JP4791038B2 - ポリトリメチレンエーテルエステル - Google Patents

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Description

この発明は、ポリトリメチレンエーテルエステル、ならびにそれらの製造および使用に関する。
ポリトリメチレンエーテルグリコール(「PO3G」)および熱可塑性エラストマーにおけるその使用、ならびに他の用途におけるその使用は、多数の特許および特許出願において記載されている。1,3−プロパンジオールの脱水またはオキセタンの開環重合によってPO3Gを調製することができる。又、好ましくは米国特許公報(特許文献1)および米国特許公報(特許文献2)(両方ともその内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されているように、1,3−プロパンジオールからPO3Gを調製することもできる。
ポリトリメチレンエーテルエステル軟質セグメントとテトラメチレンおよびトリメチレンエステル硬質セグメントとを含むポリエーテルエステルエラストマーが、米国特許公報(特許文献3)および米国特許公報(特許文献4)(両方ともその内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されている。ポリトリメチレンエーテルエステルアミドが、米国特許公報(特許文献5)(その内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されている。ポリウレタンおよびポリウレタンウレアが、米国特許公報(特許文献6)(その内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されている。
理論に縛られることを望まないが、硬質および軟質セグメントの不相溶性のため、相分離が生じると考えられる。2つの相が、エラストマー母材を構成する。硬質セグメントが微結晶の微小領域(microdomains)を形成するが、軟質セグメントと結晶秩序に達していない結晶化可能な硬質成分の分画が非晶質相を形成する。結晶微小領域と非晶質相との間の区別が十分になればなるほど弾性性質がよくなることは、当業者には明らかである。ブロックポリマーにおける相分離および微小領域の形成は、このエラストマー系の熱挙動、動的機械的性質、機械的およびレオロジー性質、および透過性および輸送現象に直接に影響を与える。エラストマー系のモフォロジー、およびその性質が、硬質および軟質セグメントの両方の結晶条件に大いに依存することが教示されている。最初に結晶化するブロックが、全構造を「フリーズさせる」傾向があり、このようにして、他のブロックの結晶化を強いる傾向がある。従って、明確な2相モフォロジーを形成するために、軟質セグメントの性質が非晶質になればなるほど、(それ自体によるか、または軟質セグメント相中の硬質セグメント残留物によるかのどちらかで)結晶化するのがより長く時間がかかり、より難しくなるので、より良くなる。
米国特許公報(特許文献7)および米国特許公報(特許文献8)において、ブロックポリマーエラストマー中のポリトリメチレンエーテルグリコール軟質セグメントをより緩慢に結晶化することにより、ポリテトラメチレンエーテルグリコール軟質セグメントの場合に比べてより良い弾性性質(例えば、アンロード力、応力緩和、残留歪の%)を提供することが教示された。従って軟質セグメントが、結晶化速度によって測定した時にできるだけ非晶質である必要がある。ポリトリメチレンエーテルグリコールそれ自体がすぐれた軟質セグメントを提供しながら、さらにより多くの非晶質、および軟質セグメントのより緩慢な結晶化が望ましい。非晶質軟質セグメントがより多くなると、より良い2相モフォロジーにつながり、最終的な熱可塑性エラストマーをさらに改良する。
米国特許第2002/7043 A1号明細書 米国特許第2002/10374 A1号明細書 米国特許第6,562,457号明細書 米国特許第6,599,625号明細書 米国特許第6,590,065号明細書 PCT/US02/34106号明細書 米国特許第6,562,457号明細書 米国特許第6,599,625号明細書 米国特許第2002/10374 A1号明細書 米国特許第6,590,065号明細書 米国特許第6,562,457号明細書 W・ワング(W.Wang)ら著、Macromolecules Vol.30、4544〜4550ページ(1997年) グナティレイク(Gunatillake)ら著、Polymer、275−283、27(3)、(1992年) Analytical Instrumentation Handbook、231〜232ページ、(G・W・ユーイング(G.W.Ewing)編、マーセルデッカー(Marcel Dekker)、1997年
ポリトリメチレンエーテルグリコールおよびそれから製造された熱可塑性エラストマーを改良することが依然として必要とされている。本発明は、有利な性質を有する新規なランダムポリトリメチレンエーテルエステルおよび新規な熱可塑性エラストマーを提供する。
本発明は、1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸またはジエステルとの重縮合によって調製されたランダムポリトリメチレンエーテルエステルに関する。
それはまた、1,3−プロパンジオールおよび1,3−プロパンジオール単位の量に基づいて計算された、約90〜約99.9モル%の1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸またはジエステルとの重縮合によるランダムポリトリメチレンエーテルエステルに関する。
別の実施態様において、それは、1,3−プロパンジオールおよび1,3−プロパンジオール単位の量に基づいて計算された、約80〜約99.1モル%の1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸またはジエステルと、ジオールおよびジオール単位の量に基づいて計算された、1,3−プロパンジオール反応体以外の約10モル%までのジオール反応体との重縮合によるランダムポリトリメチレンエーテルエステルに関する。
さらに別の実施態様において、それは、1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸との重縮合によるランダムポリトリメチレンエーテルエステルに関する。
ランダムポリトリメチレンエーテルエステルが好ましくは、約90〜約99.9モル%の1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸とから調製される。別の実施態様において、それは好ましくは、約80〜約99.9モル%の1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸と、1,3−プロパンジオール反応体以外の約10モル%までのジオール反応体とから調製される。
好ましくは1,3−プロパンジオール反応体が、1,3−プロパンジオール、2〜9の重合度を有する1,3−プロパンジオールのオリゴマーおよびプレポリマー、およびそれらの混合物よりなる群から選択される。
