JP4799232B2 - 光学素子成形金型および光学素子 - Google Patents

光学素子成形金型および光学素子 Download PDF

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本発明は、レンズ部と該レンズ部の周囲に設けたフランジ部とを有する光学素子、およびその光学素子を成形する光学素子成形金型に関するものである。
従来、階段状の回折構造をもつ成型レンズにおいて、回折面(グレーティング状の面)形状が、金型が移動して型開きを行う際、微小なずれを生じ回折面形状を変形させ所望の光学特性が得られないことがあった。
この影響を小さくする目的で、特許文献1に記載の光学素子の製造方法は、図13に示すように、レンズ面形状おけるパーティング面位置を検討し、レンズ成型品100の回折面を有するレンズ面100aを、型開き時に、金型101,102におけるレンズ成形品100が残る側の金型101、すなわち、突き出し機構(入れ子)103を摺動可能に備えた金型101側に配するようにしている。
特に、型開き時のずれの影響を受けるのは、高傾斜の回折面を有するレンズ面100aである。特許文献1に記載の光学素子の製造方法では、このずれの影響を小さくするために、高傾斜の回折面を有するレンズ面100aを、型開き状態においてレンズ成形品100が残る金型101側に配することにより、型開き時のずれの影響を小さくし、所望の光学性能を得ることを目的としている。
特開2002−200652号公報
しかし、前記従来の技術において、回折面を有するレンズ面100aをレンズ成形品100が残る金型101側から、突き出し機構103により離型する際、レンズ成形品100の樹脂流入口(ゲート)の収縮力によって引っ張られ、レンズ面の対称性がくずれるという問題があった。
特許文献1に記載の方法のように、高傾斜側の回折面を有するレンズ面100aを、型開き時に、レンズ成形品100が残る側の金型101に配する方が、ずれの影響を小さくできるが、レンズ成形品100が残る側の金型101には、樹脂流入口(ゲート)と流路(ランナー)が共に形成されている。このため型開き時には、レンズ成形品100が残る側の金型101に、ランナー部分とゲートとがつながった形で高傾斜の回折面を有するレンズ面100aが金型に密着した状態になる。
特許文献1の記載の方法では、図13に示すように、高傾斜の回折面を有するレンズ面100aによりコバ部を離型しているが、この際、レンズ成型品100と連なるゲートとランナー部も離型される。ゲートとランナー部は、スプルー部分をレンズ成形品100が残る側の金型101に設けるため、凹形状などの離型抵抗面を設ける。
ランナー部は、高傾斜の回折面を有するレンズ面100aとは、別の金型面で規制された状態で突き出されて離型する。その際、ランナーとゲート部の収縮力が、高傾斜の回折面を成形する金型面以外の規制面を起点に作用することとなり、高傾斜の回折面を有するレンズ面100aには、ランナー部およびゲート方向に引っ張られる力が発生する。
前記の状態で回折面をゲートを介して、引っ張って離型させようとすると、ランナー部およびゲート方向の面に、ゲート方向に引っ張られる収縮力を受けた状態で離型するため、高傾斜の回折面形状および非球面形状の形状精度を悪化させる。このため、レンズ面が非対称性をもったり、内部ひずみを発生させることとなる。これにより、レンズ成形品が高傾斜であって階段状の回折面であると、側面方向の抵抗が、通常の非球面レンズよりも高くなり、離型時の変形あるいは内部ひずみを発生させることになる。
また、近年の回折面を有するレンズには、入光側および出光側の両面に回折面を有するレンズもあり、レンズ面の片面のみの対策では、問題の解決にはならず、従来技術の型開閉時の対策は、両面がレンズ面をなす変形対策としての効果は得られない。
