JP4793066B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関するものである。
遊技機の一種としてパチンコ機等がある。このようなパチンコ機においては、例えば、作動口に遊技球が入球することを契機として各種遊技状態を決定する抽選が行われ、かかる抽選の結果に基づいて、表示装置の表示部において図柄の変動表示が行われる。そして、表示装置の表示部にて図柄が予め定められた態様で確定停止表示された場合に、遊技者に有利な特別遊技状態(当たり状態)が発生させられる。より詳しくは、可変入賞装置が開放される等により、多くの遊技球を入賞させ、多くの賞球を獲得することが可能となる。
このような遊技機にあっては、遊技者の興趣を向上させるべく、各種遊技状態に応じて様々な演出が行われる。演出としては、表示装置の表示部における表示演出の他、電飾部材(ランプ等)の点灯態様による演出等が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−154110号公報
近年では、光による装飾効果や演出効果を高めるべく、遊技機の前面側に電飾部材を数多く配設する傾向にある。しかしながら、この場合には、数多くの電飾部材を設置するために大変な手間が掛かかってしまうおそれがある。なお、上述した課題は、パチンコ機に限られるものではなく、スロットマシン等の他の遊技機にも該当する問題である。
本発明は、上記例示した問題点を解決するためになされたものであり、少ない光源数でより装飾効果を高めることのできる遊技機を提供することを目的としている。
本発明の遊技機は、
少なくとも特定方向に向けて光を照射可能な光源と、
前記光源の光の照射側に設けられ、透明又は半透明の素材で構成された透明体とを具備し、
前記透明体は、
前記特定方向側の面に、前記特定方向に向けて拡径する先端面側凹部が形成された基部と、
前記基部に一体形成され、前記基部の外周縁部から前記特定方向側に向けて突出する複数の突起部とを備え、
前記透明体を、前記光源の中心軸の延長線上に前記先端面側凹部の中心軸が延在するよう配置して、
前記光源から発せられた光を前記透明体内部に入射させるとともに、当該透明体内部に入射した光のうち、前記先端面側凹部を構成する面に当たった光を、前記先端面側凹部の外周方向に向けて反射させる構成とし、
前記光源から発せられ、前記透明体内部に入射した光のうち、少なくとも前記先端面側凹部を構成する面に反射された光を反射可能な位置に、当該光を前記突起部の先端部に向けて反射する案内面を形成し、
前記先端面側凹部は、前記各突起部に向けて傾斜する複数の傾斜面により形成され、
前記基部は、前記先端面側凹部を形成する前記各傾斜面から、当該各傾斜面に対応する前記突起部の基端部に形成された前記案内面にかけて延びる根部と、前記透明体を被取付部に係止するための係止部とを一体的に備え、
前記係止部は、所定の前記根部と、当該所定の根部に隣接する前記根部との間から前記光源側に向かって突出していることを特徴としている。
本発明によれば、少ない光源数でより装飾効果を高めることができる。
手段1.少なくとも特定方向に向けて光を照射可能な光源と、
前記光源の光の照射側に設けられ、透明又は半透明の素材で構成された透明体とを具備し、
前記透明体は、
前記特定方向側の面に、前記特定方向に向けて拡径する先端面側凹部が形成された基部と、
前記基部に一体形成され、前記基部の外周縁部から前記特定方向側に向けて突出する複数の突起部とを備え、
前記透明体を、前記光源の中心軸の延長線上に前記先端面凹部の中心軸が延在するよう配置して、
前記光源から発せられた光を前記透明体内部に入射させるとともに、当該透明体内部に入射した光のうち、前記先端面側凹部を構成する面に当たった光を、前記先端面側凹部の外周方向に向けて反射させる構成とし、
前記光源から発せられ、前記透明体内部に入射した光のうち、少なくとも前記先端面側凹部を構成する面に反射された光を反射可能な位置に、当該光を前記突起部の先端部に向けて反射する案内面を形成したことを特徴とする遊技機。
手段1によれば、光源の光の照射側において突起部を備える透明体が設けられている。光源から発せられ、透明体内部に入射した光のうち、先端面側凹部を構成する面(該先端面側凹部における透明体内部と透明体外部との境界面)に当たった光は、案内面に向けて反射される。さらに、案内面に当たった光は、突起部の先端部(又はその近傍)に向けて反射される。そして、突起部の先端部から透明体外部に向けて光が照射され、突起部の先端部が光って見えることとなる。本手段によれば、突起部が複数設けられているため、光って見える部位(発光部)を増加させることができる。従って、1つの光源を発光させるだけで、あたかも複数の光源が発光しているかのような光の態様を視認させることができる。また、1つの光源で複数の発光部を発生させることができることから、数多くの光源を設けなくても十分に煌びやかな光の態様を視認させることができる。従って、数多くの光源を設ける場合に比べて、光源を取付けるといった手間の掛かる作業を減らすことができ、結果として、製造効率の向上を図ることができる。また、部品点数の増加及びコストの増加を抑制することができる。
また、先端面側凹部を構成する面によって透明体内部に入射した光が反射されることにより、基部から特定方向に向けて透明体外部に抜けていく光を極力少なくすることができる。このため、各突起部の先端部とともに基部が光って見えることで、光の視認態様が大きな1つの塊となってしまうといった事態を防止することができる。結果として、1つの光源を発光させるだけで、複数の発光部をはっきりと視認させることができ、上記作用効果が確実に奏される。
また、例えば、基部と突起部とが別部材で構成され、これら部材を組み付けて透明体を構成する場合には、各部材の境界部(つなぎ目)において光が乱反射し、光損失が大きくなってしまうおそれがある。この点、本手段によれば、基部と突起部とが一体形成されているため、光源から発せられる光を効率的に利用して、突起部の先端部をより明るく光らせることができる。
尚、1つの光源を発光させるだけで複数の発光部を発生させる構成としては、本手段の構成以外にも、例えば、複数の投射部を設けておき、光源から発せられた光を反射率の高い反射板に当てて各投射部に向けて反射させるような構成が挙げられる。しかしながら、この場合には、光源から発せられた光のうちの大部分が投射部に当たらずに拡散されてしまうことが懸念され、光損失が大きくなってしまうおそれがある。この点、本手段によれば、光源から発せられた光を透明体内部に入射させ、該光が透明体外部に極力漏れないようにして、光を透明体内部で反射させつつ、各突起部の先端部に導いている。このため、光損失を大幅に抑制することができる。
尚、光源及び透明体を、前記特定方向が遊技機の前方となるように配置して、光源から発せられた光のうち透明体を透過した光を前方から視認可能としてもよい。また、先端面側凹部は断面略V字状であることとしてもよい。この場合、基部から特定方向に向けて透明体外部に抜けていく光をより少なくすることができる。
手段2.前記基部の前記光源側の面には、前記先端面側凹部の中心軸と同一直線上に中心軸が延在するようにして、前記光源側に向けて拡径する背面側凹部が形成されていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
例えば、光源から発せられた光が透明体内部へと入射する入射面が光源の中心軸線方向に対して直交している場合には、光源からの光が透明体内部に入射する際に、先端面側凹部の内周側に向けて屈折されてしまう。これに起因して、先端面側凹部を構成する面又はその周縁部への入射角が小さくなってしまい、先端面側凹部を構成する面又はその周縁部から光が透明体外部に抜けていってしまうおそれがある。また、上記不具合を解消するべく、先端面側凹部を構成する面又はその周縁部の傾斜角度を大きくすることも考えられる。しかしながら、この場合には、先端面側凹部を構成する面又はその周縁部に反射された光を、突起部の先端部又はその周縁部に導くためには、当該光の反射回数を増やす又は突起部の延在方向に対する案内面の傾斜角度を急にする必要が生じる。従って、構成の複雑化を招いたり、透明体の大型化を招いたりするおそれがある。
この点、手段2によれば、基部の光源側の面において、先端面側凹部の中心軸の延長線上に光源側に向けて拡径する背面側凹部が形成されており、光源から発せられた光が背面側凹部の表面から透明体内部に入射することとなる。これにより、光源から発せられた光の透明体への入射角度を、透明体に入射した光が先端面側凹部の内周側に向けて極力屈折しないような角度とすることができる。従って、先端面側凹部を構成する面又はその周縁部への入射角が小さくなってしまうといったおそれを抑制することができ、上記不具合を防止することができる。また、光源の先端部を背面側凹部の内側に位置させることができ、この場合には、より多くの光を透明体内部に入射させることができる。
手段3.前記先端面側凹部は、前記各突起部に向けて傾斜する複数の傾斜平面により形成されていることを特徴とする手段1又は2に記載の遊技機。
例えば、先端面側凹部を光源側が尖頂となる略円錐形状に構成することも考えられるが、この場合、透明体内部に入射した光が先端面側凹部を構成する面に反射されることで、先端面側凹部を構成する面から広がるようにして拡散されてしまうおそれがある。このように先端面側凹部を構成する面から広がるようにして進む光については、突起部の先端部に案内されることなく、透明体外部に抜けていってしまうおそれがある。
この点、手段3によれば、先端面側凹部は、各突起部に向けて傾斜する複数の傾斜平面(傾斜面)により構成されており、各傾斜面に反射された光の拡散を防止することができる。結果として、上記不具合を抑止することができ、光源から発せられた光を効率的に利用して、突起部の先端部をより明るくすることができる。
尚、先端面側凹部は、突起部の数と同数の傾斜面により形成されていることとしてもよい。この場合、例えば、突起部が3つの場合には、先端面側凹部が略三角錐形状に構成され、突起部が4つの場合には、先端面側凹部が略四角錐形状に構成される。但し、突起部が2つの場合には、先端面側凹部を、各突起部に向けて傾斜する2つの傾斜面と、特定方向に沿って延び、前記両傾斜面の端縁間を結ぶ連結面とにより形成してもよい。
手段4.前記基部は、前記先端面側凹部を形成する各傾斜平面と前記案内面とを有する根部と、隣接する根部同士の間から前記光源側に向かって延び、前記透明体を被取付部に係止するための係止部とを一体的に備えることを特徴とする手段3に記載の遊技機。
