JP4795823B2 - 製麺装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手延べ麺風味の乾燥麺製品、生麺、半乾燥麺、蒸し麺、フライ麺等を連続して機械的に作り出すことのできる製麺装置に関する。
手延べ式製麺方法は、材料を混ぜ合わせ(ミキシング工程)、多加水状の生地を練り込み1本の太い麺棒状に切り出し(切り回し工程)、段階的に引き延ばしと熟成を交互に数回繰り返して除々に細くして麺線を製造し(ほそめ工程)、かけば機で2本の麺棒(掛杆)に麺線を8の字掛けに連続して引っ掛ける(かけば工程)。そして、熟成を重ねるごとに2本の麺棒を順次大きく開いて更に引きのばし、グルテン繊維を細長くしめあげて密着性を高める(こびき工程)。
このように製造される手延べ麺は、 薄く延ばした生地を切って麺の形に仕上げる手打ち麺や機械麺よりも強靭で表面が滑らかであり、かつ切り口が無いので、茹ですぎても味落ちせず、消費者に好まれる。また、麺端には、引き伸ばしによる三角形状のバチが形成され、この部分は特に粘りが強くこしがあるので好まれる。しかし、手伸べ式製麺方法は、1本の麺棒から製麺するため、短時間で大量に生産することが困難であった。
そこで、現在、大量生産を目的として、これらの工程が機械化されており、本発明者も種々の装置を開発して、量産性の向上を図ってきた。例えば、特許文献1には、麺の伸長作業の機械化を実現させたこびき装置が記載されている。詳しくは、本体側に固定され、麺線が掛けられた掛杆(麺掛け棒)を架乗するための複数個の溝状の掛杆受部が階段上に形成された一対の固定板と、掛杆を架乗するための複数個の掛杆架乗部を有し、上下前後に周回移動することにより固定板上の掛杆を一段ずつ上段に移送する一対の移動板と、を備えており、麺線が掛けられた一対の麺掛け棒のうち上方の麺掛け棒を順次階段状に上昇させていくことにより、上麺掛け棒と下麺掛け棒との間を離し、麺線に伸長作用を与えることができる。
特開2003−52298号公報
しかしながら、特許文献1記載の装置では、バチの形成が十分でなかった。そこで、本発明は、上記に鑑み、十分にバチを形成することのできる製麺装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、長板状の上麺掛け棒及び下麺掛け棒と、上麺掛け棒を搬送する上麺掛け棒搬送手段と、下麺掛け棒を搬送する下麺掛け棒搬送手段と、を有し、上麺掛け棒搬送手段又は下麺掛け棒搬送手段は、麺線を伸長させる伸長機構を有し、伸長機構は、装置本体に固定され、上端に、麺掛け棒を架乗するための複数の溝状の麺掛け棒受部が、麺線伸長方向に階段状に形成された固定板と、固定板に対し上下前後に周回移動することにより、上端に形成された複数の溝状の麺掛け棒架乗部に、麺掛け棒受部に載置された麺掛け棒を架乗して持ち上げ、それぞれ隣りの麺掛け棒受部に移動させ、麺線に伸長作用を与える移動板と、固定板に対して前後方向にスライド可能に設けられた支持板と、を備え、支持板は、麺掛け棒が麺掛け棒受部に載置されたときに、麺掛け棒受部の幅を狭める方向にスライド移動して、麺掛け棒を支持することにより、麺掛け棒の傾きを防止することを特徴とする製麺装置である。このように、本発明は、麺掛け棒として長板状のものを用い、かつ、麺掛け棒受部に載置された麺掛け棒の傾きを防止する支持板を設けたことを特徴とするものである。
詳述すると、バチは、麺線伸長時に麺掛け棒との接触面で形成されるものであるが、従来、麺掛け棒には丸棒が用いられてきた。しかし、丸棒の場合、引き伸ばしの際に天面に生地が厚く残りやすく、うまくバチを形成することができなかった。そこで、バチの形成には麺掛け棒の形状が重要であることが分かり、本発明では麺掛け棒を長板状にすることにより、十分なバチを形成することを可能とした。
長板状の麺掛け棒は、その幅方向端部が麺線に接触し、麺線にバチを形成しやすい。なお、長板状の麺掛け棒とは、断面矩形状のものに限定されるものではなく、楕円形のものを含むものである。特に、麺掛け棒は、麺接触側が尖った刀形とするのが好ましい。刀面を麺線に接触させて伸長すれば、同じ厚みで三角形状のバチを形成することができる。
