JP4783185B2 - 車両のシート構造 - Google Patents
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Description
パッド部材の表面に溝部(特許文献1の第2,3,4図の32)が備えられ、パッド部材の溝部の底部分に、第1固定部材(特許文献1の第2,3,4図の33)が備えられている。ヒータ(特許文献1の第2図の50)がパッド部材の表面に載置されて、パッド部材の溝部に入り込んでいる。表皮に引き込み部(特許文献1の第2,3,4図の44)が備えられ、表皮の引き込み部に硬質の第2固定部材(特許文献1の第2,3,4図の45)が備えられている。
従って、表皮をパッド部材及びヒータに被せ、表皮の引き込み部及び第2固定部材をパッド部材の溝部に入り込ませて、パッド部材の第1固定部材と表皮の第2固定部材とを連結することにより、表皮を固定している。このように表皮が固定されることにより、表皮及び表皮の第2固定部材によってヒータが固定される。
本発明は車両のシート構造において、パッド部材と表皮との間にシート状のヒータを配置した場合、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分の破損を防止しながら、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分を、確実に固定することができるように構成することを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両のシート構造において次のように構成することにある。
シートの座部又は背もたれ部のパッド部材において、パッド部材の表面に溝部が備えられ、パッド部材の溝部の底部分に第1固定部材が備えられる。シート状のヒータがパッド部材の溝部と交差するようにパッド部材の表面に載置され、ヒータがパッド部材の溝部に入り込み、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分に緩衝部材が外方から入り込むように備えられる。パッド部材及びヒータを覆う表皮に引き込み部が備えられ、引き込み部に硬質の第2固定部材が備えられる。緩衝部材がヒータと第2固定部材との間に位置した状態で、第1固定部材と第2固定部材とがパッド部材の溝部で連結されて、表皮がパッド部材及びヒータに被せられる。
本発明の第1特徴によると、表面に溝部が備えられたパッド部材に対して、ヒータをパッド部材の溝部と交差するようにパッド部材の表面に載置し、ヒータがパッド部材の溝部に入り込んだ状態において、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分に緩衝部材が外方から入り込んでいる。
これにより、パッド部材の溝部が比較的幅広に形成されていても、緩衝部材をパッド部材の溝部の断面と同じような形状に設定することによって、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分に緩衝部材を外方から入れ込むことにより、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分をパッド部材の溝部の底部分に密着させることができる。
前述のように、パッド部材の第1固定部材と表皮の第2固定部材とをパッド部材の溝部で連結した場合、緩衝部材がヒータと表皮の第2固定部材との間に位置しているので、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分に、表皮の第2固定部材が接触するような状態は生じ難い。
これにより、ヒータをパッド部材の溝部と交差するようにパッド部材の表面に載置してから、表皮をパッド部材及びヒータに被せるまでの間において、ヒータがパッド部材の表面を最初の位置から移動すると言うような状態が少なくなるのであり、ヒータをパッド部材の表面の最初の位置に戻すと言うような修正作業を行う必要が少なくなる。
本発明の第1特徴によると、車両のシート構造において、パッド部材と表皮との間にシート状のヒータを配置した場合、パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分を、緩衝部材によりパッド部材の溝部の底部分に密着させて確実に固定することができるようになって、シートの使用に伴ってヒータがパッド部材と表皮との間を移動すると言うような状態を少なくすることができ、ヒータの移動によるシートの座り心地の変化を少なくすることができた。
図2,3,4,5(イ)に示すように、シートの座部1及び背もたれ部2において、パッド部材11の表面の前部及び後部(上部及び下部)に、左右方向に向く横長の溝部15が形成されており、溝部15の底部分15aに、金属製又は硬性樹脂製の線材の第1固定部材16が埋め込まれている。第1固定部材16は溝部15の略全幅に亘って配置されており、溝部15の底部分15aの中央部、右及び左側部に凹部分15bが形成されて、第1固定部材16の一部(露出部16a)が、溝部15の凹部分15bから少し露出している。
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図4及び図5(イ)において、ヒータ14をパッド部材11の溝部15と交差するようにパッド部材11の表面に載置する前に、ヒータ14に緩衝部材17を事前に接着しておいてもよい。これにより、ヒータ14がパッド部材11の溝部15と交差するように、ヒータ14及び基布21をパッド部材11の表面に載置し、ヒータ14及び基布21の一部をパッド部材11の溝部15に入れ込むと同時に、緩衝部材17をパッド部材11の溝部15に入れ込むことになる。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]の図3及び図5(ロ)において、表皮12の第2固定部材19を充分に強度のあるもの(あまり弾性変形しないもの)に構成することにより、パッド部材11の第1固定部材16の中央の露出部16aのみと、表皮12の第2固定部材19の中央(表皮12の引き込み部18の中央の切欠き部18a)のみとを、連結部材20によって連結するように構成してもよい。
これにより、緩衝部材17の右又は左の片側において、表皮の第2固定部材19(表皮12の引き込み部18の切欠き部18a)が下方に引き込まれ、表皮12の第2固定部材19が緩衝部材17を介して、パッド部材11の溝部15に入り込んだヒータ14(基布21)の部分14aを、パッド部材11の溝部15の底部分15aに押圧する。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、ヒータ14がパッド部材11の溝部15と交差するように、ヒータ14及び基布21をパッド部材11の表面に載置した場合、基布21とパッド部材11の表面とを両面テープ(図示せず)や接着剤等により接着するように構成してもよい。この場合、ヒータ14が下側(パッド部材11側)で、基布21が上側となるように、ヒータ14及び基布21をパッド部材11の表面に載置してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、パッド部材11の表面の前部及び後部(上部及び下部)に、左右方向に向く横長の溝部15を形成するのではなく、前後方向(上下方向)に向く長い溝部15を形成し、ヒータ14をパッド部材11の溝部15と交差するようにパッド部材11の表面に左右方向に載置してもよい。
本発明は、シート(運転席及び助手席)ばかりではなく、後側のシート(2列目のシートや3列目のシート)にも適用できる。
2 シートの背もたれ部
11 パッド部材
12 表皮
15 パッド部材の溝部
15a パッド部材の溝部の底部分
14 ヒータ
14a パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分
16 第1固定部材
17 緩衝部材
18 引き込み部
19 第2固定部材
Claims (1)
- シートの座部又は背もたれ部のパッド部材において、前記パッド部材の表面に溝部が備えられ、前記パッド部材の溝部の底部分に第1固定部材が備えられて、
シート状のヒータが前記パッド部材の溝部と交差するようにパッド部材の表面に載置され、前記ヒータがパッド部材の溝部に入り込み、前記パッド部材の溝部に入り込んだヒータの部分に緩衝部材が外方から入り込むように備えられ、
前記パッド部材及びヒータを覆う表皮に引き込み部が備えられ、前記引き込み部に硬質の第2固定部材が備えられて、
前記緩衝部材がヒータと第2固定部材との間に位置した状態で、前記第1固定部材と第2固定部材とがパッド部材の溝部で連結されて、前記表皮がパッド部材及びヒータに被せられている車両のシート構造。
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