JP6653233B2 - 測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法 - Google Patents

測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6653233B2
JP6653233B2 JP2016179162A JP2016179162A JP6653233B2 JP 6653233 B2 JP6653233 B2 JP 6653233B2 JP 2016179162 A JP2016179162 A JP 2016179162A JP 2016179162 A JP2016179162 A JP 2016179162A JP 6653233 B2 JP6653233 B2 JP 6653233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
measurement
sensors
control information
communication unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016179162A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018045406A (ja
Inventor
浩幸 井河
浩幸 井河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Systemware Co Ltd
Original Assignee
Nippon Systemware Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Systemware Co Ltd filed Critical Nippon Systemware Co Ltd
Priority to JP2016179162A priority Critical patent/JP6653233B2/ja
Publication of JP2018045406A publication Critical patent/JP2018045406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6653233B2 publication Critical patent/JP6653233B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、センサで測定された測定値を取得する測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法に関する。
測定システムは、ユーザが要求する処理を実行するアプリケーションを有する端末(例えばパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの端末)と、端末との間で無線通信を行う通信部と一又は複数のセンサとを有するセンサデバイスとを備えている。端末がセンサデバイスに対して測定値(センサ情報)の取得を要求し、センサデバイスの通信部が一又は複数のセンサで測定された測定値を端末に送信する。このような測定システムは、例えば、センサで測定された測定値に基づき機器を制御するIoT(Internet of Things;モノのインターネット)などに利用される。
アプリケーションを有する端末と、通信部及びセンサを有する機器とを備えたシステムとして、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。このシステムは、モバイル機器(端末)と駆動装置とを備えた駆動システムであって、モバイル機器にはアプリケーションが設けられ、駆動装置には通信部(無線通信部)、制御部、センサ部、駆動部、及び表示部が設けられている。通信部は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))又は無線LAN(Local Area Network)による無線通信にてモバイル機器との間でデータの送受信を行う。制御部は、通信部で受信したデータを処理するとともに、駆動装置の各部の制御を司る。センサ部は、加速度センサ、ジャイロセンサ、照度センサ、振動センサ、圧力センサ、温度センサの少なくとも1つを有し、これらのセンサの測定値を制御部に伝送する。駆動部は、アプリケーションからの命令に基づいて駆動装置を駆動する。表示部は、センサ部、無線通信部及び駆動部の状況を表示する。
特表2015−521450号公報
