JP4788256B2 - 多層基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、多層基板の製造方法に関する。
多層基板の製造方法として、従来、例えば特許文献1に記載されているように、基板間にプリプレグ(接着剤)を介在させた積層体を密封室に収容し、この密封室内を真空吸引する方法が知られている。真空吸引は、積層体の接着剤に含まれる空気や接着剤の揮発成分から成る気泡を脱泡する目的で行われる。
特開昭57−118698号公報
積層体内の接着剤は、露出部分を殆ど有さない。そのため、上述した方法では、真空吸引を行っても接着剤から気泡を十分に脱泡することができない。その結果、接着剤が硬化する際にボイドが形成されてしまう。ボイドが形成されると、基板間に接着不良が発生するという問題が生じてしまう。基板間に接着不良があると、例えば、基板に複数の機能素子が形成されている場合には、機能素子毎に切断して複数のチップを得た際に、かかるチップの歩留まりが悪くなってしまう。
そこで、本発明は、接着不良が少ない多層基板の製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る多層基板の製造方法は、第1基板及び第2基板を用意する基板用意工程と、大気圧とされた雰囲気圧力下で、第1基板の一方の主面上に接着剤を付着させる接着剤付着工程と、第1基板に接着剤を付着させた後、雰囲気圧力を大気圧より低い第1気圧まで減圧する減圧工程と、雰囲気圧力を第1気圧まで減圧した後、雰囲気圧力を第1気圧よりも高く且つ大気圧よりも低い第2気圧まで昇圧する第1昇圧工程と、雰囲気圧力を第2気圧まで昇圧した後、第2基板の一方の主面と第1基板の一方の主面とを接着剤を介して接着する接着工程と、第1基板と第2基板とを接着した後、第2気圧とされた雰囲気圧力を大気圧まで昇圧する第2昇圧工程と、雰囲気圧力を大気圧まで昇圧した後、接着剤を硬化させる接着剤硬化工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の多層基板の製造方法では、大気圧とされた雰囲気圧力下で第1基板の主面上に接着剤を付着させた後、第1基板と第2基板とを接着する前に、雰囲気圧力を大気圧より低い第1気圧まで減圧する。よって、接着剤を十分に露出させた状態で減圧することとなるため、接着剤内に含まれる気泡を効率的に脱泡することができる。減圧後、雰囲気圧力を第1気圧よりも高く且つ大気圧よりも低い第2気圧まで昇圧する。第1気圧から第2気圧に昇圧すると、ボイル・シャルルの法則に従って、接着剤内部に残存する気泡の体積が減少する。体積が減少した気泡は接着剤表面に浮き上がり、外に放散される。よって、第2基板を接着する前に、接着剤内部から気泡を十分に取り除いておくことができる。第2気圧に昇圧してから第1基板と第2基板とを接着剤を介して接着し、接着後に雰囲気圧力を大気圧まで昇圧する。これにより、基板接着の際に空気が接着剤内に混ざり込んだ場合であっても、混ざり込んだ空気の気泡は、ボイル・シャルルの法則に従って、その体積が減少する。体積が減少した気泡は、接着剤の露出面から外に放散される。このようにして減圧と2度の昇圧とによって接着剤から確実に気泡を取り除いた後に、かかる接着剤を硬化させるので、ボイドの形成を十分に抑制することができる。したがって、本発明にかかる多層基板の製造方法によれば、接着不良が少ない多層基板を得ることができる。
また、基板用意工程では、用意した第1基板及び第2基板をチャンバ内に収容し、減圧工程では、第1基板に接着剤を付着させた後、チャンバを密閉して当該チャンバ内の気圧を第1気圧とすることにより、雰囲気圧力を第1気圧とし、第1昇圧工程では、密閉したチャンバ内の気圧を第2気圧とすることにより、雰囲気圧力を第2気圧とし、第2昇圧工程では、密閉したチャンバ内の気圧を大気圧とすることにより、雰囲気圧力を大気圧とすることが好ましい。この場合、減圧工程以降の処理は、密閉したチャンバ内で実施されるため、雰囲気圧力の調整が容易となる。
また、基板用意工程では、用意した第1基板をチャンバ内に設けられたホルダに載置すると共に、用意した第2基板をチャンバ内に設けられた移動自在な支持手段に支持させ、接着工程では、支持手段に支持された第2基板がホルダに載置された第1基板に近づく方向に移動して当該第1基板と接着するように、支持手段を移動させることが好ましい。この場合、位置が固定された第1基板に第2基板を接着することとなるので、接着を安定した状態で行うことができる。
また、接着剤付着工程は、第1基板及び当該第1基板に付着した接着剤を加熱することが好ましい。このように第1基板及び接着剤を加熱することにより、第1基板に付着させた接着剤の粘度を十分に低下させることができる。その結果、接着剤からの気泡の脱泡がより容易となる。
