JP4787262B2 - 食品トレース装置及び食品トレースシステム及び食品トレース方法 - Google Patents

食品トレース装置及び食品トレースシステム及び食品トレース方法 Download PDF

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Description

本発明は、食品トレース装置及び食品トレースシステム及び食品トレース方法に関するものである。特に、時刻や位置を証明するサービスを利用したトレーサビリティシステムに関する。
生産地によって品質や価格が異なる食品は、通常、その生産地を表示するラベルなどが貼付された上で販売されている。購買者はこのようなラベルなどに表示された情報を基に購入する食品を選択する。また、鮮度に応じて食品の品質や価格が異なる場合も、同様に、製造年月日や賞味期限を表示するラベルなどが参照される。このように従来から食品に貼付されているラベルは、単に生産地や鮮度などの食品に関する情報を表示したものである。
消費者(購買者)が商品の生産地を客観的に検証する方法として、商品の生産地に所在するコード発行要求装置が、商品出荷時に、自身の所在位置を測位し、測位結果を示す位置情報と測位時刻を示す時刻情報を含ませて生産地保証コードの発行を生産地保証装置に要求し、生産地保証装置は、位置情報及び時刻情報に対して暗号化処理を行って生産地保証コードを生成し、コード発行要求装置に送信し、コード発行要求装置では生産地保証コードを表示するコードシールを商品に付加させて市場に流通させ、消費者は、コードシールが付された商品について端末装置からコードシールに表示された生産地保証コードを含む生産地確認要求を送信し、生産地保証装置が生産地保証コードに対する復号化処理を行って位置情報及び時刻情報を取得し、取得した位置情報及び時刻情報を示す生産地確認メッセージを端末装置に送信するという方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
時刻を証明する方法として、例えば、時刻を示す時刻情報と時刻情報の証明情報であり時刻の経過に伴って変化する経時変化情報(例えば、気象データ)より合成情報を生成し、これを用いる方法が公知である(例えば、特許文献2参照。)。位置を証明する方法についても同様である。実際にこのような方法を用いるサービスとして、例えば、COCO−DATES(登録商標)サービスがある(ウェブサイトURL<http://www.mitsubishielectric.co.jp/coco−dates/>)。
特開2005−107799号公報 特許第3475145号公報
上記のように従来から食品に貼付されているラベルは、食品の生産地や鮮度などを表示するだけのものであるため、その表示内容が信頼できる情報であるかどうかを購買者が確認することはほとんど不可能であった。したがって、生産者、流通業者、小売業者などが虚偽の表示をしたラベルを貼付して食品を出荷あるいは販売していても、ほとんどの購買者にはその事実を知る手立てがなかった。上記のような生産地保証コードが用いられる場合でも、実際の製造年月日と異なる時刻又は実際の生産地と異なる位置において取得された生産地保証コードが使用される可能性があった。
本発明は、例えば、食品に貼付されたラベルなどに表示された情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認できるようにすることを目的とする。
本発明に係る食品トレース装置は、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷者を示す出荷者情報と前記出荷者が前記食品の成分を分析した成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記証明サーバ装置により生成された証明情報を入力する入力部と、
前記入力部により入力された証明情報に対応する出荷者情報と登録情報とを前記記憶部から読み取る読取部と、
前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記出力部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報と前記読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力することを特徴とする。
また、本発明に係る食品トレース装置は、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、
前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、
前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、
前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した結果であり、
前記記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて前記第1の成分分析結果を記憶し、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地及び鮮度ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から前記食品の鮮度を判定し、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記出荷地は、前記食品の生産地と前記食品の流通過程における経由地とを含み、
前記出荷時期は、前記生産地における出荷時期と前記経由地における経由時期とを含み、
前記証明情報は、位置及び時刻を証明する情報であり、
前記記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記食品トレース装置は、さらに、
前記記憶部に記憶された証明情報が証明する時刻の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定するリンク設定部を有し、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを前記記憶部から読み取り、
前記比較部は、前記読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を前記処理装置により比較し、
前記出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
また、本発明に係る食品トレースシステムは、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置と、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有する食品トレース装置とを備えることを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース装置が有する記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて前記第1の成分分析結果を記憶し、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記食品トレース装置が有する出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地及び鮮度ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から前記食品の鮮度を判定し、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記出荷地は、前記食品の生産地と前記食品の流通過程における経由地とを含み、
前記出荷時期は、前記生産地における出荷時期と前記経由地における経由時期とを含み、
前記証明情報は、位置及び時刻を証明する情報であり、
前記食品トレース装置が有する記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記食品トレース装置は、さらに、前記記憶部に記憶された証明情報が証明する時刻の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定するリンク設定部を有し、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを前記記憶部から読み取り、
前記食品トレース装置が有する比較部は、前記読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を前記処理装置により比較し、
前記食品トレース装置が有する出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記食品トレース装置が有する入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
前記証明サーバ装置は、位置及び時刻を示す情報と当該位置及び当該時刻のいずれかでしか得られない一意のデータとを合成して前記証明情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る食品トレース方法は、
証明サーバ装置が、食品の出荷地を証明する証明情報を生成し、
食品トレース装置が有する記憶部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷者を示す出荷者情報と前記出荷者が前記食品の成分を分析した成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶し、
食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報を入力し、
食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報に対応する出荷者情報と登録情報とを前記記憶部から読み取り、
食品トレース装置が有する出力部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力することを特徴とする。
また、本発明に係る食品トレース方法は、
証明サーバ装置が、食品の出荷地を証明する証明情報を生成し、
食品トレース装置が有する記憶部が、食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、
食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取り、
食品トレース装置が有する比較部が、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、
食品トレース装置が有する出力部が、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース方法は、
前記食品トレース装置が有する記憶部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて前記第1の成分分析結果を記憶し、
前記食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース方法は、
前記食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
本発明では、食品トレース装置において、記憶部が食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と食品の出荷者を示す出荷者情報と出荷者が食品の成分を分析した成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶し、入力部が証明サーバ装置により生成された証明情報を入力し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する出荷者情報と登録情報とを記憶部から読み取り、出力部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力することにより、食品の出荷地に関する情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、証明情報が食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、出力部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報と読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力することにより、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、本発明では、食品トレース装置において、記憶部が食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、入力部が食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と食品の出荷後に食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を記憶部から読み取り、比較部が読取部により読み取られた第1の成分分析結果と入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、出力部が比較部の比較結果と入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することにより、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷時に食品の成分を分析した結果であり、記憶部が証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて第1の成分分析結果を記憶し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを、出荷された食品それぞれについて個別に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、証明情報が食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、出力部が比較部の比較結果と入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することにより、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷地及び鮮度ごとに食品の成分を分析した結果であり、読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から食品の鮮度を判定し、入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、証明情報が位置及び時刻を証明する情報であり、記憶部が証明サーバ装置により生成された食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、食品の出荷時に食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、証明サーバ装置により生成された食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、食品の流通過程における複数の地点のそれぞれで得られた証明情報を基に、それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、リンク設定部が記憶部に記憶された証明情報が証明する時刻の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果とリンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを記憶部から読み取り、比較部が読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を処理装置により比較し、出力部が比較部の比較結果と入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とリンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することにより、食品の流通過程における1つの地点で得られた証明情報を基に、食品の流通過程における複数の地点それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、食品と食品の包装とのいずれかに証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、入力部がバーコードリーダを用いてバーコードから証明情報を読み取って入力することにより、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
また、本発明では、食品トレースシステムにおいて、食品トレース装置が有する記憶部が食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、入力部が証明サーバ装置により生成された証明情報と食品の出荷後に食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を記憶部から読み取り、比較部が読取部により読み取られた第1の成分分析結果と入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、出力部が比較部の比較結果と入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することにより、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷時に食品の成分を分析した結果であり、食品トレース装置が有する記憶部が証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて第1の成分分析結果を記憶し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを、出荷された食品それぞれについて個別に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、食品トレース装置が有する読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、証明情報が食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、食品トレース装置が有する出力部が比較部の比較結果と入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することにより、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷地及び鮮度ごとに食品の成分を分析した結果であり、食品トレース装置が有する読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から食品の鮮度を判定し、入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、証明情報が位置及び時刻を証明する情報であり、食品トレース装置が有する記憶部が証明サーバ装置により生成された食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、食品の出荷時に食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、証明サーバ装置により生成された食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、食品の流通過程における複数の地点のそれぞれで得られた証明情報を基に、それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、食品トレース装置が有するリンク設定部が記憶部に記憶された証明情報が証明する時刻の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果とリンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを記憶部から読み取り、比較部が読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を処理装置により比較し、出力部が比較部の比較結果と入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とリンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することにより、食品の流通過程における1つの地点で得られた証明情報を基に、食品の流通過程における複数の地点それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
また、食品と食品の包装とのいずれかに証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、食品トレース装置が有する入力部がバーコードリーダを用いてバーコードから証明情報を読み取って入力することにより、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
また、証明サーバ装置が位置及び時刻を示す情報と当該位置及び当該時刻のいずれかでしか得られない一意のデータとを合成して証明情報を生成することにより、証明情報の証明力が高まる。
また、本発明では、食品トレース方法において、食品トレース装置が有する記憶部が証明サーバ装置により生成された証明情報と食品の出荷者を示す出荷者情報と出荷者が食品の成分を分析した成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶し、入力部が証明サーバ装置により生成された証明情報を入力し、読取部が入力部により入力された証明情報に対応する出荷者情報と登録情報とを記憶部から読み取り、比較部が読取部により読み取られた第1の成分分析結果と入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、出力部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力することにより、食品の出荷地に関する情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、本発明では、食品トレース方法において、食品トレース装置が有する記憶部が食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、入力部が証明サーバ装置により生成された証明情報と食品の出荷後に食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を記憶部から読み取り、比較部が読取部により読み取られた第1の成分分析結果と入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、出力部が比較部の比較結果と入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することにより、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷時に食品の成分を分析した結果であり、食品トレース装置が有する記憶部が証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて第1の成分分析結果を記憶し、食品トレース装置が有する読取部が入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを、出荷された食品それぞれについて個別に確認することが可能となる。
また、第1の成分分析結果が食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、食品トレース装置が有する読取部が入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を記憶部から読み取ることにより、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
以下の説明中、食品の生産地、経由地などは、いずれも出荷地の一例である。また、食品の製造年月日、出荷日時などは、いずれも出荷時期の一例である。また、食品の生産者、流通業者、小売業者などは、いずれも出荷者の一例である。
図1は、食品の流通過程を示す概念図である。
Aトマト、Bトマト、Cトマトは、それぞれ生産地によって品質や価格が異なる食品の例である。生産地Aで生産されたAトマトは1個当たり100円、生産地Bで生産されたBトマトは1個当たり200円、生産地Cで生産されたCトマトは1個当たり500円とする。この例において、Aトマトの生産者は、何もラベルを貼付しないか、従来の方法により単に「生産地A」と表示されたラベルを貼付してAトマトを出荷する。流通業者又は小売業者は、プリンタを使って、Aトマトより1個当たりの価格が高いCトマトのラベル、即ち「生産地C」と表示されたラベルを自作し、Aトマトに貼付する。Cトマトを購入しようと思っている購買者は、Aトマトに貼付されたラベルを参照して、そのトマトがCトマトであると判断し、Cトマトに偽装されたAトマトを購入してしまう。
図2は、以下で説明する各実施の形態における食品の流通過程を示す概念図である。
Aトマト、Bトマト、Cトマトは、それぞれ生産地によって品質や価格が異なる食品の例である。図1の例と同様に、生産地Aで生産されたAトマトは1個当たり100円、生産地Bで生産されたBトマトは1個当たり200円、生産地Cで生産されたCトマトは1個当たり500円とする。この例において、Aトマトの生産者は、Aトマトのサンプルを予め成分分析センターに送付する。成分分析センターは、送付されたAトマトのサンプルの成分を分析し、成分分析の結果をデータベースなどに登録する。成分分析センターでAトマトの成分分析結果が登録されたことにより、Aトマトの生産者はAトマトの成分分析登録者(単に、登録者ともいう。)となる。Aトマトの出荷時には、位置及び時刻(位置のみでもよい。)を証明するサービスを提供する情報保管センターから出荷地及び出荷時期(出荷地のみでもよい。)を証明する証明コード(証明情報の一例)が、Aトマトの生産者に対して発行される。この証明コードは、対応する登録者の情報や対応する食品の成分分析結果(又はそれらを特定する識別子)とともに情報保管センターのデータベースなどに保存される。これにより、証明コードをキーとして、登録者を特定したり、食品の成分分析結果を参照したりすることができる。
Aトマトの生産者は、「生産地A」と表示するだけでなく情報保管センターから発行された証明コードを表示するラベルを貼付してAトマトを出荷する。流通業者又は小売業者は、Aトマトより1個当たりの価格が高いCトマトのラベル、即ち「生産地C」と表示し、さらにCトマトの生産者に対して発行される証明コードが表示されたラベルを自作することができない。仮に、そのような証明コードを表示するラベルを作ってAトマトに貼付したとしても、Cトマトを購入しようと思っている購買者は、購入しようとするトマトのサンプルを成分分析センターに送付して成分分析を要求することで、そのトマトが本当にCトマトなのかどうかを確認することができる。つまり、虚偽の表示をしたラベルを貼付してもAトマトをCトマトに偽装することは不可能となる。また、購買者が食品の購入の際に毎回成分分析の要求をしないとしても、成分分析による生産地の検証が可能であるという事実は、食品の偽装を行おうとする者に対して心理的な圧力になり、食品の生産地や製造年月日の虚偽表示という不正行為を防ぐ効果がある。このような効果を高めるために、成分分析登録者により出荷された食品に貼付するラベルには、その食品の成分分析結果が成分分析センターのデータベースなどに登録されていることが視覚的に確認できるような表示をしてもよい。例えば、食品に貼付されるラベルに、通常は黒い文字やイメージ(バーコードなど)として証明コードを表示するところ、金色の文字やイメージで証明コードを表示するという方法を用いることができる。
上記の成分分析の方法としては、例えば、ドイツのアグロゾム社(ウェブサイトURL<http://www.agrosom.de/>)の技術を利用することができる。この成分分析に関する技術は、天然水の同位体分析(Isotopic Analysis)を用いる。天然水分析では、天然水(HO)の酸素(O)、水素(H)に、それぞれ質量数(原子量)の異なる安定同位体(Stable Isotope)が存在することを利用して、複数の異なる場所の天然水がそれぞれどの場所の天然水であるかを判定することができる。食品の成分分析においても、同様にその生産地を判定することができる。また、同様の方法で、食品の鮮度を判定することができる。上記の成分分析の方法としては、その他に、食品のDNA(デオキシリボ核酸)分析などを利用しても構わない。
実施の形態1.
