JP4780990B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents

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本発明は、入力映像信号に多階調化処理を施す多階調化処理回路を備えたディスプレイ装置に関する。
表示デバイスとしてプラズマディスプレイパネルを採用したディスプレイ装置では、入力映像信号に対してディザ処理を施すことにより、視覚上における階調数を増加させて画質向上を図るようにしている。
例えば、ディザ処理においては、上下、左右に互いに隣接する4つの画素を1組とし、この1組の画素各々に対応した画素データに互いに異なる係数値からなる4つのディザ係数(例えば、0、1、2、3)を加算する。このディザ係数の加算が為されたディザ加算画素データに基づいて画素毎の発光制御を実施することにより、これら4つの画素を1画素として捉えた見かけ上の輝度階調数を増加させるのである。
しかしながら、画素データにディザ係数を加算すると、元の画素データとは何等関係のない疑似模様が視覚される、いわゆるディザノイズが発生する場合があり、画質を損ねてしまうという問題があった。
そこで、かかるディザノイズを低減させるべく、映像信号の平均輝度レベルに応じて、ディザ係数のパターン変更、又はディザマトリクスの大きさ変更等を行うようにした装置が提案された(例えば、特許文献1参照)
ところが、映像信号の平均輝度レベルに応じてディザ処理の方法を変更しても、この映像信号によって表される絵柄によってはディザノイズが生じてしまうという問題があった。
特開2004−258069号公報
本発明は、かかる問題を解決すべく為されたものであり、画質を劣化させることなく入力映像信号に対して多階調化処理を施して良好な画像表示を行うことができるディスプレイ装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明によるディスプレイ装置は、画素を担う複数の表示セルを備えたディスプレイデバイスを備えたディスプレイ装置であって、前記ディスプレイデバイスにおける単位画素ブロック毎に当該単位画素ブロック内の各画素位置に対応したディザ値からなるディザパターンを発生するディザ発生手段と、映像信号に基づく各画素毎の画素データに前記ディザ値を加算した加算結果に基づいて前記表示セルを発光させる表示駆動手段と、前記単位画素ブロック毎に前記画素データに基づく輝度勾配が所定の基準勾配よりも大であるか否かを検出する輝度勾配検出手段と、を有し、前記ディザ発生手段は、前記輝度勾配が前記基準勾配よりも小である場合には組織的ディザ処理法に基づくディザパターンを発生する一方、前記輝度勾配が前記基準勾配よりも大である場合には前記組織的ディザ処理法に基づくディザパターン以外のディザパターンを発生する
単位画素ブロック内の輝度勾配が所定の基準勾配よりも大である場合と小である場合とで単位画素ブロック内の各画素位置に対応してディザ値を異なる値とする。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明によるディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
図1において、画素データ変換回路1は、入力映像信号を所定のサンプリングクロックに応じてサンプリングして各画素毎の例えば10ビットの画素データPDに変換し、これを多階調化処理回路2に供給する。多階調化処理回路2は、画素データPDに対して多階調化処理(後述する)を施して得られた多階調化画素データMPDを表示駆動回路3に供給する。表示駆動回路3は、多階調化画素データMPDに基づき、表示デバイス4を表示駆動すべき各種駆動信号を発生してこの表示デバイス4に供給する。表示デバイス4は、例えばCRT、プラズマディスプレイパネル、液晶パネル、エレクトロルミネッセンスディスプレイパネル等からなり、上記表示駆動回路3から供給された駆動信号に応じて上記入力映像信号に対応した画像を表示する。
図2は、多階調化処理回路2の内部構成を示す図である。
図2において、誤差拡散処理回路25は、先ず、上記セレクタ22から供給された画素データPDによる系列中から、図3に示す如き配置関係にある画素G(j,k)、G(j,k-1)、G(j-1,k-1)、G(j-1,k)、及びG(j-1,k+1)各々に対応した画素データを取り出す。次に、誤差拡散処理回路25は、これら画素G(j,k-1)、G(j-1,k+1)、G(j-1,k)、及びG(j-1,k-1)各々に対応した画素データPD中から、所定のtビット分の下位ビット群(最下位ビットを含む)を夫々抽出する。次に、誤差拡散処理回路25は、これら下位ビット群同士を重み付け加算して、下位ビット群重付加算値WLを得る。次に、誤差拡散処理回路25は、上記画素G(j,k)に対応した画素データPD中から上記tビット分の下位ビット群を排除した上位ビット群を抽出する。そして、誤差拡散処理回路25は、下位ビット群重付加算値WLが所定値よりも大なる場合には「1」、小なる場合には「0」を上記の如き上位ビット群に加算し、その加算結果を誤差拡散処理画素データEDとしてディザ処理回路26に供給する。
