JP4769985B2 - ジッタ低減回路および周波数合成器 - Google Patents

ジッタ低減回路および周波数合成器 Download PDF

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Description

本発明は、ジッタ低減および周波数合成器に関する。
パルス列中の位相雑音を低減するための知られたジッタ低減回路は、パルス列を積分するためのリセット可能な積分器と、積分されたパルス列を基準レベルと比較し、位相雑音が低減された変更パルス列を生成するための比較器と、を備える。
このようなジッタ低減回路の一例が、ミシェル・アンダーヒル[UNDERHILL, Michael]等の名前のWO97/30516に説明されている。
既知のジッタ低減回路は、アナログの鋸歯状信号を得るために、連続してパルス列を積分する。積分プロセスは、キャパシタおよび他の電子アナログ・コンポーネントを使用するので完全ではない。例えば、1つのサイクルで、キャパシタが、まず、電流Iで電圧VAから電圧VBに充電され、次いで、電流IAで電圧VBからVAに放電されて、鋸歯状信号の1つの歯を生成した場合、積分誤差が生ずる。実際、キャパシタを電圧VAから電圧VBに充電するのに必要な時間は、同じキャパシタを電圧VBから電圧VAに放電するのに必要な時間と正確に同一ではない。1サイクルにおける積分誤差はわずかなものである。しかし、知られたジッタ低減回路では、積分誤差が1つのサイクルから次のサイクルへと蓄積され、したがって、累算される積分誤差はさらに大きくなっていく。したがって、これらのジッタ低減回路は信頼性が低い。
したがって、本発明の目的はより信頼性のあるジッタ低減回路を提供することである。
本発明は、積分されたパルス列が基準レベルとその間で交差する個別の[discrete]時間間隔を決定するように、また連続的に決定された2つの個別の時間間隔の間で積分器をリセットするように構成された交差時間間隔[crossing time interval]検出器を備えるジッタ低減回路を提供する。
積分誤差の累算による負の結果は、連続的に決定される2つの個別の時間間隔の間で積分器がリセットされるため、上記のジッタ低減回路で低減される。実際、積分器をリセットすることはまた、累算された積分誤差をリセットし、したがって、前のサイクルで累積された積分誤差は、後続のサイクルに対して何も影響を有しない。積分器のこのリセットは、積分されたパルス列が基準レベルと交差しないときに行われるだけであるため、ジッタ低減回路の性能に何も影響を与えない。
従属請求項の特徴は、特に、ジッタ低減回路の製造コストを低減する。
さらに、変更パルス列の平均周波数を読み取る読取り装置と、パルス列を積分するためにその読取り値を用いるように適応された積分器とを備える本発明による回路の特徴は、変更パルス列の平均周波数の計算を必要としない。
本発明はまた、
パルス列を積分するためのリセット可能な積分器(70)と、
積分されたパルス列を基準レベルと比較すると共に、位相雑音が低減された変更パルス列を生成するための比較器(72)と、
積分されたパルス列が基準レベルとその間で交差する個別の時間間隔を決定するため、および、連続的に決定された2つの個別の時間間隔の間で積分器をリセットするために構成された交差時間間隔検出器(94)と、
を備えるジッタ低減回路を含む周波数合成器に関する。
本発明はまた、
パルス列を積分するためのリセット可能な積分器(70)と、
積分されたパルス列を基準レベルと比較し、位相雑音が低減された変更パルス列を生成するための比較器(72)と、
積分されたパルス列が基準レベルとその間で交差する個別の時間間隔を決定するように、また連続的に決定された2つの個別の時間間隔の間で積分器をリセットするように構成された交差時間間隔検出器(94)と
を備えるジッタ低減回路を動作させる方法に関する。
本発明のこれらのまた他の諸態様は、以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかとなろう。
図1は、ジッタ低減回路6に接続された周波数発生器4を有する周波数合成器2を示している。
周波数発生器4は、位相雑音の影響を受けるパルス列Soutを生成する。位相雑音はまた時間ジッタとも呼ばれる。
