JP4794583B2 - マルチアンテナ通信装置及び送信方法 - Google Patents

マルチアンテナ通信装置及び送信方法 Download PDF

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本発明は、送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を複数個有するマルチアンテナ通信装置及びその送信方法に関する。
MIMO(Multiple Input Multiple Output:複数入力・複数出力)技術の通信方式には、STC(Space Time Coding:時間空間符号化)又はSDM(Space Division Multiplexing:空間分割多重)があり、共に、基地局のマルチアンテナ通信装置は、複数のアンテナ系から端末に送信を行う(例えば、非特許文献1参照。)。
改訂版ワイヤレス・ブロードバンド教科書、高速IPワイヤレス編、第5章、2006年6月21日発行、株式会社インプレスR&D
上記のようなマルチアンテナ通信装置では、複数(典型的には2個)のアンテナ系が正常に動作していることを前提としているため、いずれか1個のアンテナ系が故障した場合には通信性能(STCの場合は通信品質、SDMの場合は通信速度)が大幅に低下する。
かかる課題に鑑み、本発明は、マルチアンテナ通信装置及びその送信方法において、複数のアンテナ系のいずれかが故障した場合にも、通信性能の大幅な低下を抑制することを目的とする。
発明は、送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を複数個有するマルチアンテナ通信装置であって、前記アンテナ系の各々の出力レベルを検出する出力検出部と、前記アンテナ系の各々に、空間分割多重(SDM)による送信信号を提供する信号処理部とを備え、前記信号処理部は、いずれかのアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない場合には、当該アンテナ系の出力レベルに他のアンテナ系の出力レベルを合わせるように下げて出力させることを特徴とするものである。
このようなマルチアンテナ通信装置では、出力レベルを検出することにより、アンテナ系の故障を検出することができる。そして、いずれかのアンテナ系が故障して、その出力レベルが低下した場合には、当該アンテナ系の出力レベルに他のアンテナ系の出力レベルを合わ、共通の送信レートで送信を行。結果的に、いずれかのアンテナ系の出力レベルが低下しても、その状態に応じた送信を行うことができる。
また、本発明は、送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を2個有するマルチアンテナ通信装置であって、前記アンテナ系の各々の出力レベルを検出する出力検出部と、前記アンテナ系の各々に、空間分割多重による送信信号を提供する信号処理部とを備え、前記信号処理部は、いずれか一方のアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない場合に、第1段階として、当該一方のアンテナ系の出力レベルに他方のアンテナ系の出力レベルを合わせるように下げて出力させる処理を行い、第2段階として、空間分割多重でスループットが確保できない場合は、空間分割多重に代えて時間空間符号化による送信信号を提供し、第3段階として、2アンテナ系より1アンテナ系の方が、より大きなスループットを得ることができる場合は、前記一方のアンテナ系を停止させ、他方のアンテナ系のみで送信を行うことを特徴とするものである。
このようなマルチアンテナ通信装置では、出力レベルを検出することにより、アンテナ系の故障を検出することができる。そして、いずれか一方のアンテナ系が故障して、その出力レベルが低下した場合には、第1段階として、当該一方のアンテナ系の出力レベルに他方のアンテナ系の出力レベルを合わ、共通の送信レートで送信を行。第2段階として、空間分割多重(SDM)に代えて、時間空間符号化(STC)により通信品質を確保しつつ送信を行うことができる。また、第3段階として、故障したアンテナ系を停止させてその影響を排除し、健全なアンテナ系のみで送信を行うことができる。停止により当該アンテナ系の送信電力は実質的に0となるので、他方のアンテナ系の送信電力を増大させることができる。このようにして、いずれかのアンテナ系の出力レベルが低下しても、その状態に応じた送信を行うことができる。
