JP4770673B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図5および図6に示すように構成されている。図5に示すように、ケーシング50の内側には入力軸1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板(ローディングカム)7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁(中間壁)13に対しアンギュラ玉軸受107を介して支持されるとともに、この仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面;トラクション面とも言う)2a,2aと出力側ディスク3,3の内側面(凹面;トラクション面とも言う)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図6参照)が回転自在に挟持されている。
図5中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図5の右面)は、入力軸1の外周面に形成されたネジ部に螺合されたローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
図5のA−A線に沿う断面図である図6に示すように、ケーシング50の内側であって、出力側ディスク3,3の側方位置には、両ディスク3,3を両側から挟む状態で一対のヨーク23A,23Bが支持されている。これら一対のヨーク23A,23Bは、鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。そして、後述するトラニオン15の両端部に設けられた枢軸14を揺動自在に支持するため、ヨーク23A,23Bの四隅には、円形の支持孔18が設けられるとともに、ヨーク23A,23Bの幅方向の中央部には、円形の係止孔19が設けられている。
一対のヨーク23A,23Bは、ケーシング50の内面の互いに対向する部分に形成された支持ポスト64,68により、支持ポスト64,68を支点として揺動できるように支持されている。これらの支持ポスト64,68はそれぞれ、入力側ディスク2の内側面2aと出力側ディスク3の内側面3aとの間にある第1キャビティ221および第2キャビティ222にそれぞれ対向する状態で設けられている。
したがって、ヨーク23A,23Bは、各支持ポスト64,68に支持された状態で、その一端部が第1キャビティ221の外周部分に対向するとともに、その他端部が第2キャビティ222の外周部分に対向している。
第1および第2のキャビティ221,222は同一構造であるため、以下、第1キャビティ221のみについて説明する。
図6に示すように、ケーシング50の内側において、第1キャビティ221には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸(傾転軸)14,14を中心として揺動(傾転)する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図6においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、その本体部である支持板部16の長手方向(図6の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面(パワーローラ11)側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部(第1の軸部)23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動(傾転)させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部(第2の軸部)23bの周囲には、各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、前述したように、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図6の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。前述したように、各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受(傾転軸受)30を介して揺動自在(傾転自在)に支持されている。また、前述したように、ヨーク23A,23Bの幅方向(図6の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は円筒面として、支持ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている支持ポスト64(球面ポスト)によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、支持ポスト68(球面ポスト)およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図6で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉26,26と、これら各玉26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図6の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(枢軸14から延びる軸部)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、駆動軸22の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2および入力軸1に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位(オフセット)する。例えば、図6の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
