JP4775370B2 - ランプユニット - Google Patents
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Description
また、図11は、図10に示すランプユニット1の一対の蛍光ランプ21,22のみを図示したものであり、一対の蛍光ランプ21,22の管軸方向に対して直交する方向からみた上面図である。
図12は、図11に示す一対の蛍光ランプ21,22のうち、一方の蛍光ランプ21のみを図示したものである。図12(a)は図11に示す一方の蛍光ランプ21の斜視図であり、図12(b)は図12(a)の蛍光ランプ21の管軸方向に対して直交する面の断面図(図12(a)のH−H断面図)である。また、図12(c)は図12(b)に示す一方の蛍光ランプ21の第2の外部電極212の周辺の説明図であり、図12(b)の蛍光ランプ21における第2の外部電極212周辺の一部を拡大した拡大図(図12(b)の第2の外部電極212の点線の丸で囲った部分の拡大図)である。
管状の発光管261の内周面には、図12(b)に示すように、蛍光体263が設けられる。ランプ21点灯時に光を所望の方向に出射させるため、蛍光体263は一対の外部電極211,212間の径方向にある蛍光体263の一方側の一部が削除され、アパーチャ264が形成される。
外部電極211と外部電極222とに給電するため、一方のリード231が第1の連接部91に設けられる。また、外部電極212と外部電極221とに給電するため、他方のリード232が第2の連接部92に設けられる。
このように、一方の蛍光ランプ21に設けられた一対の外部電極211,212と他方の蛍光ランプ22に設けられた一対の外部電極221,222とを一対の連接部91,92を介して例えば半田911,912などで電気的に接続することにより、リード231,232を2本に集約することができ、リード231,232の引き回しを簡便にすることができる。
また、リード231,232を発光管261の長手方向における一端側にまとめずに、発光管261の長手方向における両端側からリード231,232を引き回したとき(例えば、発光管261の長手方向における一端側にリード231を設け、発光管261の長手方向における他端側にリード232を設けて引き回したとき)、リード231,232は図示しないインバータに接続されるように長尺となってしまい、長尺となったリード231,232の電気抵抗によってランプユニット1に印加する電圧を高圧化しなければならない問題があった。これに対して、従来に係るランプユニット1は、発光管261の長手方向における一端側に一対のリード231,232をまとめることにより、図示しないインバータを発光管261の長手方向における一端側に近接させることができ、リード231,232を短尺にすることができ、ランプユニット1に印加する電圧を不所望に高圧化することを防止できる。
これについて、例えば図13を用いて説明する。ランプ点灯開始時、一対のリード231,232には高周波・高電圧が給電され、これに接続された各外部電極211,212,221,222も給電されることになる。このとき、外部電極211における、リード231が接続される位置から一端A11までのインピーダンス(ZA11)は、リード231が接続される位置から他端A12までのインピーダンス(ZA12)より小さい。同様に、外部電極222におけるリード231が接続される位置から一端D11までのインピーダンス(ZD11)はリード231が接続される位置から他端D12までのインピーダンス(ZD12)よりも小さい。
また、外部電極212におけるリード232が接続される位置から一端B11までのインピーダンス(ZB11)は、リード232が接続される位置から一端B12までのインピーダンス(ZB12)より小さい。同様に、外部電極221におけるリード232が接続される位置から一端C11までのインピーダンス(ZC11)はリード232が接続される位置から他端C12までのインピーダンス(ZC12)よりも小さい。
蛍光ランプの放電はインピーダンスの小さいところから開始される。例えば、蛍光ランプ21であれば外部電極211の一端A11の上記インピーダンス(ZA11)と外部電極212の一端B11の上記インピーダンス(ZB11)の合計は、外部電極211の他端A12上記インピーダンス(ZA12)と外部電極212の他端B12の上記インピーダンス(ZB12)の合計よりも小さいため、一端A11と一端B11の間から放電が開始される。その後、蛍光ランプの長手方向に沿って放電が順次発生し、最後に、他端A12と他端B12の間で放電が発生する。蛍光ランプ22についても同様である。
すなわち、従来のランプユニット1は、リード231,232への給電が開始されても、その長手方向において同時に点灯できない不具合を有していた。なお、インピーダンスの合計の差が極端に大きい場合には、一端A11と一端B11の間から放電が開始されるが、他端A12と他端B12の間では放電が発生しないこともある。
このため、ランプユニット1への給電開始と同時に読取用素子の読取を開始したとき、読取時間を短縮化することができるが、ランプユニット1の長手方向における不点灯部分に対応した例えば用紙などの被照射物への照度が不十分となり、例えばカラー印刷物における色再現性などの読取不備となる問題があった。
さらに、発光管の長手方向において他端側にリードをとりまとめられることから、リードの引き回しを簡便に行なうことができる。また、リードに接続される例えばインバータ回路を近接することができ、リードを短尺にすることができる。
図4は、図1に示したランプユニット1に具備された一方の蛍光ランプ21の説明図である。図4(a)は一方の蛍光ランプ21の斜視図であり、図4(b)は図4(a)の蛍光ランプ21の管軸方向に対して直交する面の断面図(図4(a)のD−D断面図)であり、図4(c)は図4(b)の第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212の周辺の説明図であり、該外部電極212周辺の一部を拡大した拡大図(図4(b)の第2の外部電極212の点線の丸で囲った部分の拡大図)である。