センサの制御に必要な情報(以下、センサ制御情報という。)としては、センサで測定された測定値を取得する手順などの情報が含まれる。このようなセンサ制御情報は、一般に通信部のファームウェアにセンサ毎に設定される。従って、センサを変更する場合、通信部のファームウェアもセンサに合わせて変更する必要がある。上記した特許文献1に記載されたシステムにおいても、センサ毎のセンサ制御情報が制御部に設定されているものと考えられる。このため、市場に存在する多くのセンサの中から使用目的に最適なセンサを使用することが困難であった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、センサを容易に変更することができる測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、ユーザが要求する処理を実行するアプリケーションを有する端末と、端末との間で無線通信を行う通信部と一又は複数のセンサとを有するセンサデバイスと、を備える測定システムであって、測定システムは、アプリケーションによりセンサ毎の制御に関するセンサ制御情報とパラメータ作成して、センサデバイスへ送信し、通信部によりセンサ制御情報とパラメータセンサデバイスに設定する設定モードと、センサ制御情報とパラメータに基づいて、一又は複数のセンサの制御を行うことで一又は複数のセンサにより測定された測定値を取得し、取得した測定値を通信部により端末へ送信する測定モードを有し、センサ制御情報は、センサの測定精度と測定範囲の少なくとも一方の情報、並びに、センサで測定された測定値を取得する手順に関する情報である測定値取得手順情報を含み、パラメータは一又は複数のセンサの識別子と一又は複数のセンサからの測定値の取得動作に関する設定値を含み、一又は複数のセンサに変更又はセンサの特性に変更があるとき、設定モードにて、アプリケーションにより変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータを作成してセンサデバイスに送信して、変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータをセンサデバイスに設定することを特徴とする測定システムを提供する。
また、測定値取得手順情報は、センサデバイスの通信部がセンサに対して測定開始のコマンドを出力した後、センサから出力される測定終了の確認のコマンドによって測定終了を確認し、その後にセンサの測定値を取得する手順の情報を含み、通信部は、変更があるセンサのセンサ制御情報を含むセンサ制御情報における測定値取得手順情報に基づいて、測定開始要求のコマンドをセンサに送信し、センサは、通信部からの測定開始要求のコマンドに応じて測定を開始し、通信部は、測定値取得手順情報に基づいて、測定終了要求のコマンドをセンサに送信し、センサは、通信部からの測定値取得要求のコマンドに応じて測定値を通信部に送信してもよい。
また、端末とセンサデバイスの通信部はBLEによる無線通信を行う構成でもよい
また、本発明では、ユーザが要求する処理を実行するアプリケーションを有する入力部と、端末との間で無線通信を行う通信部と、一又は複数のセンサと、を備えるセンサデバイスであって、センサデバイスは、アプリケーションによりセンサ毎の制御に関するセンサ制御情報とパラメータを作成して、作成したセンサ制御情報とパラメータをセンサデバイスに設定する設定モードと、センサ制御情報とパラメータに基づいて、一又は複数のセンサの制御を行うことで一又は複数のセンサにより測定された測定値を取得し、取得した測定値を通信部により端末へ送信する測定モードを有し、センサ制御情報は、センサの測定精度と測定範囲の少なくとも一方の情報、並びに、センサで測定された測定値を取得する手順に関する情報である測定値取得手順情報を含み、パラメータは一又は複数のセンサの識別子と一又は複数のセンサからの測定値の取得動作に関する設定値を含み、一又は複数のセンサに変更又はセンサの特性に変更があるとき、設定モードにて、アプリケーションにより変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータを作成し、変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータをセンサデバイスに設定することを特徴とするセンサデバイスを提供する。
また、本発明では、上記した測定システムの制御方法であって、一又は複数のセンサに変更又はセンサの特性に変更があるとき、端末のアプリケーションにより変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータを作成するステップと、端末が、作成した変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータをセンサデバイスに送信するステップと、通信部が、変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータを受信してセンサデバイスに設定し、変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータを含むセンサ制御情報とパラメータに基づき、センサを制御するステップと、を備えたことを特徴とする測定システムの制御方法を提供する。
また、上記の測定システムの制御方法において、通信部が、変更があるセンサのセンサ制御情報を含むセンサ制御情報における測定値取得手順情報に基づいて、測定開始要求のコマンドをセンサに送信するステップと、センサが、通信部からの測定開始要求のコマンドに応じて測定を開始するステップと、通信部が、変更があるセンサのセンサ制御情報とパラメータを含む取得制御手順情報とパラメータに基づいて、測定終了要求のコマンドをセンサに送信するステップと、センサが、通信部からの測定値取得要求のコマンドに応じて測定値を通信部に送信するステップと、を備える構成でもよい。
