JP4794310B2 - 計測信号のためのusb変換器 - Google Patents

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Description

本発明はセンサにより計測した計測信号の変換器に関わり、特に、計測信号をUSBケーブルを介してコンピュータのUSB端子に伝送するUSB変換器に関する。
環境、プロセス、ラボラトリー、および工業用分析機器の分野においては、各種センサからの計測信号を表示したり、アナログ伝送出力などに変換する計測機器、計測システムを総称して変換器と呼んでいる。通常この変換器には、変換器自身の設定を行なったり、センサの制御を行うために、スイッチ等の操作部が設けられている。
図7に従来の変換器を示す。同図において、変換器10はセンサ11と外部電源12に接続され、変換器10の出力は必要に応じてAD変換器13を介してコンピュータ14に接続されている。前記変換器10は、計測のための計測部101とスイッチ等の操作部102と計測データを表示する表示部103から構成されている。
図7における、計測動作を順を追って説明する。初めに、センサ11が計測できる準備を行う。その後、変換器10の電源をオンする。次に、変換器10を設定モードにして、測定範囲の上限値・下限値の設定、アラーム設定点の設定、温度補償のための設定、応答速度設定等の各種設定を変換器10の操作部102で行う。変換器10の計測準備を完了すると、次に変換器10を測定モードにして、計測を開始する。前記センサ11から計測データが送られ、表示部103において表示される。さらに、変換器10のモードを伝送モードに切り替え、計測データはコンピュータ14に送られ、解析される。
従来、前記計測データをこの種の変換器からコンピュータへ送るための伝送方式として、アナログ伝送(DC4〜20mA等)もしくはRS−232C等のシリアルデータ通信が用いられていた。
アナログ伝送の場合は、破線で示すように一旦デジタル信号へ変換するためのAD変換器13が必要であり、コンピュータ14に接続する前に別異の装置が必要となる。
また、RS−232Cによるシリアル通信の場合はAD変換器は不要であるが、RS−232Cを搭載する機種は少なく、高額なものが多いため、環境、プロセス、ラボラトリー、および工業用分析機器の分野において、RS−232Cを活用した計測システムの普及は進んでいない(参考文献1)。
他の方式として、GPIB(General Purpose Interface Bus)インタフェースがある。これは1本のバス上に機器をデイジーチェーン接続することができる。しかし、これを使うためには装置は体積も100cm3以上と大きく、独立電源が必要であった。GPIBは3線ハンドシェイクという方法を使用して、確実なデータ転送を保証するものである。データ転送は確実であるが、設定と計測値の読取りを繰り返すような場合は、動作が遅くなる。(参考文献2)
GPIBには高速バージョンに対応した機種もあるが、大量のデータを転送(波形データ等)するものである。GPIBのケーブルの長さは規格で決まっているし、高価なケーブルは頑丈で、かさばるものである。
従来、複数の計測データをコンピュータで処理する場合、図8のように、センサ11a〜11e、変換器10a〜10e、コンピュータ14a〜14eの組合せを複数設けて、これをデータ管理装置15で処理を行っていた。このため、システムとしてかなり大規模なシステムになっていたので、スペース、コストの点で問題があった。(参考文献3)
また、コンピュータ14が変換器10を制御することができず、電源も外部からとらねばならなかった。
参考文献1: 横河技報 vol.44、No.1、2000、PP19-24
参考文献2: http://www.ocs-lv.co.jp/LabVIEW/Sub3_5.htm
参考文献3: http://toyonakakeisou.com/02FA/01Keisoku/01Keisoku.htm
