JP4797367B2 - 細断処理装置 - Google Patents
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Description
また、環境問題に対する意識の高まりから紙資源を有効に利用すべく、細断処理の結果物である紙片(細断物)を焼却処分せずに、例えば梱包品の緩衝材や再生紙の原料として再利用されている。
なお、モータの発熱によるシュレッダ内部の温度上昇を抑えるために、空冷用ファンが設けられている。また、細断処理による紙片は、予め設置されたくず箱に排出され、くず箱が紙片で満杯になったら、くず箱から紙片を回収する。
特許文献1では、シュレッダの天板の前辺部分の全幅にわたる停止スイッチ板を設けた構造が開示されている。このような広い面積の停止スイッチ板は、天板と同一面になっている。緊急事態のときには、使用者は停止スイッチ板を平手や身体の一部で押下することによりシュレッダの回転刃を停止させることができる。
また、特許文献2では、シュレッダの上面の左右両側に、カッタを駆動する電動機への通電を切るスイッチを設けた構造が開示されている。この2つのスイッチの位置は、緊急事態のとき、例えば使用者のネックレスが投入口に巻き込まれてしまったときに使用者がとっさに両手を広げて手をつくであろう上面の場所である。2つのスイッチのいずれか一方が押されると、カッタを駆動する電動機への通電が切られる。
例えば、特許文献1に開示された構造では、停止スイッチが設けられた位置以外の位置で使用者がシュレッダを作動させている場合には、停止スイッチの位置確認に手間取ることが考えられる。また、停止スイッチが設けられた位置に使用者がいても、何らかの事情で使用者が停止スイッチを押せない場合に使用者以外の者が停止スイッチを押そうとしたときにも、停止スイッチの位置確認が容易でないことも考えられる。
また、例えば特許文献2に開示された構造では、使用者がとっさに両手を広げて手をつくであろう上面部の場所に停止スイッチを設けているので、必ずしも使用者が停止スイッチに手をつくとは限らず、停止スイッチの位置確認を容易に行うことができないということが考えられる。
ここで、この押しボタンスイッチの押される面が周囲の面よりも突出していることを特徴とすれば、押しボタンスイッチの視認性を確保することができる点で好ましい。また、押しボタンスイッチの押される面が、周囲の面と同一面または周囲の面よりも凹部の底面側に位置することを特徴とすれば、誤操作の更なる防止を実現することができる点で優れている。
ここで、この凹部は、周囲の面と底面との間に位置する中間底面を有することを特徴とすれば、押しボタンスイッチが押されるときの当該押しボタンスイッチへの加重の軽減および使用者の手のひらへの加重軽減が可能である。この場合には、押しボタンスイッチの作動位置が周囲の面の位置と第1の底面の位置との間にあることを特徴とすることができる。
図1は、本実施の形態に係る古紙の処理装置(以下、古紙処理装置とも言う)を示す概略構成図である。同図に示す古紙処理装置は、装置の上部を構成する上面部1と、上面部1に設けられ、廃棄する古紙(細断処理すべき用紙)が投入される投入部11とを備えている。また、古紙処理装置は、上面部1の投入部11に投入された古紙の処理(細断処理等)を行うとともに処理済み古紙(以下、チップとも言う)を内部に一時的に収容する本体部2を備えている。また、古紙処理装置は、本体部2における古紙の処理等の指示を使用者が出すとともに古紙の処理等に関して使用者への通知事項を表示するための操作表示部5を上面部1に備えている。また、古紙処理装置は、本体部2の内部に収容されたチップを装置外へ排出する際に開閉可能な開閉扉25と、この開閉扉25に設けられ、本体部2の内部に収容されたチップの量を視認可能な窓25aと、本体部2の移動を可能にするためのキャスタ26とを備えている。なお、窓25aには、光を透過する部材25bが嵌め込まれている。
また、古紙処理装置の本体部2は、装置内部の空気流を強制的に形成するためのファン23と、破砕ユニット3や圧縮ユニット4等(各部)の動作を制御する制御部6と、外部からの電源供給についてON/OFFの操作を使用者が行うための主電源スイッチ(メインスイッチ)24とを備えている。また、外部からの電源供給は、インレット付きブレーカ24aを介してなされる。
このような互い違い配置かつ入り込み配置の回転刃33A,33Bによって、重なり領域である噛合部35が形成されている。