1つの好ましい実施態様において、1,3−プロパンジオール反応体が1,3−プロパンジオールである、請求項1に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。別の好ましい実施態様において、1,3−プロパンジオール反応体が、2〜9の重合度を有する1,3−プロパンジオールのプレポリマーおよびそれらの混合物よりなる群から選択される。
好ましくは脂肪族または芳香族二酸またはエステルが、芳香族ジカルボン酸およびエステル、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択される。
脂肪族または芳香族二酸が好ましく、好ましくは二酸が、芳香族ジカルボン酸およびそれらの組み合わせよりなる群から選択される。好ましくは脂肪族または芳香族二酸が、テレフタル酸、イソフタル酸、ビ安息香酸、ナフタル酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メタン、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−スルホニルジ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択された芳香族二酸である。
好ましくは脂肪族または芳香族二酸またはジエステルが、テレフタル酸、ビ安息香酸、イソフタル酸およびナフタル酸、テレフタル酸ジメチル、ビ安息香酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、ナフタル酸ジメチルおよびフタル酸ジメチル、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択される。
好ましくは芳香族二酸が、テレフタル酸およびイソフタル酸よりなる群から選択される。テレフタル酸が最も好ましい。
好ましくはランダムポリトリメチレンエーテルエステルが、約95〜99.5モル%、より好ましくは約97.5〜99モル%の1,3−プロパンジオール反応体と、約5〜約0.5モル%、より好ましくは約2.5〜約1モル%の脂肪族または芳香族二酸とから調製される。
別の実施態様において、ランダムポリトリメチレンエーテルエステルが好ましくは、約85〜約99.5モル%、より好ましくは約87.5〜約99モル%の1,3−プロパンジオール反応体と、約5〜約0.5モル%、より好ましくは約2.5〜約1モル%の脂肪族または芳香族二酸またはジエステルと、1,3−プロパンジオール反応体以外の約10モル%までのジオールとから調製される。
1つの好ましい実施態様において、ランダムポリトリメチレンエーテルエステルが、(a)(1)1,3−プロパンジオール反応体、(2)脂肪族または芳香族酸またはエステル、および(3)重縮合触媒を提供する工程と、(b)好ましくは1気圧未満の圧力において、1,3−プロパンジオール反応体を重縮合してランダムポリトリメチレンエーテルエステルを形成する工程と、を含む方法によって調製される。
別の好ましい実施態様において、ランダムポリトリメチレンエーテルエステルが、(a)(i)1,3−プロパンジオール反応体、(ii)脂肪族または芳香族酸またはエステルおよび(iii)重縮合触媒を連続的に提供する工程と、(b)(i)1,3−プロパンジオール反応体および(ii)脂肪族または芳香族酸またはエステルを連続的に重縮合してランダムポリトリメチレンエーテルエステルを形成する工程と、を含む工程連続法によって調製される。
本発明はまた、軟質セグメントとしてのランダムポリトリメチレンエーテルエステルとポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、およびポリウレタンウレアよりなる群から選択された硬質セグメントポリマーとから調製された熱可塑性エラストマーに関する。1つの好ましい実施態様は、ランダムポリトリメチレンエーテルエステルからの軟質セグメントとアルキレンエステル硬質セグメント、好ましくはC〜C12アルキレンエステル硬質セグメント、好ましくはテトラメチレンエステル硬質セグメントまたはトリメチレンエステル硬質セグメントとを含むポリエーテルエステルエラストマーに関する。別の好ましい実施態様は、請求項1に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステルからの軟質セグメントとポリアミド硬質セグメントとを含むポリトリメチレンエーテルエステルアミドに関する。さらに別の好ましい実施態様は、(a)ランダムポリトリメチレンエーテルエステル、(b)ジイソシアネートおよび(c)ジオールまたはジアミン鎖延長剤から調製されたポリウレタンまたはポリウレタンウレアエラストマーに関する。
少量のテレフタル酸を導入することにより、(a)反応が望ましい分子量を生じさせる時間を減少させ、(b)結晶化速度をさらに減少させる手段を提供し、それによって、ポリトリメチレンエーテルグリコールで製造された熱可塑性エラストマーと比較したとき、ポリトリメチレンエーテルエステルで製造された熱可塑性エラストマー中の軟質セグメントにより多い非晶質特性をもたらす、などの利点を提供する。他の利点を以下に記載する。
本発明は、1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸またはジエステルとから調製されたランダムポリトリメチレンエーテルエステル、およびそれらの製造および使用に関する。
「1,3−プロパンジオール反応体」は、1,3−プロパンジオール、および2〜20、好ましくは2〜9の重合度を有する1,3−プロパンジオールのオリゴマーおよびプレポリマー、およびそれらの混合物を意味する。さらに、「オリゴマー」は、1,3−プロパンジオールのダイマーおよびトライマーを指すために用いられ、「プレポリマー」は、4〜20の重合度を有する1,3−プロパンジオールベースの化合物を指すために用いられ、「ポリトリメチレンエーテルグリコール」および「ポリトリメチレンエーテルエステル」は、500以上のMnを有するポリマーを指すために用いられる。この発明のための好ましい出発原料は1,3−プロパンジオールであり、簡単にするために、本願出願人は本発明の記載において1,3−プロパンジオールを指す。
1,3−プロパンジオール以外のジオール、およびかかるジオールからのオリゴマーおよびプレポリマーを、本発明を調製するときに用いることができ、一括して本明細書中で「ジオール反応体」と称する。ランダムポリトリメチレンエーテルエステルが、ジオール反応体中のジオールおよびジオール単位の量に基づいて計算された、かかるジオール反応体からの反復単位を約10モル%まで含有することができる。適したジオールには、脂肪族ジオール、例えば1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロ−1,5−ペンタンジオール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10−ヘキサデカフルオロ−1,12−ドデカンジオール、脂環式ジオール、例えば1,4−シクロへキサンジオール、1,4−シクロへキサンジメタノールおよびイソソルビド、およびポリヒドロキシ化合物、例えばグリセロール、トリメチロールプロパン、およびペンタエリトリトールなどがある。好ましいジオールは、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、イソソルビド、およびそれらの混合物よりなる群から選択される。1つの好ましい実施態様において、かかる反復単位は、ポリトリメチレンエーテルエステル中に存在していない。
