JP4788062B2 - フッ素原子で置換されたジヒドロピラン誘導体 - Google Patents

フッ素原子で置換されたジヒドロピラン誘導体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規液晶性化合物および液晶組成物に関する。さらに、詳しくは、2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイル部位を持つ新規な液晶性化合物、該化合物を含有する液晶組成物および該液晶組成物を用いて構成された液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶性化合物(本明細書において、「液晶性化合物」という用語は、液晶相を示す化合物および液晶相は示さないが液晶組成物の構成成分として有用である化合物の総称として用いられる)を用いた液晶表示素子は、コンピューター用モニター、テレビジョン等に広く活用されている。
【0003】
消費電力の低減のために、駆動電圧が小さい液晶組成物が求められている。駆動電圧〔しきい値電圧Vth(しきい電圧値の大小により、駆動電圧の大小を表すのが一般的である)〕は、下式のごとく、誘電率異方性(Δε)値と弾性定数(K)の関数である(M. F. Leslie, Mol. Cryst. Liq. Cryst., 1970, 12, 57)。
【0004】
【式1】
Figure 0004788062
(式中、ε0は真空の誘電率を示す)
【0005】
すなわち、駆動電圧を小さくするためには、1)Δε値を大きくするか、2)Kを小さくすることで達成される。一般的に、Kを調整することは困難とされ、駆動電圧の低電圧化には、主として、Δε値を大きくする方策がとられている。
【0006】
液晶表示素子の、解決されるべき最大の問題点は、狭い視野角度である。近年、その改善を目的に、インプレイン・スイッチング表示素子(IPS)が1995年に、垂直配向(VA)セルを活用した試みが1997年に提案された。(液晶討論会 2A07, 1995、 ASIA DISPLAY '95, 557, 1995、 ASIA DISPLAY '95, 1995、SID97 DIGEST、 1997, 845)。いずれの方式も、負のΔε値と、小さな光学異方性(Δn)値を示す液晶性化合物および液晶組成物を活用することを特徴とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記した要求特性に鑑み、負のΔε値と小さなΔn値とを併せ持つ液晶性化合物、これを含有する液晶組成物、該液晶組成物を用いて構成された液晶表示素子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題の解決のために鋭意研究した。その結果、2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイル部位を持つ化合物が、負のΔε値と小さなΔn値を示し、他の液晶化合物との相溶性に優れ、大きな比抵抗値、大きな電圧保持率を有し、化学的に安定であることを見出し、この知見に基づき本発明を完成した。
【0009】
すなわち、本発明は(1)〜(13)で構成される。
(1)下記一般式(1)で表される液晶化合物。
【0010】
【化6】
Figure 0004788062
【0011】
(式中、A1、A2、A3、A4のいずれかは、上記、式(2)で示される2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイルを示し、残りはハロゲン原子で置換されてもよいトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、シクロヘキセン−1,4−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリダジン−3,6−ジイル、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイルもしくは1,4−フェニレンを示し; Ra、Rbは独立して炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐のアルキル基を示し、任意の−CH2−は、−O−、−S−、−CH=CH−(トランス)もしくは−C≡C−で置換されてもよいが、−O−は連続できず、水素原子はハロゲン原子に置換されてもよく; Z1、Z2、Z3は独立して単結合、−CH2CH2−、−(CH24−、−COO−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CF=CF−(トランス)もしくは−CH=CH−(トランス)を示し; m、nは独立して0もしくは1を示す)。
【0012】
(2)Ra、Rbが炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐のアルキル基、アルコキシ基またはアルケニル基である前記第1項記載の液晶性化合物。
【0013】
(3)Ra、Rbが炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐のアルキル基、アルコキシ基またはアルケニル基であり、Z1、Z2、Z3が独立して単結合、−CH2CH2−,−(CH24−、−CF2O−もしくは−OCF2−のいずれかである前記第1項記載の液晶性化合物。
【0014】
(4)前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0015】
(5)第一成分として、前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、下記、一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0016】
【化7】
Figure 0004788062
【0017】
(式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく; X1はフッ素原子、塩素原子、−OCF3、−OCF2H、−CF3、−CF2H、−CFH2、−OCF2CF2Hもしくは−OCF2CFHCF3 を示し; L1およびL2は独立して水素原子もしくはフッ素原子を示し; Z4、Z5は独立して−(CH2) 2−、−(CH2) 4−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−(トランス)もしくは単結合を示し; A、Bは独立してトランス−シクロヘキシサン−1,4−ジイル、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイルもしくはフッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンを示し、Cはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルもしくはフッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンを示す)。
【0018】
(6)第一成分として、前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、下記、一般式(6)、(7)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0019】
【化8】
Figure 0004788062
【0020】
