JP4790664B2 - ロータリ式2段圧縮機及び空気調和機 - Google Patents

ロータリ式2段圧縮機及び空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、圧縮機構部に低段圧縮要素及び高段圧縮要素を有するロータリ式2段圧縮機に関する。
ロータリ式2段圧縮機としては、特許文献1,2のようなものが知られている。また、ロータリ式多段圧縮機における圧縮要素の吐出形状の最適化について開示するものとして、特許文献2が知られている。特許文献2は、ロータリ式多段圧縮機において、圧縮要素の吐出形状を最適化することにより、圧縮機効率を向上させる技術が開示されている。低段吐出口径φD1,高段吐出口径φD2としたとき、φD2<φD1とすれば、低段圧縮要素の圧力損失を低減し、且つ、高段圧縮要素の死容積を低減し、体積効率を向上することが開示されている。
特開昭60−128990号公報 特開2002−98081号公報
しかしながら、この特許文献2に関しては、ロータリ式多段圧縮機を、高効率サイクルであるインジェクションサイクルで用いる場合、低段圧縮要素吐出ガスの方が高段圧縮要素吐出ガスよりも流量が増加するため、高段圧縮要素の圧力損失を増加させるという問題点がある。また、それを防止するためには、低段シリンダと高段シリンダの機械加工形状をそれぞれ変更する必要があるため、加工工程の変更が発生し、段取時間の増加や加工不良が発生するという問題点がある。
本発明の目的は、圧縮機効率を向上したロータリ式2段圧縮機を提供することにある。
また本発明の他の目的は、ロータリ式2段圧縮機を備えた空気調和機において、サイクル効率を向上した空気調和機を提供することにある。
上記本発明の目的は、
冷媒を、第一の圧縮要素である低段圧縮要素で圧縮し、第二の圧縮要素である高段圧縮要素で圧縮するロータリ式2段圧縮機であって、
前記低段圧縮要素から低段吐出口を介して吐出される冷媒の量を規制する低段リテーナと、
前記高段圧縮要素から高段吐出口を介して吐出される冷媒の量を規制する高段リテーナと、を有し、
前記低段吐出口の形状と前記高段吐出口の形状とは同一であり、
前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、
H1>H2
としたことにより達成される。
また、上記本発明の目的は、
ロータリ式2段圧縮機の低段圧縮要素と高段圧縮要素との間に冷媒を戻すインジェクション流路を備えた空気調和機に用いられるロータリ式2段圧縮機であって、
前記低段圧縮要素から低段吐出口を介して吐出される冷媒の量を規制する低段リテーナと、
前記高段圧縮要素から高段吐出口を介して吐出される冷媒の量を規制する高段リテーナと、を有し、
前記低段吐出口の形状と前記高段吐出口の形状とは同一であり、
前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、
H1<H2
としたことにより達成される。
また、上記本発明の目的は、
圧縮機と、第一の熱交換器と、第一の膨張機構と、気液分離器と、第二の膨張機構と、第二の熱交換器とを備え、これらを順次連結すると共に、前記第二の熱交換器から前記圧縮機に連結して構成した冷凍サイクルを有する空気調和機において、
前記圧縮機は、
冷媒を、第一の圧縮要素である低段圧縮要素で圧縮し、第二の圧縮要素である高段圧縮要素で圧縮するロータリ式2段圧縮機であって、
前記低段圧縮要素から低段吐出口を介して吐出される冷媒の量を規制する低段リテーナと、
前記高段圧縮要素から高段吐出口を介して吐出される冷媒の量を規制する高段リテーナと、を有し、
前記気液分離器と、前記低段圧縮要素と前記高段圧縮要素との間とを連結した流路であって、前記気液分離器から前記高段圧縮要素に気体状態の冷媒を送ることができるインジェクション流路と、を有し、
前記低段吐出口の形状と前記高段吐出口の形状とは同一であり、