発生器4は、パルス列Soutを生成するための分数乗算回路12に接続された遅延ロック・ループ(DLL)10を含む。
遅延ロック・ループ10は初期パルス列SinからN個の遅延パルス列Siを生成する。各パルス列Siは前のパルス列Si-1に対して、時間間隔Teだけ遅延される。時間間隔Teは以下の関係式に従って選択される。
N*Te=Tin (1)
ただし、
・Nは、遅延パルス列Siの数、
・Teは、2個の連続する遅延パルス列Siを分離する時間間隔、
・Tinは、パルス列Sinの期間、および
・*は、乗算記号に相当する。
簡単にするために、本発明を理解するのに必要なDLL10の構成要素だけが示されている。より詳細には、「セミデジタル二重デジタルロックトループ[A semidigital dual digital-locked loop]」、ステファノス・シディロポロス[Stefanos Sidiropoulos]およびマーク・A・ホロヴィッツ[Mark A. Horiwitz]、固体回路のIEEEジャーナル[Journal of Solid-State Circuits]、32巻、No.11、1997年11月を参照することができる。
例えば、DLL10は、調整可能な遅延ユニットを含む遅延線14を有する。簡単にするために、6個の遅延ユニット16から21だけが示されている。遅延ユニット14の入力は、列Sinを受け取る。遅延ユニット16から21は、遅延線14の入力と出力の間で直列に接続されている。遅延ユニットの各出力は、各列Siを出力する。
制御ループ26は、関係式(1)を満足するように遅延線14で使用される、各遅延ユニットの間隔Teを調整するために使用される。制御ループ26は、遅延線14の出力を位相検出器28の入力にまた遅延線14の入力を位相検出器28の他の入力に接続する。位相検出器28の出力は、ローパス・フィルタ30の入力に接続される。フィルタ30の出力は、遅延線14の制御ポートに接続され、パルスSinと遅延線14の出力との間の位相差に従って、間隔Teを動的に調整する。
乗算回路12は、入力パルス列Sinの周波数に以下の関係式による分数比を乗算するように設計されている。
out=[N/(N−K−F)]*Fin (2)
ただし、
・Foutは、乗算された出力パルス列Soutの平均周波数、
・Kは、[0、N/2[ 内に含まれる整数、
・Fは、]0、1[ の間にわたる小数、
・Nは、遅延線14で使用される遅延ユニットの数、および
・*は乗算記号に相当する。
乗算回路12は、DLL10の遅延ユニットの各出力に接続されたタップ接続Tiを有する位相セレクタ42を有する。各タップ接続Tiは、DLL10の遅延ユニットの各出力に接続されている。簡単のために、6個のタップ接続T1からT6だけが示されている。位相セレクタ42は、回転コマンドに応じて、一度に1つのタップ接続Tiを選択する反時計方向に回転可能なポインタRを有する。位相セレクタ42は、回転コマンドを受け取るための入力41と、乗算されたパルス列Soutを出力するための出力を有する。
回路12は、記憶装置46に記憶されている制御語に従って回転コマンドを生成するためのデルタ・シグマ変調器44を有する。制御語は、関係式(2)の整数Kおよび小数Fを含む。
図2を参照すると、変調器44は、小数Fを受け取るために記憶装置46に接続された入力50と、整数Kを受け取るために記憶装置46に接続された入力52とを有する。変調器44は一次変調器である。しかし、変調器44は、高次変調器とすることもできる。
入力50は、減算器54の正の入力に接続される。減算器54の出力は、累算器56の入力に接続される。累算器56は、減算器54により送られた値を累算器の前の値と累算する。累算器56の出力は、量子化器58の入力に接続される。量子化器58は、小数Fに応じて調整される。例えば、F=0.25である場合、入力が0.5より低い場合には「0」を出力し、その他の場合には「1」を出力する。量子化器58の出力は、減算器54の負の入力に帰還される。量子化器58の出力は、また、加算器60の入力にも接続される。加算器60の他の入力は、入力52に接続される。加算器60の出力は、位相セレクタ40の入力41に接続された変調器44の出力62に接続される。変調器44は、列Soutの立下がり端で計時される。出力62は、列Soutの各立ち下がり端で、KまたはK+1だけポインタRを回転させる回転コマンドを出力する。これらの回転コマンドの連続から得られる平均の回転値は、値K+Fに集束する。