本発明は、前記従来の技術の課題を解決し、レンズ面が金型面より離型する際にレンズ面形状を変形させる力を、階段状の回折面などを有するレンズ面に加わらないようにする構成の光学素子、およびその光学素子を成形する光学素子成形金型を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の光学素子成形金型は、回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβとし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をαとし、α>βを満たす抗収縮力部の面を有する複数の凹形状を前記フランジ部に設けた光学素子を成形する光学素子成形金型であって、前記フランジ部の前記抗収縮力部の面を形成する抗収縮力部成形面と前記レンズ部のレンズ面の成形面とを、成形用の樹脂が流入するキャビティに配設される金型に形成したことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の光学素子成形金型は、回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβ とし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をα とし、α >β を満たす抗収縮力部の面を有する複数の凸形状を前記フランジ部に設けた光学素子を成形する光学素子成形金型であって、前記フランジ部の前記抗収縮力部の面を形成する抗収縮力部成形面と前記レンズ部のレンズ面の成形面とを、成形用の樹脂が流入するキャビティに配設される金型に形成したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の光学素子成形金型は、請求項1または請求項2において、前記光学素子が前記金型から離型する際に、前記金型の前記抗収縮力部成形面と前記光学素子が接触し、かつ、前記金型の前記αの角度を構成する前記回折面を成形する面と前記光学素子が接触しない状態で、前記金型から前記光学素子を離型するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の光学素子成形金型は、請求項3において、前記抗収縮力部成形面と前記αの角度を構成する前記回折面を成形する面を形成した入れ子を、前記金型に摺動可能に備えたことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の光学素子は、回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβとし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をαとし、α>βを満たす抗収縮力部の面を有する複数の凹形状を前記フランジ部に設けたことを特徴とする。
本発明の請求項6記載の光学素子は、回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβ とし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をα とし、α >β を満たす抗収縮力部の面を有する複数の凸形状を前記フランジ部に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、離型する直前から離型後までの過程において、階段状の回折面などを有するレンズ面の収縮を、フランジ部の抗収縮力部分が支えるため、光学部分に成形収縮力が加わらず、よって、レンズ面の変形を起さないようにすることができるため、高精度の光学面と低ひずみの光学素子を提供することができる。
また本発明は、回折形状を具備しないレンズに適用して同様の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態1の成形レンズの構成を説明するための断面図である。
図1において、1は光学レンズの成形に適した成形樹脂が用いられた成形レンズ、2は上下面にレンズ面2a,2bを有する成形レンズ1のレンズ部、3は該レンズ部2の周囲に設けられたフランジ部、4はゲート、5はランナー部である。
前記フランジ部3は、成形レンズ1の収縮力に抗する面である抗収縮力部3aを有する。実施形態1では、下抗収縮力部3aはレンズ面2bに対して一定の距離で360°円周に凹状に形成され、光軸方向に対して外側に傾斜するβの角度をなして形成され、さらに、抗収縮力部3aは、下レンズ面2bに対する接線角度の光軸方向に対する最小角度をαとすると、α>βの関係になるように構成されている。
図2,図3は、実施形態1の成形レンズ1の成形過程における抗収縮力部分の働きを説明するための断面図である。
図2,図3において、6は上金型、7は下金型、8は下金型7を構成するレンズインサート(金型入れ子)、9は成形樹脂が流入するキャビティ部分である。