前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、
H1<H2
としたことにより達成される。
本発明によれば、ロータリ式2段圧縮機の圧縮機効率を向上することができる。
また、空気調和機のサイクル効率を向上することができる。
本発明の第1実施形態のロータリ式2段圧縮機を図1〜図5を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。図1は本発明の一実施形態を示すロータリ式2段圧縮機の縦断面図、図2は本発明の一実施形態を示すロータリ式2段圧縮機の構成図、図3は図1のX−X矢視断面図、図4は図3のA−A矢視断面図、図5は図1のY−Y矢視断面図、図6は図5のB−B矢視断面図である。
圧縮機1は、底部21と蓋部12と胴部22とからなる密閉容器13を備える。密閉容器13内の上部には、ステータ7とロータ8とを有する電動機14が設けられている。ステータ7の外周は密閉容器13に固定され、ロータ8は、クランク軸2の上部外周に固着され、ステータ7内に回転可能に配置されている。ステータ7に通電されることにより、ロータ8が回転され、これに伴ってクランク軸2が駆動されて回転される。密閉容器13内の下部には、低段圧縮要素20a及び高段圧縮要素20bを備える圧縮機構部が設けられている。低段圧縮要素20a及び高段圧縮要素20bはクランク軸2で駆動され、作動流体であるガス冷媒を圧縮する。
電動機14に連結されたクランク軸2は、低段偏心部5aと高段偏心部5bを備えており、主軸受9と副軸受19aに軸支されている。主軸受9は高段偏心部5bの上側に設置され、副軸受19aは低段偏心部5aの下側に設置されている。
各圧縮要素20aと20bは、図1,図2のように構成されている。低段圧縮要素20aは、低段シリンダ10aと、低段シリンダ10a内に配置され且つ低段偏心部5aで回転駆動される低段ローラ11aと、低段シリンダ10aと高段シリンダ10bとの間に挟持された仕切り板15と、低段シリンダ10aの反仕切り板側に配置された低段端板19bと、低段ローラ11aの外周から半径方向に延びて低段シリンダ10aのベーン溝内に摺動自在に嵌合された低段ベーン18aとで構成される低段圧縮室23aを有している。
低段シリンダ10aの中央には円形状のシリンダ室が形成され、シリンダ室を形成する内周面における低段ベーン18aに近接する部分には低段吸込み通路25a及び低段吐出ポート42aが形成されている。この低段吸込み通路25aと低段吐出ポート42aは低段ベーン18aの両側に配置されている。低段シリンダ10aの両側部分の外周が密閉容器の内周と一致するように形成されている。低段シリンダ10aのシリンダ室の中心はクランク軸2の回転中心2aと一致している。
仕切り板15は低段圧縮要素20aと高段圧縮要素20bとに共用されている。
低段ベーン18aは、低段ローラ11aと別体で平板状に形成され、低段偏心部5aの回転に合わせて偏心回動する低段ローラ11aの外周面に常時当接しながら進退運動するように、背面からコイルバネのような付勢力付与手段により付与力が与えられ、低段圧縮室23aを圧縮空間と吸込み空間に分割する。
中間容器19を構成する副軸受19a,低段端板19b及び外壁部19cは、同一部材で形成されている。中間容器19で形成される凹状空間の下面開口をカバー35で塞ぐことにより中間吐出空間33が構成されている。なお、本実施形態は低段端板19bを締結要素であるボルト36で固定されているが、胴部22に溶接で固定されても構わない。
低段端板19bには低段圧縮室23aの低段吐出ポート42aに連通される低段吐出口26aが形成され、低段吐出口26aの吐出側には所定の中間圧力Pmで開く低段吐出弁28aが設置されている。低段圧縮室23aで圧縮されたガス冷媒は、低段吐出ポート42aから低段吐出口26aを経て、低段吐出弁28aを通り、中間吐出空間33内に吐出される。低段吐出弁28aは、図4に示すように、低段端板19bに低段リテーナ43aに挟まれて、低段リベット44aまたはボルト(図示せず)等により締結されており、低段吐出弁28aの可動範囲は、低段リテーナ43aの低段リフト量H1により抑制される。