ジッタ低減回路6は、列Soutの位相雑音を低減するように設計される。
回路6は、列Soutを積分するための積分器70と、回路6の出力を基準レベルVSと比較して位相雑音が低減された変更パルス列S’outを生成するための比較器72と、を有する。
積分器70は、比較器72により基準レベルVSと比較される不連続な鋸歯状信号Sを作る。
積分器70は、列Soutをデジタル的に積分するための累算器76を有する。累算器76は、列Soutの立下がり端ごとに、列Soutの平均期間Toutに比例する値によって、累算された値を増分する。累算器76は、列Soutを受け取る入力を有する。平均期間Toutは、N−K−Fに等しい。累算器76はまた、時間間隔Teごとに所定の値により、累算された値を減分する。例えば、その所定の値は「1」に等しい。
積分器70は、Fin*Nの周波数で、クロック信号を出力するための1つの出力82を有する結合器80を含む。出力82は、累算器76のクロック入力に接続される。結合器80は、遅延ユニット16から21の各出力により生成され、シフトされた位相信号Siからクロック信号を作るように設計される。例えば、結合器80は「CMOS・DLLに基づく2V・3.2psジッタ1GHzクロック合成器および温度補償された同調可能な発振器[CMOS DLL-Based 2-V 3.2-ps Jitter 1-GHz clock synthesizer and Temperature-Compensated Tunable Oscillator]」(デビッド・J・フォーリ[David J. Foley]およびミッシェル・P・フリン[Michael P. Flynn]、固体装置に関するIEEEジャーナル[IEEE Journal of Solid-State Circuits]、36巻、No.3、2001年3月)の図9および図10の教示に従って作成される。
積分器70は、累算器76中に累算されるべき値N−K−Fを受け取るための入力86を有する。
積分器70はまた、列Soutの積分中に、リセットされるように適応された、デジタル−アナログ直線補間器90を有する。
回路6は、規則的に積分器70をリセットするための、より正確には、補間器90をリセットするための交差時間間隔検出器94を有する。
図3を参照すると、検出器94は、累算器76により生成されたデジタル的に積分されたパルス列Stを受け取るための入力96を有する。入力96は、信号Stについてゼロを中心として振動するオフセット信号S0に変換するためのオフセット回路98の入力に接続される。オフセット回路98は、値N−K−Fを受け取る入力99を有する。ここで、信号Stを信号S0に変換するためのオフセット値は、(N−K−F)/2である。
セレクタ100は、ゼロ・レベルのすぐ上およびすぐ下にある2つの点P1およびP2をそれぞれ、選択するように検出器94中に実装される。セレクタ100は、現在時間Tおよび前の時間T−1におけるS0の現在の値および前の値を、それぞれ、記憶するための2つの記憶装置102、104を含む。セレクタ100は、記憶装置102および104に記憶されている値の符号を比較するための符号比較器106を有する。時間Tにおける値が負であり、時間T−1における値が正である場合、比較器106はコマンドをトリガして補間器90を活動化する。その他の場合、比較器106はコマンドを生成せず、コマンドがない場合、補間器90は自動的にリセット状態に留まる。
図3はまた、補間器90が、信号S0の現在の値および前の値を、それぞれ、受け取るための記憶装置102および104に接続された2つの入力を有することを示している。補間器90は、結合器80によって計時される。
回路6(図1)は、DLL10で使用される整数値N、および乗算回路からの整数Kと小数Fを読み取るための制御語読取り装置110を有する。
読取り装置110は、積分器70の入力86およびオフセット回路94の入力112に接続される。