図1〜4には、図10〜13に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
基台43の隔壁433には、図示しない読取用素子である例えば電荷結合素子(Charge Coupled Device:CCD)の読み取りを可能とするため、基台43を貫通する開口部431が隔壁433に設けられる。
また、基台43には、ランプユニット1に設けられた一対のリード231,232が基台43の内部から外部に導出される取出口432が壁部434に設けられる。
基台43の材料としては、電気絶縁性を有すると共に可撓性を有する例えばポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂,アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂,ポリカーボネート(PC)樹脂,ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂が挙げられる。
スキャナーなどの原稿読取用光源の用途においては、読取用素子である例えば電荷結合素子(不図示)が線状読取をするものであった場合、読取用素子の線状読取に合わせて、原稿読取用光源からの光を線状に集光することが好ましい。一対の蛍光ランプ21,22からの照射光を集光する手段として線状に集光するレンズを設けることもできるが、これよりも簡便な手段として、図2に示す第1の実施例に係るランプユニット1のような構成がある。
蛍光ランプ21,22に、図2(b)に示すような、発光管261の管軸P2から発光管261の内方に設けられたアパーチャ264での周方向の距離L1における中間P1を通って伸びる光出射方向線71を引くとする。図2(a)に示すように基台の内部に並行配置された一対の蛍光ランプ21,22は、一方の蛍光ランプ21から伸びる第1の光出射方向線71と、他方の蛍光ランプ22から伸びる第2の光出射方向線72とが交差するように設けることにより、一対の蛍光ランプ21,22からの照射光を集光することができる。
さらに、一対の蛍光ランプ21,22に設けた各アパーチャ264を、それぞれ並行な線状に設けることにより、一対の蛍光ランプ21,22からの照射光を一対の蛍光ランプ21,22に並行な線状に集光することができる。
第1の実施例に係るランプユニット1に具備された一方の蛍光ランプ21の発光管261の外面には、その長手方向に沿って第1の外部電極211と第2の外部電極212とがほぼその全長に亘って対向配置される。また、他方の蛍光ランプ22の発光管261の外面にも、その長手方向に沿って第1の外部電極221と第2の外部電極222とがほぼその全長に亘って対向配置される。
なお、該外部電極の長手方向長さは、発光管の長さと厳密な意味で等しいわけではなく、有効発光長とランプ全長との兼ね合い等で決定される。
第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215の長さと第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222における発光管261の外面に接する部分226の長さとは略同一であり、また、第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216の長さと第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極221における発光管261の外面に接する部分225の長さとは略同一である。
また、一対の蛍光ランプ21,22のうち、第1の蛍光ランプ21の発光管261の長手方向の一端側において、第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11から伸びる部分214と、第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222における発光管261の外面に接する部分226での一端D11から伸びる部分224との間に、例えば金属線のような導電性部材242設け、圧着結線具3により、導電性部材242と外部電極212,221との間をかしめることにより電気的接続を実現することができる。
また、第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222には、発光管261の長手方向の他端側において、該第2の外部電極222における発光管261の外面に接する部分226での他端D12からも突出する部分224が設けられ、この部分224に他方のリード232が例えば圧着結線具3によりかしめられることで電気的に接続される。
また、絶縁体25については、例えばチューブ状の絶縁体25の中心軸上にある貫通孔に金属線からなる第2の連接部242を挿通させたのち、第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212及び第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222に電気的に接続して設けることができる。
さらにまた、絶縁体25については、第1の連接部241側を被覆してもかまわなく、第1の連接部241及び第2の連接部242の両方を絶縁体25で被覆してもかまわない。
第1の蛍光ランプ21は、直管状の発光管261と、発光管261の外面に設けられた一対の外部電極211,212と、発光管261の内面に設けられた蛍光体263と、により構成される。
発光管261の内部には、発光ガスとして例えばキセノン(Xe)ガスを主成分とする希ガスが封入され、発光管261の管軸方向の両端が封止される。
この一対の外部電極211,212は、発光管261の長手方向の一端側において、発光管261の外面に接する部分215,216での一端A11,B11から、発光管261の管軸方向に向かって突出する部分213,214が設けられる。