従来の変換器10を、別の機器に組み込んで使用するとき種々の制約条件があり、組込みを阻害していた。例えば、計測値の確認は、表示メータ、デジタル表示を使って確認し、種々の設定、操作はシステムのボタン、キーで行っていたので、機器の表面部分に変換器を組込まざるを得なかった。図9パネル16をカットして変換器10を取り付ける例を示す。17は固定するための固定具である。
このように、計測システムを組込む際の設計の自由度が大きく制限されていた。
また、従来の計測システムを使って計測したデータをパソコンを使って処理し、解析する場合、従来の変換器では計測値はアナログ信号として出力されているために、これをデジタル信号に変換してパソコンに入力していた。このため信号変換時に変換誤差が発生し、計測値の精度が低下するという問題もあった。また、AD変換装置も必要でありコストアップの原因であった。
他の問題として、次の問題があった。従来、ユーザに提供するソフトウェアは、汎用の画一的なものであった。これに対し、ユーザの要求は多種多様であり、アプリケーションソフトのカスタマイズ化についてのユーザの要望は大きく、専用アプリケーションソフトのプログラムソースコードの公開が求められていた。しかしソースコードの公開はノウハウを含む情報を開示することになるので困難であった。このため、ユーザの要望に対し十分な対応は為されていなかった。
本発明の課題は、従来型の計測システムにおける上記問題点を解決することである。つまり、計測システムを別の機器へ組む際の自由度の確保、信号変換による変換誤差・AD変換器のコストの改善、複数データの同時処理、ユーザのアプリケーションソフトのカスタマイズ化について要望に応えるユーザフレンドリーな装置を提供することである。
上記の技術的課題に対し、本発明の装置は、各種計測装置、例えば環境、プロセス、ラボラトリー及び工業用分析機器等からの計測信号をUSBケーブルを通してコンピュータのUSB端子へ直接接続できるように構成することにより、計測結果の観察、記録、保存、データの解析を行うことができる構成したものである。このとき同時に、前記USBケーブルを通して、コンピュータからの制御信号により変換器を制御し、変換器の電源の供給を受けることができる。また、1台のコンピュータを使って複数の計測を同時に行い処理し、複数の計測データの処理解析を行うシステムが実現された。
本発明の第1の形態は、1のセンサからの計測信号を入力するコネクタと、
USBケーブルを介して外部コンピュータとの間でデータの授受を行うUSB端子と、
前記計測信号をデジタル計測データに変換するAD変換手段と、後記演算手段と接続され、少なくとも電極クラック検知機能の設定を含む当該USB変換器の動作に関係する設定条件及び前記デジタル計測データの演算のためのコマンドに対応するプログラムを記憶する1の記憶手段と、
前記AD変換手段、前記記憶手段、後記USBコントローラに接続され、当該AD変換手段からのデジタル計測データ、後記USBコントローラを介して前記外部コンピュータから送られてくるコマンドに基づいて、少なくとも電極クラック検知機能の設定を含む当該USB変換器の動作に関係する設定、及び、前記デジタル計測データの演算処理のための設定を行い、前記設定に従って前記AD変換手段からのデータを処理し、前記処理したデータを後記外部コンピュータに出力する1の演算手段と、を有する処理手段(CPU)と、
前記処理手段(CPU)と前記USB端子とに接続され、前記処理手段(CPU)のデータ形式と外部コンピュータのデータ形式との変換を行うUSBコントローラと、
を1のハウジング内に収納した計測用USB変換器である。
本発明の第2の形態は、前記AD変換手段からのデジタル計測データに測定時間を付加するタイムスタンプ手段を含む前記第1の形態の計測用USB変換器である。
本発明の第の形態は、前記コンピュータから前記USBケーブルを介して電源供給を受ける前記第1又は2の形態の計測用USB変換器である。
USBケーブルを使用すると、信号送受、電源受給を、1本のケーブル接続によって行うことができる。このため、本発明によれば、計測データをコンピュータのディスプレイ上に表示すること、コンピュータ側で計測するために各種の設定操作を行うこと、前記設定を本発明の装置に接続されたコンピュータの画面において確認することができる。変換器の動作に必要な、例えばDC電源(DC5V500mA)が供給されるので、別電源を設ける必要も無い。