手段4によれば、基部は、各傾斜面から該傾斜面に対応する突起部の基端部にかけて延びる根部を備えている。傾斜面に反射された光は、根部の内部を通って、突起部の基端部に位置する案内面に照射されることとなる。また、基部は係止部を具備している。このため、透明体を被取付部に取付けるための機構を別途設ける必要がなく、構成の簡素化及び作業性の向上を図ることができる。さらに、係止部は、隣接する根部同士の間、すなわち、各傾斜面に反射された光の経路から外れた箇所に設けられている。このため、当該光が係止部によって阻害されたり遮断されたりしてしまうといったおそれを回避することができる。
手段5.前記突起部の先端部及び前記基部の前記光源側の面を除く前記透明体の表面部位のうち少なくとも一部が不透明な被覆手段で覆われていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の遊技機。
手段5によれば、突起部の先端部以外の部位が明るく光って見えてしまうといった事態を防止することができる。従って、突起部の先端部とその他の部位とのコントラストが大きくなり、結果として、突起部の先端部から照射される光をはっきりと視認させることができる。
尚、先端面側凹部の中心部においては、光源から発せられた光の入射角が小さくなるため光が透明体外部に抜けやすい。従って、突起部の先端部の他に、先端面側凹部の中心部が発光部として視認されることが懸念される。これに対し、先端面側凹部の中心部を被覆手段で覆うことで、このような光の視認態様を回避することができる。尚、透明体の表面を被覆部材で覆う場合には、透明体の表面と被覆部材との間に、透明体よりも屈折率の低いクラッド層を設けることが望ましい。この場合、透明体の内部を透過する光が透明体の表面で反射しにくくなってしまうといったおそれを防止することができる。また、被覆手段は、反射率の高い素材により構成されていることとしてもよい。
手段6.前記透明体は、前記先端面側凹部の中心軸を軸心として回転可能に設けられていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の遊技機。
手段6によれば、視認される発光部が回転することとなり、光による装飾効果や演出効果を飛躍的に高めることができる。また、光源から発せられた光をそのまま視認させるような場合、発光部を回転させるためには光源を回転させなければならない。この場合には、配線等の関係上、回転させることができなかったり、動きに制約が生じたり、構成が非常に複雑化してしまうおそれがある。この点、本手段によれば、光源は固定状態まま透明体を回転させるだけで複数の発光部を回転させることができることにより、上記不具合を回避することができる。
手段7.前記透明体の前記特定方向側を覆うようにして設けられ、少なくとも一部が半透明の素材又はハーフミラーにより構成されたカバー手段を備え、
前記光源が発光していない状態(光源の消灯状態)においては、前記透明体を視認困難とし、
前記光源が発光した状態(光源の点灯状態)においては、前記カバー手段越しに前記光源から発せたれ、前記透明体を透過した光を視認可能としたことを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の遊技機。
手段7によれば、透明体が直接見えてしまって味気ない視認態様となってしまうおそれを抑止できるとともに、透明体に気をそがれることなく、各突起部の先端部から照射される光の態様を十分に堪能することができる。また、透明体の取付部等が見えることに起因して、外観品質の低下を招いてしまうといったおそれを抑止することができる。
手段8.前記光源を点灯状態と消灯状態とに切替える光制御手段を具備することを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の遊技機。
手段8によれば、光制御手段を備えることで、演出等に応じた光源の点灯態様を導出することができ、装飾性の向上を図ることができる。尚、光制御手段によって光源が消灯された状態においても透明体を視認可能とする場合、光源の消灯状態においては透明体の取付部等の細部が目に付いてしまうことが懸念され、外観品質の低下を招くおそれがある。この点、上記手段7に記載のカバー手段を備えることで、光源の消灯状態において透明体を視認できないよう構成することができ、上記不具合を払拭することができる。
以下に、上記各手段が適用される各種遊技機の基本構成を示す。
A.上記各手段における前記遊技機は弾球遊技機であること。より詳しい態様例としては、「遊技者が操作する始動操作手段(遊技球発射ハンドル)と、当該指導操作手段の操作に基づいて遊技球を弾いて発射する球発射手段(発射モータ、発射ソレノイド等)と、当該発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路(レールユニットの球案内通路)と、前記遊技領域内に配置された各遊技部品(一般入賞口、可変入賞装置、作動口、可変表示ユニット等)とを備え、前記遊技領域を流下する遊技球の挙動を視認可能に構成されてなる弾球遊技機。」が挙げられる。
B.上記各手段における前記遊技機は、可変表示装置を備えた弾球遊技機であること。より詳しい態様例としては、「遊技者が操作する始動操作手段(遊技球発射ハンドル)と、当該指導操作手段の操作に基づいて遊技球を弾いて発射する球発射手段(発射モータ、発射ソレノイド等)と、当該発射された遊技球を所定の遊技領域(例えば遊技領域は遊技盤面等により構成される)に導く球通路(レールユニットの球案内通路)と、前記遊技領域内に配置された作動口、可変表示装置及び可変入賞装置とを備え、前記作動口へ遊技球の入賞が検知されることに基づいて、前記可変表示装置に表示される識別情報(図柄)を変動表示せしめ、所定時間後停止表示させるとともに、停止表示された識別情報(図柄)が特定態様である場合に前記可変表示装置を所定態様で開放させるように構成した弾球遊技機」が挙げられる。
C.上記各手段における前記遊技機、又は、上記各弾球遊技機は、パチンコ機又はパチンコ機に準ずる遊技機であること。
D.上記各手段における遊技機は、スロットマシン等の回胴式遊技機であること。より詳しい態様例としては、「複数の識別情報の付された複数の回転体を回転させた後に識別情報を確定停止表示する可変表示装置を備え、始動操作手段(具体的にはスタートレバー)の操作に起因して回転体の回転が開始され、停止操作手段(具体的にはストップボタン)の操作に起因して又は所定時間経過することにより回転体が停止され、その停止時に有効ライン上に揃った識別情報が特定の識別情報であることを条件に遊技媒体が付与されるよう構成した回胴式遊技機」が挙げられる。
E.上記各手段における遊技機は、スロットマシンとパチンコ機とを融合した形式の遊技機(特に遊技球を遊技媒体として使用するスロットマシン仕様の遊技機)であること。より詳しい態様例としては、「複数の識別情報の付された複数の回転体を回転させた後に識別情報を確定停止表示する可変表示装置を備え、始動操作手段(具体的にはスタートレバー)の操作に起因して回転体の回転が開始され、停止操作手段(具体的にはストップボタン)の操作に起因して又は所定時間経過することにより回転体が停止され、その停止時に有効ライン上に揃った識別情報が特定の識別情報であることを条件に遊技球が付与されるよう構成し、さらに球受皿(上皿等)を設けてその球受皿から遊技球を取り込む投入処理を行う投入装置と、前記球受皿に遊技球の払出しを行う払出装置とを備え、前記投入装置により遊技球が投入されることにより前記始動操作手段の操作が有効となるように構成した遊技機」が挙げられる。
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の正面図である。図2は、パチンコ機10より前面枠セット14を取り外した状態を示す正面図である(但し、図2では便宜上、遊技盤30面上の遊技領域内の構成を空白で示している)。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11を備えており、この外枠11の一側部に内枠12が開閉可能に支持されている。外枠11は、例えば木製の板材により全体として矩形状に構成され、小ネジ等の離脱可能な締結具により各板材が組み付けられている。内枠12は、パチンコ機10の正面から見て左側に上下に延びる開閉軸線を軸心に、前方側に開放できるようになっている。
内枠12には、その最下部に下皿ユニット13が取り付けられているとともに、下皿ユニット13を除く範囲に対応して、前面枠セット14が、内枠12に対して開閉可能に取り付けられている。前面枠セット14は、内枠12と同様に、パチンコ機10の正面から見て左側に上下に延びる開閉軸線を軸心に、前方側に開放できるようになっている。
下皿ユニット13には、ほぼ中央部に球受皿としての下皿15が設けられ、排出口16より排出された遊技球が下皿15内に貯留可能になっている。なお、符号24はスピーカからの音出力口であり、符号25は下皿15内から遊技球を下方へと排出する球抜きレバーである。
下皿15よりも右方には、手前側に突出して遊技球発射ハンドル(以下単に「ハンドル」という)18が配設されている。また、下皿15の左方には、灰皿26が設けられている。一方、下皿15の上方においては、球受皿としての上皿19が設けられている。上皿19は、遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射装置(球発射手段)の方へ導出する球受皿である。
また、図2において、内枠12は、外形が矩形状の樹脂ベース20を主体に構成されており、樹脂ベース20の中央部には略円形状の窓孔21が形成されている。樹脂ベース20の後側には遊技盤30(図3参照)が着脱可能に装着されている。遊技盤30は四角形状の合板よりなり、その周縁部が樹脂ベース20(内枠12)の裏側に当接した状態で取着されている。従って、遊技盤30の前面部の略中央部分が樹脂ベース20の窓孔21を通じて内枠12の前面側に露出した状態となっている。なお、樹脂ベース20には、前面枠セット14の開放を検知する開放検知センサ22が設けられている。また、図示しないが内枠12の開放を検知する開放検知スイッチも設けられている。
次に、遊技盤30の構成について図3を用いて説明する。遊技盤30には、一般入賞口31、可変入賞装置32、第1契機対応口(作動口)33、第2契機対応口34、可変表示装置ユニット35等がルータ加工によって形成された貫通穴に配設され、遊技盤30前面側から木ネジ等により取付けられている。周知の通り前記一般入賞口31、可変入賞装置32、第1契機対応口33に遊技球が入球(入賞)すると、後述する検出スイッチの出力により、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞球が払い出される。その他に、遊技盤30にはアウト口36が設けられており、各種入賞部(一般入賞口31、可変入賞装置32、第1契機対応口33)に入賞しなかった遊技球はこのアウト口36を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。また、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車27等の各種部材(役物)が配設されている。
