JP4780038B2 - エンコーダの信号処理回路 - Google Patents

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Description

本発明は、直交する2相(A相とB相)の正弦波信号を内挿処理して高分解能を得るエンコーダにおいて、2相の正弦波信号から角度データに変換するエンコーダの信号処理回路に関するものである。
回転型(またはリニア型)のエンコーダの位置検出は、一般的に発光素子と受光素子と、その間に格子状のスリットを形成した回転体(または移動体)から形成され、格子状のスリット間隔によって分解能が決定される。従って分解能を上げるために、スリット間隔を小さくすることが行われてきたが、加工精度や光の回折現象が原因でこの手法で分解能を上げるのには限界があった。
そこで近年では、回転体(または移動体)のスリット間の信号と同期した90度位相差のあるA,B相の正弦波のアナログ信号を生成し、そのアナログ信号を内挿処理した信号と上記のスリットによって得られる信号を合成して分解能を上げる方法が一般的に行われている。
図9を用いて内挿処理の方法を説明する。まず、エンコーダから出力される原信号でアナログのA0信号とB0信号をAD変換器2でディジタル信号A1信号とB1信号に変換し、A1信号とB1信号のピーク値を検出することで、オフセットと振幅の補正を行ったA2信号とB2信号に変換する。次にこのA2信号とB2信号を角度データに変換するために、arcsin及びarccosの演算可能な180度刻みのA3信号とB3信号に変換する信号整形を行うが、このA2信号とB2信号の位相差が90度からずれていると図9及び図10のように変換が正しく行われずに生成した角度データA4D信号とB4D信号に誤差を生じてしまう。
この課題に対し、2相の正弦波信号の位相誤差を補正するため、例えば、A相とB相のオフセットを除去した後に、各信号の和と差の演算を行うことでA相とB相の位相差を90度にする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、A相とB相の交点から位相誤差を求め、求めた位相誤差から補正値を演算し、arcsin及びarccosで求めたそれぞれの角度データに対して、位相誤差の補正値を加減算によって処理する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−296142号公報 特開2003−121207号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、位相補正後のA相とB相は振幅が互いに変化するという課題がある。また、原信号のA相とB相の最大値と最小値を求めてオフセットを補正し、位相補正後の信号の最大値と最小値を求めて振幅を合わせる必要があり、演算処理に時間を要するという課題があった。
一方、特許文献2の方法では、A相とB相の信号をarcsin及びarccosによって角度データに変換した後に位相を補正しているため、位相がずれた状態で角度データに変換すると図9、図10及び図11に示すように角度データに誤差が生じてしまうという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、位相誤差が大きく経年変化や温度変化が生じても、容易な演算処理で位相誤差を補正でき、位置検出精度が高いエンコーダ信号の信号処理回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、直交するA相とB相の正弦波信号をディジタルデータに変換してA1信号とB1信号を生成するAD変換手段と、A1信号とB1信号のピーク値を検出するピーク検出器と、前記ピーク検出器で検出したピーク値を用いてオフセットおよび振幅の誤差を補正してA2信号とB2信号を生成するオフセット/振幅補正手段と、前記A2信号とB2信号を角度データA4D信号とB4D信号に変換する位置データ変換手段と、前記位置データ変換手段で求めた角度データA4D信号とB4D信号を合成して、内挿データを生成するデータ合成手段とを有した位置検出器において、前記位置データ変換手段は、前記A2信号とB2信号の交点値から位相誤差信号を生成する位相誤差検出器と、前記位相誤差信号から前記A2信号との位相差が90度である変換補助信号B2D信号を生成し、前記B2信号との位相差が90度である変換補助信号A2D信号を生成する変換信号生成手段と、前記A2D