧信号)を送信するようにしてある。
警戒区域である教室などの名称が変更になり、警戒区域の文字データを変更する必要性が生じてきた場合には、コントローラ3にパーソナルコンピュターを接続して、警戒区域の文字データの書き換えを行うことができるようにしてある。
次に、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムの設置例を、図2及び図3に基づき、説明する。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムを設置した学校20は、校舎21と、体育館22と、プール23と、運動場24とを、少なくとも備えている。校舎21は、複数個の教室25、職員室26、これら教室25及び職員室26を繋ぐ廊下27などから、少なくとも構成されている。押しボタン式送信機5は、図2に示すように、各教室25に少なくとも1個設置されている。面積の広い体育館22には、複数個の押しボタン式送信機5が設置されている。プール23や運動場24については、可搬可能なペンダント式送信機6及び腕時計式送信機7を職員などが身につけて定期的に見回りするようにする。ペンダント式送信機6及び腕時計式送信機7は、無線通信により、中継機4を介して受信機2に接続されるようにしてある。中継機4は、校舎21内の廊下27、階段などの空間に、設置されている。
大形警報表示器1と受信機2とコントローラ3は、学校20の職員室26や事務室などの職員や事務員などの人が常駐している場所に、着脱可能に設置するようにしてあり、本実施形態では、図3に示すように、職員室26に設置してある。図3において、符号28は、職員室26の出入口ドアを、符号29は、教頭の机を、符号30は、教頭席の近傍の壁を、それぞれ示している。
受信機2とコントローラ3は、緊急事態の発生時における対応指示を行う教職員の責任者である教頭席の近傍の壁30に、着脱可能に設置される。大形警報表示器1は、教職員全員が見やすい場所、例えば、教職員の責任者である教頭席の頭上若しくはその教頭席近傍の壁30の天井近傍に設置される。
次に、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムにおける押しボタン式送信機5、受信機2、コントローラ3及び大形警報表示器1の動作を、図4及び図5に基づき、説明する。
まず、学校20の校舎21に不審者が侵入して、複数個の教室25のうち、1−1教室にて不審者を発見すると、その不審者を発見した発見者が1−1教室に設置されている押しボタン式送信機5の押しボタン5Aを押す(図4のステップA1)。すると、押しボタン5Aが押された押しボタン式送信機5の無線発信機5Bから、警報信号及び押しボタン5Aが押された押しボタン式送信機5を認識するための送信機IDが、受信機2に向って送信される(図4のステップA2)。
受信機2において、押しボタン式送信機5からの警報信号及び送信機IDを受信する(図4のステップB1)と、教室名につき、「1−1教室」と表記した銘板15に隣接した表示灯14と点灯させる(図4のステップB2)。その後、図4のステップB3に進み、送信機IDによって、「1−1教室」を認識する信号(以下、『1−1』信号と表記する。)及び警報信号をコントローラ3へ出力させる。ここで、受信機2の表示灯14が点灯することにより、「1−1教室」にて、緊急事態(不審者の侵入)が発生したことを、受信機2によって確認(認識)することができる。
コントローラ3の信号入力部19Aで、警報信号及び『1−1』信号が取り込まれると、コントローラ3の制御部19Bが作動して、表示データ変換部19Cにより、『1−1』信号を、文字データ(1−1教室)に変換した後、その文字データ(1−1教室)が、コントローラ3の信号出力部19Dから大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)される(図5のステップC1)とともに、図5のステップC2に示すように、フラッシュランプ9の動作信号が大形警報表示器1に、かつ、図5のステップC3に示すように、サイレン10の動作信号が大形警報表示器1に、それぞれ、ケーブル12を介して、出力(送信)される。