図4を次に参照すると、三角波インパルス[triangular impulse]応答を有する補間器90が示されている。補間器90は、信号S0の現在の値および前の値P2、P1(図3)をそれぞれ、受け取るための2つの入力120および122を有する。他の入力124は、結合器80によって生成されたクロック信号を受け取り、また入力126は、セレクタ100によって生成された活動化コマンドを受け取る。これらの入力は、制御器130に接続される。制御器130は、キャパシタの充電/放電回路132、および2つの調整可能な電流源134、135に指令を出す。
回路132は、2つの対向するプレート142および144を備えたキャパシタ140を有する。プレート142は、スイッチ146を介して電流源134に、またスイッチ148介して電流源135に接続される。プレート144は、スイッチ150を介して電流源134に、またスイッチ152を介して電流源135に接続される。スイッチ146から152は、制御器130の制御下で制御可能である。
電流源134の出力はアースに接続され、また電流源135の入力は電圧源Uvccに接続される。
回路132はまた、制御器130の制御下で、プレート142をアースまたは基準電圧Urefに接続するための断続器154を有する。
ソース134、135により生成される電流値は、制御器130により制御される。
合成器2の動作を、図5から図8を参照して次に説明する。
ステップ160の初期化では、パルス列Soutに対する所望の平均期間が設定される。例えば、整数Kおよび数Fの値が記憶装置46に保存される。
ステップ162で、発生器4(図1)の動作中に、DLL10は信号S1からS6を生成する。これらの信号S1からS6は、時間「t」により図6に示されている。この図の期間では、Tinおよび期間Teが示されている。
ステップ164では、乗算回路12は、[N/(N−K)]*Finの周波数を有する1つのパルス列に、[N/(N−K−1)]*Finの周波数を有する1つのパルス列を乗算して、[N/(N−K−F)]*Finの平均周波数を有するパルス列を生成する。
より正確には、現在選択された信号Siの立下がり端が生ずると、セレクタ40のポインタRは、タップ接続がKだけ回転されて[N/(N−K)]*Finの周波数を有するパルス列を生成する。同様に、現在選択された信号Siの立下がり端が生ずると、ポインタRは、タップ接続がK+1だけ回転されて[N/(N−K−1)]*Finの周波数を有するパルス列を生成する。
したがって、KとK+1による回転を乗算することにより、パルス列Soutの平均周波数は、[N/(N−K−F)]*Finに設定され、その場合、小数Fは、KとK+1による回転を乗算する方法を決定する。
一例として、K=1およびF=0.25を用いた乗算プロセスが図6に示されている。点線の矢印170によって示されるように、信号S1の立下がり端で、ポインタRは1つ回転され、位相セレクタ40が信号S2を選択する。信号S2の次の立下がり端でポインタRは1つ回転され、位相セレクタ40は、点線の矢印171で示されるように信号S3を選択する。信号S3の次の立下がり端で、ポインタRは2つ回転され、位相セレクタ40は、矢印172で示されるように信号S5を選択する。信号S5の次の立下がり端で、ポインタRは1つ回転され、位相セレクタ40は、矢印173で示されるように信号S6を選択する。信号S6の次の立下がり端でポインタRは1つ回転され、位相セレクタ40は、信号S1を選択する。この選択プロセスは、発生器4が動作している間、連続して繰り返される。この例では、信号S4は無視される。
このような一連の回転コマンドによって生成された対応するパルス列Soutが図6の下部に示されている。列Soutの2つの立下がり端の間の時間間隔は、ポインタRが1つ回転したとき5*Teに等しく、またポインタRが2つ回転したときは4*Teに等しい。列Soutの2つの連続する立下がり端間の時間間隔のこの変更は、回路6によって低減されるべき位相雑音であると考えられる。
平行して、段階180で、積分器70は、列Soutを積分して不連続な鋸歯状信号Sを作成する。より正確には、ステップ182で、積分器70が、デジタル積分パルス列Stを作成する。列Stは、一定値に収束する平均値を有する。例えば、累算器76は、列Soutの各立下がり端で、累算値をN−K−Fだけ増分し、時間間隔Teごとに1つ累算された値を減分する。累算値は、時間間隔Teごとに出力される。N=6、K=1、およびF=0.25の特定の場合における得られた信号Stが図7に示されている。交差部は、信号Stを形成する個別の点を表す。