また、上記の測定システムの制御方法において、端末とセンサデバイスの通信部はBLEによる無線通信を行う構成でもよい
本発明によれば、センサ制御情報を設定することにより、センサデバイスにおける通信部のファームウェアを変更することなく、センサの変更やセンサの特性差異対応を容易に行うことができる。
第1実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。 図1に示すセンサデバイスの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る測定システムの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 測定値の取得に関する動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 第2実施形態に係るセンサデバイスの構成を示す図である。 第3実施形態に係るセンサデバイスの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現することがある。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る測定システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すセンサデバイス20の構成を示すブロック図である。図1に示す測定システムは、センサで測定された測定値を取得するシステムである。この測定システム(センサデバイス)は、センサで測定された測定値に基づき機器を制御するIoT(Internet of Things;モノのインターネット)で利用されることを想定している。この測定システムは、図1に示すように、端末10とセンサデバイス20とを備えている。なお、図1に示す例では、センサデバイス20の数は1台であるが、センサデバイスの数は1台に限定されず、2台以上でもよい。
端末10は、ユーザが備えたパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの端末である。端末10は、ユーザが要求する処理を実行するアプリケーション11(アプリケーションソフトウェア)を有する。情報作成部11a及び通信部11bはアプリケーション11で実現される。情報作成部11aは、センサ23a,23b自体の変更又はセンサ23a,23bの特性の変更を行う場合、ユーザによる不図示の操作部(例えば、キーボード、ボタン、タッチパネルなど)の操作に応じて、センサ23a,23b毎の制御に関する情報(以下、センサ制御情報という。)を作成する。
ここで、センサ制御情報は、センサ23a,23bの制御に必要な情報であって、センサ23a,23b毎に設定される。センサ制御情報には、初期化及び測定値取得手順の情報を含む。初期化の情報としては、例えば、センサ23a,23bの測定開始、センサ23a,23bの測定精度(例えば温度センサの場合、0.1度単位で測定するか、0.5度単位で測定するか、1度単位で測定するか)、センサ23a,23bの測定範囲(例えば何度から何度まで測定するか)などの情報を含む。測定値取得手順の情報は、センサ23a,23bで測定された測定値を取得する手順の情報である。測定値取得手順の情報としては、例えば、センサデバイス20の通信部21がセンサ23a,23bに対して測定開始のコマンドを出力した後、センサ23a,23bから出力される測定終了の確認のコマンドによって測定終了を確認し、その後にセンサ23a,23bの測定値を取得するような手順である。センサ23a,23bによって手順が変わってくるため、センサ制御情報として測定値取得手順がセンサ23a,23b毎に設定される。なお、測定値取得手順の具体例については図4を用いて後述する。
なお、センサの特性の変更としては、同じ型番のセンサであっても製造ロットによってはセンサの特性が変化することがある。例えば、センサ毎にセンサの感度が違う場合やセンサ毎に出力時間(応答速度)が違う場合などがある。また、例えば温度センサについても、気温を測る温度センサと、体温を測る温度センサでは特性が違う。本実施形態では、通信部21にセンサ制御情報を設定することで、センサの特性に合わせてセンサの制御を調整(修正)することができる。
また、情報作成部11aは、ユーザによる不図示の操作部の操作に応じて、パラメータを作成する。ここで、パラメータは、通信部21における端末への測定値の送信動作に関する設定値である。例えば、通信部21には、センサ23a,23bの識別子がパラメータとして設定される。センサデバイス20において複数のセンサ23a,23bを使用する場合に、端末10は、センサ23a23bの識別子を通信部21に設定することで、複数のセンサ23a,23bのいずれかの測定値だけを取得することを指定することができる。また、通信部21には、測定値の送信周期(例えば1秒に1回、1分に1回)がパラメータとして設定される。このように、センサデバイス20全体の動作を変更するための情報をパラメータと呼ぶ。