しかし、麺掛け棒を長板状にした場合の問題点として、設置時の安定感の無さがある。すなわち、固定板及び移動板を利用した麺線の伸長時には、上麺掛け棒と下麺掛け棒には負荷がかかるので、麺掛け棒の形状の不安定さから麺掛け棒受部内で倒れやすくなってしまう。麺掛け棒が傾くと、その幅方向端部が麺線に接触せず、うまくバチを形成することができない。そこで、本発明は支持板を設け、麺掛け棒が麺掛け棒受部に載置されたとき、麺掛け棒受部の幅を狭める方向にスライド移動させて、その一部により麺掛け棒を支持するようにしたものである。この構成により、麺掛け棒の傾きを防止することができる。
支持板による麺掛け棒の支持は、麺掛け棒に軽く接触する程度が好ましい。この程度であれば、麺掛け棒の傾きを防止できると共に、麺掛け棒に掛けられた麺線を傷つけないですむ。また、スライドの方向は、麺掛け棒受部の幅を狭める方向であればよい。
また、支持板は、板状の支持板本体と、支持板本体にバネを介して設けられた複数の緩衝体とからなり、緩衝体によって麺掛け棒を支持するのが好ましい。緩衝体が麺掛け棒と接触する際に、その衝撃がバネにより緩衝されるので、適度な圧力で麺掛け棒を支えることができ、麺掛け棒に掛けられた麺線を傷つけないですむ。
さらにまた、伸長機構は上麺掛け棒搬送手段又は下麺掛け棒搬送手段のいずれに設けてもよい。伸張機構を上麺掛け棒搬送手段に設けた場合には、固定板の麺掛け棒受部を上り階段状に形成し、伸張機構を下麺掛け棒搬送手段に設けた場合には、固定板の麺掛け棒受部を下り階段状に形成する。また、伸長機構を下麺掛け棒搬送手段に設けた場合には、伸長機構は、上端に、搬送方向に突出するツメ部が複数形成されたツメ付き板を有するのが好ましい。伸長時にツメ部が麺掛け棒架乗部の上方を覆うことにより、下麺掛け棒が麺掛け棒架乗部から上方へ飛び出さないように規制できる。したがって、麺線を伸長することができる。
また、上麺掛け棒の背に沿って麺線が切断された際に、上麺掛け棒に一部の麺線がこびりついてしまうが、これを解消するために、上麺掛け棒の側面にスライド自在な剥離板が設けられる場合がある。本製麺装置は、その上麺掛け棒の側面にスライド自在に設けられた剥離板を、上方へ突き上げる突き上げ突上手段が設けられる。剥離板を上方に突き上げれば、上麺掛け棒にこびりついた麺線を払い落とすことができる。
なお、麺線は、複数並べられた上麺掛け棒及び下麺掛け棒に、交互に波状(ジグザグ状)に連続的に麺線を掛けてもよいし、1本の上麺掛け棒と1本の下麺掛け棒とを1セットとし、それに輪状または8の字状に掛けてもよい。いずれにしても、上麺掛け棒と下麺掛け棒との距離を離すことにより、麺線を伸長させることができる。
以上のとおり、本発明によると、長板状の麺掛け棒を用い、かつ、支持板を設けることにより、より手延べ麺に近い十分なバチを持つ手延べ風機械麺を製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は製麺装置の構成を示す側面図である。本製麺装置は、製麺装置本体1と、上麺掛け棒2と、製麺装置本体1内において上麺掛け棒2を間欠的に搬送する上麺掛け棒搬送手段3と、下麺掛け棒4と、下麺掛け棒4を搬送する下麺掛け棒搬送手段5と、麺線aを上麺掛け棒搬送手段3及び下麺掛け棒搬送手段5に供給する麺線供給手段6と、上麺掛け棒2及び下麺掛け棒4に掛けられた麺線aをバチ状に切断する切断機構7と、上麺掛け棒2に付着した麺線aを剥がし落とすための剥離機構8と、から構成される。
図2は上麺掛け棒2を示す図、図3は上麺掛け棒本体を示す図であって、それぞれ(a)は側面図、(b)は正面図である。上麺掛け棒2は、刀状の上麺掛け棒本体9と、剥離板10と、から構成される。上麺掛け棒本体9は、天面が尖った頂部9aをもつ刀形の長板である。天面は直径0.5〜1.5mm程度に丸め加工されており、麺線伸長時において、麺線aが切断しにくくなる。また、天面の先端角度が40〜70°とされる。この範囲よりも小さければバチが薄くなりすぎ、大きければバチが厚くなりすぎる。また、頂部9aの斜面が外側に湾曲される。斜面を直線状とすると、斜面に生地が厚く残りやすくなるが、頂部9aの斜面を外側に湾曲させることにより、生地の厚みを均一とすることができる。
