JP4780030B2 - 送信機、受信機、送信方法、受信方法、可変長シリアル・バースト・データ転送システム、半導体装置、およびハイブッド半導体装置 - Google Patents

送信機、受信機、送信方法、受信方法、可変長シリアル・バースト・データ転送システム、半導体装置、およびハイブッド半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、非同期データ転送に関する。更に詳しくは、2相乃至4相のハンドシェーキングによる通信において、高速に可変長シリアル・バースト・データ転送を行うシグナリング方式を実行する通信システムに関する。
非同期システム同士のデータ転送は、2相乃至4相のハンドシェーキングによって行われている。このような技術として、非特許文献1に示されるような技術が知られている。
Design Wave Magazine、2005年7月号、pp.64-91、「「非同期プロセッサの」事例研究 ディジタルLSIが抱えるノイズ&消費電力問題の根治療法、唐木信雄
しかしながら、非特許文献1に示す2相乃至4相のハンドシェーキングにあっては、シリアル・データ・ブロックの転送を行う場合、ビット毎のハンドシェーキングがオーバヘッドとなり、転送時間が長くなってしまうという問題があった。
また、そのために、2相乃至4相のハンドシェーキングを用いた非同期データ転送方式によって、高速シリアル・データ転送が出来ない、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、2相乃至4相のハンドシェーキングを用いた非同期データ転送方式によって、高速シリアル・データ転送が出来る通信システムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機であって、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を、前記バースト開始線を介して前記受信機から受信するバースト開始信号受信部と、を有し、前記2線式符号器が、前記バースト送信の開始において、前記受信機に識別シンボルを送出し、該送出した識別シンボルに応じた前記受信機からのバースト開始信号を前記バースト要求信号受信部が受信したことに応じて、前記可変長シリアル送信データをバースト送信する、ことを特徴とする送信機である。
この発明によれば、送信機からの通信開始の要求に応じて通信が開始される送信機と受信機との間の非同期通信において、非同期通信におけるハンドシェーキングにおけるオーバヘッドを抑えることが可能であり、また、非同期通信であるために、環境変動に対して強靭であり、かつ、低消費電力で高速通信が可能となる効果を奏する。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機であって、可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記受信機から受信するバースト要求信号受信部と、前記バースト要求信号受信部が前記バースト要求信号を受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、を有することを特徴とする送信機である。
この発明によれば、受信機からの通信開始の要求に応じて通信が開始される送信機と受信機との間の非同期通信において、非同期通信におけるハンドシェーキングにおけるオーバヘッドを抑えることが可能であり、また、非同期通信であるために、環境変動に対して強靭であり、かつ、低消費電力で高速通信が可能となる効果を奏する。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機であって、受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を生成するバースト開始信号生成部と、前記バースト開始信号生成部が生成したバースト開始信号を前記送信機に送出するバースト開始信号送信部と、を有することを特徴とする受信機である。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機であって、受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記送信機に送信するバースト要求信号送信部と、前記バースト送信要求信号を前記送信機が受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データの受信終了を示すバースト終了信号を生成し出力するバースト終了信号生成部と、を有することを特徴とする受信機である。
また、この発明は、前記2線式復号器が、前記受信データを前記記憶部に出力し、前記受信データを前記記憶部に出力中に、書き込み信号を前記記憶部に送出することにより、前記受信データを前記記憶部に記憶させ、前記受信機が、前記2線式復号器が出力する書き込み信号が入力され、該入力された書き込み信号を前記記憶部に出力するストローブ信号生成部と、を有し、前記ストローブ信号生成部は、前記データ無効信号を前記データ無効信号生成部から入力されたことに応じて、前記書き込み信号をマスクする、ことを特徴とする受信機である。
この発明によれば、受信機が受信する受信データにハザードが生じた場合においても、受信機が、ハザードに影響されないで受信データを受信することが出来るという効果を奏する。
また、この発明は、前記2線式復号器が、前記受信データを出力し、前記送信機が、前記2線式復号器が出力した受信データを予め定められたビット数でパラレル変換し、前記パラレル変換した受信データを、前記記憶部に記憶させるシリアル−パラレル変換器、を有することを特徴とする受信機である。
この発明によれば、受信機が、受信したシリアルなデータを、パラレルなデータとして記憶することが出来るという効果を奏する。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機の送信方法であって、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を、前記バースト開始線を介して前記受信機から受信し、前記バースト送信の開始において、前記受信機に識別シンボルを送出し、該送出した識別シンボルに応じた前記受信機からのバースト開始信号を受信したことに応じて、前記可変長シリアル送信データをバースト送信する、ことを特徴とする送信方法である。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機の送信方法であって、可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記受信機から受信し、前記バースト要求信号を受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する、ことを特徴とする送信方法である。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機の受信方法であって、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して受信データとして記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力し、前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成し、前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に前記バースト開始信号を生成し、前記生成したバースト開始信号を前記送信機に送出する、ことを特徴とする受信方法である。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機の受信方法であって、可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記送信機に送信し、前記バースト送信要求信号を前記送信機が受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して受信データとして記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力し、前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成し、前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データの受信終了を示すバースト終了信号を生成し出力する、ことを特徴とする受信方法である。
