JP4781012B2 - アルコール化合物を配位子とした金属化合物及び薄膜形成用原料並びに薄膜の製造方法 - Google Patents

アルコール化合物を配位子とした金属化合物及び薄膜形成用原料並びに薄膜の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4781012B2
JP4781012B2 JP2005156765A JP2005156765A JP4781012B2 JP 4781012 B2 JP4781012 B2 JP 4781012B2 JP 2005156765 A JP2005156765 A JP 2005156765A JP 2005156765 A JP2005156765 A JP 2005156765A JP 4781012 B2 JP4781012 B2 JP 4781012B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
compound
raw material
metal compound
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005156765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006328019A (ja
Inventor
裕司 森島
克英 水尾
直樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Adeka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adeka Corp filed Critical Adeka Corp
Priority to JP2005156765A priority Critical patent/JP4781012B2/ja
Publication of JP2006328019A publication Critical patent/JP2006328019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4781012B2 publication Critical patent/JP4781012B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は、新規なアミノアルコール、該アミノアルコールを配位子とした新規な金属化合物(銅アルコキシド化合物)、及び該金属化合物を含有してなる薄膜形成用原料、並びに該薄膜形成用原料を用いた銅含有薄膜の製造方法に関する。該アミノアルコールは、金属化合物の配位子として有用なものであり、該金属化合物は、薄膜形成用原料に用いるプレカーサとして有用なものである。
銅及び銅系合金は、高い導電性、高エレクトロマイグレーション耐性、高融点という特性から、LSIの配線材料として応用されている。また、銅を含む複合金属酸化物は、高温超伝導体の機能性セラミックス材料として、応用が期待されている。
銅等の金属原子や珪素を含有する薄膜の製造方法としては、火焔堆積法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、塗布熱分解法やゾルゲル法等のMOD法、化学気相成長法(以下、単にCVDと記載することもある)等が挙げられるが、組成制御性及び段差被覆性に優れること、量産化に適すること、ハイブリッド集積が可能である等の多くの長所を有しているので、ALD(Atomic Layer Deposition)法を含む化学気相成長法が最適な製造プロセスである。
MOD法やCVD法においては、薄膜に珪素や金属を供給するプレカーサとして、有機配位子を用いた化合物が使用されている。比較的大きい蒸気圧を与え、CVDによる薄膜の製造に適した金属化合物を構成できる有機配位子としては、末端にエーテル基又はジアルキルアミノ基を有するアルコールが報告されている。銅を供給するプレカーサについては、末端にジメチルアミノ基あるいはジエチルアミノ基を有するアルコールを配位子とした銅のアルコキシド化合物が特許文献1に報告されている。また、金属原子に配位するドナー基であるアミノ基を末端に有するアルコールを配位子として用いたチタニウム化合物及びジルコニウム化合物が、特許文献2及び特許文献3に報告されている。
韓国特許2004−76758号公報 特開2000−351784号公報 特開2003−119171号公報
化合物を気化させて薄膜を形成するCVD法等の薄膜製造方法において、原料として用いられる化合物(プレカーサ)に求められる性質は、融点が低く液体の状態で輸送が可能であること、蒸気圧が高く気化させやすいこと、熱分解が起こらず安定に供給できること、及び反応室に至るまで分解しないことである。
しかし、従来の銅化合物は、低い蒸気圧及び/又は高い融点を有するため、薄膜製造装置のボトル及び配管を比較的高い温度まで加熱する必要があった。そのため、加えられた高熱により気化室に到達する前に銅化合物が一部熱分解し、気化器内部を目詰まりさせたり、不要な化合物を生成してしまうという問題が生じていた。
このように、これまで、低温で気化させることが可能であり、かつ熱的に安定に供給できる所望の銅化合物は得られていなかった。
本発明者等は、検討を重ねた結果、特定の3級アミノアルコールが、配位子として用いると、金属化合物に3級アルコールの立体障害効果を付与することができ、上記課題を解決し得ることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、下記一般式(I)で表されるアルコール化合物を配位子とした下記一般式(II)で表される金属化合物を提供するものである。