図3は、本実施の形態に係る食品トレースシステムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態において、食品トレースシステム100は、食品トレース装置200、証明サーバ装置300、購買者401が利用する端末装置400a、生産者402(出荷者の一例)が利用する端末装置400bを備える。食品トレース装置200、証明サーバ装置300、端末装置400a、端末装置400bは互いにネットワーク150を介して通信を行う。ネットワーク150は、2つ以上の独立したネットワークを含むものでもよい。例えば、ネットワーク150が2つの独立したWAN(ワイドエリアネットワーク)を含み、食品トレース装置200と端末装置400bは第1のWANを介して接続され、証明サーバ装置300と端末装置400bは第2のWANを介して接続されていてもよい(この場合、食品トレース装置200と証明サーバ装置300が互いに通信を行うためには、例えば食品トレース装置200と証明サーバ装置300がLAN(ローカルエリアネットワーク)に接続したり、食品トレース装置200を第2のWANに接続したり、証明サーバ装置300を第1のWANに接続したりする必要がある。)。
食品トレース装置200は、CPU(Central Processing Unit)201(処理装置の一例)、記憶部202、入力部203、読取部204、出力部205を有する。食品トレース装置200は、例えば図2に示した情報保管センターに設置されるものである。食品トレース装置200が有する記憶部202は、前述した情報保管センターのデータベースなどを含む。また、記憶部202は、前述した成分分析センターのデータベースなどを含んでもよいし、成分分析センターのデータベースなどから証明コードと対応する登録者の情報(又は登録者の情報を特定する識別子)を取得して記憶してもよい。記憶部202が識別子を記憶する場合には、例えば、その識別子を基に、成分分析センターのデータベースなどに保存された登録者の情報が参照され、出力部205により出力される。
証明サーバ装置300は、図2に示した情報保管センターに設置され、時刻及び位置を証明するサービスを提供する。このサービスとしては、例えば、特許文献2に記載の方法(具体的には、COCO−DATES(登録商標)サービス)を利用してもよいし、時刻や位置を示す情報にハッシュ関数などを用いて非可逆な一定長のデータを生成し、この一定長のデータを証明用のデータとして用いる方法を利用してもよい。本実施の形態では、証明サーバ装置300は、特許文献2に記載の方法を利用して時刻及び位置を証明するものとし、さらに、前述した経時変化情報として、気象データ(所定の時刻(食品の出荷日時など)でしか得られない一意のデータの一例)を用いるものとする。
生産者402の端末装置400bはGPS(全地球測位システム)衛星151などから時刻情報や位置情報を受信する。端末装置400bは証明サーバ装置300に受信した時刻情報や位置情報を基に証明コード(COCO−DATES(登録商標)サービスを利用する場合は、COCO−DATES(登録商標)コード)を生成させるため、これらの情報を証明サーバ装置300に送信する。証明サーバ装置300は、気象衛星152から気象データを受信し(気象衛星152から直接受信する代わりに別の装置を経由して受信してもよい。)、端末装置400bから受信した時刻情報と位置情報と気象衛星152から受信した気象データを合成して証明コードを生成する。このとき、気象データとともに、気温、湿度、気圧、高度、風速などの自然現象情報(所定の位置(食品の生産地など)でしか得られない一意のデータの一例)を合成してもよい。
図4は、本実施の形態に係る食品トレース装置の動作(食品トレース方法の一例)を示すフロー図である。
まず、生産者402は、成分分析センターのデータベースなどに食品の成分分析結果を登録する。生産者402の端末装置400bは、食品の出荷時に、前述した方法で証明サーバ装置300から食品の生産地及び出荷日時を証明する証明コードを取得する。
食品トレース装置200が有する記憶部202は、証明サーバ装置300により生成された証明コードと生産者402を示す出荷者情報(例えば、生産者402を特定する情報や生産者402に関する情報)と生産者402が食品の成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶する(ステップS101)。証明コードは、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が証明サーバ装置300又は端末装置400bからネットワーク150を介して取得してもよい。また、出荷者情報や登録情報は、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が成分分析センターのデータベースなど又は端末装置400bからネットワーク150を介して取得してもよい。
次に、生産者402は証明コードを表示するラベルを食品に貼付し、その食品を出荷する。その食品は流通過程を経て店頭に並べられる。
食品トレース装置200が有する入力部203は、証明サーバ装置300により生成された証明コードを入力する(ステップS102)。証明コードは、入力部203が購買者401(又はその端末装置400a)から通信などにより取得する。その証明コードがコード化されたバーコードが食品のラベルに表示されている場合には、入力部203がバーコードリーダを用いてバーコードから証明コードを読み取ってもよいし、入力部203が(例えば、購買者401の端末装置400aに備えられた)バーコードリーダを用いてバーコードから読み取られた証明コードを端末装置400aからネットワーク150を介して取得してもよい。
食品トレース装置200が有する読取部204は、入力部203により入力された証明コードに対応する出荷者情報と登録情報とを記憶部202から読み取る(ステップS103)。出力部205は、入力部203により入力された証明コードが証明する食品の生産地及び出荷日時を示す情報(出荷地情報及び出荷時期情報)と読取部204により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力する(ステップS104)。出力部205により出力された情報は、例えばネットワーク150を介して購買者401の端末装置400aにより取得され、出力される。これにより、購買者401は、食品の生産地、出荷日時、生産者402、生産者402が食品の成分分析結果を予め登録しているかどうかを確認し、安心して食品を購入することができる。
以上のように、本実施の形態に係る食品トレース装置は、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷者を示す出荷者情報と前記出荷者が前記食品の成分を分析した成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記証明サーバ装置により生成された証明情報を入力する入力部と、
前記入力部により入力された証明情報に対応する出荷者情報と登録情報とを前記記憶部から読み取る読取部と、
前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記出力部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報と前記読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
また、本実施の形態に係る食品トレースシステムは、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置と、
前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷者を示す出荷者情報と前記出荷者が前記食品の成分を分析した成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶する記憶部と、前記証明サーバ装置により生成された証明情報を入力する入力部と、前記入力部により入力された証明情報に対応する出荷者情報と登録情報とを前記記憶部から読み取る読取部と、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力する出力部とを有する食品トレース装置とを備えることを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記食品トレース装置が有する入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
前記証明サーバ装置は、位置及び時刻を示す情報と当該位置及び当該時刻のいずれかでしか得られない一意のデータとを合成して前記証明情報を生成することを特徴とする。
このような特徴により、証明情報の証明力が高まる。
また、本実施の形態に係る食品トレース方法は、
証明サーバ装置が、食品の出荷地を証明する証明情報を生成し、
食品トレース装置が有する記憶部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷者を示す出荷者情報と前記出荷者が前記食品の成分を分析した成分分析結果を予め登録しているかどうかを示す登録情報とを対応付けて記憶し、