大形警報表示器1では、コントローラ3からの、文字データ(1−1教室)、フラッシュランプ9の動作信号及びサイレン10の動作信号が、信号入出力部11Eに入力されると、図5のステップD1に示すように、LED表示大画面部8に、教室名を表す「1−1」の文字が表示されるとともに、図5のステップD2に示すように、フラッシュランプ9が点滅し、かつ、図5のステップD3に示すように、サイレン10を鳴動する。これにより、職員室26にいる全教職員が、緊急事態(不審者の侵入)が発生したことを知ることができ、しかも、大形警報表示器1のLED表示大画面部8を見ることで、緊急事態(不審者の侵入)が発生した場所、すなわち、警戒区域を、職員室26にいる全教職員が難なく、確認することができる。
その後、例えば、教頭などの責任者は、LED表示大画面部8を見ることで、
警戒区域が、1−1教室であることを確認した後、コントローラ3のサイレン停止スイッチ17を押す(図5のステップC4)と、コントローラ3の制御部19Bが作動して信号出力部19からサイレン停止信号が、大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)される(図5のステップC5)。
大形警報表示器1では、コントローラ3からの、サイレン停止信号が、信号入出力部11Eに入力されると、図5のステップD4に示すように、サイレン10の鳴動を停止させる。その後、コントローラ3は、サイレン停止信号を出力させると、制御部19Bが作動して信号出力部19Dから、「さすまた持参、現場へ急行。」の表示データ信号を、大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)する(図5のステップC6)。
大形警報表示器1では、「さすまた持参、現場へ急行。」の表示データ信号が、信号入出力部11Eに入力されると、図5のステップD5に示すように、LED表示大画面部8に、緊急事態発生時に何を行えばよいかの内容を示すところのガイダンス表示として、例えば、「さすまた持参、現場へ急行。」の文字が表示される。これにより、教頭などの責任者は、LED表示大画面部8のガイダンス表示を見ることで、職員に対して、迅速に、かつ、的確な指示を行うことができるとともに、職員は、LED表示大画面部8のガイダンス表示を見ることによって、より一層、迅速で、かつ、的確な行動をとることができる。
そして、複数個の教室25のうち、1−1教室から2−1教室に移動した不審者を、2−1教室にて発見すると、その不審者を発見した発見者が、2−1教室に設置されている押しボタン式送信機5の押しボタン5Aを押す(図4のステップA3)。すると、押しボタン5Aが押された押しボタン式送信機5の無線発信機5Bから、警報信号及び押しボタン5Aが押された押しボタン式送信機5を認識するための送信機IDが、受信機2に向って送信される(図4のステップA4)。
受信機2において、押しボタン式送信機5からの警報信号及び送信機IDを受信する(図4のステップB1)すると、教室名につき、「2−1教室」と表記した銘板15に隣接した表示灯14を点灯させる(図4のステップB5)。その後、図4のステップB6に進み、送信機IDによって、「2−1教室」を認識する信号(以下、『2−1』信号と表記する。)及び警報信号をコントローラ3へ出力させる。
コントローラ3の信号入力部19Aで、警報信号及び『2−1』信号が取り込まれると、コントローラ3の制御部19Bが作動して、表示データ変換部19Cにより、『2−1』信号を、文字データ(2−1教室)に変換した後、その文字データ(2−1教室)が、コントローラ3の信号出力部19Dから大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)される(図5のステップC7)とともに、図5のステップC8に示すように、サイレン10の動作信号が大形警報表示器1に、それぞれ、ケーブル12を介して、出力(送信)される。
大形警報表示器1では、コントローラ3からの、文字データ(2−1教室)及びサイレン10の動作信号が、信号入出力部11Eに入力されると、図5のステップD6に示すように、LED表示大画面部8に、教室名を表す「2−1」の文字が表示されるとともに、図5のステップD7に示すように、サイレン10を再鳴動させる。これにより、職員室26にいる全教職員が、2−1教室に不審者がいることを、大形警報表示器1のLED表示大画面部8を見ることで、知ることができるとともに、不審者が次に移動する場所を推測できるため、職員が不審者を待ち伏せして捕獲することが可能となる。