また、この発明は、前記受信機が、前記受信データを前記記憶部に出力し、前記受信データを前記記憶部に出力中に、書き込み信号を前記記憶部に送出することにより、前記受信データを前記記憶部に記憶させ、前記データ無効信号を入力されたことに応じて、前記書き込み信号をマスクする、ことを特徴とする受信方法である。
また、この発明は、前記送信機が、前記受信データを予め定められたビット数でパラレル変換し、前記パラレル変換した受信データを前記記憶部に記憶させる、ことを特徴とする受信方法である。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムであって、前記送信機が、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を、前記バースト開始線を介して前記受信機から受信するバースト開始信号受信部と、を有し、前記2線式符号器が、前記バースト送信の開始において、前記受信機に識別シンボルを送出し、該送出した識別シンボルに応じた前記受信機からのバースト開始信号を前記バースト要求信号受信部が受信したことに応じて、前記可変長シリアル送信データをバースト送信し、前記受信機が、受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、前記符号化された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、前記バースト開始信号を生成するバースト開始信号生成部と、前記バースト開始信号生成部が生成したバースト開始信号を前記送信機に送出するバースト開始信号送信部と、を有することを特徴とする可変長シリアル・バースト・データ転送システムである。
また、この発明は、送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも要求信号線と2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムであって、前記受信機が、可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記送信機に送信するバースト要求信号送部を有し、前記送信機が、前記バースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記受信機から受信するバースト要求信号受信部と、前記バースト要求受信部が前記バースト送信要求信号を受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、を有し、前記受信機が、受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、前記符号化された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データの受信終了を示すバースト終了信号を生成し出力するバースト終了信号生成部と、を有することを特徴とする可変長シリアル・バースト・データ転送システムである。
また、この発明は、前記データ伝送線が金属線であることを特徴とする可変長シリアル・バースト・データ転送システムである。
また、この発明は、前記データ伝送線が、光ファイバーであり、前記2線式符号器が、前記光ファイバーを介して送信データシンボル、識別シンボル、または、非送信シンボルである送信シンボルを出力する発光器を有し、前記2線式復号器が、前記光ファイバーを介して前記送信シンボルを受信する受光器を有する、ことを特徴とする可変長シリアル・バースト・データ転送システムである。
この発明によれば、高速シリアル・データ転送システムは、外界からの電磁波などの影響を減じて通信をすることが出来るという効果を奏する。
また、この発明は、前記発光器が、前記送信シンボルに応じて光出力を高周波変調し、前記受光器が、前記送信シンボルに応じて変調を受けた高周波光を受光し復号する、ことを特徴とする可変長シリアル・バースト・データ転送システムである。
また、この発明は、前記可変長シリアル・バースト・データ転送システムを、1枚のシリコン基板上に形成した半導体装置である。
この発明によれば、1枚のシリコン基板上に形成された半導体装置内の回路が、高速シリアル・データ転送システムにより、通信することが出来るという効果を奏する。
また、この発明は、前記可変長シリアル・バースト・データ転送システムを、複数の異なるシリコン基板の上に形成したハイブッド半導体装置である。
この発明によれば、異なるシリコン基板から構成された1半導体装置内の回路が、高速シリアル・データ転送システムにより、通信することが出来るという効果を奏する。
<第1の実施形態:アクティブセンド−パッシブレシーブ>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システム(可変長シリアル・バースト・データ転送システム)の構成を示す概略ブロック図である。この第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システムは、アクティブセンド−パッシブレシーブの場合の構成である。
このアクティブセンド−パッシブレシーブとは、送信機が、通信開始の要求を受信機に送信し、受信機が、送信機からの通信開始の要求に応じて、受信を開始する通信方式である。
この高速シリアル・データ転送システムは、高速シリアル・データ転送送信機10と、高速シリアル・データ転送受信機20とから、構成されている。この高速シリアル・データ転送送信機10と高速シリアル・データ転送受信機20との間は、2本のデータ伝送線d0とd1とにより接続されている。また、高速シリアル・データ転送送信機10と高速シリアル・データ転送受信機20との間は、バースト開始信号線burststart1により接続されている。以下においては、高速シリアル・データ転送送信機10を送信機10と称し、高速シリアル・データ転送受信機20を受信機20と称して説明する。
例えば、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とは、それぞれ、金属線である。また、バースト開始信号線burststart1も、金属線である。
また、送信機10は、送信側バス30を介して、送信データdata1と送信制御信号sendとバースト停止信号burststopとバースト開始信号burststart2とを送受信する。受信機20は、受信側バス40を介して、読出信号readとデータdata3と読出確認信号ack1とバースト要求信号burstreqとを送受信する。
送信側バス30には、送信を実行するCPU(Central Processing Unit)や、送信回路などの、送信バスマスタが接続されており、この送信バスマスタが、送信機10を制御することにより、受信機20へ送信データを送信する。受信側バス40には、受信を実行するCPUや、受信回路などの、受信バスマスタが接続されており、この受信バスマスタが、受信機20を制御することにより、送信機10からの送信データを受信する。
<2線式符号化>
次に、送信機10と受信機20とを接続している2本のデータ伝送線d0とd1とにおける符号化について説明する。
2本のデータ伝送線d0とd1とには、例えば、ハイレベルまたはローレベルの組み合わせにより送信データが符号化され、送信される。以下、ハイレベルをHまたは1とし、ローレベルをLまたは1として説明する。
2本のデータ伝送線d0とd1との上で符号化されるシンボルは、図2に示すように、送信機と受信機との間で予め定められている。ここでは、データ伝送線d0が1であり、データ伝送線d1が1である場合を、シンボル“Invalid”とする。また、データ伝送線d0が0であり、データ伝送線d1が0である場合を、シンボル“Null”とする。また、データ伝送線d0が1であり、データ伝送線d1が0である場合を、シンボル“0”とする。また、データ伝送線d0が0であり、データ伝送線d1が1である場合を、シンボル“1”とする。
このシンボル“0”とシンボル“1”とは2値の送信データを示し、シンボル“0”は送信データ0に対応し、シンボル“1”は送信データ1に対応する。以下においては、
