JP4795759B2 - 電界効果型トランジスタの製造方法 - Google Patents

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本発明は、電界効果型トランジスタの製造方法に関する。
電界効果型トランジスタのさらなる高速動作を実現するため、電界効果型トランジスタのゲート長の微細化及びソース・ドレイン領域のシャロー化等の技術開発が進められている。こうした技術として、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1には、MOSトランジスタの製造工程のうち、イオン注入後のアニールの際に、注入不純物の拡散に伴う再分布が発生し、ゲート長の微細化、ソース・ドレインのシャロー化を実現するには、再分布による不純物の拡がりを抑制する必要があることが記載されている。また、注入不純物の拡散に伴う再分布の要因として、近年、過渡増速拡散現象(Transient Enhanced Diffusion:TED)が問題となっており、TEDは、イオン注入で導入された半導体基板中の点欠陥に起因するもので、不純物の再分布が比較的低温で発生する現象であることが記載されている。
そして、特許文献1によれば、イオン注入後のアニール温度に対する不純物の再拡散長特性を考慮したアニール温度の設定、および、イオン注入の順序を決定することにより、ゲート電極側壁膜の形成に伴う熱処理により生じるソース・ドレイン領域における不純物プロファイルの変化が少なく、TEDによる不純物の拡散およびそれに伴う短チャンネル効果を抑制したMOSトランジスタが得られるとされている。
また、特許文献2には、MOSトランジスタの製造方法として、以下のことが記載されている。すなわち、特許文献2によれば、ソース/ドレインのエクステンション領域を形成する際に、Si基板の表面層に浅い不純物イオン注入領域を形成した後、不純物注入領域中の不純物イオンを活性化すべく、アニール処理を行う。このアニール処理として、フラッシュランプを用いた高温短時間のフラッシュランプアニール処理が記載されている。また、ソース/ドレイン領域を形成する際に、Si基板の表面層に深い不純物注入領域を形成した後、二段階のアニール処理を行う。まず、ハロゲンランプを用いたRTAによって第1熱処理(プレアニール)を行う。続けて、Xeフラッシュランプを用いて、第二熱処理を行う。この第2熱処理は、不純物拡散領域の活性化のためのフラッシュランプアニールである。
特開2004−253446号公報 特開2004−63574号公報
ところが、上記特許文献1に記載の技術について本発明者が検討したところ、このMOSトランジスタにおいても、短チャネル効果抑制に優れた半導体装置を安定的に製造する観点で、なおも改善の余地があることが明らかになった。
また、特許文献2に記載の技術については、トランジスタの電流−電圧特性の点で改善の余地があった。
本発明者は、上述した点を解決するために鋭意検討を行った。その結果、フラッシュランプアニール法により欠陥除去を行うとともに、別途スパイクRTA法による活性化を行うことにより、トランジスタの短チャネル効果を効果的に抑制しつつ、製造安定性を向上させることができることを見出し、本発明に至った。
本発明によれば、
半導体基板の素子形成面にゲート電極を形成し、その周囲の前記半導体基板にハロー領域およびエクステンション領域を設ける工程と、
ハロー領域およびエクステンション領域を設ける前記工程の後、前記半導体基板にソース・ドレイン領域を設ける工程と、
ソース・ドレイン領域を設ける前記工程の後、前記半導体基板をスパイクRTA法により加熱することにより、前記ハロー領域、前記エクステンション領域及び前記ソース・ドレイン領域に注入された不純物を活性化する工程と、
を含み、
前記ハロー領域および前記エクステンション領域を設ける前記工程が、
前記半導体基板に第一導電型の第一不純物をイオン注入する第一イオン注入工程と、
前記第一イオン注入工程の後、前記第一イオン注入工程により導入された結晶格子の欠陥を除去するために、前記半導体基板にフラッシュランプアニール処理を施す第一フラッシュランプアニール工程と、
を含み、
前記ソース・ドレイン領域を設ける前記工程が、
前記第一フラッシュランプアニール工程の後、前記半導体基板に前記第一導電型の第二不純物をイオン注入する第二イオン注入工程と、
前記第二イオン注入工程の後、前記第二イオン注入工程により導入された結晶格子の欠陥を除去するために、前記半導体基板にフラッシュランプアニール処理を施す第二フラッシュランプアニール工程と、
を含むことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法が提供される。
