JP4771149B2 - 押しコップ及びアダプターリング - Google Patents

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Description

本発明は、帯状シートの巻取装置等において中空の巻芯を回転駆動できるように巻芯の両端部を保持するための一対の押しコップのうちの、巻芯の内周面を締付けて保持することができる押しコップ、及び、内径が少し異なる複数種類の巻芯を一つの押しコップで夫々確実に保持できるようにするために押しコップの頭部の外周に装着するアダプターリングに関する。
従来、巻芯の両端部を保持する一対の押しコップは、同一中心軸線上に配置した一対の支持軸の対向する先端部に設けてあり、夫々中空の巻芯の端部に挿入する頭部と、巻芯を長手方向において拘束するための、前記頭部の周りに突き出た鍔部からなり、頭部の本体と鍔部とは常に一体になって回転することができるように、鍔部を頭部の本体に固定してある。そして巻芯を装着したり取り外したりするために、押しコップの支持軸を、一対の巻取アームの先端部に夫々、水平な共通の中心軸線方向にスライド可能に設け、この支持軸を流体圧シリンダ装置により中心軸線方向に駆動し、巻取アームに対して突出させたり、引っ込めたりすることで、互いに接近離反するこができるようにしたものがある(下記特許文献1参照)。また、一対の巻取アームの先端部に夫々押しコップの支持軸を中心軸線方向にスライド不能に設けると共に、巻取アームに係合する、支持軸の中心軸線方向に平行なネジ棒をモータにより回転駆動することにより巻取アームを移動し、この巻取アームと共に互いに接近離反することができるようにしたものもある(下記特許文献2参照)。
一対の押しコップにより保持した巻芯を回転駆動するために、一対の押しコップの少なくとも片方の押しコップの頭部に巻芯の内周面を締付ける把持機構を設け、この把持機構を設けた押しコップの頭部本体に巻取モ−タの回転駆動力を伝達する。この把持機構には、例えば、頭部の円筒状の本体に円周方向に等間隔に配置して形成した、夫々前記本体の円周方向に低い部分と高い部分が並ぶように傾斜する複数の傾斜面と、前記複数の傾斜面毎に配設した可動体とを備え、前記巻芯の端部に挿入した前記頭部が巻芯に対して前記傾斜面の低い方向に回転することにより、前記可動体が前記傾斜面に沿って該傾斜面の低い部分から高い部分へ移動し、前記傾斜面の高い部分に移動した可動体により前記巻芯の内周面を直接又は間接的に押圧することができるように構成したものがある(下記特許文献3、特許文献4及び特許文献5参照)。そしてこの把持機構は、押しコップの巻芯に対する回転角度が大きければ大きいほど可動体が傾斜面の高い位置に移動して大きい締付け力が得られる。また巻芯内周面を十分に締付けるための、押しコップの巻芯に対する所要回転角度は、押しコップ頭部の外径と巻芯の内径との差や巻芯の機械的強度に応じて変わる。
実公平5−22522号公報 特許第2620766号公報 実用新案登録第2554803号公報 特公昭61−29300号公報 特開平2−138053号公報
ところが、上述のような従来の押しコップにより巻芯を両端支持して帯状シートの巻取りを行うとき、巻取中突然に一瞬の間、押しコップが巻芯に対して円周方向にスリップして空回りすることがある。そのとき、帯状シートの巻取張力が低下して不安定になるため、巻取中の帯状シートが一時的に幅方向にずれて巻取られ、その部分で巻取ロールの端面が不揃いとなり、その巻取ロールが不良品になることが多い。そして、これが巻取装置での歩留まり低下の原因になっている。