信号を基準として前記B2信号を0〜πラジアンの領域に波形整形してB3信号を生成し、前記B2D信号を基準として前記A2信号を−π/2〜π/2ラジアンの領域に波形整形してA3信号を生成する信号整形手段と、前記A3信号とB3信号を逆三角関数変換し、前記A2信号とB2信号と前記A2D信号とB2D信号から0〜2πの角度データに変換するデータ変換手段とを備え、前記変換信号生成手段は、前記位相誤差信号から生成した補正係数を用いてA2信号とB2信号に乗算してA補正信号とB補正信号を生成し、さらに前記A2信号に前記B補正信号を加算してB2信号に対して位相が90度となる変換補助信号A2D信号を生成し、前記B2信号に前記A補正信号を加算してA2信号に対して位相が90度となる変換補助信号B2D信号を生成し、B2D信号を用いてA2信号を角度データに変換し、A2D信号を用いてB2信号を角度データに変換する。
また、前記データ合成手段は、B2D信号のゼロクロス点でのB2信号の位相ずれ量を検出し、A2D信号のゼロクロス点でのA2信号の位相ずれ量を検出し、位相ずれ量から角度誤差値を算出し、求めた角度誤差値をA相、またはB相の角度データから減算することで位相ずれを補正する。
また、前記データ合成手段は、B2D信号のゼロクロス点でのB2信号の位相ずれ量を検出し、A2D信号のゼロクロス点でのA2信号の位相ずれ量を検出し、A相とB相の位相ずれ量の平均値から角度誤差値を算出し、求めた角度誤差値をA相、またはB相の角度データから減算することで位相ずれを補正する。
請求項1に記載のエンコーダ信号の信号処理回路によれば、A相とB相の位相に対し90度位相差の変換補助信号を生成して角度データを生成するため、経年変化や温度変化、製造上のばらつきによって位相誤差が生じた場合にも精度の高いエンコーダを得ることができる。
また、請求項2に記載のエンコーダ信号の信号処理回路によれば、A2D信号とB2D信号の精度よく検出できるゼロクロス点でA2信号とB2信号の値から位相ずれ量を検出するため、検出値のダイナミックレンジが広いことから位相ずれの検出精度が高くなり、精度よく位相を補正することができる。
さらに、請求項3に記載のエンコーダ信号の信号処理回路によれば、A相とB相の位相
ずれ量の平均値から角度誤差を求めるため、ノイズに強い構成とすることができる。
直交するA相とB相の正弦波信号をディジタルデータに変換してA1信号とB1信号を生成するAD変換手段と、A1信号とB1信号のピーク値を検出するピーク検出器と、前記ピーク検出器で検出したピーク値を用いてオフセットおよび振幅の誤差を補正してA2信号とB2信号を生成するオフセット/振幅補正手段と、前記A2信号とB2信号を角度データA4D信号とB4D信号に変換する位置データ変換手段と、前記位置データ変換手段で求めた角度データA4D信号とB4D信号を合成して、内挿データを生成するデータ合成手段とを有した位置検出器において、前記位置データ変換手段は、前記A2信号とB2信号の交点値から位相誤差信号を生成する位相誤差検出器と、前記位相誤差信号から前記A2信号との位相差が90度である変換補助信号B2D信号を生成し、前記B2信号との位相差が90度である変換補助信号A2D信号を生成する変換信号生成手段と、前記A2D信号を基準として前記B2信号を0〜πラジアンの領域に波形整形してB3信号を生成し、前記B2D信号を基準として前記A2信号を−π/2〜π/2ラジアンの領域に波形整形してA3信号を生成する信号整形手段と、前記A3信号とB3信号を逆三角関数変換し、前記A2信号とB2信号と前記A2D信号とB2D信号から0〜2πの角度データに変換するデータ変換手段とを備え、前記変換信号生成手段は、前記位相誤差信号から生成した補正係数を用いてA2信号とB2信号に乗算してA補正信号とB補正信号を生成し、さらに前記A2信号に前記B補正信号を加算してB2信号に対して位相が90度となる変換補助信号A2D信号を生成し、前記B2信号に前記A補正信号を加算してA2信号に対して位相が90度となる変換補助信号B2D信号を生成し、B2D信号を用いてA2信号を角度データに変換し、A2D信号を用いてB2信号を角度データに変換し、前記データ合成手段は、B2D信号のゼロクロス点でのB2信号の位相ずれ量を検出し、A2D信号のゼロクロス点でのA2信号の位相ずれ量を検出し、A相とB相の位相ずれ量の平均値から角度誤差値を算出し、求めた角度誤差値をA相、またはB相の角度データから減算することで位相ずれを補正する。以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1によるエンコーダ信号の位相補正回路について、図1から図7を用いて説明する。図1は位相補正回路を含むエンコーダ信号処理回路のブロック図、図2から図5は位相回路ブロックの位相誤差検出回路の動作波形、図6と図7は位相補正回路の動作波形を示している。