ここで、第1の回転刃列32Aの回転方向と第2の回転刃列32Bの回転方向とは互いに反対方向である。すなわち、一方の回転刃列が時計方向に回転し、他方の回転刃列が反時計方向に回転する。具体的には、通常(正回転時)には、図2に示すように、第1の回転刃列32Aは時計方向に回転し、第2の回転刃列32Bは反時計方向に回転する。これにより、噛合部35の噛合側35aは、回転軸31A,31Bの位置よりも下方に位置し、噛合部35の反噛合側35bは回転軸31A,31Bの位置よりも上方に位置する。また、破砕モータ36は、正逆反転が可能なものであり、第1の回転刃列32Aおよび第2の回転刃列32Bを図2の矢印方向とは反対の方向に回転させることも可能である。その場合には、噛合部35の噛合側35aと反噛合側35bとが互いに反対の位置になる。
また、第1の回転刃列32Aの回転速度(周速度)と第2の回転刃列32Bの回転速度とは互いに異なっている。すなわち、古紙投入側に位置する第1の回転刃列32Aは遅く(低速)回転し、古紙投入側とは反対側に位置する第2の回転刃列32Bは速く(高速)回転する。その速度差は例えば2倍の値を採用することができる。
スクリュ43は、筒状部材42の中で支持された回転軸43aの軸方向に沿って延びるようにらせん状のスクリュ片43bが回転軸43aに取り付けられて構成されている。すなわち、スクリュ43は、一方向に回転することにより、ホッパ41から筒状部材42内に連続的に供給されたチップを下方に移動させる(押し出す)。筒状部材42の下端部分42bは、上端部分42aよりも開口径が狭く絞られた絞り形状である。この絞り形状により、チップを下端部分42bで圧縮してチップの塊にすることができる。
圧縮モータ44は、制御部6により制御されている。そして、圧縮モータ44で発生した駆動力は、図示しない駆動伝達系を介してスクリュ43に伝達される。スクリュ43は、チップを下方に押し出す方向に回転する。
ここで、筒状部材42内でチップがスクリュ43の押圧力で円滑に前進できるように、スクリュ片43bの円周方向での範囲は、回転軸43aを中心として360度以内とされている。また、スクリュ43の回転に伴ってチップの塊が同じように回るだけで前進しない共回り現象を防止するために、筒状部材42の内面には、長さ方向に延びる図示しない複数の小突起部が全周にわたって形成されている。
ボックス22は、ダクト21内を移送されてダクト21から排出されたチップの塊を受け取るように配置されている。そして、ボックス22は、開閉扉25を開けて本体部2から取り出し可能になっている。
古紙処理装置の状態として、上述のイニシャライズ状態のほかに、停止状態、スタンバイ(待機)状態、処理状態、省電力状態、エラー発生状態およびシステムエラー状態がある。以下、各状態について簡単に説明する。
すなわち、所定のイニシャライズ処理が完了すると、古紙処理装置は停止状態になる。そして、停止状態において、図示しないスタートスイッチが押されると、スタンバイ状態に移行する。ペーパーセンサ90が投入部11に古紙が投入されたことを検出すると、処理状態に移行し、破砕ユニット3が作動して古紙の処理(細断処理)が開始される(オートスタート)。古紙の処理が終了すると、処理状態からスタンバイ状態に戻る(オートストップ)。
そして、処理状態のときに、開閉扉25が開けられたことがドアセンサ98により検出されると、エラー発生状態になり、直ちに古紙の処理が中止される。なお、古紙処理装置の操作表示部5の一部を構成する非常停止ボタン(押しボタンスイッチ)51が上面部1に設けられており、この非常停止ボタン51が処理状態のときに押されると、強制的に停止されてエラー発生状態になる。また、紙詰まりであることを制御部6により判別されたときには、所定の紙詰まり処理が行われる。
また、例えば所定の紙詰まり処理によっても紙詰まりが解除できない等のカスタマーサービスを呼ばなければ対処できない事態になったときには、システムエラー状態になる。
また、スタンバイ状態のときに図示しないスタートボタンが所定の時間押し続けられると、マニュアルモードに移行する。このマニュアルモードでは、図示しないスタートボタンが押されている間は古紙の処理が継続される。なお、ファン23は、制御部6により必要に応じて作動することになる。
投入された古紙は、第1の押付部材34Aによって第1の回転刃列32A(低速側)に押し付けられているので、第1の回転刃列32Aの回転刃33Aに引っ掛けられる。このため、破砕ユニット3の第1の回転刃列32Aおよび第2の回転刃列32Bが回転すると、第1の回転刃列32Aの回転刃32Aに引っ掛けられた古紙は、第1の回転刃列32Aに巻き付きながら内部に1枚ずつ引き込まれていく。そして、噛合部35にて、第1の回転刃列32Aに引っ掛けられた古紙は、第2の回転刃列32Bによって剥ぎ取られ、破砕されていく。
