JP4770571B2 - 振動子ユニットの検査装置、振動子ユニットの検査方法 - Google Patents

振動子ユニットの検査装置、振動子ユニットの検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット式記録ヘッド等の液体噴射ヘッドに用いられる振動子ユニットの検査装置および検査方法に関し、特に、振動子ユニットの基材先端面に対してレーザー光を照射し、基材先端面からの反射光に応じて固定板先端面から基材先端面までの自由端部長さを測定するレーザー測定部を備える検査装置および検査方法に関する。
圧力室内の液体をノズル開口から液滴として吐出させる液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられるインクジェット式記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等がある。
上記液体噴射ヘッドには、圧電振動子の伸縮によって圧力室内のインクに圧力変動を与え、これによりノズル開口からインク滴を吐出するものがある。上記の圧電振動子は、1つのノズル列あたり、例えば30個〜200個程度設けられる。そして、組立作業性を向上させる等の観点から、複数の圧電振動子をユニット化したものが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。この振動子ユニットは、例えば、複数の圧電振動子を櫛歯状に形成した振動子群と、この振動子群が接着される固定板(固定基板)と、各圧電振動子に駆動信号を供給するためのフレキシブルケーブルとを有している。
振動子ユニットは、例えば、次の手順で造られている。まず、共通内部電極と個別内部電極とをPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)からなる圧電体を挟んで交互に積層して板状の振動子基材を作成し、共通内部電極に導通させた共通外部電極と個別内部電極に導通させた個別外部電極とを振動子基材の表面に形成する。そして、これらの外部電極が形成された振動子基材の基端側部分(基端部)の一側面を固定板上に接合し、ワイヤーソーやダイシングソー等によって振動子基材の先端側部分を極めて細い幅で切り分けて形成している。そして、作製された振動子ユニットは、圧電振動子の自由端部の先端面を圧力室のダイヤフラム部に当接させた状態で配設される。
上記振動子ユニットの圧電振動子は、自由端部を固定板先端面よりも外側に突出させた所謂片持ち梁の状態で固定板に固定されている。そして、駆動信号を圧電振動子の個別電極に印加すると、自由端部が振動子長手方向に伸縮変形し、これにより、圧力室の容積を変動させることができる。この圧電振動子の自由端部長さは、作動時の伸縮量に関わっている。そして、圧電振動子の伸縮量は、圧力室の変動量に影響するので、液滴の液量や吐出速度等の吐出特性に密接に関連してくる。吐出特性のばらつきを低減する観点から、振動子ユニットにおける圧電振動子自由端部長さの個体差を無くすことが重要である。このため、振動子ユニットの製造工程では、振動子基材を各圧電振動子に切り分ける前の段階で、振動子基材の自由端部長さ(以下、D寸法という。)を測定することが行われることがある。以下、この工程を自由端部寸法測定工程という。
この自由端部寸法測定工程では、例えば、光源としての半導体レーザーを有する発光部と、CCDから構成される受光部を備えたレーザー測定部を用い、治具上に固定された振動子ユニットの基材先端面に対して発光部からレーザー光を照射して基材先端面からの反射光を受光部で受光し、この受光状態に応じてD寸法が測定される。即ち、D寸法が異なると、受光部のCCDにおける反射光の受光位置が変わるので、CCDのどの位置で反射光を捉えるかによってD寸法に換算するようになっている。
特開平11−277745号公報
上述のように、振動子ユニットは、圧電体と電極とにより多層構造となっている。そして、電極の層と圧電体の層とではレーザー光線の反射状態が異なる。具体的には、圧電体層では、電極層よりも素地が粗いため、反射光が拡散し易い。一方、電極層では、圧電体層よりも反射率が高く、反射光の拡散が少ない。そのため、基材先端面において形成されたスポットが、電極層と圧電体層のどちらをより多く照射しているかによって、受光部の受光状態が変化し、これにより測定誤差が生じる虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動子ユニットの固定板先端面から基材先端面までの自由端部長さを精度良く測定することが可能な振動子ユニットの検査装置および検査方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の振動子ユニットの検査装置は、圧電体と内部電極を交互に積層して成り、所定方向に伸縮可能な圧電振動子となる振動子基材と、当該振動子基材を支持する固定板とにより構成され、振動子基材の自由端部を固定板先端面よりも突出させた状態で振動子基材の基端部を固定板上に固定した振動子ユニットの検査装置であって、