例えば、ユーザが操作部を操作してプログラミング言語を記述することにより、情報作成部11aがセンサ制御情報を作成する。プログラミング言語は、人間の言葉に近い高度な言語(C言語、スクリプト言語など)であっても、機械語に近い言語(アセンブラなど)であってもよい。センサ制御情報は、ユーザのプログラミング能力に応じて適切なプログラミング言語で定義される。
通信部11bは、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)という低消費電力の無線技術を用いてセンサデバイス20との間で無線通信を行う。本実施形態では、通信部11bは、情報作成部11aで作成されたセンサ制御情報やパラメータをセンサデバイス20に対して送信する。また、通信部11bは、センサデバイス20から送信される、センサ23a,23bで測定された測定値の情報を受信する。
端末側記憶部12は、各種データを記憶する装置である。端末側記憶部12は、例えばメモリやハードディスクなどの記憶媒体で実現される。端末側記憶部12には、アプリケーション11が記憶される。また、端末側記憶部12には、情報作成部11aで作成されるセンサ制御情報、パラメータなどの情報も記憶される。また、端末側記憶部12には、通信部11bが受信した測定値の情報も記憶する。なお、アプリケーション11は、センサデバイス20を制御するためのソフトウェアであり、アプリケーション11とセンサデバイス20とは対をなしている(すなわち、アプリケーション11とセンサデバイス20とが対応付けられている)。
センサデバイス20は、温度、湿度、照度などを測定する機能と、端末10との間でBLEを用いて無線通信を行う機能とを備えたBLEのデバイスである。このセンサデバイス20は、例えば室内(建物内、店舗内)の所定位置に設置される。図1に示すように、センサデバイス20は、通信部21と、記憶部22と、センサ23a,23bとを有している。
通信部21は、端末10との間でBLEによる無線通信を行う機能(無線通信機能)と、センサ23a,23bを制御する機能(センサ制御機能)とを備えた処理部である。図2に示すように、通信部21は、上記の無線通信機能を実行する無線通信部211と、上記のセンサ制御機能を実行するセンサ制御部212とがファームウェア210で実現される。本実施形態では、無線通信部211は、端末10から送信されるパラメータ30やセンサ制御情報31a,31bを受信し、受信したパラメータ30やセンサ制御情報31a,31bを記憶部22に記憶する。なお、センサ制御情報31aは、センサ23aを制御するためのセンサ制御情報であり、センサ制御情報31bは、センサ23bを制御するためのセンサ制御情報である。また、本実施形態では、無線通信部211は、受信したパラメータ30を設定し、設定したパラメータ30に基づいて端末10への測定値の送信動作に関する設定値(例えば送信周期、いずれのセンサの測定値を送信するかなど)を変更する。また、センサ制御部212は、受信したセンサ制御情報31a,31bを設定し、設定したセンサ制御情報31a,31bに基づいてセンサ23a,23bの制御を行うことでセンサ23a,23bで測定された測定値を取得する。
記憶部22は、各種データを記憶する装置である。記憶部22は、例えばメモリなどの記憶媒体で実現される。記憶部22には、図2に示すように、パラメータ30やセンサ制御情報31a,31bなどの各種情報を記憶される。また、記憶部22には、ファームウェア210も記憶される。本実施形態では、センサデバイス20にはCPUが搭載され、CPUがファームウェア210に基づいて処理・制御を実行することにより、通信部21内の無線通信部211及びセンサ制御部212が実現される。センサ制御部212は、2つのセンサ23a,23bにおける共通部分の制御を行うとともに、センサ制御情報31a,31bに基づいてセンサ23a,23b毎の制御を行う。
センサ23a,23bは、温度、湿度、照度などのデータをリアルタイムに測定する。本実施形態において、センサ23aは、温度を測定する温度センサ、湿度を測定する湿度センサ、照度を測定する照度センサのうちのいずれでもよく、また、センサ23bも、温度センサ、湿度センサ、照度センサのいずれでもよい。なお、センサデバイス20は、2つのセンサ23a,23bを有しているが、1つのセンサだけを有していてもよく、3つ以上のセンサを有していてもよい。
次に、測定システムの動作について説明する。図3は、第1実施形態に係る測定システムの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。図3に示す処理において、端末10の情報作成部11aは、センサの変更又はセンサの特性の変更に応じてセンサ制御情報とパラメータを作成する(ステップS1)。そして、端末10の通信部11bは、情報作成部11aで作成されたセンサ制御情報とパラメータをセンサデバイス20に送信する(ステップS2)。なお、情報作成部11aは、センサ制御情報とパラメータのいずれか一方だけを作成してもよい。同様に、通信部11bは、センサ制御情報とパラメータのいずれか一方だけをセンサデバイス20に送信してもよい。
センサデバイス20において、通信部21は、端末10から送信されたセンサ情報とパラメータを受信すると(ステップS3)、受信したセンサ制御情報とパラメータを記憶部22に記憶するとともに、記憶部22に記憶したセンサ制御情報とパラメータを通信部21に設定する(ステップS4)。このとき、パラメータは無線通信部211に設定され、センサ制御情報はセンサ制御部212に設定される(図2参照)。なお、ステップS1〜S4の処理を実行するときの通信部21の処理モードを設定モード(セットアップモード)という。
