JP4787851B2 - エコー抑圧ゲイン推定方法とそれを用いたエコー消去装置と、装置プログラムと記録媒体 - Google Patents

エコー抑圧ゲイン推定方法とそれを用いたエコー消去装置と、装置プログラムと記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、音響再生系を有する通信会議システム等に用いられるエコー消去装置及び、それに適用されるエコー抑圧ゲイン推定方法と、そのプログラムと記録媒体に関する。
短時間スペクトル振幅(STSA:Sort-Time Spectral Amplitude)推定に基づくエコー抑圧処理は、エコーと近端話者音声の無相関を仮定してエコーを抑圧するゲイン係数を推定し、振幅周波数領域でエコーを抑圧する方法である。このエコー抑圧ゲイン推定方法を用いたエコー消去装置80の機能構成例を図8に示してその動作を簡単に説明する。
エコー消去装置80は、再生信号周波数分析部81と、収音信号周波数分析部82と、エコーパワー計算部83と、ゲイン計算部84と、乗算部85と、周波数合成部86とを備える。再生信号x(k)は、例えばサンプリング周波数16kHzで離散値とされた信号であり、スピーカ1によって音響信号に変換される。なお、再生信号を離散値化するAD変換器と、その離散値を連続値に変換するDA変換器については省略している。
再生信号周波数分析部81は、再生信号の離散値を256点集めて1フレームとし、1/2オーバーラップ加算による周波数分析を行い、フレーム単位で8kHzまでの周波数範囲を128個の再生信号スペクトルXωに変換する。(k)はフレーム番号であり、ωはこの例の場合64Hzの間隔で得られる周波数スペクトルの番号(1〜128)である。
マイクロホン2で収音される収音信号y(k)は、再生信号x(k)がスピーカ1から再生されたことによるエコーd(k)が、近端話者信号s(k)に重畳した信号である。その収音信号y(k)は、再生信号x(k)と同じように収音信号周波数分析部82によって収音信号スペクトルYωに変換される。
エコーパワー計算部83は、再生信号スペクトルXωと収音信号スペクトルYωとを入力として式(1)に示すエコーパワー推定値|Dω^|を計算する。^は推定値であることを表わすが、その表記は式及び図中に示すものが正しい。
Figure 0004787851
ここで、|Hω^|は音響結合量の推定値であり、|Hω^| ̄は1フレーム過去の音響結合量の推定値である。min{ , }は最小値を選択する関数である。したがって、|Hω^|は隣接するフレーム間で小さい方の音響結合量がその推定値になる。
ゲイン計算部84は、収音信号スペクトルYωと、エコーパワー推定値|Dω^|を入力として式(2)に示すゲイン係数Gωを出力する。ゲイン係数Gωは0〜1の実数値をとり、収音信号スペクトルYω中にエコー成分が多い場合には小さな値、エコー成分以外の成分が多い場合には大きな値をとる。
Figure 0004787851
乗算部85は、収音信号スペクトルYωにゲイン係数Gωを乗算する。エコー成分が多い場合のゲイン係数Gωは小さな値となるので、乗算部85の出力信号はエコー成分が抑圧されたエコー消去信号スペクトルEωとなる。この各周波数成分ωに対応するエコー消去信号スペクトルEωは、周波数合成部86において時間領域の出力信号e(k)に再合成される(例えば非特許文献1参照)。
ここでゲイン係数Gωを算出する式(2)の導出根拠について説明する。ゲイン係数Gωは、例えばウィナーフィルター法(Wiener Filter以下「WF法」と称す)の仮定に基づいて導出される。WF法は、式(3)の評価量εを最小とするゲイン係数Gωを推定してエコーを抑圧する。
Figure 0004787851
式(3)をGωで微分すると式(4)で表わせる。
Figure 0004787851
式(4)を0と置いた式からゲイン係数Gωを求めると式(5)となる。
Figure 0004787851
ここで< , >は内積を意味する。エコーパワーDωとエコー消去信号スペクトルEωとが無相関であると仮定することで、つまり<Dω,Eω>=0とした結果が上記したゲイン係数Gωを求める式(2)である。
阪内澄宇、羽田陽一、片岡章俊著「STSA推定に基づくエコー抑圧処理のゲイン強調化方式」信学論(A),1vol.J88-A,no.6,Jun.2005,p695-703