剥離板10は、上麺掛け棒本体9の底面と対向する底板10aと、その幅方向両端から折曲して延設された側壁10bとから、全体としてコの字状に形成され、底板10aの内面と上麺掛け棒本体9の底面とがバネ12により連結される。バネ12は、くの字状に折曲され、一端が底板10a内面に固定され、他端が上麺掛け棒本体9の底面に固定され、剥離板10と上麺掛け棒本体9とを互いに離反する方向に付勢している。剥離板10の底板10aを上方に押し上げると、底板10aが上麺掛け棒本体9の底面に近づき、側壁10bが上方にスライド移動する。この動作により、側壁10bが、上麺掛け棒本体9と、これに切断後こびり付いた麺線aとの間にすべり込み、麺線aを剥離することができる。なお、剥離板10の側壁10bの高さは、上麺掛け棒本体9の高さよりも高く設定するのが好ましい。
図4は下麺掛け棒を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図である。下麺掛け棒4は、両側端から側方へ突出した断面矩形状の架乗部4aが形成されている以外は、上述の上麺掛け棒本体9と同一の形状とされ、刀状の天面が麺線aと接触するように反転させて、刀面が下方に向いた状態で用いられる。架乗部4aが、下麺掛け棒搬送手段5に載置される。
麺線供給手段6は、ベルトコンベヤ6aから構成され、上麺掛け棒搬送手段3の上方に配される。ベルトコンベヤ6a上に整列して並べられた麺線aを上麺掛け棒搬送手段3にゆっくりと垂らすことにより、上麺掛け棒2に波状に麺線aが掛けられる。
上麺掛け棒搬送手段3は、刀面が外側になるように上麺掛け棒2の両端を固定し、装置前後に周回させる左右一対のチェーンベルト3aと、チェーンベルト3aを駆動させる駆動手段(図示せず)と、から構成される。駆動手段は、チェーンベルト3aを間欠駆動する。
下麺掛け棒搬送手段5は、下麺掛け棒4を段階的に下方へ移動させる伸長機構12と、延伸後の麺線aを後方へ搬送するために下麺掛け棒4を搬送する搬送機構13と、後方(搬送方向)に搬送された下麺掛け棒4を回収し、前方へ送り返す回収機構14と、回収機構14で回収された下麺掛け棒4を再び伸長機構12へ送る下麺掛け棒取込機構15と、から構成される。
図5は伸長機構の構成を示す図、図6は固定板の構成を示す図、図7は支持板の構成を示す図、図8は移動板の構成を示す図、図9はツメ付板の構成を示す図、図10は誘導体の構成を示す図、図11は第1誘導体の構成を示す図、図12は第2誘導体の構成を示す図であって、それぞれ(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
下麺掛け棒取込機構15は、上下に往復移動する取込体15aから構成され、取込体15aの上端には下麺掛け棒4を架乗できる溝15bが形成されている。取込体15aを上方に移動させ、回収機構14上の下麺掛け棒4を溝15bに架乗した後、下方向に移動する際に、後述する伸長機構12の固定板16の麺掛け棒受け部16aに下麺掛け棒4を載置する。
伸長機構12は、下麺掛け棒4を段階的に下方へ移動させることにより、上麺掛け棒2と下麺掛け棒4との間を離反させ、上麺掛け棒2及び下麺掛け棒4にジグザグ状に掛けられた麺線aを段階的に伸長する機構である。伸長機構12は、製麺装置本体1の内面に固定され、下麺掛け棒4を架乗するための複数の麺掛け棒受部16aが階段上に形成された左右一対の固定板16と、固定板16に対し前後移動する左右一対の支持板17と、下麺掛け棒4を架乗するための複数個の麺掛け棒架乗部18aを有し、上下前後に周回移動することにより固定板16上の下麺掛け棒4を一段ずつ下段に移送する左右一対の移動板18と、移動板18と共に上下前後に周回移動し、かつ、移動板18に対し前後移動する左右一対のツメ付き板19と、移動板18及びツメ付き板19を周回移動させる左右一対の誘導体20と、誘導体20の駆動源となる駆動手段21と、から構成される。
固定板16は、図6のごとく、上端に、後方(搬送方向)に向かって下り階段状に溝状の麺掛け棒受部16aが形成された金属板である。すなわち、後方へいくほど、上麺掛け棒搬送手段と、麺掛け棒受部16aとの間が広くなっていく。麺掛け棒受部16aの幅は、麺線aが掛けられた下麺掛け棒4が収納可能な程度に設定される。