食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報を入力し、
食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報に対応する出荷者情報と登録情報とを前記記憶部から読み取り、
食品トレース装置が有する出力部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記読取部により読み取られた出荷者情報と登録情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が信頼できるものであるかどうかを容易に確認することが可能となる。
実施の形態2.
図5は、本実施の形態に係る食品トレースシステムの構成を示すブロック図である。
食品トレース装置200は、比較部206を有する。その他の構成は、図3を用いて説明した実施の形態1のものと同様である。食品トレース装置200が有する記憶部202は、前述した情報保管センターのデータベースなどを含む。また、記憶部202は、前述した成分分析センターのデータベースなどを含んでもよいし、成分分析センターのデータベースなどから証明コードと対応する登録者の情報や対応する食品の成分分析結果(又はそれらを特定する識別子)を取得して記憶してもよい。記憶部202が識別子を記憶する場合には、例えば、その識別子を基に、成分分析センターのデータベースなどに保存された登録者の情報や食品の成分分析結果が参照され、出力部205により出力される。
図6は、本実施の形態に係る食品トレース装置の動作(食品トレース方法の一例)を示すフロー図である。
まず、生産者402は、成分分析センターのデータベースなどに食品の成分分析結果(第1の成分分析結果)を登録する。生産者402の端末装置400bは、食品の出荷時に、前述した方法で証明サーバ装置300から食品の生産地及び出荷日時を証明する証明コードを取得する。
食品トレース装置200が有する記憶部202は、証明サーバ装置300により生成された証明コードと対応付けて第1の成分分析結果を記憶する(ステップS201)。証明コードは、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が証明サーバ装置300又は端末装置400bからネットワーク150を介して取得してもよい。また、第1の成分分析結果は、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が成分分析センターのデータベースなどからネットワーク150を介して取得してもよい。
次に、生産者402は証明コードを表示するラベルを食品に貼付し、その食品を出荷する。その食品は流通過程を経て店頭に並べられる。
食品トレース装置200が有する入力部203は、証明サーバ装置300により生成された証明コードと食品の出荷後(例えば、店頭に並べられているとき)に食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する(ステップS202)。証明コードは、入力部203が購買者401(又はその端末装置400a)から通信などにより取得する。その証明コードがコード化されたバーコードが食品のラベルに表示されている場合には、入力部203がバーコードリーダを用いてバーコードから証明コードを読み取ってもよいし、入力部203が(例えば、購買者401の端末装置400aに備えられた)バーコードリーダを用いてバーコードから読み取られた証明コードを端末装置400aからネットワーク150を介して取得してもよい。また、第2の成分分析結果は、入力部203が成分分析センター(例えば、成分分析センターのデータベースなど)から通信などにより取得する(この場合、購買者401は成分分析センターに食品又は食品の一部を送付して、その食品の成分分析を要求し、成分分析センターはこの要求に応じて食品の成分分析を行い、第2の成分分析結果を得る。)。店頭など、成分分析センター以外で成分分析が行われる場合には、入力部203が当該成分分析の結果を出力する装置などからネットワーク150を介して第2の成分分析結果を取得してもよい。
食品トレース装置200が有する読取部204は、入力部203により入力された証明コードに対応する第1の成分分析結果を記憶部202から読み取る(ステップS203)。比較部206は、読取部204により読み取られた第1の成分分析結果と入力部203により入力された第2の成分分析結果とをCPU201により比較する(ステップS204)。出力部205は、比較部206の比較結果と入力部203により入力された証明コードが証明する食品の生産地及び出荷日時を示す情報(出荷地情報及び出荷時期情報)とを出力する(ステップS205)。出力部205により出力された情報は、例えばネットワーク150を介して購買者401の端末装置400aにより取得され、出力される。これにより、購買者401は、食品の生産地、出荷日時、その食品が本当にその生産地で生産されたものかどうかを確認し、安心して食品を購入することができる。
以上のように、本実施の形態に係る食品トレース装置は、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、
前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、
前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、
前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記第1の成分分析結果は、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した結果であり、
前記記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて前記第1の成分分析結果を記憶し、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを、出荷された食品それぞれについて個別に確認することが可能となる。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
また、本実施の形態に係る食品トレースシステムは、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置と、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有する食品トレース装置とを備えることを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記第1の成分分析結果は、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース装置が有する記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて前記第1の成分分析結果を記憶し、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを、出荷された食品それぞれについて個別に確認することが可能となる。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記食品トレース装置が有する出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記食品トレース装置が有する入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
前記証明サーバ装置は、位置及び時刻を示す情報と当該位置及び当該時刻のいずれかでしか得られない一意のデータとを合成して前記証明情報を生成することを特徴とする。
このような特徴により、証明情報の証明力が高まる。
また、本実施の形態に係る食品トレース方法は、
証明サーバ装置が、食品の出荷地を証明する証明情報を生成し、
食品トレース装置が有する記憶部が、食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、
食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取り、
食品トレース装置が有する比較部が、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、
食品トレース装置が有する出力部が、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記第1の成分分析結果は、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース方法は、
前記食品トレース装置が有する記憶部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて前記第1の成分分析結果を記憶し、
前記食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを、出荷された食品それぞれについて個別に確認することが可能となる。
実施の形態3.