WF法の仮定<Dω,Eω>=0は、時系列区間が長いほど正確である。しかし、エコー及び近端話者信号s(n)は、音声であるため非定常信号である。したがって、<Dω,Eω>=0となるほどの長時間を利用してゲイン係数Gωを計算できない。その結果、エコーパワーDωとエコー消去信号スペクトルEωの内積値が0でない分が誤差となりエコー消去信号スペクトルEωに歪みが発生する。この歪みは、時間領域の信号に変換すると、いわゆる「キュルキュル」と聞こえるミュージカルノイズ発生の原因になることがある。
この発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、ミュージカルノイズ発生を抑圧するエコー抑圧ゲイン推定方法及びそれを用いたエコー消去装置と、そのプログラムと記録媒体を提供することを目的とする。
この発明によるエコー抑圧ゲイン推定方法は、再生信号を周波数領域の再生信号スペクトルに変換する再生信号周波数分析段階と、収音信号を周波数領域の収音信号スペクトルに変換する収音信号周波数分析段階と、再生信号スペクトルと収音信号スペクトルとを入力としてエコーパワー推定値を計算するエコーパワー推定段階と、再生信号スペクトルと収音信号スペクトルの内積値を、再生信号スペクトルと収音信号スペクトルのそれぞれの大きさの積で正規化した類似度係数を計算する類似度係数計算段階と、エコーを抑圧するゲイン係数を、収音信号スペクトルと類似度係数とエコーパワー推定値を入力として、類似度係数が1に近づくほど小さな値になるように計算するエコー抑圧ゲイン計算段階と、を有する。
この発明のエコー抑圧ゲイン推定方法によれば、類似度係数は、収音信号中のエコー成分の割合を表わす値であるので、類似度係数が1に近づくほどゲイン係数が小さくなりエコーが抑圧される。と同時にこのようにして求めたゲイン係数は、近端話者信号s(k)の欠損を軽減するように動作する。したがって、従来法に比べて音声歪みに対して頑健なミュージカルノイズ発生の少ないエコー抑圧を行うことが可能になる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。複数の図面中同一のものには同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
〔発明の基本的な考え〕
実施例の説明の前に、この発明のエコー抑圧方法の基本的な考えを説明する。この発明は、従来考慮していなかったエコーパワーDωとエコー消去信号スペクトルEωとの相関をふまえた評価量ε(式(3))の最小解を得ることで、エコー抑圧ゲイン推定の高精度化を図る考えである。
上記した式(5)を変形するとゲイン係数Gωは式(6)で表せる。
Figure 0004787851
ここでrωはエコーパワーDωとエコー消去信号スペクトルEωの複素コヒーレンスを示す。Dω=Hω ωを用いてrωから未知のベクトルDωを消去すると式(7)で表せる。
Figure 0004787851
ここで*は複素共役を表す。式(7)から分かるようにDωを消去しても未知の変数であるHωが存在するため、rωを求めることは困難である。そこでこの発明では、その絶対値ならば式(8)に示すようにHωが消去可能なことに着目する。
Figure 0004787851
そしてゲイン係数を式(9)に示すように与える。
Figure 0004787851
|rω|は、再生信号スペクトルXωと収音信号スペクトルYωの内積値を、再生信号スペクトルの大きさ‖Xω‖と、収音信号スペクトルの大きさ(ノムル)‖Yω‖の積で正規化した値である(以降、|rω|の絶対値記号は省略して表記する)。この時のrωは、時間軸方向だけでなく周波数軸方向に着目して計算してもよい。なお、この値は収音信号スペクトル中のエコー成分の割合を示す。以降、rωを類似度係数と称する。なお、Gω のpは、式(2)のゲイン係数Gωと区別するための記号である。
類似度係数rωはダブルトーク時には0に近づく、この値を用いて式(9)でゲイン係数を求めると、近端話者信号の欠損を軽減するゲイン係数にすることができる。よって、従来法に比べて音声歪みに対して頑健なミュージカルノイズの発生の少ないエコー抑圧が期待できる。