可変表示装置ユニット35には、第2契機対応口34の通過をトリガとして普通図柄を変動表示する普通図柄表示装置41と、第1契機対応口33への入賞をトリガとしてLEDを色換え表示(変動表示)する特別表示装置43と、特別表示装置43による変動表示に合わせて装飾図柄を変動表示する可変表示装置としての装飾図柄表示装置42とが設けられている。
普通図柄表示装置41は、普通図柄として「○」又は「×」を点灯表示可能に構成されており、遊技球が第2契機対応口34を通過する毎に例えば普通図柄を「○」→「×」→「○」→・・・という具合に高速で切換表示(変動表示)し、その変動表示が「○」図柄(当選図柄)で数秒間停止した場合に第1契機対応口33が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。この普通図柄表示装置41は、後述する主制御装置261によって直接的に表示内容が制御される。また、普通図柄表示装置41による普通図柄の変動表示中に、新たに遊技球が第2契機対応口34を通過した場合には、その分の普通図柄の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)されることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施形態では4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ44にて点灯表示されるようになっている。
なお、普通図柄は、複数のランプの点灯態様を切換えることにより変動表示される構成の他、装飾図柄表示装置42(液晶表示装置)の一部で変動表示される構成等であってもよい。保留ランプ44も同様に、装飾図柄表示装置42の一部で表示される構成であってもよい。
特別表示装置43は、普通図柄表示装置41の普通図柄の右側方に設けられ、赤、緑、青の発光色を有する三色発光ダイオード(三色LED)により構成されている。この特別表示装置43についても、主制御装置261によって表示内容が直接的に制御される。本実施形態では、この特別表示装置43によって大当たりか否かが確定的に表示されるようになっている。
装飾図柄表示装置42は液晶表示装置として構成されており、サブ制御装置262によって表示内容が制御される。すなわち、装飾図柄表示装置42においては、特別表示装置43にて表示される結果に対応させるように、主制御装置261からのコマンドに基づき、サブ制御装置262によって補助的な表示内容が決定され、表示制御装置45によって表示が行われる。装飾図柄表示装置42には、上、中及び下の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成されており、これら図柄が図柄列毎にスクロールされるようにして装飾図柄表示装置42に変動表示され、その後、上図柄列→下図柄列→中図柄列の順に停止表示される。なお、本実施形態では、装飾図柄表示装置42は8インチサイズの液晶ディスプレイを備える。また、可変表示装置ユニット35には、装飾図柄表示装置42を囲むようにしてセンターフレーム47が配設されている。
可変入賞装置32は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当たり(特別遊技状態の発生)の際に、遊技球が入賞しやすい開状態とされる。より詳しくは、第1契機対応口33に対し遊技球が入賞すると、特別表示装置43は、3色LEDを赤→緑→青→赤→・・・という具合に高速で色換え表示(変動表示)し、所定時間が経過すると、いずれかの色に決定表示する。高速の色換え表示とは、例えば4msec毎に赤、緑、青を順番に表示するという具合である。このとき、大当たり抽選に当選したことを意味する赤又は緑で決定表示(例えば数秒間停止)されると、大当たり状態が発生する。また、特別表示装置43が3色LEDを赤又は緑で決定表示する場合、これを受けて、装飾図柄表示装置42には、特定の図柄の組合わせが補助的に表示されることになる。そして、可変入賞装置32の大入賞口が所定の開放状態となり、遊技球が入賞しやすい状態(大当たり状態)になるよう構成されている。具体的には、所定時間の経過又は所定個数の入賞を1ラウンドとして、可変入賞装置32の大入賞口が所定回数(所定ラウンド数)繰り返し開放される。
また、特別表示装置43の変動表示中に新たに遊技球が第1契機対応口33に入賞した場合には、その分の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)されることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施形態では4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ46にて点灯表示されるようになっている。また、大当たり状態中に新たに遊技球が第1契機対応口33に入賞した場合、その分の変動表示についても保留される。
また、遊技盤30には、遊技球発射装置から発射された遊技球を遊技盤30上部へ案内するレール部材としてのレールユニット50が取り付けられており、ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球はレールユニット50を通じて所定の遊技領域に案内されるようになっている。レールユニット50は内レール構成部51と外レール構成部52とを有する。
内レール構成部51の先端部分(図3の左上部)には戻り球防止部材53が取着されている。これにより、一旦、内レール構成部51及び外レール構成部52間の球案内通路から遊技盤30の上部へと案内された遊技球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。また、外レール構成部52には、遊技球の最大飛翔部分に対応する位置(図3の右上部:外レール構成部52の先端部に相当する部位)に返しゴム54が取着されている。従って、所定以上の勢いで発射された遊技球は、返しゴム54に当たって例えば遊技盤30の略中央部側へ戻される。
図2の説明に戻り、前記樹脂ベース20において、窓孔21(遊技盤30)の下方には、遊技球発射装置より発射された直後に遊技球を案内する発射レール61が取り付けられている。発射レール61は、その後方の金属板62と一体的に樹脂ベース20に取付固定されており、所定の発射角度(打ち出し角度)にて直線的に延びるよう構成されている。従って、ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球は、まずは発射レール61に沿って斜め上方に打ち出され、その後前述した通りレールユニット50の球案内通路を通じて遊技領域に案内されるようになっている。
また、発射レール61とレールユニット50との間には所定間隔の隙間があり、この隙間より下方にファール球通路63が形成されている。従って、仮に、遊技球発射装置から発射された遊技球が戻り球防止部材53まで至らずファール球として球案内通路内を逆戻りする場合には、そのファール球がファール球通路63を介して下皿15に排出される。
なお、詳しい図面の開示は省略するが、遊技球発射装置には、前面枠セット14側の球出口(上皿19の最下流部より通じる球出口)から遊技球が1つずつ供給される。また、発射レール61の基端部付近にはその右側と手前側にそれぞれガイド部材65,66を設置している。これにより、前面枠セット14側の球出口から供給される遊技球が常に所定の発射位置にセットされる。また、遊技球発射装置には打球槌が設けられ、軸部を中心とする打球槌の回動に伴い遊技球が発射される。
また、図2中の符号67は上皿19に通ずる排出口であり、この排出口67を介して遊技球が上皿19に排出される。排出口67には開閉式のシャッタ68が取り付けられている。当該シャッタ68は、その下辺部に沿って設けられた軸部を軸心として回動可能となっており、前面枠セット14を開放した状態(図2の状態)ではバネ等の付勢力によりシャッタ68が排出口67をほぼ閉鎖するようになっている。また、前面枠セット14を閉じた状態(図1の状態)では、当該前面枠セット14の裏面に設けられた球通路樋(図示略)により、シャッタ68が押し開けられるようになっており、排出口67と上皿19とが連通された状態となる。なお、前面枠セット14の開放状態においては、遊技球は下皿15へ排出されるようになっている。
次に、前面枠セット14について図1を参照しつつ説明する。前面枠セット14には遊技領域(レールユニット50の内周部により略円形状に区画形成された領域)のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。
また、前面枠セット14にはその周囲に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすものである。例えば、窓部101の上縁部に対応して設けられた上電飾部102と、窓部101の左・右縁部に対応して設けられた縦電飾部103とが設けられている。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の光源を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。その他、上装飾部102の左右側方には、賞球払出し中に点灯する賞球ランプ105と所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ106とが設けられている。尚、大当たり時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり中であることを報知する大当たりランプを設けることとしてもよい。
ここで、上装飾部102の構成について、図1,9を参照しつつ説明する。上装飾部102は、複数のLED400を具備する電飾基板401(図9参照)と、電飾基板401の前方に配置される板状の電飾フレーム402と、電飾フレーム402の前方を覆う半透明(本例では乳濁色)の電飾カバー403とを備えている。
電飾フレーム402には、電飾基板401の各LED400の配設位置に対応して取付孔405が形成されている。さらに、本実施形態では、各取付孔405に対応して前方に突出する透明体407が取付けられている(図1では透明体407の図示を省略している)。これにより、遊技者は、パチンコ機10の前方から電飾カバー403越しに、LED400から発せられ、透明体407を透過した光を視認することとなる。また、LED400が発光していない状態においては、電飾カバー403の存在により、上装飾部102の内部(透明体407)が視認困難となっている。尚、電飾基板401は、電飾フレーム402又は電飾カバー403に対して直接取付けられるものでなくてもよく、例えば、前面枠セット14に直接取付けられる構成であってもよい。