図7を参照すると、信号Soutの第1の立下がり端で、累算値は、4.75により増分される。第1の時間間隔Teの後、累算値は、3.75に減分される。第2および第3の時間間隔Teの後、累算値は2.75および1.75に、それぞれ減分される。第4の時間間隔Teの終わりで、累算値は、0.75に減分される。次いで、次の時間間隔Teの間、累算値は、4.75だけ増分されて1を減分され、したがって、得られた結果の累算値は4.5になる。
図7から分かるように、図6で丸を付けた時間領域における列Soutの立下がり端の変位は、鋸歯状信号Stの立下がり傾斜を変更しない。したがって、信号Stの立下がり傾斜と基準レベルVrefの間の交差点は、期間Toutに正確に等しい時間間隔により、規則的に離間される。
信号Stの作成と平行して、ステップ190で、検出器94は、積分されたパルス列が基準レベルVrefと交差する個別の時間間隔を決定する。
まず、オペレーション192で、検出器94は、基準レベルの値に等しい量で信号Stをオフセットする。ここで、オフセット回路98は、(N−K−F)/2に等しい値で信号Stをオフセットする。次いで、オペレーション194中で、セレクタ100は、ゼロのすぐ上とすぐ下にある、信号S0の2点を選択する。オペレーション194中では、比較器106が、記憶装置102および104に保存されている値の符号を比較する。記憶装置102に保存されている値が負であり、記憶装置104に保存されている値が正である場合、比較器106は補間器90の活動化をトリガする。その他の場合は、活動化コマンドが補間器90に送られることはなく、補間器90はリセット状態に留まる。
図7はセレクタ100によって選択される2点P1およびP2を示す。これらの点P1およびP2は、個別の時間間隔に対応しており、その間で信号Stは基準レベルVrefと交差する。
ステップ200(図5)で、補間器90が活動化されると、補間器90は、選択された2点P1とP2の間で信号Stを直線的に補間して、この直線補間をアナログ信号として出力する。
ステップ202(図5)では図8を参照すると、制御器130は、第1の時間間隔Te中に、正の電流I1でキャパシタ140を充電する。より正確には、オペレーション202中に、スイッチ152および146が閉鎖されて、スイッチ148および150が開放されており、また制御器130が、電流I1の強度が点P1の値に直接比例するように、電流源134を調整する。例えば、この場合、電流I1の強度は点P1の値に等しい。したがって、第1の時間間隔Teの間、キャパシタ140は充電され、第1の時間間隔Teの終わりでは、補間器90により出力される電圧は点P1の値に直接比例する。第1の時間間隔の終わりでは、スイッチ146および152が開放されて、スイッチ148および150が閉鎖される。制御器130はまた、放電電流I3を得るために、電流源134を調整する。電流I3の強度は、以下の関係式に従って、ステップ204で設定される。
3=I2−I1 (3)
ただし、
・「I1」は、2Teまで減少する電流I1の強度、および
・「I2」は、点P2の値に直接比例し、3Teまで増加する電流I2の強度。
電流I1およびI2の強度と、点P1およびP2の値との間のそれぞれの比例関係は同一にすべきである。したがって、この場合、電流I2の強度は点P2の値に等しい。
第2の時間間隔Teの間、キャパシタ140は、点P1の値に比例する電圧値から点P2の値に比例する電圧値まで放電される。信号Sのアナログの立下がり傾斜が、図7に太線で示されている。
ステップ210では、比較器72が信号Sをゼロと比較する。ステップ212では、比較器72が、信号Sがゼロと交差するごとに立上がり端をトリガする。したがって、比較器72は、周波数Foutを有し、かつSoutの位相雑音と比較して位相雑音が低減された出力パルス列S’outを作成する。
ステップ220では、補間ステップ200の最後で、補間器70は自動的にリセット状態220に切り替えられる。より正確には、状態220では、キャパシタ140が完全に放電される。例えば、制御器130が、スイッチ148および152を開放して、スイッチ146および150を閉鎖し、スイッチ断続器154がキャパシタ140のプレート142と144を共にアースに接続する。リセット状態中は、電流源134は使用不可となる。