脂肪族または芳香族二酸またはジエステルが脂肪族(脂環式を含める)または芳香族、もしくはそれらの組み合わせであってもよく、好ましくは芳香族ジカルボン酸およびエステル(好ましくは短鎖アルキルエステル、より好ましくはメチルエステル)、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択される。脂肪族または芳香族二酸が好ましく、芳香族ジカルボン酸およびそれらの組み合わせが最も好ましい。
好ましくは脂肪族または芳香族二酸が、テレフタル酸、イソフタル酸、ビ安息香酸、ナフタル酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メタン、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−スルホニルジ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択された芳香族二酸である。これらのうち、テレフタル酸およびイソフタル酸、およびそれらの混合物が好ましく、テレフタル酸が最も好ましい。
好ましくは脂肪族または芳香族ジエステルが、テレフタル酸ジメチル、ビ安息香酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、ナフタル酸ジメチルおよびフタル酸ジメチル、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択される。これらのうち、テレフタル酸ジメチルおよびイソフタル酸ジメチル、およびそれらの混合物が好ましく、テレフタル酸ジメチルが最も好ましい。
テレフタル酸が最も好ましい。
ポリトリメチレンエーテルエステルが、少なくとも約500、より好ましくは少なくとも約1,000、さらにより好ましくは少なくとも約1,500、最も好ましくは約2,000の数平均分子量(Mn)を有する。Mnは好ましくは約3,000まで、より好ましくは約2,500までである。本明細書中で分子量への参照は、特に記載しない限りMnによる。
本発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステルは、ポリマー全体に不規則に分散された小さい比率のポリエステル結合を有するポリエーテル残基を主に含むポリトリメチレンエーテルである。特に、この発明は、テレフタル酸基がポリマー鎖に沿って広範囲に離隔された、少量のテレフタル酸を含有する1,3−プロパンジオールのポリマーの製造に関する。テレフタル酸エステル単位が、主にポリトリメチレンエーテルポリマー主鎖に沿って分散され、好ましくは2個の連続したトリメチレンテレフタレート基を含有せず、すなわち、モノマー配列(テレフタレート)−1,3−プロピレン−(テレフタレート)をほとんど、好ましくは全く含まない。
本発明のポリトリメチレンエーテルエステルの性質は、ポリトリメチレンエーテルグリコールの性質に似ている。例えば、本発明のポリトリメチレンエーテルエステルの融点は、同等のポリトリメチレンエーテルグリコールの融点よりも数度低いが(例えば、4〜7℃)、Tは、同等のポリトリメチレンエーテルグリコールよりも約20℃まで高い。Tのこの増加は、テレフタル酸の含有量に相関する。
本発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステルは、1,3−プロパンジオールとテレフタル酸との重縮合((a)エステル化またはエステル交換および(b)エーテル化を含める)によって調製される。ポリトリメチレンエーテルエステルが、二酸またはジエステル0.1〜10モル%、好ましくは少なくとも0.5モル%、最も好ましくは少なくとも1モル%、好ましくは5モル%まで、最も好ましくは2.5モル%までのモル比を用いて製造される。反復エステル配列の10モル%より多いかなりの形成が起こる(例えばモノマー配列(テレフタレート)−1,3−プロピレン−(テレフタレート)が生じる)。この配列の形成が、(a)ポリオール鎖の柔軟性を低減し、従って軟質セグメントとしてのその有効性を低減する効果を有する。
前記方法は、バッチ、半連続、連続的等であってもよく、酸またはジエステルを反応中または前に添加することができる。本発明のポリトリメチレンエーテルエステルは好ましくは、米国特許公報(特許文献1)および米国特許公報(特許文献9)(両方ともその内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載された方法を用いて調製されるが、二酸またはジエステルと1,3−プロパンジオール反応体との反応をさらに行う。従って、1つの好ましい実施態様において、ランダムポリトリメチレンエーテルエステルは、(a)(1)1,3−プロパンジオール反応体、(2)脂肪族または芳香族酸またはエステル、および(3)重縮合触媒を提供する工程と、(b)好ましくは1気圧未満の圧力において、1,3−プロパンジオール反応体を重縮合してランダムポリトリメチレンエーテルエステルを形成する工程と、を含む方法によって調製される。それらの1つの好ましい実施態様において、方法が、(a)(1)1,3−プロパンジオールおよび(2)重縮合触媒を提供する工程と、(b)1,3−プロパンジオールを縮合させて2〜20の重合度、好ましくは2〜9の重合度を有する1,3−プロパンジオールのオリゴマーまたはプレポリマー、またはそれらの1つ以上を含む混合物を形成し、(c)1気圧未満の圧力において、オリゴマーまたはプレポリマーまたは混合物を重縮合してポリトリメチレンエーテルエステルを形成する工程と、を含む。脂肪族または芳香族酸またはエステルが、工程(b)の前または中、もしくは工程(c)の前、または両方の任意の時に添加されてもよい。好ましくは工程b)がおよそ大気圧において実施され、工程c)における圧力が300mmHg(40kPa)未満であり、工程b)における温度が約150〜約210℃であり、工程c)における温度が約150〜約250℃である。