この電界効果型トランジスタの製造方法においては、ハロー領域およびエクステンション領域を設ける工程ならびにソース・ドレイン領域を設ける工程のそれぞれにおいて、イオン注入工程の後、フラッシュランプアニール工程が行われる。
このため、まず、ハロー領域およびエクステンション領域の形成時に、イオン注入によって生じた不純物導入領域の結晶欠陥を、ソース・ドレイン領域を設ける工程の前に除去しておくことができる。よって、ハロー領域およびエクステンション領域の形成後になされる加熱処理時、たとえばゲート電極の周囲に側壁絶縁膜を形成する際の加熱処理時に、ハロー領域およびエクステンション領域にイオン注入された不純物が再分布することを抑制できる。また、第二イオン注入工程におけるイオン注入により生じた結晶欠陥を、ソース・ドレイン領域の形成後になされる加熱処理前に、確実に除去しておくことができる。
よって、イオン注入で導入された半導体基板中の点欠陥に起因して加熱処理時に生じる不純物の再分布を抑制することができる。したがって、トランジスタのゲート長を小さくした場合にも、短チャネル効果の発生を抑制することができる。このように、本発明によれば、それぞれのイオン注入工程後、最初の加熱処理の前に、フラッシュランプアニール工程を設けることにより、トランジスタの閾値電圧の低下を抑制することができる。
さらに、この製造方法においては、フラッシュランプアニール工程の後、スパイクRTA法を用いて半導体基板を加熱し、半導体基板に注入された不純物の活性化を行う。このため、不純物を効果的に活性化しつつ、活性化工程で不純物の拡散を制御することができる。よって、本発明においては、フラッシュランプアニールによるイオン注入により生じた欠陥を除去するとともに、スパイクRTA法により不純物の活性化を行うことにより、これらの相乗効果により、トランジスタの閾値電圧の低下を抑制し、トランジスタとしての特性を効果的に向上させることができる。また、このトランジスタを安定的に製造することができる。
本発明において、たとえば、光の波長に関しては可視から赤外領域でのブロードな幅を持つ光源を用いる。スパイクRTAでは、主に赤外域の光源であるハロゲンランプを用いる。照射時間は数秒のオーダーとし、本発明での最適値は、ウェハ加熱温度であらわすと、ピーク温度マイナス100℃の滞在時間が1〜2秒である。フラッシュランプアニールでは、照射時間をミリ秒オーダーで制御できる光源を用い、この光源としてはXeフラッシュランプが挙げられる。本発明でいうFLAは、光照射時間が数十ミリ秒で、本発明での照射時間の最適値の範囲は0.5ミリ秒から10ミリ秒である。
本発明によれば、電界効果型トランジスタの短チャネル効果を効果的に抑制し、トランジスタとしての特性を向上させる技術が実現される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、共通の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態に係る半導体装置の構成を模式的に示す断面図である。図1に示した半導体装置100は、n型MOSFET102を有する。なお、図1には示していないが、n型MOSFET102の外周部に、素子分離領域が設けられている。
n型MOSFET102においては、導電型がp型のシリコン基板101に、一対のn型ソース・ドレイン領域109が設けられ、これらの間にチャネル領域(不図示)が形成されている。n型ソース・ドレイン領域109は、ソース領域またはドレイン領域として機能する不純物拡散領域である。チャネル領域上にゲート絶縁膜103としてSiON膜が設けられ、SiON膜上に、これに接してゲート電極105として機能する多結晶シリコン膜が形成されている。また、ゲート絶縁膜103およびゲート電極105の側壁を被覆する側壁絶縁膜107が設けられている。ゲート電極105の上部と、n型ソース・ドレイン領域109の上部のうち、側壁絶縁膜107の非形成領域とに、Niシリサイド層115が設けられている。
次に、図1に示した半導体装置100の製造方法を説明する。半導体装置100は、シリコン基板101にn型MOSFET102を設けることにより得られる。図2(a)〜図2(c)および図3(a)〜図3(c)は、n型MOSFET102の製造手順を示す工程断面図である。また、図4は、n型MOSFET102の製造手順を示すフローチャートである。以下、これらの図面を参照して説明する。