その後、例えば、教頭などの責任者は、LED表示大画面部8を見ることで、
警戒区域が、2−1教室であることを確認した後、コントローラ3のサイレン停止スイッチ17を押す(図5のステップC9)と、コントローラ3の制御部19Bが作動して信号出力部19からサイレン停止信号が、大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)される(図5のステップC10)。
大形警報表示器1では、コントローラ3からの、サイレン停止信号が、信号入出力部11Eに入力されると、図5のステップD8に示すように、サイレン10の鳴動を停止させる。その後、コントローラ3は、サイレン停止信号を出力させると、制御部19Bが作動して信号出力部19Dから、「110番せよ!」の表示データ信号を、大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)する(図5のステップC11)。
大形警報表示器1では、「110番せよ!」の表示データ信号が、信号入出力部11Eに入力されると、図5のステップD9に示すように、LED表示大画面部8に、緊急事態発生時に何を行えばよいかの内容を示すところのガイダンス表示として、例えば、「110番せよ!」の文字が表示される。これにより、教頭などの責任者は、LED表示大画面部8のガイダンス表示を見ることで、職員に対して、迅速に、かつ、的確な指示を行うことができる。すなわち、110番への通報が、迅速に行われる。
その後、不審者を教職員が取り押さえたとしても、不審者が侵入した警戒区域に危険物などを放置している場合があるので、警戒区域の安全を確認するまでは、大形警報表示器1のLED表示大画面部8の、警戒区域の表示と、大形警報表示器1のフラッシュランプ9が点滅は、続ける。
そして、警戒区域であるところの1−1教室及び2−1教室の安全を確認したならば、その安全を確認した教職員が1−1教室及び2−1教室に設置されている各押しボタン式送信機5の押しボタン5Aを引き戻す(図4のステップA5)と、押しボタン5Aが引き戻された押しボタン式送信機5の無線発信機5Bから、復旧信号及び送信機ID(押しボタン5Aが引き戻された押しボタン式送信機5を認識できる識別番号)が、受信機2に向って送信される(図4のステップA6)。
受信機2において、押しボタン式送信機5からの復旧信号及び送信機IDを受信する(図4のステップB7)すると、制御部16Bが作動して、複数個の表示灯14のうち、複数個の銘板15のうちの「1−1教室」と表記した銘板に隣接した表示灯と、「2−1教室」と表記した銘板に隣接した表示灯を点滅させる(図4のステップB8)とともに、『1−1』信号及び『2−1』信号の、コントローラ3への出力が図4のステップB9に示すように、消去される(オフする)。
その後、受信機2のリセットボタン13を押す(図4のステップB10)ことで、複数個の表示灯14のうち、複数個の銘板15のうちの「1−1教室」と表記した銘板に隣接した表示灯と、「2−1教室」と表記した銘板に隣接した表示灯との点滅を停止(消灯)させる(図4のステップB11)。
『1−1』信号及び『2−1』信号の、コントローラ3への出力が図4のステップB9に示すように、消去した(オフした)後、コントローラ3の警報リセットスイッチ18を押す(図5のステップC12)と、コントローラ3の制御部19Bが作動して、コントローラ3の信号出力部19Dから大形警報表示器1にケーブル12を介して表示リセット信号が出力(送信)される(図5のステップC13)とともに、コントローラ3の信号出力部19Dから大形警報表示器1にケーブル12を介してフラッシュランプ9の消灯指令信号が、図5のステップC14に示すように、出力(送信)され、かつ、コントローラ3の信号出力部19Dから大形警報表示器1にケーブル12を介してサイレン10の鳴動停止信号が、図5のステップC15に示すように、出力(送信)される。
大形警報表示器1では、コントローラ3からの、表示リセット信号、消灯指令信号及び鳴動停止信号が、信号入出力部11Eに入力されると、図5のステップD10(表示リセット)に示すように、LED表示大画面部8の表示がリセットされるとともに、図5のステップD11(ランプ停止)に示すように、フラッシュランプ9が消灯し、かつ、図5のステップD12(サイレン停止)に示すように、サイレン10の鳴動を停止した状態が維持される。これにより、元の状態に戻る。