(式中、R2、R3は独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく; X2は、−CNもしくは−C≡C−CNを示し; Dはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、1,4−フェニレン、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイルもしくはピリミジン−2,5−ジイルを示し; Eはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、フッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンもしくはピリミジン−2,5−ジイルを示し; Fはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルもしくは1,4−フェニレンを示し; Z6は、−(CH2) 2−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−もしくは単結合を示し; L3、L4、L5は独立して水素原子もしくはフッ素原子を示し; b、c、dは独立して0もしくは1を示す)。
【0021】
(7)第一成分として、前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、下記、一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0022】
【化9】
Figure 0004788062
【0023】
(式中、R4、R5は独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく; G、Iは独立して、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルもしくは1,4−フェニレンを示し; L6、L7は独立して水素原子もしくはフッ素原子を示すが、同時に水素原子であることはなく; Z7、Z8は独立して−(CH2) 2−、−COO−もしくは単結合を示す。)。
【0024】
(8)第一成分として、前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、前記第5項記載の、一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、下記、一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0025】
【化10】
Figure 0004788062
【0026】
(式中、R6、R7は独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−基は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく;J、K、Mは独立して、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイルもしくはフッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンを示し; Z9、Z10は独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH2) 2−、−CH=CH−(トランス)もしくは単結合を示す)。
【0027】
(9)第一成分として、前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、前記第7項記載の一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、前記第8項記載の一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0028】
(10)第一成分として、前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、前記第5項記載の一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、前記第7項記載の一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0029】
(11)第一成分として、前記第1項〜第3項のいずれか1項記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、前記第5項記載の一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、前記第6項記載の一般式(6)、(7)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第四成分として、前記第7項記載の一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
【0030】
(12)前記第1項〜第4項のいずれか1項記載の液晶組成物に、1種類以上の光学活性化合物が添加された液晶組成物。
【0031】
(13)前記第4項〜第12項のいずれか1項記載の液晶組成物を用いて構成された液晶表示素子。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の一般式(1)中、A1、A2、A3、A4のいずれかは、2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイルを示す。 残りはハロゲン原子で置換されてもよいトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、シクロヘキセン−1,4−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリダジン−3,6−ジイル、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイルもしくは1,4−フェニレンであるが、特に小さなΔn値を示す液晶性化合物が要求されるときには、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、シクロヘキセン−1,4−ジイルもしくはトランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイルのみで構成することが好ましい。
【0033】
a、Rbは、好ましくは、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、アルケニルオキシ基もしくはアルキニルオキシ基であるが、これらの基はハロゲン原子で置換された基でもよい。ハロゲン原子は、好ましくは、フッ素原子もしくは塩素原子であり、置換位置はω位が好適であるが、特に好ましくは、炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐のアルキル基、アルコキシ基またはアルケニル基である。
【0034】
1、Z2、Z3は単結合、−CH2CH2−,−(CH24−、−COO−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CF=CF−(トランス)もしくは−CH=CH−(トランス)のいずれかを示すが、特に、小さな粘度を示す液晶性化合物が要求される場合、単結合、−CH2CH2−、−CH2O−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CF=CF−(トランス)もしくは−CH=CH−(トランス)が好ましく、更に好ましくは、Z1、Z2、Z3は単結合、−CH2CH2−,−(CH24−、−CF2O−もしくは−OCF2−で、かつ、Ra、Rbが、炭素数1〜20の直鎖もしくは分岐のアルキル基、アルコキシ基またはアルケニル基であるときである。