シンボル“0”をシンボル0とし、シンボル“1”をシンボル1とし、また、シンボル0またはシンボル1を、送信データシンボルとして説明する。
また、シンボル“Invalid”をシンボルIとし、シンボル“Null”をシンボルNとして説明する。
また、以下では、上記に説明した符号化を、2線式符号化と称する。
この2線式符号化では、0または1である送信データに対応するシンボル0またはシンボル1に符号化し、更に、符号化したシンボル0またはシンボル1の前に、シンボルNを追加する。この符号化したシンボル0またはシンボル1の前にシンボルNを追加することにより、シンボル0またはシンボル1の間に、シンボルNが挿入されることになる。また、このシンボルNにより、シンボル0または1同士の、区切を検出することが可能となる。
<送信機10の構成>
次に、図3を用いて、送信機10の構成について説明する。同図において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。送信機10は、符号器100とバースト開始信号受信部101とを有する。
符号器100は、送信側バス30から入力されるバースト停止信号burststopのLが入力されたことに応じて、バースト送信を開始する。また、符号器100は、バースト送信を開始した後は、送信制御信号sendと送信データdata1とが送信側バス30から入力され、入力された送信制御信号sendに基づいて、入力された送信データdata1を符号化し、符号化した送信データを2本のデータ伝送線d0とd1とを介して、受信機20へ送信する。
この符号器100の符号化は、例えば、バースト停止信号burststopがHで送信制御信号sendがLの場合には、シンボルIとして符号化する。また、符号器100は、バースト停止信号burststopがLで送信制御信号sendがLの場合には、シンボルNとして符号化する。また、符号器100は、バースト停止信号burststopがLで送信制御信号sendがHの場合に、送信データdata1がデータ0である場合には、シンボル0として符号化し、逆に、送信データdata1がデータ1である場合には、シンボル1として符号化する。
つまり、この符号器100は、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボル(シンボル0またはシンボル1)に符号化し、符号化した送信データシンボルの間に、送信データシンボル間を識別する識別シンボル(シンボルN)を挿入して符号化して2本のデータ伝送線を介して受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボル(シンボルI)を2本のデータ伝送線を介して受信機に送出する。
バースト開始信号受信部101は、バースト開始信号線burststart1がHであるバースト開始信号を、バースト開始信号線burststart1を介して受信機20から入力され、バースト開始信号burststart2として送信側バス30に出力する。
<受信機20の構成>
次に、図4を用いて、受信機20の構成について詳細に説明する。同図において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。受信機20は、復号器200と、FIFO(First-in First-out)201と、データ無効信号生成部202と、ストローブ信号生成部203と、バースト開始信号生成部204と、バースト開始信号送信部205と、を有する。
復号器200は、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とを介して送信機10から入力される2線符号化された送信データを復号し、復号した送信データのシンボル0またはシンボル1に応じた受信データを、受信データdata2として、FIFO201に出力する。また、復号器200は、復号したデータのシンボルIまたはシンボルNから、シンボル0またはシンボル1への変化に応じて、データ受信信号receiveをHとして、ストローブ信号生成部203に出力する。
復号器200は、例えば、このデータ受信信号receiveを、一方の入力端子がデータ伝送線d0に接続され、他方の入力端子がデータ伝送線d1に接続される、EXOR回路により生成する。
また、復号器200は、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とを介して送信機10から入力される2線符号化された送信データを復号し、復号した送信データがシンボルIである場合には、シンボルI信号invをHとし、逆に、復号した送信データがシンボルIでない場合には、シンボルI信号invをLとして、シンボルI信号線を介して、データ無効信号生成部202に出力する。
復号器200は、例えば、このシンボルI信号invを、一方の入力端子がデータ伝送線d0に接続され、他方の入力端子がデータ伝送線d1に接続される、AND回路により生成する。
また、復号器200は、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とを介して送信機10から入力される2線符号化された送信データを復号し、復号した送信データがシンボルNである場合には、シンボルN信号nullをHとして、逆に、復号した送信データがシンボルNでない場合には、シンボルN信号nullをLとして、シンボルN信号線を介して、データ無効信号生成部202に出力する。
復号器200は、例えば、このシンボルN信号nullを、一方の入力端子がデータ伝送線d0に接続され、他方の入力端子がデータ伝送線d1に接続される、NOR回路により生成する。
データ無効信号生成部202は、シンボルI信号invとシンボルN信号nullとを復号器200から入力され、入力されたシンボルI信号invがH(真)になってから、シンボルN信号nullがH(真)になるまでの間、データ無効信号datadisをH(真)として生成する。また、データ無効信号生成部202は、生成したデータ無効信号datadisを、ストローブ信号生成部203とバースト開始信号生成部204とに出力する。
ストローブ信号生成部203は、データ無効信号datadisをデータ無効信号生成部202から入力され、また、データ受信信号receiveを復号器200から入力され、入力されたデータ無効信号datadisがL(偽)の場合にだけ、入力されたデータ受信信号receiveをストローブ信号strobeとして、FIFO201に出力する。
一例としてのストローブ信号生成部203は、インバータ回路231とAND回路232とから構成されている。このインバータ回路231の入力端子には、データ無効信号datadisがデータ無効信号生成部202から入力される。このインバータ回路231が反転したデータ無効信号datadisは、AND回路232の一方の入力端子に入力される。また、AND回路232の他方の入力端子には、データ受信信号receiveが復号器200から入力される。AND回路232の出力端子から出力されるストローブ信号strobeは、FIFO201に入力される。
FIFO201は、受信データdata2を復号器200から入力され、入力された受信データdata2を、データ無効信号生成部202から入力されるストローブ信号strobeに応じて、内部に記憶する。例えば、FIFO201は、復号器200から入力された受信データdata2を、データ無効信号生成部202から入力されるストローブ信号strobeのLからHへの立ち上がりに応じて、内部に記憶する。
また、FIFO201は、受信側バス40から読出信号readを入力されたことに応じて、内部に記憶しているデータをデータdata3として、データが記憶された順に、受信側バス40に出力し、また、データdata3を出力する時に、読出確認信号ack1のHを出力する。また、FIFO201は、内部に記憶しているデータを監視しており、記憶しているデータが無い場合には、データ無信号emptyをHとして、バースト開始信号生成部204に出力する。
バースト開始信号生成部204は、データ無効信号生成部202からデータ無効信号datadisが入力され、また、FIFO201からデータ無信号emptyが入力され、入力されたデータ無効信号datadisがH(真)で、かつ、入力されたデータ無信号emptyがH(真)である場合に、バースト開始信号burststart0がH(真)であるバースト開始信号を生成し、生成したバースト開始信号をバースト開始信号送信部205に出力する。また、バースト開始信号生成部204は、バースト開始信号burststart0をバースト要求信号burstreqとして、受信側バス40に出力する。