前記固定板の振動子基材突出方向の位置を規定する当接部を載置面に立設し、当該当接部に前記固定板先端面を当接させることで位置決めした状態で載置面に前記振動子ユニットを載置するベース部と、
前記ベース部に載置された振動子ユニットの基材先端面に対して発光部からレーザー光を照射し、前記基材先端面からの反射光を受光部で受光するように構成され、受光部における反射光の受光状態に応じて前記固定板先端面から前記基材先端面までの自由端部長さを測定するレーザー測定部と、を備え、
前記レーザー測定部は、前記基材先端面にレーザー光を集光して楕円形状のスポットを形成し、圧電体と内部電極との積層方向である構成部材積層方向に対して前記スポットの長軸の成す角度が鋭角となるようにしたことを特徴とする。
上記構成によれば、基材先端面にレーザー光を集光して楕円形状のスポットを形成し、構成部材積層方向に対してスポットの長軸の成す角度が鋭角となるようにしたので、スポットの長軸がより多くの圧電体と内部電極を横断する。これにより、スポット全体の照射面積において1つの層に対する照射面積が占める割合を小さくすることができる。このため、寸法誤差や取り付け誤差等によって構成部材積層方向におけるスポットの位置が多少変動したときでも、反射状態の急激な変化を抑制することができ、その結果、測定誤差を低減することが可能となる。
上記構成において、前記レーザー測定部が、前記構成部材積層方向に対し前記スポットの長軸の成す角度を鋭角とすることに替えて前記スポットの長軸を前記構成部材積層方向に揃える構成を採用することが望ましい。
上記構成によれば、スポットの長軸を前記構成部材積層方向に揃えることにより、スポットの長軸が最も多くの圧電体層と電極層を横断するので、測定誤差を一層低減することが可能となる。
また、上記構成において、前記レーザー測定部を、前記構成部材積層方向に対して、前記発光部及び前記受光部の配置面方向に傾けた姿勢で配置することにより、前記構成部材積層方向に対するスポットの長軸の成す角度を調整する構成とすることができる。
さらに、上記構成において、前記構成部材積層方向に対して、前記レーザー測定部の発光部をその開口面方向に傾けた姿勢で配設することにより、前記構成部材積層方向に対するスポットの長軸の成す角度を調整する構成を採用してもよい。
また、本発明は、圧電体と内部電極を交互に積層して成り、所定方向に伸縮可能な圧電素子となる振動子基材と、当該振動子基材を支持する固定板とにより構成され、振動子基材の自由端部を固定板先端面よりも突出させた状態で振動子基材の基端部を固定板上に固定した振動子ユニットの検査方法であって、
前記固定板の振動子基材突出方向の位置を規定する当接部に前記固定板先端面を当接させることでベース部の載置面に前記振動子ユニットを位置決めさせる工程と、
前記ベース部に最置された振動子ユニットの前記基材先端面に対して発光部からレーザー光を照射する工程と、
該基材先端面からの反射光を受光し、該反射光の受光状態に応じて前記固定板先端面から前記基材先端面までの自由端部長さを測定する工程と、を含み、
前記レーザー光を照射する工程では、前記基材先端面にレーザー光を集光して楕円形状のスポットを形成し、圧電体と内部電極の積層方向に対して前記スポットの長軸のなす角度が鋭角となるようにレーザー光を照射することを特徴とする
この検査方法によれば、基材先端面にレーザー光を集光して楕円形状のスポットを形成し、構成部材積層方向に対してスポットの長軸の成す角度が鋭角となるようにしたので、スポットの長軸がより多くの圧電体と内部電極を横断する。これにより、スポット全体の照射面積において1つの層に対する照射面積が占める割合を小さくすることができる。このため、寸法誤差や取り付け誤差等によって構成部材積層方向におけるスポットの位置が多少変動したときでも、反射状態の急激な変化を抑制することができ、その結果、測定誤差を低減することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
まず、液体噴射ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)の構成について説明する。