又、本発明の装置(USB変換器)には設定、操作用のキー、表示用のメータ、デジタルディスプレイも設ける必要がなく、又本装置は小型であるので、本装置を別の機器に組込む場合、機器への組込み箇所に制限が無く、従って装置の形状、組込み設計の自由度を大幅に向上させることができる。
本発明の装置からコンピュータに伝送する信号は、デジタル信号であるために、本発明の装置からの出力は変換されることがなく、従って精度の高い計測信号である。さらにAD変換装置等の付属装置も不要になる。
また、市場に出回っている大半のコンピュータ(デスクトップ型、ノートブック型共に)には、USB接続のための端子が設けられており、最も普及している接続方法である。
更に、従来の変換器では、実際の使用現場の電源品質により、過度のノイズ等の外乱影響を受け、変換器の誤動作などの要因となっているケースがあったが、USBケーブルを使うと、コンピュータから供給される電源は、コンピュータ(USBインターフェース)の技術規格によって電源品質が保証されており、変換器の安定動作を実現できる。また、1台のコンピュータを使って同時に複数の計測を行い、データ処理を行い、複数の計測データの処理解析を行うシステムを実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のUSB変換器を用いた計測システムを示したものである。センサ1の出力はUSB変換器2に接続され、USB変換器2の出力はUSBケーブル3を介してコンピュータ4に接続される。センサ1の計測信号はUSB変換器2に入り、USB変換器2は、コンピュータ4に計測信号を送る。同時にコンピュータ4はUSBケーブル3を介してUSB変換器2に対し後述するコマンド(命令語)を送り、動作設定を行い、測定値の確認ができ、演算についての指令を行い、更にデータ処理解析を行うように構成されている。なお、USB変換器2の電源はUSBケーブル3を介してコンピュータ4から供給を受ける。
図2は本発明のUSB変換器2の構成を示す。USB変換器2は、入力手段である入力コネクタ23、並びに信号を処理する信号処理手段であるCPU21及びUSBコントローラ22並びに出力手段であるUSB端子24を有している。
CPU21はUSBコントローラ22と接続されており、USBコントローラ22はUSB端子24と接続されている。USB端子24はUSBケーブル3を介してコンピュータ4に接続されている。
計測信号はセンサ1からCPU21に送られ、更にUSBコントローラ22、USB端子24を経て、USBケーブル3を通ってコンピュータ4に送られる。コンピュータ4からの信号はUSBケーブル3、USB端子24を経てUSBコントローラ22、CPU21に送られる。図中、破線は電源ラインであり、USB変換器2の電源はコンピュータ4から供給される。
CPU21は、AD変換器211、演算回路212、メモリ213を有している。AD変換器211は演算回路212と接続しており、演算回路212はメモリ213と接続されている。AD変換器211はセンサからのアナログ計測信号をデジタル信号に変換し、演算回路212に出力する。演算回路212は、AD変換器211の出力、メモリ213に記憶されたデータ、プログラムを用いて前記デジタル信号を計測用データに変換する等の演算を行い、演算結果をメモリ213に記憶させる又はUSBコントローラ22に出力する。メモリ213には、USB変換器2を識別する識別子、計器の設定値、変換器に関するファームウェアが記憶されている。
コンピュータ4がUSB変換器を識別できるようにするために各々のUSB変換器は識別子を有しているが、メモリ213にはこのUSB変換器2の識別子が記憶されている。この識別子を使ってコンピュータ4は、異なる複数の計測(例えば、pHとORPの計測等)について、各変換器2aないし2e毎に、設定、測定、伝送モードを切替えることができ、各種の設定を個別に行うことができ、それぞれの計測を管理することができる。