また、接着剤付着工程は、第1基板の一方の主面の中央部分に接着剤を付着させることが好ましい。この場合、第1基板と第2基板とを接着したときに、接着剤は中央から外側に向かって略放射状に広がっていくこととなる。従って、例えば第1基板の不特定箇所に接着剤を付着させた場合と比べて、接着剤同士が広がっていく際に空気を巻き込む、ということが少なくなる。よって、接着剤への空気の混ざり込みをより確実に抑制することができる。
本発明によれば、基板間の接着不良が発生しにくい多層基板の製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る多層基板の製造方法によって製造される多層基板1の構成について説明する。図1は、多層基板1の分解斜視図である。
多層基板1は、第1フェライト基板(第1基板)2と第2フェライト基板(第2基板)4とを、接着層3を介して接着したものである。第1フェライト基板2は、フェライトウエハ7と、磁性層9とを有している。フェライトウエハ7は6インチウエハであって、焼結フェライト、複合フェライト(粉状のフェライトを含有した樹脂)等を含んでいる。フェライトウエハ7の一方の主面7a側には、複数の機能素子8が形成されている。
フェライトウエハ7の一方の主面7a上には、磁性層9が積層されている。この磁性層9は、エポキシ樹脂及びフェライト粉末を含む樹脂組成物を主面7aに塗布した後、硬化させることによって形成される。なお、樹脂組成物に含まれる樹脂は、エポキシ樹脂ではなく、フェノール樹脂やエポキシフェノール樹脂等であってもよい。
接着層3は、エポキシ樹脂を主成分とする接着剤を硬化させることによって形成される。第2フェライト基板4は、焼結フェライトや複合フェライト等を含む基板であって、6インチ以上の大きさを有している。
続いて、図2〜図5を参照して、上述した多層基板1の製造方法を説明する。図2は、本実施形態に係る多層基板の製造方法を説明するためのフロー図である。図3及び図4は、本実施形態に係る多層基板の製造方法を概略的に示す模式図である。図5は、本実施形態に係る多層基板の製造方法における、チャンバ内の気圧の変化を示すグラフである。
まず、第1フェライト基板2及び第2フェライト基板4を用意する(図2、ステップS100)。用意する第1フェライト基板2は、上述したように、複数の機能素子8が形成されたフェライトウエハ7に磁性層9を積層したものである。第2フェライト基板4は、焼結フェライト、複合フェライト等を含む基板である。
次に、用意した第1フェライト基板2及び第2フェライト基板4をチャンバ10内に収容して配置する(図2、ステップS101)。ここで、チャンバ10について説明する。チャンバ10は、図3(a)に示されるように、蓋部11と、底部13とを備えている。蓋部11は、底部13から遠ざかる方向及び底部13に近づく方向、すなわち矢印A方向及び矢印B方向、に移動自在となっている。底部13上には、第2フェライト基板4を支持するための一対の受けピン(支持手段)18が設けられている。各受けピン18は、矢印A方向及び矢印B方向に移動自在となっている。各受けピン18は切欠部18aを有しており、この切欠部18aによって第2フェライト基板4の端部が支持されることとなる。一対の受けピン18の間には、第1フェライト基板2を載置するためのホルダ15が配設されている。ホルダ15には、ヒータ(図示せず)が設けられている。ホルダ15と対向するように、上定盤部20が設けられている。この上定盤部20は、矢印A方向及び矢印B方向に移動自在となっている。
上述したチャンバ10の蓋部11を矢印A方向に移動させて、チャンバ10を大気に開放する。そして、用意した第1フェライト基板2を、主面2aが上となるように、上述したチャンバ10のホルダ15に載置する。第2フェライト基板4の端部を一対の受けピン18の切欠部18aに引っ掛けて、第2フェライト基板4を一対の受けピン18に支持させる。
次に、第1フェライト基板2の一方の主面2a上に、接着層3となる接着剤5を付着させる(図2、ステップS102)。接着剤5は、エポキシ樹脂を主成分とするものである。接着剤5の付着位置は、第1フェライト基板2の主面2aの中央部分とする。チャンバ10は大気に開放されているため、接着剤5の付着は、大気圧とされた雰囲気圧力下で行われることとなる。
第1フェライト基板2に付着した接着剤5は、ホルダ15のヒータによって第1フェライト基板2と共に加熱される(ステップS103)。このようにヒータで加熱することにより、第1フェライト基板2に付着した接着剤5の粘度を下げることができる。