次に、透明体407について、図6〜図9を参照しつつ説明する。図6は透明体の構成を示す斜視図である。図7は透明体の構成を示す正面図である。図8は透明体の構成を示す側面図である。図9は透明体等の構成を示す断面図である。
図6〜図9に示すように、透明体407は、前面の中央部において、前方に向けて拡径する先端面側凹部412(図6,7,9の散点模様を付した部分)が形成された基部411と、基部411に一体形成され、基部411の外周縁部から前側に向けて突出する複数の突起部413とを備えている。本実施形態では、先端面側凹部412を中心として均等位置に6つの突起部413が設けられている(図6,7参照)。加えて、パチンコ機10の前方から見て、所定の突起部413と当該突起部413に隣接する突起部413との間に隙間が形成されている。尚、透明体407は、透明な樹脂により一体形成されている。
基部411は、後方に向けて突出する円柱状の入射部415を備えている。入射部415は、その先端面(後面)において、先端面側凹部412の中心軸と同一直線上に中心軸が延在するようにして形成された半球状の背面側凹部416を有している。
本実施形態では、透明体407の取付状態においては、LED400の中心軸線上に背面側凹部416の中心軸が延在するとともに、LED400の先端部が背面側凹部416の内側に挿入状態とされる。このため、LED400から発せられた光は、背面側凹部416の表面から透明体407内部に入射することとなる。尚、透明体407は、LED400に背面側凹部416が対向するようにして取付られればよく、必ずしもLED400の先端部を背面側凹部416の内側に挿入状態とする必要はない。但し、LED400の先端部を背面側凹部416の内側に挿入状態とする場合には、LED400から発せられた光を透明体407内部により多く入射させることができる。
また、上記のように、先端面側凹部412の中心軸は、背面側凹部416の中心軸と同一直線上に延在している。このため、透明体407内部に入射した光のうち、LED400の中心軸線方向に沿ってほぼ真直ぐ進む光については、先端面側凹部412を構成する面(境界面)に当たることとなる。さらに、上記のように、先端面側凹部412は、前方に向けて拡径しているため、先端面側凹部412を構成する面に当たった光は、先端面側凹部412の外周方向に向けて反射されることとなる。
特に、本実施形態では、先端面側凹部412(先端面側凹部412を構成する面)は、各突起部413に向けて傾斜する6つの傾斜面412aにより形成されている。すなわち、先端面側凹部412は略6角錐形状となっている。このため、各傾斜面412aに当たって反射された光が、当該傾斜面412aから放射状に広がってしまうといった事態が抑止され、後述するように案内面431に向かうこととなる。
また、基部411は、各傾斜面412aからそれに対応する突起部413の基端部にかけて真直ぐに延びる根部421と、隣接する根部421同士の後端部間を連結するようにして設けられ、根部421よりも薄肉の補強部422とを備えている(図7等参照)。根部421は、先端面側凹部412の遠心方向に向けて若干前方に傾斜しつつ延びており、その先端部から突起部413が前方に向けて突出している。傾斜面412aに反射された光は、根部421の内部を通って、後述する案内面431に照射されることとなる。
また、補強部422のうち、先端面側凹部412を中心として対向する2つの補強部422には、後方に向けて突出し、先端部に係止爪425を具備する係止部424が設けられている。その他の補強部422には、後方に向けて突出する真直ぐな棒状の支持部426が設けられている。そして、係止部424の先端部側が前方から取付孔405に挿通されることで、係止爪425が電飾フレーム402の後面に係止されるとともに、支持部426が電飾フレーム402の前面に当接状態となる。これにより、透明体407が電飾フレーム402に取付られることとなる。
突起部413は、前方に向けて次第に小径となる略円錐台形状に構成されており、その先端部には、突起部413の軸線方向と直交する先端面が形成されている。尚、このように突起部413をテーパ状に構成することで、透明体407の金型成形に際し、型抜きしやすくなる。また、LED400から発せられ、透明体407内部に入射した光を集めやすくなる。但し、突起部413のテーパ角度が急すぎると、突起部413の側壁面に対する透明体407内部を透過する光の入射角が小さくなってしまい、透明体407外部に光が抜けてしまう可能性が高くなるため、テーパ角度は緩やかであることが望ましい。
また、本実施形態では、各突起部413と基部411(根部421)との境界部が面取り加工され、当該境界部に突起部413の軸線方向と交差する案内面431が形成されている。案内面431は、LED400から発せられ、透明体407内部に入射した光のうち、少なくとも対応する傾斜面412aに反射された光を突起部413の先端部又はその近傍に向けて反射するようになっている。
尚、透明体407の表面は、いずれの部位においても平滑面となっており、透明体407の表面(当該表面で構成される透明体407の内部と透明体407の外部との境界面)に対して透明体407の内部を透過する光が当たった場合に、当該光が乱反射してしまうといったおそれを防止している。
次に、LED400から発せられ、透明体407を透過してパチンコ機10の前方に照射される光の動き、及び作用効果について説明する。
まず、LED400から発せられた光は、基部411の背面側凹部416から透明体407内に入射する。透明体407に入射した光のうち、各傾斜面402aに当たった光は、案内面431に向けて反射される。さらに、案内面431に当たった光は、突起部413の先端部又はその近傍に向けて反射される。そして、遊技者は、パチンコ機10の前方から、電飾カバー403越しに、突起部413の先端部を抜けてきた光を視認することとなる。これにより、パチンコ機10の前面側からみて、同心円上に配置された6つの発光部を視認することができる。
尚、LED400から発せられ、透明体407内部に入射した光には、先端面側凹部412の周縁部(根部421の内面)、案内面431、又は突起部413(の内面)に向けて直接照射される光も存在する。ちなみに、これら各部位に照射される光は、各部位に対する入射角が大きくなるため、光が各部位に当たった際に、当該光が屈折して透明体407外部に抜けていってしまうといった不具合が抑制される。つまり、各傾斜面412aに照射された光以外の光についても、透明体407の内部で反射を繰り返しつつ突起部413の先端部に向かうこととなる。
以上詳述したように、本実施形態では、LED400の光の前方において6つの突起部413を備える透明体407が設けられている。そして、LED400から発せられた光を透明体407内部に入射させるとともに、当該入射した光を各突起部413の先端部から透明体407外部に照射させることで、各突起部413の先端部を光らせることができる。従って、1つの光源を発光させるだけで、光って見える部位(発光部)を6つに増加させることができ、あたかも6つのLED400が発光しているかのような光の態様を視認させることができる。また、1つのLED400で複数の発光部を発生させることができることから、数多くのLEDを設けなくても十分に煌びやかな光の態様を視認させることができる。従って、数多くのLEDを設ける場合に比べて、LEDを取付けるといった手間の掛かる作業を減らすことができ、結果として、製造効率の向上を図ることができる。また、部品点数の増加を抑制することができ、これに起因してコストを抑制することができる。さらには、数多くのLEDを設ける場合に比べて消費電力を低減させることができ、節電効果が奏される上、電源装置313の電源基板が1度に供給しなければならない電気量を低減させることができ、電源基板に搭載される部品のコストを低減させることができる。
さて、本実施形態によれば、基部411の前面において、LED400の中心軸の延長線上に、前方に向けて拡径する(テーパ状の)先端面側凹部412が形成されている。このため、LED400から発せられ、透明体407に入射した光のうち、LED400の中心軸線方向に沿ってほぼ真直ぐに透明体407を抜けていこうとする光を、各傾斜面412aに当てて、先端面側凹部412の外周方向に向けて反射させることができる。つまり、透明体407内部に入射した光が基部411から前方に向けて透明体407外部に抜けていってしまうといった事態を抑制することができる。このため、各突起部413の先端部とともに基部411全体が明るく光って見えることで、光の視認態様が大きな1つの塊となってしまうといった事態を防止することができる。結果として、1つのLED400を発光させるだけで、複数の発光部をはっきりと視認させることができ、上記作用効果が確実に奏される。
さらに、LED400から発せられ、透明体407内部に入射した光のうち、少なくとも各傾斜面412aに反射された光を反射可能な位置に案内面431が形成されている。換言すれば、各傾斜面412aに当たった光は、案内面431に向けて反射されることとなる。このようにして案内面431に当たった光は、突起部413の先端部又はその近傍に向けて反射されることとなる。このため、各傾斜面412aに反射された光が、そのまま先端面側凹部412の外周方向に向けて透明体407外部に抜けていってしまうといったおそれを抑止することができる。従って、LED400から発せられる光を効率的に利用して、突起部413の先端部をより明るく光らせることができる。
さらに、透明体407が一体形成されているため、つなぎ目がなく、つなぎ目において光が乱反射し、光損失が大きくなってしまうといったおそれを防止することができる。従って、LED400から発せられる光を効率的に利用して、突起部413の先端部をより明るく光らせることができる。
加えて、根部421についても先端面側凹部412の遠心方向に向けて若干前方に傾斜しつつ延びているため、基部411の前面から光が透明体407外部に抜けていってしまうといったおそれをより確実に抑止することができる。
また、例えば、1つのLEDを発光させるだけで複数の発光部を発生させる構成としては、上記の構成以外にも、例えば、複数の投射部を設けておき、LEDから発せられた光を反射率の高い反射板に当てて各投射部に向けて反射させるような構成が挙げられる。しかしながら、この場合には、LEDから発せられた光のうちの大部分が投射部に当たらずに拡散されてしまうことが懸念され、光損失が大きくなってしまうおそれがある。この点、本実施形態によれば、LED400から発せられた光を透明体407内部に入射させ、該光が透明体407外部に極力漏れないように、光を透明体407内部で反射させつつ、各突起部413の先端部に導いている。このため、光損失を大幅に抑制することができる。