また、第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極211は、発光管261の長手方向の他端側において、発光管261の外面に接する部分215での他端A12から、発光管261の管軸方向に向かって突出する部分213が設けられ、この部分213と一方のリード231とが図3で説明した圧着結線具3(図4では図示していない)によりかしめられることで、第1の外部電極211と一方のリード231とが電気的に接続される。
また、第1の実施例に係るランプユニット1に具備された外部電極211,212,221,222は、上述のように箔状金属を貼り付けるものに限定されるものでなく、前述の金属材料(金,銀,銅,アルミニウム,ニッケル,カーボン,金パラジウム,銀パラジウム及び白金)と低融点ガラスとを混合した導電性ペーストを発光管261の外面にスクリーン印刷して焼成することで形成したものであってもかまわない。外部電極211,212,221,222が導電性ペーストをスクリーン印刷して焼成することで形成されたとき、リード231,232の接続は、例えば半田を用いて電気的に接続することができる。
一対のリード231,232への給電による第1の実施例に係るランプユニット1のランプ点灯について、図3を用いて説明する。
他方のリード232に近接する第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222における発光管261の外面に接する部分226での他端D12でインピーダンス(ZD12)が0mΩとなる(ここで、リードが接続された位置から他端D12までのインピーダンスは便宜上無視する)。この第2の外部電極222の他端D12から伸びた第2の外部電極222における発光管261の外面に接する部分226での一端D11でのインピーダンス(ZD11)は、第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での一端A11でのインピーダンス(ZA11)と同一で、150mΩとなる。これは、発光管261の長手方向において、発光管261の外面に設けられた第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極211の部分215の長さと第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222の部分226の長さが略同一だからである。
この第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222の一端D11に第2の連接部242を介して接続された第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11でインピーダンス(ZB11)が150mΩとなる。この一端B11から伸びた第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での他端B12でのインピーダンス(ZB12)は、第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221における発光管261に外面に接する部分225での他端C12でのインピーダンス(ZC12)と同一で、300mΩとなる。これは、発光管261の長手方向において、発光管261の外面に設けられた第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212の部分216の長さと第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221の部分225の長さが略同一だからである(ここで、一端B11と一端D11の間のインピーダンスも便宜上無視する)。
このため、一方の第1の蛍光ランプ21における発光管261を介して対向される一対の外部電極211,212間のインピーダンスをみると、第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での他端A12の上記インピーダンス(ZA12)と、これに対向される第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での他端B12の上記インピーダンス(ZB12)とのインピーダンスの合計が300mΩとなる。これに対して、第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での一端A11の上記インピーダンス(ZA11)と、これに対向される第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11の上記インピーダンス(ZB11)とのインピーダンス合計も300mΩとなる。
第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での他端A12と一端A11との間のインピーダンスは、その他端A12のインピーダンスの0mΩから一端A11のインピーダンスの150mΩに向かうに従って上昇する。例えば、第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分216での他端A12と一端A11との中間位置のインピーダンスは、75mΩである。これは、第2の外部電極212においても同じく、第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11と他端B12との間のインピーダンスは、その一端B11のインピーダンスの150mΩから他端B12のインピーダンスの300mΩに向かうに従って上昇する。例えば、第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11と他端B12との中間位置のインピーダンスは、225mΩである。
よって、一方の第1の蛍光ランプ21における発光管261を介して対向される第1の外部電極211と第2の外部電極212との間のインピーダンスは、その長手方向のいずれの場所においても300mΩである。
これは、他方の第2の蛍光ランプ22においても同じで、発光管261を介して対向される第1の外部電極221と第2の外部電極222との間のインピーダンスは、その長手方向のいずれの場所においても300mΩである。