輝度勾配検出回路27は、入力映像信号に基づく各画素毎の画素データPDに基づき、N行×M列の単位画素ブロック毎に、その単位画素ブロック内での輝度の勾配が所定の基準勾配よりも大であるか否かを判定し、その判定結果を示す輝度勾配検出信号HDを生成する。
図4は、4行×4列の画素ブロック毎に輝度勾配を検出する場合に採用される輝度勾配検出回路27の内部構成の一例を示す図である。
図4において、1画素遅延素子D1〜D12各々は、供給された画素データを上記サンプリングクロックの1周期分だけ遅延して出力する。1ライン遅延素子DH1〜DH3各々は、供給された画素データを1水平走査期間分だけ遅延して出力する。
よって、図4に示す如き1画素遅延素子D1〜D12及び1ライン遅延素子DH1〜DH3によれば、図5に示す4行×4列の画素ブロック内の画素G(4,4)に対応した画素データPD(4,4)が画素データ変換回路1から供給された際には、
1画素遅延素子D3から画素G(4,1)に対応した画素データPD(4,1)
1画素遅延素子D2から画素G(4,2)に対応した画素データPD(4,2)
1画素遅延素子D1から画素G(4,3)に対応した画素データPD(4,3)
1画素遅延素子D6から画素G(3,1)に対応した画素データPD(3,1)
1画素遅延素子D5から画素G(3,2)に対応した画素データPD(3,2)
1画素遅延素子D4から画素G(3,3)に対応した画素データPD(3,3)
1ライン遅延素子DH1から画素G(3,4)に対応した画素データPD(3,4)
1画素遅延素子D9から画素G(2,1)に対応した画素データPD(2,1)
1画素遅延素子D8から画素G(2,2)に対応した画素データPD(2,2)
1画素遅延素子D7から画素G(2,3)に対応した画素データPD(2,3)
1ライン遅延素子DH2から画素G(2,4)に対応した画素データPD(2,4)
1画素遅延素子D12から画素G(1,1)に対応した画素データPD(1,1)
1画素遅延素子D11から画素G(1,2)に対応した画素データPD(1,2)
1画素遅延素子D10から画素G(1,3)に対応した画素データPD(1,3)
1ライン遅延素子DH3から画素G(1,4)に対応した画素データPD(1,4)
各々が出力される。
差分器SH1は、図5に示す如き画素G(1,1)に対応した画素データPD(1,1)と、この画素G(1,1)の右横に隣接する画素G(1,2)に対応した画素データPD(1,2)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH2は、図5に示す如き画素G(1,2)に対応した画素データPD(1,2)と、この画素G(1,2)の右横に隣接する画素G(1,3)に対応した画素データPD(1,3)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH3は、図5に示す如き画素G(1,3)に対応した画素データPD(1,3)と、この画素G(1,3)の右横に隣接する画素G(1,4)に対応した画素データPD(1,4)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH4は、図5に示す如き画素G(2,1)に対応した画素データPD(2,1)と、この画素G(2,1)の右横に隣接する画素G(2,2)に対応した画素データPD(2,2)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH5は、図5に示す如き画素G(2,2)に対応した画素データPD(2,2)と、この画素G(2,2)の右横に隣接する画素G(2,3)に対応した画素データPD(2,3)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH6は、図5に示す如き画素G(2,3)に対応した画素データPD(2,3)と、この画素G(2,3)の右横に隣接する画素G(2,4)に対応した画素データPD(2,4)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH7は、図5に示す如き画素G(3,1)に対応した画素データPD(3,1)と、この画素G(3,1)の右横に隣接する画素G(3,2)に対応した画素データPD(3,2)