一方、本発明は、送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を複数個有するマルチアンテナ通信装置における送信方法であって、前記アンテナ系の各々に、空間分割多重による送信信号を提供しつつ、前記アンテナ系の各々の出力レベルを検出し、いずれかのアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない場合には、当該アンテナ系の出力レベルに他のアンテナ系の出力レベルを合わせるように下げて出力させることを特徴とするものである。
このような送信方法では、出力レベルを検出することにより、アンテナ系の故障を検出することができる。そして、いずれかのアンテナ系が故障して、その出力レベルが低下した場合には、当該アンテナ系の出力レベルに他のアンテナ系の出力レベルを合わせ、共通の送信レートで送信を行う。結果的に、いずれかのアンテナ系の出力レベルが低下しても、その状態に応じた送信を行うことができる。
本発明のマルチアンテナ通信装置又は送信方法によれば、いずれかのアンテナ系の出力レベルが低下しても、通信性能の大幅な低下を抑制することができる。
《第1実施形態》
図1は、基地局に設置される本発明の第1実施形態に係るマルチアンテナ通信装置1と、端末側通信装置2とを示すブロック回路図である。この場合の通信方式は、基本的にはSTCである。なお、この図は、マルチアンテナ通信装置1の送信及び、端末側通信装置2の受信に関する回路部分のみを示している。
図において、マルチアンテナ通信装置1は、送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を2個(アンテナ系11,12)有するものであり、アンテナ系11は、逆離散高速フーリエ変換を行うIFFT部111と、IFFT部111の出力にガードインターバルの付加やD/A変換等の処理を行って、無線送信する信号を生成するRF部112と、電波送信用のアンテナ113とを備えている。同様に、アンテナ系12は、IFFT部121、RF部122及び電波送信用のアンテナ123とを備えている。
RF部112とアンテナ113とを接続する電路には、方向性結合器131が設けられており、その出力側にはそれぞれ、進行波及び反射波の増幅及び検波を行う検波器133,132が設けられている。これらの方向性結合器131及び検波器132,133は、アンテナ系11の送信電力の出力レベルを検出する出力検出器13を構成している。検波器132,133の出力は、それぞれA/Dコンバータ15,16でディジタル信号化された後、信号処理部19に入力される。
同様に、RF部122とアンテナ123とを接続する電路には、方向性結合器141が設けられており、その出力側にはそれぞれ、進行波及び反射波の増幅及び検波を行う検波器143,142が設けられている。これらの方向性結合器141及び検波器142,143は、アンテナ系12の送信電力の出力レベルを検出する出力検出器14を構成している。検波器142,143の出力は、それぞれA/Dコンバータ17,18でディジタル信号化された後、信号処理部19に入力される。
信号処理部19は、送信すべき信号(データ)を所定の通信方式によりアンテナ系11,12に提供する。ここで言う通信方式とは、基本的にはSTCであるが、1アンテナ系での送信も可能である。
一方、端末側通信装置2は、受信信号を信号処理部23に供給するアンテナ系21を1個有するものである。このアンテナ系21は、電波受信用のアンテナ213と、アンテナ213の受信信号に対してガードインターバルの除去やA/D変換等の処理を行うRF部212と、離散高速フーリエ変換を行うFFT部211とを備えている。
次に、上記のように構成された第1実施形態のマルチアンテナ通信装置1及び、端末側通信装置2の動作について説明する。図2は、マルチアンテナ通信装置1における通信制御を示すフローチャートである。図1及び図2において、マルチアンテナ通信装置1は、最初は、STCで送信を行う(ステップS21)。例えば、図1において、送信すべきデータがA,Bであれば、信号処理部19は、データAに基づく送信信号S1、データAの複素共役A*に基づく送信信号S1*(S1の複素共役)、データBに基づく送信信号S2、データBの複素共役B*に基づく送信信号S2*(S2の複素共役)を生成する。そして、IFFT部111及びRF部112を経てアンテナ113から送信信号S1,S2*(データA,B*)の時系列で送信が行われ、他方、IFFT部121及びRF部122を経てアンテナ123から送信信号S2,S1*(データB,A*)の時系列で送信が行われる。
端末側通信装置2においては、アンテナ213により上記の送信信号が、受信信号R1,R2としてこの時系列で受信され、RF部212及びFFT部211を経て、信号処理部23によりデータA及びBがそれぞれ、2つのチャンネルから出力される。このようなSTCによる送信は、伝送容量を増大させる効果は無いが、伝送特性を向上させ、通信品質を向上させる。