本実施形態のn型MOSFET102の製造方法は、半導体基板(シリコン基板101)の素子形成面にゲート電極105を形成し、その周囲のシリコン基板101にハロー領域(p型ハロー領域113)およびエクステンション領域(n型エクステンション領域111)を設ける工程(図4のS101〜S103)と、p型ハロー領域113およびn型エクステンション領域111を設ける工程の後、シリコン基板101にソース・ドレイン領域(n型ソース・ドレイン領域109)を設ける工程(図4のS104、S105)と、n型ソース・ドレイン領域109を設ける工程の後、シリコン基板101をスパイクRTA法により加熱することにより、不純物注入領域の不純物を活性化する工程(図4のS106)と、を含む。また、不純物を活性化する工程の後、ゲート電極105の上部とn型ソース・ドレイン領域109の上部とに、シリサイド層(Niシリサイド層115)を設ける工程(S107)を含む。
p型ハロー領域113およびn型エクステンション領域111を設ける工程は、シリコン基板101に第一導電型(n型)の第一不純物をイオン注入する第一イオン注入工程(図4のS102)と、第一イオン注入工程の後、シリコン基板101にフラッシュランプアニール処理を施す第一フラッシュランプアニール工程(図4のS103)と、を含む。
n型ソース・ドレイン領域109を設ける工程は、第一フラッシュランプアニール工程(S103)の後、シリコン基板101に第一導電型(n型)の第二不純物をイオン注入する第二イオン注入工程(図4のS104)と、第二イオン注入工程の後、シリコン基板101にフラッシュランプアニール処理を施す第二フラッシュランプアニール工程(図4のS105)と、を含む。
シリコン基板101をスパイクRTA法により加熱することにより、不純物注入領域の不純物を活性化する工程(S106)は、素子形成面を150℃/秒以上の速度で昇温させる工程である。
また、シリコン基板101をスパイクRTA法により加熱することにより、不純物注入領域の不純物を活性化する工程(S106)は、素子形成面を1000℃以上の温度に加熱する工程である。
p型ハロー領域113およびn型エクステンション領域111を設ける工程が、第一イオン注入工程の前に、シリコン基板101に第二導電型(p型)の不純物をイオン注入する工程(S101)を含み、シリコン基板101をスパイクRTA法により加熱することにより、不純物注入領域の不純物を活性化する工程は、第一導電型(n型)の不純物と第二導電型(p型)の不純物とを活性化する工程である。なお、第二導電型は、第一導電型と反対導電型である。
以下、n型MOSFET102を有する半導体装置100の製造方法についてさらに詳細に説明する。
まず、図2(a)に示すように、たとえば(100)面を主面とするシリコン基板101上に、公知の技術により、STI(Shallow Trench Isolation)による素子分離領域(不図示)を形成する。素子分離領域は、LOCOS法等の公知の他の方法で形成してもよい。その後、シリコン基板101上にSiON膜および多結晶シリコン膜を順次積層した後、選択的にドライエッチングし、ゲート絶縁膜103およびゲート電極105の形状に加工する。SiON膜は、たとえば熱酸化法およびプラズマ窒化法により形成する。
次に、シリコン基板101のn型MOSFET102形成領域に、p型ハロー領域113を形成する(図2(b))。p型ハロー領域113は、ゲート電極105の下方におけるn型ソース・ドレイン領域109の端部に設けられ、チャネル領域と同じ導電型の不純物拡散領域である。p型ハロー領域113は、パンチスルーストッパー領域として機能するため、p型ハロー領域113を設けることにより、短チャネル効果を抑制することができる。
p型ハロー領域113は、さらに具体的には、ゲート電極105をマスクとして、シリコン基板101全体を回転させながら、シリコン基板101の法線方向からたとえば30°傾斜させて(傾斜角30°)、インジウム(In)をイオン注入することにより形成される(図4のS101)。Inのイオン注入条件は、たとえばエネルギー60keV、ドーズ量2×1013atoms/cm2とする。なお、Inの代わりに、ボロン(B)若しくはフッ化ボロン(BF)等のボロンを含む不純物をイオン注入してもよい。
つづいて、チャネル領域とn型ソース・ドレイン領域109との電気的接続部として機能するn型エクステンション領域111を形成する(図2(c))。具体的には、ゲート電極105をマスクとして、砒素(As)をエネルギー2keV、ドーズ量5×1014atoms/cm2の条件で、シリコン基板101の法線方向と平行に(傾斜角0°)イオン注入する(図4のS102)。この結果、ゲート電極105に対して自己整合的にp型ハロー領域113およびn型エクステンション領域111が形成される。