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH8は、図5に示す如き画素G(3,2)に対応した画素データPD(3,2)と、この画素G(3,2)の右横に隣接する画素G(3,3)に対応した画素データPD(3,3)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH9は、図5に示す如き画素G(3,3)に対応した画素データPD(3,3)と、この画素G(3,3)の右横に隣接する画素G(3,4)に対応した画素データPD(3,4)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH10は、図5に示す如き画素G(4,1)に対応した画素データPD(4,1)と、この画素G(4,1)の右横に隣接する画素G(4,2)に対応した画素データPD(4,2)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH11は、図5に示す如き画素G(4,2)に対応した画素データPD(4,2)と、この画素G(4,2)の右横に隣接する画素G(4,3)に対応した画素データPD(4,3)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。差分器SH12は、図5に示す如き画素G(4,3)に対応した画素データPD(4,3)と、この画素G(4,3)の右横に隣接する画素G(4,4)に対応した画素データPD(4,4)との差分の絶対値を加算器AD1に供給する。
加算器AD1は、差分器SH1〜SH12各々から供給された値の総和を求め、これを、画面水平方向における輝度の勾配を示す水平方向輝度勾配信号Hgとして加算器AD3及び比較器CM1に供給する。比較器CM1は、かかる水平方向輝度勾配信号Hgにて示される値が基準水平勾配値THよりも大であるか否かを判定する。この際、水平方向輝度勾配信号Hgにて示される値が基準水平勾配値THよりも小であると判定された場合、比較器CM1は、水平方向における輝度勾配が小であることを示す論理レベル0の水平勾配検出信号HGDを生成する。一方、上記水平方向輝度勾配信号Hgにて示される値が基準水平勾配値THよりも大であると判定された場合には、比較器CM1は、水平方向における輝度勾配が大であることを示す論理レベル1の水平勾配検出信号HGDを生成する。比較器CM1は、かかる水平勾配検出信号HGDをORゲート回路ORに供給する。
差分器SV1は、図5に示す如き画素G(1,1)に対応した画素データPD(1,1)と、この画素G(1,1)の真下に隣接する画素G(2,1)に対応した画素データPD(2,1)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV2は、図5に示す如き画素G(1,2)に対応した画素データPD(1,2)と、この画素G(1,2)の真下に隣接する画素G(2,2)に対応した画素データPD(2,2)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV3は、図5に示す如き画素G(1,3)に対応した画素データPD(1,3)と、この画素G(1,3)の真下に隣接する画素G(2,3)に対応した画素データPD(2,3)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV4は、図5に示す如き画素G(1,4)に対応した画素データPD(1,4)と、この画素G(1,4)の真下に隣接する画素G(2,4)に対応した画素データPD(2,4)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV5は、図5に示す如き画素G(2,1)に対応した画素データPD(2,1)と、この画素G(2,1)の真下に隣接する画素G(3,1)に対応した画素データPD(3,1)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV6は、図5に示す如き画素G(2,2)に対応した画素データPD(2,2)と、この画素G(2,2)の真下に隣接する画素G(3,2)に対応した画素データPD(3,2)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV7は、図5に示す如き画素G(2,3)に対応した画素データPD(2,3)と、この画素G(2,3)の真下に隣接する画素G(3,3)に対応した画素データPD(3,3)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV8は、図5に示す如き画素G(2,4)に対応した画素データPD(2,4)と、この画素G(2,4)の真下に隣接する画素G(3,4)に対応した画素データPD(3,4)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV9は、図5に示す如き画素G(3,1)に対応した画素データPD(3,1)と、この画素G(3,1)の真下に隣接する画素G(4,1)に対応した画素データPD(4,1)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV10は、図5に示す如き画素G(3,2)に対応した画素データPD(3,2)と、この画素G(3,2)の真下に隣接する画素G(4,2)に対応した画素データPD(4,2)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV11は、図5に示す如き画素G(3,3)に対応した画素データPD(3,3)と、この画素G(3,3)の真下に隣接する画素G(4,3)に対応した画素データPD(4,3)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。差分器SV12は、図5に示す如き画素G(3,4)に対応した画素データPD(3,4)と、この画素G(3,4)の真下に隣接する画素G(4,4)に対応した画素データPD(4,4)との差分の絶対値を加算器AD2に供給する。
加算器AD2は、差分器SV1〜SH12各々から供給された値の総和を求め、これを、画面垂直方向における輝度の勾配を示す垂直方向輝度勾配信号Vgとして加算器AD3及び比較器CM2に供給する。比較器CM2は、かかる垂直方向輝度勾配信号Vgにて示される値が基準垂直勾配値TVよりも大であるか否かを判定する。この際、垂直方向輝度勾配信号Vgにて示される値が基準垂直勾配値TVよりも小であると判定された場合、比較器CM2は、垂直方向における輝度勾配が小であることを示す論理レベル0の垂直勾配検出信号VGDを生成する。一方、上記垂直方向輝度勾配信号Vgにて示される値が基準水平勾配値THよりも大であると判定された場合には、比較器CM2は、垂直方向における輝度勾配が大であることを示す論理レベル1の垂直勾配検出信号VGDを生成する。比較器CM2は、かかる垂直勾配検出信号VGDをORゲート回路ORに供給する。
加算器AD3は、上記水平方向輝度勾配信号Hg及び上記垂直方向輝度勾配信号Vgを加算した加算結果を係数乗算器MPXに供給する。係数乗算器MPXは、かかる加算結果に(1/2)を乗算した乗算結果を、画面斜め方向における輝度の勾配を示す斜め方向輝度勾配信号Ngとして比較器CM3に供給する。比較器CM3は、かかる斜め方向輝度勾配信号Ngにて示される値が基準斜め勾配値TNよりも大であるか否かを判定する。この際、斜め方向輝度勾配信号Ngにて示される値が基準斜め勾配値TNよりも小であると判定された場合、比較器CM3は、斜め方向における輝度勾配が小であることを示す論理レベル0の斜め勾配検出信号NGDを生成する。一方、上記斜め方向輝度勾配信号Ngにて示される値が基準斜め勾配値TNよりも大であると判定された場合には、比較器CM3は、斜め方向における輝度勾配が大であることを示す論理レベル1の斜め勾配検出信号NGDを生成する。比較器CM3は、かかる斜め勾配検出信号NGDをORゲート回路ORに供給する。ORゲート回路ORは、上記水平勾配検出信号HGD、垂直勾配検出信号VGD、及び斜め勾配検出信号NGD各々の内の少なくとも1つが論理レベル1である場合には輝度勾配が大であることを示す論理レベル1の輝度勾配検出信号HDを生成する。一方、上記水平勾配検出信号HGD、垂直勾配検出信号VGD、及び斜め勾配検出信号NGD各々が全て論理レベル0である場合には輝度勾配が小であることを示す論理レベル0の輝度勾配検出信号HDを生成する。
すなわち、図4に示す如き構成により、輝度勾配検出回路27は、先ず4行×4列の単位画素ブロック毎に、その単位画素ブロック内での垂直方向、水平方向及び斜め方向の各方向毎に互いに隣接する画素に対応した画素データ同士の輝度差の総和(Hg、Vg、Ng)を求める。次に、輝度勾配検出回路27は、各方向毎に、かかる輝度差の総和が基準勾配値(TH、TV、TN)よりも大であるか否かを判定することにより、単位画素ブロック内での輝度勾配が大であるか否かを各方向毎に検出する(HGD、VGD、NGD)。ここで、輝度勾配検出回路27は、これら垂直方向、水平方向及び斜め方向の内の少なくとも1の方向において輝度勾配が大であると判定された場合には、この単位画素ブロック内での輝度勾配が大であることを示す論理レベル1の輝度勾配検出信号HDを生成する。一方、これら垂直方向、水平方向及び斜め方向の全ての方向において輝度勾配が小であると判定された場合には、輝度勾配検出回路27は、この単位画素ブロック内での輝度勾配が小であることを示す論理レベル0の輝度勾配検出信号HDを生成する。輝度勾配検出回路27は、かかる輝度勾配検出信号HDをディザ処理回路26に供給する。