本発明のポリトリメチレンエーテルエステルは、米国特許公報(特許文献9)の手順を用いて、好ましくは、グリコールが望ましい分子量に達する重合段階において、および加水分解工程の前に順次に二酸またはジエステルを添加することによって連続的に製造され得る。従って、別の好ましい方法において、ランダムポリトリメチレンエーテルエステルは、(a)(i)1,3−プロパンジオール反応体、(ii)脂肪族または芳香族酸またはエステルおよび(iii)重縮合触媒を連続的に提供する工程と、(b)(i)1,3−プロパンジオール反応体および(ii)脂肪族または芳香族酸またはエステルを連続的に重縮合してランダムポリトリメチレンエーテルエステルを形成する工程と、を含む工程連続法によって調製される。好ましくは重縮合は、2つ以上の反応段階において行われる。好ましくは重縮合は、約150℃より高い温度、より好ましくは約180℃より高く好ましくは約250℃未満、より好ましくは約210℃未満の温度において行われる。好ましくは重縮合は、1気圧未満、好ましくは少なくとも約50mmHgの圧力において行われる。1つの好ましい連続方法において、重縮合は、アップフロー並流カラム反応器内で行われ、1,3−プロパンジオール反応体およびポリトリメチレンエーテルグリコールがガスおよび蒸気の流れと並流に上方へ流れ、そこにおいて、好ましくは反応器が3〜30段階、より好ましくは8〜15段階を有する。1,3−プロパンジオール反応体を反応器に1つまたは多数の位置において供給することができる。別の好ましい実施態様において、重縮合が向流縦形反応器において行われ、そこにおいて、1,3−プロパンジオール反応体およびポリトリメチレンエーテルグリコールが、ガスおよび蒸気の流れに向流に流れる。好ましくは反応器が2つ以上の段階を有する。好ましくは1,3−プロパンジオール反応体が反応器の上部に供給され、好ましくは1,3−プロパンジオール反応体はまた、反応器に多数の位置において供給される。さらに別の好ましい実施態様において、重縮合を最初に少なくとも1つの予備重合反応器において行ない、次いでカラム反応器内で継続し、1,3−プロパンジオール反応体が、90重量%以上の1,3−プロパンジオールを含み、予備重合反応器内で1,3−プロパンジオールを少なくとも5の重合度まで触媒と重合させる。最も好ましくは、少なくとも1つの予備重合反応器内で1,3−プロパンジオールを少なくとも10の重合度まで触媒と重合させ、カラム反応器が3〜30段階を含む。好ましくは少なくとも1つの予備重合反応器が完全混合槽型反応器(well−mixed tank reactor)である。二酸またはジエステルを1つ以上の場所で供給することができ、好ましくはカラムの前の方の段階において、例えば段階の最初の2/3のどこかで(例えば、15段階反応器の1〜10段階)供給する。
これらの反応のために好ましい重縮合触媒が、米国特許公報(特許文献1)および米国特許公報(特許文献9)(両方ともその内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されている。それらには、ルイス酸、ブレンステッド酸、スーパー酸、およびそれらの混合物などの均質触媒がある。例には、無機酸、有機スルホン酸、ヘテロポリ酸、およびそれらの金属塩などがある。好ましいものとしては、硫酸、フルオロスルホン酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホン酸、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパンスルホン酸、ビスマストリフレート、イットリウムトリフレート、イッテルビウムトリフレート、ネオジムトリフレート、ランタントリフレート、スカンジウムトリフレートおよびジルコニウムトリフレートがある。ゼオライト、フッ素化アルミナ、酸処理シリカ、酸処理シリカ−アルミナ、ヘテロポリ酸およびジルコニア、チタニア、アルミナおよび/またはシリカ担持ヘテロポリ酸などの不均質触媒もまた、用いることができる。前述の均質触媒が好ましく、硫酸が最も好ましい。
二酸またはジエステルの添加はより速い重合速度論(すなわち、より速い反応時間)につながり、1,3−プロパンジオールだけで行われた同等の重合と比較して同じ反応時間で形成された、より高分子量のポリマー(すなわち、ランダムポリトリメチレンエーテルエステル)をもたらす。
精製(バッチまたは連続式、等)を米国特許公報(特許文献1)および米国特許公報(特許文献9)(両方ともその内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されているような加水分解によって、または他の手段によって行うことができる。本発明のポリトリメチレンエーテルエステルの分子量は、加水分解工程の間に低減されず、本発明のポリトリメチレンエーテルエステルの主鎖の1,3−プロピレン−テレフタレートエステル結合が無損傷のままであることを示す。
ポリエーテルエステル、ポリエーテルグリコールおよび熱可塑性エラストマー中で一般に用いられる通常の添加剤を、1,3−プロパンジオール反応体、ポリトリメチレンエーテルエステル、および熱可塑性エラストマーの他、ポリトリメチレンエーテルエステルから製造された他の生成物中に周知の技術によって混入することができる。かかる添加剤には、艶消剤(例えば、TiO、硫化亜鉛または酸化亜鉛)、着色剤(例えば、染料)、安定剤(例えば、酸化防止剤、紫外線安定剤、熱安定剤、等)、充填剤、難燃剤、顔料、抗微生物剤、帯電防止剤、螢光増白剤、エキステンダー、加工助剤、粘度向上剤、および他の機能性添加剤などがある。具体例として、酸化防止剤は、ポリエーテルが貯蔵中に酸化するのを防ぐ。好ましい酸化防止安定剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンまたはBHTとして一般に周知である2,6ジ−t−ブチル−p−クレゾールであり、ポリマーの重量に対して50〜500マイクログラム/gのレベルで用いられる。最も好ましいレベルは100マイクログラム/gである。
ポリトリメチレンエーテルエステルをポリトリメチレンエーテルグリコールと同様にして使用することができる。
本発明はまた、米国特許公報(特許文献7)、米国特許公報(特許文献8)および米国特許公報(特許文献10)、および米国特許公報(特許文献6)(その内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されているように調製および使用することができる、軟質セグメントとしてのランダムポリトリメチレンエーテルエステルとポリエーテルエステル、ポリアミド、ポリウレタンおよびポリウレタンウレアよりなる群から選択される硬質セグメントポリマーとから調製された熱可塑性エラストマーに関する。
1つの実施態様において、本発明は、ポリトリメチレンエーテルエステル軟質セグメントとアルキレンエステル硬質セグメントとを含むポリエーテルエステルエラストマーに関する。これらはブロックポリマーである。それらは好ましくは、C〜C12アルキレンエステル硬質セグメントを含有する。好ましいものとしては、米国特許公報(特許文献11)に記載されているようなテトラメチレンエステル硬質セグメント、および米国特許公報(特許文献8)(両方ともその内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されているようなトリメチレンエステル硬質セグメントがある。好ましいポリエーテルエステルエラストマー、ならびにそれらの調製および使用は、米国特許公報(特許文献7)および米国特許公報(特許文献8)に記載されているものと基本的に同じである。
ポリエーテルエステルエラストマーは好ましくは、約90〜約60重量%のポリトリメチレンエーテルエステル軟質セグメントおよび約10〜約40重量%のアルキレンエステル硬質セグメントを含む。それらは好ましくは、少なくとも約70重量%、より好ましくは少なくとも約74重量%のポリトリメチレンエーテルエステル軟質セグメント、および好ましくは約85重量%まで、より好ましくは約82重量%までのポリトリメチレンエーテルエステル軟質セグメントを含有する。それらは好ましくは、少なくとも約15重量%、より好ましくは少なくとも約18重量%、および好ましくは約30重量%まで、より好ましくは約26重量%までのアルキレンエステル硬質セグメントを含有する。