次に、Inがイオン注入されたp型ハロー領域113およびAsがイオン注入されたn型エクステンション領域111のフラッシュランプアニール(FLA:Flash Lamp Annealing)を、シリコン基板101が溶融しない条件で行う(図4のS103)。このとき、たとえば、シリコン基板101の素子形成面の最高到達温度が、シリコン基板101が溶融しない程度に高い温度とする。具体的には、シリコン基板101の素子形成面の最高到達温度がたとえばシリコン(Si)の融点(1412℃)未満となるようにする。また、こうすることにより、FLA工程におけるシリコン基板101の損傷をさらに確実に抑制することができる。
なお、FLA法は、シリコン基板101の全面を加熱する方法であるため、シリコン基板101の加熱温度が高すぎると、シリコン基板101に損傷が生じる懸念がある。一方、加熱温度が低すぎると、イオン注入で生じたSiの結晶格子の欠陥の除去が不充分となる懸念がある。このため、本実施形態および以下の実施形態において、FLAにおけるシリコン基板101の加熱条件、具体的には加熱温度、加熱時間、またはシリコン基板101に与えるエネルギーは、これらを考慮して所定の条件に設定される。
このようなFLAの条件として、具体的には、ステップ101のp型ハロー領域113へのイオン注入で生じた欠陥が効果的に除去できる条件が挙げられ、たとえばシリコン基板101の素子形成面から100nmの深さまでが900℃に加熱される条件とすることができる。また、さらに好ましくは、シリコン基板101の素子形成面からステップ101におけるイオン注入のピーク深さより深い位置まで900℃以上に加熱される条件とすることができる。こうすることにより、p型ハロー領域113の深さ方向全体にわたってさらに効果的に格子欠陥を除去することができる。このため、n型MOSFET102の閾値電圧の低下をより一層効果的に抑制することができる。
また、FLAの時間は、たとえばミリ秒オーダーとする。さらに具体的には100ミリ秒以下、好ましくは10ミリ秒以下とする。こうすることにより、格子欠陥をさらに安定的に除去することができる。
FLAを行った後、図3(a)に示すように、ゲート電極105の側壁に側壁絶縁膜107を形成する。側壁絶縁膜107は、たとえば、CVD法でシリコン基板101の全面にシリコン酸化膜を形成した後、エッチバックすることにより得られる。CVD法でシリコン酸化膜を形成する際、シリコン基板101はたとえば500〜600℃程度まで加熱される。
そして、n型MOSFET102の形成領域に、n型ソース・ドレイン領域109を形成する(図3(b))。n型ソース・ドレイン領域109は、n型不純物をイオン注入することにより形成される(図4のS104)n型不純物として、たとえばAsを用い、このときの注入条件は、たとえば、25keV、5×1015atoms/cm2とする。
つづいて、n型ソース・ドレイン領域109のFLAを、シリコン基板101が溶融しない条件で行う(図4のS105)。FLAの条件は、たとえば、図4のステップ103のFLAにおけるアニール条件と同様とする。
その後、シリコン基板101を非酸化雰囲気中で熱処理を行うことにより、不純物の活性化を行う(図4のS106)。この熱処理により、シリコン基板101中に注入された不純物が電気的に活性化される。熱処理の条件は、注入する不純物の種類にもよるが、たとえば、スパイク急速昇温アニール(スパイクRTA(Rapid Thermal Annealing))により、シリコン基板101を所定の温度まで加熱した後、速やかに降温させる。スパイクRTAにおけるシリコン基板101表面の最高到達温度は、たとえば1000℃とする。こうすることにより、シリコン基板101にイオン注入された不純物を確実に活性化するとともに、不純物を適度に拡散させて、接合深さをさらに充分に確保することができる。また、シリコン基板101表面の最高到達温度は、たとえば1100℃以下とすることができる。こうすることにより、シリコン基板101に注入された不純物をさらに安定的に活性化することができる。スパイクRTAにおけるシリコン基板101の最高到達温度は、さらに具体的には、1050℃とすることができる。
また、スパイクRTAにおける昇温速度は、たとえば150℃/秒以上、好ましくは250℃/秒以上とする。こうすることにより、不純物をさらに確実に活性化することができる。
そして、Niサリサイド形成工程により(図4のS107)、ゲート電極105およびn型ソース・ドレイン領域109の上部にNiシリサイド層115を形成する(図3(c))。Niシリサイド層115を設けることにより、ゲート電極105およびn型ソース・ドレイン領域109の表面を低抵抗化することができる。Niシリサイド層115の形成には、従来より知られた方法を用いることができる。たとえば、シリコン基板101の素子形成面全面にスパッタリング法によりNiを堆積させた後、低温でアニールし、準安定なシリサイドを形成する。そして、未反応のNiをウエット処理により除去する。つづいて、所定の温度でアニールし、NiとSiとを反応させてシリサイドを形成する。以上のプロセスにより、n型MOSFET102を有する半導体装置100(図1)が得られる。