ディザ処理回路26は、第1ディザ発生回路261、第2ディザ発生回路262、セレクタ263、加算器264及び上位ビット抽出回路265から構成される。
第1ディザ発生回路261は、組織ディザ処理法に基づき、図5に示す如き4行×4列の単位画素ブロック内の各画素位置G(1,1)〜G(4,4)に対応させて16個のディザ値A(1,1)〜A(4,4)を発生し、順次、セレクタ263に供給する。
例えば第1ディザ発生回路261は、図6(a)に示す如き、
(1,1):0
(1,2):8
(1,3):2
(1,4):10
(2,1):12
(2,2):4
(2,3):14
(2,4):6
(3,1):3
(3,2):11
(3,3):1
(3,4):9
(4,1):15
(4,2):7
(4,3):13
(4,4):5
なる値を有するディザ値A(1,1)〜A(4,4)を発生する。
第2ディザ発生回路262は、図5に示す如き4行×4列の単位画素ブロック内の各画素位置G(1,1)〜G(4,4)に対応させてディザ値B(1,1)〜B(4,4)を発生し、順次、セレクタ263に供給する。
例えば第2ディザ発生回路262は、図6(b)に示す如き、
(1,1):0
(1,2):4
(1,3):8
(1,4):12
(2,1):6
(2,2):2
(2,3):14
(2,4):10
(3,1):9
(3,2):13
(3,3):1
(3,4):5
(4,1):15
(4,2):11
(4,3):7
(4,4):3
なる値を有するディザ値B(1,1)〜B(4,4)を発生する。
すなわち、第1ディザ発生回路261及び第2ディザ発生回路262は共に、4行×4列の単位画素ブロック毎に「0」〜「15」なる16種類のディザ値(A(1,1)〜A(4,4)、B(1,1)〜B(4,4))を生成する。ところが、第1ディザ発生回路261と第2ディザ発生回路262とでは、図6(a)及び図6(b)に示すように、単位画素ブロック内の画素位置G(1,1)〜G(4,4)に対応させて発生すべきディザ値が互いに異なっている。この際、図6(a)に示す如きディザ値A(1,1)〜A(4,4)による単位画素ブロック毎のディザパターンは組織的ディザ処理法に基づくものであるが、図6(b)に示す如きディザ値B(1,1)〜B(4,4)による単位画素ブロック毎のディザパターンは、組織的ディザ処理法においては適用されない特殊なディザパターンである。
セレクタ263は、上記ディザ値A(1,1)〜A(4,4)、及びディザ値B(1,1)〜B(4,4)の内から、上記輝度勾配検出信号HDに応じた一方を選択し、選択した方のディザ値群(A(1,1)〜A(4,4)、又はB(1,1)〜B(4,4))を加算器264に供給する。すなわち、輝度勾配が小であることを示す論理レベル0の輝度勾配検出信号HDが供給された場合には、セレクタ263は、ディザ値A(1,1)〜A(4,4)及びB(1,1)〜B(4,4)の内から、ディザ値A(1,1)〜A(4,4)を選択して加算器264に中継供給する。一方、輝度勾配が大であることを示す論理レベル1の輝度勾配検出信号HDが供給された場合には、セレクタ263は、ディザ値B(1,1)〜B(4,4)を選択して加算器264に中継供給する。
加算器264は、上記誤差拡散処理回路25から供給された上記誤差拡散処理画素データEDに、セレクタ263から供給されたディザ値A(1,1)〜A(4,4)、又はB(1,1)〜B(4,4)を加算して得られた加算結果をディザ加算画素データとして上位ビット抽出回路265に供給する。尚、加算器264は、各画素に対応した誤差拡散処理画素データEDに、その画素位置に対応したディザ値(A(1,1)〜A(4,4)、B(1,1)〜B(4,4))を加算する。上位ビット抽出回路265は、かかるディザ加算画素データ中から、所定のビット数からなる上位ビット群(最上位ビットを含む)を抽出し、これを上記多階調化画素データMPDとして出力する。
以上の如く、図2に示される多階調化処理回路2は、画素データに対してディザ処理を施すにあたり、単位画素ブロック内の輝度勾配が所定の基準勾配よりも大である場合と小である場合とで、単位画素ブロック内の各画素位置に対応づけして発生するディザ値を異ならせるようにしている。
すなわち、多階調化処理回路2は、輝度勾配が所定の基準勾配よりも小となる、いわゆる輝度の高低幅が小なる絵柄に対応した映像信号が供給された場合には、図6(a)に示す如き組織的ディザ処理法に適用したディザパターンを有するディザ値A(1,1)〜A(4,4)を用いたディザ処理を各画素に対応した画素データに施す。