Figure 0004781012
Figure 0004781012
また、本発明は、上記金属化合物を含有してなる薄膜形成用原料を提供するものである。
また、本発明は、上記薄膜形成用原料を気化させて得た金属化合物を含有する蒸気を基体上に導入し、これを分解及び/又は化学反応させて基体上に薄膜を形成する薄膜の製造方法を提供するものである。
本発明のアルコール化合物を配位子とした本発明の金属化合物は、低温で気化させることが可能であり、かつ熱的に安定であるので、プレカーサとして薄膜形成用原料に用いると、組成制御性に優れた薄膜の製造を高い生産性で実現できる。本発明の金属化合物は、特に、気化工程を有するALD法を含むCVD法による薄膜製造に用いる薄膜形成用原料のプレカーサとして好適である。
以下、本発明の金属化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法について、好ましい実施形態に基づき詳細に説明する。
まず、上記一般式(I)で表されるアルコール化合物(本発明のアルコール化合物ともいう)について説明する。
上記一般式(I)において、R1及びR2で表される炭素原子数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第2ブチル、第3ブチル、イソブチル等が挙げられる。
上記一般式(I)において、Aで表されるアルカンジイル基は、炭素原子数の合計が1〜8のものであれば、直鎖でもよく、任意の位置に1以上の分岐を有していてもよい。本発明のアルコール化合物を銅化合物の配位子として用いる場合、該アルカンジイル基としては、ドナー基である末端のジアルキルアミノ基が銅原子に配位したときに、エネルギー的に安定な構造である5員環又は6員環を形成する基が好ましい。好ましいアルカンジイル基としては、下記一般式(III)で表される基が挙げられる。
Figure 0004781012
また、本発明のアルコール化合物は、光学異性体を有する場合もあるが、その光学異性により区別されるものではない。
本発明のアルコール化合物の具体例としては、下記化合物No.1〜No.15が挙げられる。
Figure 0004781012
本発明のアルコール化合物は、その製造方法により特に制限されることはなく、例えば、該当するアルキレンオキシドと該当するアルキルアミンとを反応させる方法により得ることができ、この反応は常法に従って行なうことができる。
本発明のアルコール化合物は、薄膜形成用原料等に用いられる金属化合物、特に銅化合物の配位子として有用な他、香料、農薬、医薬、各種ポリマー等の合成原料等の用途にも用いることができる。
次に、本発明の金属化合物について説明する。
本発明の金属化合物は、本発明のアルコール化合物を配位子とし、上記一般式(II)で表される銅化合物である。本発明の金属化合物は、配位子末端に強いドナー効果及び大きな立体障害効果を有するジアルキルアミノ基を導入することに加え、配位子として三級アルコールを用いることで酸素原子の近隣にも立体障害効果を付与することにより、金属原子(銅原子)と酸素原子との間の電気的極性を緩和及び/又は遮蔽して、金属化合物の分子会合を抑制して高揮発化効果を奏するようにし且つ不必要な化学反応を抑制することを可能にしたものである。
本発明の金属化合物は、上記一般式(II)で代表して表しているが、下記一般式(IV)で表されるように、配位子中の末端ドナー基が金属原子に配位して環構造を形成した場合と区別されるものではなく、両方を含む概念である。
Figure 0004781012
本発明の金属化合物の具体例としては、下記化合物No.16〜No.30が挙げられる。
Figure 0004781012
化合物を気化させる工程を有する薄膜の製造方法に本発明の金属化合物を用いる場合は、上記一般式(II)におけるR1、R2及びAが分子量の小さいものであることが、金属化合物の蒸気圧が大きくなるので好ましく、具体的には、R1及びR2はメチル基が好ましく、Aはメチレン基が好ましい。また、気化工程を伴わないMOD法等による薄膜の製造方法において本発明の金属化合物を用いる場合は、上記のR1、R2及びAは、使用される溶媒に対する溶解性、薄膜形成反応等によって任意に選択することができる。
本発明の金属化合物は、その製造方法により特に制限されることはなく、周知の反応を応用して製造することができ、例えば、3級アミノアルコールを用いた周知一般の金属アルコキシド化合物の合成方法を応用して製造することができる。該合成方法としては、例えば、(1)銅のハロゲン化物、硝酸塩等の無機塩又はその水和物と、該当するアルコール化合物とを、ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、ナトリウムメチラート、アンモニア、アミン等の塩基の存在下で反応させる方法、(2)銅のハロゲン化物、硝酸塩等の無機塩又はその水和物と、該当するアルコール化合物のナトリウムアルコキシド、リチウムアルコキシド、カリウムアルコキシド等のアルカリ金属アルコキシドとを反応させる方法、(3)銅のメトキシド、エトキシド、イソプロポキシド、ブトキシド等の低分子アルコールの金属アルコキシド化合物と、該当するアルコール化合物とを交換反応させる方法、(4)銅のハロゲン化物、硝酸塩等の無機塩と、反応性中間体を与える誘導体を反応させて、反応性中間体を得てから、これと該当するアルコール化合物とを反応させる方法等が挙げられる。