次に、図1に示した半導体装置100の効果を説明する。
半導体装置100において、n型MOSFET102は、シリコン基板101へのイオン注入工程とその後最初の加熱工程との間に、イオン注入時の欠陥を除去する工程として、FLA工程(図4のS103、S105)を行うことにより製造される。具体的には、ステップ102のn型エクステンション領域111イオン注入の後、側壁絶縁膜107形成時になされる加熱工程の前に、ステップ103のFLAを行う。さらに、ステップ104のn型ソース・ドレイン領域109イオン注入の後、ステップ106の活性化アニール工程の前に、ステップ105のFLA処理を行う。このように、FLA工程は、イオン注入工程それぞれについて行われる。こうすることにより、各イオン注入工程で注入された不純物が、各イオン注入工程で生じる格子欠陥により、加熱処理時に拡散することを抑制するとともに、活性化アニール工程(図4のS106)時の不純物の増速拡散を抑制することが可能となる。よって、ゲート電極105や側壁絶縁膜107が小型化された構成、すなわちn型MOSFET102のゲート長が短い構成の場合にも、短チャネル効果の発生を抑制することができる。このため、n型MOSFET102の閾値電圧の低下を抑制し、トランジスタとしての特性に優れた構成とすることができる。
ここで、背景技術の項で前述した特許文献2には、浅いイオン注入層と深いイオン注入層のそれぞれについて、イオン注入層を形成した後、欠陥除去工程と活性化工程とを兼ねるフラッシュランプアニールを行うことが記載されている。ところが、この場合、シリコン基板101の加熱時間が短すぎることにより、拡散層の接合が浅すぎて、トランジスタ特性が充分に確保できない懸念がある。
これに対し、本実施形態では、n型エクステンション領域111形成後とn型ソース・ドレイン領域109の形成後にそれぞれFLA工程を設けることにより、不純物の拡散や格子欠陥の残留を抑制するとともに、FLAの後、別途活性化工程(図4のS106)を設け、スパイクRTA法による活性化を行っている。こうすることにより、ステップ103およびステップ105にて所定の領域を選択的に加熱して結晶欠陥を除去するとともに、ステップ106にてシリコン基板101全面を加熱することにより、不純物を確実に活性化させるとともに適度に拡散させて、適度な接合深さを確保し、接合を浅すぎない構成とすることができる。
以上のように、本実施形態では、FLA法によるSiの結晶格子の欠陥除去とスパイクRTAによる不純物の拡散制御との相乗効果により、n型MOSFET102の閾値電圧および電圧−電流特性等のトランジスタとしての特性を顕著に向上させることができる。
以下の実施形態においては、第一の実施形態と異なる点を中心に説明する。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、n型MOSFET102を有する半導体装置100の場合を例に説明したが、本発明の構成は、CMOSFET(相補型電界効果型トランジスタ)にも適用できる。
図5は、本実施形態の半導体装置の構成を示す断面図である。図5に示した半導体装置110は、図1に示したn型MOSFET102とp型MOSFET104とからなるCMOSFETを備える。
p型MOSFET104は、素子分離領域117により、n型MOSFET102から離隔および絶縁されている。p型MOSFET104は、シリコン基板101に設けられたn型ウェル119中に形成されている。また、p型MOSFET104は、n型MOSFET102のn型ソース・ドレイン領域109、n型エクステンション領域111、およびp型ハロー領域113に代えて、それぞれ、n型ハロー領域125、p型エクステンション領域123、およびp型ソース・ドレイン領域121を有する。
図6(a)〜図6(c)および図7(a)〜図7(c)は、図5に示した半導体装置110の製造工程を示す断面図である。以下、これらの図面を参照して半導体装置110の製造方法を説明する。
まず、図6(a)に示すように、p型のシリコン基板101に、n型MOSFET102とp型MOSFET104とを離隔する素子分離領域117を形成する。素子分離領域117は、第一の実施形態と同様に、たとえば公知の方法により形成されるSTIとする。そして、p型MOSFET104の形成領域に、n型不純物としてリン(P)をイオン注入し、n型ウェル119を形成する。つづいて、第一の実施形態と同様にして、n型MOSFET102およびp型MOSFET104の形成領域に、それぞれ、ゲート絶縁膜103およびゲート電極105を形成する。