本実施の形態では、食品の成分分析方法として、食品の成分分析結果からその食品の生産地が判定できるもの(例えば、前述した天然水分析によるもの)を用いる。
本実施の形態に係る食品トレースシステムの構成は、図5を用いて説明した実施の形態2のものと同様である。
図7は、本実施の形態に係る食品トレース装置の動作(食品トレース方法の一例)を示すフロー図である。
まず、生産者402は、必要であれば、成分分析センターのデータベースなどに食品の成分分析結果(第1の成分分析結果)を登録する。本実施の形態では、食品の出荷時に毎回成分分析を行う必要はない。例えば、実際に出荷される食品の成分分析を仮に行ったとすると、その成分分析結果から判定される生産地が、過去に成分分析センターのデータベースなどに登録された成分分析結果から判定される生産地と同じ(又は近い)ものになるのであれば、過去に登録された成分分析結果を流用できる。
生産者402の端末装置400bは、食品の出荷時に、前述した方法で証明サーバ装置300から食品の生産地及び出荷日時を証明する証明コードを取得する。
食品トレース装置200が有する記憶部202は、第1の成分分析結果を記憶する(ステップS301)。第1の成分分析結果は、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が成分分析センターのデータベースなどからネットワーク150を介して取得してもよい。記憶部202は、複数の生産地と成分分析結果との対応を示す情報を予め記憶していてもよい。
次に、生産者402は証明コードを表示するラベルを食品に貼付し、その食品を出荷する。その食品は流通過程を経て店頭に並べられる。
食品トレース装置200が有する入力部203は、証明サーバ装置300により生成された証明コードと食品の出荷後(例えば、店頭に並べられているとき)に食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する(ステップS302)。証明コードは、入力部203が購買者401(又はその端末装置400a)から通信などにより取得する。その証明コードがコード化されたバーコードが食品のラベルに表示されている場合には、入力部203がバーコードリーダを用いてバーコードから証明コードを読み取ってもよいし、入力部203が(例えば、購買者401の端末装置400aに備えられた)バーコードリーダを用いてバーコードから読み取られた証明コードを端末装置400aからネットワーク150を介して取得してもよい。また、第2の成分分析結果は、入力部203が成分分析センター(例えば、成分分析センターのデータベースなど)から通信などにより取得する(この場合、購買者401は成分分析センターに食品又は食品の一部を送付して、その食品の成分分析を要求し、成分分析センターはこの要求に応じて食品の成分分析を行い、第2の成分分析結果を得る。)。店頭など、成分分析センター以外で成分分析が行われる場合には、入力部203が当該成分分析の結果を出力する装置などからネットワーク150を介して第2の成分分析結果を取得してもよい。
食品トレース装置200が有する読取部204は、入力部203により入力された証明コードが証明する食品の生産地に対応する第1の成分分析結果を記憶部202から読み取る(ステップS303)。比較部206は、読取部204により読み取られた第1の成分分析結果と入力部203により入力された第2の成分分析結果とをCPU201により比較する(ステップS304)。出力部205は、比較部206の比較結果と入力部203により入力された証明コードが証明する食品の生産地及び出荷日時を示す情報(出荷地情報及び出荷時期情報)とを出力する(ステップS305)。出力部205により出力された情報は、例えばネットワーク150を介して購買者401の端末装置400aにより取得され、出力される。これにより、購買者401は、食品の生産地、出荷日時、その食品が本当にその生産地で生産されたものかどうかを確認し、安心して食品を購入することができる。
以上のように、本実施の形態に係る食品トレース装置は、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、
前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、
前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、
前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
また、本実施の形態に係る食品トレースシステムは、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置と、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有する食品トレース装置とを備えることを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
前記食品トレース装置が有する出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記食品トレース装置が有する入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
前記証明サーバ装置は、位置及び時刻を示す情報と当該位置及び当該時刻のいずれかでしか得られない一意のデータとを合成して前記証明情報を生成することを特徴とする。
このような特徴により、証明情報の証明力が高まる。
また、本実施の形態に係る食品トレース方法は、
証明サーバ装置が、食品の出荷地を証明する証明情報を生成し、
食品トレース装置が有する記憶部が、食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、
食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取り、
食品トレース装置が有する比較部が、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、
食品トレース装置が有する出力部が、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース方法は、
前記食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
実施の形態4.