図1は、本実施形態における記録ヘッド1の構成を説明する要部断面図である。例示した記録ヘッド1は、複数の圧電振動子2、固定板3、及び、フレキシブルケーブル4等をユニット化した振動子ユニット5と、この振動子ユニット5を収納可能なケース6と、ケース6の底面に接合される流路ユニット7とを備えている。
ケース6は、収納空部8を形成した合成樹脂製のブロック状部材である。収納空部8は、振動子ユニット5を収納するための空部であり、固定板3を収納空部8の内壁面に接着することで振動子ユニット5が収容空部8内に収納固定されている。この収納状態において、圧電振動子2の自由端部の先端面は収納空部8の底面側開口に臨み、後述するように、流路ユニット7の島部9に接合されている。また、このケース6には、上面側から流路ユニット7のリザーバ10までの間を連通するインク供給路11を、ケース6の高さ方向を貫通させて設けている。このインク供給路11の上流側は図示しないインク供給針と、下流側は流路ユニット7のリザーバ10と、それぞれ液密状態で連通し、インクカートリッジなどのインク貯留部材(液体貯留部材)からインク供給針を通じて導入されたインク(液体の一種)をリザーバ10側に供給する。
振動子ユニット5の圧電振動子2は、図2に示すように、数10μm〜100μm程度の極めて細い幅に切り分けられた櫛歯状に形成されている。そして、各圧電振動子2は、固定板3の固定板先端面(ケース6への取り付け状態における流路ユニット側の端面)よりも自由端部を外側に突出させた所謂片持ち梁の状態で基端部を固定板3に固定している。この圧電振動子2は、圧電体と内部電極とを交互に積層して構成された積層型の圧電振動子であって、電界方向に直交する縦方向に伸縮可能な、言い換えれば、素子の長手方向に振動可能なタイプの圧電振動子である。従って、圧電振動子2は、充電により自由端部が振動子長手方向に収縮し、放電により自由端部が振動子長手方向に伸長する。また、フレキシブルケーブル4は、各圧電振動子2の基端部に電気的に接続されている。この振動子ユニット5の詳細については後述する。
流路ユニット7は、ノズルプレート(ノズル形成基板)15を流路形成基板16の一方の表面に配置し、振動板17をノズルプレート15とは反対側となる他方の表面に配置して接着等によって一体化することで構成されている。ノズルプレート15は、ドット形成密度に対応したピッチで複数のノズル開口18を列状に開設したステンレス鋼製の薄いプレートである。本実施形態では、例えば180dpiのピッチで180個のノズル開口18を開設し、これらのノズル開口18によってノズル列を構成している。流路形成基板16は、ノズルプレート15の各ノズル開口18に対応させて圧力室19となる空部を隔壁で区画した状態で複数形成された板状の部材である。また、本実施形態における流路形成基板16には、圧力室19となる空部の他、インク供給口20およびリザーバ10となる空部が形成されている。なお、これらのインク供給口20やリザーバ10は、流路形成基板16以外の他の部材に形成する場合もある。
流路形成基板16は、例えばシリコンウェハをエッチング加工したり、ニッケル等の金属板を塑性加工することで作製される。この流路形成基板16に形成される圧力室19は、ノズル開口18の列設方向(ノズル列方向)に対して直交する方向に細長い室に構成されている。そして、リザーバ10から遠い側の圧力室19の長手方向一端には板厚方向を貫通させてノズル連通口21を設け、圧力室19とノズル開口18との間を連通する。また、インク供給口20は圧力室19の長手方向他端とリザーバ10との間に形成された溝状部であり、その流路幅は圧力室19よりも十分に狭く設けられる。
振動板17は、ステンレス等の支持板22上にPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂フィルムからなる弾性体膜23をラミネート加工した二重構造であり、圧力室19の一方の開口面を封止するダイヤフラム部とリザーバ10の一方の開口面を封止するコンプライアンス部とを備えている。そして、ダイヤフラム部は、圧力室19に対応した部分の支持板22を環状にエッチング加工することで作製され、環内に島部9を形成している。また、コンプライアンス部は、リザーバ10に対応する部分の支持板22をエッチング加工で除去して弾性体膜23だけにすることで作製されている。
上記構成の記録ヘッド1では、圧電振動子2を振動子長手方向に伸長させることで、島部9がノズルプレート15側に押圧される。この押圧によって、ダイヤフラム部を構成する弾性体膜23が変形し、圧力室19が収縮する。また、圧電振動子2を振動子長手方向に収縮させると、弾性体膜23の弾性により圧力室19が膨張する。そして、圧力室19の膨張や収縮によって内部のインク圧力が変動するので、膨張や収縮を制御することにより、ノズル開口18からインク滴(液滴の一種)を吐出させることができる。