図1において、エンコーダから出力される原信号でアナログのA0信号とB0信号は、90度位相差のあるA相とB相の正弦波信号である。一般的に発光素子と受光素子とスリット板から構成される。
発光素子として、LEDやレーザー光、受光素子として、フォトダイオードやフォトトランジスタが用いられる。スリット板は、光を透過するガラスや樹脂材でできており、スリット板上に光を遮断する格子状のマスクを設けている。発光素子からの光は、スリット板を介して受光素子が透過した光を受けるように配置し、スリット板はエンコーダの回転体に設置されているため、回転すると正弦波の波形が受光素子から出力するようにスリット板の格子状の形が形成されている。
AD変換手段としてのAD変換器2は、エンコーダから出力されるアナログ信号のA0信号、B0信号をディジタル信号に変換する。エンコーダから出力されるアナログ信号の振幅は数100mVであるため、増幅器などを用いて十数倍に増幅して、AD変換器2の入力レンジに合わせた電圧に変換して利用すれば、ディジタル信号の精度を高くすることができる。
ピーク検出器15は、AD変換器2の出力信号であるA1信号、B1信号のピーク値を検出する。ピーク値の検出方法は、A1信号の前回サンプリングでの値と今回サンプリングでの値を比較し、今回サンプリングでの値が大きい場合にその値を保持し、この動作をA1信号の正弦波の0〜180度区間で行うことで最大値を検出することができる。
最小値についても同様に、前回サンプリングでの値と今回サンプリングでの値を比較し、今回サンプリングでの値が小さい場合にその値を保持し、この動作をA1信号の180〜360度区間で行うことで最小値を検出することができる。90度位相のずれたB1信号についても検出動作区間を90度ずらせて同様な処理を行うことで最大値と最小値を検出することができる。
オフセット/振幅補正手段4は、ピーク検出器15で検出した最大値・最小値信号16を用いてA1信号、B1信号のオフセット除去と振幅の正規化を行う。
A1信号とB1信号のオフセット(OS_DETa、OS_DETb)は、最大値・最小値信号16を用いて、式1から求めることができる。また、補正するオフセット値をOS_LEVEL、オフセット除去後の信号をA1D信号とB1D信号とすると、式2からオフセットを除去することができる。
A1信号とB1信号の振幅値(PP_DETa、PP_DETb)についても最大値・最小値信号16を用いて、式3で求めることができる。また、振幅を正規化する大きさをKとすると、式4からオフセットと振幅の誤差を補正したA2信号とB2信号を求めることができる。
次に、本発明の位置データ変換手段9の動作について説明する。位置データ回路9は、信号整形手段6と、位相誤差検出器7と、変換信号生成手段8と、データ変換手段10で
構成されており、この動作の詳細について、図2から図5を用いて説明する。
最初に、位相誤差検出器7について説明する。図2は位相誤差がαラジアンの場合のA2信号、B2信号を表している。また、A2信号とB2(0)信号は位相誤差がない(位相差が90度)の場合を表している。位相誤差検出器7は、A2信号とB2信号の交点の大きさを表す交点信号13を検出する。
位相誤差がない場合(つまりA2信号とB2(0)信号の場合)は、交点はπ/4ラジアン、5π/4ラジアンであり、その交点信号13は、Ksin(π/4)、Ksin(5π/4)となる。位相誤差がαラジアンの場合(つまりA2信号とB2信号の場合)は、交点は(π/4−α/2)ラジアン、(5π/4−α/2)ラジアンであり、その交点信号13は、C1=Ksin(π/4−α/2)、C2=Ksin(5π/4−α/2)となる。
次に、変換信号生成手段8について説明する。変換信号生成手段8は、位相誤差検出器7で検出した交点信号13を用いて図3に示すように、A2信号とB2信号のそれぞれの信号に対して、位相差が90度となる変換補助信号B2D信号とA2D信号を生成する。A2信号、B2信号は、式5で表すことができるので、A2信号と位相差が90度となる信号を式6で求めることができる。
