JP4787436B2 - バンド - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的にバンドは、腕に装着した際に腕の形状に沿って曲がるようになっている。曲がるようにするために、従来のバンドは、バンド自体に曲がりやすい材質を用いているものや、複数の駒をそれぞれ回転可能に連結させるものがある。特に駒を用いる場合、駒のある面に突起を設け、その突起に穴をあける。一方、前記ある面と対抗する面に、前記突起よりも若干大きい凹部を設ける。この凹部にも穴をあけておく。凹部の穴の中心とから突起の穴の中心とが一直線になるように、突起を凹部に挿入する。そして、凹部の穴から突起の穴に連結棒を挿入する。このとき、連結棒の外径に対して、凹部の穴は若干きつくはめ合わせ、突起の穴は若干ゆるめにはめ合わす。こうすることで、連結棒とはめ合う突起を有する駒が、凹部の穴を有する駒に対して回転可能となり、腕の形状に沿うようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のバンドは、駒と駒とを連結するのに連結棒を用いるために、駒に連結棒の穴をあける必要がある。この穴は、外観上に現れてしまうため、装飾性の点で問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、時計バンドの構成を、長さ調節しないバンド本体部と長さ調整をするアジャスト部と定義した時、バンド本体部はバンド側面に付属部品を固定するための穴のないもの、すなわち、バンド本体の側面に穴のないバンドを提供するものを実現する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、挿入するときの案内となるバンド駒案内部と、前記バンド駒案内部から水平方向に張り出したバンド駒係止部とを有するバンド駒と、長手方向に溝を形成し前記バンド駒を挿入するバンド駒組込み部と、前記バンド駒組込み部の壁面に外形方向に向かって設け、前記バンド駒係止部を挿入するためのバンド係止溝と、前記バンド駒組込み部の一方の端部に底面が湾曲した湾曲部とを有するバンド本体と、前記バンド本体の前記湾曲部に挿入するアジャスト駒リンクと、前記アジャスト駒リンクを上方から前記バンド本体に対して押さえるアジャスト連結駒と、を有するバンドに関する。
【0006】
また本発明は、前記バンド駒が、前記バンド駒係止ツバに前記バンド駒の位置決めをするための位置決めガイドを有し、前記バンド本体が、前記バンド係止溝に前記位置決めガイドに対応した位置に突起を有するバンドに関する。
【0007】
バンド本体1のバンド駒係止溝11にバンド駒保持壁12とバンド駒案内壁22が接するようにして、バンド駒係止ツバ21を滑り込ませ、順次バンド駒2をバンド本体1に組込んだ時計バンドの本体部を構成する。
【0008】
【作用】
バンド本体1のバンド駒係止溝11にバンド駒保持壁12とバンド駒案内壁22が接するようにして、バンド駒係止ツバ21を滑り込ませ、順次バンド駒2をバンド本体1に組込んだバンドの本体部を構成する。また可撓性をゆうするので付属部品、具体的にはバンド駒2を個々に固定する軸状部材が不要となりバンドの側面に穴のないものが実現できる。
【0009】
【実施例】
<実施例1>
本発明の実施例1を、図面に基いて詳述する。図1は、バンドの一部を示した斜視図である。図2は、バンドの構成部品を示す斜視図である。 まず、図2から説明する。バンド100はバンド本体1、バンド駒2、アジャスト連結駒3、アジャスト駒リンク4、連結ピン5により構成される。
バンド本体1には、上面から下面方向に溝形状を有するバンド駒組込み部17を設ける。バンド駒組込み部17の長手方向の両側面であるバンド駒保持壁12には、バンド駒2を挿入して係止するためのバンド駒係止溝11を設ける。このバンド駒保持壁12の延長上は、アジャスト連結駒保持壁15となる。アジャスト連結駒保持壁15には、バンド本体1の外形に貫通したアジャスト連結駒取付穴13とアジャスト駒リンク取付穴14を設ける。アジャスト連結駒取付穴13とアジャスト駒リンク取付穴14周辺の底面に、2つの湾曲部18を設ける。この湾曲部18は、アジャスト駒リンク4の形状に合わせておく。なお、バンド本体1は弾性を有するようにする。
【0010】
バンド駒2は、対向する左右の両端を断面が「コ」の字状となるように、垂直方向で下方側に折り曲げる。この垂直に折り曲げた部分は、バンド駒案内壁22なり、バンド本体1に挿入したとき、バンド駒保持壁12と接触させる。そして、バンド駒案内壁22の先端を水平方向にさらに折り曲げた、バンド駒係止ツバ21を有する。バンド駒係止ツバ21は、バンド本体1のバンド駒係止溝11に挿入する。そのため、バンド駒係止ツバ21の角部は、バンド駒2の着脱時に着脱しやすいように、先端の角部に面取りを施す。
【0011】
アジャスト駒リンク4は、下面側に2つの駒湾曲部を有する。その駒湾曲部には、それぞれ駒湾曲部内を貫通するアジャスト駒連結穴42をあける。駒湾曲部は、バンド本体1の湾曲部18に収まる形状とする。アジャスト連結駒3は、対向する左右の両端を垂直方向で下方側に折り曲げる。これが連結駒案内壁35となる。それぞれの連結駒案内壁35には、貫通した、連結駒係止穴33とリンク係止穴34を設ける。