バースト開始信号送信部205は、入力されたバースト開始信号burststart0を送信機10にバースト開始信号線burststart1を介して送出する。
<送信機10と受信機20との動作>
次に、図5を用いて、送信機10と受信機20との動作について説明する。ここでは、送信機10が、データ0とデータ1との、2つの送信データをバースト送信する場合について説明する。なお、以下において、時刻において、時刻t(i)<時刻t(i+1)として説明する。このiは、任意の自然数である。
まず、バースト通信前の時刻t100において、送信機10の符号器100は、シンボルIを2本のデータ伝送線d0とd1とを介して受信機20に送出している。
次に、時刻t101で、送信機10の符号器100は、バースト停止信号burststopのLを送信側バス30から入力され、時刻t102で、送信データdata1の値として0が送信側バス30から入力される。
この時刻t101でバースト停止信号burststopのLを送信側バス30から入力されたことに応じて、送信機10の符号器100は、時刻t103から、シンボルNを2本のデータ伝送線d0とd1とを介して受信機20に送出する。
ここでシンボルIは、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とがHであり、シンボルNは、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とがLである。従って、シンボルIからシンボルNに変化させる場合には、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とを、同時にHからLに変化させることになる。しかし、回路間の配線長が異なることや、送信を実行する素子の遅延時間が異なることなどのために、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とがHからLに変化する時間が異なる場合がある。そのため、シンボルIからシンボルNに変化させる場合には、ハザードが生じる場合がある。
ここでは、データ伝送線d1は、時刻t101でHからLに変化し、データ伝送線d0は、時刻t103でHからLに変化したものとし、時刻t101から時刻t103の間はシンボル0となったものとして説明する。この時刻t101から時刻t103の間のシンボル0は、ハザードである。一般には、この時刻t101から時刻t103の間においては、シンボル0またはシンボル1を取る可能性があり、不定である。
この時刻t101で、不定としてのシンボル0を受信した受信機20の復号器200は、シンボル0を受信したことに応じて、シンボルI信号invをLにし、データ受信信号receiveをHにし、受信データdata2としてデータ0を出力する。
なお、この時刻t101においては、受信機20のデータ無効信号生成部202が出力するデータ無効信号datadisがHであるため、受信機20の復号器200がデータ受信信号receiveをHとしているが、受信機20のストローブ信号生成部203が出力するストローブ信号strobeはLに維持される。そのため、受信機20のFIFO201には、データが書き込まれない。つまり、受信機20のストローブ信号生成部203は、受信機20のデータ無効信号生成部202が出力するデータ無効信号datadisにより、ハザードにより生じた不定である受信データに応じて受信機20の復号器200が出力するデータ受信信号receiveのHの信号を、マスクすることが出来る。
次に、時刻t103で、受信機20の復号器200は、シンボルNを受信すると、このシンボルNを受信したことに応じて、シンボルN信号nullをHにし、データ受信信号receiveをLにする。また、この時刻t103で、シンボルN信号nullがHになったことに応じて、受信機20のデータ無効信号生成部202が、データ無効信号datadisをLにする。
また、この時刻t103で、受信機20のデータ無効信号生成部202がデータ無効信号datadisをLを出力したことに応じて、受信機20のバースト開始信号生成部204が、バースト開始信号線burststart1をLにしてバースト開始信号を送信機10に送出し、また、バースト要求信号burstreqをLにして、受信側バス40に出力する。
また、この時刻t103で、受信機20からバースト開始信号線burststart1のLを受信した送信機10のバースト開始信号受信部101は、受信したバースト開始信号線burststart1のLを、バースト開始信号burststart2として、送信側バス30に出力する。次に、送信側バス30に接続された受信バスマスタが、バースト開始信号を受信したことに応じて、バースト送信を開始する。
次に、時刻t104で、送信機10の符号器100は、送信制御信号sendのHが送信側バス30の送信バスマスタから入力される。この時刻t104で、送信制御信号sendのHが入力されたことに応じて、送信機10の符号器100は、受信機20にシンボル0を出力する。
また、この時刻t104で、受信機20の復号器200は、シンボル0を受信する。この時刻t104で、受信機20の復号器200は、シンボル0を受信したことに応じて、シンボルN信号nullをLにし、データ受信信号receiveをHにし、受信データdata2としてデータ0を出力する。
また、この時刻t104では、受信機20のデータ無効信号生成部202が出力するデータ無効信号datadisがLであるため、データ受信信号receiveがHとなったことに応じて、ストローブ信号生成部203がストローブ信号strobeをHにする。
また、この時刻t104では、ストローブ信号strobeがHになったことに応じて、FIFO201は、受信データdata2として入力されているデータ0を記憶するとともに、データ無信号emptyをLにする。
次に、時刻t105で、送信機10の符号器100は、送信制御信号sendのLが送信側バス30の送信バスマスタから入力されと、受信機20にシンボルNを出力する。また、この時刻t105で、受信機20の復号器200は、シンボルNを受信し、このシンボルNを受信したことに応じて、シンボルN信号nullをHにし、データ受信信号receiveをLにする。
次に、時刻t106で、送信機10の符号器100には、送信データ1が、送信側バス30の送信バスマスタから入力され、時刻t107で、送信機10の符号器100に、送信制御信号sendのHが送信側バス30の送信バスマスタから入力される。送信機10の符号器100は、この時刻t107で、送信制御信号sendのHが入力されたことに応じて、受信機20にシンボル1を出力する。
受信機20の復号器200は、この時刻t107で、シンボル1を受信したことに応じて、時刻t104の時の動作と同様に、FIFO201に、受信データdata2として入力されているデータ1を記憶させる。なお、この時刻t107で、2つの送信データをバースト送信したことに応じて、送信機10の符号器100には、バースト停止信号burststopのHが、送信側バス30の送信バスマスタから、入力される。
次に、時刻t108で、送信機10の符号器100は、送信制御信号sendのLが送信側バス30の送信バスマスタから入力される。この時刻t108で、送信制御信号sendのLが入力され、また、入力されるバースト停止信号burststopがHであるため、送信機10の符号器100は、受信機20にシンボルIを出力する。また、この時刻t108で、受信機20の復号器200は、シンボルIを受信する。この時刻t108で、受信機20の復号器200は、シンボルIを受信したことに応じて、シンボルI信号invをHにし、データ受信信号receiveをLにする。
ここで、時刻t103で、受信機20のバースト開始信号生成部204が、バースト要求信号burstreqを受信側バス40に出力したことに応じて、この時刻t103から、受信側バス40に接続された受信バスマスタが、受信機20のFIFO201書き込まれた順に、データを受信機20のFIFO201から順次読み出している。ここでは、時刻t109で、受信機20のFIFO201に記憶された全てのデータが、受信バスマスタにより読み出されたものとして説明する。