【0035】
本発明の液晶性化合物は、公知の合成化学的手法を適時用いて製造できる。公知手法は、Organic Synthesis、Organic Reactions、Houben-Weyl;Methoden der Organische Chemie 等を参照し知ることができる。本発明の液晶性化合物は、2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイル部位をその構造中に持つことを特徴とし、該部位の構築が本発明の液晶性化合物の製造において、最も重要である。次に、本発明の液晶性化合物の代表的な製造方法を示す。
【0036】
【化11】
Figure 0004788062
【0037】
(式中、MGは、液晶性化合物の構成要素として一般的に用いられる、有機化合物残基(メソジェニック・グループ)を表す)。
【0038】
すなわち、Organic Synthesis 1989, 65, 26 の方法に従い、アルデヒド誘導体(14)とビニルケトン類(15)とから1,4−ジオン類(16)を製造する。該1,4−ジオン類(16)に、アルカリ性の条件下、ジブロモジフルオロメタンを作用させることで、化合物(17)が製造できる。
【0039】
該化合物(17)を環化し、2,2−ジフルオロ−3−ヨード−3,4−ジヒドロピラン誘導体化合物(18)を製造する。該化合物(18)を、還元的に脱ハロゲン化し、液晶性化合物(1)が製造できる。
【0040】
本発明の液晶性化合物は、負のΔε値と小さなΔn値を示すので、IPS方式、VA方式用の液晶組成物の構成成分として、好適に使用できる。本発明の液晶性化合物は、液晶表示素子が通常使用される条件下で、安定である。また、低温においても、他の液晶性化合物と互いに容易に溶解しあう。
【0041】
本発明の液晶性化合物は、IPS、VA方式に用いられることを主眼とするが、その他の種類の方式、すなわち、TN、STN、TFT方式にも好適に活用できる。この際、本発明の液晶性化合物は、正のΔε値を持つ液晶組成物の構成要素としても使用できる。
【0042】
本発明の液晶組成物は、前記、一般式(1)で表される液晶性化合物のみでも構成できるが、第二成分として、前記、一般式(3)、(4)、(5)、(6)、(7)で表される化合物群から選ばれる1種類以上の化合物を混合してもよい。更に、しきい電圧値、ネマチック相温度範囲、Δn値、Δε値、粘度を最適化する目的で、前記、一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物群から選ばれる1種類以上の化合物を、第三成分として、混合し構成することもできる。
【0043】
本発明の液晶組成物に使用される液晶性化合物は、構成元素が対応する同位体元素に置換されていてもよく、物理的特性に差異がない。
【0044】
前記、一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物の好適例として、(3−1)〜(3−9)、(4−1)〜(4−97)、(5−1)〜(5−33)をあげることができる。
【0045】
【化12】
Figure 0004788062
【0046】
【化13】
Figure 0004788062
【0047】
【化14】
Figure 0004788062
【0048】
【化15】
Figure 0004788062
【0049】
【化16】
Figure 0004788062
【0050】
【化17】
Figure 0004788062
【0051】
【化18】
Figure 0004788062
【0052】
【化19】
Figure 0004788062
【0053】
【化20】
Figure 0004788062
【0054】
【化21】
Figure 0004788062
【0055】
【化22】
Figure 0004788062
【0056】
【化23】
Figure 0004788062
【0057】
【化24】
Figure 0004788062
【0058】
【化25】
Figure 0004788062
【0059】
【化26】
Figure 0004788062
【0060】
【化27】
Figure 0004788062
【0061】
【化28】
Figure 0004788062
【0062】
(式中、R1、X1は、前記、段落番号0017の記載と同じ意味を表す。)。
【0063】
前記、一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物は、正のΔε値を持ち、熱的安定性や化学的安定性が非常に優れており、特に大きな電圧保持率、大きな比抵抗値が要求される、TFT用の液晶組成物を調製する場合に、不可欠である。
【0064】
TFT用液晶組成物を調製する際、化合物(3)、(4)、(5)の使用量は、液晶組成物の全重量に対して1〜99重量%の範囲が適当であり、好ましくは10〜97重量%、より好ましくは40〜95重量%である。加えて、前記、一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物を、粘度最適化の目的で、添加してもよい。
【0065】
前記、一般式(6)、(7)で表される化合物の好適例として、(6−1)〜(6−58)、(7−1)〜(7−3)をあげることができる。
【0066】
【化29】
Figure 0004788062
【0067】
【化30】
Figure 0004788062
【0068】
【化31】
Figure 0004788062
【0069】
【化32】
Figure 0004788062
【0070】
【化33】
Figure 0004788062
【0071】
【化34】
Figure 0004788062
【0072】
【化35】
Figure 0004788062
【0073】
【化36】
Figure 0004788062
Figure 0004788062
【0074】
(式中、R2,R3およびX2は前記、段落番号0020の記載と同じ意味を表す。)。
【0075】
前記、一般式(6)、(7)で表される化合物は、非常に大きな正のΔε値を有し、STN、TN用の液晶組成物の構成要素として好適に使用できる。該一般式(6)、(7)で表される化合物を使用することで、液晶組成物のしきい電圧値を減少せしめることができる。また、粘度、Δn値、ネマチック相温度範囲をも最適化できる。加えて、しきい特性の急峻化も実現できる。STN、TN用の液晶組成物を調製する際、該一般式(6)、(7)で表される化合物は、0.1〜99.9重量%の範囲で使用できるが、好ましくは10〜97重量%、より好ましくは40〜95重量%である。また、しきい電圧値、ネマチック相温度範囲、Δn値、Δε値、粘度を最適化する目的で、後述の第三成分をも併用できる。
【0076】
特に、負のΔε値を持つ液晶組成物を調製する際、前記一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選ばれる化合物(以下第二C成分)が好適に使用できる。該一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物の好適例として、(8−1)〜(8−3)、(9−1)〜(9−5)、(10−1)〜(10−3)があげられる。
【0077】
【化37】
Figure 0004788062
【0078】
(式中、R4、R5は前記、段落番号0023の記載と同じ意味を表す)。