次に、p型MOSFET104形成領域をマスク127で覆い、第一の実施形態(図2(b))と同様にして、p型ハロー領域113を形成する(図6(a))。さらに、第一の実施形態(図2(c))と同様にして、n型エクステンション領域111を形成する(図6(b))。
つづいて、マスク127を剥離後、n型MOSFET102の形成領域をマスク129で覆う。そして、p型MOSFET104の形成領域にn型ハロー領域125を形成する図6(c)。具体的には、ゲート電極105をマスクとして、シリコン基板101の法線方向からたとえば30°傾斜させて(傾斜角30°)、ヒ素(As)をイオン注入することにより形成される。Asのイオン注入条件は、たとえばエネルギー45keV、ドーズ量2×1013atoms/cm2とする。なお、Asの代わりにリン(P)をイオン注入してもよい。
そして、マスク129でn型MOSFET102の形成領域を覆った状態で、p型エクステンション領域123を形成する(図7(a))。具体的には、ゲート電極105をマスクとして、フッ化ボロン(BF)をエネルギー2keV、ドーズ量5×1014atoms/cm2の条件で、シリコン基板101の法線方向と平行(傾斜角0°)にイオン注入する。この結果、ゲート電極105に対して自己整合的にp型エクステンション領域123およびn型ハロー領域125が形成される。なお、イオン注入する不純物は、フッ化ボロンの代わりにボロンでもよい。
次に、マスク129を剥離した後、n型エクステンション領域111、p型ハロー領域113、p型エクステンション領域123およびn型ハロー領域125におけるシリコン基板101の格子欠陥を除去するFLA処理を、シリコン基板101が溶融しない条件で行う(図4のS103)。FLAの条件は、たとえば第一の実施形態と同様の条件とする。
FLAを行った後、図7(b)に示すように、ゲート電極105の側壁に側壁絶縁膜107を形成する。側壁絶縁膜107は、たとえば図3(a)を参照して前述した手順で形成する。
そして、p型MOSFET104の形成領域をマスク(不図示)で被覆し、n型MOSFET102の形成領域にイオン注入することにより、n型ソース・ドレイン領域109を形成する。また、n型MOSFET102の形成領域をマスク(不図示)で被覆し、p型MOSFET104の形成領域にイオン注入することにより、p型ソース・ドレイン領域121を形成する(図7(c))。なお、p型ソース・ドレイン領域121にイオン注入されるp型不純物としては、たとえばBを用いる。このときの注入条件は、たとえば、2keV、5×1015atoms/cm2とする。
その後、n型ソース・ドレイン領域109およびp型ソース・ドレイン領域121のFLAを、シリコン基板101が溶融しない条件で行う(図4のS105)。FLAの条件は、たとえば、第一の実施形態におけるアニール条件と同様とする。
その後、第一の実施形態と同様にして、非酸化雰囲気中でスパイクRTA処理を行うことにより、シリコン基板101中にイオン注入された不純物の活性化を行う(図4のS106)。そして、ゲート電極105、n型ソース・ドレイン領域109、およびp型ソース・ドレイン領域121の上部にNiシリサイド層115を形成する。以上のプロセスにより、n型MOSFET102およびp型MOSFET104を有する半導体装置110(図5)が得られる。
本実施形態の半導体装置110は、n型MOSFET102およびp型MOSFET104のハロー領域およびエクステンション領域を形成した後、加熱工程の前に、FLA処理を行う(図4のS103)とともに、ソース・ドレイン領域の形成後、最前の加熱処理である活性化処理の前にも、FLA処理を行う(図4のS105)ことにより製造される。このため、第一の実施形態と同様の欠陥回復効果が得られ、CMOSFETを構成するn型MOSFET102およびp型MOSFET104のそれぞれにおいて、製造工程での不純物の発生が抑制される。このため、n型MOSFET102およびp型MOSFET104のそれぞれにおいて、短チャネル効果が抑制された構成となっている。
以下の実験例では、まず、第二の実施形態に記載の半導体装置110中のp型MOSFET104(図5)およびp型MOSFET104の製造手順を一部変更して得られるp型MOSFETを作製した。
(実験例1)
図4に示した手順でp型MOSFET104を作製した。図4のステップ103およびステップ105については、シリコン基板101表面の最高到達温度を1300℃とした。なお、本実験例および以下の実験例において、側壁絶縁膜107形成時の加熱温度は700℃とした。また、ステップ106のスパイクRTAにおいては、昇温速度を250℃/秒、シリコン基板101表面の最高到達温度を1050℃とした。