なお、ここで示したインピーダンスの数値は一例であるが、第1の実施例に係るランプユニット1の構成においては、これに具備される蛍光ランプ21,22の長手方向におけるインピーダンスを均一にできる。
さらに、一対の蛍光ランプ21,22は、互いに外部電極211,212,221,222間のインピーダンスが均一であることから、同時に点灯を開始することができる。
また、ランプユニット1には、これに給電する図示しない例えばインバータ回路のようなランプ点灯装置が接続されるので、リード231,232を発光管261の長手方向における他端側にとりまとめることにより、リード231,232と図示しないランプ点灯装置との距離を近接することができ、ランプユニット1を備える図示しない装置側の小型化を実現することができる。
さらに、隔壁433を直線状に形成することにより、この隔壁433を基準として一対の蛍光ランプ21,22の並行配置を行なうこともできる。
また、基台43の内部で、一方のリード231と他方のリード232とが接触して導通してしまう場合、一方のリード231又は/及び他方のリード232に例えばシリコーン樹脂などの絶縁体で被覆することで、ランプユニット1への給電を好適に行なうことができる。
第1の実施例に係るランプユニット1は、上記特徴により、発光管261の長手方向において、一端A11,B11,C11,D11側から他端A12,B12,C12,D12側まで同時に放電を開始することができることから、同時点灯することができる。さらに、ランプユニット1において他端A12,B12,C12,D12側にリード231,232をとりまとめられることから、リード231,232の引き回しを簡便に行なうことができる。また、リード231,232に接続される例えば図示しないインバータ回路を近接することができ、リード231,232を短尺にすることができる。
図5〜7には、図1〜3に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
これらキャップ41,42の材料としては、耐熱性を有すると共に電気絶縁性を有する例えばポリカーボネート(PC)樹脂,ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂,ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂,ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂が挙げられる。
このとき、隔壁411,421における蛍光ランプ21,22に対向する面が線状構造を有する場合、この隔壁411,421に沿って一対の蛍光ランプ21,22を配置することで、一対の蛍光ランプ21,22の並行配置を簡便に行なうことができる。
スキャナーなどの原稿読取用光源の用途においては、読取用素子である例えば電荷結合素子(不図示)が線状読取をするものであった場合、読取用素子の線状読取に合わせて、原稿読取用光源からの光を線状に集光することが好ましい。一対の蛍光ランプ21,22からの照射光を集光する手段として線状に集光するレンズを設けることもできるが、これよりも簡便な手段として、図6に示す第2の実施例に係るランプユニット1のような構成がある。
蛍光ランプ21,22に、図6(b)に示すような、発光管261の管軸P2から発光管261の内方に設けられたアパーチャ264での周方向の距離L1における中間P1を通って伸びる光出射方向線71を引くとする。図6(a)に示すように並行配置された一対の蛍光ランプ21,22は、一方の蛍光ランプ21から伸びる第1の光出射方向線71と、他方の蛍光ランプ22から伸びる第2の光出射方向線72とが交差するように設けることにより、一対の蛍光ランプ21,22からの照射光を集光することができる。
さらに、一対の蛍光ランプ21,22に設けた各アパーチャ264を、それぞれ並行な線状に設けることにより、一対の蛍光ランプ21,22からの照射光を一対の蛍光ランプ21,22に並行な線状に集光することができる。
第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215の長さと第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222における発光管261の外面に接する部分226の長さとは略同一であり、また、第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216の長さと第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221における発光管261の外面に接する部分225の長さとは略同一である。
また、一対の蛍光ランプ21,22のうち、発光管261の長手方向の一端側において、第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11から伸びる部分214と、第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222における発光管261の外面に接する部分226での一端D11から伸びる部分224との間に、例えば金属線のような導電性部材242設け、圧着結線具3により、導電性部材242と外部電極212,221との間をかしめることにより電気的接続を実現することができる。
また、第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221には、発光管261の長手方向の他端側において、第1の外部電極221における発光管261の外面に接する部分225での他端C12からも突出する部分223が設けられ、この部分223に他方のリード232が例えば圧着結線具3によりかしめられることで電気的に接続される。
また、絶縁体25については、例えばチューブ状の絶縁体25の中心軸上にある貫通孔に金属線からなる第2の連接部242を挿通させたのち、第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212及び第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221に電気的に接続して設けることができる。