上記(4)における反応性中間体としては、ビス(ジアルキルアミノ)銅、ビス(ビス(トリメチルシリル)アミノ)銅等の銅のアミド化合物が挙げられる。
本発明の金属化合物は、銅含有薄膜のプレカーサとして薄膜形成用原料に用いることができるほか、触媒、光学材料等の用途にも用いることができる。
次に、本発明の薄膜形成用原料について説明する。
本発明の薄膜形成用原料は、本発明の金属化合物を薄膜のプレカーサとして含有するものであり、その形態は、該薄膜形成原料が適用される薄膜の製造方法(例えば、火焔体積法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、塗布熱分解法やゾルゲル法等のMOD法、ALD法を含むCVD法等)によって異なり、各製造方法に従来用いられている原料の形態に準じて適宜選択される。本発明の薄膜形成用原料は、本発明の金属化合物の物性から、CVD用原料として特に有用である。
本発明の薄膜形成用原料が化学気相成長(CVD)用原料である場合、その形態は使用されるCVD法の輸送供給方法等の手法により適宜選択される。
上記の輸送供給方法としては、CVD用原料を原料容器中で加熱及び/又は減圧することにより気化させ、必要に応じて用いられるアルゴン、窒素、ヘリウム等のキャリアガスと共に堆積反応部(薄膜堆積部)へと導入する気体輸送法、CVD用原料を液体又は溶液の状態で気化室まで輸送し、気化室で加熱及び/又は減圧することにより気化させて、堆積反応部へと導入する液体輸送法がある。気体輸送法の場合は、上記一般式(II)で表される本発明の金属化合物そのものがCVD用原料となり、液体輸送法の場合は、上記一般式(II)で表される本発明の金属化合物そのもの又は該金属化合物を有機溶剤に溶かした溶液がCVD用原料となる。輸送供給方法としては、液体輸送法が、CVD用原料を均一に気化させて安定に供給することができ、エネルギー的にも有利であるので好ましい。
上記のCVD用原料に使用する有機溶剤としては、特に制限を受けることはなく周知一般の有機溶剤を用いることが出来る。該有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、n−ブタノール等のアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシエチル等の酢酸エステル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテルアルコール類;テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルブチルケトン、ジプロピルケトン、ジイソブチルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン等のケトン類;ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;1−シアノプロパン、1−シアノブタン、1−シアノヘキサン、シアノシクロヘキサン、シアノベンゼン、1,3−ジシアノプロパン、1,4−ジシアノブタン、1,6−ジシアノヘキサン、1,4−ジシアノシクロヘキサン、1,4−ジシアノベンゼン等のシアノ基を有する炭化水素類;ピリジン、ルチジンが挙げられ、これらは、溶質の溶解性、使用温度と沸点及び引火点との関係等により、単独で又は二種類以上の混合溶媒として用いることができる。これらの有機溶剤を使用する場合、該有機溶剤中における本発明の金属化合物及び後述する他のプレカーサの合計量が0.01〜2.0モル/リットル、特に0.05〜1.0モル/リットルとなるようにするのが好ましい。
本発明の薄膜形成用原料は、多成分系のCVD法に用いてもよい。
多成分系のCVD法における輸送供給方法としては、CVD用原料を各成分独立で気化、供給する方法(以下、シングルソース法と記載することもある)と、多成分原料を予め所望の組成で混合した混合原料を気化、供給する方法(以下、カクテルソース法と記載することもある)がある。カクテルソース法の場合、二種以上の本発明の金属化合物のみによる混合物或いは混合溶液、一種以上の本発明の金属化合物及び一種以上の他のプレカーサの混合物或いは混合溶液がCVD用原料である。
また、多成分系のCVD法において、本発明の金属化合物と共に用いることができる他のプレカーサとしては、特に制限を受けず、CVD用原料に用いられている周知一般のプレカーサを用いることができる。
上記の他のプレカーサとしては、アルコール化合物、グリコール化合物、β−ジケトン化合物、シクロペンタジエン化合物及び有機アミン化合物等の有機配位子として用いられる化合物群から選択される一種類又は二種類以上と、珪素や金属との化合物が挙げられる。他のプレカーサの金属種としては、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタニウム、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、マンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム、白金、銅、銀、金、亜鉛、ガリウム、インジウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン、ビスマス、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム等が挙げられる。