細かくなった古紙はチップとなって、次工程(圧縮工程)を行う圧縮ユニット4へと落下していく。そして、大きな古紙は再び噛合部35で破砕され、それでも細かく破砕されなかった古紙は、細かくなるまで噛合部35の通過を繰り返す。このように、古紙処理装置はまず、投入された古紙を第1の回転刃列32Aと第2の回転刃列32Bとの速度差で引きちぎってチップにしていく(細断処理)。
なお、第1の回転刃列32Aに巻き付いたほとんどすべての古紙が第2の回転刃列32Bによって剥ぎ取られて第2の回転刃列32Bに移動する。このため、第1の回転刃列32Aの回転刃33Aは、古紙によって埋まることなく常に露出し、古紙を引っ掛けるという第1の回転刃列32Aの機能が維持される。
ボックス22内のチップは、開閉扉25を開けてボックス22ごと本体部2から運び出されて回収される。なお、回収されたチップは、紙の繊維が寸断されていないので、再資源化を容易に実現することができる。また、回収されたチップは、古紙を不定形かつ不規則に破砕したものであるので、高い機密性を保持することができる。
図3は、古紙処理装置の上面部1(図1又は図2参照)を全体的に覆っているトップカバー12を拡大して示す斜視図である。図3に示すように、トップカバー12は、装置前部Fから奥行き方向Dに略同一幅で延びるくぼみ形状部13を有する。
このくぼみ形状部13は、使用者が位置することになる装置前部Fの一辺15から略中央部にかけて周囲16よりもくぼんで形成されている。くぼみ形状部13の底面14は、起伏をもった形状になっている。すなわち、くぼみ形状部13の底面14は、装置前部Fの一辺15から装置後方へと続く上り斜面部14aと、上り斜面部14aの終点となる頂部14bと、頂部14bから下っていく下り斜面部14cとからなる。そして、下り斜面部14cの上方には、くぼみ形状部13の幅(幅方向Wの寸法)と略同一幅の仕切り部17が設けられている。仕切り部17の下端17aは、下り斜面部14cと離間している。上述した投入部11(図1又は図2参照)は、下り斜面部14cと仕切り部17とで画定されている。
隆起部18の、凹部19よりも装置前部F側には、上述した操作表示部5が設けられている。なお、この操作表示部5は、図示しないスタートボタンやインジケータ等を有する。
図4は、図3に示した上面部1の隆起部18における凹部19と非常停止ボタン51との位置関係を示す概略図であり、図3の線IV−IVによる断面図である。
図4に示すように、凹部19には、段部19bが形成されている。すなわち、凹部19は、この段部19bにより、第1の凹部71と第2の凹部72とが形成されている。第1の凹部71は、傾斜した側壁面71aと、側壁面71aに連続して形成された第1の底面71bとを有する。側壁面71aは上方を向くように傾斜している。そして、図3に示すように、第1の凹部71は、幅方向Wに延びる溝形状となっている。すなわち、第1の凹部71は、幅方向W側には側壁面を有さず、開口している。
また、第2の凹部72は、図4に示すように、傾斜した内周面72aと、内周面72aに連続して形成された第2の底面72bとを有する。すなわち、第2の凹部72は、円形にくぼんでいる。第2の底面72bの中心部に、非常停止ボタン51の取付穴72cが穿設されている。なお、内周面72aは、上方を向くように傾斜している。
また、ロック状態の非常停止ボタン51を回転させることでロックを解除することができ、元の位置に戻る。このように、非常停止ボタン51の動作によるエラー発生状態から元の状態に復帰させるためには、使用者の回復という明確な意思表示を必要とする。
この非常停止ボタン51は、通常時には、押面51aが隆起部18の表面(周囲の面)18aの位置よりも上方に寸法δ程度高くなるように設置されている。すなわち、図5に示すように、非常停止ボタン51の押面51aが隆起部18の表面18aの位置からδ=1.5mmほど突出している。非常停止ボタン51は、上述したように5mmのストロークを有するので、非常停止ボタン51の押面51aを隆起部18の表面18aの位置からさらに3.5mm押し下げないと、非常停止ボタン51は動作しない。言い換えると、通常時における非常停止ボタン51の押面51aは、隆起部18の表面18aよりも上方に位置する一方で、非常停止ボタン51の動作ポイントは、隆起部18の表面18aよりも下方に位置している。
