JP4795799B2 - 制御棒駆動装置の健全性評価システム及び健全性評価方法 - Google Patents

制御棒駆動装置の健全性評価システム及び健全性評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、軽水炉等の原子炉において用いられる制御棒駆動装置の健全性を評価する健全性評価システム及び健全性評価方法に関する。
原子力発電所においては、一般に、制御棒駆動装置(Control Rod Drive Mechanism:以下、CRDMと略す。)により制御棒を駆動して、原子炉の出力を制御しており、又、CRDMにより原子炉が安全に停止するよう設計されている。従って、CRDMの動作性を定期的にモニターし、適切な保全を行うことが運用上重要である。
上記CRDMでは、例えば、磁気ジャッキ方式のリフトコイル(以下、LFコイルと呼ぶ。)、可動取手コイル(以下、MGコイルと呼ぶ。)、固定取手コイル(以下、SGコイルと呼ぶ。)を用いて、制御棒を支持する駆動棒を駆動することで、制御棒の挿入位置を制御している。ところが、CRDM駆動機構自体は、圧力容器内に設置されており、CRDM駆動機構の健全性は外部から直接監視することができない。そこで、磁気ジャッキ方式を用いたCRDMでは、CRDMの動作状態に伴って、LFコイル、MGコイル、SGコイルのインダクタンスが変化し、各コイル電流波形の形状に変化が生じることを利用すると共に、動作完了を示す動作音を計測することで、CRDMの動作に伴う異常の徴候を、各コイルの電流波形及び動作音波形の形状の中から捉えて、健全性を評価している(特許文献1)。
特開2002−71877号公報
上述したCRDMの健全性の評価方法は、原子炉の制御棒を制御する各コイルにおける電流波形及び動作完了を示す動作音波形の変化を、時間を単位とする特徴抽出により捉え、各コイルに対する指令電流により、電流変化及び動作完了を示す動作音のタイミング(動作のタイミング)が正常値に入っているか否かを評価することで、CRDMの劣化の兆候を検出し、故障の早期発見を図っていた。ところが、CRDMの不調動作の要因は様々であるため、単に、動作のタイミングが正常値内であるかどうかを診断するだけでは、CRDMの不調動作に対して、その要因を定量的に評価できず、健全性評価に対する精度を十分に得られないという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、制御棒駆動装置の不調動作を定量的に評価できる制御棒駆動装置の健全性評価システム及び健全性評価方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムは、
原子炉の制御棒が保持された駆動軸を、複数のコイルを用いて、上下に駆動させる制御棒駆動装置の健全性評価を行う制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
該制御棒駆動装置内の振動を検出することにより前記制御棒の動作完了を示す動作音を計測する加速度計と、
予め、前記制御棒の動作の遅れ要因に基づいて、前記複数のコイルで計測される電流値及び前記加速度計で計測される動作音の遅れを模擬し、時系列模擬データとして導くと共に、遅れ要因毎に、前記時系列模擬データを格納しておくデータベース装置と、
前記複数のコイルに流れる電流値及び前記加速度計で計測される動作音の計測データと前記データベース装置の前記時系列模擬データに対して所定の処理を行うコンピュータとを備え、
前記コンピュータは、
前記複数のコイルに流れる電流値及び前記加速度計で計測される動作音の計測データを取得する計測データ取得部と、
取得した前記電流値及び前記動作音のデータを時系列計測データとして記憶する計測データ記憶部と、
前記データベース装置からの前記時系列模擬データを読み込む模擬データ読込部と、
読み込んだ前記時系列模擬データの中から、前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出する模擬データ抽出部と、
前記模擬データ抽出部にて抽出された時系列模擬データに基づき、前記制御棒の動作の遅れ要因を推定し、健全性を評価する結果表示部とを有することを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムは、
上記第1の発明に記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
前記コンピュータは
読み込んだ前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求める差分積分部を更に有し
前記模擬データ抽出部では、前記差分積分部にて求めた積分値が最小となる時系列模擬データを抽出することを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムは、