さらにまた、絶縁体25については、第1の連接部241側を被覆してもかまわなく、第1の連接部241及び第2の連接部242の両方を絶縁体25で被覆してもかまわない。
一対のリード231,232への給電による第2の実施例に係るランプユニット1のランプ点灯について、図7を用いて説明する。
他方のリード232に近接する第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221における発光管261の外面に接する部分225での他端C12でインピーダンス(ZC12)が0mΩとなる(ここで、リードが接続された位置から他端C12までのインピーダンスは便宜上無視する)。この第1の外部電極221の他端C12から伸びた第1の外部電極221における発光管261の外面に接する部分225での一端C11でのインピーダンス(ZC11)は、第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11でのインピーダンス(ZB11)と同一で、150mΩとなる。これは、発光管261の長手方向において、発光管261の外面に設けられた第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極212の部分216の長さと第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221の部分225の長さが略同一だからである。
この第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極221の一端C11に第1の連接部241を介して接続された第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での一端A11でインピーダンス(ZA11)が150mΩとなる。この一端A11から伸びた第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での他端A12でのインピーダンス(ZA12)は、第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222における発光管261に外面に接する部分226での他端D12でのインピーダンス(ZD12)と同一で、300mΩとなる(ここで、一端C11と一端A11の間のインピーダンスは便宜上無視する)。これは、発光管261の長手方向において、発光管261の外面に設けられた第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極211の部分215の長さと第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極222の部分226の長さが略同一だからである。
このため、一方の第1の蛍光ランプ21における発光管261を介して対向される一対の外部電極211,212間のインピーダンスをみると、第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での他端A12の上記インピーダンス(ZA12)と、これに対向される第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での他端B12の上記インピーダンス(ZB12)とのインピーダンスの合計が300mΩとなる。これに対して、第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での一端A11の上記インピーダンス(ZA11)と、これに対向される第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11の上記インピーダンス(ZB11)とのインピーダンス合計も300mΩとなる。
第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分215での他端A12と一端A11との間のインピーダンスは、その他端A12のインピーダンスの0mΩから一端A11のインピーダンスの150mΩに向かうに従って上昇する。例えば、第1の外部電極211における発光管261の外面に接する部分216での他端A12と一端A11との中間位置のインピーダンスは、75mΩである。これは、第2の外部電極212においても同じく、第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11と他端B12との間のインピーダンスは、その一端B11のインピーダンスの150mΩから他端B12のインピーダンスの300mΩに向かうに従って上昇する。例えば、第2の外部電極212における発光管261の外面に接する部分216での一端B11と他端B12との中間位置のインピーダンスは、225mΩである。
よって、一方の第1の蛍光ランプ21における発光管261を介して対向される第1の外部電極211と第2の外部電極212との間のインピーダンスは、その長手方向のいずれの場所においても300mΩである。
これは、他方の第2の蛍光ランプ22においても同じで、発光管261を介して対向される第1の外部電極221と第2の外部電極222との間のインピーダンスは、その長手方向のいずれの場所においても300mΩである。
なお、ここで示したインピーダンスの数値は一例であるが、第1の実施例に係るランプユニット1の構成においては、これに具備される蛍光ランプ21,22の長手方向におけるインピーダンスを均一にできる。
さらに、一対の蛍光ランプ21,22は、互いに外部電極211,212,221,222間のインピーダンスが均一であることから、同時に点灯を開始することができる。
さらにまた、ランプユニット1には、これに給電する図示しない例えばインバータ回路のようなランプ点灯装置が接続されるので、リード231,232を発光管261の長手方向における他端側にとりまとめることにより、リード231,232と図示しないランプ点灯装置との距離を近接することができ、ランプユニット1を備える図示しない装置側の小型化を実現することができる。