次に、雰囲気圧力を大気圧より低い第1気圧まで減圧する。すなわち、チャンバ10内の気圧を第1気圧まで減圧する(ステップS104)。チャンバ10内の気圧を減圧するにあたっては、図3(b)に示されるように、チャンバ10の上定盤部20及び蓋部11を矢印B方向に移動させる。矢印B方向に移動した上定盤部20は、第2フェライト基板4及び一対の受けピン18の上面18bに当接することとなる。同じく矢印B方向に移動した蓋部11は、その縁部11aが底部13に当接する。これにより、チャンバ10は密閉されることとなる。密閉空間となったチャンバ10内を真空ポンプ(図示せず)で真空吸引して、図5に示されるように、チャンバ10内の気圧を大気圧P1より低い第1気圧P2に減圧する。ここで、第1気圧P2は、例えば50Paといった値である。この減圧により、接着剤5内に存在する空気の気泡、及び接着剤5の揮発成分の気泡が脱泡されることとなる。特に、比較的沸点の低い接着剤5の揮発成分の気泡は、この工程により殆どが脱泡される。チャンバ10内の気圧が第1気圧P2である状態は、所定時間T1の間維持される。ここで、所定時間T1は、例えば30分といった長さである。第1気圧P2の状態を所定時間維持することにより、接着剤5内の気泡をより多く脱泡することが可能となる。
次に、雰囲気圧力を第2気圧まで昇圧する。より具体的には、図5に示されるように、チャンバ10内の気圧を第1気圧P2から第2気圧P3まで昇圧する。(図2、ステップS105)。第2気圧P3は、第1気圧P2よりも高く且つ大気圧P1よりも低い気圧であり、例えば100Paといった値である。チャンバ10内の気圧を第2気圧P3まで昇圧すると、ボイル・シャルルの法則により、接着剤5に残存する気泡の体積が減少する。体積が減少した気泡は、接着剤5の表面まで浮上し、外に放散される。チャンバ10内の気圧が第2気圧P3である状態は、所定時間T2の間維持される。ここで、所定時間T2は、例えば30分といった長さである。第2気圧P3の状態を所定時間維持することにより、接着剤5内に残存する気泡をより多く脱泡することが可能となる。
次に、第1フェライト基板2の一方の主面2aと、第2フェライト基板4の一方の主面とを接着する(図2、ステップS106)。第1フェライト基板2と第2フェライト基板4とを接着するにあたっては、図4(a)に示されるように、一対の受けピン18を矢印B方向に移動させる。受けピン18の移動に伴い、受けピン18に当接していた上定盤部20と、受けピン18に支持されていた第2フェライト基板4とが、第1フェライト基板2の一方の主面2aに近づく方向、すなわち矢印B方向に移動する。そして、第2フェライト基板4の第1フェライト基板2と対向する主面、すなわち第2フェライト基板4の一方の主面4aが、接着剤5を介して第1フェライト基板2に接着される。また、上定盤部20が第2フェライト基板4を押圧するため、第1フェライト基板2の中央部分に付着していた接着剤5が第2フェライト基板4と第1フェライト基板2との間に広がる。接着剤5は、中央部分から第1フェライト基板2及び第2フェライト基板4の縁部に向かって、略放射状に広がっていくこととなる。略放射状に広がる場合には、広がる途中で接着剤5同士が混ざり合うことが少ない。従って、接着剤5が広がる際に空気を巻き込む、ということが少なくなる。
次に、雰囲気圧力を大気圧まで昇圧する。より具体的には、図5に示されるように、チャンバ10内の気圧を第2気圧P3から大気圧P1まで昇圧する。(ステップS107)。チャンバ10内の気圧を大気圧P1まで昇圧すると、第2フェライト基板4を接着した際に接着剤5内に混ざりこんだ空気の気泡は、ボイル・シャルルの法則に基づき、その体積が減少することとなる。体積が減少した気泡は、接着剤5の露出面5aから外に放散される。
雰囲気圧力を大気圧まで昇圧した後、接着剤5を硬化させる(図2、ステップS108)。硬化した接着剤5は、接着層3となる。接着剤5を硬化させた後、図4(b)に示されるように、チャンバ10の蓋部11及び上定盤部20を矢印A方向に移動させる。そして、チャンバ10内から製造された多層基板1を取り出す。
このように、本実施形態に係る多層基板の製造方法では、チャンバ10に第1フェライト基板2及び第2フェライト基板4を収容し、第1フェライト基板2上に接着剤5を付着させた後、チャンバ10内の気圧を大気圧から第1気圧P2まで減圧する。この場合、第2フェライト基板4の接着前に減圧を行うこととなるため、十分に露出した接着剤5から気泡を効率的に脱泡することができる。