上記第の発明に記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
前記コンピュータは、
前記計測データ記憶部に記憶された前記時系列計測データから、電流値の変化及び動作音がある特徴的な時間領域を抽出する計測データ抽出部を更に有し、
前記差分積分部では、前記計測データ抽出部で抽出された時間領域において、読み込んだ前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求めることを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムは、
上記第1の発明のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
前記コンピュータは、
前記結果表示部にて推定された前記制御棒の動作の遅れ要因に基づき、該遅れ要因の対応手順を表示する対応手順表示部を更に有することを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムは、
上記第1〜第の発明のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
前記制御棒駆動装置の前記複数のコイルの電流値及び前記加速度計の信号値を計測すると共に前記電流値及び前記加速度計の信号値をデジタル値の計測データに変換し、ネットワークを介して前記コンピュータに送信する計測装置を更に備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価方法は、
原子炉の制御棒が保持された駆動軸を、複数のコイルを用いて、上下に駆動させる制御棒駆動装置の健全性評価を行う制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
予め、前記制御棒の動作の遅れ要因に基づいて、前記複数のコイルで計測される電流値及び前記制御棒駆動装置内の振動を検出する加速度計により計測される前記制御棒の動作完了を示す動作音の遅れを模擬し、時系列模擬データとして導くと共に、遅れ要因毎に、前記時系列模擬データを格納しておき、
前記複数のコイルに流れる電流値及び前記加速度計で計測される動作音の計測データを取得し、
取得した前記電流値及び前記動作音のデータを時系列計測データとして記憶し、
前記時系列模擬データの中から、前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出し、
抽出された時系列模擬データに基づき、前記制御棒の動作の遅れ要因を推定し、健全性を評価することを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価方法は、
上記第6の発明に記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出する際、
前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求め、
求めた積分値が最小となる時系列模擬データを抽出することを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価方法は、
上記第6の発明に記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出する際、
記憶された前記時系列計測データから、電流値の変化及び動作音がある特徴的な時間領域を抽出し、
抽出された時間領域において、前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求め、
求めた積分値が最小となる時系列模擬データを抽出することを特徴とする。
上記課題を解決する第の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価方法は、
上記第6〜の発明のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
推定された前記制御棒の動作の遅れ要因に基づき、該遅れ要因の対応手順を表示することを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価方法は、
上記第6〜第の発明のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
前記制御棒駆動装置の前記複数のコイルの電流値及び前記加速度計の信号値を計測すると共に前記電流値及び前記加速度計の信号値をデジタル値の計測データに変換する計測装置を用い、前記計測データを、ネットワークを介して取得することを特徴とする。