ここで、4行×4列の単位画素ブロック毎に、図6(a)に示す如きディザパターンを有するディザ値A(1,1)〜A(4,4)を用いたディザ処理を、この単位画素ブロック内での輝度勾配が小なる図7(a)に示す如き画素データPDに施すと、図7(b)に示す如き多階調化画素データMPDが生成される。この際、図7(b)に示す多階調化画素データMPDにおける単位画素ブロック内での平均輝度は「8」となり、図7(a)に示す如き画素データPDに基づく単位画素ブロック内での平均輝度と同一となる。一方、かかる単位画素ブロック内での輝度勾配が比較的大なる図7(c)に示す如き画素データPDに対して、図6(a)に示す如きディザ値A(1,1)〜A(4,4)を用いたディザ処理を施すと、図7(d)に示す如き多階調化処理画素データMPDが生成される。ところが、図7(d)に示す多階調化処理画素データMPDにおける単位画素ブロック内での平均輝度は「17」となり、図7(c)に示す如き画素データPDに基づく単位画素ブロック内での平均輝度「15」とは異なる輝度レベルとなってしまい、正しい画像が表示されない場合が生じる。
そこで、単位画素ブロック内での輝度勾配が比較的大なる画素データPDが供給された場合には、図6(a)に代わり図6(b)に示すディザパターンを有するディザ値B(1,1)〜B(4,4)を用いたディザ処理を入力画素データに対して施すようにする。すなわち、単位画素ブロック内での輝度勾配が比較的大なる図8(a)に示す如き画素データPDに対してディザ値B(1,1)〜B(4,4)を用いたディザ処理を施すことにより、図8(b)に示す如く、単位画素ブロック内の平均輝度レベルが図8(a)に示す画素データPDと同一の輝度レベル「15」となる多階調化処理画素データMPDが生成されるのである。
要するに、多階調化処理回路2は、単位画素ブロック内の輝度勾配が所定の基準勾配よりも大である場合と小である場合とで、この単位画素ブロック内の各画素位置に対応して発生するディザ値を異ならせることにより、周期的なフリッカやノイズを回避しているのである。
本発明によるディスプレイ装置の概略構成を示す図である。 図1に示されるディスプレイ装置に搭載されている多階調化処理回路2の構成を示す図である。 図2に示される誤差拡散処理回路25における誤差拡散処理を説明する為の図である。 図2に示される輝度勾配検出回路27の回路構成の一例を示す図である。 4行×4列の単位画素ブロックを示す図である。 第1ディザ発生回路261が4行×4列の単位画素ブロック内の各画素位置に対応させて発生するディザ値、並びに第2ディザ発生回路262が単位画素ブロック内の各画素位置に対応させて発生するディザ値の一例を夫々示す図である。 ディザ処理回路26によるディザ処理結果の一例を示す図である。 ディザ処理回路26によるディザ処理結果の一例を示す図である。
符号の説明
2 多階調化処理回路
25 誤差拡散処理回路
26 ディザ処理回路
27 輝度勾配検出回路
261 第1ディザ発生回路
262 第2ディザ発生回路
263 セレクタ
264 加算器

Claims (2)

  1. 画素を担う複数の表示セルを備えたディスプレイデバイスを備えたディスプレイ装置であって、
    前記ディスプレイデバイスにおける単位画素ブロック毎に当該単位画素ブロック内の各画素位置に対応したディザ値からなるディザパターンを発生するディザ発生手段と、映像信号に基づく各画素毎の画素データに前記ディザ値を加算した加算結果に基づいて前記表示セルを発光させる表示駆動手段と、前記単位画素ブロック毎に前記画素データに基づく輝度勾配が所定の基準勾配よりも大であるか否かを検出する輝度勾配検出手段と、を有し、
    前記ディザ発生手段は、前記輝度勾配が前記基準勾配よりも小である場合には組織的ディザ処理法に基づくディザパターンを発生する一方、前記輝度勾配が前記基準勾配よりも大である場合には前記組織的ディザ処理法に基づくディザパターン以外のディザパターンを発生することを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 前記輝度勾配検出手段は、前記単位画素ブロック内の水平方向における水平輝度勾配を検出する手段と垂直方向における垂直輝度勾配を検出する手段と斜め方向における斜め輝度勾配を検出する手段とを有し、
    前記ディザ発生手段は、前記水平輝度勾配、前記垂直輝度勾配及び前記斜め輝度勾配の内の少なくとも1つが前記基準勾配よりも大である場合と、前記水平輝度勾配、前記垂直輝度勾配及び前記斜め輝度勾配の全てが前記基準勾配よりも小である場合とで前記単位画素ブロック内の各画素位置に対応して前記ディザ値を異なる値とすることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
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