図4のステップA5において、教職員が1−1教室のみの安全を確認して、1−1教室に設置されている押しボタン式送信機5の押しボタン5Aを引き戻したが、2−1教室に設置されている押しボタン式送信機5の押しボタン5Aを引き戻さなかった場合には、コントローラ3の警報リセットスイッチ18を押しても、大形警報表示器1のLED表示大画面部8の表示及びフラッシュランプ9の点滅が継続して行われる。
次に、本発明の一実施形態に係る緊急警報システムにおける受信機2や大形警報表示器1の故障検出(異常検出)動作を、図1、図4及び図5に基づき、説明する。
受信機2の故障検出(異常検出)は、コントローラ3の制御部19Bにより、コントローラ3の信号出力部19D及び受信機2の信号入出力部16Dを介して、受信機2の内部チェック部16Aを定期的に動作させることで、受信機2の動作チェックが行われる。そして、この動作チェックにより、故障(異常)が検出されると、コントローラ3の信号出力部19Dより、エラー表示信号が、大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)されて、LED表示大画面部8に、例えば、「受信機が故障」との文字が表示されるとともに、フラッシュランプ9を点滅させる。これにより、受信機2の故障を、大形警報表示器1を見ることによって、迅速に知ることができる。
大形警報表示器1の故障検出(異常検出)は、コントローラ3の制御部19Bにより、コントローラ3の信号出力部19D及び大形警報表示器1の信号入出力部11Eを介して、大形警報表示器1の内部チェック部11Bを定期的に動作させることで、大形警報表示器1の動作チェックが行われる。そして、この動作チェックにより、故障(異常)が検出されると、コントローラ3の信号出力部19Dより、エラー表示信号が、大形警報表示器1にケーブル12を介して出力(送信)されて、LED表示大画面部8に、例えば、「大形警報表示器が故障」との文字が表示されるとともに、フラッシュランプ9を点滅させる。これにより、大形警報表示器1の故障を、大形警報表示器1のLED表示大画面部8を見ることによって、迅速に知ることができる。
なお、コントローラ3から大形警報表示器1への表示出力は、図6に示すように、コントローラ3の制御部19Bにおいて、bit0〜bit7までの信号のオンオフにより、切り換えるようにしている。つまり、0x00〜0xFFの256通りの表示出力が可能であり、警報のない平常時には、コントローラ3からbit0の信号を、大形警報表示器1に0x00の信号で、出力している。そして、故障(異常)が発生した時には、bit0〜bit7までの全ての信号をオフに切り換えて、大形警報表示器1に0x00の信号が出力させると、大形警報表示器1のLED表示大画面部8に、例えば、「コントローラが故障」との文字が表示させるようにしてある。
上記実施形態の緊急警報システムによれば、大形警報表示器1のLED表示大画面部8に不審者が侵入した警戒区域を表示するようにしたので、その警戒区域の確認と対応を迅速に行わせることができる。しかも、上記実施形態の緊急警報システムによれば、大形警報表示器1のLED表示大画面部8に、緊急事態発生時に何を行えばよいかを表示するガイダンス表示がなされるので、緊急事態発生時の対応を的確に行わせることができる。
さらに、上記実施形態の緊急警報システムによれば、受信機2や大形警報表示器1の動作チェックが定期的に行われて、受信機2や大形警報表示器1に故障があれば、その故障内容の表示が、大形警報表示器1のLED表示大画面部8になされるので、その故障内容の表示を見て、通常時に受信機2や大形警報表示器1に故障を直しておくことができるので、緊急事態の発生時に受信機2や大形警報表示器1が使用できないということを阻止することができ、便利である。
さらに、上記実施形態の緊急警報システムによれば、大形警報表示器1のLED表示大画面部8に緊急事態発生時に何を行えばよいかを表示するガイダンス表示がなされるので、そのLED表示大画面部8の表示内容を確認することにより、緊急事態発生時における指示及び対応を、迅速に、かつ、的確に行わせることができる。