この時刻t109で、受信機20のFIFO201が、データ無信号emptyのHを出力する。この時刻t109で、データ無信号emptyのHが受信機20のFIFO201から入力されたことに応じて、受信機20のバースト開始信号生成部204が、バースト開始信号線burststart1をHとしてバースト開始信号を送信機10に送出し、また、バースト要求信号burstreqをHとして受信側バス40に出力する。
送信機10と送信バスマスタとは、受信機20からのバースト開始信号線burststart1のHを受信することにより、バースト送信した送信データが、受信機20で正常に受信されたことを検出することが出来る。また、受信バスマスタは、バースト要求信号burstreqのHが入力されたことにより、バースト送信により受信した受信データを、全て読み出したことを検出することが出来る。
なお、バースト送信開始時における送信機10と受信機20とは、符号器100が、バースト送信の開始において、受信機20にシンボルNを送出し、該送出したシンボルNに応じた受信機20からのバースト開始信号burstrstart1をバースト要求信号受信部101が受信したことに応じて、可変長シリアル送信データを受信機20にバースト送信している。
<第2の実施形態:第1の実施形態にシリアルパラレル変換>
次に、図6を用いて、この発明の第2の実施形態による高速シリアル・データ転送システムの受信機21の構成について説明する。同図において図4の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システムは、受信機20が、シリアル・データを記憶し、記憶したシリアル・データをシリアルに受信側バス40に出力していた。この第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システムに対して、第2の実施形態による高速シリアル・データ転送システムは、受信機20に相当する受信機21が、パラレル・データを記憶し、記憶したパラレル・データを、受信側バス40にパラレルに出力することが出来るようにしたものである。
図6の第2の実施形態による受信機21では、図4の第1の実施形態による受信機20において、FIFO201がFIFO221に変更されている。
第1の実施形態におけるFIFO201は、1ビットのデータを順次記憶し、1ビットのデータを順次出力していた。これに対して、第2の実施形態におけるFIFO221は、予め定められた所定ビット数で順次記憶し、予め定められた所定ビット数で順次出力する。
つまり、FIFO201は、シリアル・データを記憶し、また、シリアル・データを出力する。また、FIFO221は、パラレル・データを記憶し、また、パラレル・データを出力する。なお、FIFO201が出力するデータdata3が、FIFO221が出力するデータdata5に変更されている。このデータdata3は、シリアル・データであり、データdata5は、nビットのパラレル・データである。
また、図8の第2の実施形態による受信機21では、図5の第1の実施形態による受信機20において、復号器200とFIFO201との間に、シリアル−パラレル変換器220が追加されている。
このシリアル−パラレル変換器220は、復号器200により復号されたシリアル・データdata2を、予め定められた所定ビット数(nビット数とする)毎にパラレル・データdata4に変換し、パラレル・データに変換したdata4を出力する。
例えば、シリアル−パラレル変換器220は、シリアル・データdata2を復号器200から入力され、また、ストローブ信号strobeをストローブ信号生成部203から入力され、ストローブ信号strobeの入力に応じて、予め定められた所定ビット数毎に入力されたシリアル・データdata2をパラレル・データdata4に変換し、パラレル・データに変換したdata4を、FIFO221に出力する。また、シリアル−パラレル変換器220は、ストローブ信号strobeの入力に応じて、予め定められた所定ビット数毎に、ストローブ信号strobepを、FIFO221に出力する。
FIFO221は、パラレル・データdata4とストローブ信号strobepとをシリアル−パラレル変換器220から入力され、ストローブ信号strobepに応じて、パラレル・データdata4を、内部に記憶する。また、FIFO201は、受信側バス40から読出信号readを入力されたことに応じて、内部に記憶しているデータを、予め定められた所定ビット数であるパラレル・データdata5として、データが記憶された順に、受信側バス40に出力する。
他の構成、および、その動作については、第1の実施形態と第2の実施形態においては、同じであるので、その説明を省略する。
以上のように、第2の実施形態による高速シリアル・データ転送システムは、第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システムに比較して、シリアル−パラレル変換器220とFIFO221とにより、受信したデータを予め定められた所定ビット数でパラレルに記憶することが可能となる。
また、第2の実施形態による高速シリアル・データ転送システムは、パラレルに記憶したデータを、受信側バス40、または、受信側バス40に接続された受信バスマスタに、予め定められた所定ビット数でパラレルに出力することが可能となる。
<第3の実施形態:パッシブセンド−アクティブレシーブ>
図7は、この発明の第3の実施形態による高速シリアル・データ転送システムの構成を示す概略ブロック図である。第1の実施形態が、アクティブセンド−パッシブレシーブの場合の高速シリアル・データ転送システムであるのに対して、この第3の実施形態は、パッシブセンド−アクティブレシーブの場合の高速シリアル・データ転送システムである。同図において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図1の送信機10と受信機20との間は、バースト開始信号線burststart1により接続されていたことに替わり、図7の送信機15と受信機25との間は、バースト要求信号線burstreq2により接続されている。
また、図1の送信機10と送信側バス30との間は、バースト開始信号burststart2を送受信していたことに替わり、図7の送信機15と送信側バス30との間は、バースト要求信号burstreq3を送受信している。
また、図1の受信機20と受信側バス40との間は、バースト要求信号burstreqを送受信していたことに替わり、図7の受信機25と受信側バス40との間は、バースト終了信号burstendを送受信している。また、図7の受信機25と受信側バス40との間は、更に、バースト要求信号burstreq1を送受信している。
図1の第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システムにおいては、送信機10が受信機20に、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とを介して要求信号を送出し、受信機20が要求信号を受信したことに応じて、受信機20が送信機10に、バースト開始信号線burststart1をHとして、確認信号ackとして出力していた。つまり、第1の実施形態においては、送信機10が通信を開始していた。
これに対して、図7の第3の実施形態による高速シリアル・データ転送システムにおいては、受信機25が、バースト要求信号burstreq1を受信側バス40から入力されたことに応じて、バースト要求信号線burstreq2をHとして、バースト要求信号を送信機15に送出する。次に、送信機15が、バースト要求信号線burstreq2のHであるバースト要求信号を受信したことに応じて、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とを介して受信機25に、確認信号ackを送出する。
なお、この確認信号ackとは、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とを介して送出するシンボルが、シンボルIでないシンボルであること、つまり、シンボル0またはシンボル1またはシンボルNであることである。従って、この確認信号ackには、バースト送信する送信データが含まれている。以上のように、第3の実施形態による高速シリアル・データ転送システムにおいては、受信機25が、通信を開始する。