また、LED400から発せられた光の透明体407への入射面(背面側凹部416の表面)がLED400側に向けて拡径する半球状になっている。これにより、LED400から発せられた光の透明体407への入射角度を、透明体407に入射した光が先端面側凹部412の内周側に向けて極力屈折しないような角度とすることができる。従って、各傾斜面412a又はその周縁部(根部421)への入射角が小さくなってしまい、各傾斜面412a又は根部421から光が透明体407外部に抜けていってしまうといったおそれを防止することができる。
また、先端面側凹部412は、各突起部413に向けて傾斜する複数の傾斜面412aにより形成されている。このため、透明体407内部に入射した光が各傾斜面412aに反射されることで、各傾斜面412aから広がるようにして拡散されてしまい、当該拡散された光が突起部413の先端部に案内されることなく、透明体407外部に抜けていてしまうといったおそれを防止することができる。結果として、LED400から発せられた光をより効率的に利用して、突起部413の先端部をより明るくすることができる。
さらに、透明体407は係止部424を具備している。このため、透明体407を電飾フレーム402に取付けるための機構を別途設ける必要がなく、構成の簡素化及び作業性の向上を図ることができる。また、係止部424は、隣接する根部421同士の間、すなわち、各傾斜面412aに反射された光の経路から外れた箇所に設けられているため、当該光が係止部424によって阻害されたり遮断されたりしてしまうといったおそれを回避することができる。
また、例えば、透明体407が直接見えてしまう場合には、これに起因して味気ない視認態様となってしまったり、透明体407に気をそがれてしまったりするおそれがある。特に、LED400の消灯状態においても透明体407を視認可能とする場合、LED400の消灯状態においては、透明体407の取付部等が目に付いてしまうことが懸念され、外観品質の低下を招いてしまうといったおそれがある。この点、本実施形態では、透明体407が設けられた電飾フレーム402の前方を覆うようにして半透明の電飾カバー403が設けられている。該電飾カバー403の存在により、上記不具合を抑止することができ、結果として、各突起部413の先端部から照射される光の態様を十分に堪能することができる。
図1の説明に戻り、窓部101の下方には貸球操作部120が配設されており、貸球操作部120には球貸しボタン121と、返却ボタン122と、度数表示部123とが設けられている。遊技場等において、パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部120が操作されると、その操作に応じて遊技球の貸出が行われる。球貸しボタン121は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿19に供給される。返却ボタン122は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。度数表示部123はカード等の残額情報を表示するものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿19に遊技球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部120が不要となる。故に、貸球操作部120の設置部分に、飾りシール等が付されるようになっている。これにより、カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との貸球操作部の共通化が図られる。
なお、図面の開示は省略するが、前面枠セット14の裏側には、窓部101を囲むようにして金属製の補強板が設けられており、この補強板はガラス支持用の金枠としての機能も兼ね備えている。より詳しくは、補強板の一部が後方に折り返されて前後2列のガラス保持溝が形成されており、矩形状をなす前後一対のガラス137が各ガラス保持溝にて保持されようになっている。
次に、パチンコ機10の背面の構成を図4に基づいて詳しく説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12及び遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにして、一部前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給する遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付けられている。本実施形態では、各種制御基板を2つの取付台に分けて搭載して2つの制御基板ユニットを構成し、それら制御基板ユニットを個別に内枠12又は遊技盤30の裏面に装着するようにしている。この場合において、主基板とサブ制御基板とを一方の取付台に搭載してユニット化すると共に、払出制御基板、発射制御基板及び電源基板を他方の取付台に搭載してユニット化している。ここでは便宜上、前者のユニットを「第1制御基板ユニット201」と称し、後者のユニットを「第2制御基板ユニット202」と称することとする。また、払出機構及び保護カバーも1ユニットとして一体化されており、一般に樹脂部分を裏パックと称することもあるため、ここではそのユニットを「裏パックユニット203」と称する。各ユニット201〜203の詳細な構成については後述する。
なお、第1制御基板ユニット201、第2制御基板ユニット202及び裏パックユニット203は、ユニット単位で工具等を用いずとも着脱できるよう構成されており、さらにこれに加え、一部に支軸部を設けて内枠12又は遊技盤30の裏面に対して開閉できる構成となっている。
また、前面枠セット14の施錠機構は、内枠12の施錠機構と一体的となっており、当該一体となった施錠機構G1の本体部は内枠12の背面側に設けられている。そのため、図2では、施錠機構G1から内枠12の前面側に突出した係止爪T1,T2のみが示されている。そして、係止爪T1,T2が前面枠セット14の背面側に係止されることにより、前面枠セット14が施錠された状態となる。
図5は、内枠12に遊技盤30を組み付けた状態における構成を示す背面図である。同図に示すように、遊技盤30は、樹脂ベース20に囲まれた四角枠状の設置領域に設置され、内枠12に設けられた複数(本実施形態では4カ所)の係止固定具211,212によって脱落しないように固定されている。
遊技盤30の中央には可変表示装置ユニット35が配置されている。可変表示装置ユニット35においては、センターフレーム47(図3参照)を背後から覆う樹脂製(本例ではABS製)のフレームカバー213が後方に突出して設けられており、そのフレームカバー213の後端に、液晶表示装置たる装飾図柄表示装置42と表示制御装置45とが前後に重ねられた状態で着脱可能に取り付けられている。フレームカバー213内には、センターフレーム47に内蔵されたLED等を駆動するLED制御基板などが配設されている。
また、遊技盤30の裏面には、可変表示装置ユニット35を取り囲むようにして裏枠セット215が取り付けられている。この裏枠セット215は、遊技盤30の裏面に張り付くようにして設けられる薄型の樹脂成形品であって、各種入賞口に入賞した遊技球を回収する遊技球回収機構が形成されている。詳しくは、裏枠セット215の下方には、前述した一般入賞口31、可変入賞装置32、第1契機対応口33(それぞれ図3参照)の遊技盤開口部に対応し、且つ下流側で1カ所に集合する回収通路216が形成されている。また、遊技盤30よりも下方の内枠12には、樹脂製の排出通路盤217が取り付けられており、該排出通路盤217には、排出球をパチンコ機10外部へ案内する排出通路218が形成されている。従って、図5に仮想線で例示するように、一般入賞口31等に入賞した遊技球は何れも裏枠セット215の回収通路216を介して集合し、さらに排出通路盤217の排出通路218を介してパチンコ機10外部に排出される。なお、アウト口36(図3参照)も同様に排出通路218に通じており、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球も排出通路218を介してパチンコ機10外部に排出される。
上記構成では、遊技盤30の下端面を境界にして、上方に裏枠セット215(回収通路216)が、下方に排出通路盤217(排出通路218)が設けられており、排出通路盤217が遊技盤30に対して前後方向に重複(オーバーラップ)せずに設けられている。
また、遊技盤30の裏面には、各種入賞口などの遊技球の通過を検出する入賞感知機構などが設けられている。具体的には、遊技盤30表側の一般入賞口31に対応する位置には入賞口スイッチ221が設けられ、可変入賞装置32には、カウントスイッチ223が設けられている。カウントスイッチ223は可変入賞装置32への入賞球をカウントするスイッチである。また、第1契機対応口33に対応する位置には第1契機対応口スイッチ224が設けられ、第2契機対応口34に対応する位置には第2契機対応口スイッチ225が設けられている。
入賞口スイッチ221及び第2契機対応口スイッチ225は、図示しない電気配線を通じて盤面中継基板226に接続され、さらにこの盤面中継基板226が後述する主基板(主制御装置261)に接続されている。また、カウントスイッチ223は大入賞口中継基板227に接続され、さらにこの大入賞口中継基板227がやはり主基板に接続されている。これに対し、第1契機対応口スイッチ224は中継基板を介さずに直接主基板に接続されている。
その他図示は省略するが、可変入賞装置32には、大入賞口を開放する大入賞口ソレノイドが設けられ、第1契機対応口33には、当該第1契機対応口33に装備された電動役物を開放する第1契機対応口ソレノイドが設けられている。なお、図5において符号228は打球槌等を備えるセットハンドルであり、符号229は発射モータである。
上記入賞感知機構にて各々検出された検出結果は、後述する主基板に取り込まれ、該主基板よりその都度の入賞状況に応じた払出指令(遊技球の払出個数)が払出制御基板に送信される。そして、該払出制御基板の出力により所定数の遊技球の払出が実施される。本実施形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる。
また、裏枠セット215には、第1制御基板ユニット201を取り付ける取付機構が設けられている。さらに、内枠12の裏面には、第2制御基板ユニット202や裏パックユニット203を取り付ける取付機構が設けられている。
その他、内枠12の背面構成において、遊技盤30の右下部には、後述する払出機構より払い出される遊技球を上皿19、下皿15、又は排出通路218の何れかに振り分ける遊技球分配部245が設けられている。また、内枠12の下端部には、下皿15に向けて設置された上記スピーカの背後を囲む樹脂製のスピーカボックス246が取り付けられており、このスピーカボックス246により低音域の音質改善が図られている。