図1にこの発明のエコー抑圧ゲイン推定方法を用いたエコー消去装置10の機能構成例を実施例1として示す。その動作フローを図2に示す。エコー消去装置10は、再生信号周波数分析部81と、収音信号周波数分析部82と、エコーパワー推定部83と、類似度係数計算部12と、エコー抑圧ゲイン計算部14と、乗算部85と、周波数合成部86とを備える。この例のエコー消去装置10は、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現されるものである。
エコー消去装置10は、従来技術を説明したエコー消去装置80のゲイン計算部84を、類似度係数計算部12とエコー抑圧ゲイン計算部14とに置き換えたものである。再生信号周波数分析部81は、再生信号x(k)を周波数領域の再生信号スペクトルXωに変換する(ステップS81)。収音信号周波数分析部82は、収音信号y(k)を周波数領域の収音信号スペクトルYωに変換する(ステップS82)。
エコーパワー推定部83は、再生信号スペクトルXωと収音信号スペクトルYωとを入力として上記した式(1)に示すエコーパワー推定値|Dω^|を計算する(ステップS83)。
類似度係数計算部12は、再生信号スペクトルXωと収音信号スペクトルYωとを入力として、内積<Xω,Yω>を例えば式(10)で、再生信号スペクトルの大きさ‖Xω‖と、収音信号スペクトルの大きさ‖Yω‖を例えば式(11)と式(12)でそれぞれ計算する。
Figure 0004787851
ここで、*は複素共役、 ̄は1フレーム過去であることを表わす。εは0<ε≦1を満たす忘却係数であり、指数関数的な減衰の時定数を決定する。例えばε=0.016とする。εが1に近づくほど現在の再生信号スペクトルXωと収音信号スペクトルYωに依存した(重み付けされた)それぞれの値になる。なお、式(10)〜(12)は従来から用いられている式である。また、周波数軸方向にも着目した式(13)〜(15)を用いてもよい。
Figure 0004787851
ここでM1〜M2は所定の周波数範囲を表わす。式(13)〜(15)は周波数軸方向に相関を取った後に時間軸方向の相関を取る形である。相関を取る順番は逆でもよい。また、式(10)に替えて位相成分を考慮しない絶対値から求める式(16)を用いてもよい。
Figure 0004787851
類似度係数計算部12は、式(10)〜(12)でそれぞれの値を計算した後に、上記した式(8)で類似度係数rωを計算する(ステップS12)。
エコー抑圧ゲイン計算部14は、エコーパワー推定値|Dω^|と類似度係数rωを入力として式(9)に示すゲイン係数Gω を計算する(ステップS14)。式(9)から明らかなようにゲイン係数Gω は、類似度係数rωが1に近づくほど小さな値になる。それは、エコーパワー抑圧ゲイン計算部14内に設けられたエコーパワー調整手段14aによって、エコーパワー推定値|Dω^|に類似度係数rωが乗算されて調整されることによる。
エコー抑圧ゲイン計算部14の構成を図3に示して更に詳しく説明する。エコー抑圧ゲイン計算部14は、エコーパワー調整手段14aと、減算手段14bと、除算手段14cと、エコーの消し残りを無くす定数Cを記録したレジスタ14dと、強調係数αを記録したレジスタ14eとを備える。
エコーパワー調整手段14aは、エコーパワー推定値|Dω^|と類似度係数rωを入力として、それぞれの値を強調係数αでべき乗した後にお互いを乗算し、さらにその値に定数Cを乗算してエコーパワー調整値を計算する(図4のステップS14a)。
減算手段14bは、エコーパワー調整値と収音信号スペクトルYωとを入力とし、収音信号スペクトルYωの絶対値を強調係数αでべき乗した値からエコーパワー調整値を減算する(ステップS14b)。
除算手段14cは、減算手段14bの出力信号を、収音信号スペクトルYωの絶対値を強調係数αでべき乗した値で除算してゲイン係数Gω を出力する(ステップSS14c)。つまり、エコー抑圧ゲイン計算部14は、式(17)を計算してゲイン係数Gω を出力する。
Figure 0004787851
ここで強調係数αは正の数であるとして例えば2とする。定数Cは正の数であるとして例えば1.5とする。強調係数αと、定数Cは、類似度係数rωが通常1以下であることから設けられた値でありゲイン係数Gω を適当な値に調整するものである。強調係数α=2とするとウィナーフィルターに近い式になる。
以上のようにして求めたゲイン係数Gω は、近端話者信号s(k)の欠損を軽減するようにエコー消去装置10を動作させる。したがって、従来法に比べて音声歪みに対して頑健なミュージカルノイズ発生の少ないエコー抑圧を行うことが可能になる。