端末10は、ユーザの要求に応じて又は自動的に、測定値の取得を要求する信号をセンサデバイス20に送信する(ステップS5)。通信部21は、端末10からの測定値の取得を要求する信号を受信すると、ステップS4で設定したセンサ制御情報に基づき、センサ23a,23bを制御することでセンサ23a,23bで測定された測定値を取得する(ステップS6)。そして、通信部21は、ステップS4で設定されたパラメータに基づいてセンサ23a,23bから取得した測定値を端末10に送信(転送)する(ステップS7)。なお、ステップS5〜S7の処理を実行するときの通信部21の処理モードを測定モードという。
図4は、測定値の取得に関る動作(測定値取得手順)の一例を説明するためのシーケンス図である。図4に示す処理において、通信部21(センサ制御部212)は、センサ制御情報における取得制御手順に基づいて、測定開始要求のコマンドをセンサ(センサ23a,23bの両方又は一方)に送信する(ステップS11)。センサは、通信部21からの測定開始要求のコマンドに応じて測定を開始する(ステップS12)。通信部21は、センサ制御情報における取得制御手順に基づいて、測定終了要求のコマンドをセンサに送信する(ステップS13)。センサは、通信部21からの測定終了要求のコマンドに応じて測定を終了する(ステップS14)。通信部21は、センサ制御情報における取得制御手順に基づいて、測定値取得要求のコマンドをセンサに送信する(ステップS15)。センサは、通信部21からの測定値取得要求のコマンドに応じて測定値を通信部21に送信する(ステップS16)。
以上に説明したように、本実施形態では、ユーザが要求する処理を実行するアプリケーション11を有する端末10と、端末10との間で無線通信を行う通信部21と一又は複数のセンサ(23a,23b)とを有するセンサデバイス20と、を備え、端末10は、センサ(23a,23b)毎の制御に関するセンサ制御情報をセンサデバイス20へ送信し、通信部21は、端末10から送信されたセンサ制御情報を設定し、該センサ制御情報に基づいてセンサ(23a,23b)の制御を行うことでセンサ(23a,23b)で測定された測定値を取得し、取得した測定値を端末10へ送信する。このような構成によれば、通信部21のファームウェア210を変更することなく、センサの変更やセンサの特性差異対応を容易に行うことができる。その結果、顧客の要求に応じてセンサデバイス20のセンサ23a,23bに速やかに変更することができる。また、センサを試す段階で良好に動作するかどうか検討する場合でも、ファームウェアごと変更する必要がないので、作業の手間を省くことができ、開発コストを削減することもできる。
また、本実施形態では、端末10とセンサデバイス20の通信部21はBLEによる無線通信を行う。このような構成によれば、低消費電力のデバイスで構成することができ、デバイスのコストを低減することができる。
また、本実施形態では、センサ制御情報は、センサ23a,23bで測定された測定値を取得する手順(測定値取得手順)に関する情報を含む。このような構成によれば、手順の異なるセンサを容易に設置することができる。
また、本実施形態では、センサ制御情報は、センサの測定精度と測定範囲の少なくとも一方の情報を含む。このような構成によれば、使用目的や使用環境に応じたセンサを容易に設置することができる。
また、本実施形態では、端末10は、パラメータをセンサデバイス20へ送信し、通信部21は、端末10から送信されたパラメータに基づいて端末10への測定値の送信動作に関する設定値を変更する。このような構成によれば、センサデバイス20の使用環境に応じて測定値の送信動作を調整することができる。
また、本実施形態では、アプリケーション11は、ユーザによるセンサの変更又はセンサの特性の変更の要求に応じてセンサ制御情報を作成する情報作成部11aを有する。このような構成によれば、高度なプログラミング能力のないユーザにも容易にセンサ制御情報を作成することができる。
<第2実施形態>
上記した第1実施形態では、センサ23a,23bはセンサデバイス20に内蔵されていた。これに対して、第2実施形態では、センサはセンサデバイスの本体(デバイス本体)にインターフェイス(ハードウェアインタフェイス)を介して接続される構成とした。
図5は、第2実施形態に係るセンサデバイスの構成を示す図である。図2に示すデバイス本体20Aには、センサが内蔵されておらず、センサ51,52,53が外付けされる。図5に示す例では、デバイス本体20Aとセンサ51〜53とでセンサデバイスを構成する。
デバイス本体20Aは、図2に示すように、センサ51を接続するためのインターフェイス40(例えば雄のコネクタ)が設けられている。また、センサ51は、デバイス本体20Aと接続するためのインターフェイス51a(例えば雌のコネクタ)が設けられている。また、センサ51は、センサ52と接続するためのインターフェイス51b(例えば雄のコネクタ)が設けられている。また、センサ52は、センサ51と接続するためのインターフェイス52a(例えば雌のコネクタ)が設けられている。また、センサ52は、センサ53と接続するためのインターフェイス52b(例えば雄のコネクタ)が設けられている。また、センサ53は、センサ52と接続するためのインターフェイス53a(例えば雌のコネクタ)が設けられている。また、センサ53は、他のセンサを接続するためのインターフェイス53b(例えば雄のコネクタ)が設けられている。