本実施の形態では、食品の成分分析方法として、食品の成分分析結果からその食品の生産地及び鮮度(例えば、生産されたから経過した日数などにより示される。)が判定できるもの(例えば、前述した天然水分析によるもの)を用いる。
本実施の形態に係る食品トレースシステムの構成は、図5を用いて説明した実施の形態2のものと同様である。
図8は、本実施の形態に係る食品トレース装置の動作(食品トレース方法の一例)を示すフロー図である。
まず、生産者402は、必要であれば、成分分析センターのデータベースなどに食品の成分分析結果(第1の成分分析結果)を登録する。本実施の形態では、食品の出荷時に毎回成分分析を行う必要はない。例えば、実際に出荷される食品の成分分析を仮に行ったとすると、その成分分析結果から判定される生産地及び鮮度が、過去に成分分析センターのデータベースなどに登録された成分分析結果から判定される生産地及び鮮度と同じ(又は近い)ものになるのであれば、過去に登録された成分分析結果を流用できる。
生産者402の端末装置400bは、食品の出荷時に、前述した方法で証明サーバ装置300から食品の生産地及び出荷日時を証明する証明コードを取得する。
食品トレース装置200が有する記憶部202は、第1の成分分析結果を記憶する(ステップS301)。第1の成分分析結果は、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が成分分析センターのデータベースなどからネットワーク150を介して取得してもよい。記憶部202は、複数の生産地及び鮮度と成分分析結果との対応を示す情報を予め記憶していてもよい。
次に、生産者402は証明コードを表示するラベルを食品に貼付し、その食品を出荷する。その食品は流通過程を経て店頭に並べられる。
食品トレース装置200が有する入力部203は、証明サーバ装置300により生成された証明コードと食品の出荷後(例えば、店頭に並べられているとき)に食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する(ステップS402)。証明コードは、入力部203が購買者401(又はその端末装置400a)から通信などにより取得する。その証明コードがコード化されたバーコードが食品のラベルに表示されている場合には、入力部203がバーコードリーダを用いてバーコードから証明コードを読み取ってもよいし、入力部203が(例えば、購買者401の端末装置400aに備えられた)バーコードリーダを用いてバーコードから読み取られた証明コードを端末装置400aからネットワーク150を介して取得してもよい。また、第2の成分分析結果は、入力部203が成分分析センター(例えば、成分分析センターのデータベースなど)から通信などにより取得する(この場合、購買者401は成分分析センターに食品又は食品の一部を送付して、その食品の成分分析を要求し、成分分析センターはこの要求に応じて食品の成分分析を行い、第2の成分分析結果を得る。)。店頭など、成分分析センター以外で成分分析が行われる場合には、入力部203が当該成分分析の結果を出力する装置などからネットワーク150を介して第2の成分分析結果を取得してもよい。
食品トレース装置200が有する読取部204は、入力部203により入力された証明コードが証明する食品の出荷日時と現在時刻を比較して食品の鮮度を判定し、入力部203により入力された証明コードが証明する食品の生産地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を記憶部202から読み取る(ステップS403)。比較部206は、読取部204により読み取られた第1の成分分析結果と入力部203により入力された第2の成分分析結果とをCPU201により比較する(ステップS404)。出力部205は、比較部206の比較結果と入力部203により入力された証明コードが証明する食品の生産地及び出荷日時を示す情報(出荷地情報及び出荷時期情報)とを出力する(ステップS405)。出力部205により出力された情報は、例えばネットワーク150を介して購買者401の端末装置400aにより取得され、出力される。これにより、購買者401は、食品の生産地、出荷日時、その食品が本当にその生産地で生産されたものであり、本当にその日時に出荷されたものかどうかを確認し(通常は、その食品が出荷又は生産された日、週又は月が確認できればよいため、時刻まで特定することは要しない。)、安心して食品を購入することができる。
以上のように、本実施の形態に係る食品トレース装置は、実施の形態2に係る食品トレース装置と同様の特徴を備えるとともに、
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地及び鮮度ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から前記食品の鮮度を判定し、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
また、本実施の形態に係る食品トレースシステムは、実施の形態2に係る食品トレースシステムと同様の特徴を備えるとともに、
前記第1の成分分析結果は、食品の出荷地及び鮮度ごとに食品の成分を分析した結果であり、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から前記食品の鮮度を判定し、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、出荷される食品それぞれについて個別に成分分析をしなくても、出荷後に食品の出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
実施の形態5.
図9は、本実施の形態に係る食品トレースシステムの構成を示すブロック図である。
食品トレースシステム100は、流通業者403(出荷者の一例)が利用する端末装置400c、小売業者404(出荷者の一例)が利用する端末装置400dを備える。食品トレース装置200は、リンク設定部207を有する。その他の構成は、図5を用いて説明した実施の形態2のものと同様である。
図10は、本実施の形態に係る食品トレース装置の動作(食品トレース方法の一例)を示すフロー図である。
まず、生産者402は、成分分析センターのデータベースなどに食品の成分分析結果(第1の成分分析結果)を登録する。生産者402の端末装置400bは、食品の出荷時に、前述した方法で証明サーバ装置300から食品の生産地及び出荷日時を証明する証明コードを取得する。
食品トレース装置200が有する記憶部202は、証明サーバ装置300により生成された食品の生産地及び出荷時期を証明する証明コードと対応付けて、食品の出荷時に食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する(ステップS501)。証明コードは、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が証明サーバ装置300又は端末装置400bからネットワーク150を介して取得してもよい。また、第1の成分分析結果は、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が成分分析センターのデータベースなどからネットワーク150を介して取得してもよい。
次に、生産者402は証明コードを表示するラベルを食品に貼付し、その食品を出荷する。食品の流通過程において、流通業者403は、食品の出荷時に、生産者402と同様の方法で成分分析センターのデータベースなどに食品の成分分析結果(第1の成分分析結果)を登録する。流通業者403の端末装置400cは、同時に、生産者402と同様の方法で証明サーバ装置300から食品の経由地(流通業者403が食品を出荷する場所)及び出荷日時(経由時期の一例)を証明する証明コードを取得する。小売業者404についても同様である。
食品トレース装置200が有する記憶部202は、証明サーバ装置300により生成された食品の流通過程における経由地及び出荷日時を証明する証明コードと対応付けて、当該経由時に食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する(ステップS502)。証明コードは、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が証明サーバ装置300又は端末装置400c及び端末装置400dからネットワーク150を介して取得してもよい。また、第1の成分分析結果は、入力部203により入力されてもよいし、記憶部202が成分分析センターのデータベースなどからネットワーク150を介して取得してもよい。
食品トレース装置200が有するリンク設定部207は、記憶部202に記憶された証明コードが証明する時刻の順に従って前後する証明コード同士の間にリンクを設定する(ステップS503)。本例では、生産者402に対して発行された証明コードと流通業者403に対して発行された証明コードが前後関係を持ち、流通業者403に対して発行された証明コードと小売業者404に対して発行された証明コードが前後関係を持つ。したがって、生産者402に対して発行された証明コードと流通業者403に対して発行された証明コードの間にリンクが設定され、また、流通業者403に対して発行された証明コードと小売業者404に対して発行された証明コードの間にリンクが設定される。
次に、流通過程を経た食品は、店頭に並べられる。
食品トレース装置200が有する入力部203は、証明サーバ装置300により生成された証明コードを入力する(ステップS504)。証明コードは、生産者402、流通業者403、小売業者404のいずれに対して発行された証明コードであってもよく、入力部203が購買者401(又はその端末装置400a)から通信などにより取得する。その証明コードがコード化されたバーコードが食品のラベルに表示されている場合には、入力部203がバーコードリーダを用いてバーコードから証明コードを読み取ってもよいし、入力部203が(例えば、購買者401の端末装置400aに備えられた)バーコードリーダを用いてバーコードから読み取られた証明コードを端末装置400aからネットワーク150を介して取得してもよい。
食品トレース装置200が有する読取部204は、入力部203により入力された証明コードに対応する第1の成分分析結果とリンク設定部207により当該証明コードとのリンクを設定された証明コードに対応する第1の成分分析結果とを記憶部202から読み取る(ステップS505)。比較部206は、読取部204により読み取られた2つの第1の成分分析結果をCPU201により比較する(ステップS506)。出力部205は、比較部206の比較結果と入力部203により入力された証明コードが証明する出荷地を示す出荷地情報とリンク設定部207により当該証明コードとのリンクを設定された証明コードが証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する(ステップS507)。出力部205により出力された情報は、例えばネットワーク150を介して購買者401の端末装置400aにより取得され、出力される。これにより、購買者401は、食品の出荷地、出荷日時、その食品が流通過程で別の食品とすり替えられていないかどうかを確認し、安心して食品を購入することができる。
上記の例では、ステップS506において、比較部206は、2つの第1の成分分析結果を比較していたが、3つ以上の第1の成分分析結果を比較してもよい。
以上のように、本実施の形態に係る食品トレース装置は、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、