図4の説明に戻り、第1制御基板ユニット201は、主制御装置261と、副制御装置としてのサブ制御装置262とを具備している。ここで、主制御装置261は、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を含む主基板を具備しており、この主基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス263(被包手段)に収容されて構成されている。なお、基板ボックス263は、略直方体形状のボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えている。これらボックスベースとボックスカバーとは封印ユニット264(封印手段)によって開封不能に連結され、これにより基板ボックス263が封印されている。
封印手段としての封印ユニット264はボックスベースとボックスカバーとを開封不能に連結する構成であれば任意の構成が適用できるが、本実施形態では、5つの封印部材が連結された構成となっており、この封印部材の長孔に係止爪を挿入することでボックスベースとボックスカバーとが開封不能に連結されるようになっている。封印ユニット264による封印処理は、その封印後の不正な開封を防止し、また万一不正開封が行われてもそのような事態を早期に且つ容易に発見可能とするものであって、一旦開封した後でも再度開封・封印処理を行うこと自体は可能である。すなわち、封印ユニット264を構成する5つの封印部材のうち、少なくとも一つの封印部材の長孔に係止爪を挿入することにより封印処理が行われる。そして、収容した主基板の不具合などにより基板ボックス263を開封する場合には、係止爪が挿入された封印部材と他の封印部材との連結を切断する。その後、再度封印処理する場合は他の封印部材の長孔に係止爪を挿入する。基板ボックス263の開封を行った旨の履歴を当該基板ボックス263に残しておけば、基板ボックス263を見ることで不正な開封が行われた旨を容易に発見することができる。
また、サブ制御装置262は、主制御装置261(主基板)からの指示に従い各種演出制御を司るCPUや、各種プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を含むサブ制御基板を具備しており、このサブ制御基板についても当該サブ制御基板に対応する基板ボックスに収容されて構成されている。サブ制御装置262上には電源中継基板266が搭載されており、後述する電源基板より供給される電源がこの電源中継基板266を介してサブ制御装置262及び表示制御装置45に出力される。
第2制御基板ユニット202は、払出制御装置311、発射制御装置312、電源装置313及びカードユニット接続基板314を具備している。払出制御装置311、発射制御装置312及び電源装置313は周知の通り制御の中枢をなすCPUや、その他ROM、RAM、各種ポート等を含む制御基板を具備しており、払出制御装置311の払出制御基板により、賞品球や貸出球の払出が制御される。また、発射制御装置312の発射制御基板により、遊技者によるハンドル18の操作に従い発射モータ229の制御が行われ、電源装置313の電源基板により、各種制御装置等で要する所定の電源電圧が生成され出力される。カードユニット接続基板314は、パチンコ機前面の貸球操作部120及び図示しないカードユニットに電気的に接続され、遊技者による球貸し操作の指令を取り込んでそれを払出制御装置311に出力するものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿に遊技球が直接貸し出される現金機では、カードユニット接続基板314を省略することも可能である。
上記払出制御装置311、発射制御装置312、電源装置313及びカードユニット接続基板314は、透明樹脂材料等よりなる基板ボックス315,316,317,318にそれぞれ収容されて構成されている。特に、払出制御装置311では、前述した主制御装置261と同様、基板ボックス315(被包手段)を構成するボックスベースとボックスカバーとが封印ユニット319(封印手段)によって開封不能に連結され、これにより基板ボックス315が封印されている。
払出制御装置311には状態復帰スイッチ321が設けられている。例えば、払出モータ部の球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ321が押下されると、払出モータが正逆回転され、球詰まりの解消(正常状態への復帰)が図られる。
また、電源装置313にはRAM消去スイッチ323が設けられている。本パチンコ機10はバックアップ機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰(復電)の際には停電時の状態に復帰させることができる。従って、通常手順で(例えば遊技場の営業終了時に)電源遮断すると電源遮断前の状態が記憶保持されることから、電源投入時に初期状態に戻したい場合には、RAM消去スイッチ323を押しながら電源を投入する。
次に、裏パックユニット203の構成を説明する。裏パックユニット203は、樹脂成形された裏パック351と遊技球の払出機構部352とを一体化したものである。
裏パック351は例えばABS樹脂により一体成形されており、パチンコ機後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部354を有する。保護カバー部354は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示装置ユニット35を囲むのに十分な大きさを有する(但し本実施形態では、前述のサブ制御装置262も合わせて囲む構成となっている)。
また、払出機構部352は、保護カバー部354を迂回するようにして配設されている。すなわち、保護カバー部354の上方には、上側に開口したタンク355が設けられており、このタンク355には遊技場の島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク355の下方には、例えば横方向2列(2条)の球通路を有し下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール356が連結され、さらにタンクレール356の下流側には縦向きにケースレール357が連結されている。払出装置(払出手段)358はケースレール357の最下流部に設けられ、払出モータ358a等の所定の電気的構成により必要個数の遊技球の払出が適宜行われる。そして、払出装置358より払い出された遊技球は前記上皿19に供給される。また、タンクレール356には、当該タンクレール356に振動を付加するバイブレータ360が取り付けられており、仮にタンクレール356付近で球詰まりが生じた際、バイブレータ360が駆動されることで球詰まりの解消が図られる。
また、払出機構部352には、払出制御装置311から払出装置358への払出指令の信号を中継する払出中継基板381が設置されると共に、外部より主電源を取り込む電源スイッチ基板382が設置されている。電源スイッチ基板382には、電圧変換器を介して例えば交流24Vの主電源が供給され、電源スイッチ382aの切替操作により電源ON又は電源OFFされる。
また、裏パックユニット203は、外部中継端子板230用の開口部391が設けられており、裏パックユニット203の固定された状態でも、外部中継端子板230の取外し及び操作が可能となっている。
なお、上述してきた構成により、主制御装置261(基板ボックス263)の取外しは、まず裏パックユニット203を開け、次に第1制御基板ユニット201を開け、そして、主制御装置261を固定している固定具を解除操作するという複雑な過程をふむことにより、ようやく行うことができる。このため、主制御装置261(基板ボックス263)の取り外し等の不正行為に対して抑止効果が期待できる。
なお、本実施形態では、主制御装置261は、厳重に封印された基板ボックス263に格納されているため、主制御装置261に何らかの不正な信号を送ったりする等の不正行為は困難である。このため、主制御装置261によって直接的に制御される特別表示装置43のLEDを「赤」又は「緑」の大当たりの態様で不正に点灯させることは困難である。従って、装飾図柄表示装置42に大当たりとなったかのような表示を行わせるとともに、セルなどを用いて大入賞口を強制的に開放し、大当たりとなっていないにもかかわらず出玉を獲得するというような不正行為が行われる場合にも、特別表示装置43の点灯態様を確認することによって、そのような不正行為が簡単に発見できる。
次に、パチンコ機10の電気的構成について説明する。図10は、本パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。パチンコ機10の主制御装置261(主基板)には、演算装置である1チップマイコンとしてのCPU501が搭載されている。CPU501には、該CPU501により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM502と、そのROM502内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するメモリであるRAM503と、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路等が内蔵されている。
RAM503は、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータが保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM503には、各種のデータ等を一時的に記憶するメモリやエリアの他に、バックアップエリア503aが設けられている。
バックアップエリア503aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくエリアである。バックアップエリア503aへの書き込みは、NMI端子(ノンマスカブル端子)への停止信号の入力により起動されるNMI割込み処理(このNMI割込みにより、電源断時の主制御装置261の状態がRAM503のバックアップエリア503aに記憶される)によって停電の発生等による電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア503aに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消による電源入を含む。以下同様)の復電処理において実行される。なお、CPU501のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源断時に、後述する停電監視回路542から出力される停電信号SK1が入力されるように構成されており、停電の発生により、停電処理(NMI割込み処理)が即座に実行される。