そこで、この発明は、夫々中空の巻芯の端部に挿入する頭部及び該頭部の周りに突き出た鍔部からなり、かつ同一中心軸線上に頭部を対向させて配置すると共に該中心軸線上で互いに接近離反することができるように設けた一対の押しコップに巻芯の両端部を装着して帯状シートを巻取るとき、前記一対の押しコップのうちの、巻芯の端部に挿入した頭部が巻芯に対し所定方向に所要回転角度だけ回転することによって巻芯の内周面を締付けて保持することができる押しコップにおいて、その頭部が巻取中突然に巻芯に対して空回りしないようにすることを課題としている。
上述した問題は、例えば帯状シートを小さい巻取張力下で外径の大きい巻取ロールに巻上げる必要がある場合等に頻発する傾向があり、発明者は、問題の原因を次のように究明した。即ち、巻芯の両端部に押しコップの頭部を挿入して巻芯を両端支持するには、一対の押しコップを駆動機構の駆動力により中心軸線方向に移動して互いに接近させることが必要であり、一対の押しコップにより両端支持された巻芯の両端面には鍔部から駆動機構の駆動力に応じた押圧力が加わり、巻芯端と鍔部の間には、その押圧力に応じた摩擦力が生じ、この摩擦力に応じたトルクが鍔部から巻芯端面に伝達される。ここで、帯状シートを一対の押しコップに装着した巻芯のまわりに巻取るとき、巻取初期には巻取ロールの半径が小さいので、帯状シートの所要巻取張力を得るために押しコップを介して巻芯に加えられる巻取トルクは小さく、この巻取トルクに比べ、主として鍔部前面と巻芯端面、及び巻芯端部に挿入した頭部の外周面と巻芯内周面との間に生じる押しコップと巻芯との間の摩擦力により、押しコップから巻芯へ伝達される摩擦伝達トルクの方が大きくなる場合がある。この場合、押しコップは、押しコップと巻芯間の摩擦力により巻芯を空回りしないように保持するので、押しコップに付与した巻取トルクにより巻芯に対して空回りすることがない。しかし、上述のように押しコップは、中空の巻芯端部に挿入した頭部が巻芯に対して傾斜面の低い方向に所要角度回転することにより巻芯を締付け保持するものであるので、最初に巻芯が押しコップの頭部に対して所要角度だけ空回りしなければ、傾斜面上の可動体が傾斜面の高い部分へ移動せず、頭部への巻芯内周面への十分な締付け力が得られない。つまり巻取初期において押しコップは巻芯を把持機構により十分に締付けていない状態で保持しており、巻芯端面と鍔部前面及び巻芯内周面と頭部外周面の摩擦力のみによって巻芯に対し空回りしないようになっている。ところが、帯状シートの巻取りが進んで巻取ロールの半径が増大するにつれ、必要な巻取トルクも次第に増大する。そして、この巻取トルクが、押しコップと巻芯間の摩擦力により生じる摩擦伝達トルクより大きくなったとき、押しコップが巻芯に対し空回りして上述の問題を生じる。そして、このとき初めて、押しコップの頭部本体が巻芯に対して十分に回転し、それにより把持機構が巻芯の内周面を固く締付け、押しコップは巻芯を確実に保持できる。
なお、例えば一対の押しコップに付与する中心軸線方向の駆動力を調節して鍔部による巻芯端面の押圧力を小さくすることで、押しコップの鍔部と巻芯端面との摩擦力を小さくし、押しコップから巻芯へ伝達されるトルクを小さく抑えることもできる。しかし、そのようにすると、巻芯の長手方向における拘束が不確実になり、巻取中に大重量になった巻取ロールと共に巻芯が長手方向に移動にして巻取ロールの端面不揃いが生じる原因となる。またネジ棒の回転駆動により巻取アームを移動し、その巻取アームと共に一対の押しコップを互いに接近離反させる場合には、押しコップの鍔部による巻芯端面の押圧力の調整は難しく、巻芯の長さのバラツキに起因して巻芯端面の押圧力が過大になったり、巻芯端面と鍔との間に隙間ができたりすることがある。
そこで本発明では、巻芯の中空の端部に挿入頭部の周りに突き出た鍔部は、前記頭部の本体の後部に固設した固定鍔と、前記固定鍔の前側に配置すると共に前記頭部の本体の外周面に回転自在に装着した、前記巻芯の端面に当接可能な回転鍔と、前記固定鍔と前記回転鍔の間に配置した、前記固定鍔と回転鍔をころがり接触させるための複数の球体又は円筒状の転動体と、前記複数の球体又は円筒状の転動体を回転可能、脱落不能に保持する保持手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、巻芯の端面に当接する回転鍔は、頭部の本体の外周面に回転自在に装着され、頭部本体に固設された固定鍔に対し球体又は円筒体を介してころがり接触するため、固定鍔と回転鍔間の摩擦係数を小さくして、固定鍔から回転鍔へ両者間の摩擦力により伝達されるトルクを小さくすることができ、それによって、鍔部から巻芯端面に加わる押圧力が大きくても、押しコップと巻芯間の摩擦力によって押しコップから巻芯へ伝達される摩擦伝達トルクを、巻取開始時又はその直後に必要な巻取トルクより小さく抑えることが可能になる。そして一対の押しコップの頭部を巻芯の両端部に挿入し、その巻芯に帯状シートの先端部を止めて押しコップの頭部本体を回転駆動したとき、巻芯は帯状シートに拘束されるので、頭部本体は巻芯に対して空回りしようとする。また回転鍔は、それと巻芯端面との摩擦力により巻芯に対して回転しないように拘束される。このとき、前述の巻取トルクが摩擦伝達トルクより大きければ、把持機構による巻芯内周面の締付けが不十分でも、押しコップと巻芯間の摩擦力で巻取トルクが押しコップから巻芯へ伝達されるので、押しコップは巻芯に対して空回りしない。しかし、巻取開始時又はその直後に必要な巻取トルクより前述の摩擦伝達トルクが小さいと、その巻取トルクが頭部本体から巻芯へ伝達されないため頭部本体と巻芯間で滑りを生じ、頭部本体は固定鍔と一緒に巻芯及び回転鍔に対して十分な回転角度で空回りし、それにより把持機構が働いて巻取開始時又はその直後に巻芯が固く締付けられる。なお巻取開始直後に頭部本体が巻芯に対して所要回転角度だけ回転しても、巻取速度が小さいので帯状シートは殆どずれず、また瞬時的に帯状シートが多少幅方向にずれたとしても、そのずれは巻芯のすぐ近くで起こるので、それが原因で巻取ロールが不良品になることはない。したがって、本発明によれば、鍔部を簡単な構造の僅かな部品で構成するだけで、巻取途中に押しコップが巻芯に対し巻取中突然に空回りして巻取ロールが不良品になるという問題を解決し、巻取装置の歩留を大きく向上させることができる。また鍔部が頭部に固定された既存の押しコップを、その鍔部のみの比較的簡単な改造によって本発明の押しコップに変えることができるので、資源節約の観点及び経済的観点からも都合がよい。
本発明の押しコップでは、巻芯の中空の端部に挿入する頭部の周りに突き出た鍔部は、前記頭部の本体の後部に固設した固定鍔と、前記固定鍔の前側に配置すると共に前記頭部の本体の外周面に回転自在に装着した、前記巻芯の端面に当接可能な回転鍔と、前記固定鍔と前記回転鍔の間に配置した、前記固定鍔と回転鍔をころがり接触させるための複数の球体又は円筒状の転動体と、前記複数の球体又は円筒状の転動体を回転可能、脱落不能に保持する保持手段とを備える。
また、回転鍔に働く大きいスラスト荷重に対する耐久性を高めると共に回転鍔の回転抵抗を低減しかつ構造も簡素化するためには、前記鍔部は、前記頭部の本体の後端に固設した固定鍔と、前記固定鍔の前側に配置すると共に前記頭部の本体の外周面に遊嵌した、巻芯の端面に当接可能な回転鍔と、前記固定鍔の前面に対向する端面及び前記頭部本体の外周面に対向する内周面を有する、前記回転鍔の内周面に設けた段部と、前記固定鍔の前面と前記段部の端面とで挟むと共に前記固定鍔の外周面と前記段部の内周面とで挟んで保持した、前記頭部の本体並びに前記固定鍔と前記回転鍔とをころがり接触させるための複数の球体とを備えるものがよい。