なお、低段リフト量H1は、低段吐出弁28aから低段吐出口26aの中心線が低段リテーナ43aに当たるまでの距離である(後述の高段リフト量H2についても同様である)。
高段圧縮要素20bは、高段シリンダ10bと、高段シリンダ10b内に配置され且つ高段偏心部5bで回転駆動される高段ローラ11bと、仕切り板15と、高段シリンダ10bの反仕切り板側に配置された高段端板9aと、高段ローラ11bの外周から半径方向に延びて高段シリンダ10bのベーン溝内に摺動自在に嵌合された高段ベーン18bとで構成される高段圧縮室23bを有している。
高段シリンダ10bの中央には円形状のシリンダ室が形成され、シリンダ室を形成する内周面における高段ベーン18bに近接する部分には高段吐出ポート42bが形成されると共に、離れた部分に高段吸込み通路25bが形成されている。この高段吸込み通路25bと高段吐出ポート42bは高段ベーン18bの両側に配置されている。高段シリンダ10bの両側部分の外周が密閉容器の内周面と一致するように形成されている。高段シリンダ10bのシリンダ室の中心はクランク軸2の回転中心2aと一致している。低段シリンダ10aのシリンダ室と高段シリンダ10bのシリンダ室とは、径方向の寸法が同一で、高さ方向(軸方向)の寸法が異なっている。低段シリンダ10aのシリンダ室の高さ寸法が高段シリンダ10bのシリンダ室の高さ寸法より大きくなっている。
高段端板9aは主軸受9と一体に形成されている。高段端板9a及び主軸受9は同一部材で構成されている。高段端板9aは、胴部22の内壁に溶接によって固定されて、主軸受9を支持している。低段端板19bは、副軸受19aに支持されている。
高段ベーン18bは、高段ローラ11bと別体で平板状に形成され、高段偏心部5bの回転に合わせて偏心回動する高段ローラ11bの外周面に常時当接しながら進退運動するように背面からコイルバネのような付勢力付与手段により付与力が与えられ、高段圧縮室23bを圧縮空間と吸込み空間に分割する。
高段端板9aには高段圧縮室23bの高段吐出ポート42bに連通される高段吐出口26bが形成されている。この高段吐出口26bの形状は低段吐出口26aと同一である。つまり、断面積と長さが同じである。高段吐出口26bの吐出側には所定の吐出圧力Pdで開く高段吐出弁28bが設置されている。高段吐出弁28bは、図6に示すように、高段端板9aに高段リテーナ43bに挟まれて、高段リベット44bまたはボルト(図示せず)等により締結されており、高段吐出弁28bの可動範囲は、高段リテーナ43bの高段リフト量H2により抑制される。
高段圧縮室23bで圧縮されたガス冷媒は、高段リテーナ43bから高段吐出口26bを経て高段吐出弁28bを通り、密閉容器13内に吐出される。高段端板9aの両側部分の外周が密閉容器の内周と一致するように形成されて固着されている。
カバー35,低段端板19b,低段シリンダ10a,仕切り板15,高段シリンダ10b及び高段端板9aは、下からこの順に積層して配置されると共に、低段シリンダ10aのベーン溝と高段シリンダ10bのベーン溝との平面角度位置(クランク軸2の回転方向の角度位置)を同一とした状態で、カバー35の下方からボルト36を通して一体に締結されている。
圧縮要素20a,20bは、各偏心部5が偏心回転することでローラ11a,11bを駆動する。図1,図2に示すように低段偏心部5aと高段偏心部5bは位相が180°異なり、圧縮要素20a,20bの圧縮工程の位相差は180°である。すなわち2つの圧縮要素の圧縮工程は逆位相となっている。
次に、圧縮機の圧縮動作に関して図1及び図2を参照しながら説明する。図1及び図2における矢印はガス冷媒の流れを示す。