ところで、上記構成のトロイダル型無段変速機において、トラニオン15,15の傾転角度すなわちトラニオン15,15に支持されたパワーローラ11,11の傾転角度が所定範囲を越えると、パワーローラ11,11の入力側および出力側ディスク2,3との接触部分(接触楕円)の一部が入力側ディスク2もしくは出力側ディスク3の内側面からはみ出した状態となる。この場合に、前記接触部分における面圧が高くなり、パワーローラ11,11や入力側および出力側ディスク2,3の破損を招く可能性がある。
そこで、トラニオン15,15の傾転角度の範囲は、トラニオンの左右への傾転角度が大きくなった際に、トラニオン15,15やトラニオン15,15に取り付けられてトラニオン15,15と一体に揺動(傾転)する部材に接触するストッパにより規制されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ヨーク23Bに、当該ヨーク23Bの内側面から突出し、トラニオン15,15に接触するストッパを設けたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
図7に示すように、ストッパ41をヨーク23Bのトラニオン15の折れ曲がり壁部20に当接する位置に設けたものも知られているが、特許文献2においては、トラニオン15の支持板部16側が当接するようにストッパをヨーク23Bに設けている。
また、トラニオン15のストッパに当接する接触部位の耐摩耗性および耐衝撃性を上げるために、前記接触部位に高周波熱処理(焼き入れ)を施している(例えば、特許文献3参照)。また、特許文献2においても、前記接触部位に高周波熱処理を施していることが記載されている。
なお、図7に示すトロイダル型無段変速機においては、図中上下の支持ポスト64,68が一体に接合されて1本の一体型ポスト65となっている。また、一体型ポスト65は、その上端部が支持ポスト64と同様の機能を有し、かつ、下端部が支持ポスト68と同様の機能を有するものとなっている。すなわち、一体型ポスト65の上端部が支持ポスト64として、ヨーク23Aを揺動自在に支持するとともに、固定部材52を介してケーシング50に支持されている。
また、一体型ポスト65の下端部が支持ポスト68として、ヨーク23Bを揺動自在に支持するとともに、駆動シリンダ31の上側シリンダボディに支持されている。
また、一体型ポスト65は、1つのキャビティ221に配置される一対のトラニオン15,15(パワーローラ11,11)の間の中央に配置されており、その配置位置が、入力軸1と直交する位置となっている。したがって、一体型ポスト65の長手方向の中央部には、入力軸1が貫通する貫通孔66が形成されている。また、一体型ポスト65の上下の端部は、その断面が円形とされるが、貫通孔66が形成される中央部は、入力軸1と直交する概略板状とされ、この一体型ポスト65の板状の中央部に、円形の貫通孔66が形成されるとともに、前後の側面の貫通孔66の周囲に貫通孔66と同心でかつ貫通孔66より径の大きな凹部661が形成されている。
また、図8〜図10に示すように、上述のトラニオン15,15と一体に回転する部材として、前記トラニオン15,15の支持板部16の内側面(パワーローラ11)側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20同士を連結する連結部材71(鉄仮面)が設けられているものが知られている(特許文献4および特許文献5参照)。
前記連結部材71は、トラニオン15の支持板部16の内側面側に回転自在に支持されたパワーローラ11,11に、入力側および出力側ディスク2,3からスラスト荷重が加わり、このスラスト荷重が支持板部16に伝達され、支持板部16が、その内側面側が凹面となる方向、すなわち、支持板部16の内側面側に曲がる折れ曲がり壁部20,20の先端部同士が互いに近づく方向に弾性変形してしまうことを防止するために、折れ曲がり壁部20,20の先端部間を繋ぐように設けられたものである。
なお、連結部材71は、パワーローラ11,11の先端側に配置され、パワーローラ11,11が支持板部16と連結部材71との間の配置された状態となるが、パワーローラ11,11の入力側および出力側ディスク2,3との接触部分は、連結部材71から露出した状態とされるとともに、連結部材71が入力側および出力側ディスク2,3に接触しない位置に配置されている。
そして、トラニオン15,15の傾転角度が予め設定された範囲となる角度(左右への最大角度)となると、トラニオン15,15と支持ポスト64に固定された板ストッパ72とが接触し、トラニオン15,15の傾転範囲が規制されるものも提案されている(例えば、特許文献6参照)。