巻芯がABS樹脂管やFRP管等のようにプラスチックでできている場合、その巻芯の内周面の摩擦係数が紙管に比べて小さいため、押しコップの頭部が巻芯に対しスリップ回転して巻取不良を生じ易い。また同じ銘柄の巻芯であっても個々の内径寸法にはある程度のバラツキがあるので、そのバラツキに応じて巻芯の内周面と押しコップの頭部外周面との隙間の大きさが変わり、その隙間が一定の限度を越えて大きくなることがある。その場合、通常の巻芯の端部に挿入した頭部が巻芯に対して傾斜面の低い方向に回転することにより傾斜面に沿って該傾斜面の低い部分から高い部分へ可動体が移動し、その移動した可動体により巻芯の内周面を直接又は間接的に押圧するように構成した把持機構を備える従来の押しコップでは、巻始めから巻芯が空回りすることが多い。その原因は、巻芯に対して押しコップの頭部を回転させても、把持機構の可動体と巻芯との間でスリップが生じて可動体が傾斜面の高い位置に十分に移動しないからである。そこで、プラスチック製の巻芯のようにスリップし易く、巻芯内周面と押しコップの頭部外周面の隙間が大きい巻芯でも、確実に締め付け保持することができる押しコップを得るためには、押しコップの頭部に備える把持機構は、押しコップの頭部の本体に円周方向に所定間隔をとって形成した、夫々前記頭部の本体の円周方向に低い部分と高い部分が並ぶように傾斜する複数の傾斜面と、前記傾斜面に一つずつ配設した複数の可動体と、該複数の可動体を、相互間隔を維持して傾斜面沿いに移動可能に保持する保持器とを備え、かつ前記保持器が前記回転鍔に固定してあるものがよい。
また、巻始め時に巻芯と共に回転鍔が押しコップの本体に対して確実に所要角度だけ回転できるようにするために、回転鍔の巻芯端面と対向する面に滑り止め用の弾力部材を装着するとよい。
また、傾斜溝の高い部分に移動した可動体により巻芯の内周面を間接的に押圧するために、把持機構は、複数の可動体を包囲すると共に、可動体の傾斜面沿いの移動によって半径方向に拡張収縮可能な拡縮輪を備えるものにすることができる。
また、巻芯を更に確実に保持し巻芯の内周面が傷ついたり、巻芯の内周面が削られてその削り粉が飛散したりするのを防ぐには、前記把持機構は、複数の可動体を包囲すると共に、前記可動体の傾斜面沿いの移動により半径方向に拡張収縮可能な拡縮輪を備え、該拡縮輪の巻芯内周面と接触する外周部分は、ゴム又は合成樹脂でできているものが効果的である。
また一つの押しコップで、端部の内径が少し異なる複数種類の巻芯を確実に保持できるようにするために、巻芯の中空部の内径に適合する外径を有する、前記拡縮輪の外周面に装着取外し可能なゴム又は合成樹脂製のアダプターリングを準備するとよい。
図1は、本発明の一実施例に係る押しコップの縦断面図であり、押しコップ1は、中空の巻芯Cの両端部に挿入する頭部2と該頭部2の周りに突き出た鍔部3とからなる。頭部2は、円筒状の本体4を備えており、この本体4は支持軸5の先端部に固着してある。
鍔部3は、頭部2の本体4の外周面の後部に固設した固定鍔6と、固定鍔6の前側に配置すると共に本体4の外周面に回転自在に装着した回転鍔7と、固定鍔6と回転鍔7の間に配置した複数の球体8と、複数の球体8を回転可能、脱落不能に保持する保持手段9とを備える。
保持手段9は、球体8の直径より僅かに幅が小さく、図2に示すように各球体8の保持位置に球体8の外径より僅かに内径が大きい孔10を有する環状体からなり、球体8を孔10に入れた状態で保持する。回転鍔7は環状に形成してあり、この回転鍔7及び保持手段9は本体4の外周面にすきまばめしてある。本発明では必要に応じて球体8をコロ又はローラのような円筒状の転動体に変えることもできる。