第2の実施例に係るランプユニット1は、上記特徴により、発光管261の長手方向において、一端A11,B11,C11,D11側から他端A12,B12,C12,D12側まで同時に放電を開始することができることから、同時点灯することができる。さらに、ランプユニット1において他端A12,B12,C12,D12側にリード231,232をとりまとめられることから、リード231,232の引き回しを簡便に行なうことができる。また、リード231,232に接続される例えば図示しないインバータ回路を近接することができ、リード231,232を短尺にすることができる。
これにより、一対の蛍光ランプ21,22における発光管261を介さずに対向される外部電極211,221(又は212,222)間の電位を同一にすることができるので、この外部電極211,221(又は212,222)間の放電を防止することができる。さらに、この一対の外部電極211,221(又は212,222)を近接することができることから、発光管261の長手方向に対して垂直方向を小型化することができる。
図8及び図9には、図4に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
発光管261の内部には、発光ガスとして例えばキセノン(Xe)ガスを主成分とする希ガスが封入され、発光管261の管軸方向の両端が封止される。
この一対の外部電極211,212は、発光管261の長手方向の一端側において、発光管261の外面に接する部分215,216での一端A11,B11から、発光管261の管軸方向に向かって突出する部分213,214が設けられる。
また、第2の外部電極212は、発光管261の長手方向の他端側において、発光管261の外面に接する部分216での他端B12から、発光管261の管軸方向に向かって突出する部分214が設けられ、この部分214と一方のリード231とが図3で説明した圧着結線具3(図8では図示していない)によりかしめられることで、第2の外部電極212と一方のリード231とを電気的に接続される。
なお、図9(b)では、第1の外部電極211に設けられた補強体51を図示しているが、本実施例に係る蛍光ランプには、第2の外部電極212においても補強体51がその長手方向に亘って設けられる。
さらに、図9(b)に示すように、外部電極211,212,221,222の外面を補強体51で被覆するように設け、補強体51が電気絶縁性を有することにより、外部電極211,212,221,222の外面における電気絶縁性を向上させることができる。
21 第1の蛍光ランプ
211 第1の外部電極
212 第2の外部電極
213 第1の外部電極における発光管の外面から発光管の管軸方向に
突出する部分
214 第2の外部電極における発光管の外面から発光管の管軸方向に
突出する部分
215 第1の外部電極における発光管の外面に接する部分
216 第2の外部電極における発光管の外面に接する部分
22 第2の蛍光ランプ
221 第2の外部電極
222 第2の外部電極
223 第2の外部電極における発光管の外面から発光管の管軸方向に
突出する部分
224 第2の外部電極における発光管の外面から発光管の管軸方向に
突出する部分
225 第2の外部電極における発光管の外面に接する部分
226 第2の外部電極における発光管の外面に接する部分
231 一方のリード
232 他方のリード
241 第1の連接部
242 第2の連接部
25 絶縁体
261 発光管
262 発光管の内部
263 蛍光体
264 アパーチャ
27 粘着剤
3 圧着結線具
41 第1のキャップ
411 隔壁
412 側壁部
413 端壁部
414 底部
415 取出口
42 第2のキャップ
421 隔壁
422 側壁部
423 端壁部
43 基台
431 開口部
432 取出口
433 隔壁
434 壁部
51 補強体
52 接着剤
6 絶縁体
71 第1の光出射方向線
72 第2の光出射方向線
A11 第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極における発光管の外面に
接する部分での一端
A12 第1の蛍光ランプ21の第1の外部電極における発光管の外面に
接する部分での他端
B11 第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極における発光管の外面に
接する部分での一端
B12 第1の蛍光ランプ21の第2の外部電極における発光管の外面に
接する部分での他端
C11 第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極における発光管の外面に
接する部分での一端
C12 第2の蛍光ランプ22の第1の外部電極における発光管の外面に
接する部分での他端
D11 第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極における発光管の外面に
接する部分での一端
D12 第2の蛍光ランプ22の第2の外部電極における発光管の外面に
接する部分での他端
L1 アパーチャの周方向の幅
P1 アパーチャの周方向の中間
P2 発光管の管軸
Claims (1)
- 第1の蛍光ランプと、第2の蛍光ランプが対になって並べて配置されるとともに、
前記第1および第2の蛍光ランプの各々は、希ガスが封入された発光管の内面に蛍光体が設けられるとともに、この発光管の外面には対向する一対の第1電極と第2電極が該発光管の長手方向の全長に亘って設けられた構造を有するランプユニットにおいて、
前記第1および第2の蛍光ランプの前記発光管の長手方向における同じ側の一端側では、該第1および第2の蛍光ランプの前記第1電極同士及び前記第2電極同士を互いに電気的に接続する連接部を設け、
前記第1および第2の蛍光ランプの前記発光管の長手方向における他端側では、
前記第1の蛍光ランプの前記第1電極に第1の給電リードが接続されると
ともに、
前記第2の蛍光ランプの前記第2電極に第2の給電リードが接続されてい
る
ことを特徴とするランプユニット。
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