減圧後、チャンバ10内の気圧を第1気圧P2よりも高く且つ大気圧P1よりも低い第2気圧P3に昇圧する。これにより、ボイル・シャルルの法則に従って、接着剤5内部に残存する気泡の体積を減少させることができる。体積が減少した気泡は接着剤5の表面に浮き上がり、外に放散される。そのため、第2フェライト基板4を接着する前に、接着剤5に含まれる気泡を十分に取り除くことができる。
第2気圧P3に昇圧してから、第1フェライト基板2と第2フェライト基板4とを接着剤5を介して接着させ、接着後にチャンバ10内の気圧を大気圧P1まで昇圧する。これにより、接着の際に空気が接着剤5内に混ざり込んだ場合であっても、ボイル・シャルルの法則に従って、混ざり込んだ空気の気泡の体積を減少させることができる。体積が減少した気泡は、接着剤5の露出面5aから外に放散される。このように、減圧と2度の昇圧とによって接着剤5から気泡を確実に取り除いた後、かかる接着剤5を硬化させるので、接着層3におけるボイドの形成を十分に抑制することができる。したがって、接着不良が少ない多層基板1を得ることができる。この多層基板1を、第1フェライト基板2上に形成された機能素子毎に切断して複数のチップを得た場合には、かかるチップの歩留まりを向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る多層基板の製造方法では、第2フェライト基板4が、第1フェライト基板2に近づく方向、すなわち矢印B方向に移動して第1フェライト基板2と接着するように、第2フェライト基板4を支持する一対の受けピン18を移動させる。このとき、第1フェライト基板2はホルダ15上に載置されているので、位置が固定された第1フェライト基板2に第2フェライト基板4を接着することとなる。したがって、接着を安定した状態で行うことができる。
また、本実施形態に係る多層基板の製造方法では、密閉可能なチャンバ10を用いるので、製造する際の雰囲気圧力を容易に調整することができる。更に、第1フェライト基板2及び接着剤5を、ホルダ15に設けられたヒータにより加熱するので、第1フェライト基板2に付着させた接着剤5の粘度を十分に低下させることができる。その結果、接着剤5からの気泡の脱泡がより容易となる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1フェライト基板2、第2フェライト基板4、及び接着剤5に用いられる材料は、上述したものに限られない。また、基板はフェライト基板に限られず、基板の枚数は2枚に限られない。
本実施形態に係る多層基板の製造方法が適用される多層基板の分解斜視図である。 本実施形態に係る多層基板の製造方法を説明するためのフロー図である。 本実施形態に係る多層基板の製造方法を概略的に示す模式図である。 本実施形態に係る多層基板の製造方法を概略的に示す模式図である。 本実施形態に係る多層基板の製造方法における、チャンバ内の気圧の変化を示すグラフである。
符号の説明
1・・・多層基板、2・・・第1フェライト基板、2a・・・主面、3・・・接着層、4・・・第2フェライト基板、4a・・・主面、5・・・接着剤、10・・・チャンバ。

Claims (5)

  1. 第1基板及び第2基板を用意する基板用意工程と、
    大気圧とされた雰囲気圧力下で、前記第1基板の一方の主面上に接着剤を付着させる接着剤付着工程と、
    前記第1基板に前記接着剤を付着させた後、前記雰囲気圧力を大気圧より低い第1気圧まで減圧する減圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第1気圧まで減圧した後、前記雰囲気圧力を前記第1気圧よりも高く且つ大気圧よりも低い第2気圧まで昇圧する第1昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第2気圧まで昇圧した後、前記第2基板の一方の主面と前記第1基板の一方の主面とを前記接着剤を介して接着する接着工程と、
    前記第1基板と前記第2基板とを接着した後、前記第2気圧とされた前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧する第2昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧した後、前記接着剤を硬化させる接着剤硬化工程と、を含み、
    前記基板用意工程では、用意した前記第1基板及び前記第2基板をチャンバ内に収容し、
    前記減圧工程では、前記第1基板に前記接着剤を付着させた後、前記チャンバを密閉して当該チャンバ内の気圧を前記第1気圧とすることにより、前記雰囲気圧力を前記第1気圧とし、
    前記第1昇圧工程では、密閉した前記チャンバ内の気圧を前記第2気圧とすることにより、前記雰囲気圧力を前記第2気圧とし、