上記の有機配位子として用いられるアルコール化合物としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、第3ブタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコール、第3アミルアルコール等のアルキルアルコール類;2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−メトキシ−1−メチルエタノール、2−メトキシ−1,1−ジメチルエタノール、2−エトキシ−1,1−ジメチルエタノール、2−イソプロポキシ−1,1−ジメチルエタノール、2−ブトキシ−1,1−ジメチルエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)−1,1−ジメチルエタノール、2−プロポキシ−1,1−ジエチルエタノール、2−第2ブトキシ−1,1−ジエチルエタノール、3−メトキシ−1,1−ジメチルプロパノール等のエーテルアルコール類;本発明の金属化合物を与えるジアルキルアミノアルコール等が挙げられる。
上記の有機配位子として用いられるグリコール化合物としては、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2,4−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2,4−ブタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−ブタンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、2,4−ジメチル−2,4−ペンタンジオール等が挙げられる。
上記の有機配位子として用いられるβ−ジケトン化合物としては、例えば、アセチルアセトン、ヘキサン−2,4−ジオン、5−メチルヘキサン−2,4−ジオン、ヘプタン−2,4−ジオン、2−メチルヘプタン−3,5−ジオン、5−メチルヘプタン−2,4−ジオン、6−メチルヘプタン−2,4−ジオン、2,2−ジメチルヘプタン−3,5−ジオン、2,6−ジメチルヘプタン−3,5−ジオン、2,2,6−トリメチルヘプタン−3,5−ジオン、2,2,6,6−テトラメチルヘプタン−3,5−ジオン、オクタン−2,4−ジオン、2,2,6−トリメチルオクタン−3,5−ジオン、2,6−ジメチルオクタン−3,5−ジオン、2,9−ジメチルノナン−4,6−ジオン、2−メチル−6−エチルデカン−3,5−ジオン、2,2−ジメチル−6−エチルデカン−3,5−ジオン等のアルキル置換β−ジケトン類;1,1,1−トリフルオロペンタン−2,4−ジオン、1,1,1−トリフルオロ−5,5−ジメチルヘキサン−2,4−ジオン、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロペンタン−2,4−ジオン、1,3−ジパーフルオロヘキシルプロパン−1,3−ジオン等のフッ素置換アルキルβ−ジケトン類;1,1,5,5−テトラメチル−1−メトキシヘキサン−2,4−ジオン、2,2,6,6−テトラメチル−1−メトキシヘプタン−3,5−ジオン、2,2,6,6−テトラメチル−1−(2−メトキシエトキシ)ヘプタン−3,5−ジオン等のエーテル置換β−ジケトン類が挙げられる。
上記の有機配位子として用いられるシクロペンタジエン化合物としては、シクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン、エチルシクロペンタジエン、プロピルシクロペンタジエン、イソプロピルシクロペンタジエン、ブチルシクロペンタジエン、第2ブチルシクロペンタジエン、イソブチルシクロペンタジエン、第3ブチルシクロペンタジエン、ジメチルシクロペンタジエン、テトラメチルシクロペンタジエン等が挙げられる。
上記の有機配位子として用いられる有機アミン化合物としては、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、第2ブチルアミン、第3ブチルアミン、イソブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、エチルメチルアミン、プロピルメチルアミン、イソプロピルメチルアミン等が挙げられる。
上記の他のプレカーサは、シングルソース法の場合は、前記一般式(II)で表される本発明の金属化合物と、熱分解及び/又は酸化分解の挙動が類似している化合物が好ましく、カクテルソース法の場合は、熱分解及び/又は酸化分解の挙動が類似していることに加え、混合時に化学反応による変質を起こさないものが好ましい。
また、本発明の薄膜形成用原料には、必要に応じて、本発明の金属化合物及び他のプレカーサに安定性を付与するため、求核性試薬を含有させてもよい。該求核性試薬としては、例えば、グライム、ジグライム、トリグライム、テトラグライム等のエチレングリコールエーテル類、18−クラウン−6、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6、24−クラウン−8、ジシクロヘキシル−24−クラウン−8、ジベンゾ−24−クラウン−8等のクラウンエーテル類、エチレンジアミン、N,N’−テトラメチルエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、1,1,4,7,7−ペンタメチルジエチレントリアミン、1,1,4,7,10,10−ヘキサメチルトリエチレンテトラミン、トリエトキシトリエチレンアミン等のポリアミン類、サイクラム、サイクレン等の環状ポリアミン類、ピリジン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、オキサゾール、チアゾール、オキサチオラン等の複素環化合物類、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸−2−メトキシエチル等のβ−ケトエステル類又はアセチルアセトン、2,4−ヘキサンジオン、2,4−ヘプタンジオン、3,5−ヘプタンジオン、ジピバロイルメタン等のβ−ジケトン類が挙げられ、安定剤としてのこれらの求核性試薬の使用量は、プレカーサ1モルに対して好ましくは0.1モル〜10モル、さらに好ましくは1〜4モルである。