図5に示す例では、各インターフェイス40,51a,51b,52a,52b,53a同士は、4本の信号線で接続される。本実施形態におけるインターフェイスは、コネクタに限らず、プラグやスロット、ポートなどと呼ばれるものであってもよい。また、デバイス本体20A及びセンサ51〜53は、それぞれ、例えばI2C(Inter-Integrated Circuit)というシリアル通信方式の通信規格を用いて接続されることを想定している。ただし、I2Cに限定されず、他の規格(例えばSPI)であってもよい。
このように、センサデバイスは、一又は複数のセンサを着脱可能なインターフェイス40を有するので、センサを着脱すること容易となり、より一層、センサを容易に変更することが可能となる。つまり、センサというハードウェアの固定化を回避することができ、より一層、センサの変更等を柔軟に対応することができる。
<第3実施形態>
上記した第1実施形態では、端末10がセンサ制御情報をセンサデバイス20に送信することで通信部21内にセンサ制御情報を設定していた。これに対して、第3実施形態では、センサデバイス20自体がユーザの入力操作に応じてセンサ制御情報を入力し、入力したセンサ制御情報を通信部21内に設定する。
図6は、第3実施形態に係るセンサデバイス20Bの構成を示すブロック図である。図6に示すセンサデバイス20Bは、ユーザの入力操作に応じてセンサ制御情報(及び/又はパラメータ)を入力する入力部24を有している。その他の構成は、図1に示した構成と同様であるため、同一構成については同一符号を付すことで、重複する説明を省略する。このような構成によれば、端末10からセンサ制御情報(及び/又はパラメータ)をセンサデバイス20Bに送信することなく、直接、センサデバイス20Bにセンサ制御情報(及び/又はパラメータ)を入力し、入力したセンサ制御情報(及び/又はパラメータ)を通信部21内に設定することができる。その結果、センサ制御情報などの設定作業の利便性が向上する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。また、上記の実施形態で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。そのような変更または改良、省略した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記した実施形態や変形例の構成を適宜組み合わせて適用することも可能である。
上記した実施形態では、センサは、温度センサ、湿度センサ、照度センサで温度、湿度、照度を測定(計測)していたが、これらのセンサに限定されない。センサは、温度センサ、湿度センサ、照度センサのほかに、UV−A(紫外線センサ)、圧力センサ、6軸センサ(地磁気センサ、加速度センサ)などの違う種類のセンサを備えてもよい。
10 端末
11 アプリケーション
11a 情報作成部
20,20B センサデバイス
20A デバイス本体
21 通信部
22 記憶部
23a,23b センサ
24 入力部
40 インターフェイス

Claims (7)

  1. ユーザが要求する処理を実行するアプリケーションを有する端末と、
    前記端末との間で無線通信を行う通信部と一又は複数のセンサとを有するセンサデバイスと、を備える測定システムであって、
    前記測定システムは、前記アプリケーションにより前記センサ毎の制御に関するセンサ制御情報とパラメータ作成して、前記センサデバイスへ送信し、前記通信部により前記センサ制御情報と前記パラメータ前記センサデバイスに設定する設定モードと、
    前記センサ制御情報と前記パラメータに基づいて、前記一又は複数のセンサの制御を行うことで前記一又は複数のセンサにより測定された測定値を取得し、取得した測定値を前記通信部により前記端末へ送信する測定モードを有し、
    前記センサ制御情報は、前記センサの測定精度と測定範囲の少なくとも一方の情報、並びに、前記センサで測定された測定値を取得する手順に関する情報である測定値取得手順情報を含み、前記パラメータは前記一又は複数のセンサの識別子と前記一又は複数のセンサからの測定値の取得動作に関する設定値を含み、
    前記一又は複数のセンサに変更又はセンサの特性に変更があるとき、前記設定モードにて、前記アプリケーションにより変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを作成して前記センサデバイスに送信して、前記変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを前記センサデバイスに設定することを特徴とする測定システム。
  2. 前記測定値取得手順情報は、前記センサデバイスの前記通信部が前記センサに対して測定開始のコマンドを出力した後、前記センサから出力される測定終了の確認のコマンドによって測定終了を確認し、その後に前記センサの測定値を取得する手順の情報を含み、