一方、マルチアンテナ通信装置1の信号処理部19は、出力検出部13,14による各アンテナ系11,12の出力レベルの検出結果に基づいて、出力レベルが所定値に満たないアンテナ系があるかどうかを常に監視している(ステップS22)。ここで、いずれか一方のアンテナ系が故障し、それによって、そのアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない状態となった場合、そのままSTCによる送信を継続すると、端末側通信装置2は受信が困難となり、図1におけるデータA,Bのいずれも受信できなくなる可能性がある。
そこで、信号処理部19は、いずれか一方のアンテナ系が故障し、それによって、そのアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない状態となった場合には、STCによる送信に拘泥することなくこれを中止し、他のアンテナ系のみ(1アンテナ系)で送信を行うように通信方式を変更する(ステップS23)。例えば、アンテナ系12が故障して、その出力レベルが所定値に満たない状態となった場合、図3に示すように、アンテナ系12による送信を停止させ、アンテナ系11のみが存在しているかの如く、それまでとは異なる他の信号処理を開始する。これにより、例えば、送信すべきデータCに基づく送信信号S3は健全なアンテナ系11から送信され、端末側通信装置2は、受信信号R3からデータCを取得することができる。こうして、2個のアンテナ系のいずれかが故障しても、通信性能の大幅な低下を抑制することができる。
また、2個のアンテナ系で送信する場合、送信電力はそれらの合計値で法的に規制される。従って、故障した1アンテナ系を停止させれば、その送信電力は実質的に0となるので、他のアンテナ系のみで送信を行う場合には、当該他のアンテナ系の送信電力を増大させることができる。送信電力を増大することにより、S/N比が改善され、通信品質は向上する。
《第2実施形態》
図4は、基地局に設置される本発明の第2実施形態に係るマルチアンテナ通信装置1と、端末側通信装置2とを示すブロック回路図である。この場合の通信方式は基本的にはSDMである。なお、この図は、マルチアンテナ通信装置1の送信及び、端末側通信装置2の受信に関する回路部分のみを示している。
図において、マルチアンテナ通信装置1は、第1実施形態と同様の内部回路ブロック要素を備えており、各部には同一符号を付して説明を省略する。信号処理部19は、送信すべき信号(データ)を所定の通信方式によりアンテナ系11,12に提供する。ここで言う通信方式とは、第1実施形態とは異なり、基本的にはSDMである。但し、STCや、1アンテナ系での送信も可能である。
一方、端末側通信装置2は、受信信号を信号処理部23に供給するアンテナ系を2個有するものである。アンテナ系21は、電波受信用のアンテナ213と、アンテナ213の受信信号に対してガードインターバルの除去やA/D変換等の処理を行うRF部212と、離散高速フーリエ変換を行うFFT部211とを備えている。同様に、アンテナ系22は、アンテナ223と、RF部222と、FFT部221とを備えている。
次に、上記のように構成された第2実施形態のマルチアンテナ通信装置1及び、端末側通信装置2の動作について説明する。図5は、マルチアンテナ通信装置1における通信制御を示すフローチャートである。図4及び図5において、マルチアンテナ通信装置1は、最初は、SDMで送信を行う(ステップS51)。例えば、図4において、送信すべきデータがA,B,C,D,E,Fであれば、信号処理部19は、データA,B,Cにそれぞれ基づく送信信号S1,S2,S3、及び、データD,E,Fにそれぞれ基づく送信信号S4,S5,S6を生成する。そして、IFFT部111及びRF部112を経てアンテナ113から送信信号S1,S2,S3(データA,B,C)の時系列で送信が行われ、他方、IFFT部121及びRF部122を経てアンテナ123から送信信号S4,S5,S6(データD,E,F)の時系列で送信が行われる。
端末側通信装置2においては、アンテナ213により上記の送信信号(S1〜S6)が、受信信号R1,R2,R3としてこの時系列で受信され、RF部212及びFFT部211を経て信号処理部23に送られる。また、アンテナ223により上記の送信信号(S1〜S6)が、受信信号R4,R5,R6としてこの時系列で受信され、RF部222及びFFT部221を経て信号処理部23に送られる。これに基づいて信号処理部23は、2つのチャンネルからデータA,B,C及びD,E,Fを、これらの時系列で出力する。このようなSDMによる送信は、単一のアンテナ系での送信に比べて伝送容量(通信速度)を倍増させる効果がある。
