JP4771054B2 - 振動切削装置、成形金型、及び光学素子 - Google Patents
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Description
以上の第1及び第2の振動切削装置は、切削工具を固定するための締結部材をさらに有し、当該締結部材の少なくとも一部が供給路内に露出する。これにより、切削工具の締結部材を直接的に冷却することができ、締結部材による固定の信頼性を高めることができる。
以上の第1及び第2の振動切削装置は、締結部材の抜けを防止する係止部材をさらに有し、当該係止部材の少なくとも一部が供給路内に露出する。締結部材によって切削工具を振動体の先端部に固定するだけでなく、係止部材によって締結部材の抜けを防止するので、切削工具を振動体の先端部に対して確実に固定することができ、高精度で低損失の振動切削を実現できる。しかも、係止部材を直接的に冷却することができ、係止部材による締結部材の抜け防止の信頼性を高めることができる。
特に第1の振動切削装置において、締結部材が、先端部に設けた第1の固定穴にねじ込まれる第1の固定ネジである。なお、係止部材は、先端部に設けた第2の固定穴にねじ込まれる第2の固定ネジとすることができる。
特に第2の振動切削装置において、冷却手段の供給路が、振動体内部を貫通する。さらに、第2の振動切削装置において、係止部材が、供給路内に突起する突起部分を有し、当該突起部分が、ガス状流体の通路を確保する開口及び切欠の少なくとも一方を有する。この場合、係止部材をガス状流体によって効率良く冷却することができるだけでなく、係止部材の突起部分が障害となることを防止してガス状流体の流路を確保することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る振動切削装置を図面を用いて説明する。図1は、レンズ等の光学素子を成形するための成形金型の光学面を加工する振動切削装置の構造を概念的に説明するブロック図である。
以下、第2実施形態に係る振動切削装置について説明する。第2実施形態の振動切削装置は、第1実施形態の振動切削装置を一部変更したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態の装置と共通しており、図面において共通する部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
以下、第3実施形態に係る振動切削装置について説明する。第3実施形態の振動切削装置は、第1実施形態の振動切削装置を一部変更したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態の装置と共通している。
以下、第4実施形態に係る振動切削装置について説明する。第4実施形態の振動切削装置は、第1実施形態の振動切削装置を一部変更したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態の装置と共通している。
以下、第5実施形態に係る成形金型について説明する。図13は、第1〜第4実施形態の振動切削ユニット20を用いて作製した成形金型を説明する図であり、図13(a)は、固定型すなわち第1金型2Aの側方断面図であり、図13(b)は、可動型すなわち第2金型2Bの側方断面図である。両金型2A,2Bの光学面3a,3bは、図1〜図5等に示す振動切削装置によって仕上げ加工されたものである。つまり、両金型2A,2Bの母材(材料は例えば超硬)をワークWとしてチャック37に固定し、振動子駆動装置50等を動作させて振動切削ユニット20に定在波を形成しつつ切削工具23を高速振動させる。これと並行して駆動制御装置40を適宜動作させて、振動切削ユニット20のツール部21先端をワークWに対して3次元的に任意に移動させる。これにより、金型2A,2Bの光学面3a,3bを、球面や非球面に限らず、段差面、位相構造面とすることができる。
Claims (16)
- 切削工具と、
前記切削工具を振動させるための振動源と、
先端部に前記切削工具を支持して、前記振動源からの振動を前記切削工具に伝達する振動体と、
前記振動体内部に設けられて前記先端部に形成された開口に連通する供給路を介して、前記切削工具にガス状流体を吹き付ける冷却手段と、
前記切削工具を固定するための締結部材と、
前記締結部材の抜けを防止する係止部材とを備え、
前記締結部材の少なくとも一部は、前記供給路内に露出し、前記係止部材の少なくとも一部は、前記供給路内に露出し、
前記締結部材は、前記先端部に設けた第1の固定穴にねじ込まれる第1の固定ネジであることを特徴とする振動切削装置。 - 前記係止部材は、前記先端部に設けた第2の固定穴にねじ込まれる第2の固定ネジである請求項1記載の振動切削装置。
- 前記冷却手段の前記供給路は、前記振動体内部を貫通することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 前記供給路は、前記開口又は当該開口の近傍において、前記ガス状流体の流動方向に垂直な断面積を減少させていることを特徴とする請求項3記載の振動切削装置。
- 前記供給路は、前記振動体の軸心を貫通し、前記切削工具の固定部周辺に延びることを特徴とする請求項3及び請求項4のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 前記係止部材は、前記供給路内に突起する突起部分を有し、当該突起部分は、前記ガス状流体の通路を確保する開口及び切欠の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 切削工具と、
前記切削工具を振動させるための振動源と、
先端部に前記切削工具を支持して、前記振動源からの振動を前記切削工具に伝達する振動体と、
前記振動体内部に設けられて前記先端部に形成された開口に連通する供給路を介して、前記切削工具にガス状流体を吹き付ける冷却手段と、
前記切削工具を固定するための締結部材と、
前記締結部材の抜けを防止する係止部材とを備え、
前記締結部材の少なくとも一部は、前記供給路内に露出し、前記係止部材の少なくとも一部は、前記供給路内に露出し、
前記冷却手段の前記供給路は、前記振動体内部を貫通し、
前記係止部材は、前記供給路内に突起する突起部分を有し、当該突起部分は、前記ガス状流体の通路を確保する開口及び切欠の少なくとも一方を有することを特徴とする振動切削装置。 - 前記供給路は、前記開口又は当該開口の近傍において、前記ガス状流体の流動方向に垂直な断面積を減少させていることを特徴とする請求項7記載の振動切削装置。
- 前記供給路は、前記振動体の軸心を貫通し、前記切削工具の固定部周辺に延びることを特徴とする請求項7及び請求項8のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 前記ガス状流体は、ミスト状の液体または粒子を含むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 前記振動源及び前記振動体は、これらの接合部と交差する貫通孔を前記供給路として有し、前記冷却手段は、前記貫通孔の前記振動源側から前記ガス状流体を供給することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 前記ガス状流体の温度を調整する温度調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 前記ガス状流体の流量を調整する流量調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 前記ガス状流体は、乾燥圧縮空気であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項記載の振動切削装置。
- 請求項1から請求項14記載のいずれか一項記載の振動切削装置を用いて、加工創製された光学面を有する成形金型。
- 請求項15記載の成形金型によって成形された光学素子。
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