本発明によれば、制御棒の動作の遅れ要因に基づいて予め作成された時系列模擬データ全てに対して、計測された時系列計測データとの時間毎の差分を取り、その差分の絶対値の積分値を求め、その積分値が最小となる時系列模擬データを抽出して、制御棒の動作の遅れ要因を推定するので、不調動作を定量的且つ客観的に評価することができる。又、不調動作の有無及び徴候の診断、要因の検討、対策までの一連の作業が、計測と略同時に行えるため、作業の効率化を図ることができる。
本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システム及び健全性評価方法を、図1〜8を用いて説明を行う。
図1は、原子力発電所における原子炉周囲の構成を示す概略図であり、図2は、制御棒駆動装置(CRDM)の駆動機構の構成を示す断面図であり、図3は、本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムの概略図である。
図1に示すように、原子炉1は、原子炉格納容器2に格納されて、外部とは隔離されている。原子炉1自体には、原子炉容器3の内部に、複数の燃料集合体が収容される炉心4が配置されており、炉心4は、一次冷却材入口5aから供給され、一次冷却材出口5bから排出される一次冷却材(加圧水)6により冷却されると共に、複数の制御棒7により、その反応が制御されて、出力が制御されている。これらの制御棒7は、上部原子炉容器3aの上部に配設された複数のCRDM8により、その駆動が制御されている。このように、CRDM8は、原子炉格納容器2内に設置され、CRDM8の駆動機構の機械部分20〜32は、上部原子炉容器3a内と同じ環境下にあるため、CRDM8の健全性は外部から直接監視することができない。
ここで、図2を用いて、CRDM8の駆動機構の構成及びその動作を説明する。
CRDM8は、複数の周溝20aが長手方向に等ピッチに配設され、上下方向に延設された駆動軸20を、磁気ジャッキ方式のリフトコイル(LFコイル)、可動取手コイル(MGコイル)、固定取手コイル(SGコイル)により上下動させることで、駆動軸20の下端に連結された制御棒7の挿入位置を制御して、原子炉の出力を制御するものである。
具体的には、図2に示すように、CRDM8は、駆動軸20の周溝20aの1つに係合、離反可能に設けられたSGラッチ21と、SGラッチ21をリンク22及びプランジャ23を介して駆動するSGコイル13を有し、SGラッチ21を周溝20aに係合させることにより駆動軸20を上下方向に保持する保持機構部を備え、又、駆動軸20の周溝20aの1つと係合、離反可能に設けられたMGラッチ24と、MGラッチ24をリンク25及びプランジャ26を介して駆動するMGコイル12と、MGラッチ24及びMGコイル12を上下方向に移動させるLFコイル11とを有し、駆動軸20を上下動させる駆動機構部とを備えたものである。
なお、図2において、27はSGコイル13に励磁される固定取手磁極(以下、SG磁極と呼ぶ。)、28はMGコイル12に励磁される可動取手磁極(以下、MG磁極と呼ぶ)、29はLFコイル11に励磁される上げ磁極(以下、LF磁極と呼ぶ)であり、30〜32はリターンスプリングである。
従って、CRDM8は、上記三つのコイル(LFコイル11、MGコイル12及びSGコイル13)をシーケンシャルに励磁と消磁を繰り返すことにより、駆動軸20を、所謂、尺取り虫状に上下動させられる。
例えば、SGコイル13によりSG磁極27が消磁され、リターンスプリング30の付勢力でプランジャ23が下降することにより、SGラッチ21が駆動軸20の周溝20aから離反される。一方、MGコイル12によりMG磁極28が励磁され、リターンスプリング31の付勢力に抗してプランジャ26が上昇することにより、MGラッチ24が駆動軸20の周溝20aに係合される(図2の状態)。LFコイル11によりLF磁極29を励磁すると、MG磁極28及びMGラッチ24がMGコイル12と共にリターンスプリング32の付勢力に抗してLF磁極29側に吸引され、これによって駆動軸20が1ピッチ上昇する。
次に、SGコイル13によりSG磁極27が励磁され、リターンスプリング30の付勢力に抗してプランジャ23が上昇することにより、SGラッチ21が駆動軸20の周溝20aに係合され、その後、MGコイル12によりMG磁極28が消磁されると共にLFコイル11によりLF磁極29が消磁されると、リターンスプリング31の付勢力でプランジャ26が下降することにより、MGラッチ24が駆動軸20の周溝20aから離反されるので、リターンスプリング32の付勢力でMG磁極28及びMGラッチ24がMGコイル12と共に下降する。
次に、MGコイル12によりMG磁極28が励磁され、リターンスプリング31の付勢力に抗してプランジャ26が上昇することにより、MGラッチ24が駆動軸20の周溝20aに係合され、その後、SGコイル13によりSG磁極27が消磁され、リターンスプリング30の付勢力でプランジャ23が下降することにより、SGラッチ21が駆動軸20の周溝20aから離反されると、又、図2の状態になり、この状態から上述した動作を繰り返すことで駆動軸20は所定ピッチまで上昇される。なお、駆動軸20を下降させる際は、上述した動作の逆動作で良いので、ここでは、その説明は省略する。