また頭部2には、支持軸5から本体4に伝達される回転を更に巻芯Cへ伝達できるようにするために、巻芯Cの内周面を締付けることができる把持機構11が設けてあり、この把持機構11は、頭部の本体4に円周方向に等間隔に配置して形成した、夫々頭部の本体4の円周方向に低い部分と高い部分が並ぶように傾斜する複数の傾斜面12と、中空の巻芯Cの端部に挿入した頭部2が巻芯Cに対し傾斜面12が低くなる方向に所要回転角度だけ回転することにより傾斜面12に沿ってその低い部分から高い部分へ移動する、傾斜面12毎に配設した可動体13を備え、傾斜面12の高い部分に移動した可動体13により巻芯Cの内周面を押圧することができるように構成してある。この実施例の場合、把持機構11は、実用新案登録第2554803号公報(前記特許文献3)の第2図及び第3図に示すものと同様に構成されており、可動体13はローラであり、複数のローラ13を保持器14により所定の間隔で転動可能に保持すると共に、一箇所に切れ目のある拡縮輪15により包囲しており、可動体13は拡縮輪15を介して間接的に巻芯Cの内周面を押圧する。また傾斜面の長手方向の中央部が低く両端が高くなるように形成してあるので、巻芯内周面締付けのための巻芯に対する頭部の所定回転方向は正転逆転両方向になる。この把持機構11は巻芯Cの頭部2に対する偏心が是正され易いようにその巻芯内周面を締め付けるので、このとき巻芯Cの半径方向の移動が円滑に行われるように、回転鍔7の内周面と頭部2の外周面との間に、巻芯Cの内径の寸法公差に応じて適当な隙間を設けるとよい。
図3乃至図5は、巻芯の内周面の摩擦係数が小さい場合や、巻芯内径のばらつきが大きい場合に有効な本発明の他の実施例を示す。押しコップ1の鍔部3は、頭部2の本体4の外周面の後部に固設した固定鍔6と、この固定鍔6の前側に配置すると共に頭部2の本体4の外周面に回転自在に装着した、巻芯Cの端面に当接可能な回転鍔7と、固定鍔6と回転鍔7の間に配置した、固定鍔6と回転鍔7をころがり接触させるための複数の球体8と、複数の球体8を回転可能、脱落不能に保持する保持手段9とを備える。頭部2に設けた把持機構11は、頭部2の本体4に円周方向に等間隔に配置した、夫々本体4の円周方向に低い部分と高い部分が並ぶように傾斜する8つの傾斜面12と、傾斜面12毎に配設した、ローラからなる可動体13と、該可動体13を、相互間隔を保って傾斜面沿いに転動可能に保持する保持器14とを備え、かつ巻芯Cの端部に挿入した頭部2が巻芯Cに対して所定方向(図4では時計方向)に回転することにより、可動体13が傾斜面12に沿って該傾斜面12の低い部分から高い部分へ移動し、傾斜面12の高い部分に移動した可動体13により巻芯Cの内周面を、拡縮輪15を介して間接的に押圧することができるように構成してあり、保持器14は回転鍔7に固設してある。
図5に示すように保持器14及び回転鍔7は一つの部材から形成してあり、保持器14は、回転鍔7の前側の円筒部分からなり、可動体13を受け入れる凹部14aを各傾斜面12に対応する箇所に有し、各凹部14aは、円筒部分の前側端面から所定の深さ、かつ可動体13の外径より僅かに広い幅に形成している。
拡縮輪15は、傾斜面12毎に配置した可動体13を包囲しており、可動体13の傾斜面12沿いの移動により半径方向に拡張収縮可能である。頭部本体4の巻芯Cに対する回転力が小さくても可動体13が傾斜面12沿いに移動して拡縮輪15が半径方向に拡張できるようにするために、拡縮輪15の1箇所に切れ目15aを設けている。また外周面には摩擦係数を高めるためにローレット掛けがしてある。
この実施例の押しコップ1を含む一対の押しコップを巻芯Cの両端に挿入すると、押しコップ1では、回転鍔7の前面が巻芯Cの端面に当たって回転鍔7の前面と巻芯Cの端面間に摩擦力が生じる。そして巻芯Cに帯状シートの先端を止着して押しコップ1の頭部の本体4に回転力を加え、頭部の本体4を巻芯Cに対して所定方向に回転させたとき、保持器14は回転鍔7に固設してあるので、巻芯Cの内径が標準値より大きく巻芯Cの内周面と頭部2の外周面との隙間が大きくなって、拡縮輪15の外周面と巻芯Cの内周面との間で必要な摩擦力が得られなかったとしても、回転鍔7及び保持器14は、巻芯Cの端面と回転鍔7の前面との摩擦力により巻芯Cと一緒に頭部の本体4に対して回転すると共に、可動体13も保持器14の回転に伴い傾斜面12の高い部分に確実に移動することができる。したがって、この実施例の押しコップによれば、巻芯を把持機構により確実に締め付け保持することができる。