【0079】
前記、一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物は、負のΔε値を持つ。一般式(8)で表される化合物は2環化合物であり、しきい電圧値、粘度、Δn値の最適化のために使用できる。一般式(9)で表される化合物は、透明点を上げてネマチック相温度範囲を広げる目的、しきい電圧値を小さくする目的、Δn値を大きくする目的に使用できる。
【0080】
該一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物は、特に大きな負のΔε値を必要とする液晶組成物に使用される。使用量を増加することでしきい電圧値を小さくできる一方、粘度が大きくなる。従って、しきい電圧値が要求値を満足する範囲で、可能な限り少量を使用することが好ましい。しかし、Δε値の絶対値が5以下であり、40重量%より少なくなると電圧駆動ができなくなる場合がある。化合物(8)、(9)、(10)の使用量は、40重量%以上が好ましいが、50〜95重量%が好適である。また、弾性定数値としきい特性の急峻性を最適化する目的で、該一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物を、正のΔε値を示す液晶組成物に混合して使用することも可能である。この際、該一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物の使用量は、30重量%以下が好ましい。
【0081】
前記、一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物の好適例として、(11−1)〜(11−11)、(12−1)〜(12−18)、(13−1)〜(13−6)を挙げることができる。
【0082】
【化38】
Figure 0004788062
【0083】
【化39】
Figure 0004788062
【0084】
【化40】
Figure 0004788062
【0085】
【化41】
Figure 0004788062
【0086】
(式中、R6およびR7は前記、段落番号0026の記載と同じ意味を表す。)。
【0087】
該一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物は、Δε値が非常に小さい。一般式(11)で表される化合物は、主として粘度、Δn値の最適化の目的で使用される。また、一般式(12)、(13)で表される化合物は、透明点を上げてネマチック相温度範囲を拡大する目的、または、Δn値の最適化の目的に使用される。
【0088】
該一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物の使用量を増加することで、液晶組成物のしきい電圧値は大きく、粘度は小さくなる。従って、液晶組成物のしきい電圧値が要求を満足している範囲内で、可能な限り多量に使用することが望ましい。TFT用の液晶組成物を調製する際、該一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物の使用量は、好ましくは40重量%以下、より好ましくは35重量%以下である。
【0089】
本発明の液晶組成物は、公知の方法、例えば全ての成分を高温度下で相互に溶解させる方法等により調製できる。また、適当な添加物を加えることで、改良がなされ、最適化される。このような添加物は当該業者に知られており、文献などに記載されている。通常、液晶表示素子中で、液晶化合物のらせん構造を誘起し、必要なねじれ角を調整し、逆ねじれを防ぐ効果を発現せしめるために、光学活性化合物が添加される。この目的のために使用できる光学活性化合物を次に例示する。
【0090】
【化42】
Figure 0004788062
【0091】
本発明の液晶組成物は、通常、光学活性化合物を添加し、ねじれのピッチが最適化される。ねじれのピッチはTFT用、TN用の液晶組成物であれば40〜200μmが好ましい。STN用の液晶組成物には6〜20μmに調整するのが好ましい。また、双安定TNモード用の場合には、1.5〜4μmが好ましい。また、ピッチの温度依存性を最適化する目的で、2種以上の光学活性化合物を併用してもよい。
【0092】
メロシアニン系、スチリル系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン系、アントラキノン系、テトラジン系二色性色素を添加することで、G−H型の液晶組成物を調製することもできる。
【0093】
本発明の液晶組成物は、ネマチック液晶をマイクロカプセル化して作製したNCAPや、液晶中に三次元網目状高分子を形成して作製したポリマー分散型液晶表示素子(PDLCD)、例えばポリマーネットワーク液晶表示素子(PNLCD)用をはじめ、複屈折制御(ECB)型やDS型用の液晶組成物としても使用できる。
【0094】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。実施例中、THFはテトラヒドフランを表す。Sm、SmB、Iは、それぞれ、スメクッチク相、スメクチックB相、等方性液体を示す。
【0095】
実施例1
2,2−ジフルオロ−3−メチル−6−(トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラン(一般式(1)において、A1、A3 がトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、A4 が2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイル、 Ra がペンチル基、Rb がメチル基、Z1、Z3 が単結合、m が1、nが0である液晶性化合物、化合物番号2−1)の製造
【0096】
第1段
トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキサンカルボアルデヒド(70g、277mmol)、メチルビニルケトン(30g、428mmol)、 3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロリド(7.5g、28mmol)、トリエチルアミン(17g、168mmol)、エタノール(400mL)の混合物を、80℃で20時間攪拌した。
【0097】
反応混合物を室温まで冷却し、溶媒を減圧下除去した。残査をトルエンに溶解し、5容量%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。不溶物を濾別除去し、濾液から減圧下溶媒を除去した。残査を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(トルエン/酢酸エチル = 5/1)、ついで、再結晶(トルエン)により精製し、40g(120mmol、43%)の トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル3−オキソブチルケトンを得た。
【0098】
第2段
ジブロモジフルオロメタン(48.2g、215mmol)、THF(300mL)の混合物に、−78℃でトリス(ジメチルアミノ)ホスフィン(70.3g、431mmol)を滴下し、得られた反応混合物を、同温度で1時間攪拌した。この反応混合物に、トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル3−オキソブチルケトン(36.0g、108mmol)のTHF(300mL)溶液を滴下し、−70℃で3時間、室温で12時間攪拌し、その後5時間環流した。
【0099】