上記構成の駆動機構を備えたCRDM8は、図3に示す制御盤15により、LFコイル11、MGコイル12及びSGコイル13の駆動制御が行われると共に、LFコイル11、MGコイル12及びSGコイル13に流れる電流値が計測される。又、CRDM8の上方には、CRDM8内の振動を検出する加速度計18が取り付けられており、加速度計18により、制御棒7の動作完了を示す動作音(振動波形)が計測される。制御盤15において、測定された電流値及び動作音をアナログデータからデジタルデータに変換(A/D変換)した後、本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムを構成するコンピュータ16に、これらのデータを送信する。コンピュータ16では、これらのデータを処理して、LFコイル11、MGコイル12及びSGコイル13での電流信号の時間的な変化及び加速度計18で計測された動作音から、時間を単位として電流の変化及び動作音の特徴を抽出し、予め、データベース装置17に蓄積されているデータと比較することによって、CRDM8の動作に伴う異常の徴候を捉え、CRDM8の健全性を評価している(詳細は、後述の図5、図6及びその説明参照)。なお、コンピュータ16にA/D変換機能を持たせ、LFコイル11、MGコイル12、SGコイル13、加速度計18等を、直接コンピュータ16に接続するようにしてもよい。
ここで、各コイルで計測される電流及び加速度計18で計測される動作音の変化形状について、図4を参照して説明を行う。
なお、図4は、制御棒7の引き抜きステップにおいて、LFコイル11を流れる電流、MGコイル12を流れる電流、SGコイル13を流れる電流及び加速度計18で計測される動作音を、A/D変換し、時系列計測データとしてグラフ化したものである。
LFコイル11、MGコイル12、SGコイル13を流れる電流及び加速度計18で計測される動作音(加速度信号)の時系列計測データは、通常、図4のグラフのような時系列を示す。
各時系列計測データの変化形状について説明をすると、LFコイル11の電流に関する時系列計測データにおける特徴(1)は、CRDM8の駆動棒に対する引き抜き動作(リフト)の完了時間を表す部分であり、特徴(2)は、CRDM8の駆動棒に対する引き抜き動作(リフト)の上げ磁極の下降動作時間を表す部分である。又、MGコイル12の電流に関する時系列計測データにおける特徴(3)は、CRDM8の駆動棒に対する保持動作の完了時間を表す部分であり、特徴(4)は、CRDM8の駆動棒に対する解放動作完了時間を表す部分である。又、SGコイル13の電流に関する時系列計測データにおける特徴(5)は、CRDM8の駆動棒に対する保持動作の完了時間を表す部分であり、特徴(6)は、CRDM8の駆動棒に対する解放動作完了時間を表す部分である。又、特徴(7)は、MG保持後SG開までの時間を表す部分であり、特徴(8)は、SG保持後MG開までの時間を表す部分であり、CRDM8の制御棒に対するつかみ替え時間の余裕を評価する部分である。通常、これらのつかみ替え時間に余裕がないと、制御棒のつかみ替えを失敗し、制御棒が落下してしまうおそれがある。
又、制御棒の各動作の完了時には、動作音に相当する振動波形が計測されており、加速度計18で計測される動作音の時系列計測データにおいては、例えば、図4のグラフの左から順番に、CRDM8の駆動棒に対する保持動作(特徴(3))の完了時、CRDM8の駆動棒に対する解放動作(特徴(6))の完了時、CRDM8の駆動棒に対する引き抜き動作(特徴(1))の完了時、CRDM8の駆動棒に対する保持動作(特徴(5))の完了時、CRDM8の駆動棒に対する解放動作(特徴(4))の完了時、CRDM8の駆動棒に対する引き抜き動作(特徴(2))の上げ磁極の下降動作の完了時等が計測される。
図4に示すような時系列計測データは、本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、図5に示すブロック図、図6に示すようなフローチャートに基づいて、その健全性が評価されている。そこで、図5のブロック図、図6のフローチャート、図7、8の操作画面に基づいて、その説明を行う。
本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいては、図6に示すように、大きく分けて、P1:計測、P2:評価、P3:結果の3段階のステップで所定の処理が行われる。
[P1]計測