USB変換器2ごとに測定対象が決められているが、この区別をするためにUSB変換器2の扱う測定対象を表す識別子がメモリ213に記憶されている。
USBコントローラ22は、CPU21と外部コンピュータ4とのインターフェースである。CPU21から受け取ったデータを外部コンピュータ4に送り、又、外部コンピュータ4からの信号を前記ケーブル3、USB端子24を通してCPU21に送る。
図3は本発明のUSB変換器2を機能面から表したブロック図である。USB変換器2は少なくともAD変換手段26、機能手段27を有している。機能手段27は少なくともタイムスタンプ手段271、コマンド実行手段272から構成されている。
AD変換手段26は、センサからのアナログ計測信号をデジタル信号に変換するものであり、図2のAD変換器211と同一である。
機能手段27のタイムスタンプ手段は計測時間271を計り、計測データにタイムスタンプを付加する。
コマンド実行手段272は、コンピュータから送られるコマンド(命令語)を解釈して、USB変換器2においてコマンドの内容を実行する。具体的にはアラーム設定、測定範囲設定、タイマーの設定等の機器を設定するためのコマンド及び得られた計測データの補正演算等を行うコマンドの内容を実行する
本発明のUSB変換器の構成の特徴の1つは、ユーザのために予めUSB変換器の制御に必要な全ての機能、指令をコマンド(命令語)として定義し、この内容を実行する手段(コマンド実行手段)を設けている点である。本発明において、コマンドとは変換器にて処理を実行させるための命令語を意味する。
通常、ソフトウェアを使って装置を制御する場合、コマンドの内容(コマンドによる動作、演算式の内容)を制御用プログラムに直接書き込む。この場合、コマンドの内容(特に演算式や、数値補正手段)は重要なノウハウを含む場合があり、一般ユーザに対して開示することが出来ない場合が多い。
このため、ユーザは独自の制御用プログラムを作成することができない。仮に演算式を提供した場合、ユーザが正しく演算を理解していないと予期しない演算結果となることも起こりうる。
そこで、発明者らは、設定条件、複数の式や処理による命令文を1行のコマンド(命令語)として定め、変換器のメモリにその処理内容を記憶させ、制御用プログラムにおいて命令語を指定して実行する方式を案出した。これにより、条件設定、重要な式や演算の詳細を公開することなく、ユーザに対してアプリケーション構築に必要な環境を提供することが可能となる。
前記のとおり、コマンドには変換器の設定に関するものと、演算内容に関するものがある。具体的なコマンド実行手段は、前記コマンドに対応して、命令を実行するプログラムを予めメモリ213のプログラムエリアに記憶させ、演算回路212によりこれを実行させるように構成されている。
上記のような構成になっているので、コンピュータ4からUSB変換器2に対しコマンドを送ると、同コマンドの内容USB変換器2のメモリに記憶されたプログラムと演算手段212を使って実行される。
pH測定のための変換器のコマンドの例を以下に示す。
1 条件設定のコマンドの例
OFFSET:
pH7における起電力を設定し、メモリに保存する。
CRACK:
電極クラック検知機能を設定し、メモリに設定を保存する。
2 演算のコマンドの例
CAL:
例えば、計測データとしての実質的な値である真値Cは、センサ1で測定された測定値Aからオフセット値である補正値Bを引いて求められるが、真値算出というユーザに用意されたコマンドCALがコンピュータ4から送られると、USB変換器2において、C=A−Bの処理が実行される。
TEMP_COMP:
このコマンドは、pH値の試料水温度補償機能を設定し、メモリに設定を保存するものである。試料水温度補償機能は試料水のpH温度特性の補償を行うもので、下式によりpH値について温度補償が行われる。
補償後のpH値 = 生のpH値 -( 試料水温度−25℃) × 試料水温度補償係数
上記式において、試料水温度補償係数は試料水の温度が1℃変化したときのpH値の変化量である。この値は個々の試料水によって異なる。