反応混合物を室温まで冷却し、不溶物を濾別除去した。得られた濾液を減圧下濃縮した。残査をトルエンに溶解し、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾別し、濾液から減圧下溶媒を除去した。残査を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(トルエン)、ついで、再結晶(トルエン)により精製し、22g(60mmol、56%)のトランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル−4,4−ジフルオロ−3−メチルブテ−3−イルケトンを得た。
【0100】
第3段
トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル−4,4−ジフルオロ−3−メチルブテ−3−イルケトン(10g、27mmol)、アセトニトリル(550mL)、ピリジン(7.2g、91mmol)、ヨウ素(22g、87mmol)の混合物を、室温で22時間、60℃で7時間攪拌した。室温まで冷却した反応混合物に、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて攪拌し、生成物をトルエンで抽出した。有機相を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。不溶物を濾別除去し、減圧下濾液から溶媒を除去した。残査を、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(ヘプタン)により精製し、8.0g(16mmol、59%)の 2,2−ジフルオロ−3−ヨード−3−メチル−6−(トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピランを得た。
【0101】
第4段
2,2−ジフルオロ−3−ヨード−3−メチル−6−(トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラン(7.7g、16mmol)、ベンゼン(200mL)の混合物に、トリブチルスズ ヒドリド(17g、58mmol)を加え1時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。不溶物を濾別除去し、濾液から減圧下溶媒を除去した。残査を、シリカゲルカラムを用いたクロマトグラフィー(ヘプタン)、ついで、再結晶(ヘプタン)により精製して、1.0g(2.7mmol、17%)の標題化合物を得た。本化合物の相転移温度、スペクトルデータは下記の通りであった。
【0102】
Sm−I転移温度: 143 ℃
1H−NMR(500 MHz、CDCl3)、δ(ppm): 4.61(m、1 H)、2.26〜2.17(m、2 H)、1.90〜0.79(m、35H)。 19F−NMR(470 MHz、CDCl3)、δ(ppm): −77.0(1 F)、−82.9(1 F)。
【0103】
実施例2、
2,2−ジフルオロ−3−エチル−6−(トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3,4−ジヒドロピラン(一般式(1)において、A1、A3 がトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、A4 が2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイル、 Ra がペンチル基、Rb がエチル基、Z1、Z3 が単結合、m が1、nが0である液晶性化合物、化合物番号2−2)の製造
【0104】
実施例1で用いたメチルビニルケトンに換え、エチルビニルケトンを用いる以外は、実施例1に準拠して標題化合物を製造した。本化合物の相転移温度、スペクトルデータは下記の通りであった。
【0105】
SmB−I転移温度: 147 ℃
1H−NMR(500 MHz、CDCl3)、δ(ppm): 4.62(m、1 H)、2.29〜2.25(m、1 H)、1.94〜0.81(m、38H)。19F−NMR(470 MHz、CDCl3)、δ(ppm): −76.2(1 F)、−81.3(1 F)。
【0106】
実施例1、2と同様にして、化合物1−1〜4−10が合成できる。なお、実施例1、2の化合物も再掲した。
【0107】
【化43】
Figure 0004788062
【0108】
【化44】
Figure 0004788062
【0109】
【化45】
Figure 0004788062
【0110】
【化46】
Figure 0004788062
【0111】
【化47】
Figure 0004788062
【0112】
【化48】
Figure 0004788062
【0113】
【化49】
Figure 0004788062
【0114】
【化50】
Figure 0004788062
【0115】
【化51】
Figure 0004788062
【0116】
【化52】
Figure 0004788062
【0117】
【化53】
Figure 0004788062
【0118】
【化54】
Figure 0004788062
【0119】
【化55】
Figure 0004788062
【0120】
本発明の液晶組成物を、組成物例1〜21に具体的に例示する。ここで、組成物例に用いた化合物の化学構造は、表1の取り決めに従って表した。化合物の含有量(%)は重量%を意味する。
【0121】
組成物例中の組成物の物理特性は、NI(ネマチック相−等方性液体相転移温度)、20℃における粘度(η)、25℃におけるΔn、Δε、Vthにより特定した。
【0122】
Figure 0004788062
【0123】
組成物例1
5−HHDv(2F,2F)−1 7.0%
5−HHDv(2F,2F)−2 7.0%
3−HEB−O4 28.0%
4−HEB−O2 20.0%
5−HEB−O1 20.0%
3−HEB−O2 18.0%
NI = 74.6℃
η = 19.5mPa・s
Δn = 0.086
【0124】
組成物例2
5−HDv(2F,2F)−3 6.0%
V2−HDv(2F,2F)−3 6.0%
3−HH−2 5.0%
3−HH−4 6.0%
3−HH−O1 4.0%
3−HH−O3 5.0%
5−HH−O1 4.0%
5−HB(2F,3F)−O2 11.0%
3−HHB(2F,3F)−O2 14.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 15.0%
3−HHB(2F,3F)−2 24.0%
NI = 86.3℃
Δn = 0.074
Δε = −3.7
【0125】
組成物例3
5−HDv(2F,2F)−3 10.0%
5−HHDv(2F,2F)−1 6.0%
1O−HHDv(2F,2F)−1 6.0%
3−HH−5 5.0%
3−HH−4 5.0%
3−HH−O1 6.0%
3−HH−O3 6.0%
3−HB−O1 5.0%
3−HB−O2 5.0%
3−HB(2F,3F)−O2 10.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
3−HHB(2F,3F)−2 4.0%
2−HHB(2F,3F)−1 4.0%
3−HHEH−3 5.0%
3−HHEH−5 5.0%
4−HHEH−3 5.0%
NI = 73.0℃
Δn = 0.068
Δε = −2.8
【0126】
組成物例4
5−HHDv(2F,2F)−1 5.0%
5−HHDv(2F,2F)−2 5.0%
2O−B(2F,3F)HDv(2F,2F)−3 5.0%