前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、
前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、
前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記出荷地は、前記食品の生産地と前記食品の流通過程における経由地とを含み、
前記出荷時期は、前記生産地における出荷時期と前記経由地における経由時期とを含み、
前記証明情報は、位置及び時刻を証明する情報であり、
前記記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、食品の流通過程における複数の地点のそれぞれで得られた証明情報を基に、それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
前記食品トレース装置は、さらに、
前記記憶部に記憶された証明情報が証明する時刻の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定するリンク設定部を有し、
前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを前記記憶部から読み取り、
前記比較部は、前記読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を前記処理装置により比較し、
前記出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の流通過程における1つの地点で得られた証明情報を基に、食品の流通過程における複数の地点それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
また、本実施の形態に係る食品トレースシステムは、
食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置と、
食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力する出力部とを有する食品トレース装置とを備えることを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
前記出荷地は、前記食品の生産地と前記食品の流通過程における経由地とを含み、
前記出荷時期は、前記生産地における出荷時期と前記経由地における経由時期とを含み、
前記証明情報は、位置及び時刻を証明する情報であり、
前記食品トレース装置が有する記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする。
このような特徴により、食品の流通過程における複数の地点のそれぞれで得られた証明情報を基に、それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
前記食品トレース装置は、さらに、前記記憶部に記憶された証明情報が証明する時刻の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定するリンク設定部を有し、
前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを前記記憶部から読み取り、
前記食品トレース装置が有する比較部は、前記読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を前記処理装置により比較し、
前記食品トレース装置が有する出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の流通過程における1つの地点で得られた証明情報を基に、食品の流通過程における複数の地点それぞれの出荷地及び出荷時期に関する情報が正しいかどうかを確認することが可能となる。
前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
前記食品トレース装置が有する入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから証明情報を読み取って入力することを特徴とする。
このような特徴により、入力を手動で行う手間を省くことが可能となる。
前記証明サーバ装置は、位置及び時刻を示す情報と当該位置及び当該時刻のいずれかでしか得られない一意のデータとを合成して前記証明情報を生成することを特徴とする。
このような特徴により、証明情報の証明力が高まる。
また、本実施の形態に係る食品トレース方法は、
証明サーバ装置が、食品の出荷地を証明する証明情報を生成し、
食品トレース装置が有する記憶部が、食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、
食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地で出荷された食品の第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取り、
食品トレース装置が有する比較部が、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、
食品トレース装置が有する出力部が、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す出荷地情報とを出力することを特徴とする。
このような特徴により、食品の出荷地に関する情報が正しいかどうかを容易に確認することが可能となる。
図11は、上記実施の形態における食品トレースシステムを構成する各装置の外観の一例を示す図である。
図11において、食品トレース装置200、証明サーバ装置300、端末装置400a〜dは、システムユニット910、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、キーボード(K/B)902、マウス903、コンパクトディスク装置(CDD)905、プリンタ装置906、スキャナ装置907を備え、これらはケーブルで接続されている。さらに、食品トレース装置200、証明サーバ装置300、端末装置400a〜dは、FAX機932、電話機931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク(LAN)942、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。また、食品トレース装置200、端末装置400a〜dは、前述したバーコードリーダ(バーコードを読み取る機能を有する装置でもよいし、バーコードを読み取る機能を有するソフトウェアとデジタルカメラなどの装置との組み合わせでもよい。)を内蔵していてもよいが、不図示のバーコードリーダに接続されていてもよい。
図12は、上記実施の形態における食品トレースシステムを構成する各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図12において、食品トレース装置200、証明サーバ装置300、端末装置400a〜dは、プログラムを実行するCPU911(食品トレース装置200においては、図3、図5、図9に示したCPU201に相当する。)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT表示装置901、K/B902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、磁気ディスク装置920、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915は、FAX機932、電話機931、LAN942などに接続されている。通信ボード915は、入力装置、入力部、出力装置、あるいは出力部の一例である。
例えば、K/B902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置あるいは入力部の一例である。また、例えば、CRT表示装置901などは、出力装置あるいは出力部の一例である。
ここで、通信ボード915は、LAN942に限らず、直接、インターネット940、あるいはISDN(Integrated Services Digital Network)などのWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されていても構わない。直接、インターネット940、あるいはISDNなどのWANに接続されている場合、食品トレース装置200、証明サーバ装置300、端末装置400a〜dは、インターネット940、あるいはISDNなどのWANに接続され、ゲートウェイ941は不要となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、上述した実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
例えば、CPU911などは、処理装置あるいは処理部の一例である。
ファイル群924には、上述した実施の形態の説明において、「〜情報」、「〜結果」として説明するものが、ファイル又はその一部として記憶されている。
また、上述した実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)などのその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、上述した実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、ハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、上述した実施の形態を実施するプログラムは、磁気ディスク装置920、FD、光ディスク、CD、MD、DVDなどのその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
食品の流通過程を示す概念図である。 各実施の形態における食品の流通過程を示す概念図である。 実施の形態1に係る食品トレースシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る食品トレース装置の動作を示すフロー図である。 実施の形態2に係る食品トレースシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る食品トレース装置の動作を示すフロー図である。 実施の形態3に係る食品トレース装置の動作を示すフロー図である。 実施の形態4に係る食品トレース装置の動作を示すフロー図である。 実施の形態5に係る食品トレースシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る食品トレース装置の動作を示すフロー図である。 各実施の形態における食品トレースシステムを構成する各装置の外観の一例を示す図である。 各実施の形態における食品トレースシステムを構成する各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
100 食品トレースシステム、150 ネットワーク、151 GPS衛星、152 気象衛星、200 食品トレース装置、201 CPU、202 記憶部、203 入力部、204 読取部、205 出力部、206 比較部、207 リンク設定部、300 証明サーバ装置、400 端末装置、401 購買者、402 生産者、403 流通業者、404 小売業者、901 CRT表示装置、902 K/B、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話機、932 FAX機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (17)