図6乃至図8は、本発明の更に別の実施例に係る押しコップを示す。鍔部3は、頭部2の本体4の後端に固設した固定鍔6と、固定鍔6の前側に配置すると共に頭部本体4の外周面に遊嵌した、巻芯Cの端面に当接可能な回転鍔7と、固定鍔6の前面6aに対向する端面17a及び頭部本体4の外周面4aに対向する内周面17bを有する、回転鍔7の内周面7aに設けた段部17と、固定鍔6の前面と段部17の端面とで挟むと共に頭部本体4の外周面4aと段部17の内周面17bとで挟んで保持した、頭部本体4並びに固定鍔6と回転鍔7とをころがり接触させるための多数の球体8とを備える。段部17に球体8を収容できるようにするために、段部17の内径(半径)は頭部本体4との嵌め合い部分の内径より球体8の直径の分だけ大きく、段部17の幅は球体8の直径より僅かに小さくしてある。この実施例の押しコップによれば、多数の球体8を介して固定鍔6の前面6aと段部17の端面17aとがころがり接触すると共に頭部本体4の外周面4aと回転鍔7の段部17の内周面17bとが転がり接触し、各球体8が、回転鍔7に働く大きいスラスト荷重を分散して支えると共にラジアル荷重を支えるので、スラスト荷重に対する耐久性を高めると共に、回転鍔7の回転抵抗を低減しかつ構造も簡素化することができる。
また、巻始め時に巻芯と共に回転鍔7が頭部本体4に対して確実に所要角度だけ回転できるようにするために、図6に示すように、回転鍔7の、巻芯Cの端面に対向する面に、滑り止め用の弾力部材16が装着してある。この弾力部材16は、ウレタンゴム製の輪でできており、回転鍔7の前面で巻芯Cの端面を押圧したとき必要以上に圧縮されないようにするために、図8に示すように回転鍔7の巻芯Cの端面に対向する面7bに形成した円周方向の溝18に、その一部分が溝18から突き出でる状態で収容してある。なお弾力部材16は、ウレタンゴム、ニトリルゴム、ネオプレンゴム等ゴムのような弾力と摩擦係数をもつ合成樹脂などの他の材料でできたものでもよく、また溝に収容せずに回転鍔の7の小径部分の外周面に単に嵌めておいてもよく、また輪に限らず、回転輪の前面に環状に並ぶように形成した複数の溝に一部分が突出するように装着したものでもよい。回転鍔の巻芯端面と対向する面に滑り止め用の弾力部材を装着したことより、巻芯と回転鍔との間の摩擦力が増大するので、押しコップにより巻芯Cを保持するとき、押しコップの回転鍔による巻芯端面への押圧力を小さくしても、回転鍔7及び保持器14を頭部本体4に対して確実に回転させることができる。したがって押しコップを支持する支持軸に加えるスラスト力を小さくし、巻芯の長手方向の圧縮力を小さくすることができ。また巻芯の端面がその中心軸線に対して僅かに傾いていたり、端面に多少の凹凸があったりしても、固定鍔と回転鍔とをころがり接触させる各球体又は円筒状の転動体が個々に受ける荷重は均一化される。したがって、支持軸を支持するベアリングや固定鍔と回転鍔とをころがり接触させる複数の球体又は円筒体の寿命が延び、耐久性の高い押しコップを得ることができる。