外部から直接監視できないCRDM8の動作は、LFコイル11、MGコイル12、SGコイル13のインダクタンスがCRDM8の動作状態に伴って変化すること、動作完了時に発生する動作音を振動波形として検出できることを利用して、各コイルの電流波形の形状及び動作完了を示す動作音の振動波形を測定することにより行っている。これらの測定は、定期点検時に行われ、CRDM8の駆動を制御する制御盤15において、各コイルの電流値及び動作音(振動波形)が測定されると共にA/D変換が行われた後、コンピュータ16へ送信され、そのデータがコンピュータ16に取り込まれる(計測データ取得部C1、ステップS1)。そして、一連の時系列データ、例えば、引き抜きステップの計測結果の時系列計測データがコンピュータ16へ記憶される(計測データ記憶部C2、ステップS2)。
計測時に、コンピュータ16には、図7に示すような操作画面50が表示される。操作画面50の左側の状態表示部51には、計測、評価、結果の3段階のステップの内、計測状態であることが表示され、操作画面50の右側の操作表示部52には、配線や校正値の確認手順及び計測実行ボタンが表示されており、計測実行ボタンの表示エリアを選択すると、上記測定が実行される。このように、操作画面50には、一連の手順のフローが表示され、本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムでは、そのフローに従って、計測、評価を行い、結果を得ることができるようになっている。
[P2]評価
保存された一連の時系列計測データから、コイル毎に、図4に示すような、CRDM8の動作の特徴(1)〜(8)の部分、つまり、電流値の特徴的な変化及び動作音がある時間領域の時系列計測データを抽出し(計測データ抽出部C3、ステップS3)、データベース装置17からシミュレーションデータを読み込み(模擬データ読込部C4、ステップS4)、抽出された時系列計測データの電流値及び動作音とシミュレーションデータの電流値及び動作音との時間毎の差分を取り、その差分の絶対値について時間積分を行う(差分積分部C5、ステップS5、グラフG1)。そして、全てのシミュレーションデータに対して、ステップS4〜S5の手順を繰り返した後(ステップS6)、差分の絶対値の積分値が最小となるシミュレーションデータを抽出する(模擬データ抽出部C6、ステップS7)。なお、計測データ抽出部C3(ステップS3)を省略し、差分積分部C5(ステップS5)において、全ての時間領域において、時系列計測データの電流値及び動作音とシミュレーションデータの電流値及び動作音との時間毎の差分を取り、その差分の絶対値について時間積分を行うようにしてもよい。
ここで、データベース装置17に格納するシミュレーションデータ(時系列模擬データ)について説明する。図4に示すコイル毎の電流形状及び動作音の特徴(1)〜(8)は、正常時と比較して、何らかの不調があると、その変化の開始時間、終了時間、形状等が変化し、特に、不調の要因毎に特有の遅れが発生する。本発明では、このような特性を利用して、予め、正常な状態のシミュレーションデータ(1.遅れ要因無し)をデータベース装置17に格納すると共に、遅れ要因毎のシミュレーションデータもデータベース装置17に格納しておく。具体的な、遅れ要因としては、2.制御棒の摺動抗力、3.加圧水の水温、圧力、4.リターンスプリングのばね力、5.1次冷却水の流れ部の隙間等のパラメータが考えられ、各々の要因における電流変化の遅れを、例えば、試験、解析等により、事前に導き出して、シミュレーションデータとして作成し、データベース装置17に格納しておく(ステップS0)。
前述したように、CRDM8の動作状態は直接監視することはできず、又、原子炉内部において、遅れ要因となる制御棒の摺動抗力、加圧水の水温、圧力、リターンスプリングのばね力、1次冷却水の流れ部の隙間等を実測することも不可能である。そこで、本発明においては、上記遅れ要因をパラメータとして、試験や解析等を用いて、電流変化及び動作音の遅れを導き出し、予め、シミュレーションデータとして作成している。
つまり、上記ステップS4〜S7の手順を行うことにより、時系列計測データの形状に近いシミュレーションデータを抽出することになり、その結果から、正常であるかどうか、更には、不調であれば、どの遅れ要因に近いものであるのかを、定量的に評価することができる。
[P3]結果
時系列計測データの形状と、ステップS7で抽出され、時系列計測データの形状に最も適合するシミュレーションデータを重ね合わせて表示すると共に、抽出されたシミュレーションデータの遅れ要因に基づき、その要因及び不調と推定される箇所をアニメーションで表示する(結果表示部C7、ステップS8)。正常な状態であれば、当然、遅れ要因のない場合のシミュレーションデータが抽出されて、その評価が表示される。不調な状態、例えば、ある箇所の駆動棒のMGコイルの電流波形に不調が検出された場合、図8に示すように、表示部52には、正常な状態における電流値の時系列データ(実線)と、不調と判断された時系列計測データ(点線)とが重ね合わせて表示され(表示部53)、不調と推定される箇所がアニメーションで表示される(表示部54)。又、不調発生と判断される時には、対応する操作マニュアル(対応手順)が表示され(対応手順表示部C8)、操作マニュアルのチェックシートに従って、作業者が不調動作に対応することが可能となっている。このことにより、個人差なく、客観的な診断ができ、作業の効率化、安全性の向上を図ることができる。