次に、圧電振動子2について説明する。図3に示すように、この圧電振動子2は、共通内部電極27と個別内部電極28とで、圧電体29を挟んで交互に積層して形成された積層型の圧電振動子である。ここで、共通内部電極27は、全ての圧電振動子2に対して同じ電位レベルに設定される電極である。また、個別内部電極28は、供給される駆動信号に応じて各圧電振動子2毎に電位レベルが設定される電極である。そして、本実施形態では、圧電振動子2における振動子先端から振動子長手方向(積層方向とは直交する方向)の半分程度まで若しくは3分の2程度までの部分を自由端部2aとしている。また、圧電振動子2における残りの部分、即ち、自由端部2aの基端から振動子基端までの部分を基端部2bとしている。
自由端部2aには、共通内部電極27と個別内部電極28とが重なり合った活性領域(オーバーラップ部分)Aを形成してある。これらの内部電極27,28に電位差を与えると、活性領域Aの圧電体29が作動して変形し、自由端部2aが振動子長手方向に変位して伸縮する。そして、共通内部電極27の基端は、圧電振動子2の基端面部で共通外部電極30に導通している。一方、個別内部電極28の先端は、圧電振動子2の先端面部で個別外部電極31に導通している。なお、共通内部電極27の先端は圧電振動子2の先端面部よりも少し手前(基端面側)に位置しており、個別内部電極28の基端は自由端部2aと基端部2bの境界に位置している。
個別外部電極31は、圧電振動子2の先端面部と、圧電振動子2における積層方向の一側面である配線接続面(図3における上側の面)とに一連に形成された電極であり、配線部材としてのフレキシブルケーブル4の配線パターンと各個別内部電極28とを導通する。そして、この個別外部電極31の配線接続面側の部分は、基端部2b上から先端側に向けて連続的に形成されている。共通外部電極30は、圧電振動子2の基端面部と、上記の配線接続面と、圧電振動子2における積層方向の他側面である固定板取付面(図3における下側の面)とに一連に形成された電極であり、フレキシブルケーブル4の配線パターンと各共通内部電極27との間を導通する。そして、この共通外部電極30における配線接続面側の部分は個別外部電極31の端部よりも少し手前から基端面部側に向けて連続的に形成されており、固定部取付面側の部分は振動子の先端面部よりも少し手前の位置から基端側に向けて連続的に形成されている。
これらの外部電極30,31は、最外層の圧電体29を作動させるための電極としても機能する。すなわち、個別外部電極31は、積層方向の外側表面に形成された圧電体29aを挟んで共通内部電極27と対になっており、活性領域Aでこの共通内部電極27と個別外部電極31とがオーバーラップしている。従って、この共通内部電極27と個別外部電極31との電位差により、圧電体29aの活性領域Aの部分が変形する。同様に、共通外部電極30は、積層方向の外側表面に形成された圧電体29bを挟んで個別内部電極28と対になっており、活性領域Aで個別内部電極28と共通外部電極30とがオーバーラップしている。従って、個別内部電極28と共通外部電極30の電位差により、圧電体29bの活性領域Aの部分が変形する。要するに、これらの圧電体29a,29bでは、両面を電極27,28,29,30によって直接挟み付けられた領域が変形する。
上記の基端部2bは、活性領域Aの圧電体29の作動時においても伸縮しない非作動部である。この基端部2bの配線接続面側にはフレキシブルケーブル18が配置されており、基端部2b上で個別外部電極31及び共通外部電極30とフレキシブルケーブル4とが電気的に接続される。そして、このフレキシブルケーブル4を通して駆動信号が各電極に供給される。
次に、上記振動子ユニット5の製造方法について説明する。この製造方法では、まず、板状の振動子基材を作製する(振動子基材作製工程)。この工程では、最初に、自由端部2aとなる先端側部分では共通内部電極27と個別内部電極28とが重ね合わせられ、基端部2bとなる基端側部分では共通内部電極27のみの非重合領域が形成されるように、共通内部電極27と個別内部電極28とを圧電体29を挟んで交互に積層して積層体を作製する(積層工程)。積層体を作製したならば、この積層体の先端面部と配線接続面における先端から基端部2b上までの範囲とに個別外部電極31を一連に形成すると共に、積層体の基端面部と配線接続面における基端から基端部2b上までの範囲と固定板取付面とに共通外部電極30を一連に形成して外部電極付きの振動子基材2′を作製する(外部電極形成工程)。振動子基材2′を作製したならば、振動子基材2′の基端部の固定板取付面に固定板3を接着等によって接合する。