次に、図8を用いて、送信機15の構成について説明する。同図において図7または図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図8において、図3のバースト開始信号受信部101が、バースト要求信号受信部110に替えられている。
このバースト要求信号受信部110は、受信機25から、バースト要求信号線burstreq2を介して、バースト要求信号線burstreq2がHであるバースト要求信号を受信する。また、バースト要求信号受信部110は、受信したバースト要求信号を、バースト要求信号burstreq3として送信側バス30に出力する。なお、送信側バス30に接続された受信バスマスタは、送信側バス30を介してバースト要求信号burstreq3を受信することにより、バースト送信を開始する。
この図3のバースト開始信号受信部101に替わる図8のバースト要求信号受信部110は、バースト開始信号線burststart1に替えてバースト要求信号線burstreq2とし、また、バースト開始信号burststart2に替えてバースト要求信号burstreq3とする点を除いては、図3のバースト開始信号受信部101と同様の動作をする。そのため、その他の動作等については説明を省略する。
次に、図9を用いて、受信機25の構成について説明する。同図において図7または図4の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図9のバースト終了信号生成部214は、図4のバースト開始信号生成部204がバースト要求信号burstreqを生成する方法と同様の方法で、バースト終了信号burstendを生成し、受信側バス40に出力する。図9のバースト終了信号生成部214と図4のバースト開始信号生成部204とは、同様の構成と動作をするため、その他の構成と動作等については説明を省略する。
図9のバースト要求信号送信部210は、図4のバースト開始信号burststart0を送信機10にバースト開始線burststat1を介して送信するバースト開始信号送信部205と同様に、バースト要求信号burstreq1を送信機10にバースト要求信号線burstreq2を介して送信する。図9のバースト要求信号送信部210と図4のバースト開始信号送信部205とは、同様の構成と動作をするため、その他の構成と動作等については説明を省略する。
ただし、図4のバースト開始信号burststart0は4のバースト開始信号生成部204が生成していたのに対して、図9のバースト要求信号burstreq1は、受信側バス40を介して受信バスマスタが出力している点が異なる。
次に、図10を用いて、第4の実施形態による送信機15と受信機25との動作について説明する。図10の送信機15と受信機25との動作において、図5の送信機10と受信機20との動作と、異なる点のみについて説明する。
まず、第1の相違点について説明する。時刻t100で、受信機25のバースト要求信号送信部210が、バースト要求信号線burstreq2をHとしてバースト要求信号を送信機15に送信する。また、この時刻t100で、送信機15がバースト要求信号を受信バスマスタに送信する。次に、受信バスマスタがこのバースト要求信号を受信したことに応じて、時刻t101でバースト停止信号burststopをLとする。
次に、第2の相違点について説明する。時刻t103で、バースト終了信号burstendがLとなったことに応じて、受信バスマスタが、バースト要求信号をLとし、この時刻t103で、受信機25のバースト要求信号送信部210がバースト要求信号線burstreq2をLとする。
他の構成、および、その動作については、第1の実施形態と第3の実施形態においては、同じであるので、その説明を省略する。
<第4の実施形態:第3の実施形態にシリアルパラレル変換>
次に、図11を用いて、この発明の第4の実施形態による高速シリアル・データ転送システムの受信機26の構成について説明する。同図において図9または図6の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この第4の実施形態による受信機26においては、図4の第1の実施形態による受信機20に対する図6の第2の実施形態による受信機21と同様に、図9の第3の実施形態による受信機25において、復号器200とFIFO201との間に、シリアル−パラレル変換器220が追加されている。
また、同様に、図11の第4の実施形態による受信機26は、図9の第3の実施形態による受信機25において、FIFO201がFIFO221に変更されている。
従って、第4の実施形態による高速シリアル・データ転送システムにおいては、第1の実施形態に対する第2の実施形態と同様に、第3の実施形態による高速シリアル・データ転送システムに対して、シリアル−パラレル変換器220とFIFO221とにより、受信側バス40、または、受信側バス40に接続された受信バスマスタに、予め定められた所定ビット数で、パラレルで出力することが可能となる。
他の構成、および、その動作については、第3の実施形態と第4の実施形態においては、同じであるので、その説明を省略する。
なお、第1から第4の実施形態においては送信機と受信機との間は4相ハンドシェークにより通信する場合について説明したが、2相ハンドシェークによっても通信することは可能である。
また、第1から第4の実施形態においては送信機と受信機との間で、2つの送信データをバースト送信する場合にのみについて説明したが、これに限られるものではなく、任意の数の送信データをバースト送信することが可能である。
なお、第1から第4の実施形態においては、データ伝送線d0とデータ伝送線d1とは、それぞれ、金属線であるものとして説明してきた。このデータ伝送線d0とデータ伝送線d1とを、光ファイバーに替えて通信することも可能である。
この場合、符号器100は、光ファイバーを介して送信データシンボル、識別シンボル、または、非送信シンボルである送信シンボルを出力する発光器を有するようにし、復号器200は、光ファイバーを介して送信シンボルを受信する受光器を有するようにする。
また、この発光器は、送信シンボルに応じて光出力を高周波変調し、この受光器は、送信シンボルに応じて変調を受けた高周波光を受光し復号する。
以上のようにして、第1から第4の実施形態による高速シリアル・データ転送システムが光ファイバーで通信する場合、高速シリアル・データ転送システムは、外界からの電磁波などの影響を減じて通信をすることが出来る。
また、第1から第4の実施形態による高速シリアル・データ転送システムを、1枚のシリコン基板上に形成して半導体装置とすることも可能である。これにより、1枚のシリコン基板上に形成された半導体装置内の回路が、高速シリアル・データ転送システムにより、通信することが可能となる。
また、第1から第4の実施形態による高速シリアル・データ転送システムを、複数の異なるシリコン基板の上に形成してハイブッド半導体装置とすることも可能である。これにより、異なるシリコン基板から構成された1半導体装置内の回路が、高速シリアル・データ転送システムにより、通信することが可能となる。
なお、送信機10または15である送信機、および、受信機20、21、25または26である受信機は、それぞれ、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、この送信機または受信機は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、この送信機または受信機はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、送信機または受信機の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明による高速シリアル・データ転送システムは、各種工場内製造装置を接続する通信装置に好適である。
また、本発明による高速シリアル・データ転送システムは、高速、低消費電力、かつ、フィルムなどで構成されており曲げることが可能な半導体装置内の通信装置に好適である。