支持板17は、固定板16の内側に配され、シリンダー17aにより前後移動可能とされる。支持板17は、図5及び図7のごとく、固定板16の麺掛け棒受部16aに合わせて階段状に複数の溝22aが設けられた支持板本体22と、溝22aにより形成された上端の山部22bの内面側から突設された突設板22cに、バネ23を介して固定された板状の緩衝体24と、から構成される。支持板17が後方に移動すると、緩衝体24の後端により、固定板16の麺掛け棒受部16aの溝幅が狭められる。緩衝体24はバネ23により固定されているので、麺掛け棒受部16a内に載置された下麺掛け棒4と接触しても、バネ23により緩衝され、麺線aを傷つけにくい。
移動板18は、固定板16よりも外側に配され、後述する誘導体20により支持される。また、移動板18は、図8のごとく、固定板16と同様に搬送方向に向かって下り階段状に溝状の麺掛け棒架乗部18aが形成される。その階段のピッチは固定板16の麺掛け棒受部16aのピッチと略同一とされる。麺掛け棒架乗部18aの幅は、麺線aが掛けられた下麺掛け棒4が収納可能な程度に設定される。
ツメ付き板19は、移動板18と固定板16との間に配され、移動板18の内面にシリンダー18bにより前後移動可能に固定される。ツメ付き板19は、図5及び図9のごとく、移動板18の麺掛け棒架乗部18aに合わせて階段状に形成され、その段部の先端から搬送方向にツメ25aが突出したツメ部25が形成される。ツメ付き板19が後方に移動すると、ツメ部25aのツメ25aが、移動板18の麺掛け棒架乗部18aの上方を覆うように位置する。
誘導体20は、図5及び図10〜図12のごとく、移動板18の外側面に固定される第1誘導体26と、第1誘導体26を上下移動可能に軸支する第2誘導体27と、から構成される。
第1誘導体26は、第1誘導体本体26aと、第1誘導体本体26aの外側面から側方に突出した2つの凸部26bと、から構成される。第1誘導体本体26aの内側面が、移動板18の外側面に固定される。また、凸部26bには上下方向に貫かれる孔26cがあけられ、第2誘導体27に上下移動可能に軸支される。
第2誘導体27は、第2誘導体本体27aと、第2誘導体本体27aの外側面から側方に突出し、製麺装置本体1に前後方向に延びて固定された2本の前後案内棒1aに軸支される4つの凸部27bと、第2誘導体本体27aの外側面に固定され、第2誘導体本体27aを前後に移動させるシリンダー27cと、第2誘導体本体27aの内面側に上下方向に橋渡しされ、第1誘導体26の凸部を軸支するための2本の上下案内棒27dと、から構成される。シリンダー27cの前後方向への駆動力によって、前後案内棒1aに沿って第2誘導体27は前後移動が可能となる。
以上の構成により、前後案内棒1aに前後移動可能に第2誘導体27が軸支され、この第2誘導体27に第1誘導体26が上下移動可能に軸支されているので、第1誘導体26は全体として、上下及び前後の移動が可能となる。そして、これらの動きを組み合わせることにより、第1誘導体26に固定された移動板18を、上下及び前後に周回移動させることができる。
駆動手段21は、モーター(図示せず)と、モーターからの回転駆動を上下の往復運動に変換するクランクと、から構成され、第1誘導体26に上下方向の駆動源となる。
搬送機構13は、無端チェン13aからなり、左右に一対設けられ、モーターの駆動により回転する。無端チェン13aの表面には、一定間隔ごとに爪が突設して形成され、その爪と爪との間に下麺掛け棒4の端部が載置される
回収機構14は、搬送部14aと、搬送機構13から搬送部14aへ下麺掛け棒4を受け渡す麺掛け棒持ち上げ手段14bと、から構成される。麺掛け棒持ち上げ手段14bは、上下に往復移動して搬送機構13上の下麺掛け棒4を持ち上げ、搬送部14aに受け渡す。搬送部14aは、無端チェン14cからなり、左右に一対設けられ、上麺掛け棒搬送機構13よりも上方に配される。無端チェン14cの表面には、一定間隔ごとに爪が突設して形成され、その爪14の上に下麺掛け棒4を載置して、麺掛け棒持ち上げ手段14bより受け取った下麺掛け棒4を装置前方へ搬送する。