板ストッパ72は、図8に示すように、押え金具73により支持ポスト64に固定されるが、板ストッパ72の中央部には、図10に示すように押え金具73が貫通する貫通孔74が形成され、この貫通孔74に抑え金具73が挿入された状態で支持ポスト64に固定されている。
そして、連結部材71は、その断面が山型に折れ曲がった形状となっている。一方、板ストッパ72の端部には凹部が形成され、連結部材71の突出した中央部(山型の頂上部)が前記凹部に沿って回転移動し、トラニオン15の傾転角度が所定範囲となると、連結部材71の側縁部(山型の麓部)が板ストッパ72端部の側縁側に当接し、トラニオン15の傾転を規制する。
実開平6−43404号公報 特開2003−336708号公報 特開平11−132302号公報 特開2001−304366号公報 特開2003−65048号公報 特開2003−202062号公報
しかしながら、上述の特許文献2や図7に示されるように、ヨークにストッパがあるのでは、ヨークの平らな板部にストッパとして凸部を作る必要があり、凸部によりヨークの重量が重くなるという問題がある。また、強度を確保するため凸部を削りだして制作するものとした場合に、高いコストがかかることになる。
また、ヨークにストッパを設けた場合に、変速時にトラニオンがオフセットされる際にヨークは揺動するが、目標とする正確な傾転範囲でトラニオンが規制されるようにストッパを配置することが難しい。この場合に、ストッパの位置が適切でないと、上述のようにパワーローラの入力側および出力側ディスクとの接触部分(接触楕円)の一部が入力側ディスクもしくは出力側ディスクの内側面からはみ出した状態となる可能性がある。そこで、トラニオンの傾転範囲を少し狭く設定する必要が生じ、このように傾転角度の範囲を狭くすると、変速比の範囲が狭くなってしまう。
また、特許文献2および特許文献3に示すように、トラニオンのストッパ接触部位に高周波熱処理を行う場合には、複雑な形状のトラニオンの一部に高周波熱処理を行う必要があり、コストが高くなってしまう。
特に、特許文献2に記載されているように、ラジアルニードル軸受(傾転軸受)により回転自在に支持されるトラニオンの枢軸の表面部も傾転軸受との当接による磨耗を防止するために熱処理(焼き入れ)が行われる。
そして、トラニオンにおいて、上述のストッパとの接触部位の熱処理部分と、枢軸表面の熱処理部分とが近接していると、一方の熱処理を施した部分に他方の熱処理における焼き戻しにより硬度の低下が生じてしまうなどの問題が発生する可能性がある。
すなわち、1つの部材としてのトラニオンの近接する二箇所で異なる熱処理を別々に行う場合に、より慎重な処理が求められ、処理コストが高くなってしまう。
また、上述の特許文献6に示されるポストに固定された板ストッパは、例えば、ポストとの嵌め合い部に多少の遊び(がた)があるため、目標とする正確な傾転範囲でトラニオンが規制されるようにストッパを配置することが難しい。正確に傾転角を規制するには、ポスト、ストッパ部の嵌合部の二面幅を正確に加工する必要があるため、加工コストが高くなる。したがって、上述のヨークにストッパを設けた場合と同様に、傾転範囲を狭めるなどの必要が生じる。
また、特許文献6の板ストッパには、ポストに固定される抑え金具を貫通する略長方形状の貫通孔が形成され、この貫通孔に抑え金具が挿入されることでポストに板ストッパが固定されるが、板ストッパにトラニオンに固定された連結部材が衝突した場合に、矩形状の貫通孔の角部に曲げ応力がかかるともに応力集中がおき、板ストッパの耐用期間が短くなってしまうという問題がある。なお、長方形状の貫通孔の長さ方向の両端部にRが付けられているが、応力集中を防止するのには十分でない。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、正確にトラニオンの傾転範囲を規制することができ、かつ、トラニオンやその傾転範囲を規制するストッパが形成された部材等の製造工程の簡素化やコストダウンを図ることができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、ケーシングと、このケーシングの内側で互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記各トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記各トラニオンの前記各枢軸をそれぞれ傾転自在且つ軸方向に変位自在に支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークと、前記ケーシングに固定されるとともに、前記一対のヨークをそれぞれ揺動自在に支持するポストとを備えるトロイダル型無段変速機において、
前記ポストは、前記枢軸の軸方向に沿って前記一対のヨーク間に架け渡されるように形成されるとともに、両端部にそれぞれ前記ヨークが揺動自在に取り付けられ、
かつ、前記トラニオンの傾転を規制するストッパとして機能することを特徴とする。
上記構成において、前記トラニオンは、前記パワーローラを回転自在に支持する支持板部と、前記支持板部の両端部に設けられるとともに、前記パワーローラを収容するポケット部を形成するように前記パワーローラ側に折れ曲がる一対の折れ曲がり壁部とを備え、