5−HDv(2F,2F)−3 5.0%
V2−HDv(2F,2F)−3 5.0%
3−BB(2F,3F)−O2 12.0%
3−BB(2F,3F)−O4 10.0%
5−BB(2F,3F)−O4 10.0%
3−BB(2F,3F)B−5 13.0%
5−BB(2F,3F)B−5 14.0%
5−BB(2F,3F)B−7 16.0%
NI = 41.0℃
Δn = 0.142
Δε = −2.5
【0127】
組成物例5
5−HHDv(2F,2F)−2 6.0%
3−HB−O1 15.0%
3−HB−O2 6.0%
3−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
4−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
5−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
2−BB2B−O2 6.0%
3−BB2B−O2 6.0%
5−BB2B−O2 6.0%
1−B2BB(2F)−5 7.0%
3−B2BB(2F)−5 7.0%
5−B(F)BB−O2 7.0%
3−BB(2F,3F)B−3 7.0%
NI = 78.2℃
η = 23.0mPa・s
Δn = 0.148
【0128】
組成物例6
5−HHDv(2F,2F)−2 10.0%
2O−B(2F,3F)HDv(2F,2F)−3 10.0%
5−HDv(2F,2F)−3 9.0%
V2−HDv(2F,2F)−3 9.0%
3−HH−O1 8.0%
5−HH−O1 4.0%
3−HH−4 5.0%
3−HB(2F,3F)−O2 16.0%
5−HB(2F,3F)−O2 3.0%
2−HHB(2F,3F)−1 5.0%
3−HHB(2F,3F)−1 7.0%
3−HHB(2F,3F)−02 14.0%
NI = 39.1℃
η = 27.3mPa・s
Δn = 0.065
【0129】
組成物例7
5−HDv(2F,2F)−3 3.0%
3−HB−O1 15.0%
3−HH−4 5.0%
3−HB(2F,3F)−O2 12.0%
5−HB(2F,3F)−O2 9.0%
2−HHB(2F,3F)−1 12.0%
3−HHB(2F,3F)−1 12.0%
3−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
3−HHB−1 6.0%
NI = 86.1℃
η = 35.6mPa・s
Δn = 0.088
Δε = −3.3
【0130】
組成物例8
V2−HDv(2F,2F)−3 12.0%
5−HHDv(2F,2F)−1 6.0%
5−HHDv(2F,2F)−2 6.0%
3−HB−O1 15.0%
3−HH−4 5.0%
3−HB(2F,3F)−O2 12.0%
3−HHB(2F,3F)−1 12.0%
3−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
6−HEB(2F,3F)−O2 6.0%
NI = 76.2℃
η = 37.8mPa・s
Δn = 0.075
Δε = −3.3
【0131】
組成物例9
1O−HHDv(2F,2F)−1 4.0%
3−HB−O2 20.0%
1O1−HH−3 6.0%
1O1−HH−5 5.0%
3−HH−EMe 12.0%
4−HEB−O1 9.0%
4−HEB−O2 7.0%
5−HEB−O1 8.0%
3−HHB−1 6.0%
3−HHB−3 6.0%
4−HEB(2CN,3CN)−O4 3.0%
6−HEB(2CN,3CN)−O4 3.0%
3−HEB(2CN,3CN)−O5 4.0%
4−HEB(2CN,3CN)−O5 3.0%
5−HEB(2CN,3CN)−O5 2.0%
2−HBEB(2CN,3CN)−O2 2.0%
NI = 63.0℃
η = 32.0mPa・s
Δn = 0.073
Δε = −5.1
【0132】
組成物例10
5−HHDv(2F,2F)−2 3.0%
1V2−BEB(F,F)−C 5.0%
3−HB−C 20.0%
V2−HB−C 6.0%
1−BTB−3 5.0%
2−BTB−1 10.0%
1O1−HH−3 3.0%
3−HH−4 11.0%
3−HHB−1 11.0%
3−H2BTB−2 4.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
3−HB(F)TB−2 6.0%
3−HB(F)TB−3 5.0%
3−HHB−C 3.0%
NI = 88.9℃
η = 15.7mPa・s
Δn = 0.160
Δε = 7.1
th = 2.21V
上記組成物100重量部にOp−4を0.8重量部添加したときのピッチは、11.3μmであった。
【0133】
組成物例11
1O−HHDv(2F,2F)−1 8.0%
2−BEB(F)−C 5.0%
3−BEB(F)−C 4.0%
4−BEB(F)−C 12.0%
1V2−BEB(F,F)−C 16.0%
3−HB−O2 10.0%
3−HH−4 3.0%
3−HHB−F 3.0%
3−HHB−O1 4.0%
3−HBEB−F 4.0%
3−HHEB−F 7.0%
5−HHEB−F 7.0%
3−H2BTB−2 4.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
3−HB(F)TB−2 5.0%
NI = 79.9℃
η = 42.1mPa・s
Δn = 0.138
Δε = 27.7
th = 1.10V
【0134】
組成物例12
5−HDv(2F,2F)−3 10.0%
2−HB−C 5.0%
3−HB−C 12.0%
3−HB−O2 5.0%
2−BTB−1 3.0%
3−HHB−1 8.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−O1 5.0%
3−HHB−3 14.0%
3−HHEB−F 4.0%
5−HHEB−F 4.0%
2−HHB(F)−F 7.0%
3−HHB(F)−F 7.0%
5−HHB(F)−F 7.0%
3−HHB(F,F)−F 5.0%
NI = 99.1℃
η = 23.1mPa・s
Δn = 0.095
Δε = 4.4
th = 2.71V
【0135】
組成物例13
V2−HDv(2F,2F)−3 3.0%
V2−HB−C 12.0%
1V2−HB−C 12.0%
3−HB−C 24.0%
3−HB(F)−C 5.0%
2−BTB−1 2.0%
3−HH−4 5.0%
3−HH−VFF 6.0%
2−HHB−C 3.0%
3−HHB−C 6.0%
3−HB(F)TB−2 8.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−H2BTB−3 5.0%
3−H2BTB−4 4.0%
NI = 85.9℃
η = 18.6mPa・s
Δn = 0.154
Δε = 8.7
th = 2.09V
【0136】
組成物例14
5−HHDv(2F,2F)−1 4.0%
2O−B(2F,3F)HDv(2F,2F)−3 4.0%
5−HDv(2F,2F)−3 12.0%
V2−HDv(2F,2F)−3 12.0%
1V2−BEB(F,F)−C 6.0%
3−HB−C 18.0%
2−BTB−1 10.0%
5−HH−VFF 6.0%
1−BHH−VFF 8.0%
1−BHH−2VFF 11.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−HHB−1 4.0%
NI = 62.0℃
η = 26.6mPa・s
Δn = 0.111
Δε = 5.0