本発明の薄膜形成用原料には、これを構成する成分以外の不純物金属元素分、不純物塩素等の不純物ハロゲン分、及び不純物有機分が極力含まれないようにする。不純物金属元素分は、元素毎では100ppb以下が好ましく、10ppb以下がより好ましい。総量では1ppm以下が好ましく、100ppb以下がより好ましい。不純物ハロゲン分は、100ppm以下が好ましく、10ppm以下がより好ましく、1ppm以下が更に好ましい。不純物有機分は、総量で500ppm以下が好ましく、50ppm以下がより好ましく、10ppm以下が更に好ましい。また、水分は薄膜形成用原料中でのパーティクル発生やCVD法による薄膜製造時のパーティクル発生の原因となるので、金属化合物、有機溶剤及び求核試薬については、それぞれの水分の低減のために、使用の際には予めできる限り水分を取り除いたほうがよい。金属化合物、有機溶剤及び求核性試薬それぞれの水分量は10ppm以下が好ましく、1ppm以下がより好ましい。
また、本発明の薄膜形成用原料は、製造される薄膜のパーティクル汚染を低減又は防止するために、液相での光散乱式液中粒子検出器によるパーティクル測定において、0.3μmより大きい粒子の数が液相1ml中に100個以下であることが好ましく、0.2μmより大きい粒子の数が液相1ml中に1000個以下であることがより好ましく、0.2μmより大きい粒子の数が液相1ml中に100個以下であることが更に好ましい。
次に、本発明の薄膜の製造方法について説明する。
本発明の薄膜の製造方法は、本発明の薄膜形成用原料を用いるもので、本発明の金属化合物、及び必要に応じて用いられる他のプレカーサを気化させた蒸気、並びに必要に応じて用いられる反応性ガスを基板上に導入し、次いで、プレカーサを基板上で分解及び/又は化学反応させて薄膜を基板上に成長、堆積させるCVD法によるものである。原料の輸送供給方法、堆積方法、製造条件、製造装置等については、特に制限を受けるものではなく、周知一般の条件、方法等を用いることができる。
上記の必要に応じて用いられる反応性ガスとしては、例えば、酸化性のものとしては酸素、オゾン、二酸化窒素、一酸化窒素、水蒸気、過酸化水素、ギ酸、酢酸、無水酢酸等が挙げられ、還元性のものとしては水素が挙げられ、また、窒化物を製造するためものとしては、モノアルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、アルキレンジアミン等の有機アミン化合物、ヒドラジン、アンモニア等が挙げられる。
また、上記の輸送供給方法としては、前記の気体輸送法、液体輸送法、シングルソース法、カクテルソース法等が挙げられる。シングルソース法の場合は、プレカーサとして本発明の金属化合物の一種のみを含有する薄膜形成用原料を一種又は二種以上用いてもよく、プレカーサとして本発明の金属化合物の一種のみを含有する薄膜形成用原料、及びプレカーサとして他のプレカーサの一種のみを含有する薄膜形成用原料を併用してもよい。後者の場合、本発明の金属化合物及び他のプレカーサは、薄膜形成反応に関わる分解挙動が類似している組み合わせであることが好ましい。
また、上記の堆積方法としては、原料ガス、又は原料ガス及び反応性ガスを熱のみにより反応させ薄膜を堆積させる熱CVD、熱及びプラズマを使用するプラズマCVD、熱及び光を使用する光CVD、熱、光及びプラズマを使用する光プラズマCVD、CVDの堆積反応を素過程に分け、分子レベルで段階的に堆積を行うALD(Atomic Layer Deposition)が挙げられる。
また、上記の製造条件としては、反応温度(基板温度)、反応圧力、堆積速度等が挙げられる。反応温度については、本発明の金属化合物が充分に反応する温度である160℃以上が好ましく、250℃〜800℃がより好ましい。また、反応圧力は、熱CVD又は光CVDの場合、大気圧〜10Paが好ましく、プラズマを使用する場合は、2000Pa〜10Paが好ましい。また、堆積速度は、原料の供給条件(気化温度、気化圧力)、反応温度、反応圧力によりコントロールすることが出来る。堆積速度は、大きいと得られる薄膜の特性が悪化する場合があり、小さいと生産性に問題を生じる場合があるので、0.5〜5000nm/分が好ましく、1〜1000nm/分がより好ましい。また、ALDの場合は、所望の膜厚が得られるようにサイクルの回数でコントロールされる。
また、本発明の薄膜の製造方法においては、薄膜堆積の後に、より良好な電気特性を得るために、不活性雰囲気下、酸化性雰囲気下又は還元性雰囲気下でアニール処理を行ってもよく、段差埋め込みが必要な場合には、リフロー工程を設けてもよい。この場合の温度は、通常400〜1200℃であり、500〜800℃が好ましい。
本発明の薄膜形成用原料を用いた本発明の薄膜の製造方法により製造される薄膜は、他のプレカーサ、反応性ガス及び製造条件を適宜選択することにより、酸化物セラミックス、窒化物セラミックス、ガラス等の所望の種類の薄膜とすることができる。これらの薄膜の用途としては、高誘電キャパシタ膜、ゲート絶縁膜、ゲート膜、強誘電キャパシタ膜、コンデンサ膜、バリア膜等の電子部品部材、光ファイバ、光導波路、光増幅器、光スイッチ等の光学ガラス部材が挙げられる。