    前記通信部は、前記変更があるセンサの前記センサ制御情報を含む前記センサ制御情報における前記測定値取得手順情報に基づいて、測定開始要求のコマンドを前記センサに送信し、前記センサは、前記通信部からの測定開始要求のコマンドに応じて測定を開始し、前記通信部は、前記測定値取得手順情報に基づいて、測定終了要求のコマンドを前記センサに送信し、前記センサは、前記通信部からの測定値取得要求のコマンドに応じて測定値を前記通信部に送信する請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記端末と前記センサデバイスの前記通信部はBLEによる無線通信を行う請求項1または請求項2に記載の測定システム。
  4. ユーザが要求する処理を実行するアプリケーションを有する入力部と、
    端末との間で無線通信を行う通信部と、
    一又は複数のセンサと、を備えるセンサデバイスであって、
    前記センサデバイスは、前記アプリケーションにより前記センサ毎の制御に関するセンサ制御情報とパラメータを作成して、作成した前記センサ制御情報と前記パラメータを前記センサデバイスに設定する設定モードと、前記センサ制御情報と前記パラメータに基づいて、前記一又は複数のセンサの制御を行うことで前記一又は複数のセンサにより測定された測定値を取得し、取得した測定値を前記通信部により前記端末へ送信する測定モードを有し、
    前記センサ制御情報は、前記センサの測定精度と測定範囲の少なくとも一方の情報、並びに、前記センサで測定された測定値を取得する手順に関する情報である測定値取得手順情報を含み、前記パラメータは前記一又は複数のセンサの識別子と前記一又は複数のセンサからの測定値の取得動作に関する設定値を含み、
    前記一又は複数のセンサに変更又はセンサの特性に変更があるとき、前記設定モードにて、前記アプリケーションにより変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを作成し、前記変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを前記センサデバイスに設定することを特徴とするセンサデバイス。
  5. 請求項1に記載の測定システムの制御方法であって、
    前記一又は複数のセンサに変更又はセンサの特性に変更があるとき、前記端末の前記アプリケーションにより変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを作成するステップと、
    前記端末が、作成した前記変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを前記センサデバイスに送信するステップと、
    前記通信部が、前記変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを受信して前記センサデバイスに設定し、前記変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを含む前記センサ制御情報と前記パラメータに基づき、前記センサを制御するステップと、を備えたことを特徴とする測定システムの制御方法。
  6. 前記通信部が、前記変更があるセンサの前記センサ制御情報を含む前記センサ制御情報における前記測定値取得手順情報に基づいて、測定開始要求のコマンドを前記センサに送信するステップと、
    前記センサが、前記通信部からの測定開始要求のコマンドに応じて測定を開始するステップと、
    前記通信部が、前記変更があるセンサの前記センサ制御情報と前記パラメータを含む前記取得制御手順情報と前記パラメータに基づいて、測定終了要求のコマンドを前記センサに送信するステップと、
    前記センサが、前記通信部からの測定値取得要求のコマンドに応じて測定値を前記通信部に送信するステップと、を備えたことを特徴とする請求項5に記載の測定システムの制御方法。
  7. 記端末と前記センサデバイスの前記通信部はBLEによる無線通信を行う請求項5または請求項6に記載の測定システムの制御方法。
JP2016179162A 2016-09-14 2016-09-14 測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法 Active JP6653233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016179162A JP6653233B2 (ja) 2016-09-14 2016-09-14 測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016179162A JP6653233B2 (ja) 2016-09-14 2016-09-14 測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018045406A JP2018045406A (ja) 2018-03-22