この発明の第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システムの構成を示す概略ブロック図である。 送信機と受信機との間で送信されるデータの真理値表である。 第1の実施形態による送信機の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態による受信機の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態による高速シリアル・データ転送システムの動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態による受信機の構成を示す概略ブロック図である。 この発明の第3の実施形態による高速シリアル・データ転送システムの構成を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態による送信機の構成を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態による受信機の構成を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態による高速シリアル・データ転送システムの動作を示すタイミングチャートである。 第4の実施形態による受信機の構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
10、15 送信機
20、21、25、26 受信機
30 送信側バス
40 受信側バス
100 符号器
101 バースト開始信号受信部
110 バースト要求信号受信部
200 復号器
201、221 FIFO
202 データ無効信号生成部
203 ストローブ信号生成部
204 バースト開始信号生成部
205 バースト開始信号送信部
210 バースト要求信号送信部
ack 確認信号
ack1 読出確認信号
d0、d1 データ伝送線
datadis データ無効信号
read 読出信号
burstreq バースト要求信号
burstreq1 バースト要求信号
burstreq2 バースト要求信号線
burstreq3 バースト要求信号
burststart0 バースト開始信号
burststart1 バースト開始信号線
burststart2 バースト開始信号
burststop バースト停止信号
burstend バースト終了信号
receive データ受信信号
strobe、strobep ストローブ信号

Claims (19)

  1. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機であって、
    各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を、前記バースト開始線を介して前記受信機から受信するバースト開始信号受信部と、
    を有し、
    前記2線式符号器が、前記バースト送信の開始において、前記受信機に識別シンボルを送出し、該送出した識別シンボルに応じた前記受信機からのバースト開始信号を前記バースト要求信号受信部が受信したことに応じて、前記可変長シリアル送信データをバースト送信する、
    ことを特徴とする送信機。
  2. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機であって、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記受信機から受信するバースト要求信号受信部と、
    前記バースト要求信号受信部が前記バースト要求信号を受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、
    を有することを特徴とする送信機。
  3. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機であって、
    受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、
    各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、
    前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、
    前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を生成するバースト開始信号生成部と、
    前記バースト開始信号生成部が生成したバースト開始信号を前記送信機に送出するバースト開始信号送信部と、
    を有することを特徴とする受信機。
  4. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機であって、
    受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記送信機に送信するバースト要求信号送信部と、
    前記バースト送信要求信号を前記送信機が受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、
    前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、
    前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データの受信終了を示すバースト終了信号を生成し出力するバースト終了信号生成部と、
    を有することを特徴とする受信機。
  5. 前記2線式復号器が、
    前記受信データを前記記憶部に出力し、前記受信データを前記記憶部に出力中に、書き込み信号を前記記憶部に送出することにより、前記受信データを前記記憶部に記憶させ、
    前記受信機が、
    前記2線式復号器が出力する書き込み信号が入力され、該入力された書き込み信号を前記記憶部に出力するストローブ信号生成部と、
    を有し、
    前記ストローブ信号生成部は、
    前記データ無効信号を前記データ無効信号生成部から入力されたことに応じて、前記書き込み信号をマスクする、ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の受信機。
  6. 前記2線式復号器が、前記受信データを出力し、
    前記送信機が、
    前記2線式復号器が出力した受信データを予め定められたビット数でパラレル変換し、前記パラレル変換した受信データを、前記記憶部に記憶させるシリアル−パラレル変換器、を有することを特徴とする請求項3から請求項5に記載の受信機。
  7. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機の送信方法であって、
    各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を、前記バースト開始線を介して前記受信機から受信し、
    前記バースト送信の開始において、前記受信機に識別シンボルを送出し、該送出した識別シンボルに応じた前記受信機からのバースト開始信号を受信したことに応じて、前記可変長シリアル送信データをバースト送信する、
    ことを特徴とする送信方法。
  8. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる送信機の送信方法であって、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記受信機から受信し、
    前記バースト要求信号を受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する、
    ことを特徴とする送信方法。
  9. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機の受信方法であって、
    各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して受信データとして記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力し、
    前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成し、
    前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に前記バースト開始信号を生成し、