このようにして、振動子基材2′を作製し、これを固定板3に接合したならば、次に、振動子基材2′を個々の圧電振動子に切り分ける前の段階で、振動子基材2′の検査、具体的には、圧電振動子基材2´の自由端部側の先端から、固定板3の圧電振動子基材突出側の端面(固定板先端面)までの長さ(D寸法)を測定する工程(自由端部寸法測定工程)を行う。即ち、この自由端部寸法測定工程は、振動子ユニット5毎の自由端部長さの個体差を検査するために行われるものである。
図4は、自由端部寸法測定工程における検査装置の構成を説明する模式図であり、(a)は側面図、(b)は基材先端面をレーザー測定部35側から見た正面図である。同図に示すように、自由端部寸法測定工程では、レーザー測定部35を用いて測定が行われる。このレーザー測定部35は、固体発光素子の一種である半導体レーザーを光源とする発光部36と、CCD(Charge Coupled Device)からなる受光部37を備え、ベース部(治具)38上に固定された振動子ユニット5の基材先端面に対して発光部36からレーザー光を照射し、基材先端面からの反射光を受光部37で受光するように構成されている。
発光部36は、半導体レーザーの他、コリメートレンズや集光レンズ等を有し、半導体レーザーから射出されたレーザー光線をコリメートレンズによって断面楕円形の平行光束に変換した後、集光レンズを透過させることにより、ベース部38に載置された振動子ユニット5の基材先端面に集光して楕円状のスポットSを形成する。受光部37は、発光部36及び受光部37の並び方向にCCD画素を配列し、このCCD画素における基材先端面からの反射光の受光位置に応じた受光信号を出力するように構成されている。
ベース部38は、上面を載置面38′としたブロック状部材であり、この載置面38′上に、振動子基材2′を上側(載置面38′とは反対側)、固定板3を下側(載置面38′側)にした姿勢で振動子ユニット5が載置される。また、この載置面38′には、位置決め用の位置決めピン39(本発明における当接部に相当)が立設されており、この位置決めピン39に固定板先端面を当接させることにより、固定板3の振動子基材突出方向の位置が規定される。これにより、固定板先端面からレーザー測定部35までの距離Lが一意に定まるようになっている。
この自由端部寸法測定工程では、測定対象の振動子ユニット5のD寸法に応じて、基材先端面からの反射光のCCDにおける受光位置が変化することを利用してD寸法を測定する。即ち、D寸法が長くなるほど受光位置が発光部36寄りになり、D寸法が短くなるほど受光位置が発光部36とは反対寄りになる。そして、レーザー測定部35は、D寸法が設計値に設定された基準振動子ユニット又は同形状の治具を用いてD寸法を測定したときの測定値を基準値として予め設定されている。このため、CCDのどの位置で反射光を捉えるかによって基準値からのずれ量に換算することができ、この基準値からのずれ量に基づいてD寸法を測定することができる。
ところで、本実施形態における振動子ユニット5の基材先端面は、個別外部電極31で覆われているが、この個別外部電極31は極く薄いため、下地である個別内部電極30と圧電体29に応じてレーザー光線の反射状態が異なる。具体的には、圧電体29に対応する部分(圧電体層)では、個別内部電極30に対応する部分よりも素地が粗いため、反射光が拡散し易い。一方、個別内部電極30に対応する部分(電極層)では、圧電体29に対応する部分よりも反射率が高く、反射光の拡散が少ない。そのため、基材先端面におけるスポットSが、電極層と圧電体層のどちらをより多く照射しているかによって、受光部37の受光状態が変化し、これにより測定誤差が生じる虞があった。特に、図5に示すように、楕円状スポットSの長軸Aが構成部材積層方向Yに対して直交する場合(θ=90°)、即ち、スポットSの短軸が構成部材積層方向Yと一致する場合には、スポットSの全体の照射面積において1つの層に対する照射面積の占める割合が大きいため、構成部材積層方向YにおけるスポットSの位置変動に対して反射状態が急激に変化し易い。これにより、測定誤差が顕著になる傾向にある。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、振動子基材2′の構成部材の積層方向Yに対して、基材先端面におけるスポットSの長軸Aの成す角θが鋭角(θ<90°)となるようにレーザー光線の光軸を傾けている。具体的には、図4に示すように、レーザー測定部35を、発光部36及び受光部37の配置面35′(基材先端面との対向面)方向に傾けた姿勢、即ち、発光部36及び受光部37の中間点Mを通り配置面35′に直交する軸Xを中心として回転させた姿勢で配置することにより、スポットSの長軸Aの構成部材積層方向に対する角度を調整している。これにより、長軸の長さが同じであってもスポットSがより多くの電極層及び圧電体層を横断するので、スポットS全体の照射面積において1つの層に対する照射面積の占める割合を小さくすることができる。このため、寸法誤差や取り付け誤差等によって構成部材積層方向YにおけるスポットSの位置が多少変動したときでも、反射状態の急激な変化を抑制することができ、その結果、測定誤差を低減することが可能となる。