以下、実施例及び評価例をもって本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例等によって何ら制限を受けるものではない。尚、以下の実施例1〜4のうち、実施例2〜4が本発明の実施例であり、実施例1は参考例である。
[実施例1]本発明のアルコール化合物(化合物No.1)の製造
乾燥アルゴンガス雰囲気下で、反応フラスコにイソブチレンオキシド72.1g(1.00モル)及び脱水処理を行ったメタノール400gを仕込み、エチルメチルアミンの40質量%トルエン溶液148gを滴下した。この際、系内の温度は、25℃以下になるようコントロールした。滴下終了後、室温で3日間攪拌した。減圧留去によりメタノールを除いて濃縮液とし、該濃縮液を減圧蒸留した。20.0Pa、塔頂温度101〜104℃のフラクションから無色透明液体を収率79%で得た。得られた無色透明液体は、元素分析、1H−NMR分析及びIR分析の結果、目的物である化合物No.1であることを確認した。これらの分析結果、及びTG−DTAによる50質量%減少温度測定結果を以下に示す。
(分析値)
(1) 元素分析
炭素;64.2質量%(理論値64.7質量%)、水素;13.01質量%(理論値13.06質量%)、窒素;10.1質量%(理論値10.67質量%)
(2) 1H−NMR(溶媒:重ベンゼン)(ケミカルシフト:多重度:H数)
(0.83−0.87:t:3)(1.10:s:6)(2.09:s:2)(2.13:s:3)(2.27−2.32:q:2)
(3) IR(cm-1
3442、2971、2936、2875、2843、2791、1639、1382、1359、1311、1138、1088、1050、1003、975、953、908、805、771、571、510、478、444
(4) TG−DTA(Ar100ml/min、昇温速度10℃/min、サンプル量20.115mg)
50質量%減少温度:94.2℃
[実施例2]本発明の金属化合物(化合物No.16)の製造
乾燥アルゴンガス雰囲気下で、反応フラスコに、実施例1で得られた化合物No.1(1−エチルメチルアミノ−2−メチル−2−プロパノール)28.9g(0.235モル)、ジメトキシ銅12.6g(0.10モル)及び脱水処理を行ったトルエン300gを仕込み、室温で1日間攪拌した。減圧留去により溶媒及び未反応アルコールを除いて濃縮液とし、該濃縮液を減圧蒸留した。20.0〜25.0mPa、塔頂温度69.5〜72.5℃のフラクションから無色透明液体を収率56%で得た。得られた無色透明液体は、元素分析、1H−NMR分析及びIR分析の結果、目的物である化合物No.16であることを確認した。これらの分析結果、並びにTG−DTAによる融点及び50質量%減少温度の測定結果を以下に示す。
(分析値)
(1) 元素分析(金属分析:ICP−AES)
銅;19.6質量%(理論値19.6%)
(2) 1H−NMR(溶媒:重ベンゼン)(ケミカルシフト:多重度:H数)
(1.56:s:24)(2.32:s:24)(2.44:s:8)
(3) IR(cm-1
2960、2905、2854、2809、1459、1414、1376、1349、1290、1180、1146、1126、1082、1033、959、902、813、640、579、519、488、433
(4) TG−DTA(Ar100ml/min、昇温速度10℃/min、サンプル量8.12mg)
融点:71℃、50質量%減少温度:176℃
[評価例1]金属化合物の揮発性評価
実施例2により得られた化合物No.16及び以下に示す比較化合物1、2について、1.33×103Pa、Ar50ml/min、昇温速度10℃/minの測定条件でのTG−DTAによる熱挙動(50質量%減少温度及び300℃における残分)を比較した。50質量%減少温度及び300℃における残分の測定結果を表1に示す。
Figure 0004781012
Figure 0004781012
[評価例2]金属化合物の融点比較
実施例2により得られた化合物No.16及び比較化合物1、2について、Ar100ml/min、昇温速度10℃/minの条件でTG−DTAを行なった。DTAにおける吸熱ピークを融点として読み取った。それらの結果を表2に示す。
Figure 0004781012
[評価例3]金属化合物の熱安定性評価
実施例2により得られた化合物No.16及び比較化合物1、2について、120℃及び140℃それぞれにおいて熱安定性の評価を行った。評価は、それぞれの化合物を密閉容器に入れ、120℃又は140℃でそれぞれ1時間加熱し、TG−DTAにより分解した割合を求めることにより行なった。結果を表3に示す。
Figure 0004781012
上記表1及び2から明らかなように、本発明の金属化合物は、低温で気化させることが可能であり、融点が低いものの、比較化合物1と比べると揮発性が低い。しかし、比較化合物1は、融点が50質量%減少温度よりも高いため、CVD用原料のプレカーサとして用いる際に液体で輸送供給すると、輸送供給中に揮発が起こり、安定した輸送供給が困難である。これに対し、本発明の金属化合物は、融点が50質量%減少温度より低いため、CVD用原料のプレカーサとして用いる際に液体で輸送供給すると、輸送供給中に揮発が起こることはなく、安定に輸送供給することができる。