次に、図2を参照しながら動作を説明する。初めに、本件発明のUSB変換器2がコンピュータ4からUSBケーブル3を介して接続されると、USB変換器2は動作電源を得てスタートアップされる。すると、変換器識別子、センサ識別子が自動的にコンピュータ4に送られる。次にUSB変換器2は、コンピュータ4からのコマンドにより計測のための設定モードを設定する。即ち、USB変換器2はコンピュータ4から前記各種設定用のコマンドを受取り、必要な設定を行って計測準備を行う。
計測準備が完了すると、コンピュータ4からのコマンドによりUSB変換器2は計測モードに設定される。このモードにおいて、センサ1は所定の計測を行う。この計測された信号はアナログ信号であるが、USB変換器2に送られると、AD変換手段211によりAD変換され、デジタル信号に変換される。更に、CPU21の演算手段212において、予めメモリ213に記憶されているデータ及びプログラムを基にして前記デジタル信号に対する温度、ハードウェアの個体差に対する補正、ユーザが予め指定する条件の下で演算が行われ、最終的に計測データが出力される。即ちAD変換されたデジタル信号は、例えばセンサから発生した起電力を電圧とするものであるが、pHを測定する場合には、この電圧値に対応するpH値を表すデータに変換し、補正等の演算を行う。他方、タイムスタンプ手段271が計測時間を計時し、前記デジタル信号に計測時刻を表すタイムスタンプを付与する(図3参照)。
前記信号はUSB変換器2から出力され、USBケーブル3を通って、コンピュータ4に入力される。
ユーザが計測値、例えば、pH値に対する温度補償をする場合、コンピュータ4上で動作するアプリケーションソフトウェアからTEMP_COMPコマンドをUSB変換器2に送る。すると、CPU21の演算手段212がメモリ213に予め記憶されているコマンドの中からTEMP_COMPコマンドを識別して、指定された演算(動作)を行い温度補償の設定を実行する。別のコマンドの場合もこれと同様に、コンピュータ4上のアプリケーションソフトウェアからのコマンドをUSB変換器2に送ると、USB変換器2において前記コマンドが識別され指定された機能、演算が実行される。実行された結果はメモリ214に保存され、又はUSBコントローラを介してコンピュータ4へ送られる。
図4は、複数のUSB変換器2a−2eが1台のコンピュータ4に接続された構成を示す。コンピュータ4は前記変換器識別子を使って、接続された複数のUSB変換器2a−2eを自動判別し、計測データを管理することができる。この例では5つであるが、例えば最大12台までのUSB変換器を自動判別することができる。この際、各種センサ種別(測定対象物)を意識する必要なく扱うことができる。なお、変換器識別子とセンサ識別子を組合わせ、計測対象を確実にすることができる。
図5は、USB変換器2の概観を示す斜視図であり、23はセンサからの信号を入力する入力手段、即ちセンサからの信号線を接続する接続コネクタである。同コネクタ23の反対側には、USBケーブルを介して外部コンピュータとの間でデータの授受を行う外部コンピュータとの接続手段、即ちUSBケーブルに接続するためのコネクタ(USB端子24)が設けられている(当業者に周知であるから図示しない)。
図6に本発明の変換器を使った応用例を示す。
本発明のUSB変換器を2個(2a、2b)使って、pHセンサ1a及び酸化還元電位(ORP:Oxydation Reduction Potential)センサ1bの計測データを計測する例である。USB変換器2a、2bの入力側端子は、それぞれpHセンサ1aならびにORPセンサ1bに接続され、出力側端子はUSBケーブル3a,3b、ハブ5を介してコンピュータ4に接続される。同図においてセンサから計測信号は、温度データを含め4ラインを通してUSB変換器に送られる。この構成においては、溶液のpH、測定溶液の温度、ORP測定溶液のORP計測データが同時にコンピュータ4に取り込まれ、コンピュータ4のディスプレイ上に同時に表示される。
従来からのインターフェースであるRS−232Cでは2つ以上の計測信号を同時にコンピュータに読込むことはその仕様上困難であった。また、GPIBインターフェースを使って本発明と同様なシステムを構築することは可能であるが、一般的にインターフェース、ケーブルは高価であり、コンピュータに複数データを同時に取込み、表示させるには、特別なプログラムを作成しなければならなかった。