配管31を通って供給される低圧Psのガス冷媒は、配管31と接続する低段吸込み通路25aより低段圧縮室23a内に吸入され、低段ローラ11aが偏心回転することにより中間圧Pmまで圧縮される。低段圧縮室23a内の圧力が中間圧力Pmになると低段吐出弁28aが開口し、中間圧Pmとなったガス冷媒が低段吐出口26aと連通する中間吐出空間33に吐出される。
この中間吐出空間33は、中間容器19とカバー35により密閉容器13内の密閉空間29と隔離された空間であり、その内部圧力は基本的には中間圧Pmとなる。低段吐出口26aから吐出された中間圧力Pmのガス冷媒は、中間吐出空間33に吐出された後、中間流路30を通って高段圧縮要素20bの高段圧縮室23bと連通する高段吸込み通路25bに至る。中間流路30は、中間吐出空間33からの排出口26cと高段吸込み通路25bを連通する流路である。
次に、中間流路30を通過して高段吸込み通路25bより高段圧縮要素20b内に吸入された中間圧Pmのガス冷媒は、高段ローラ11bが公転することにより高圧Pdまで圧縮される。
高段圧縮室23b内に吸入された中間圧Pmのガス冷媒は、高段ローラ11bが公転することにより所定の高圧Pdまで圧縮される。高段圧縮室23b内の圧力が高圧Pdになると高段吐出弁28bが開口し、ガス冷媒が高段吐出口26bから密閉容器13の内部空間である密閉空間29に吐出される。この密閉空間29に吐出されたガス冷媒は、電動機14の隙間を通過して吐出管27より吐出される。
このように2つの圧縮要素20で、段階的に順次圧縮する2段圧縮機1によれば、各圧縮要素20の圧力比(Pm/Ps)もしくは(Pd/Pm)は、1段階で圧縮する単段の圧縮機の圧力比(Pd/Ps)よりも小さくなる。したがって圧力比に依存する冷媒の再膨張損失や、冷媒の漏れ損失を低減でき、圧縮機効率を向上することができる。
図3から図6を用いて、吐出弁とリテーナの構造を説明する。
低段吐出弁28aは低段端板19bに低段リテーナ43aに挟まれて、低段リベット44aまたはボルト等により締結されており、低段吐出弁の可動範囲は低段リテーナ43aの低段リフト量H1により決定する。
一般的にはガス流量に対し、この低段リフト量H1が小さい場合ガス吐出時の流路抵抗が増加し、圧力損失を発生させ、低段リフト量H1が大きい場合ガス吐出後の弁閉じ遅れにより、洩れ損失が発生する。このように、ガス流量に応じて吐出弁リフト量の最適値が異なる。
低段リフト量H1が大きいか小さいかは以下のように判断される。円柱を途中で切断したような図形Vを図8に示す。これは低段吐出口26aを仮想的に延長し、低段吐出口26aの中心線と低段リテーナ43aとの交点で切断したものである。上部はそのように規定されるが、下部は低段吐出弁28aで規定される。この図形Vの側面積をS1、低段吐出口26aの断面積(流れに直角)をS2としたとき、S1=S2であれば流路抵抗が変化しないと考え、S1>S2であれば流路抵抗が減少、S1<S2であれば流路抵抗が増加したと考える。従って、低段リテーナ43aは、低段圧縮要素から低段吐出口を介して吐き出される冷媒の量を規制する役割を担っている。
なお、高段についても以上と同様である。
本圧縮機1は一般の空気調和機等に用いられるものである。高段圧縮要素20bより吐出するガスと低段圧縮要素20aより吐出するガスは、密度の差により流量が異なる。すなわち、低段圧縮要素20aの吐出ガスの方が高段圧縮要素20bの吐出ガスよりも流量が多い。図2のように圧縮機の途中に冷媒の流入,流出が無い場合にはそうなる。
このように、ロータリ式2段圧縮機においては、高段圧縮要素20bと低段圧縮要素20aから吐出されるガス流量が異なることから、前記低段リテーナ43aのリフト量をH1、前記高段リテーナ43bのリフト量H2としたとき、H1>H2とした。
以上の構成により、本実施形態の圧縮機は、ガス吐出時の圧力損失及び洩れ損失を低減することができる。