この式6について詳細に説明する。A2信号と90度位相差となるB2D信号は式6から式7のように展開することができる。ここで、KS1=sinαとなるようにKS1を選定すると、cosαはαが分かれば係数となるので、B2D信号はA2信号に対して位相差が90度になる。
同様にして、B2信号と90度位相差となるA2D信号は式6から式8のように展開することができる。ここで、KS2=sinαとなるようにKS2を選定すると、cosα
はαが分かれば係数となるので、A2D信号はB2信号に対して位相差が90度になる。位相誤差αは、交点信号13の大きさをC1、C2とすると式9から求めることができる。以上が変換補助信号A2D信号とB2D信号を生成する変換信号生成手段8の動作である。
次に、信号整形手段6とデータ変換手段10について説明する。図4はB2信号から角度データであるB4D信号を生成するまでの動作を図示している。また、図5はA2信号から角度データであるA4D信号を生成するまでの動作を示している。
この動作の詳細にについて説明する。信号整形手段6では、図4におけるB2信号を逆三角関数変換するために、角度領域を0〜πラジアンで表すB3信号を生成する。変換は変換信号生成手段8で生成したB2信号と、90度の位相差であるA2D信号を利用し、A2D信号が正の場合はB2信号はそのままの状態とし、A2D信号が負の場合はB2信号の符号を反転させることで、B3信号を生成する。
次に、データ変換手段10では、B3信号を逆三角関数変換(arccos変換)し、0〜πラジアンまでの角度データB4信号に変換し、更にA2D信号が負の場合にはB4信号にπラジアンを加算することで、0〜2πラジアンまでの角度データB4Dを生成する。
次に、A4D信号の生成について図5を用いて説明する。A2信号を逆三角関数変換するために、角度領域を−π/2〜π/2ラジアンで表すA3信号を生成する。変換は変換信号生成手段8で生成したA2信号と、90度位相差であるB2D信号を利用し、B2D信号が正の場合は、A2信号はそのままの状態とし、B2D信号が負の場合は、A2信号の符号を反転させることでA3信号を生成する。
次に、データ変換手段10では、A3信号を逆三角関数変換(arcsin変換)し、角度領域を−π/2〜π/2ラジアンまでの角度データA4信号に変換し、更にB2D信号が負の場合にはA4信号にπラジアンを加算し、B2D信号が正でかつA2D信号が負の場合にはA4信号に3π/2ラジアンを加算することで、0〜2πラジアンまでの角度データA4Dを生成する。
以上が、A4D信号とB4D信号を生成する信号整形手段6とデータ変換手段10の動作である。
次に、データ合成手段11について図6、図7を用いて説明する。図6は位相誤差がαラジアンであるA1信号とB1信号に対し、オフセット/振幅補正手段4により補正されたA2信号とB2信号、変換信号生成手段によって、A2信号とB2信号に対して位相差が90度であるB2D信号とA2D信号を表している。ここで、B2D信号がゼロのときのA2信号の値C3とC5を検出し、A2D信号がゼロのときのB2信号の値C4とC6を検出する。C3、C4、C5及びC6は、式10で表すことができる。
図6のように、A2信号に対してB2信号が進んでいる場合、C3とC6は負で、C4とC5は正となり、A2信号に対してB2信号が遅れている場合、C3とC6は正で、C4とC5は負となるので、式10を逆三角関数変換した式11から各交点での位相誤差を求めて、平均処理することで位相誤差αラジアンを求めることができる。また、A2信号に対してB2信号が進んでいるのか、遅れているのかを検出することができる。
図7は、角度データA4D信号とB4D信号が位相誤差αラジアンを含めた形で表している。位相誤差αラジアンは式11を平均処理することで求めることができるので、B4D信号にαラジアンを減算することで、A4D信号と位相誤差がゼロとなるB4DD信号を求めることができる。A4D信号とB4DD信号の信号を合成、例えば平均処理することで、内挿データθIP14を求めることができる。以上がデータ合成手段11の動作である。
以上のように、位相誤差のない変換補助信号を用いて角度データを生成することで、位相誤差がある場合にも歪みのない角度データを生成することができる。また、変換補助信号A2D信号とB2D信号のゼロクロス点を用いることで、ダイナミックレンジの大きな領域で位相誤差を求めるため、検出精度が向上する。検出値は1周期あたり4回検出できるので、その結果を平均処理することでノイズに対しても影響を小さく抑えることができる。