(実験例2)
図4に示した手順のうち、ステップ103およびステップ105のアニール方法をFLAに代えてスパイクRTAとしてp型MOSFETを作製した。スパイクRTAにおける最高到達温度は1300℃とした。
(評価1)
実験例1および実験例2で得られたp型MOSFETについて、ゲート長(nm)としきい値電圧(V)との関係を調べた。図8は、p型MOSFETのゲート長(nm)としきい値電圧(V)との関係を示す図である。図8より、実験例2で得られたp型MOSFETに対し、実験例1で得られたp型MOSFET104では、欠陥除去工程をFLAとすることにより、しきい値電圧特性を顕著に向上させることができた。
次に、第一の実施形態に記載の半導体装置100中のn型MOSFET102(図1)およびn型MOSFET102の製造手順を一部変更して得られるn型MOSFETを作製した。
(実験例3)
図4に示した手順でn型MOSFET102を作製した。図4のステップ103およびステップ105については、シリコン基板101表面の最高到達温度を1300℃とした。なお、本実験例および以下の実験例において、側壁絶縁膜107形成時の加熱温度は700℃とした。また、ステップ106のスパイクRTAにおいては、昇温速度を250℃/秒、シリコン基板101表面の最高到達温度を1050℃とした。
(実験例4)
図4に示した手順のうち、ステップ106のスパイクRTAによる活性化を行わずに、n型MOSFETを作製した。
(実験例5)
図4に示した手順のうち、ステップ103およびステップ105のFLAを行わずに、n型MOSFETを作製した。
(評価2)
実験例3および実験例4で得られたn型MOSFETについて、ドレインバイアス(V)とドレイン電流(A)との関係を調べた。図9は、実験例3および実験例4で得られたn型MOSFETのドレインバイアス(V)とドレイン電流(A)との関係を示す図である。図9より、実験例4で得られたn型MOSFETに対し、実験例3で得られたn型MOSFET102では、電圧−電流特性が向上していることがわかる。
また、実験例5で得られたn型MOSFETでは、同じドレインバイアスにおけるドレイン電流が実験例4のn型MOSFETよりも低く、また、FLA処理がなされていないため、閾値電圧が顕著に低かった。これより、同じイオン注入条件において、スパイクRTAによる活性化処理を行うことにより、n型MOSFETのトランジスタとしての特性を顕著に向上させることが可能であることがわかる。これは、FLAによる欠陥除去処理に加えて、スパイクRTAによる活性化処理を行うことにより、これらの相乗効果により、シリコン基板101の欠陥を除去しつつ注入された不純物を適度に拡散させることができたためであると考えられる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態および実験例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、以上においては、ハロー領域形成工程後の、最初の加熱工程が、側壁絶縁膜の形成工程である。また、エクステンション領域形成工程後の、最初の加熱工程もまた側壁絶縁膜の形成工程である。このため、図4においては、エクステンション領域形成(S102)の直後にFLA処理(S103)を行っている。これに対し、ハロー領域形成(S101)後、エクステンション領域形成(S102)の前に加熱処理が行われる製造工程の場合には、その加熱処理の前にさらにFLA処理を行う。こうすれば、ハロー領域形成時のイオン注入により生じた格子欠陥を加熱処理前に除去することができるので、ハロー領域に注入された不純物の拡散を抑制することができる。
また、以上においては、イオン注入後、最初の加熱工程が、側壁絶縁膜107形成時の加熱工程または活性化アニール工程(S106)である場合を例に説明したが、最初の加熱工程が、これらの工程以外の工程である場合にも、その加熱工程の前にFLA処理を行うことができる。
また、以上において、ゲート絶縁膜103として、SiON膜に代えてSiO2膜を用いてもよい。また、SiO2膜より比誘電率の高い絶縁膜(high−k膜)を用いることにより、誘電特性を保ちつつ、物理的膜厚を厚くしてもよい。