次に、この圧縮機を空気調和機に適用した場合について図7を用いて説明する。図7は本発明の一実施形態を示す冷凍サイクルの構成図である。低段と高段との間にインジェクションを行っている。
本実施形態のロータリ式2段圧縮機1から吐出された高圧Pdの冷媒ガスは、凝縮器3で凝縮した後、第一の膨張機構4で膨張し、中間圧Pmまで圧力が減圧される。この減圧された冷媒ガスは、気液分離器6でガス冷媒と液冷媒に分離される。分離された液冷媒は、気液分離器6の下流にある第2の膨張機構4でさらに低圧Psまで減圧された後、蒸発器16で蒸発してガス冷媒となる。低圧Psのガス冷媒は配管31,低段吸込み通路25aより低段圧縮要素20a内に吸入され、低段偏心部5aに嵌め合わされた低段ローラ11aが公転することにより中間圧Pmまで圧縮され、中間流路30へ吐出される。
この中間流路30のガス冷媒は、気液分離器6と中間流路30とが連通したインジェクション流路17から導かれる中間圧Pmのガス冷媒と混合する。その後高段吸込み通路25bより高段圧縮要素20b内に吸入された中間圧Pmのガス冷媒は、高段偏心部5bに嵌め合わされた高段ローラ11bが公転することにより高圧力Pdまで圧縮されて、吐出管27より吐出される。
このようなインジェクションサイクルは、蒸発器16において伝熱性能の低いガス冷媒を中間流路30へバイパスするため、低段圧縮要素20aへの余分な循環流量を減少して圧縮仕事を低減し、冷凍サイクルの成績係数COPを向上する。またインジェクション流路17の途中に、インジェクション流路17を開閉する二方弁34を設け、二方弁34を開くとインジェクションサイクルとなり、二方弁34を閉じると図2に示した通常の冷凍サイクルとなる切り替え可能な構成としても良い。また二方弁34の代わりに、流量を調整できる膨張弁としてもよい。
本実施形態を適用していない一般的な空気調和機の冷凍サイクルにおいては、第一の実施形態で説明した通り低段圧縮要素20aの吐出ガスの方が高段圧縮要素20bの吐出ガスよりも流量が多い。しかし、図7に示したガスインジェクションサイクルでは、中間流路30にインジェクション流路17から冷媒が流入することにより高段圧縮要素20bにおいて冷媒が増加される状態となる。そのため高段圧縮要素20bから吐出するガス流量が増大する。すなわちガスインジェクションサイクルは、理想的にはサイクル効率が向上するものの、高段圧縮要素20bにおけるガス吐出時の圧力損失及び、バルブ閉じ遅れによる洩れ損失が発生しやすい。従って、本実施形態のロータリ式2段圧縮機は、前記低段リテーナ43aのリフト量をH1、前記高段リテーナ43bのリフト量H2としたとき、H1<H2として、流量調整を行う。
かかるガスインジェクションサイクルにおいて、本実施形態のロータリ式2段圧縮機1を用いると、H1<H2としたことから、高段圧縮要素20bのガス流量増加に伴う圧力損失及び洩れ損失を低減できる。その効果は通常の冷凍サイクルよりも、ガスインジェクションサイクルの方が顕著である。したがって本実施形態の冷凍サイクルはより理想に近いガスインジェクションサイクルを実現し、冷凍サイクルのサイクル効率を向上することができる。
従来のように吐出口径で流量の調整を行おうとすると、吐出口径を大きくした方は、死容積が増大し、圧縮機効率が悪くなってしまう。しかし以上によれば、低段リテーナのリフト量をH1、と高段リテーナのリフト量H2としたとき、インジェクションの有無に応じて、「H1>H2」の圧縮機を製造し、または、「H1<H2」の圧縮機を製造することで、ガス吐出時の圧力損失低減、及び、弁閉じ遅れ改善による洩れ損失を低減し、圧縮機効率を向上したロータリ式2段圧縮機を提供することができる。
従来は、低段シリンダと高段シリンダの機械加工形状をそれぞれ変更する必要があった。つまり、加工工程の変更が発生し、段取時間が増加し、加工不良が発生する虞があったが、本実施例のようにすれば、用途に応じて製品組立時に部品を変更するのみで対応可能であり、容易でタイムリーな生産管理が可能となる。