一方、マルチアンテナ通信装置1の信号処理部19は、出力検出部13,14による各アンテナ系11,12の出力レベルの検出結果に基づいて、出力レベルが所定値に満たないアンテナ系があるかどうかを常に監視している(ステップS52)。いずれか一方のアンテナ系が故障し、それによって、そのアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない状態となった場合には、S/N比の低下により当該アンテナ系の送信レートが低下する。そこで、このような場合には、他のアンテナ系の送信レートを、故障したアンテナ系の送信レートに合わせ、また、出力レベルも低い方に合わせることになる(ステップS53)。これにより、マルチアンテナ通信装置1は、それまでとは異なる他の信号処理を開始することになる。
例えば、図6において、アンテナ系12が故障して、その送信レートが低下した場合、アンテナ系11の送信レートを、アンテナ系12の送信レートに合わせ、互いに同じ送信レートで送信を行う。これにより、一方の送信レートが低下しても共通の送信レートで送信を行うことができる。送信レートが互いに異なると、端末側通信装置2では2チャンネルの信号分離が困難となり、通信性能が大幅に低下する。従って、共通の送信レートで送信を行うことは、通信性能の大幅な低下を抑制することに寄与する。
この場合、図6において、例えば、送信すべきデータがG,H,I,Jであれば、信号処理部19は、データG,Hにそれぞれ基づく送信信号S7,S8、及び、データI,Jにそれぞれ基づく送信信号S9,S10を生成する。そして、IFFT部111及びRF部112を経てアンテナ113から送信信号S7,S8(データG,H)の時系列で送信が行われ、他方、IFFT部121及びRF部122を経てアンテナ123から送信信号S9,S10(データI,J)の時系列で送信が行われる。
端末側通信装置2においては、アンテナ213により上記の送信信号(S7〜S10)が、受信信号R7,R8としてこの時系列で受信され、RF部212及びFFT部211を経て信号処理部23に送られる。また、アンテナ223により上記の送信信号(S7〜S10)が、受信信号R9,R10としてこの時系列で受信され、RF部222及びFFT部221を経て信号処理部23に送られる。これに基づいて信号処理部23は、2つのチャンネルからデータG,H及びI,Jを、これらの時系列で出力する。
次に、マルチアンテナ通信装置1の信号処理部19は、送信レートを下げたSDMで所定のスループットが確保できるか否かを判断する(ステップS54)。ここで、スループットが確保できる場合には、信号処理部19は、SDMでの送信を続行する。一方、スループットが確保できない場合、信号処理部19は、SDMによる送信に拘泥することなくこれを中止し、STCによる通信制御を開始する(ステップS55)。
例えば、アンテナ系12が故障したとして、図7において、例えば、送信すべきデータがK,Lであれば、信号処理部19は、データKに基づく送信信号S11、データKの複素共役K*に基づく送信信号S11*(S11の複素共役)、データLに基づく送信信号S12、データLの複素共役L*に基づく送信信号S12*(S12の複素共役)を生成する。そして、IFFT部111及びRF部112を経てアンテナ113から送信信号S11,S12*(データK,L*)の時系列で送信が行われ、他方、IFFT部121及びRF部122を経てアンテナ123から送信信号S12,S11*(データL,K*)の時系列で送信が行われる。
端末側通信装置2においては、アンテナ213,223により上記の送信信号が、受信信号R11,R12としてこの時系列で受信され、RF部212及びFFT部211を経て、信号処理部23よりデータK及びLがそれぞれ、2つのチャンネルから出力される。このようなSTCによる送信によれば、出力レベルが低下しても、一定の通信品質を維持することができる。
次に、マルチアンテナ装置1の信号処理部19は、STCでの送信によるスループットが1アンテナ系で送信するよりも大きいか否かの判断を行う(ステップS56)。ここで、スループットが1アンテナ系で送信するよりも大きい場合には、STCでの送信を継続する(ステップS55)。一方、1アンテナ系で送信する方が、より大きなスループットを得ることができる場合には、信号処理部19は、図8に示すように、アンテナ系12による送信を停止させ、1アンテナ系で送信を行う(ステップS57)。すなわち、アンテナ系11のみが存在しているかの如く、それまでとは異なる他の信号処理を開始する。これにより、例えば、送信すべきデータMに基づく送信信号S13は健全なアンテナ系11から送信され、端末側通信装置2は、受信信号R13からデータMを取得することができる。こうして、2個のアンテナ系のいずれかが故障しても、通信性能の大幅な低下を抑制することができる。