本実施形態の一対の金型6,7において、下金型7を、両金型6,7が開いた際に成形レンズ1が残る側の金型とし、この下金型7に、下金型7に残った成形レンズ1のレンズ面全体を押し、離型するレンズインサート8を具備する構造にしている。さらに、このレンズインサート8に、レンズ成形面8aと抗収縮力部成形面8bとが共に形成されている。
実施形態1では図2に示すように、成形レンズ1において、成形レンズ1の形状中心に向かって収縮しようとする体積収縮力fと、溶融した成形樹脂の流入口となるゲート4、ランナー部5方向へ収縮しようとする体積収縮力fとが、成形樹脂の冷却過程において作用する。
図3(a)〜(c)は実施形態1における離型する際の抗収縮力部の働きを説明するための図である。
成形レンズ1の冷却固化後、下金型7のレンズインサート8が下レンズ面2b全体を突き上げ、その後、前記ランナー部5部分のみを引っ張るか、突き上げることによって、成形レンズ1の下レンズ面2bをレンズインサート8のレンズ成形面から離型させる。
その際、レンズインサート8におけるレンズ面より離型する微少量離れた量をtとすると、抗収縮力部3aとレンズインサート8の面とにおいて前記fの力が働く方向の隙間Δtβと、下レンズ面2bの光軸に対する最大角度αの面における前記f方向の隙間Δtαとの間の関係は、Δtβ=ttanβ、Δtα=ttanαである。
ここで、β<αであるから、Δtβ<Δtαの関係になるため、微小量金型面から離型した際、f方向に移動したとき、図3(b)に示すように、抗収縮力部3aが、下レンズ面2bよりも先にレンズインサート8の対応箇所に当接し(A部)、下レンズ面2bが部分的にレンズインサート8面に当接することはない(B部)ようにしている。
このように、成形レンズ1の光学部分の面が離型するまで、成形レンズ1を支える抗収縮力部3aを成形レンズ1の周辺に設けることにより、成形レンズ1の対称性を崩さずに成形することが可能になる。
図4は本発明の実施形態2における成形レンズの構成を説明するための断面図である。
図4において、実施形態2の成形レンズ11は、レンズ部12の両レンズ面12a,12bに階段状の形状が形成された回折光学素子であり、両レンズ面12a,12bをつなぐ面の段差部における光軸方向となす最小角αが、上レンズ面12a側ではα2−1、下レンズ面12b側ではα2−2の角度をなしている。
また、成形レンズ11の外周部のフランジ部13は、成形レンズ11の収縮力に抗する面である抗収縮力部13a,13bを両レンズ面12a,12bにそれぞれ有し、各抗収縮力部13a,13bが光軸方向に対して外側に傾斜するβの角度をなして形成されている。すなわち、上レンズ面12a側の抗収縮力部13aは、上レンズ面12aに対して一定の距離で360°円周に凹状に形成され、光軸方向に対して外側に傾斜するβ2−1の角度をなして形成され、下レンズ面12b側の抗収縮力部13bも下レンズ面12bに対して一定の距離で360°円周に凹状に形成され、光軸方向に対して外側に傾斜するβ2−2の角度をなして形成されており、さらに、それぞれα2−1>β2−1、α2−2>β2−2の関係になるように形成されている。
なお、図4中の14はゲート、15はランナー部である。
図5,図6は実施形態2の成形レンズ11の成形過程における抗収縮力部分の働きを説明するための断面図である。
図5,図6において、16は上金型、17は下金型、18は下金型17の成形面を構成するレンズインサート(金型入れ子)、19は成形樹脂が流入するキャビティ部分である。そして、レンズインサート18に、レンズ成形面18aと抗収縮力部分成形面18bとが共に形成され、また、上金型16に、レンズ成形面16aと抗収縮力部分成形面16bとが形成されている。
図5(a),(b)において、微小量Δt開いた時、体積収縮力fが発生し、f方向へレンズ面が動こうとする。その際、移動方向への金型面とレンズ成形面との隙間は、実施形態1と同様、Δtβ2−1=Δttanβ2−1、Δtα2−1=Δttanα2−1となる。
ここで、α2−1>β2−1であるから、Δtβ2−1<Δtα2−1となり、成形レンズ11が金型面から微小量離型した際、f方向に移動したとき、抗収縮力部13aが上レンズ面12aよりも先に上金型16の対応箇所に当接し(A部)、階段状の回折面である光学面と光学面とつなぐ面は当接することなく(B部)、離型方向に金型を開くことができる。