かかるROM502及びRAM503を内蔵したCPU501には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン504を介して入出力ポート505が接続されている。入出力ポート505には、後述するRAM消去スイッチ回路543、払出制御装置311、サブ制御装置262、特別表示装置43、普通図柄表示装置41、その他図示しないスイッチ等が接続されている。この構成により、上述した特別表示装置43および普通図柄表示装置41は、主制御装置261により直接的に制御される。一方、装飾図柄表示装置42は、サブ制御装置262を介して制御される。
サブ制御装置262(サブ制御基板)は、演算装置であるCPU551、該CPU551により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM552、該ROM552内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するメモリであるRAM553、入出力ポート554、バスライン555を備えるとともに、その他にも図示しない割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路等を備えている。RAM553は、CPU551による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するメモリである。ここには後述する各種カウンタの値を格納するカウンタ用バッファが設けられている。
入出力ポート554には、バスライン555を介してCPU551、ROM552、RAM553が接続されるとともに、表示制御装置45が接続されている。さらに、入出力ポート554には、スピーカ24、各種電飾部及びランプ102〜106が接続されている。
サブ制御装置262のCPU551は、例えば主制御装置261から送信される指令信号(例えば変動パターンコマンド)に基づいて表示制御装置45に表示制御を実行させ、装飾図柄表示装置42に表示させる。なお、上記のように、本実施形態では、主制御装置261が制御する特別表示装置43にて大当たりか否かを表示するようになっており、サブ制御装置262が制御する装飾図柄表示装置42では、前記特別表示装置43の表示に合わせた表示が行われる。つまり、変動パターンコマンドは、特別表示装置43にて行われる表示に合わせた表示を装飾図柄表示装置42にて行わせるためにサブ制御装置262に出力されるコマンドである。また、本実施形態におけるサブ制御装置262は、変動パターンコマンドに基づいてランプの点灯態様を切替える点灯制御を実行する。例えば、大当たりのときには上電飾部102の全てのLED400を点灯し、それ以外の通常遊技状態のときには所定数のLED400を所定間隔毎に点滅させるといった点灯制御を行う。
また、払出制御装置311は、払出モータ358aにより賞球や貸し球の払出制御を行うものである。演算装置であるCPU511は、そのCPU511により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM512と、ワークメモリ等として使用されるRAM513とを備えている。
払出制御装置311のRAM513は、前述した主制御装置261のRAM503と同様に、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータが保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM513には、各種のデータ等を一時的に記憶するメモリやエリアの他に、バックアップエリア513aが設けられている。
バックアップエリア513aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくエリアである。このバックアップエリア513aへの書き込みは、NMI割込み処理によって電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア513aに書き込まれた各値の復帰は、電源入時の復電処理において実行される。
かかるROM512及びRAM513を内蔵したCPU511には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン514を介して入出力ポート515が接続されている。入出力ポート515には、RAM消去スイッチ回路543、主制御装置261、発射制御装置312、払出モータ358aなどがそれぞれ接続されている。
発射制御装置312は、発射モータ229による遊技機の発射を許可又は禁止するものであり、発射モータ229は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、払出制御装置311から発射許可信号が出力されていること、遊技者がハンドル18をタッチしていることをセンサ信号により検出していること、発射を停止させる発射停止スイッチが操作されていないことを条件に、発射モータ229が駆動され、ハンドル18の操作量に応じた強度で遊技球が発射される。
表示制御装置45は、サブ制御装置262からの指示に従い、装飾図柄表示装置42における装飾図柄の変動表示を実行するものである。この表示制御装置45は、CPU521と、プログラムROM522と、ワークRAM523と、ビデオRAM524と、キャラクタROM525と、画像コントローラ526と、入力ポート527と、出力ポート529と、バスライン530,531とを備えている。入力ポート527にはサブ制御装置262の出力ポート556が接続されている。また、入力ポート527には、CPU521、プログラムROM522、ワークRAM523、画像コントローラ526が接続されている。また、画像コントローラ526にはバスライン531を介して出力ポート529が接続されており、その出力ポート529には液晶表示装置たる装飾図柄表示装置42が接続されている。
表示制御装置45のCPU521は、サブ制御装置262から送信される表示コマンドに基づいて装飾図柄表示装置42の表示を制御する。プログラムROM522は、そのCPU521により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するメモリであり、ワークRAM523は、CPU521による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するメモリである。ここには後述する各種カウンタの値を格納するカウンタ用バッファが設けられている。
ビデオRAM524は、装飾図柄表示装置42に表示される表示データを記憶するメモリであり、このビデオRAM524の内容を書き替えることにより、装飾図柄表示装置42の表示内容が変更される。キャラクタROM525は、装飾図柄表示装置42に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶するメモリである。画像コントローラ526は、CPU521、ビデオRAM524、出力ポート529のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在すると共に、ビデオRAM524に記憶される表示データを所定のタイミングで読み出して装飾図柄表示装置42に表示させるものである。
また、電源装置313は、パチンコ機10の各部に電力を供給する電源部541と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路542と、RAM消去スイッチ323に接続されてなるRAM消去スイッチ回路543とを備えている。電源部541は、図示しない電源経路を通じて、主制御装置261や払出制御装置311等に対して各々に必要な動作電源を供給する。その概要としては、電源部541は、外部より供給される交流24ボルト電源を取り込み、各種スイッチやモータ等を駆動する+12V電源、ロジック用の+5V電源、RAMバックアップ用のバックアップ電源などを生成し、これら+12V電源、+5V電源及びバックアップ電源を主制御装置261や払出制御装置311等に対して供給する。なお、発射制御装置312に対しては払出制御装置311を介して動作電源(+12V電源、+5V電源等)が供給される。
停電監視回路542は、停電等の発生による電源断時に、主制御装置261のCPU501及び払出制御装置311のCPU511の各NMI端子へ停電信号SK1を出力する回路である。停電監視回路542は、電源部541から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断)の発生と判断して、停電信号SK1を主制御装置261及び払出制御装置311へ出力する。この停電信号SK1の出力によって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電の発生を認識し、停電時処理(NMI割込み処理)を実行する。
なお、電源部541は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、かかる停電時処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電時処理を正常に実行し完了することができる。
RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去スイッチ323のスイッチ信号を取り込み、そのスイッチ323の状態に応じて主制御装置261のRAM503及び払出制御装置311のRAM513のバックアップデータをクリアする回路である。RAM消去スイッチ323が押下された際、RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去信号SK2を主制御装置261及び払出制御装置311に出力する。RAM消去スイッチ323が押下された状態でパチンコ機10の電源が投入されると(停電解消による電源入を含む)、主制御装置261及び払出制御装置311においてそれぞれのRAM503,513のデータがクリアされる。
以上、本発明は、上記実施の形態には何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の形態で実施できることは言うまでもない。