図9は、前述した把持機構における拡縮輪の変更態様を示す。図9(A)は拡縮輪の一部分の、押しコップ中心軸線沿いの断面、図9(B)は同じく押しコップ中心軸線に垂直方向の断面を示す。図9に示す拡縮輪15は、巻芯Cの内周面と接触する外周部分15bがゴムでできており、図3や図5の実施例に示す拡縮輪15と同様に複数の可動体を包囲する。この拡縮輪15は、一箇所に切れ目15aを有し、例えば鋼材からなる金属環の外周面に、ウレタンゴムを焼き付け固着して外周部分15bを形成した後、1箇所を切断して形成してあるので、外周部分15bが脱落しにくく耐久性が大きい。拡縮輪15の外周部分15bは、ウレタンゴムの代わりにニトリルゴム、ネオプレンゴム等とのゴムや、これらのゴムと類似の弾力性及び摩擦係数を有する合成樹脂で形成してもよい。この拡縮輪を用いれば、把持機構が巻芯の内周面と接触する外周部分がゴムでできている拡縮輪を備えることにより、巻芯の内周面と拡縮輪の外周面との摩擦力が大きくなるので、巻芯を更に確実に締め付けることができる。また巻芯の内周面を弾力的に押圧することができるので、巻芯の内周面が傷ついたり、巻芯の内周面が削られてその削り粉が飛散したりするのを防ぐことができる。
図10乃至図12は、本発明の更に別の実施例を示す。この押しコップでは、巻芯Cの内周面を締め付ける把持機構11が、複数の可動体13を包囲すると共に可動体13の傾斜面12沿いの移動によって半径方向に拡張収縮可能な一箇所に切れ目のある金属製の拡縮輪15を備える点は図6に示す実施例と同様であるが、一つの押しコップで、巻芯の中空の端部内径が少し異なる複数種類の巻芯を確実に保持できるようにするために、拡縮輪15の外周にゴム又は弾力性のある合成樹脂でできたアダプターリング19を嵌めて取付けてある点が図6に示す実施例と異なる。このアダプターリング19は、拡縮輪15の外周面に装着取外し可能であり、巻芯Cの端部の内径に適合する外径を有する。また巻芯の装着を円滑にするために、図12に示すように先端部に、先端に行くにつれて外径が小さくなるように傾斜した外周面19aを有する。押しコップの頭部2の本体4の前端には、ローラ13及び拡縮輪15並びにアダプターリング19が巻芯Cの長手方向に脱落しないように拘束するための、アダプターリング19の内径より外径が大きいカバー20が固着してあり、このカバー20には、その外周に1箇所又は複数箇所に溝21が設けてあるので、この溝21を通して拡縮輪15とアダプターリング19と境目に、例えばすりわり付き小ねじ用のねじ回しのように先が尖っている棒の先端部を差し込んで持ち上げることにより、アダプターリング19をカバー20の外径より大きく拡張させて拡縮輪15から抜取ることができる。それゆえ、拡縮輪15からのアダプターリング19の取外しが容易に行える。アダプターリング19は、巻取りに使用する巻芯の端部内径の種類に応じて、各巻芯の端部内径に適合する外径を有するものを準備しておく。使用する巻芯の内径の種類に応じて、例えば巻芯の内径が1ミリメートル大きくなる毎に、内径を変えずに厚みを1ミリメートルずつ大きくしたアダプターリングを準備する。そして使用する巻芯の内径が変わると、拡縮輪15上のアダプターリング19を、その巻芯Cの内径に応じた外径を有するものと交換する。なお同じ外径の複数のアダプターリングを拡縮輪の外周に前後に並べて装着するようにしてもよい。
本発明では必要に応じて把持機構を、保持器から可動体の一部が突出するように構成し、この可動体の一部で巻芯の内周面を直接押圧するものとしてもよい。また拡縮輪を、複数の断片を弾力的な連結手段(例えばコイルバネやゴム)により輪状に連結したものに替えてもよい。保持器と回転鍔を夫々別の部材で形成し、ボルト等の公知の固着手段により保持器を回転鍔に固定してもよい。
本発明の一実施例に係る押しコップの中心軸線沿いの断面図である。 押しコップの中心軸線方向に見た保持手段の正面図である。 本発明の他の実施例に係る押しコップの中心軸線沿いの断面図である。 図3に示す切断線A−A沿いの押しコップの断面を矢印B方向に見た断面図である。 回転鍔の前側に固設した保持器の斜視図である。 本発明の更に他の実施例に係る押しコップの中心軸線沿いの断面図である。 図6に示す切断線D−D沿いの押しコップ断面を矢印E方向に見た断面図である。 図6に示す押しコップの鍔部の拡大断面図である。 拡縮輪の別の変更態様の説明図である。 本発明の更に別の実施例に係る押しコップの下半分を省略した断面図である。 図10に示す押しコップ頭部の外周付近を示す部分正面図である。 図10に示すアダプターリングの斜視図である。