このように、本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいては、CRDMの動作に伴う異常の有無、徴候を、各コイルで計測された電流波形及び動作音波形の形状とシミュレーションデータとの定量的比較により診断し、その要因を推定することで、健全性の評価を行っている。更に、その要因に基づいて、推奨される対策を表示するようになっている。
なお、本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、各コイルの電流及び加速度計の信号値(動作音)を測定する制御盤15に対して、遠隔地にコンピュータ16を設置し、LAN等のネットワークを介して互いに接続するようにして、上記評価を行うようにしてもよい。又、コンピュータ16の設置位置は変更せず、ネットワークを介して、他の遠隔地のコンピュータをコンピュータ16と接続するようにして、上記評価を行うようにしてもよい。このことにより、現場の作業者のみでなく、遠隔地にいる管理者とも情報の共有化が図れ、より効率的な対応が可能となる。
原子力発電所における原子炉周囲の構成を示す概略図である。 制御棒駆動装置(CRDM)の駆動機構の構成を示す断面図である。 本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムの概略図である。 制御棒駆動装置(CRDM)の駆動機構の各コイルを流れる電流及び加速度計で測定される動作音の時系列データのグラフである。 本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムを構成するコンピュータのブロック図である。 本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムおけるフローチャートである。 本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムおける操作画面の1例を示す図である。 本発明に係る制御棒駆動装置の健全性評価システムおける操作画面の他の1例を示す図である。
符号の説明
7 制御棒
8 駆動軸
11 リフトコイル(LFコイル)
12 可動取手コイル(MGコイル)
13 固定取手コイル(SGコイル)
15 制御盤
16 コンピュータ
17 データベース装置
18 加速度計

Claims (10)

  1. 原子炉の制御棒が保持された駆動軸を、複数のコイルを用いて、上下に駆動させる制御棒駆動装置の健全性評価を行う制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
    該制御棒駆動装置内の振動を検出することにより前記制御棒の動作完了を示す動作音を計測する加速度計と、
    予め、前記制御棒の動作の遅れ要因に基づいて、前記複数のコイルで計測される電流値及び前記加速度計で計測される動作音の遅れを模擬し、時系列模擬データとして導くと共に、遅れ要因毎に、前記時系列模擬データを格納しておくデータベース装置と、
    前記複数のコイルに流れる電流値及び前記加速度計で計測される動作音の計測データと前記データベース装置の前記時系列模擬データに対して所定の処理を行うコンピュータとを備え、
    前記コンピュータは、
    前記複数のコイルに流れる電流値及び前記加速度計で計測される動作音の計測データを取得する計測データ取得部と、
    取得した前記電流値及び前記動作音のデータを時系列計測データとして記憶する計測データ記憶部と、
    前記データベース装置からの前記時系列模擬データを読み込む模擬データ読込部と、
    読み込んだ前記時系列模擬データの中から、前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出する模擬データ抽出部と、
    前記模擬データ抽出部にて抽出された時系列模擬データに基づき、前記制御棒の動作の遅れ要因を推定し、健全性を評価する結果表示部とを有することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価システム。
  2. 請求項1に記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
    前記コンピュータは
    読み込んだ前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求める差分積分部を更に有し
    前記模擬データ抽出部では、前記差分積分部にて求めた積分値が最小となる時系列模擬データを抽出することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価システム。