本発明によれば、本発明の複数のUSB変換器、市販されているUSBハブを使ってコンピュータに接続することにより複数のUSB変換器を簡単に接続でき、又、コンピュータ側で各変換器を自動的に識別でき、各計測データを自動的に計測、表示、保存することができるので、このためのプラグラムを作成する必要も無い。計測データには計測時間が付加されるので自動的にデータの変化を表示することができる。またコンピュータによる解析において、前記時間データを有効に使って解析することができる。更に、USB変換器への電源供給はコンピュータから行われ、変換器本体もこの種の変換器と比較して小型であるため、実験を省スペースで行うことが出来る。この実験では、奥行30cm、幅60cmの机上に、コンピュータ、USB変換器2台、USBハブ、pHセンサ、ORPセンサを準備した。USBケーブル接続後、pH,pH溶液温度、ORPの3つのパラメータを1秒ごとに読取り、同時にディスプレイ(図示しない)上に表示させ、記憶することができた。
環境、プロセス、ラボラトリー、および工業用分析機器の分野において、計測データを直接コンピュータが扱え、しかも複数データを同時に処理できるのでその利用可能性は極めて大きい。更に、装置として小型、無電源として扱えるので本発明のUSB変換器を装置に組込む場合設計の自由度が高く、システム構築が極めて有利になる。特に、pHセンサ、ORPセンサと接続するものにおいて実用性が高いことが上記のとおり検証されている。
本発明のUSB変換器とセンサ、コンピュータとの接続を示すブロック図である。 本発明のUSB変換器のブロック図である。 本発明のUSB変換器の機能ブロック図である。 複数の計測を行う際のUSB変換器とセンサ、コンピュータとの接続を示すブロック図である。 本発明のUSB変換器の概観を表す斜視図である。 本発明のUSB変換器を使ったpH、ORP測定のための結線を示す図である。 従来の変換器の構成と、センサ、コンピュータとの接続を示す図である。 従来の複数の計測を行う際のUSB変換器とセンサ、コンピュータ、データ管理装置との接続を示す図である。 従来の変換器を別異の装置に組込んだ状態を説明する斜視図である。

Claims (3)

  1. (A)1のセンサからの計測信号を入力するコネクタと、
    (B)USBケーブルを介して外部コンピュータとの間でデータの授受を行うUSB端子と、
    (C)
    (a)前記計測信号をデジタル計測データに変換するAD変換手段と、
    (b)後記演算手段と接続され、少なくとも電極クラック検知機能の設定を含む当該USB変換器の動作に関係する設定条件及び前記デジタル計測データの演算のためのコマンドに対応するプログラムを記憶する1の記憶手段と、
    (c)前記AD変換手段、前記記憶手段、後記USBコントローラに接続され、当該AD変換手段からのデジタル計測データ、後記USBコントローラを介して前記外部コンピュータから送られてくるコマンドに基づいて、少なくとも電極クラック検知機能の設定を含む当該USB変換器の動作に関係する設定、及び、前記デジタル計測データの演算処理のための設定を行い、前記設定に従って前記AD変換手段からのデータを処理し、前記処理したデータを後記外部コンピュータに出力する1の演算手段と、
    を有する処理手段(CPU)と、
    (D)前記処理手段(CPU)と前記USB端子とに接続され、前記処理手段(CPU)のデータ形式と外部コンピュータのデータ形式との変換を行うUSBコントローラと、
    を1のハウジング内に収納した計測用USB変換器。
  2. 記AD変換手段からのデジタル計測データに測定時間を付加するタイムスタンプ手段を含む請求項1に記載の計測用USB変換器。
  3. 前記コンピュータから前記USBケーブルを介して電源供給を受ける請求項1又は2に記載の計測用USB変換器。
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