硬質セグメントの、軟質セグメントに対するモル比は、好ましくは少なくとも約2.0、より好ましくは少なくとも約2.5、および好ましくは約4.5まで、より好ましくは約4.0までである。
ポリエーテルエステルは好ましくは、(a)ポリトリメチレンエーテルエステル、(b)ジオール、好ましくは1,4−ブタンジオールまたは1,3−プロパンジオール、および(c)ジカルボン酸、エステル、酸塩化物または酸無水物を提供し、反応させることによって調製される。好ましくは、ジカルボン酸、エステル、酸塩化物または酸無水物は、テレフタル酸ジメチル、ビ安息香酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、フタル酸ジメチルおよびナフタル酸ジメチル、テレフタル酸、ビ安息香酸、イソフタル酸、フタル酸およびナフタル酸、およびそれらの混合物よりなる群からより好ましくは選択される芳香族ジカルボン酸またはエステルである。テレフタル酸およびテレフタル酸ジメチルが最も好ましい。
本発明はまた、ポリエーテルエステルから作製されたファイバーに関する。好ましいファイバーには、一成分フィラメント、ステープルファイバー、(少なくとも1つの成分としてポリエーテルエステルを含有する)二成分ファイバーなどの多成分ファイバーがある。ファイバーは、織布、ニットおよび不織布を作製するために用いられる。
すぐれた強度および伸張−回復性質を有する溶融紡糸可能な熱可塑性エラストマーを作製するためにこの発明のポリエーテルエステルを用いることができる。
別の実施態様において、本発明は、米国特許公報(特許文献10)(その内容を参照によって本願明細書に組み入れるものとする)に記載されたポリトリメチレンエーテルエステルアミドに似たポリトリメチレンエーテルエステルアミド、ならびにそれらの製造および使用に関する。これらはブロックポリマーである。それらは、ポリトリメチレンエーテルエステル軟質セグメントおよびポリアミド硬質セグメントを含有する。
ポリアミドセグメントは好ましくは、少なくとも約300、より好ましくは少なくとも約400の平均モル質量を有する。その平均モル質量は好ましくは約5,000まで、より好ましくは約4,000まで、および最も好ましくは約3,000までである。
ポリトリメチレンエーテルエステルアミドは好ましくは、1〜平均約60までのポリアルキレンエーテルエステルアミド反復単位を含む。好ましくはそれは、平均して少なくとも約5、より好ましくは少なくとも約6のポリアルキレンエーテルエステルアミド反復単位となる。好ましくはそれは、平均して約30まで、より好ましくは約25までのポリアルキレンエーテルエステルアミド反復単位となる。
硬質セグメントと称されることもあるポリアミドセグメントの重量パーセントは、好ましくは少なくとも約10%、最も好ましくは少なくとも約15%であり、好ましくは約60%まで、より好ましくは約40%まで、最も好ましくは約30%までである。軟質セグメントと称されることもあるポリトリメチレンエーテルエステルセグメントの重量パーセントは、好ましくは約90%まで、より好ましくは約85%までであり、好ましくは少なくとも約40%、より好ましくは少なくとも約60%、最も好ましくは少なくとも約70%である。
ポリトリメチレンエーテルエステルアミドが、エステル結合によってポリトリメチレンエーテルエステル軟質セグメントに接合されたポリアミド硬質セグメントを含み、エステル結合が形成される条件下でカルボキシル末端ポリアミドまたは二酸無水物、二酸塩化物またはそれらのジエステル酸当量およびポリエーテルエーテルエステルを反応させることによって調製される。好ましくはそれは、カルボキシル末端ポリアミドと少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%、最も好ましくは約85〜100重量%のポリトリメチレンエーテルエステルを含むポリエーテルエステルとを反応させることによって調製される。
1つの好ましい実施態様においてカルボキシル末端ポリアミドが、ラクタム、アミノ酸またはそれらの組み合わせとジカルボン酸との重縮合物である。好ましくは、カルボキシル末端ポリアミドが、C−C14ラクタムとC−C14ジカルボン酸との重縮合物である。より好ましくは、カルボキシル末端ポリアミドが、ラウリルラクタム、カプロラクタムおよびウンデカノラクタム、およびそれらの混合物よりなる群から選択されるラクタムとコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン酸、テレフタル酸、およびイソフタル酸、およびそれらの混合物よりなる群から選択されるジカルボン酸との重縮合物である。あるいは、カルボキシル末端ポリアミドが、アミノ酸とジカルボン酸、好ましくはC−C14アミノ酸と好ましくはC−C14ジカルボン酸との重縮合物である。より好ましくは、カルボキシル末端ポリアミドが、11−アミノ−ウンデカン酸および12−アミノドデカン酸、およびそれらの混合物よりなる群から選択されるアミノ酸とコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン酸、テレフタル酸、およびイソフタル酸、およびそれらの混合物よりなる群から選択されるジカルボン酸との重縮合物である。
別の好ましい実施態様において、カルボキシル末端ポリアミドが、ジカルボン酸とジアミンとの縮合物である。好ましくは、カルボキシル末端ポリアミドが、C−C14アルキルジカルボン酸とC4−14ジアミンとの縮合物である。より好ましくは、ポリアミドが、ナイロン6−6、6−9、6−10、6−12および9−6よりなる群から選択される。
本発明はまた、ポリトリメチレンエーテルエステルアミドを含む造形物品に関する。好ましい造形物品には、ファイバー、ファブリックおよびフィルムなどがある。
ポリウレタンおよびポリウレタンウレアを本発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステルで調製することができる。
少量のテレフタル酸を導入することにより、ポリトリメチレンエーテルエステルが混入される最終生成物の結晶化速度をさらに減少させる手段を提供する。従って、この発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステルで調製された熱可塑性エラストマーは、同等のポリトリメチレンエーテルグリコールで調製された同等の熱可塑性エラストマーよりも、実質的により緩慢な結晶化速度を有し、結果として、軟質セグメントの、より非晶質な特性を有する。例えば、1210のMnを有するポリトリメチレンエーテルグリコールは、35℃において5.75分の半結晶化時間を有するが、テレフタル酸1モル%(2重量%に等しい)を含有する本発明の同等のランダムポリトリメチレンエーテルエステルは、35℃において16.13分の半結晶化時間を有する。ポリトリメチレンエーテルグリコールに対して本発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステルの半結晶化時間はより長く、ポリエーテル鎖の、より緩慢な結晶化をもたらす。このため、本発明のポリトリメチレンエーテルエステルは、ポリトリメチレンエーテルグリコールなどの均質なポリエーテルと比較してより長く非晶質状態にとどまる。これは、本発明のポリトリメチレンエーテルエステルが熱可塑性エラストマー中の軟質セグメントとして用いられる時に当てはまる。非晶質状態により長くとどまるこの傾向は、硬質セグメントおよび軟質セグメントのより十分な相分離をもたらし、そして次に熱可塑性エラストマーのより良い弾性回復性質を提供する。