かつ、これらの各折れ曲がり壁部の外側面に前記各枢軸が互いに同心的に設けられるとともに、前記一対の折れ曲がり壁部同士を連結する連結部材を備え、
前記ストッパとしてのポストは、前記連結部材に当接することで前記トラニオンの傾転範囲を規制するものとしてもよい。
また、上記構成において、前記ストッパとしてのポストは、前記トラニオンに直接当接することで、前記トラニオンの傾転範囲を規制するものとしてもよい。
本発明によれば、ヨークを揺動自在に支持するポストをトラニオンの傾転範囲を規制するストッパとして使用するので、位置決め固定されたポストによりトラニオンの傾転範囲を正確に決定することができるとともに、ヨークにストッパを設けた場合に比較して、ヨークの軽量化と、ヨーク形状の簡素化により、製造コストの低減を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1および第2の実施形態について説明する。なお、本発明の特徴は、トラニオンの傾転範囲を規制するストッパとして機能するとともにヨークを支持するポストと、傾転範囲が規制される際に前記ポストと接触するトラニオンもしくはトラニオンに取り付けられた部材とからなり、トラニオンの傾転範囲を規制する構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図5〜図10と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
図1、図2は本発明の第1の実施形態を示している。図1、2に示すように、第1の実施形態のトラニオン15は、従来のトラニオンと同様に連結部材75が設けられている。すなわち、トラニオン15と一体に回転する部材として、前記トラニオン15の支持板部16のパワーローラ11が支持された内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20同士を連結する連結部材75が設けられている。
この連結部材75は、概略平板状で、その外側面(パワーローラ11の反対側の側面)がストッパとしての一体型ポスト65に当接(接触)する当接面(接触部位)となっている。
この連結部材75の該側面は、トラニオン15の枢軸14の軸方向に対して平行な平面となっているとともに、パワーローラ11の回転中心に対して直行する平面となっている。
一体型ポスト65は、従来の一体型のポストと同様の構成を有するものとなっているが、この例において、一体型ポスト65は、トラニオン15の予め設定された傾転角度の範囲の右側の最大角度および左側の最大角度となった場合に連結部材75に当接するようになっている。
一体型ポスト65の基本形状は、従来と同様となっており、上側の支持ポスト64と下側の支持ポスト68とを一体に連結した形状となっている。
そして、一体型ポスト65の中央部は、上下の支持ポスト64,68を連結するとともに、後述のようにストッパとして機能する連結ストッパ部76となっている。連結ストッパ部76は、概略平板上となっており、その中央に図示しない入力軸が貫通する貫通孔66が形成されるとともに、その周囲を囲むように円形の凹部661が形成さている。また、この一体型ポスト65の連結ストッパ部76の左右の端面67は、それぞれ、例えばニュートラル状態のトラニオン15の連結部材75と対向するとともに、連結部材75の外側面と一体型ポスト65の連結ストッパ部76の左端面67(右端面67)とが平行となっている。また、この状態で、連結部材75と一体型ポスト65とは離間した状態となっている。
そして、一体型ポスト65の連結ストッパ部76の左右の端面67の左右の角部が面取りされて当接斜面70,70が形成されている。左右の当接斜面70,70がトラニオン15が所定の傾転角度の範囲(左右への回転を許容される角度の範囲)内で、右に最大角度まで傾転した場合と、左に最大角度まで傾転した場合とにおいて、前記連結部材75の外側面が当接するようになっている。
なお、当接斜面70,70は、上述の連結ストッパ部76の貫通孔66の周囲に形成された凹部661が端面67側にはみ出した状態で、端面67の中央部を残して前部(表部)および後部(裏部)が切り欠かれることにより形成された切欠部662により上下2つに分離された状態となっている。
また、左の当接斜面70は、その斜面の角度がトラニオン15が所定の傾転角度の範囲内で、右に最大角度まで傾転(回転)した場合の連結部材75の外側面の角度と等しくなっており、連結部材75の外側面が左の当接斜面70に接触する際に面接触するようになっている。
また、同様に、右の当接斜面70は、その斜面の角度がトラニオン15が所定の傾転角度の範囲内で、左に最大角度まで傾転回転)した場合の連結部材75の外側面の角度と等しくなっており、連結部材75の外側面が右の当接斜面70に接触する際に面接触するようになっている。
そして、一体型ポスト65と一対のトラニオン15,15との位置関係は、一対のトラニオン15,15の中央に一体型ポスト65が配置されるとともに、一体型ポスト65の中心と2つのトラニオン15,15の枢軸14,14の中心とが一直線状に配置されている。
したがって、傾転していないニュートラル状態のトラニオン15の連結部材75の左右幅の中心を通り、板状の連結部材75と直交する直線は、一体型ポスト65の厚みの中心を通るようになっている。