なお、図7に示すように、スポットSの長軸Aを、構成部材積層方向Yに対して鋭角にすることに替えて、構成部材積層方向Yに揃えた場合、即ち、スポットSの長軸Aの構成部材積層方向Yに対する成す角θが0°となるように調整した場合には、スポットSが最も多くの層を横断するので、測定誤差を一層低減することができる。
図8〜10は、D寸法の測定結果を示すグラフであり、図8はθ=90°の場合、図9はθ=65°の場合、図10はθ=0°の場合をそれぞれ示す。なお、各図において、横軸は基材先端面の幅方向(積層方向とは直交する方向)に対応しており、当該幅方向の一端から他端までスポットSを走査している。また、縦軸は上述の基準値に対するずれ量(μm)を示し、基準値を0としている。即ち、測定値が正の値の場合、D寸法が基準値よりも長いことを示し、測定値が負の値の場合、D寸法が基準値よりも短いことを示す。
図8に示すように、θ=90°の場合では、基準値に対して測定値の変動が最も大きく、測定誤差が大きいことが認められる。これは、上述したように、スポットSの積層方向Yにおける位置変動に対して反射状態が急激に変化し易いためである。この例では、測定値の最大値から最小値までの差が5μmであった。
これに対し、図9に示すように、レーザー光線の光軸を傾けてθ=65°とし、スポットSがより多くの層を横断するようにした場合には、θ=90°の場合よりも基準値に対する測定値の変動が小さくなり、測定誤差を抑えることができることが判る。この例では、測定の最大値から最小値までの差を1μmに抑えることができた。
そして、図10に示すように、レーザー光線の光軸をさらに傾けてθ=0°とした場合には、基準値に対する測定値の変動が最も小さくなり、測定誤差を抑えて安定した測定結果を得られることが判る。この例では、測定の最大値から最小値までの差を0.4μmに抑えることができた。
以上のようにして、自由端部寸法測定工程が行われたならば、得られた測定結果に基づいて振動子ユニット5の良否が判別される。即ち、基準値に対する誤差が規定範囲内にある振動子ユニット5は良品として扱われ、規定範囲内に入らないものは不良品として扱われる。本実施形態においては、レーザー光線の光軸を傾けることにより測定誤差を抑えているので、より精度良く良否判別を行うことができる。
続いて、振動子基材2′を切り分けて複数の圧電振動子2が列設された振動子群を作製する(振動子作製工程)。この工程では、ワイヤーソーやダイシングソー等を使用して、振動子基材2′を櫛歯状に歯割りし、細長いニードル状の圧電振動子2に切り分ける。このようにして作製された振動子ユニット5において、各圧電振動子2は、50μm〜100μm程度の極く細い幅に切り分けられている。そして、上述の自由端部寸法測定工程を経て良品として採用された振動子ユニット5は、D寸法の個体差が少なく、これにより、歯割り後の個々の圧電振動子2の変位量(伸縮量)を設計値に揃えることができる。その結果、この振動子ユニット5を用いてインク滴を吐出したときの吐出特性を揃えることが可能となる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
上記実施形態では、レーザー測定部本体を、発光部36及び受光部37の配置面35′の方向に傾けた姿勢で配置することにより、スポットSの長軸Aの構成部材積層方向に対する角度を調整する例を示したが、これには限られない。例えば、レーザー測定部35の発光部36をその開口面方向に傾けた姿勢で配設して、構成部材積層方向Yに対して、スポットSの長軸Aの成す角度を調整することも可能である。要は、スポットSの長軸Aの構成部材積層方向に対する成す角θを鋭角に調整できれば、種々の構成を採用することができる。
また、以上では、振動子ユニットを搭載する液体噴射ヘッドとして、記録ヘッド1を例に挙げて説明したが、本発明は、上記構成の振動子ユニットを搭載する他の液体噴射ヘッドにも適用することができる。例えば、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等にも本発明は好適である。