本発明のポリマーはまた、ポリテトラメチレンエーテルグリコールおよびポリトリメチレンエーテルグリコールなど、同様な周知の高分子ポリエーテルのように他の適用において有用である。例えば、それらは、コーティング、ラミネートおよび接着剤の製造において、パッケージングおよび工業用フィルムの製造において、およびフォームおよびキャストエラストマーの製造において、射出成形、ブロー成形、押出および圧縮成形、および反応性押出による造形物品の製造において出発原料の1つとして用いられてもよい。
以下の実施例は本発明を説明するために提供され、限定的であることを意図しない。全ての部、パーセンテージ等は、特に記載しない限り、重量による。
(試験方法)
(試験方法1 示差走査熱量計(DSC)および結晶化の測定)
融点(T)、結晶化温度(T)、ガラス転移温度(T)、および融解熱(ΔH)を、アメリカ材料試験協会ASTMD−3418(1988)の手順を用い、製造元の指示に従って本願特許出願人のDSC計測器モデル2100(デラウェア州、ウィルミントン(Wilmington,DE)の本願特許出願人から入手可能)を用いて確認した。加熱および冷却速度は毎分10℃であった。各試料を−100℃〜50℃に加熱し、試料を周囲温度に冷却させることによって、結晶化温度の範囲を確認した。得られたDSC走査から、TおよびTの値を確認した。5モル%および10モル%のTPA試料が、非常に低い融解熱が検出されるまで1回より多い加熱および冷却サイクルを必要とし、TPAの含有量が増加する時に結晶化がより難しくなることを示した。これらの多サイクルにおいて、Tが一定のままであり、組成に変化のないことを示した。10モル%より多いTPA含有量についてはっきりしたTmおよびTg(例えば比較例BおよびCにおいて)を検出することができなかった。明白な融解ピークがなかったので、融解熱が比較例BおよびCにおいて測定可能でなかった。
(試験方法2 等温結晶化速度(t1/2))
(非特許文献1)に記載された等温結晶化方法を用いて、パーキン・エルマー(Perkin−Elmer)(コネチカット州、シェルトン(Shelton,CT))DSC−7計測器を用いて製造元の指示に従って結晶化速度を得た。試料(6〜8mg)を50℃/分において25℃〜100℃に別々に加熱し、1分間、上限温度に保持した。次いで試料を−15℃〜−35℃まで200℃/分において急速に冷却し、結晶化が終了するまで30〜75分間、保持した。
全ての実施例において、>99.8%の純度を有する1,3−プロパンジオールの商業銘柄を使用した(本願特許出願人から入手可能)。テレフタル酸および95〜98%の硫酸、ACS試薬銘柄をシグマ・アルドリッチ・ファイン・ケミカルズ(Sigma−Aldrich Fine Chemicals)(カナダ、オンタリオ州、オークヴィル(Oakville,Ontario,Canada))から受け入れたまま使用した。
(実施例1)
1,3−プロパンジオールおよびテレフタル酸のポリトリメチレンエーテルの調製−ポリトリメチレンエーテルエステル生成物の特性決定
窒素入口、機械的撹拌機および蒸留ヘッドを備えた250mLの3首丸底フラスコに、152g(2.0モル)の1,3−プロパンジオールおよび3.32g(0.02モル、ジオールに基づいて1モル)のテレフタル酸(TPA)を入れた。窒素ガスを15分間、0.5L/分において液体中に通気し、次いで98%の硫酸触媒(全モノマーの1重量%)1.55gをジオールおよび酸混合物に添加した。混合物を機械的に撹拌し、および大気圧において窒素ブランケット下で170℃まで加熱した。反応の水を蒸留によって除去し、重合反応の間に連続的に集めた。反応を10時間継続させ、その後、窒素雰囲気を維持しながら反応混合物を冷却した。このように得られた未精製ポリトリメチレンエーテルエステルは、(以下に記載した)NMRによって測定した時に1358の数平均分子量(M)を有した。
上記の手順を用いて得られた未精製ポリトリメチレンエーテルエステルを加水分解によって精製した。等しい容積の水を未精製ポリトリメチレンエーテルエステルに添加し、このように形成された混合物を、水冷式冷却器を有する500mLの丸底フラスコ内で窒素雰囲気下、還流しながら100℃に維持した。1時間後、混合物を冷却し、2相に分離させた。水性相を傾瀉し、ポリエーテル相を集めた。加水分解されたポリトリメチレンエーテルエステルを一晩、真空炉内で60℃で乾燥させた。NMRによって確認したとき、加水分解されたポリトリメチレンエーテルエステルの数平均分子量は加水分解によって変化しなかった。実施例1の組成物および数平均分子量(Mn)を表1に示す。
(実施例2〜4)
1,3−プロパンジオールおよびテレフタル酸のポリトリメチレンエーテルの調製−ポリトリメチレンエーテルエステル生成物の特性決定
実施例2〜4を実施例1の手順によって調製したが、ただし、TPAの量を8.3、16.6、および33.2g(ジオールの全量に基づいて2.5、5、および10モル%).に調節した。実施例2〜4の組成およびMnの値を表1に示す。
(比較例A)
1,3−プロパンジオールの重合−ポリトリメチレンエーテルグリコール生成物の特性決定
比較例Aを実施例1の手順によって調製したが、ただし、TPAを含有しなかった。比較例Aはポリ(トリメチレングリコール)であった。比較例Aの組成およびMnを表1に示す。
(比較例BおよびC)
1,3−プロパンジオールおよびテレフタル酸のポリトリメチレンエーテルの調製−ポリトリメチレンエーテルエステル生成物の特性決定
比較例BおよびCを実施例1の手順によって調製したが、ただし、TPAの量を、ジオールの全量に基づいて15および20モル%に調節した。組成物およびMnの値を表1に示す。
Figure 0004791038
表1は、実施例1〜4および比較例A〜Cの詳細を提供する。表は、ポリエーテルの重合の効率が、TPAの存在下で改良されたことを示す。10時間の一定重合時間において同じ条件下(1%HSO触媒、170℃)での1,3−プロパンジオールの重合において、TPAを添加すると最終ポリマーの分子量をかなり増大させた。特に、TPAを1〜10モル%添加すると、比較例Aと比較して得られたポリマーの12〜98%の増大となった。さらに、(比較例Aのために)ポリトリメチレンエーテルグリコールの精製のために用いた加水分解の手順もまた、分子量を低減することなく、他の実施例の未精製ポリトリメチレンエーテルエステルの精製のために使用された。表1のデータを(上記のように)NMR分光分析の結果と比較するとき、ポリトリメチレンエーテルエステルがモノマー原料組成物と化学量論的に同一であることが示された。例えば実施例3の場合、5モル%のTPAを供給し、5.14モル%が、得られたポリトリメチレンエーテルエステル中に存在することが確認された。
Figure 0004791038
表2のデータは、TPAのパーセンテージを増加させることにより、Tが増加し、結晶化時間が長くなることを示す。