    前記第2昇圧工程では、密閉した前記チャンバ内の気圧を大気圧とすることにより、前記雰囲気圧力を大気圧とすることを特徴とする多層基板の製造方法。
  2. 前記基板用意工程では、用意した前記第1基板を前記チャンバ内に設けられたホルダに載置すると共に、用意した前記第2基板を前記チャンバ内に設けられた移動自在な支持手段に支持させ、
    前記接着工程では、前記支持手段に支持された前記第2基板が前記ホルダに載置された前記第1基板に近づく方向に移動して当該第1基板と接着するように、前記支持手段を移動させることを特徴とする請求項に記載の多層基板の製造方法。
  3. 第1基板及び第2基板を用意する基板用意工程と、
    大気圧とされた雰囲気圧力下で、前記第1基板の一方の主面上に接着剤を付着させる接着剤付着工程と、
    前記第1基板に前記接着剤を付着させた後、前記雰囲気圧力を大気圧より低い第1気圧まで減圧する減圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第1気圧まで減圧した後、前記雰囲気圧力を前記第1気圧よりも高く且つ大気圧よりも低い第2気圧まで昇圧する第1昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第2気圧まで昇圧した後、前記第2基板の一方の主面と前記第1基板の一方の主面とを前記接着剤を介して接着する接着工程と、
    前記第1基板と前記第2基板とを接着した後、前記第2気圧とされた前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧する第2昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧した後、前記接着剤を硬化させる接着剤硬化工程と、を含み、
    前記接着剤付着工程では、前記第1基板及び当該第1基板に付着した前記接着剤を加熱することを特徴とする多層基板の製造方法。
  4. 第1基板及び第2基板を用意する基板用意工程と、
    大気圧とされた雰囲気圧力下で、前記第1基板の一方の主面上に接着剤を付着させる接着剤付着工程と、
    前記第1基板に前記接着剤を付着させた後、前記雰囲気圧力を大気圧より低い第1気圧まで減圧する減圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第1気圧まで減圧した後、前記雰囲気圧力を前記第1気圧よりも高く且つ大気圧よりも低い第2気圧まで昇圧する第1昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第2気圧まで昇圧した後、前記第2基板の一方の主面と前記第1基板の一方の主面とを前記接着剤を介して接着する接着工程と、
    前記第1基板と前記第2基板とを接着した後、前記第2気圧とされた前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧する第2昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧した後、前記接着剤を硬化させる接着剤硬化工程と、を含み、
    前記接着剤付着工程では、前記第1基板の一方の主面の中央部分に前記接着剤を付着させることを特徴とする多層基板の製造方法。
  5. 第1基板及び第2基板を用意する基板用意工程と、
    大気圧とされた雰囲気圧力下で、前記第1基板の一方の主面上に接着剤を付着させる接着剤付着工程と、
    前記第1基板に前記接着剤を付着させた後、前記雰囲気圧力を大気圧より低い第1気圧まで減圧する減圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第1気圧まで減圧した後、前記雰囲気圧力を前記第1気圧よりも高く且つ大気圧よりも低い第2気圧まで昇圧し、前記第2気圧である状態を所定時間維持する第1昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を前記第2気圧まで昇圧した後、前記第2基板の一方の主面と前記第1基板の一方の主面とを前記接着剤を介して接着する接着工程と、
    前記第1基板と前記第2基板とを接着した後、前記第2気圧とされた前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧する第2昇圧工程と、
    前記雰囲気圧力を大気圧まで昇圧した後、前記接着剤を硬化させる接着剤硬化工程と、を含むことを特徴とする多層基板の製造方法。
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