また、上記表1及び2から明らかなように、比較化合物2は、融点が低く且つ50質量%減少温度が高く、液体で安定に輸送供給できる点では、CVD用原料のプレカーサとして適していると言える。しかし、上記表3から明らかなように、比較化合物2は、本発明の金属化合物に比べ熱安定性に劣っており、熱安定性の点ではCVD用原料のプレカーサとして適していない。
以上のことから、本発明の金属化合物は、液体で安定に輸送供給が可能で且つ熱安定性にも優れており、比較化合物1及び2よりCVD法用銅プレカーサとして優れていることが確認できた。
[実施例3]溶液CVD法による銅薄膜の製造
図1に示すプラズマCVD装置を用いて、窒化チタンバリア層を施したシリコンウエハ上に、気化室温度100℃、原料流量;0.1sccm、キャリアガス;アルゴン50sccm、反応性ガス;水素70sccm、反応圧力;50Pa、プラズマ出力;20W、反応温度(基体温度);350℃の条件で、銅成膜を30分間行った。薄膜形成用原料としては、化合物No.16の0.20mol/リットル濃度エチルシクロヘキサン溶液を使用した。
得られた銅薄膜について、蛍光X線測定による膜厚の測定及び4探針法による表面抵抗の測定を行った。それらの結果を以下に示す。また、得られた薄膜については、X線光電子分光分析(XPS)により、銅膜であることを確認した。
(結果)膜厚:560nm、表面抵抗値:5.38μΩcm
[実施例4]CVD法による銅薄膜の製造
図2に示すCVD装置を用いて、窒化タンタルバリア層を施したシリコンウエハ上に、原料温度;60℃、キャリアガス;アルゴン40sccm、反応性ガス;水素50sccm、反応圧力;500Pa、反応温度(基体温度);350℃の条件で、銅成膜を45分間行った。薄膜形成用原料としては、化合物No.16を用いた。
得られた銅薄膜について、上記実施例3と同様に、蛍光X線測定による膜厚の測定及び4探針法による表面抵抗の測定を行った。それらの結果を以下に示す。また、得られた薄膜については、X線光電子分光分析(XPS)により、銅膜であることを確認した。
(結果)膜厚:870nm、表面抵抗値:30.2μΩcm
実施例3及び4から、本発明の薄膜の製造方法によれば、所望の膜厚及び良好な表面抵抗値を有する銅薄膜を、気化器内部を目詰まりさせたり、不要な化合物を生成することなく、優れた組成制御性で且つ高い生産性で製造できることが確認できた。
図1は、本発明の薄膜の製造方法に用いられるCVD装置の一例を示す概要図である。 図2は、本発明の薄膜の製造方法に用いられるCVD装置の他の一例を示す概要図である。

Claims (5)

  1. 下記一般式(I)で表されるアルコール化合物を配位子とした下記一般式(II)で表される金属化合物。
    Figure 0004781012
    Figure 0004781012
  2. 上記一般式(I)及び(II)において、Aがメチレン基である請求項記載の金属化合物。
  3. 上記一般式(I)及び(II)において、R1及びR2がともにメチル基である請求項又は記載の金属化合物。
  4. 請求項1、2又は記載の金属化合物を含有してなる薄膜形成用原料。
  5. 請求項記載の薄膜形成用原料を気化させて得た金属化合物を含有する蒸気を基体上に導入し、これを分解及び/又は化学反応させて基体上に薄膜を形成する薄膜の製造方法。
JP2005156765A 2005-05-30 2005-05-30 アルコール化合物を配位子とした金属化合物及び薄膜形成用原料並びに薄膜の製造方法 Active JP4781012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005156765A JP4781012B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 アルコール化合物を配位子とした金属化合物及び薄膜形成用原料並びに薄膜の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005156765A JP4781012B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 アルコール化合物を配位子とした金属化合物及び薄膜形成用原料並びに薄膜の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006328019A JP2006328019A (ja) 2006-12-07
JP4781012B2 true JP4781012B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=37550092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005156765A Active JP4781012B2 (ja) 2005-05-30 2005-05-30 アルコール化合物を配位子とした金属化合物及び薄膜形成用原料並びに薄膜の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4781012B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100954541B1 (ko) * 2008-03-20 2010-04-23 한국화학연구원 신규의 주석 아미노알콕사이드 화합물 및 그 제조 방법
CN104470892B (zh) * 2012-11-13 2017-05-17 株式会社艾迪科 金属醇盐化合物、薄膜形成用原料、薄膜的制造方法和醇化合物
JP6343481B2 (ja) 2014-04-21 2018-06-13 株式会社Adeka 薄膜形成用原料、薄膜の製造方法及びアルコール化合物