実施例1では、バンド本体1には対面するバンド駒保持壁12とバンド本体底部16で構成されるバンド駒組込み部17の該バンド駒保持壁の中間部にバンド本体平面方向に溝状のバンド駒係止溝11を形成した。
バンド駒2は、板を「コの字」に曲げたバンド駒のバンド駒案内壁22を形成し、該バンド駒案内壁の途中からバンド平面方向外側に曲折成形したバンド駒係止ツバ21を形成した。
【0012】
次に、組み立て方について説明する。
【0013】
上述のバンド本体1のバンド駒係止溝11にバンド駒保持壁12とバンド駒案内壁22が接するようにして、バンド駒係止ツバ21を滑り込ませ、順次バンド駒2をバンド本体1に組込む。このようにすることにより、バンド本体1の表面中央部に金属のバンド駒2を配した、バンド本体1の側面にバンド駒2を固定するための穴のない時計バンド本体部を構成する時計バンドが得られる。
【0014】
この実施例では、図2に示すように、バンド長さを調整する着脱自在のアジャスト駒を連結するためのアジャスト連結駒3を組込めるように、バンド本体1の一方の端部にアジャスト連結駒取付穴13、アジャスト駒リンク取付穴14を形成し、連結ピン5を用いてアジャスト連結駒3とアジャスト駒リンク4をバンド本体に取付けた。
【0015】
また、アジャスト接続駒3を取付けた反対の端面に、アジャスト連結駒3を取付けたことと同じように、時計ケースと接続するための接続部材を連結ピンで取付けることも可能であり、さらに、時計ケースと接続するための別の方法として、バンド本体1の先端部に公知のバネ棒による取付穴を成形することも可能である。なお、バンド駒2はメタルを用いているが、一定の硬度を保有する合成樹脂に置き換えることも可能である。
【0016】
【実施例2】
実施例1のバンド駒2のバンド駒係止ツバ21に図3に示す位置決めガイド63を施したガイド付きバンド駒6とし、バンド駒係止溝11の位置決めガイド63に対応する部位に位置決めガイド63が食付き係合する係合突起を形成して、個々のガイド付きバンド駒63をバンド駒係止溝11の所定の位置に係止した。この結果、個々のガイド付きバンド駒6はバンド本体1に対しての係合位置精度を向上することができる。
【0017】
この実施例2は、ガイド付きバンド駒6をバンド駒係止溝11に順次組込む際に、最終組込みのガイド付きバンド駒以外は、位置決めガイド63が食付き係合する係合突起を乗り越える必要があるので、実施例1に比較して組込み手間が掛かる。
バンド体の要求品質に応じて、実施例1と実施例2を使い分けすることも可能である。実施例1と同様にバンド駒6はメタルから、一定の硬度を保有する合成樹脂に置き換えることも可能である。
【0018】
【発明の効果】
本発明によればバンド駒2を個々に固定する軸状部材が不要となりの側面に穴のないものが実現でき、商品展開が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の時計バンドの斜視図
【図2】図2は本発明の実施例の構成部品斜視図
【図3】図3はバンド駒斜視図である。
【符号の説明】
1:バンド本体
2:バンド駒
3:アジャスト連結駒
4:アジャスト駒リンク
5:連結ピン
6:ガイド付きバンド駒
11:バンド駒係止溝
12:バンド駒保持壁
13:アジャスト連結駒取付穴
14:アジャスト駒リンク取付穴
15:アジャスト連結駒保持壁
16:バンド本体底部
17:バンド駒組込み部
18:湾曲部
21:バンド駒係止ツバ
22:バンド駒案内壁
33:連結駒係止穴
34:リンク係止穴
35:連結駒案内壁
41:連結駒連結穴
42:アジャスト駒連結穴
61:ガイド付きバンド駒係止ツバ
62:ガイド付きバンド駒案内壁
63:位置決めガイド
100:バンド
Claims (2)
- 挿入するときの案内となるバンド駒案内部と、前記バンド駒案内部から水平方向に張り出したバンド駒係止部とを有するバンド駒と、
長手方向に溝を形成し前記バンド駒を挿入するバンド駒組込み部と、前記バンド駒組込み部の壁面に外形方向に向かって設け、前記バンド駒係止部を挿入するためのバンド係止溝と、前記バンド駒組込み部の一方の端部に底面が湾曲した湾曲部とを有するバンド本体と、
前記バンド本体の前記湾曲部に挿入するアジャスト駒リンクと、
前記アジャスト駒リンクを上方から前記バンド本体に対して押さえるアジャスト連結駒と、を有するバンド。 - 前記バンド駒が、前記バンド駒係止ツバに前記バンド駒の位置決めをするための位置決めガイドを有し、
前記バンド本体が、前記バンド係止溝に前記位置決めガイドに対応した位置に突起を有する請求項1記載のバンド。
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2001
- 2001-09-17 JP JP2001281377A patent/JP4787436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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