    前記生成したバースト開始信号を前記送信機に送出する、
    ことを特徴とする受信方法。
  10. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムにおいて用いられる受信機の受信方法であって、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記送信機に送信し、
    前記バースト送信要求信号を前記送信機が受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化され、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルが挿入されて符号化されて前記2本のデータ伝送線を介して送出され、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して送出された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して受信データとして記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力し、
    前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成し、
    前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データの受信終了を示すバースト終了信号を生成し出力する、
    ことを特徴とする受信方法。
  11. 前記受信機が、
    前記受信データを前記記憶部に出力し、前記受信データを前記記憶部に出力中に、書き込み信号を前記記憶部に送出することにより、前記受信データを前記記憶部に記憶させ、
    前記データ無効信号を入力されたことに応じて、前記書き込み信号をマスクする、
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の受信方法。
  12. 前記送信機が、
    前記受信データを予め定められたビット数でパラレル変換し、前記パラレル変換した受信データを前記記憶部に記憶させる、ことを特徴とする請求項9から請求項11に記載の受信方法。
  13. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも2本のデータ伝送線とバースト開始線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムであって、
    前記送信機が、
    各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の開始を示す信号であるバースト開始信号を、前記バースト開始線を介して前記受信機から受信するバースト開始信号受信部と、
    を有し、
    前記2線式符号器が、前記バースト送信の開始において、前記受信機に識別シンボルを送出し、該送出した識別シンボルに応じた前記受信機からのバースト開始信号を前記バースト要求信号受信部が受信したことに応じて、前記可変長シリアル送信データをバースト送信し、
    前記受信機が、
    受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、
    前記符号化された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、
    前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、
    前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、前記バースト開始信号を生成するバースト開始信号生成部と、
    前記バースト開始信号生成部が生成したバースト開始信号を前記送信機に送出するバースト開始信号送信部と、
    を有することを特徴とする可変長シリアル・バースト・データ転送システム。
  14. 送信機と受信機とを有し、前記送信機と前記受信機とが少なくとも要求信号線と2本のデータ伝送線とバースト要求線とで接続される可変長シリアル・バースト・データ転送システムであって、
    前記受信機が、
    可変長シリアル送信データのバースト送信の要求を示す信号であるバースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記送信機に送信するバースト要求信号送部を有し、
    前記送信機が、
    前記バースト要求信号を、前記バースト要求線を介して前記受信機から受信するバースト要求信号受信部と、
    前記バースト要求受信部が前記バースト送信要求信号を受信したことに応じて、各送信データが2値の値をとる可変長シリアル送信データの送信中においては、前記送信データ毎に予め対応付けられた送信データシンボルに符号化し、前記符号化した送信データシンボルの間に、前記送信データシンボル間を識別する識別シンボルを挿入して符号化して前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出し、非送信中においては、非送信状態を示す非送信シンボルを前記2本のデータ伝送線を介して前記受信機に送出する2線式符号器と、を有し、
    前記受信機が、
    受信データが記憶され、記憶されているデータが無い場合にはデータ無信号を出力する記憶部と、
    前記符号化された可変長シリアル送信データを前記送信機から受信し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルを復号した場合には、識別シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる非送信シンボルを復号した場合には、非送信シンボル信号を出力し、前記受信した可変長シリアル送信データに含まれる識別シンボルに基づいて前記符号化された送信データシンボルを復号して前記受信データとして前記記憶部に記憶する2線式復号器と、
    前記非送信シンボル信号と識別シンボル信号とを前記2線式復号器から入力され、前記非送信シンボル信号が入力されてから前記識別シンボル信号が入力されるまで、前記受信データを前記記憶部に記憶しないことを示すデータ無効信号を生成するデータ無効信号生成部と、
    前記データ無効信号とデータ無信号とを入力され、前記データ無効信号とデータ無信号とが共に入力されている場合に、可変長シリアル送信データの受信終了を示すバースト終了信号を生成し出力するバースト終了信号生成部と、
    を有することを特徴とする可変長シリアル・バースト・データ転送システム。
  15. 前記データ伝送線が金属線であることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の可変長シリアル・バースト・データ転送システム。
  16. 前記データ伝送線が、光ファイバーであり、
    前記2線式符号器が、
    前記光ファイバーを介して送信データシンボル、識別シンボル、または、非送信シンボルである送信シンボルを出力する発光器を有し、
    前記2線式復号器が、
    前記光ファイバーを介して前記送信シンボルを受信する受光器を有する、
    ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の可変長シリアル・バースト・データ転送システム。
  17. 前記発光器が、前記送信シンボルに応じて光出力を高周波変調し、
    前記受光器が、前記送信シンボルに応じて変調を受けた高周波光を受光し復号する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の可変長シリアル・バースト・データ転送システム。
  18. 前記請求項13乃至請求項17に記載の可変長シリアル・バースト・データ転送システムを、1枚のシリコン基板上に形成した半導体装置。
  19. 前記請求項13乃至請求項17に記載の可変長シリアル・バースト・データ転送システムを、複数の異なるシリコン基板の上に形成したハイブッド半導体装置。
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