  3. 請求項に記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記計測データ記憶部に記憶された前記時系列計測データから、電流値の変化及び動作音がある特徴的な時間領域を抽出する計測データ抽出部を更に有し、
    前記差分積分部では、前記計測データ抽出部で抽出された時間領域において、読み込んだ前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求めることを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記結果表示部にて推定された前記制御棒の動作の遅れ要因に基づき、該遅れ要因の対応手順を表示する対応手順表示部を更に有することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価システム。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価システムにおいて、
    前記制御棒駆動装置の前記複数のコイルの電流値及び前記加速度計の信号値を計測すると共に前記電流値及び前記加速度計の信号値をデジタル値の計測データに変換し、ネットワークを介して前記コンピュータに送信する計測装置を更に備えたことを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価システム。
  6. 原子炉の制御棒が保持された駆動軸を、複数のコイルを用いて、上下に駆動させる制御棒駆動装置の健全性評価を行う制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
    予め、前記制御棒の動作の遅れ要因に基づいて、前記複数のコイルで計測される電流値及び前記制御棒駆動装置内の振動を検出する加速度計により計測される前記制御棒の動作完了を示す動作音の遅れを模擬し、時系列模擬データとして導くと共に、遅れ要因毎に、前記時系列模擬データを格納しておき、
    前記複数のコイルに流れる電流値及び前記加速度計で計測される動作音の計測データを取得し、
    取得した前記電流値及び前記動作音のデータを時系列計測データとして記憶し、
    前記時系列模擬データの中から、前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出し、
    抽出された時系列模擬データに基づき、前記制御棒の動作の遅れ要因を推定し、健全性を評価することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価方法。
  7. 請求項6に記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
    前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出する際、
    前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求め、
    求めた積分値が最小となる時系列模擬データを抽出することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価方法。
  8. 請求項6に記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
    前記時系列計測データの形状に最も適合する時系列模擬データを抽出する際、
    記憶された前記時系列計測データから、電流値の変化及び動作音がある特徴的な時間領域を抽出し、
    抽出された時間領域において、前記時系列模擬データ全てに対して、前記時系列計測データとの時間毎の差分を取り、前記差分の絶対値の積分値を求め、
    求めた積分値が最小となる時系列模擬データを抽出することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価方法。
  9. 請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
    推定された前記制御棒の動作の遅れ要因に基づき、該遅れ要因の対応手順を表示することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価方法。
  10. 請求項乃至請求項のいずれかに記載の制御棒駆動装置の健全性評価方法において、
    前記制御棒駆動装置の前記複数のコイルの電流値及び前記加速度計の信号値を計測すると共に前記電流値及び前記加速度計の信号値をデジタル値の計測データに変換する計測装置を用い、前記計測データを、ネットワークを介して取得することを特徴とする制御棒駆動装置の健全性評価方法。
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