図5にこの発明のエコー抑圧ゲイン計算部50の機能構成例を実施例2として示す。その動作フローを図6に示す。エコー抑圧ゲイン計算部50は、実施例1のエコー抑圧ゲイン計算部14の計算方法を変えたものであり、ゲイン計算手段50aと、非類似度係数生成手段50bと、乗算手段50cと、定数Cを記録したレジスタ14dと、強調係数αを記録したレジスタ14eとを備える。
ゲイン計算手段50aは、エコーパワー推定値|Dω^|と収音信号スペクトルYωを入力として、それぞれの絶対値を強調係数αでべき乗する。べき乗された収音信号スペクトル|Yω|αからエコーパワー推定値をべき乗した値を減算し、さらに減算した値を収音信号スペクトル|Yω|αで除算してゲインを計算する(ステップS50a)。
非類似度係数生成手段50bは、類似度係数rωを入力として1から類似度係数rωを引き算して非類似度係数を生成する(ステップS50b)。乗算手段50cは、ゲイン計算手段50aの出力するゲインに、非類似度係数と定数Cを乗算してゲイン係数Gω を出力する(ステップS50c)。つまり、エコー抑圧ゲイン計算部50は、式(18)を計算してゲイン係数Gω を出力する。
Figure 0004787851
以上のようにして求めたゲイン係数Gω でも、従来法に比べて音声歪みに対して頑健なミュージカルノイズ発生の少ないエコー抑圧を行うことが可能になる。
〔シミュレーション結果〕
この発明のエコー抑圧ゲイン推定方法を、短時間スペクトル振幅エコー抑圧処理に適用して従来法と性能比較を行った。シミュレーション条件は、サンプリング周波数16kHz、周波数分析長256点、1/2オーバーラップ加算による周波数分析合成、エコー経路d(k)の残響時間は300msの部屋とし、4096点で計算を打ち切りとした。
シミュレーション結果を図7に示す。図7(a)はエコー信号のみの状態(シングルトーク)のエコー信号を破線で示し、そのエコー信号の時の出力信号e(k)を従来法を点線で、この発明の方法を実線で示す。図7(b)はダブルトーク状態の各同じ信号を示す。横軸は時間を秒〔S〕で、縦軸はパワーを〔dB〕で表わす。
図7(a)から従来方式とこの発明の方式は、共に20dB以上の十分なエコー抑圧性能を示していることが分かる。図7(b)のダブルトーク状態では、7〜8秒の間において従来法の近端話者信号が6dB程度欠損している部分が見て取れる。それに対してこの発明の方法では、全体を通して近端話者信号を再現できていることが分かる。
以上のようにこの発明のエコー抑圧ゲイン推定方法を用いることで高いエコー抑圧性能を達成しながらミュージカルノイズ発生を軽減することができる。
なお、この発明の方法及び装置は上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、上記方法及び装置において説明した処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
また、上記装置における処理手段をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、各装置における処理手段がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP−ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記録装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
また、各手段は、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成することにしてもよいし、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
この発明のエコー抑圧ゲイン推定方法を用いたエコー消去装置10の機能構成例を示す図。 この発明のエコー抑圧ゲイン推定方法の動作フローを示す図。 エコー抑圧ゲイン計算部14の機能構成例を示す図。 エコー抑圧ゲイン計算部14のより詳細な動作フローを含めたエコー抑圧ゲイン推定方法の動作フローを示す図。 エコー抑圧ゲイン計算部50の機能構成例を示す図。 エコー抑圧ゲイン計算部50の動作フローを含めたエコー抑圧ゲイン推定方法の動作フローを示す図。 シミュレーション結果を示す図。 従来のエコー消去装置80の機能構成例を示す図。