本発明の一実施形態を示すロータリ式2段圧縮機の縦断面図。 本発明の一実施形態を示すロータリ式2段圧縮機の構成図。 図1のX−X矢視断面図。 図3のA−A矢視断面図。 図1のY−Y矢視断面図。 図5のB−B矢視断面図。 本発明の一実施形態を示す冷凍サイクルの構成図。 流路抵抗を説明するための図。
符号の説明
1 圧縮機
2 クランク軸
2a 回転中心
3 凝縮器
4 膨張機構
5 偏芯部
5a 低段偏心部
5b 高段偏心部
6 気液分離器
9 主軸受
9a 高段端板
10a 低段シリンダ
10b 高段シリンダ
11a 低段ローラ
11b 高段ローラ
13 密閉容器
14 電動機
15 仕切り板
16 蒸発器
17 インジェクション流路
18a 低段ベーン
18b 高段ベーン
19 中間容器
19a 副軸受
19b 低段端板
19c 外壁部
20a 低段圧縮要素
20b 高段圧縮要素
23a 低段圧縮室
23b 高段圧縮室
25a 低段吸込み通路
25b 高段吸込み通路
26a 低段吐出口
26b 高段吐出口
26c 排出口
27 吐出管
28a 低段吐出弁
28b 高段吐出弁
30 中間流路
31 配管
33 中間吐出空間
34 二方弁
35 カバー
36 ボルト
42a 低段吐出ポート
42b 高段吐出ポート
43a 低段リテーナ
43b 高段リテーナ
44a 低段リベット
44b 高段リベット

Claims (6)

  1. 冷媒を、第一の圧縮要素である低段圧縮要素で圧縮し、第二の圧縮要素である高段圧縮要素で圧縮するロータリ式2段圧縮機であって、
    前記低段圧縮要素から低段吐出口を介して吐き出される冷媒の量を規制する低段リテーナと、
    前記高段圧縮要素から高段吐出口を介して吐き出される冷媒の量を規制する高段リテーナと、を有し、
    前記低段吐出口の形状と前記高段吐出口の形状とは同一であり、
    前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、
    H1>H2
    としたことを特徴とするロータリ式2段圧縮機。
  2. ロータリ式2段圧縮機の低段圧縮要素と高段圧縮要素との間に冷媒を戻すインジェクション流路を備えた空気調和機に用いられるロータリ式2段圧縮機であって、
    前記低段圧縮要素から低段吐出口を介して吐き出される冷媒の量を規制する低段リテーナと、
    前記高段圧縮要素から高段吐出口を介して吐き出される冷媒の量を規制する高段リテーナと、を有し、
    前記低段吐出口の形状と前記高段吐出口の形状とは同一であり、
    前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、
    H1<H2
    としたことを特徴とするロータリ式2段圧縮機。
  3. 密閉容器内に、電動機と、この電動機により駆動されるクランク軸と、このクランク軸により駆動され且つ低段圧縮要素及び高段圧縮要素を備える圧縮機構部とを収納し、
    前記クランク軸は、低段偏心部と高段偏心部とを有し、
    前記低段圧縮要素は、低段シリンダと、前記低段シリンダ内に配置され且つ前記低段偏心部で回転駆動される低段ローラと、前記低段シリンダと高段シリンダとの間に挟持された仕切り板と、前記低段シリンダの反仕切り板側に配置され、低段吐出弁と低段リテーナを設けた低段端板と、前記低段ローラの外周に当接して前記低段シリンダのベーン溝内に摺動自在に嵌合された低段ベーンとで構成される低段圧縮室を形成し、
    前記高段圧縮要素は、前記高段シリンダと、前記高段シリンダ内に配置され且つ前記高段偏心部で回転駆動される高段ローラと、前記仕切り板と、前記高段シリンダの反仕切り板側に配置され、高段吐出弁と高段リテーナを設けた高段端板と、前記高段ローラの外周に当接して前記高段シリンダのベーン溝内に摺動自在に嵌合された高段ベーンと、で構成される高段圧縮室を形成した、ロータリ式2段圧縮機であって、