なお、図5のフローチャートでは、初期のSDMによる送信(ステップS51)から、(1)出力レベルを低い方に合わせる(ステップS53)、(2)STCで送信する(ステップS55)、(3)1アンテナ系で送信する(ステップS57)、の優先順位で送信の状態を変化させたが、(1)又は(2)を省略(スキップ)してもよいし、(1)及び(2)を共に省略して、故障が発生すれば(3)を実行するようにしてもよい。
また、上記各実施形態ではマルチアンテナ通信装置1のアンテナ系の数を、典型的な2個として説明したが、3個以上であっても同様に、いずれかのアンテナ系が故障した場合に、通信方式を変更するか、出力レベルを合わせるか、又は、残存する健全なアンテナ系のみに切り替えることにより、同様の作用効果を得ることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
基地局に設置される本発明の第1実施形態に係るマルチアンテナ通信装置と、端末側通信装置とを示すブロック回路図である。 図1のマルチアンテナ通信装置における通信制御を示すフローチャートである。 図1の構成及び状態から、マルチアンテナ通信装置が1アンテナでの送信に変化した状態を示すブロック回路図である。 基地局に設置される本発明の第2実施形態に係るマルチアンテナ通信装置と、端末側通信装置とを示すブロック回路図である。 図4のマルチアンテナ通信装置における通信制御を示すフローチャートである。 図4の構成及び状態から、マルチアンテナ通信装置の1アンテナ系が故障したとき、SDMによる送信を行う状態を示すブロック回路図である。 図4の構成及び状態から、マルチアンテナ通信装置の1アンテナ系が故障したとき、STCによる送信を行う状態を示すブロック回路図である。 図4の構成及び状態から、マルチアンテナ通信装置の1アンテナ系が故障したとき、他のアンテナ系のみで送信を行う状態を示すブロック回路図である。
符号の説明
1:マルチアンテナ通信装置、2:端末側通信装置、11,12:アンテナ系、13,14:出力検出器、15〜18:A/Dコンバータ、19:信号処理部、21,22:アンテナ系、23:信号処理部、111:IFFT部、112:RF部、113:アンテナ、121:IFFT部、122:RF部、123:アンテナ、131:方向性結合器、132,133:検波器、141:方向性結合器、142,143:検波器、211:FFT部、212:RF部、213:アンテナ、221:FFT部、222:RF部、223:アンテナ

Claims (3)

  1. 送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を複数個有するマルチアンテナ通信装置であって、
    前記アンテナ系の各々の出力レベルを検出する出力検出部と、
    前記アンテナ系の各々に、空間分割多重による送信信号を提供する信号処理部とを備え、
    前記信号処理部は、いずれかのアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない場合には、当該アンテナ系の出力レベルに他のアンテナ系の出力レベルを合わせるように下げて出力させることを特徴とするマルチアンテナ通信装置。
  2. 送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を2個有するマルチアンテナ通信装置であって、
    前記アンテナ系の各々の出力レベルを検出する出力検出部と、
    前記アンテナ系の各々に、空間分割多重による送信信号を提供する信号処理部とを備え、
    前記信号処理部は、いずれか一方のアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない場合に、第1段階として、当該一方のアンテナ系の出力レベルに他方のアンテナ系の出力レベルを合わせるように下げて出力させる処理を行い、第2段階として、空間分割多重でスループットが確保できない場合は、空間分割多重に代えて時間空間符号化による送信信号を提供し、第3段階として、2アンテナ系より1アンテナ系の方が、より大きなスループットを得ることができる場合は、前記一方のアンテナ系を停止させ、他方のアンテナ系のみで送信を行うことを特徴とするマルチアンテナ通信装置。
  3. 送信信号をアンテナに供給するアンテナ系を複数個有するマルチアンテナ通信装置における送信方法であって、
    前記アンテナ系の各々に、空間分割多重による送信信号を提供しつつ、前記アンテナ系の各々の出力レベルを検出し、
    いずれかのアンテナ系の出力レベルが所定値に満たない場合には、当該アンテナ系の出力レベルに他のアンテナ系の出力レベルを合わせるように下げて出力させる
    ことを特徴とする送信方法
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