CN106660946B (zh) 2014-08-05 2019-07-23 株式会社Adeka 醇盐化合物、薄膜形成用原料、薄膜的形成方法和醇化合物
JPWO2022009695A1 (ja) 2020-07-09 2022-01-13

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3872116A (en) * 1972-06-16 1975-03-18 Jefferson Chem Co Inc Amino alcohols
JPS63250302A (ja) * 1987-04-07 1988-10-18 Ube Ind Ltd チヤバネゴキブリの誘引剤
CN1914150A (zh) * 2004-02-18 2007-02-14 株式会社艾迪科 烷氧基金属化合物、薄膜形成用原料和薄膜的制造方法
JP4632765B2 (ja) * 2004-10-21 2011-02-16 株式会社Adeka アルコキシド化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
US6982341B1 (en) * 2005-03-30 2006-01-03 Korea Research Institute Of Chemical Technology Volatile copper aminoalkoxide complex and deposition of copper thin film using same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006328019A (ja) 2006-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4565897B2 (ja) 薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
JP4889481B2 (ja) アルコキシド化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
JP5730670B2 (ja) 酸化モリブデンを含有する薄膜の製造方法、及び酸化モリブデンを含有する薄膜の形成用原料
JP6184030B2 (ja) アルミニウム化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
JP4632765B2 (ja) アルコキシド化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
KR102280110B1 (ko) 바나듐 화합물, 박막 형성용 원료 및 박막의 제조 방법
JP5528762B2 (ja) Ald用原料及びこれを用いたケイ素含有薄膜形成方法
EP3677585A1 (en) Metal alkoxide compound, thin-film-forming raw material, and thin film production method
WO2013018413A1 (ja) アルコキシド化合物及び薄膜形成用原料
JP4781012B2 (ja) アルコール化合物を配位子とした金属化合物及び薄膜形成用原料並びに薄膜の製造方法
WO2021200219A1 (ja) 亜鉛化合物、薄膜形成用原料、薄膜及びその製造方法
JP5301169B2 (ja) 金属化合物、これを含有してなる化学気相成長用原料及び金属含有薄膜の製造方法
JP6278827B2 (ja) 銅化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
JP7418349B2 (ja) 原子層堆積法用薄膜形成原料、薄膜の製造方法及びアルコキシド化合物
JP5912911B2 (ja) アルミニウム化合物を用いたald法による薄膜の製造方法
EP3643700A1 (en) Metal alkoxide compound, thin-film-forming raw material, and method for producing thin film
JP2006182709A (ja) 薄膜形成用原料、薄膜の製造方法及び金属化合物
JP2011106008A (ja) 化学気相成長用原料及びルテニウム化合物
KR20200083581A (ko) 루테늄 화합물, 박막 형성용 원료 및 박막의 제조 방법
JP2006045083A (ja) 薄膜形成用原料、薄膜の製造方法及び金属化合物
KR20220161371A (ko) 원자층 퇴적법용 박막 형성용 원료 및 박막의 제조 방법
JP2013145787A (ja) アルミニウム化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
JP2006249046A (ja) 珪素アルコキシド化合物、薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法
JP2006312600A (ja) 金属化合物、薄膜形成用原料、薄膜の製造方法及び薄膜
WO2020203783A1 (ja) 薄膜形成用原料、薄膜の製造方法及び新規なスカンジウム化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4781012

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3