記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 振動子ユニットの構成を説明する斜視図である。 振動子ユニットの構成を説明する要部断面図である。 検査装置の構成を説明する模式図であり、(a)は側面図、(b)は基材先端面をレーザー測定部側から見た正面図である。 スポットの長軸を構成部材積層方向に対して直交する方向に設定した場合における基材先端面の拡大図である。 スポットの長軸を構成部材積層方向に対して鋭角に設定した場合における基材先端面の拡大図である。 スポットの長軸を構成部材積層方向に揃えた場合における基材先端面の拡大図である。 θ=90°の場合におけるD寸法の測定結果を示すグラフである。 θ=65°の場合におけるD寸法の測定結果を示すグラフである。 θ=0°の場合におけるD寸法の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1…記録ヘッド,2…圧電振動子,3…固定板,4…フレキシブルケーブル,5…振動子ユニット,27…共通内部電極,28…個別内部電極,29…圧電体,30…共通外部電極,31…個別外部電極,35…レーザー測定部,36…発光部、37…受光部,38…ベース部,39…位置決めピン

Claims (5)

  1. 圧電体と内部電極を交互に積層して成り、所定方向に伸縮可能な圧電振動子となる振動子基材と、当該振動子基材を支持する固定板とにより構成され、振動子基材の自由端部を固定板先端面よりも突出させた状態で振動子基材の基端部を固定板上に固定した振動子ユニットの検査装置であって、
    前記固定板の振動子基材突出方向の位置を規定する当接部を載置面に立設し、当該当接
    部に前記固定板先端面を当接させることで位置決めした状態で載置面に前記振動子ユニットを載置するベース部と、
    前記ベース部に載置された振動子ユニットの基材先端面に対して発光部からレーザー光を照射し、前記基材先端面からの反射光を受光部で受光するように構成され、受光部における反射光の受光状態に応じて前記固定板先端面から前記基材先端面までの自由端部長さを測定するレーザー測定部と、を備え、
    前記レーザー測定部は、前記基材先端面にレーザー光を集光して楕円形状のスポットを形成し、圧電体と内部電極との積層方向である構成部材積層方向に対して前記スポットの長軸の成す角度が鋭角となるようにしたことを特徴とする振動子ユニットの検査装置。
  2. 前記レーザー測定部は、前記構成部材積層方向に対し前記スポットの長軸の成す角度を鋭角とすることに替えて前記スポットの長軸を前記構成部材積層方向に揃えることを特徴とする請求項1に記載の振動子ユニットの検査装置。
  3. 前記レーザー測定部は、前記構成部材積層方向に対して、前記発光部及び前記受光部の配置面方向に傾けた姿勢で配置されることにより、前記構成部材積層方向に対するスポットの長軸の成す角度が調整されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の振動子ユニットの検査装置。
  4. 前記レーザー測定部は、前記構成部材積層方向に対して、前記発光部をその開口面方向に傾けた姿勢で配設することにより、前記構成部材積層方向に対するスポットの長軸の成す角度が調整されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の振動子ユニットの検査装置。
  5. 圧電体と内部電極を交互に積層して成り、所定方向に伸縮可能な圧電素子となる振動子基材と、当該振動子基材を支持する固定板とにより構成され、振動子基材の自由端部を固定板先端面よりも突出させた状態で振動子基材の基端部を固定板上に固定した振動子ユニットの検査方法であって、
    前記固定板の振動子基材突出方向の位置を規定する当接部に前記固定板先端面を当接させることでベース部の載置面に前記振動子ユニットを位置決めさせる工程と、
    前記ベース部に最置された振動子ユニットの前記基材先端面に対して発光部からレーザー光を照射する工程と、
    該基材先端面からの反射光を受光し、該反射光の受光状態に応じて前記固定板先端面から前記基材先端面までの自由端部長さを測定する工程と、を含み、
    前記レーザー光を照射する工程では、前記基材先端面にレーザー光を集光して楕円形状のスポットを形成し、圧電体と内部電極の積層方向に対して前記スポットの長軸のなす角度が鋭角となるようにレーザー光を照射することを特徴とする振動子ユニットの検査方法
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