さらに、上記実施形態の緊急警報システムによれば、大形警報表示器1の正面から前方に突出させた三角柱状のカバー9Aにフラッシュランプ9を設けるようにしたので、大形警報表示器1の真横から見てもフラッシュランプ9の点滅、すなわち、緊急事態(不審者の侵入)の発生を、大形警報表示器1の真横から見ても、難なく確認することができる。
本発明の一実施形態に係る緊急警報システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る緊急警報システムの学校内への配置内容を示す配置説明図である。 本発明の一実施形態に係る緊急警報システムの職員室への配置内容を示す配置説明図である。 本発明の一実施形態に係る緊急警報システムにおける押しボタン式送信機及び受信機の動作内容を示す流れ図である。 本発明の一実施形態に係る緊急警報システムにおけるコントローラ及び大形警報表示器の動作内容を示す流れ図である。 本発明の一実施形態に係る緊急警報システムのコントローラから大形警報表示器への表示出力方法を説明する説明図である。
符号の説明
1 大形警報表示器
2 受信機
3 コントローラ
4 中継機
5 押しボタン式送信機
5A 押しボタン
5B 無線発信機
6 ペンダント式送信機
7 腕時計式送信機
8 LED表示大画面部
9 フラッシュランプ
10 サイレン
11 表示制御回路
11A LEDモジュール
11B 内部チェック部
11C 制御部
11D 文字データ記憶部
11E 信号入出力部
11F 信号出力部
11G 電源
12 ケーブル
13 リセットボタン
14 表示灯
15 銘板
16 受信制御回路
16A 内部チェック部
16B 制御部
16C 無線モジュール
16D 信号入出力部
17 サイレン停止スイッチ
18 警報リセットスイッチ
19 コントローラ用制御回路
19A 信号入力部
19B 制御部
19C 表示データ変換部
19D 信号出力部
20 学校
21 校舎
22 体育館
23 プール
24 運動場
25 教室
26 職員室
27 廊下
28 出入口ドア
29 教頭の机
30 教頭席の近傍の壁

Claims (2)

  1. 押しボタンの操作で警報信号を出力し、かつ、押しボタンの解除で復旧信号を出力するところの警戒区域毎に設けられる押しボタン式送信機と、この押しボタン式送信機からの警報信号を受信すると警戒区域を表示させ、かつ、その表示を、前記押しボタン式送信機からの復旧信号を受信すると消去させる警戒区域表示部を設けた受信機と、この受信機に接続されたコントローラと、このコントローラからの指令によって動作する大形警報表示器とを備え、この大形警報表示器、緊急事態の発生した警戒区域名を表示するLED表示大画面部と、緊急事態の発生したことを視覚によって知らせるため点滅するフラッシュランプと、緊急事態の発生したことを聴覚によって知らせるためのサイレンとを配設した緊急警報システムにおいて、
    前記フラッシュランプは、前記大形警報表示器の表面より突出させた三角形状のカバー内に設け、
    前記コントローラに設けられた前記サイレンの鳴動を停止させるサイレン停止スイッチの操作で、前記LED表示大画面部を、緊急事態の発生した警戒区域名の表示から緊急事態発生時にとるべき行動内容を表示するガイダンス表示に切り換えるようにしたことを特徴とする緊急警報システム。
  2. 前記受信機に設けられる前記警戒区域表示部は、複数個の表示灯と、その複数個の表示灯のそれぞれに対応させて前記押しボタン式送信機が設けられた警戒区域名を明記してなる銘板とから構成され、
    前記警戒区域毎に設けられたすべての前記押しボタン式送信機からの前記復旧信号を前記受信機が受信すると、前記警戒区域を表示している前記表示灯を点滅させ、
    次に行われる前記コントローラに設けた警報リセットスイッチの押圧で、前記フラッシュランプの点滅を停止させるとともに、前記サイレンの鳴動を停止させ、かつ、前記LED表示大画面部の表示をリセットさせる指令信号を、前記大形警報表示器に送信させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の緊急警報システム。
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