そして、非常停止ボタン51の周りに空間を形成することで、非常停止ボタン51の操作性を向上させている。そして、通常時における非常停止ボタン51の押面51aを隆起部18の表面18aよりも上方に設定したり、凹部19における第1の凹部71の側壁面71aや第2の凹部72の内周面72aを傾斜させたりすることにより、非常停止ボタン51の視認性を向上させている。
そして、非常停止ボタン51の押面51aが隆起部18の表面18aの位置から更に押し下げられることで、非常停止ボタン51は動作する。言い換えると、非常停止ボタン51の押面51aが隆起部18の表面18a程度まで押し下げられても、非常停止ボタン51は動作しない。このため、隆起部18に例えば処理すべき書類等が一時的に載置されたとしても、非常停止ボタン51の押面51aが書類等によって押し下げられるのは、隆起部18の表面18aと略同一位置までである。したがって、非常停止ボタン51は動作ポイントまでは押し下げられず、非常停止ボタン51の誤操作を防ぐことができる。
そして、非常停止ボタン51は、使用者の手のひらの付け根側の部分で押すのが好ましいが、2段構造の採用により、使用者はさほど意識しなくても、手のひらの付け根側の部分で非常停止ボタン51を押すことができる。
ここで、凹部19の2段構造は、強度向上の効果も期待することができる。すなわち、非常停止ボタン51が取り付けられた第2の底面72bは、より小さい平面の方が、強度上有利である。したがって、特に強度を確保するための構造を追加しなくても、非常停止ボタン51が強く押込まれたときの強度を確保できると考えられる。
なお、隆起部18の表面18aからの凹部19の深さdは25mmで、幅wは80mmとし、非常停止ボタン51の押面51aとして直径20〜30mm程度の大きさのものを用いることができる。
なお、上述した実施の形態における上面部1には、投入部11、凹部19および非常停止ボタン51が設けられているが、上面部1に凹部19および非常停止ボタン51を設ける一方で、投入部11を上面部1以外の例えば側面部に設ける構造も考えられる。
図6は、上面部1の隆起部18における凹部73と非常停止ボタン51との位置関係を示す概略図であり、図3の線IV−IVによる断面図である図4に対応した図である。
図6に示すように、変形例に係る凹部73は、傾斜した互いに対向する一対の側壁面73a,73bと、側壁面73a,73bの各々に連続して形成された底面73cと、底面73cの中心部に穿設された取付穴73dとを有する。すなわち、凹部73は、2段構造ではなくて1段構造である。一対の側壁面73a,73bは、上方を向くように傾斜している。また、凹部73は、幅方向W(図3参照)に延びる溝形状であり、幅方向W側には側壁面を有さず、開口している。このため、古紙処理装置に左右方向から近づく場合に、非常停止ボタン51が目に付きやすいと言える。
変形例に係る凹部73では、例えば幅wが狭いような場合には、凹部73の形状を簡略化できるという利点が考えられる。
また、投入部11を古紙の処理装置の側方に設け、非常停止ボタン51を上面部1に設けることも考えられる。その場合の非常停止ボタン51の位置は、上面部1の使用者手前側に設けてもよいが、その逆の奥側に設けることも考えられる。
Claims (4)
- 投入部から投入された用紙を駆動源の駆動力により細断処理する細断処理装置において、
前記投入部の近傍で周囲の面よりもくぼんだ位置に底面を有する凹部と、
前記凹部の前記底面に設けられた、前記駆動源を停止させるための押しボタンスイッチと
を含み、前記押しボタンスイッチが押されて前記駆動源が停止する当該押しボタンスイッチの作動位置が前記周囲の面よりも前記凹部の前記底面側にあり、
前記凹部は、前記周囲の面と前記底面との間に位置する中間底面を有することを特徴とする細断処理装置。 - 前記押しボタンスイッチの作動位置が前記周囲の面の位置と前記中間底面の位置との間にあることを特徴とする請求項1に記載の細断処理装置。
- 投入された用紙を駆動源の駆動力により細断処理する細断処理装置において、
前記装置の上面部で周囲の面よりもくぼんだ凹部と、
前記凹部に設けられた、前記駆動源を停止させるための押しボタンスイッチと
を含み、前記押しボタンスイッチが押されて前記駆動源が停止する当該押しボタンスイッチの作動位置が前記周囲の面よりもくぼんだ位置にあり、
前記凹部は、前記周囲の面と前記押しボタンスイッチが設けられる当該凹部の底面との間に位置する中間底面を有することを特徴とする細断処理装置。 - 前記押しボタンスイッチの作動位置が前記周囲の面の位置と前記中間底面の位置との間にあることを特徴とする請求項3に記載の細断処理装置。
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