また、図6(a)〜(c)に示すように、成形レンズ11が残る側の下金型17において、ゲート14とランナー部15による前記体積収縮力fが作用するが、実施形態1と同様、Δtβ2−2=Δttanβ2−2、Δtα2−2=Δttanα2−2となる。
ここで、α2−2>β2−2であるから、Δtβ2−2<Δtα2−2となるため、前記上レンズ面12a側と同様に、抗収縮力部13bが下レンズ面12bより先にレンズインサート18の対応箇所に当接し、階段状の回折面の光学面と光学面とをつなぐ面は当接することなく、離型方向に成形レンズ11を離型することができる。
図7(a)は本発明の実施形態3における成形レンズの構成を説明するための断面図、図7(b)は図7(a)の成形レンズの要部の底面図、図8は実施形態3の金型の要部を示す断面図であり、以下の説明において、実施形態2にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
実施形態3では、実施形態2における上金型16と下金型17の成形面を上下逆にし、成形レンズ11の高傾斜側を、型開き時、成形品が金型に残る側、すなわち下金型17に配した例である。
実施形態3において、抗収縮力部分の働きは実施形態2と同様であるが、金型面により長く高傾斜側の面を残すことによって、転写性の向上を図っている。
図9(a)は本発明の実施形態4における成形レンズの構成を説明するための断面図、図9(b)は図9(a)の成形レンズの要部の底面図である。
実施形態4では、成形レンズ11の光学面の円周方向に形成されたフランジ部13における下レンズ面12b側に複数の凹部21を形成し、この凹部21の内傾斜面21aの形状を、側面方向の光軸方向に対する角度が光学面に対して、図示したように前記実施形態1,2と同様な関係になるように形成することにより前記抗収縮力部として機能させる。この凹部21を等角度間隔で配置する。このことにより、レンズ面への収縮力の影響を与えないようにしている。
実施形態4では、図示しないが成形レンズ11の前記形状に対応させて、レンズインサートの同一パーツに、レンズ面の成形面と抗収縮力部である凹部21の成形面を形成する。
図10(a)は本発明の実施形態5における成形レンズの構成を説明するための断面図、図10(b)は図10(a)の成形レンズの要部を示す底面図である。
実施形態5では、成形レンズ11の光学面の円周方向に形成されたフランジ部13における下レンズ面12b側に複数の凸部22を形成し、この凸部22の外傾斜面22aの形状を、側面方向の光軸方向に対する角度が光学面に対して、図示したように前記実施形態1,2と同様な関係になるように形成することにより前記抗収縮力部として機能させる。この凸部22を等角度間隔で配置する。このことにより、レンズ面への収縮力の影響を与えないようにしている。
実施形態5では、図示しないが成形レンズ11の前記形状に対応させて、レンズインサートの同一パーツに、レンズ面の成形面と抗収縮力部である凸部22の成形面を形成する。
図11,図12は本発明の実施形態6を説明するための成形金型の断面図である。
図11,図12において、31は上金型、32は下金型、33は、レンズ成形面33aが形成され、上金型31の成形面の一部を構成する上レンズインサート、34は、レンズ成形面34aが形成され、下金型32の成形面の一部を構成する下レンズインサート、35は成形樹脂が流入するキャビティ部分であり、上金型31と下金型32とに、抗収縮力部成形面31b,32bがそれぞれ形成されている。
実施形態6では、前記実施形態と異なり、成形レンズ11の抗収縮力部13a,13bを、レンズインサート33,34でなく、上金型31と下金型32とに形成している。
そして、図12に示すように、レンズ成形面33a,34aを有する両レンズインサート33,34を金型31,32よりも先に動作させ、成形レンズ面から金型面を離型させる。その後、抗収縮力を形状を形成している両金型31,32間を開き、ランナー部15を突き出すことにより、抗収縮力部13a,13bを離型させる。
このようにすることによって、レンズ面12a,12bを離型する際には、抗収縮力部13a,13bが、金型31,32に密着しているため、前記体積収縮力f,fの影響を受けることなく、レンズ面12a,12bを良好に離型させることが可能となる。
本発明は、ピックアップ用のレンズ、あらゆる精密成型レンズに適用され、例えばカメラや望遠鏡、顕微鏡のレンズに実施して有効である。また、レンズでなくても精度の要るプリズムなどのその他の精密部品にも用いることができる。