符号の説明
C 巻芯
1 押しコップ
2 頭部
3 鍔部
4 本体
5 支持軸
6 固定鍔
7 回転鍔
8 球体
9 保持手段
10 孔
11 把持機構
12 傾斜面
13 可動体
14 保持器
15 拡縮輪
15a 外周部分
16 弾力部材
17 段部
19 アダプターリング
20 カバー
21 溝

Claims (7)

  1. 夫々巻芯の中空の端部に挿入する頭部及び該頭部の周りに突き出た鍔部からなり、同一中心軸線上に向かい合わせに配置すると共に該中心軸線上で互いに接近離反することができるように設けた、巻芯の両端を保持する一対の押しコップのうちの、前記巻芯の端部に挿入した前記頭部が巻芯に対し所定方向に所要回転角度だけ回転することにより前記巻芯の内周面を締付けることができる把持機構を前記頭部に備えた押しコップであって、前記鍔部は、前記頭部の本体の後部に固設した固定鍔と、前記固定鍔の前側に配置すると共に前記頭部の本体の外周面に回転自在に装着した、前記巻芯の端面に当接可能な回転鍔と、前記固定鍔と前記回転鍔の間に配置した、前記固定鍔と回転鍔をころがり接触させるための複数の球体又は円筒状の転動体と、前記複数の球体又は円筒状の転動体を回転可能、脱落不能に保持する保持手段とを備えることを特徴とする押しコップ。
  2. 夫々巻芯の中空の端部に挿入する頭部及び該頭部の周りに突き出た鍔部からなり、同一軸線上に向かい合わせに配置すると共に該中心軸線上で互いに接近離反することができるように設けた、巻芯の両端を保持する一対の押しコップのうちの、前記巻芯の端部に挿入した前記頭部が巻芯に対して所定方向に所要回転角度だけ回転することにより前記巻芯の内周面を締め付けることができる把持機構を備えた押しコップであって、前記鍔部は、前記頭部の本体の後端に固設した固定鍔と、前記固定鍔の前側に配置すると共に前記頭部の本体の外周面に遊嵌した、巻芯の端面に当接可能な回転鍔と、前記固定鍔の前面に対向する端面及び前記頭部本体の外周面に対向する内周面を有する、前記回転鍔の内周面に設けた段部と、前記固定鍔の前面と前記段部の端面とで挟むと共に前記頭部の本体の外周面と前記段部の内周面とで挟んで保持した、前記頭部の本体並びに前記固定鍔と前記回転鍔とをころがり接触させるための複数の球体とを備えることを特徴とする押しコップ。
  3. 前記把持機構は、前記頭部本体に円周方向に所定間隔をとって形成した、夫々前記頭部の本体の円周方向に低い部分と高い部分が並ぶように傾斜する複数の傾斜面と、前記傾斜面に一つずつ配設した複数の可動体と、該複数の可動体を、相互間隔を維持して傾斜面沿いに移動可能に保持する保持器とを備え、かつ前記保持器が前記回転鍔に固定してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の押しコップ。
  4. 前記回転鍔の巻芯端面と対向する面に滑り止め用の弾力部材を装着した請求項3に記載の押しコップ。
  5. 前記把持機構は、前記複数の可動体を包囲すると共に、前記可動体の傾斜面沿いの移動によって半径方向に拡張収縮可能な拡縮輪を備える請求項3に記載の押しコップ。
  6. 前記拡縮輪の巻芯内周面と接触する外周部分は、ゴム又は合成樹脂でできていることを特徴とする請求項5に記載の押しコップ。
  7. 請求項5に記載の押しコップに用いる、前記拡縮輪の外周面に装着取外し可能なアダプターリングであって、前記巻芯の中空の端部の内径に適合する外径を有するゴム又は合成樹脂製のアダプターリング。
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