JP4781213B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
前述したような現象は、特に中高部が積層構造を有する場合に起こり易い。
本実施形態の生理用ナプキン(以下、単にナプキンともいう)における吸収体4は、一つの上層吸収体41が下層吸収体42の上に積層されて形成されており、該上層吸収体41は、少なくとも該上層吸収体41の中央部において、多数の深い凹部5,5…により下層吸収体42と接合一体化されている。下層吸収体42には、上層吸収体41の前記中央部が積層されている部分以外に、多数の浅い凹部6,6…が形成されており、平面視において該浅い凹部6は、上層吸収体41の全周縁の内側にも形成されている。
ナプキン1は、その長手方向が前方部A、長手方向中央領域である排泄部対向部B(着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向領域を幅方向中央に有する部分)及び後方部Cに区分される。
吸収体4は、縦長であって、その長手方向がナプキン1と一致している。吸収体4は、図2に示すように、台紙9に包まれた状態で、表面シート2及び裏面シート3間に狭持固定されている。
吸収体4は、図1及び図2に示すように、上層吸収体41と下層吸収体42との積層構造を有している。上層吸収体41及び下層吸収体42それぞれは、縦長であり、その長手方向がナプキン長手方向と一致している。上層吸収体41及び下層吸収体42それぞれは、パルプ繊維等から形成されていることが好ましい。
上層吸収体41と下層吸収体42とは、多数の深い凹部5,5…により接合されており、密着した状態で一体化されている。
浅い凹部6は、平面視円形であり、離散的に不連続に形成されており、全体として千鳥格子状の配置パターンに形成されている。浅い凹部6は、浅い凹部6同士間の距離が、深い凹部5同士間の距離よりも小さく配されている。これは、深い凹部5が形成されている領域と浅い凹部6が形成されている領域との間に毛管力勾配を付与させるためであり、より外側への液の移行を促進させる機能がある。このような毛管力勾配を付与させる他の方法として、各凹部の面積を大きくし、吸収体における凹部の割合を高くするという方法を用いても良い。
本明細書において、深い凹部5の「深い」と、浅い凹部6の「浅い」とは、それぞれ、凹部の深さを相対的に区別する意味を有している。更に説明すると、本実施形態では、深い凹部5は、上層吸収体41と下層吸収体42とを接合一体化するように形成されており、浅い凹部6は下層吸収体42のみに形成されている。
また、深い凹部5又は浅い凹部6が形成されている部分の吸収体4におけるエンボスロール側(図2の場合肌当接面側)が、アンビルロール側(図2の場合非肌当接面側)からも窪んでいる場合もある。これは、吸収体4の肌当接面側を構成する繊維が、各前記エンボス部が形成されている状態を安定化させるため、非肌当接面側に向って移動することによるものと考えられ、圧密化による影響が非加工面側にも及んでいるため、導液効果を有する。
吸収体4を平面視した場合、前記領域Pにおいて、浅い凹部6,6…それぞれが、図3に示すように、深い凹部5,5…それぞれの間に点在している。図3は、図1において四角に囲まれている吸収体4の部分の拡大平面図である。
本実施形態において、複合凹部8は、上層吸収体41における全周縁内側の所定幅の領域Pに形成されている。
ナプキン1の寸法は、長さが20〜50cm、特に27〜50cm、幅が5〜10cm、特に7〜10cmであることが好ましい。
上層吸収体41の寸法は、長さが5〜20cm、特に7〜17cm、幅が2〜5cm、特に2.5〜3.5cmであることが好ましい。また、上層吸収体41の坪量は、100〜1000g/m2、特に150〜600g/m2であることが好ましい。
下層吸収体42の寸法は、長さが15〜50cm、特に25〜45cm、幅が5〜10cm、特に7〜10cmであることが好ましい。また、下層吸収体42の坪量は、100〜600g/m2、特に150〜350g/m2であることが好ましい。
浅い凹部6の径は、0.8〜4mm、特に1〜3mmであることが好ましい。また、浅い凹部6同士間の距離(例えば、中心間の距離)は、ナプキン長手方向に2〜10mm、特に3〜7mm、ナプキン幅方向に2〜10mm、特に3〜7mmであることが好ましい。また、浅い凹部6の深さは、下層吸収体42の厚さに対して、2〜50%、特に10〜40%であることが好ましい。
まず、表面シート2の形成材料としては、液透過性のシートであれば特に制限されないが、例えば、図5(a)及び(b)に示すような、肌当接面側に突出した多数の凸部24を有する凹凸シートを用いることが好ましい。
本実施形態における凹凸シートからなる表面シート2は、肌当接面側の第1繊維層21と非肌当接面側の第2繊維層22とからなる。第1繊維層21と第2繊維層22とは、部分的に熱融着されて熱融着部23が凹部として形成されている。第1繊維層21は、熱融着部23以外の部位において、圧縮弾性を有する多数の凸部24を形成している。
各凸部24は、それぞれドーム状をなしており、その内部は第1繊維層21を構成する繊維で満たされている。また、各凸部24が形成された部分における第1繊維層21と第2繊維層22との界面は接合されていないが密着した状態とされている。
例えば、本発明の吸収性物品は、複数の上層吸収体を有していても良い。この場合、複数の該上層吸収体それぞれが、吸収性物品の厚み方向に積層されていても良く、また、複数の該上層吸収体それぞれが、吸収性物品の長手方向又は幅方向に配されていても良い。
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 上層吸収体
41a 側縁
42 下層吸収体
5 深い凹部
6 浅い凹部
8 複合凹部
81 段差部
9 台紙
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部
Claims (3)
- 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備した吸収性物品において、
前記吸収体は、一又は複数の上層吸収体が下層吸収体の上に積層されて形成されており、
一又は複数の前記上層吸収体は、多数の深い凹部により前記下層吸収体と接合一体化されており、
前記下層吸収体には、多数の浅い凹部が形成されており、該浅い凹部は、平面視において前記上層吸収体の周縁の内側の領域にも形成されており、
前記浅い凹部が形成されている領域と前記深い凹部が形成されている領域とが重なって形成されており、
前記深い凹部及び前記浅い凹部それぞれは、前記吸収体の非肌当接面側から形成されており、
前記深い凹部と、前記上層吸収体の周縁の内側に形成された前記浅い凹部とが重なり合った複合凹部も形成されている吸収性物品。 - 前記複合凹部には段差部が形成されている請求項1記載の吸収性物品。
- 縦長の前記上層吸収体を一つ有しており、該上層吸収体が、前記下層吸収体の中央部に積層されており、該上層吸収体における全周縁の内側に、前記浅い凹部が形成されている領域と前記深い凹部が形成されている領域とが重なって形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
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