th = 2.44V
【0137】
組成物例15
5−HHDv(2F,2F)−1 4.0%
5−HHDv(2F,2F)−2 8.0%
1O−HHDv(2F,2F)−1 4.0%
5−HBCF2OB(F,F)−C 3.0%
3−HB(F,F)CF2OB(F,F)−C 3.0%
3−HB−C 18.0%
2−BTB−1 10.0%
5−HH−VFF 30.0%
1−BHH−2VFF 11.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−HHB−1 4.0%
NI = 70.1℃
η = 17.0mPa・s
Δn = 0.108
Δε = 3.4
th = 2.99V
【0138】
組成物例16
5−HDv(2F,2F)−3 8.0%
5−HB−CL 16.0%
3−HH−4 4.0%
3−HH−5 4.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−CL 3.0%
4−HHB−CL 4.0%
3−HHB(F)−F 10.0%
4−HHB(F)−F 9.0%
5−HHB(F)−F 9.0%
7−HHB(F)−F 8.0%
5−HBB(F)−F 4.0%
5−HBBH−1O1 3.0%
3−HHB(F,F)−F 2.0%
4−HHB(F,F)−F 3.0%
5−HHB(F,F)−F 3.0%
3−HH2BB(F,F)−F 3.0%
4−HH2BB(F,F)−F 3.0%
NI = 110.1℃
η = 23.6mPa・s
Δn = 0.091
Δε = 3.5
th = 2.78V
【0139】
組成物例17
5−HHDv(2F,2F)−1 5.0%
5−HHDv(2F,2F)−2 5.0%
5−HB−F 12.0%
6−HB−F 9.0%
7−HB−F 7.0%
2−HHB−OCF3 7.0%
3−HHB−OCF3 7.0%
4−HHB−OCF3 7.0%
5−HHB−OCF3 5.0%
3−HH2B−OCF3 4.0%
5−HH2B−OCF3 4.0%
3−HHB(F,F)−OCF3 5.0%
5−HBB(F)−F 10.0%
3−HH2B(F)−F 3.0%
3−HB(F)BH−3 3.0%
5−HBBH−3 3.0%
3−HHB(F,F)−OCF2H 4.0%
NI = 83.7℃
η = 16.5mPa・s
Δn = 0.083
Δε = 3.4
th = 2.88V
【0140】
組成物例18
V2−HDv(2F,2F)−3 3.0%
7−HB(F)−F 5.0%
5−H2B(F)−F 5.0%
3−HB−O2 10.0%
3−HH−4 2.0%
2−HHB(F)−F 10.0%
3−HHB(F)−F 10.0%
5−HHB(F)−F 10.0%
3−H2HB(F)−F 5.0%
2−HBB(F)−F 3.0%
3−HBB(F)−F 3.0%
5−HBB(F)−F 6.0%
2−H2BB(F)−F 5.0%
3−H2BB(F)−F 6.0%
3−HHB−1 8.0%
3−HHB−O1 5.0%
3−HHB−3 4.0%
NI = 86.8℃
η = 19.5mPa・s
Δn = 0.093
Δε = 3.2
th = 2.73V
上記組成物100重量部にOp−8を0.3重量部添加したときのピッチは、76.1μmであった。
【0141】
組成物例19
2O−B(2F,3F)HDv(2F,2F)−3 5.0%
7−HB(F,F)−F 5.0%
3−H2HB(F,F)−F 12.0%
4−H2HB(F,F)−F 6.0%
3−HHB(F,F)−F 10.0%
3−HBB(F,F)−F 10.0%
3−HHEB(F,F)−F 10.0%
4−HHEB(F,F)−F 3.0%
5−HHEB(F,F)−F 3.0%
2−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HBEB(F,F)−F 5.0%
5−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HGB(F,F)−F 15.0%
3−HBCF2OB−OCF3 4.0%
3−HHBB(F,F)−F 6.0%
NI = 74.2℃
η = 35.1mPa・s
Δn = 0.085
Δε = 12.4
th = 1.65V
上記組成物100重量部にOp−5を0.25重量部添加したときのピッチは、62.3μmであった。
【0142】
組成物例20
5−HDv(2F,2F)−3 10.0%
V2−HDv(2F,2F)−3 10.0%
7−HB(F)−F 7.0%
5−HB−CL 3.0%
3−HH−4 9.0%
3−HH−EMe 3.0%
3−HHEB(F,F)−F 10.0%
4−HHEB(F,F)−F 5.0%
3−HHEB−F 8.0%
5−HHEB−F 8.0%
4−HGB(F,F)−F 5.0%
5−HGB(F,F)−F 6.0%
2−H2GB(F,F)−F 4.0%
3−H2GB(F,F)−F 5.0%
5−GHB(F,F)−F 7.0%
NI = 67.2℃
η = 23.9mPa・s
Δn = 0.061
Δε = 4.8
th = 1.81V
【0143】
組成物例21
5−HDv(2F,2F)−3 3.0%
5−HHDv(2F,2F)−2 8.0%
1O−HHDv(2F,2F)−1 8.0%
3−HB(F,F)CF2OB(F,F)−F 15.0%
3−BB(F,F)CF2OB(F,F)−F 15.0%
3−HH−4 2.0%
3−HBB(F,F)−F 15.0%
5−HBB(F,F)−F 12.0%
3−HHB(F,F)−F 8.0%
3−HHB−3 3.0%
2−HHBB(F,F)−F 3.0%
3−HHBB(F,F)−F 5.0%
5−HHBB(F,F)−F 3.0%
NI = 66.5℃
η = 33.1mPa・s
Δn = 0.097
Δε = 8.8
th = 1.66V
【0144】
【発明の効果】
本発明の液晶性化合物は、負の誘電率異方性値と小さな光学異方性値を同時に有する。従って 、本発明の液晶性化合物を液晶組成物の成分として用いることにより、小さいしきい電圧値と小さな光学異方性値を示す液晶組成物が実現できる。更に、これを用いて大きな視野角度を有する液晶表示素子を提供できる。

Claims (11)

  1. 下記一般式(1)で表される液晶性化合物。
    Figure 0004788062
    (式中、A1、A2、A3、A4のいずれかは、上記、式(2)で示される2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイルを示し、残りは、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、シクロヘキセン−1,4−ジイル、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、2−フルオロ−1,4−フェニレン、3−フルオロ−1,4−フェニレン、2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン、もしくは1,4−フェニレンを示し;Ra、Rbが炭素数1〜20の直鎖のアルキル基、アルコキシ基またはアルケニル基であり;Z1、Z2、Z3が独立して単結合、−CH2CH2−,−(CH24−、−CF2O−もしくは−OCF2−であり;m、nは独立して0もしくは1を示し;ここで、mおよびnが0のときは、A 3 、A 4 のいずれかが、上記、式(2)で示される2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイルであり;mが0であり、nが1のときは、A 2 、A 3 、A 4 のいずれかが、上記、式(2)で示される2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイルであり;mが1であり、nが0のときは、A 、A 3 、A 4 のいずれかが、上記、式(2)で示される2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロピラン−3,6−ジイルである)。