切断機構7は、ローラー7aと、ローラーを麺線aの幅方向に移動させる移動手段(図示せず)とから構成される。ローラー7aを回転させながら、麺掛け棒の刀面に接触させることにより、麺線aを切断する。切断機構7は、2つ設置され、下麺掛け棒4側を切断する下切断機構7cが、上麺掛け棒2側を切断する上切断機構7dよりも前方側に配置される。
剥離機構8は、切断機構7よりも後方側で、上麺掛け棒2の下方に設けられる。剥離機構8は、上下動して、上麺掛け棒2の剥離板10を上方へ突き動かす上下移動体と、上下移動体を上下駆動させる駆動手段とから構成される。
以上のように構成された製麺装置の機構を、主に図13〜図18を用いて説明する。まず、麺線供給手段6のベルトコンベヤ6aから上麺掛け棒搬送手段3へ麺線aが垂らされ、上麺掛け棒2に波状に麺線aが掛けられる(図1)。上麺掛け棒搬送手段3により、麺線aは間欠的に後方へ移送される。なお、伸長機構12の初期状態は、図13に示すように、取込体15aは下限位置にあり、支持板17は前限位置にあり、移動板18及びツメ付き板19は下限かつ前限位置にある。
次に、上麺掛け棒搬送手段3の隣接する上麺掛け棒2の間から、下麺掛け棒取込機構15の取込体15aが上方に移動する。下麺掛け棒取込機構15の溝15bに、回収機構14上の下麺掛け棒4の架乗部4aを架乗させた後(図14)、取込体15aを下方に移動させる。この下方移動と同時に、固定板16の最上段の麺掛け棒受部16aに下麺掛け棒4の架乗部4aが載置される。これにより、上麺掛け棒2と下麺掛け棒4に波状に麺線aが掛けられることになる。
下限かつ前限位置にあった移動板18及びツメ付板が上方へ移動し、その麺掛け棒架乗部18aに下麺掛け棒4の架乗部4aが載置される(図15)。そして、移動板18及びツメ付き板19が、固定板16の一溝分後方へ移動し(図16)、下方へ移動する。この下方へ移動する際、下麺掛け棒4は固定板16の2段目の麺掛け棒受部16aに載置される(図17)。それと同時に、支持板17が後方へ移動し、緩衝体24により下麺掛け棒4が支持され、下麺掛け棒4の傾きを防止できる。その後、移動板18及びツメ付き板19は、固定板16の一溝分前方へ移動すると共に、支持板17が前方へ移動し、初期状態に戻る(図18)。
上記の一連の動作により、下麺掛け棒4は一つ下の麺掛け棒受部16aに移送されることになる。したがって、麺線aに伸長作用を与えることができる。
伸長機構12による麺線の伸長が終わると、上麺掛け棒搬送手段3と下麺掛け棒搬送手段5の搬送機構13とにより、麺線aは後方へ搬送される。この搬送途中において、切断機構7cにより麺線aの下方側である下麺掛け棒4側が切断され、次に切断機構7dにより麺線aの上方側である上麺掛け棒2側が切断される。
そして、上麺掛け棒2にこびりついた麺線aを剥離するために、剥離機構8の上下移動体が上方に移動することにより、上麺掛け棒2の剥離板10を上方へ突き動かす。この動作により、麺線aは剥がれ落ちる。
その後、上麺掛け棒2は、上麺掛け棒搬送手段3により周回するように搬送され、装置の前方に戻る。また、下麺掛け棒4は、回収機構14により装置前方に戻され、下麺掛け棒取り込み機構15により再び伸長機構12に投入される。上記の構成により、本製麺装置は、連続的に麺を製造することができる。
製麺装置の構成を示す側面図 上麺掛け棒を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図 上麺掛け棒本体を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図 下麺掛け棒を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図 伸長機構の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 固定板の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 支持板の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は背面図 