そして、この例では、一体型ポスト65と一対のトラニオン15,15との距離が、トラニオン15,15の傾転角度がニュートラル状態を0とした場合に上述の傾転角度の範囲未満であれば、互いに接触しない距離となっている。そして、傾転角度が前記範囲となる最大値の場合に一体型ポスト65とトラニオン15,15の連結部材75が接触する角度となっている。
なお、連結部材75と一体型ポスト65とが傾転角度の範囲を規制するように接触させるためには、設計時に連結部材75の位置と、一体型ポスト65の連結ストッパ部76の左右幅とを調整すればよい。
また、連結部材75の位置の調整としては、設計時に連結部材75が取り付けられるトラニオン15のれ曲がり壁部20,20の支持板部16からの延出量の調整をするものとしてもよい。
以上のようなトロイダル型無段変速機によれば、トラニオン15の傾転角度が大きくなり、許容される傾転角度の範囲の最大値となった場合に、トラニオン15に固定された連結部材75が一体型ポスト65の連結ストッパ部76の左右いずれかの端面67の角部の面取り部となる当接斜面70,70に当接し、トラニオン15が許容される傾転角度の範囲を越えるように回転することが阻止されることになる。すなわち、トラニオン15の傾転角度の範囲が一体型ポスト65により規制されることになる。
そして、この例のトロイダル型無段変速機によれば、ヨークにトラニオン15の傾転角度の範囲を規制するストッパを突出するように設ける必要がないので、ヨークの軽量化を図ることができる。
また、ヨークにストッパを形成しないこと、特に、削り出しによりストッパを加工しないことで、ヨークの製造の手間を軽減しコストの低減を図ることができる。
また、一体型ポスト65は、上述のようにケーシング50に位置決め固定されており、ヨークのように移動しないので、ストッパの位置を正確に決めることが可能となり、トラニオン15の傾転角度の範囲も極めて正確に規制できる。したがって、傾転角度の範囲を少し狭く設定するような必要はなく、必要な傾転角度の範囲を正確に決めることができる。
また、ストッパとしての一体型ポスト65に当接する連結部材75の硬度を高めるために高周波熱処理等の熱処理(焼き入れ)を行う場合に、連結部材75がトラニオン15本体とは別部材のため、複雑な形状のトラニオン15にストッパと接触する接触部位がある場合のように、接触部位と、枢軸14の外周面との近接する二箇所で異なる熱処理を行う必要がない。したがって、二重の熱処理による悪影響を受けることがなく、かつ、複雑な加工処理を必要とせず、コストの低減を図ることができる。
すなわち、トラニオン15と連結部材75を別々に熱処理することで、2つの熱処理による影響を受けることがなく、また、この影響を避けるために慎重に熱処理を行う必要もない。また、連結部材75は単純な板状なので、極めて容易に熱処理が可能(低コストで熱処理が可能)である。
また、従来のポストに取り付けられる板ストッパと異なり、一体型ポスト65の本体がストッパとして機能するので、ポストに板ストッパを取り付ける場合に比較して部品点数を少なくでき、組立作業の簡易化と、コストの低減を図ることができる。また、もともと強固な部材である一体型ポスト65の本体をストッパとするので、後付けで板状の部材である板ストッパのように強度や耐久性等で問題が生じる可能性が極めて低い。さらに、一体型ポスト65と接触する部分の面積を大きくできるので、接触面圧を小さくでき、強度上有利である。
次に、図3および図4を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態において、トラニオン15には、連結部材75が設けられていない構成となっている。なお、後述するようにトラニオン15の折れ曲がり壁部20,20の先端面が第2の実施形態の一体型ポスト77に当接し、連結部材が一体型ポスト77に当接しないか、折れ曲がり壁部20,20と一緒に当接する構成となっていれば、連結部材を設けてもよい。
そして、トラニオン15は、連結部材が設けられていないこと以外は、第1の実施形態のトラニオン15とほぼ同様の構成となっている。
そして、トラニオン15の折れ曲がり壁部20,20の先端部が先に向かうほど幅が狭くなる台形状に形成され、その台形の上辺に対応する先端面が一体型ポスト77に当接する当接面151となる。この当接面151は、第1の実施形態の連結部材75の外側面と同様に、パワーローラ11の回転軸に直交し、枢軸14の軸方向に平行となるように形成されている。すなわち、トラニオン15の本体が直接、ストッパとしての一体型ポスト77に接触するようになっている。
また、折れ曲がり壁部20,20の先端は、パワーローラ11の先端より前に延出した状態となっている。
第2の実施形態の一体型ポスト77は、第1の実施形態の一体型ポスト65と連結ストッパ部78の形状が異なるだけで他の構成は同様のものとなっている。第1の実施形態の連結ストッパ部76と、第2の実施形態の連結ストッパ部78との違いは、その上下長さで、第2の実施形態の連結ストッパ部78の方が第1の実施形態の連結ストッパ部76より長くなっている。なお、一体型ポスト77の全体の長さは、第1の実施形態と第2の実施形態と同様のものとなっている。
すなわち、第1の実施形態における一体型ポスト65の中央部の連結ストッパ部76は、一体型ポスト65の中央部とほぼ同じ高さ位置に延在する連結部材75に当接すればよかったので、その上下長さがみじかく、かつ、貫通孔66を囲む6角形状に形成されていたが、第2の実施形態では、一体型ポスト77の中央部より上下にずれたトラニオン15の折れ曲がり壁部20,20の位置が連結ストッパ部78に接触する必要があることから、第1の実施形態の概略6角形状で上下に6角形の対向する頂点がある状態の連結ストッパ部76を概略長方形状の連結ストッパ部78としている。