本発明のエンコーダ信号の位相補正回路は、サーボモータ制御装置に限らず、高分解能の位置情報を得るためにエンコーダを搭載した装置に有用である。
本発明の実施の形態1におけるエンコーダ信号処理回路のブロック図 実施の形態1の位相誤差検出器における信号波形の説明図 実施の形態1の変換信号生成手段における信号波形の説明図 実施の形態1におけるB相信号変換の説明図 実施の形態1におけるA相信号変換の説明図 実施の形態1のデータ合成手段におけるAB相信号波形の説明図 実施の形態1における内挿データ生成の説明図 従来例におけるエンコーダ信号処理回路のブロック図 従来例におけるB相信号変換の説明図 従来例におけるA相信号変換の説明図 従来例における内挿データ生成の説明図
符号の説明
2 AD変換手段(AD変換器)
4 オフセット/振幅補正手段
6 信号整形手段
7 位相誤差検出器
8 変換信号生成手段
9 位置データ変換手段
10 データ変換手段
11 データ合成手段
13 位相誤差補正量
14 内挿データ(内挿の角度データθIP)
16、16a 最大値・最小値信号
A0,B0 アナログ原信号(A相、B相)
A1,B1 ディジタル変換後の信号(A相、B相)
A2,B2 オフセット/振幅補正後の信号(A相、B相)
A2D,B2D 変換補助信号(A相、B相)
A3,B3 信号整形後の信号(A相、B相)
A4,B4 A相、B相の角度データ(0〜πラジアン)
A4D,B4D A相、B相の角度データ(0〜2πラジアン)
B4DD 位相補正後のB相の角度データ
C1,C2 A2信号とB2信号の交点
C3,C5 B2D信号のゼロクロス点におけるB2信号の大きさ
C4,C6 A2D信号のゼロクロス点におけるA2信号の大きさ

Claims (3)

  1. 直交するA相とB相の正弦波信号をディジタルデータに変換してA1信号とB1信号を生成するAD変換手段と、A1信号とB1信号のピーク値を検出するピーク検出器と、前記ピーク検出器で検出したピーク値を用いてオフセットおよび振幅の誤差を補正してA2信号とB2信号を生成するオフセット/振幅補正手段と、前記A2信号とB2信号を角度データA4D信号とB4D信号に変換する位置データ変換手段と、前記位置データ変換手段で求めた角度データA4D信号とB4D信号を合成して、内挿データを生成するデータ合成手段とを有した位置検出器において、前記位置データ変換手段は、前記A2信号とB2信号の交点値から位相誤差信号を生成する位相誤差検出器と、前記位相誤差信号から前記A2信号との位相差が90度である変換補助信号B2D信号を生成し、前記B2信号との位相差が90度である変換補助信号A2D信号を生成する変換信号生成手段と、前記A2D信号を基準として前記B2信号を0〜πラジアンの領域に波形整形してB3信号を生成し、前記B2D信号を基準として前記A2信号を−π/2〜π/2ラジアンの領域に波形整形してA3信号を生成する信号整形手段と、前記A3信号とB3信号を逆三角関数変換し、前記A2信号とB2信号と前記A2D信号とB2D信号から0〜2πの角度データに変換するデータ変換手段とを備え、前記変換信号生成手段は、前記位相誤差信号から生成した補正係数を用いてA2信号とB2信号に乗算してA補正信号とB補正信号を生成し、さらに前記A2信号に前記B補正信号を加算してB2信号に対して位相が90度となる変換補助信号A2D信号を生成し、前記B2信号に前記A補正信号を加算してA2信号に対して位相が90度となる変換補助信号B2D信号を生成し、B2D信号を用いてA2信号を角度データに変換し、A2D信号を用いてB2信号を角度データに変換することを特徴としたエンコーダの信号処理回路。
  2. 前記データ合成手段は、B2D信号のゼロクロス点でのB2信号の位相ずれ量を検出し、A2D信号のゼロクロス点でのA2信号の位相ずれ量を検出し、位相ずれ量から角度誤差値を算出し、求めた角度誤差値をA相、またはB相の角度データから減算することで位相ずれを補正することを特徴とした請求項1記載のエンコーダの信号処理回路。
  3. 前記データ合成手段は、B2D信号のゼロクロス点でのB2信号の位相ずれ量を検出し、A2D信号のゼロクロス点でのA2信号の位相ずれ量を検出し、A相とB相の位相ずれ量の平均値から角度誤差値を算出し、求めた角度誤差値をA相、またはB相の角度データから減算することで位相ずれを補正することを特徴とした請求項1記載のエンコーダの信号処理回路。
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