移動板の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 ツメ付板の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 駆動体の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 第1駆動体の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 第2駆動体の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 伸長機構の動作を説明するための概略構成図であって、初期状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 同じく下麺掛け棒の取込動作を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 同じく下麺掛け棒の受取動作を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 同じく下麺掛け棒の前進動作を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 同じく下麺掛け棒の支持動作を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図 同じく終期状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図
符号の説明
1 製麺装置本体
2 上麺掛け棒
3 上麺掛け棒搬送手段
4 下麺掛け棒
5 下麺掛け棒搬送手段
6 麺線供給手段
7 切断機構
8 剥離機構
10 剥離板
12 伸長機構
13 搬送機構
14 回収機構
15 下麺掛け棒取込機構
16 固定板
17 支持板
18 移動板
19 ツメ付き板
20 誘導体

Claims (5)

  1. 長板状の上麺掛け棒及び下麺掛け棒と、前記上麺掛け棒を搬送する上麺掛け棒搬送手段と、前記下麺掛け棒を搬送する下麺掛け棒搬送手段と、を有し、上麺掛け棒搬送手段又は下麺掛け棒搬送手段は、麺線を伸長させる伸長機構を有し、該伸長機構は、
    装置本体に固定され、上端に、麺掛け棒を架乗するための複数の溝状の麺掛け棒受部が、麺線伸長方向に階段状に形成された固定板と、
    前記固定板に対し上下前後に周回移動することにより、上端に形成された複数の溝状の麺掛け棒架乗部に、前記麺掛け棒受部に載置された麺掛け棒を架乗して持ち上げ、それぞれ隣の麺掛け棒受部に移動させ、麺線に伸長作用を与える移動板と、
    前記固定板に対して前後方向にスライド可能に設けられた支持板と、を備え、
    該支持板は、麺掛け棒が前記麺掛け棒受部に載置されたときに、麺掛け棒受部の幅を狭める方向にスライド移動して、麺掛け棒を支持することを特徴とする製麺装置。
  2. 前記支持板は、支持板本体と、該支持板本体にバネを介して設けられた複数の緩衝体とからなり、該緩衝体によって前記麺掛け棒を支持することを特徴とする請求項1記載の製麺装置。
  3. 前記下麺掛け棒搬送手段は伸長機構を有し、該伸長機構は、上端に、搬送方向に突出するツメ部が複数形成されたツメ付き板を有し、麺線伸長時に該ツメ部のツメが前記麺掛け棒架乗部の上方を覆うことにより、下麺掛け棒が麺掛け棒架乗部から上方へ飛び出さないように規制することを特徴とする請求項1又は2に記載の製麺装置。
  4. 前記上麺掛け棒の側面にスライド自在に設けられた剥離板を、上方へ突き上げる突き上げ突上手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の製麺装置。
  5. 前記上麺掛け棒及び下麺掛け棒は、麺接触側の面が尖った刀形の長板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の製麺装置。
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