  1. 食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて、前記食品の出荷以前に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、
    前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、
    前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする食品トレース装置。
  2. 前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
    前記出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする請求項に記載の食品トレース装置。
  3. 前記出荷地は、前記食品の生産地と前記食品の流通過程における経由地とを含み、
    前記出荷時期は、前記生産地における出荷時期と前記経由地における経由時期とを含み
    記記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶ることを特徴とする請求項に記載の食品トレース装置。
  4. 前記食品トレース装置は、さらに、
    前記記憶部に記憶された証明情報が証明する出荷の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定するリンク設定部を有し、
    前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを前記記憶部から読み取り、
    前記比較部は、前記読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を前記処理装置により比較し、
    前記出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す情報と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す情報とを出力することを特徴とする請求項に記載の食品トレース装置。
  5. 食品の生産地ごとに、過去に生産された食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、
    食品の生産地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置により生成された証明情報と新たに生産された食品の出荷後にその食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、
    前記入力部により入力された証明情報が証明する生産に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する生産地を示す情報とを出力する出力部とを有することを特徴とする食品トレース装置。
  6. 前記第1の成分分析結果は、食品の生産地及び鮮度ごとに、過去に生産された食品の成分を分析した結果であり、
    前記証明情報は、食品の生産地及び出荷時期を証明する情報であり、
    前記読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から前記新たに生産された食品の鮮度を判定し、前記入力部により入力された証明情報が証明する生産地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする請求項に記載の食品トレース装置。
  7. 前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
    前記入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから前記証明情報を読み取って入力することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の食品トレース装置。
  8. 食品の出荷地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置と、
    前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて、前記食品の出荷以前に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す情報とを出力する出力部とを有する食品トレース装置とを備えることを特徴とする食品トレースシステム。
  9. 前記証明情報は、食品の出荷地及び出荷時期を証明する情報であり、
    前記食品トレース装置が有する出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地及び出荷時期を示す情報とを出力することを特徴とする請求項に記載の食品トレースシステム。
  10. 前記出荷地は、前記食品の生産地と前記食品の流通過程における経由地とを含み、
    前記出荷時期は、前記生産地における出荷時期と前記経由地における経由時期とを含み
    記食品トレース装置が有する記憶部は、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の生産地及び出荷時期を証明する証明情報と対応付けて、前記食品の出荷時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶するとともに、前記証明サーバ装置により生成された前記食品の流通過程における経由地及び経由時期を証明する証明情報と対応付けて、当該経由時に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶ることを特徴とする請求項に記載の食品トレースシステム。
  11. 前記食品トレース装置は、さらに、前記記憶部に記憶された証明情報が証明する出荷の順に従って前後する証明情報同士の間にリンクを設定するリンク設定部を有し、
    前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報に対応する第1の成分分析結果とを前記記憶部から読み取り、
    前記食品トレース装置が有する比較部は、前記読取部により読み取られた2つの第1の成分分析結果を前記処理装置により比較し、
    前記食品トレース装置が有する出力部は、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す情報と前記リンク設定部により当該証明情報とのリンクを設定された証明情報が証明する出荷地を示す情報とを出力することを特徴とする請求項1に記載の食品トレースシステム。
  12. 食品の生産地を証明する証明情報を生成する証明サーバ装置と、
    食品の生産地ごとに、過去に生産された食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶する記憶部と、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と新たに生産された食品の出荷後にその食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力する入力部と、前記入力部により入力された証明情報が証明する生産に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較する比較部と、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する生産地を示す情報とを出力する出力部とを有する食品トレース装置とを備えることを特徴とする食品トレースシステム。
  13. 前記第1の成分分析結果は、食品の生産地及び鮮度ごとに、過去に生産された食品の成分を分析した結果であり、
    前記証明情報は、食品の生産地及び出荷時期を証明する情報であり、
    前記食品トレース装置が有する読取部は、前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷時期から前記新たに生産された食品の鮮度を判定し、前記入力部により入力された証明情報が証明する生産地及び判定した鮮度に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取ることを特徴とする請求項1に記載の食品トレースシステム。
  14. 前記食品と前記食品の包装とのいずれかには、前記証明情報がコード化されたバーコードを表示するラベルが貼付され、
    前記食品トレース装置が有する入力部は、バーコードリーダを用いて前記バーコードから前記証明情報を読み取って入力することを特徴とする請求項8から13のいずれかに記載の食品トレースシステム。
  15. 前記証明サーバ装置は、位置及び時刻を示す情報と当該位置及び当該時刻のいずれかでしか得られない一意のデータとを合成して前記証明情報を生成することを特徴とする請求項8から14のいずれかに記載の食品トレースシステム。
  16. 証明サーバ装置が、食品の出荷地を証明する証明情報を生成し、
    食品トレース装置が有する記憶部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と対応付けて、前記食品の出荷以前に前記食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
    食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と前記食品の出荷後に前記食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、
    食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取り、
    食品トレース装置が有する比較部が、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、
    食品トレース装置が有する出力部が、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する出荷地を示す情報とを出力することを特徴とする食品トレース方法。
  17. 証明サーバ装置が、食品の生産地を証明する証明情報を生成し、
    食品トレース装置が有する記憶部が、食品の生産地ごとに、過去に生産された食品の成分を分析した第1の成分分析結果を記憶し、
    食品トレース装置が有する入力部が、前記証明サーバ装置により生成された証明情報と新たに生産された食品の出荷後にその食品の成分を分析した第2の成分分析結果とを入力し、
    食品トレース装置が有する読取部が、前記入力部により入力された証明情報が証明する生産に対応する第1の成分分析結果を前記記憶部から読み取り、
    食品トレース装置が有する比較部が、前記読取部により読み取られた第1の成分分析結果と前記入力部により入力された第2の成分分析結果とを処理装置により比較し、
    食品トレース装置が有する出力部が、前記比較部の比較結果と前記入力部により入力された証明情報が証明する生産地を示す情報とを出力することを特徴とする食品トレース方法。
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