それはまた、実施例1〜4は、比較例AのTm値と似たTm値を有したが、4〜7℃低かったことを示す。比較例1〜4はまた、比較例AのTg(Tg−80℃)と似ている−77〜−64℃のTg値を有した。低いTmおよび低いTg値の両方が熱可塑性エラストマー中の軟質セグメントとして用いられるポリエーテルのために必要とされるので、本発明のポリトリメチレンエーテルエステルが、このような使用によく適している。表2はまた、実施例1〜4が比較例Aの融解熱の値より小さい融解熱の値を有したことを示す。ポリマーの融解熱は、ポリマーの結晶度の大きさの直接の尺度であり、従って3G対照標準におけるよりも前記ポリマーにおける結晶化が少ないことが示される。.融解熱は、比較例BおよびCについて測定可能ではなかった。
Figure 0004791038
結晶化T1/2は、第一次結晶化プロセスの半減時間である。T1/2の値が長くなると、結晶化が遅くなり、相応する系がより非晶質であることを示す。表3のデータは、比較例Aが−30℃の結晶化温度において6.62分のT1/2を有したことを示す。対照的に、実施例1(1モル%TPA)が、同じ温度において15.13分のT1/2を有した。同様に、−35℃において比較例Aが、5.75分のT1/2を有し、実施例1が16.13分のT1/2を有した。本発明のポリトリメチレンエーテルエステルの半結晶化時間のこの増加は、ポリエーテル鎖のより緩慢な結晶化を意味し、このためポリトリメチレンエーテルエステルが、ポリテトラメチレンエーテルグリコールおよび未改質ポリトリメチレンエーテルグリコールなどの他のポリエーテルと比較してより長く非晶質状態にとどまる。従って実施例1のポリトリメチレンエーテルエステルが熱可塑性エラストマー中の軟質セグメントとして用いられるとき、軟質セグメントがより長く非晶質状態にとどまり、硬質および軟質セグメント領域のより良い相分離をもたらす。そして次に、より良い弾性回復性質が最終生成物に生じる。
実施例4の場合、同じ等温結晶化の測定を実施した。この実施例において結晶化は検出されず、すなわち、それは非常に緩慢であるか、または起こらなかった。このように、10%のTPA含有量を有するこの組成物は、全く非晶質であり、従ってポリエーテルグリコール対照標準とは著しく異なっていた。
(実施例5)
(ポリトリメチレンエーテルエステル構造)
本発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステル構造を、プロトン(400MHz)核磁気共鳴(NMR)スペクトルによって確認した。CDCl中2%(w/v)溶液を用いて25℃において本発明のポリトリメチレンエーテルエステルについてNMRスペクトルを得た。ポリオールを特性決定するための一般的なNMR方法は、(非特許文献2)に記載されている。NMRスペクトルを使用して本発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステルの構造を裏づけ、本発明のランダムポリトリメチレンエーテルエステル構造のモル%の組成を推測する。さらに、NMR分析は、TPA単位の分布が不規則であり、TPAの量が約10モル%未満である時にポリマーが配列(テレフタレート)−1,3−プロピレン−(テレフタレート)の有意量を含有しないことを確認した。
プロトンNMRスペクトルにおいて、3.70〜3.82ppm(百万分率)の三重線が−CHOH末端基のアルファ炭素に結合したプロトンに相応する。3.40〜3.68ppmの多重線が、エーテル基−CH−O−CH−に隣接したプロトンに相応する。1.7〜1.9ppmの間のシグナルが、ポリトリメチレンエーテルグリコールにおいて観察したときトリメチレン−CH−CH−−CH−基中の中心−CH−に相応する。ポリトリメチレンエーテルグリコールと対照的に、8.1ppmの一重線が、−pC−中の芳香族プロトンに相応し、4.4の三重線が、エステル(−CH−O−CO−)の各側部に結合したアルファCHプロトンに相応する。2ppmの多重線が、エステル部分(−CH−CH−O−CO−)に結合したベータ−CH2に相応する。
選択されたピークおよびピークの群の積分領域を測定し、以下を確認するために用いた。
(1)TPAのモル濃度。実施例3のポリマーについて見出された値が5.12%であり、本発明のポリトリメチレンエーテルエステルの合成のための反応に供給されたTPA(10%)の重量に一致して、10.54%の重量パーセンテージに相応する。(この同じ手順を用いて実施例1−4および比較例BおよびC.のポリマーのモル濃度を測定した)、
(2)実施例1−4および比較例A、BおよびCのポリトリメチレンエーテルエステルの分子量、および
(3)配列(テレフタレート)−1,3−プロピレン−(テレフタレート)の存在しないこと。この配列は、10%モル%より多いTPAを含有する比較用のポリトリメチレンエーテルエステル中には存在し、4.5および2.2ppmの三重線を特徴とする。これらの2つの三重線は、低TPA含有量を有する本発明(実施例1−4)または比較例Aのポリトリメチレンエーテルエステルに存在していない。例えば、比較例C(20モル%TPA)のNMRスペクトルは、4.5および2.2ppmの三重線のシグナルを示した。これらのシグナルは、ポリマー中の(テレフタレート)−1,3−プロピレン−(テレフタレート)ブロック配列構造の特性である。特に2.2ppmのシグナルは、この配列のベータ炭素に結合したプロトンに相応する。比較例Cにおいて、約8モル%のTPA単位がブロック配列中にあり、残りが不規則に分散されたことが推測された。
最後に、本発明の未精製ランダムポリトリメチレンエーテルエステルの加水分解後、1400〜800cm−1のNMRおよび減衰全反射フーリエ変換赤外線(FTIR)スペクトルが、本発明のポリトリメチレンエーテルエステル中の1,3−プロピレン−テレフタレート配列のエステル結合が無損傷のままであることを示した。硫黄の誘導結合プラズマ原子発光分光分析法((非特許文献3)を参照のこと)による分析は、加水分解工程がサルフェート基を約96%以上除去することを示した。
本発明の実施態様の前述の開示内容は、具体例および説明のために提供された。それは完全であるかまたは開示された正確な形に本発明を限定することを意図するものではない。本明細書に記載された実施態様の多くの変型および改良が、開示内容から当業者には明らかであろう。
本出願は、特許請求の範囲に記載の発明を含め、以下の発明を包含する。