なお、連結ストッパ部78の上辺および下辺は、直線状ではなく、僅かに山型に左右に傾斜した状態となっている。
そして、連結ストッパ部78の左右の端面79には、左右の角部が面取りされることにより当接斜面70,70が形成され、この当接斜面70,70の上端部および下端部がトラニオン15の折れ曲がり壁部20,20の先端面(当接面151)に当接するようになっている。なお、当接の仕方や当接の状態は、連結部材75の外側面が折れ曲がり壁部20,20の先端面(当接面151)に変わっただけで、基本的に第1の実施形態の連結部材75の外側面と当接斜面70,70の場合と同様である。
以上のような第2の実施形態のトロイダル型無段変速機によれば、トラニオン15と別体の連結部材75による効果を除いて、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。また、連結部材75を用いないトロイダル型無段変速機においては、連結部材75を用いる必要がないので、部材点数の低減等によるコストダウンといった効果を得ることができる。
なお、本発明は、一体型ポスト65,77の本体がトラニオン15の傾転を規制するストッパとして機能することを特徴とするものであり、例えば、トラニオン15に取り付けられる連結部材75以外の部材がストッパとしての一体型ポスト65,77に接触することで、トラニオン15の傾転が規制されるようになっていてもよい。
本発明は、シングルキャビティ型やダブルキャビティ型などの様々なハーフトロイダル型無段変速機に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の連結部材を有するトラニオンと一体型ポストの斜視図である。 前記連結部材を有するトラニオンと一体型ポストの斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るトロイダル型無段変速機のトラニオンと一体型ポストの斜視図である。 前記トラニオンと一体型ポストの斜視図である。 従来から知られているトロイダル型無段変速機の具体的構造の一例を示す断面図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 従来のヨークにストッパを有するトロイダル型無段変速機の断面図である。 従来の連結部材を備えたトラニオンと、連結部材に接触する板ストッパとを有するトロイダル型無段変速機の断面図である。 連結部材を備えたトラニオンの正面図である。 連結部材を備えたトラニオンと板ストッパとの関係を説明するための図面である。
符号の説明
P ポケット部
1 入力軸
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
11 パワーローラ
14 枢軸
15 トラニオン
16 支持板部
20 折れ曲がり部
23A,23B ヨーク
32 駆動装置
50 ケーシング
65 一体型ポスト(ポスト)
75 連結部材
77 一体型ポスト(ポスト)

Claims (3)

  1. ケーシングと、このケーシングの内側で互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記各トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記各トラニオンの前記各枢軸をそれぞれ傾転自在且つ軸方向に変位自在に支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークと、前記ケーシングに固定されるとともに、前記一対のヨークをそれぞれ揺動自在に支持するポストとを備えるトロイダル型無段変速機において、
    前記ポストは、前記枢軸の軸方向に沿って前記一対のヨーク間に架け渡されるように形成されるとともに、両端部にそれぞれ前記ヨークが揺動自在に取り付けられ、
    かつ、前記トラニオンの傾転を規制するストッパとして機能することを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 前記トラニオンは、前記パワーローラを回転自在に支持する支持板部と、前記支持板部の両端部に設けられるとともに、前記パワーローラを収容するポケット部を形成するように前記パワーローラ側に折れ曲がる一対の折れ曲がり壁部とを備え、
    かつ、これらの各折れ曲がり壁部の外側面に前記各枢軸が互いに同心的に設けられるとともに、前記一対の折れ曲がり壁部同士を連結する連結部材を備え、
    前記ストッパとしてのポストは、前記連結部材に当接することで前記トラニオンの傾転範囲を規制することを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
  3. 前記ストッパとしてのポストは、前記トラニオンに直接当接することで、前記トラニオンの傾転範囲を規制することを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
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