    前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、H1≠H2としたことを特徴とするロータリ式2段圧縮機。
  4. 請求項3に記載のロータリ式2段圧縮機において、前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、H1>H2としたことを特徴とするロータリ式2段圧縮機。
  5. 圧縮機と、第一の熱交換器と、第一の膨張機構と、気液分離器と、第二の膨張機構と、第二の熱交換器とを備え、これらを順次連結すると共に、前記第二の熱交換器から前記圧縮機に連結して構成した冷凍サイクルを有する空気調和機において、
    前記圧縮機は、
    冷媒を、第一の圧縮要素である低段圧縮要素で圧縮し、第二の圧縮要素である高段圧縮要素で圧縮するロータリ式2段圧縮機であって、
    前記低段圧縮要素から低段吐出口を介して吐き出される冷媒の量を規制する低段リテーナと、
    前記高段圧縮要素から高段吐出口を介して吐き出される冷媒の量を規制する高段リテーナと、を有し、
    前記気液分離器と、前記低段圧縮要素と前記高段圧縮要素との間とを連結した流路であって、前記気液分離器から前記高段圧縮要素に気体状態の冷媒を送ることができるインジェクション流路と、を有し、
    前記低段吐出口の形状と前記高段吐出口の形状とは同一であり、
    前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、
    H1<H2
    としたことを特徴とする空気調和機。
  6. ロータリ式圧縮機と、このロータリ式圧縮機から吐出された高圧のガス冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された液冷媒を中間圧まで膨張する第一の膨張機構と、膨張された中間圧の冷媒を低圧まで膨張する第二の膨張機構と、冷媒を蒸発させる蒸発器とを順次接続する空気調和機において、前記ロータリ式圧縮機は、密閉容器内に、電動機と、この電動機により駆動されるクランク軸と、このクランク軸により駆動され且つ低段圧縮要素と高段圧縮要素を備えた圧縮機構部とを収納し、
    前記クランク軸は、低段偏心部と高段偏心部とを有し、
    前記低段圧縮要素は、低段シリンダと、前記低段シリンダ内に配置され且つ前記低段偏心部で回転駆動される低段ローラと、前記低段シリンダと高段シリンダとの間に挟持された仕切り板と、前記低段シリンダの反仕切り板側に配置され、低段吐出弁と低段リテーナを設けた低段端板と、前記低段ローラの外周に当接して前記低段シリンダのベーン溝内に摺動自在に嵌合された低段ベーンと、で構成される低段圧縮室を形成し、
    前記高段圧縮要素は、前記高段シリンダと、前記高段シリンダ内に配置され且つ前記高段偏心部で回転駆動される高段ローラと、前記仕切り板と、前記高段シリンダの反仕切り板側に配置され、高段吐出弁と高段リテーナを設けた高段端板と、前記高段ローラの外周に当接して前記高段シリンダのベーン溝内に摺動自在に嵌合された高段ベーンと、で構成される高段圧縮室を形成し、
    前記低段圧縮要素と前記高段圧縮要素の間に中間流路を備えた、ロータリ式2段圧縮機であって、
    前記低段リテーナのリフト量をH1、前記高段リテーナのリフト量H2としたとき、H1<H2とすると共に、
    前記第一の膨張機構の下流に冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離する気液分離器と、前記気液分離器と前記中間流路とを連通するインジェクション流路とを備えた空気調和機。
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