(a)上記実施形態における透明体407を先端面側凹部の中心軸を軸心として回転可能に設けることとしてもよい。この場合、光による装飾効果や演出効果を飛躍的に高めることができる。また、LED400から発せられた光をそのまま視認させるような場合、発光部を回転させるためにはLED400自体を回転させなければならない。この場合には、配線等の関係上、回転させることができなかったり、動きに制約が生じたり、構成が非常に複雑化してしまうおそれがある。この点、上記実施形態の構成を採用することで、LED400は固定状態まま透明体407を回転させるだけで複数の発光部を回転させることができる。従って、上記おそれを防止することができる。
以下、上記構成の態様例を、図11を参照しつつ説明する。尚、図11では、電飾フレーム402の図示を省略するが、電飾フレーム402の取付孔405は円状に形成されたものとする。また、電飾基板401、LED400の図示についても省略するが、上記実施形態と同様に、透明体407の取付状態においては、入射部415に形成された背面側凹部416の内側にLED400の先端部が位置するものとする。
取付孔405に挿通される円筒状の本体部472と、本体部472の前端部に設けられた円盤状の前板部473と、本体部472の後端部に設けられた歯車状の後板部474とを具備する回転部材471を電飾フレーム402に設ける。本体部472は、その内径が、係止部424の爪部425を含む透明体407の外形よりも大きくなっている。前板部473及び後板部474は、それぞれ挿通孔477を有しており、透明体407の係止部424(上記実施形態よりも突出長が若干長いもの)を両挿通孔477に挿通することで、係止爪425が後板部474に係止されるとともに、支持部426が前板部473に当接状態とされる。これにより、電飾フレーム402に対し、透明体407が回転部材471を介して回転可能に取付けられる。
また、モータ478を、モータ478の回転軸479に連結された歯車状の伝達部材480の歯と、後板部474の周縁部から突出する歯とが噛み合うようにして設置する。そして、モータ478が駆動することにより、透明体407が回転する。尚、モータ478はサブ制御装置262に接続され、LED400が発光状態となった場合にモータ478が駆動し、透明体407が回転するように構成される。
尚、1つのモータ478で複数の透明体407を回転させる構成としてもよい。例えば、1つの伝達部材480と、複数の後板部474とが噛み合う構成としてもよい。また、後板部474と当該後板部474に隣接する後板部474との間に、モータに連結されていない歯車状の中継部材を両後板部474と噛み合うようにして設けてもよい。
(b)突起部413の先端部及び背面側凹部416を除く透明体407の表面を不透明な被覆部材(被覆手段)で覆ってもよい。また、透明体407に対し、各突起部413の先端部を挿通する孔が形成された板状体を前方から被せてもよい。このような構成を採用する場合、突起部413の先端部以外の部位が明るく光って見えてしまうといった事態を防止することができる。従って、突起部413の先端部とその他の部位とのコントラストが大きくなり、結果として、突起部413の先端部から照射される光をはっきりと視認させることができる。
尚、LED400から発せられた光の入射角が小さく、光が透明体407外部に抜けやすい先端面側凹部412の中心部のみを被覆手段で覆ってもよい。この場合、先端面側凹部412の中心部から光が透明体407外部に抜けてしまい、突起部413の先端部の他に、先端面側凹部412の中心部が発光部として視認されてしまうといったおそれを防止することができる。尚、被覆手段としては、例えば、透明体407の表面に形成される光を遮断可能な塗膜(例えば、艶消しブラックと称される黒色塗料からなる塗膜等)が挙げられる。
また、上記のように、透明体407の表面を被覆部材で被覆する場合には、透明体407と被覆部材との間に、透明体407よりも屈折率の低いクラッド層を設けることが望ましい。この場合、透明体407の内部を透過する光が透明体407の表面で反射しにくくなってしまうといったおそれを防止することができる。さらに、被覆部材は、反射率の高い素材により構成されていることとしてもよい。
(c)突起部413の形状、大きさ、及び数等は特に限定されるものではない。例えば、突起部413を円錐台形状でなく、断面角形、断面星型としてもよいし、テーパ状でなく真直ぐな棒状としてもよい。但し、突起部413は2つ以上設けることとする。また、例えば、各突起部413は、前方に向かうにつれ次第に互いの距離が近づくようにして先端面側凹部412の内周方向に傾斜して延びる構成としてもよいし、前方に向かうにつれ次第に離間するようにして先端面側凹部412の遠心方向に傾斜して延びる構成としてもよい。
(d)また、上記実施形態では、所定の突起部413と当該突起部413に隣接する突起部413との間に隙間が形成されているが、隣接する突起部413同士の基端部間に隙間がなくなるよう構成してもよい。この場合には、先端面側凹部412を円錐状に構成してもよい。さらに、上記実施形態では、先端面側凹部412を、突起部413の数と同数の傾斜面412aにより形成しているが、突起部413が2つの場合には、2つの傾斜面412aだけでは先端面側凹部412を形成することができない。このため、各突起部413に向けて傾斜する傾斜面412aと、LED400の軸線方向に沿って延び、両傾斜面412aの端縁間を結ぶ連結面とにより先端面側凹部412を形成してもよい。
(e)上記実施形態では、装飾カバー403が半透明な素材により構成されているが、透明な素材により構成してもよいし、ハーフミラーにより構成してもよい。さらに、少なくとも一部をレンズやプリズム板により構成してもよい。
(f)上記実施形態における当接部426を省略してもよい。
(g)上記実施形態では、透明体407が上電飾部102に内蔵される例のみを紹介しているが、その他の部位に設けることも可能である。例えば、透明体407を縦電飾部103に内蔵してもよいし、遊技盤30面上に設けてもよい。
(h)上記実施形態では、LED400がサブ制御装置262に接続されているが、LED400を表示制御装置45又は主制御装置261に接続してもよい。
(i)上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等として実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施してもよい。また、大当り図柄が表示された後に所定の領域に遊技球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。さらに、羽根モノと称されるパチンコ機に適用することも可能である。また、パチンコ機以外にも、アレンジボール機や、それに類する雀球等の各種遊技機として実施することも可能である。ただし、これらの遊技機には、液晶表示装置やドットマトリクス表示装置等の可変表示装置が搭載されているものとする。
(j)パチンコ機以外の遊技機として、可変表示装置としての補助表示装置(液晶表示装置、ドットマトリクス表示装置)を備える回胴式遊技機としてのスロットマシンとしても、もちろん実施可能である。なお、スロットマシンは、複数の図柄が付された回転体を備えており、例えばコインを投入して、図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動し、停止ボタンを操作することで図柄が停止される周知のものである。この場合、補助表示装置は、回転体の回転に伴って各種演出態様を表示する。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機として実施してもよい。具体例としては、複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を最終停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その際になされる抽選結果により、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるものである。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。 前面枠セットを開放した状態における内枠等を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 内枠および遊技盤の構成を示す背面図である。 透明体の構成を示す斜視図である。 透明体の構成を示す正面図である。 透明体の構成を示す側面図である。 透明体等の構成を示す断面図である。 パチンコ機の主な電気的構成を示すブロック図である。 透明体を回転させる機構を説明するための分解斜視図である。
10…遊技機としてのパチンコ機、30…遊技盤、261…主制御装置、262…サブ制御装置、400…光源としてのLED、402…被取付部としての電飾フレーム、403…カバー手段としての電飾カバー、405…取付孔、407…透明体、411…基部、412…先端面側凹部、412a…傾斜面、413…突起部、416…背面側凹部、421…根部、424…係止部、431…案内面。

Claims (2)

  1. 少なくとも特定方向に向けて光を照射可能な光源と、
    前記光源の光の照射側に設けられ、透明又は半透明の素材で構成された透明体とを具備し、
    前記透明体は、
    前記特定方向側の面に、前記特定方向に向けて拡径する先端面側凹部が形成された基部と、
    前記基部に一体形成され、前記基部の外周縁部から前記特定方向側に向けて突出する複数の突起部とを備え、
    前記透明体を、前記光源の中心軸の延長線上に前記先端面側凹部の中心軸が延在するよう配置して、
    前記光源から発せられた光を前記透明体内部に入射させるとともに、当該透明体内部に入射した光のうち、前記先端面側凹部を構成する面に当たった光を、前記先端面側凹部の外周方向に向けて反射させる構成とし、
    前記光源から発せられ、前記透明体内部に入射した光のうち、少なくとも前記先端面側凹部を構成する面に反射された光を反射可能な位置に、当該光を前記突起部の先端部に向けて反射する案内面を形成し
    前記先端面側凹部は、前記各突起部に向けて傾斜する複数の傾斜面により形成され、
    前記基部は、前記先端面側凹部を形成する前記各傾斜面から、当該各傾斜面に対応する前記突起部の基端部に形成された前記案内面にかけて延びる根部と、前記透明体を被取付部に係止するための係止部とを一体的に備え、
    前記係止部は、所定の前記根部と、当該所定の根部に隣接する前記根部との間から前記光源側に向かって突出していることを特徴とする遊技機。
  2. 前記透明体は、前記先端面側凹部の中心軸を軸心として回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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