本発明の実施の形態における半導体装置の構成を示す断面図である。 図1の半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 図1の半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順を示す図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の構成を示す断面図である。 図5の半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 図5の半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 実験例のp型MOSFETのゲート長と閾値電圧との関係を示す図である。 実験例のn型MOSFETのドレイン電圧とドレイン電流との関係を示す図である。
符号の説明
100 半導体装置
101 シリコン基板
102 n型MOSFET
103 ゲート絶縁膜
104 p型MOSFET
105 ゲート電極
107 側壁絶縁膜
109 n型ソース・ドレイン領域
110 半導体装置
111 n型エクステンション領域
113 p型ハロー領域
115 Niシリサイド層
117 素子分離領域
119 n型ウェル
121 p型ソース・ドレイン領域
123 p型エクステンション領域
125 n型ハロー領域
127 マスク
129 マスク

Claims (5)

  1. 半導体基板の素子形成面にゲート電極を形成し、その周囲の前記半導体基板にハロー領域およびエクステンション領域を設ける工程と、
    ハロー領域およびエクステンション領域を設ける前記工程の後、前記半導体基板にソース・ドレイン領域を設ける工程と、
    ソース・ドレイン領域を設ける前記工程の後、前記半導体基板をスパイクRTA法により加熱することにより、前記ハロー領域、前記エクステンション領域及び前記ソース・ドレイン領域に注入された不純物を活性化する工程と、
    を含み、
    前記ハロー領域および前記エクステンション領域を設ける前記工程が、
    前記半導体基板に第一導電型の第一不純物をイオン注入する第一イオン注入工程と、
    前記第一イオン注入工程の後、前記第一イオン注入工程により導入された結晶格子の欠陥を除去するために、前記半導体基板にフラッシュランプアニール処理を施す第一フラッシュランプアニール工程と、
    を含み、
    前記ソース・ドレイン領域を設ける前記工程が、
    前記第一フラッシュランプアニール工程の後、前記半導体基板に前記第一導電型の第二不純物をイオン注入する第二イオン注入工程と、
    前記第二イオン注入工程の後、前記第二イオン注入工程により導入された結晶格子の欠陥を除去するために、前記半導体基板にフラッシュランプアニール処理を施す第二フラッシュランプアニール工程と、
    を含むことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  2. 請求項1に記載の電界効果型トランジスタの製造方法において、前記半導体基板をスパイクRTA法により加熱することにより、前記ハロー領域、前記エクステンション領域及び前記ソース・ドレイン領域に注入された不純物を活性化する前記工程が、前記素子形成面を150℃/秒以上の速度で昇温させる工程であることを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  3. 請求項1に記載の電界効果型トランジスタの製造方法において、前記半導体基板をスパイクRTA法により加熱することにより、前記ハロー領域、前記エクステンション領域及び前記ソース・ドレイン領域に注入された不純物を活性化する前記工程が、前記素子形成面を1000℃以上の温度に加熱する工程であることを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の電界効果型トランジスタの製造方法において、前記ハロー領域および前記エクステンション領域を設ける前記工程が、
    前記第一イオン注入工程の前に、前記半導体基板に第二導電型の不純物をイオン注入する工程を含み、
    前記半導体基板をスパイクRTA法により加熱することにより、前記ハロー領域、前記エクステンション領域及び前記ソース・ドレイン領域に注入された不純物を活性化する前記工程が、前記第一導電型の不純物と前記第二導電型の不純物とを活性化する工程であることを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載の電界効果型トランジスタの製造方法において、
    不純物を活性化する前記工程の後、前記ゲート電極の上部と前記ソース・ドレイン領域の上部とに、シリサイド層を設ける工程を含むことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
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