  2. 請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
  3. 第一成分として、請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、下記一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
    Figure 0004788062
    (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく; X1はフッ素原子、塩素原子、−OCF3、−OCF2H、−CF3、−CF2H、−CFH2、−OCF2CF2Hもしくは−OCF2CFHCF3 を示し; L1およびL2は独立して水素原子もしくはフッ素原子を示し; Z4、Z5は独立して−(CH2) 2−、−(CH2) 4−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−(トランス)もしくは単結合を示し; A、Bは独立してトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイルもしくはフッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンを示し、Cはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルもしくはフッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンを示す)。
  4. 第一成分として、請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、下記一般式(6)、(7)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
    Figure 0004788062
    (式中、R2、R3は独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく;X2は、−CNもしくは−C≡C−CNを示し; Dはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、1,4−フェニレン、トランス−1,3−ジオキサン−2,5−ジイルもしくはピリミジン−2,5−ジイルを示し; Eはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、フッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンもしくはピリミジン−2,5−ジイルを示し; Fはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルもしくは1,4−フェニレンを示し; Z6は、−(CH2) 2−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−もしくは単結合を示し; L3、L4、L5は独立して水素原子もしくはフッ素原子を示し; b、c、dは独立して0もしくは1を示す)。
  5. 第一成分として、請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、下記一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
    Figure 0004788062
    (式中、R4、R5は独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されてもよく;G、Iは独立して、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルもしくは1,4−フェニレンを示し; L6、L7は独立して水素原子もしくはフッ素原子を示すが、同時に水素原子を示さず; Z7、8は、独立して−(CH2) 2−、−COO−もしくは単結合を示す。)。
  6. 第一成分として、請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、請求項3に記載の一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、下記一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
    Figure 0004788062
    (式中、R6、R7は独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣接しない任意の−CH2−基は、−O−もしくは−CH=CH−(トランス)で置換されてもよく、また、基中の任意の水素原子は、フッ素原子で置換されてもよく; J、K、Mは独立して、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイルもしくはフッ素原子で置換されてもよい1,4−フェニレンを示し; Z9およびZ10は独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH2) 2−、−CH=CH−(トランス)もしくは単結合を示す)。
  7. 第一成分として、請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、請求項5に記載の一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、請求項6に記載の一般式(11)、(12)、(13)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
  8. 第一成分として、請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、請求項3に記載の一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、請求項5に記載の一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
  9. 第一成分として、請求項1記載の液晶性化合物を1種類以上、第二成分として、請求項3に記載の一般式(3)、(4)、(5)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第三成分として、請求項5に記載の一般式(6)、(7)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上、第四成分として、請求項5に記載の一般式(8)、(9)、(10)で表される化合物群から選択される化合物を1種類以上含有する液晶組成物。
  10. 請求項2〜9のいずれか1項記載の液晶組成物に、1種類以上の光学活性化合物が添加された液晶組成物。
  11. 請求項2〜10のいずれか1項記載の液晶組成物を用いて構成された液晶表示素子。
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