本発明の実施形態1の成形レンズの構成を説明するための断面図 実施形態1の成形レンズ1の成形過程における抗収縮力部分の働きを説明するための断面図 実施形態1の成形レンズ1の成形過程における抗収縮力部分の働きを説明するための断面図 (a)〜(c)は実施形態1における離型する際の抗収縮力部の働きを説明するための図 (a),(b)は本発明の実施形態2における成形レンズの構成を説明するための断面図 (a)〜(c)は本発明の実施形態2における成形レンズの構成を説明するための断面図 (a)は本発明の実施形態3における成形レンズの構成を説明するための断面図、(b)は(a)の成形レンズの要部の底面図 実施形態3の金型の要部の断面図 (a)は本発明の実施形態4における成形レンズの構成を説明するための断面図、(b)は(a)の成形レンズの要部を示す底面図 (a)は本発明の実施形態5における成形レンズの構成を説明するための断面図、(b)は(a)の成形レンズの要部を示す底面図 本発明の実施形態6を説明するための成形金型の断面図 本発明の実施形態6を説明するための成形金型の断面図(離型時) 従来の光学素子の製造方法を説明するための金型部分を示す断面図
符号の説明
1,11 成形レンズ
2,12 レンズ部
2a,12a 上レンズ面
2b,12b 下レンズ面
3,13 フランジ部
3a,13a 抗収縮力部
4,14 ゲート
5,15 ランナー部
6,16,31 上金型
7,17,32 下金型
8,18,33,34 レンズインサート(金型入れ子)
8a,16a,18a,33a,33b レンズ成形面
8b,16b,18b 抗収縮力部成形面
9,19,35 キャビティ
21 凹部
21a 内傾斜面
22 凸部
22a 外傾斜面

Claims (6)

  1. 回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβとし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をαとし、α>βを満たす抗収縮力部の面を有する複数の凹形状を前記フランジ部に設けた光学素子を成形する光学素子成形金型であって、
    前記フランジ部の前記抗収縮力部の面を形成する抗収縮力部成形面と前記レンズ部のレンズ面の成形面とを、成形用の樹脂が流入するキャビティに配設される金型に形成したことを特徴とする光学素子成形金型。
  2. 回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβとし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をαとし、α>βを満たす抗収縮力部の面を有する複数の凸形状を前記フランジ部に設けた光学素子を成形する光学素子成形金型であって、
    前記フランジ部の前記抗収縮力部の面を形成する抗収縮力部成形面と前記レンズ部のレンズ面の成形面を、成形用の樹脂が流入するキャビティに配設される金型に形成したことを特徴とする光学素子成形金型。
  3. 前記光学素子が前記金型から離型する際に、前記金型の前記抗収縮力部成形面と前記光学素子が接触し、かつ、前記金型の前記αの角度を構成する前記回折面を成形する面と前記光学素子が接触しない状態で、前記金型から前記光学素子を離型するよう構成した
    請求項1または請求項2に記載の光学素子成形金型。
  4. 前記抗収縮力部成形面と前記αの角度を構成する前記回折面を成形する面を形成した入れ子を、前記金型に摺動可能に備えた
    請求項3記載の光学素子成形金型。
  5. 回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβとし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をαとし、α>βを満たす抗収縮力部の面を有する複数の凹形状を前記フランジ部に設けた光学素子。
  6. 回折面を有するレンズ部と前記レンズ部の周囲に設けたフランジ部とにより構成され、かつ前記フランジ部の任意の面と前記レンズ部の光軸とのなす角度をβとし、前記レンズ部の前記回折面と前記レンズ部の光軸とのなす角度の最小値をαとし、α>βを満たす抗収縮力部の面を有する複数の凸形状を前記フランジ部に設けた光学素子。
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