(1) 1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸またはジエステルとの重縮合によって調製されることを特徴とするランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(2) 約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸で調製されることを特徴とする(1)に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(3) 約90〜約99.9モル%の前記1,3−プロパンジオール反応体と、約10〜約0.1モル%の前記脂肪族または芳香族二酸とから調製されることを特徴とする(2)に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(4) 約95〜99.5モル%の前記1,3−プロパンジオール反応体と、約5〜約0.5モル%の前記脂肪族または芳香族二酸とから調製されることを特徴とする(1)に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(5) 約80〜約99.9モル%の前記1,3−プロパンジオール反応体と、前記約10〜約0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸と、1,3−プロパンジオール反応体以外の約10モル%までのジオール反応体とから調製されることを特徴とする(2)に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(6) 前記1,3−プロパンジオール反応体が、1,3−プロパンジオール、および2〜9の重合度を有する1,3−プロパンジオールのオリゴマーおよびプレポリマー、およびそれらの混合物よりなる群から選択されることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(7) 前記1,3−プロパンジオール反応体が1,3−プロパンジオールであることを特徴とする(6)に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(8) 前記1,3−プロパンジオール反応体が、4〜9の重合度を有する1,3−プロパンジオールのプレポリマーおよびそれらの混合物よりなる群から選択されることを特徴とする(6)に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(9) 前記脂肪族または芳香族二酸またはジエステルが、テレフタル酸、ビ安息香酸、イソフタル酸およびナフタル酸、テレフタル酸ジメチル、ビ安息香酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、ナフタル酸ジメチルおよびフタル酸ジメチル、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択されることを特徴とする(1)〜(8)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(10) 前記脂肪族または芳香族二酸がテレフタル酸であることを特徴とする(1)〜(9)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(11) (a)(1)1,3−プロパンジオール反応体、(2)脂肪族または芳香族酸またはエステル、および(3)重縮合触媒を提供する工程と、
(b)前記1,3−プロパンジオール反応体を重縮合してランダムポリトリメチレンエーテルエステルを形成する工程と
を含む方法によって調製されることを特徴とする(1)に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
(12) (1)〜(11)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステルと、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタンおよびポリウレタンウレアよりなる群から選択されるポリマーとから調製されることを特徴とする熱可塑性エラストマー。
(13) (1)〜(11)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステルからの軟質セグメントと、アルキレンエステル硬質セグメントとを含むことを特徴とするポリエーテルエステルエラストマー。
(14) (1)〜(11)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステルからの軟質セグメントと、テトラメチレンエステル硬質セグメントとを含むことを特徴とするポリエーテルエステルエラストマー。
(15) (1)〜(11)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステルからの軟質セグメントと、トリメチレンエステル硬質セグメントとを含むことを特徴とするポリエーテルエステルエラストマー。
(16) (1)〜(11)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステルからの軟質セグメントと、ポリアミド硬質セグメントとを含むことを特徴とするポリトリメチレンエーテルエステルアミド。
(17) (a)(1)〜(11)のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステルと、(b)ジイソシアネートと、(c)ジオールまたはジアミン鎖延長剤とから調製されることを特徴とするポリウレタンまたはポリウレタンウレアエラストマー。

Claims (4)

  1. 80〜99.9モル%の1,3−プロパンジオール反応体と、
    10〜0.1モル%の脂肪族または芳香族二酸と、
    1,3−プロパンジオール反応体以外の10モル%までの、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロ−1,5−ペンタンジオール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10−ヘキサデカフルオロ−1,12−ドデカンジオール、1,4−シクロへキサンジオール、1,4−シクロへキサンジメタノール、イソソルビド、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、および、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオールよるなる群から選択される化合物
    とから調製されることを特徴とするランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
  2. 前記1,3−プロパンジオール反応体が、1,3−プロパンジオール、および2〜9の重合度を有する1,3−プロパンジオールのオリゴマーおよびプレポリマー、およびそれらの混合物よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
  3. 前記脂肪族または芳香族二酸が、テレフタル酸、ビ安息香酸、イソフタル酸およびナフタル酸、テレフタル酸ジメチル、ビ安息香酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、ナフタル酸ジメチルおよびフタル酸ジメチル、およびそれらの組み合わせよりなる群から選択されることを特徴とする請求項1または2に記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
  4. 前記脂肪族または芳香族二酸がテレフタル酸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のランダムポリトリメチレンエーテルエステル。
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