Claims (10)

  1. 再生信号を周波数領域の再生信号スペクトルに変換する再生信号周波数分析段階と、
    収音信号を周波数領域の収音信号スペクトルに変換する収音信号周波数分析段階と、
    上記再生信号スペクトルと上記収音信号スペクトルとを入力としてエコーパワー推定値を計算するエコーパワー推定段階と、
    上記再生信号スペクトルと上記収音信号スペクトルの内積値を、上記再生信号スペクトルと上記収音信号スペクトルのそれぞれの大きさの積で正規化した類似度係数を計算する類似度係数計算段階と、
    上記収音信号スペクトルと、上記類似度係数と、上記エコーパワー推定値とを入力として、エコーを抑圧するゲイン係数を上記類似度係数が1に近づくほど小さな値になるように計算するエコー抑圧ゲイン計算段階と、
    を有するエコー抑圧ゲイン推定方法。
  2. 請求項1に記載のエコー抑圧ゲイン推定方法において、
    上記エコー抑圧ゲイン計算段階は、上記エコーパワー推定値に上記類似度係数を乗算したエコーパワー調整値を生成するエコーパワー調整過程を、含むことを特徴とするエコー抑圧ゲイン推定方法。
  3. 請求項2に記載のエコー抑圧ゲイン推定方法において、
    上記エコー抑圧ゲイン計算段階は、
    上記エコーパワー調整過程と、
    上記収音信号スペクトルから上記エコーパワー調整値を減算する減算過程と、
    上記減算過程の出力信号を上記収音信号スペクトルで除算する除算過程と、
    から成ることを特徴とするエコー抑圧ゲイン推定方法。
  4. 請求項1に記載のエコーゲイン抑圧推定方法において、
    上記エコー抑圧ゲイン計算段階は、
    上記収音信号スペクトルと上記エコーパワー推定値とからゲインを計算するゲイン計算過程と、
    上記類似度係数から非類似度係数を生成する非類似度係数生成過程と、
    上記ゲインに上記非類似度係数を乗算する乗算過程と、
    から成ることを特徴とするエコー抑圧ゲイン推定方法。
  5. 再生信号を周波数領域の再生信号スペクトルに変換する再生信号周波数分析部と、
    収音信号を周波数領域の収音信号スペクトルに変換する収音信号周波数分析部と、
    上記再生信号スペクトルと上記収音信号スペクトルとを入力としてエコーパワー推定値を計算するエコーパワー推定部と、
    上記再生信号スペクトルと上記収音信号スペクトルの内積値を、上記再生信号スペクトルと上記収音信号スペクトルのそれぞれの大きさの積で正規化した類似度係数を計算する類似度係数計算部と、
    上記収音信号スペクトルと、上記類似度係数と、上記エコーパワー推定値とを入力としてエコーを抑圧するゲイン係数を、上記類似度係数が1に近づくほど小さな値になるように計算するエコー抑圧ゲイン計算部と、
    を具備するエコー消去装置。
  6. 請求項5に記載のエコー消去装置において、
    上記エコー抑圧ゲイン計算部は、上記エコーパワー推定値に上記類似度係数を乗算したエコーパワー調整値を生成するエコーパワー調整手段を、含むことを特徴とするエコー消去装置。
  7. 請求項6に記載のエコー消去装置において、
    上記エコー抑圧ゲイン計算部は、上記エコーパワー調整手段と、
    上記収音信号スペクトルから上記エコーパワー調整値を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力信号を上記収音信号スペクトルで除算する除算手段と、
    から成ることを特徴とするエコー消去装置。
  8. 請求項5に記載のエコー消去装置において、
    上記エコー抑圧ゲイン計算部は、上記収音信号スペクトルと上記エコーパワー推定値とからゲインを計算するゲイン計算手段と、
    上記類似度係数から非類似度係数を生成する非類似度係数生成手段と、
    上記ゲインに上記非類似度係数を乗算する乗算手段と、
    から成ることを特徴とするエコー消去装置。
  9. 請求項5乃至8の何れかに記載したエコー消去装置としてコンピュータを機能させるための装置プログラム。
  10. 請求項9に記載した何れかの装置プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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