JP6653233B2 true JP6653233B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=61693072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016179162A Active JP6653233B2 (ja) 2016-09-14 2016-09-14 測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6653233B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6999501B2 (ja) * 2018-06-05 2022-01-18 株式会社日立製作所 センサデバイス管理方法およびその管理システム
JP2022513982A (ja) * 2018-12-17 2022-02-09 ハンター,ジャック,シー. 個人監視システム
WO2021070849A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 京セラ株式会社 電子機器及び制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187316A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Medical Electronic Science Inst Co Ltd 遠隔センシングシステム及びセンサユニット
JP5358332B2 (ja) * 2009-07-23 2013-12-04 テルモ株式会社 体温測定システム及びデータ読み取り装置ならびにその駆動制御方法
US9615147B2 (en) * 2010-05-17 2017-04-04 Flir Systems, Inc. Multisensory meter system
JP2012027519A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd センサノード
JP5234079B2 (ja) * 2010-10-01 2013-07-10 オムロン株式会社 センサ装置、センサ管理システム、センサ装置の制御方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018045406A (ja) 2018-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6653233B2 (ja) 測定システム、センサデバイス、及び測定システムの制御方法
JP2007213260A (ja) 計測信号のためのusb変換器
JP2017184169A5 (ja)
US20200224903A1 (en) System and method for controlling building fluid distribution
JP2016143999A5 (ja)
KR20130037801A (ko) 원격제어장치, 원격제어방법 및 디스플레이장치
CN111902246B (zh) 用于控制外部电子装置的电子装置和方法
JP5483211B2 (ja) フィールド機器の設定方法およびフィールド機器の設定システム
TW201947890A (zh) 遠距藍牙連線系統
KR20200058157A (ko) Ivi 서비스를 제공하기 위한 전자 장치 및 방법
JP2018163423A (ja) 施工管理システム、施工管理方法、騒音測定方法、携帯端末及びプログラム
JP5952978B1 (ja) 電子機器の動作環境設定システム、動作環境設定方法および動作環境設定用プログラム
KR102607787B1 (ko) 전자 장치 및 전자 장치의 제어 방법
US20160329029A1 (en) Apparatus and method for integrating a smart mobile device and a touch device
KR20190017143A (ko) 모바일 기기 및 모바일 기기를 활용한 가상현실 기기 컨트롤러 구동 방법.
JP2019003492A (ja) 機器管理装置、機器管理プログラム、および記録媒体
JP2013198024A (ja) 携帯端末装置、測定システムおよび測定システム用プログラム
JP2020149439A (ja) 制御システム、サポート装置およびサポート装置用のプログラム
JP2010157103A (ja) 検証システムおよび動作検証装置
CN106406540B (zh) 一种姿态传感装置及一种虚拟现实系统
JP5705036B2 (ja) 計測システム
TWI521421B (zh) 互動式影像顯示系統及影像提供裝置
CN113438266A (zh) 可穿戴按摩仪数据的获取方法、装置、设备和存储介质
JP2007128436A (ja) フィールド通信システム
WO2014132711A1 (ja) データ収集装置およびデータ収集方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6653233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250