各サイクル中、積分器70はリセットされるので、回路6は、1つのサイクルから他のサイクルに積分誤差を累算しない。同様の理由で、列Soutのパルスが、WO97/30516で述べられた装置で必要とされる長さと同じ長さを有する必要はない。
さらに、パルス列Soutの平均期間値は、計算されることなく周波数発生器から直接読み取られるので、回路6は、WO97/30516の回路よりも高速である。
多くのさらなる実施形態が可能である。例えば、発生器4は、デジタル・ロック・ループの代わりに直接デジタル合成を用いた発生器に置き換えられてもよい。デジタル積分パルス列を生成するために使用された「1」および「N−K−F」の値は、例示のため与えられただけである。デジタル積分パルス列の平均値が一定値に集束するのであれば、他の値が選択されてもよい。
他の実施形態では、オフセット回路98が削除されてもよい。この他の実施形態では、比較器106は、基準レベルVSより上の値および下の値を決定するように適応されるべきである。この実施形態では、比較器72により用いられる基準レベルVrefは、ゼロにならない。
デジタル−アナログ直線補間器90の機能は、他の回路構造体で実現されてもよい。例えば、補間器90は、位相補間器により置き換えられてもよい。位相補間器は、信号Sが基準電圧VSと交差したとき立上がり端を直接生成し、したがって、この実施形態では比較器72が削除される。
ジッタ低減回路を含む周波数合成器の概略図である。 図1の回路で使用されるデルタ・シグマ変調器の概略図である。 図1の回路で使用される交差間隔検出器の概略図である。 図1の回路で使用されるデジタル−アナログ直線補間器の概略図である。 入力パルス列中の位相雑音を低減する方法の流れ図である。 図1の回路中で生ずる様々な信号のタイミング図である。 図1の回路中で生ずる様々な信号のタイミング図である。 図4の補間器の直線補間を示す図である。

Claims (10)

  1. パルス列中の位相雑音を低減するためのジッタ低減回路であって、
    前記パルス列を積分するためのリセット可能な積分器と、
    前記積分されたパルス列を基準レベルと比較し、位相雑音が低減された変更パルス列を生成するための比較器と、
    前記積分されたパルス列が前記基準レベルとその間で交差する個別の時間間隔を決定するように、また連続的に決定された2つの個別の時間間隔の間で前記積分器をリセットするように構成された交差時間間隔検出器と
    を備える回路。
  2. 前記積分器が、一連の個別の点から作られたデジタル積分パルス列を作成するように適応された累算器を備え、前記デジタル積分パルス列が、傾斜を有する鋸歯状信号の形を含んでおり、また前記交差時間間隔検出器が、前記デジタル積分パルス列の各傾斜中で、前記基準レベルの上の点および前記基準レベルの下の点を選択するように適応されたセレクタを備え、これらの点が前記個別の時間間隔の境界に対応する、請求項1に記載の回路。
  3. 前記積分器が、前記2つの選択された点の間の前記デジタル積分パルス列を直線的に補間し、また前記直線補間の結果をアナログ信号として出力するためのデジタル−アナログ直線補間器を備える、請求項2に記載の回路。
  4. 前記直線補間器が三角波インパルス応答を有する、請求項3に記載の回路。
  5. 前記補間器が、キャパシタと、前記選択された点の間の差に比例する値を有する電流により前記キャパシタを充電または放電するための調整可能な電流源とを備える、請求項3または4に記載の回路。
  6. 前記補間器が、前記補間器をリセットする基準電圧に前記キャパシタを接続するためのスイッチを備える、請求項5に記載の回路。
  7. 前記回路が、前記変更パルス列の平均周波数を読み取るための読取り装置を備え、前記積分器が前記パルス列を積分するために前記読取り値を使用するように適応されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の回路。
  8. 前記生成されたパルス列の前記平均周波数を固定するための制御語を備える周波数発生器と、
    前記生成されたパルス列の前記位相雑音を低減するための、前記請求項のいずれか一項に記載のジッタ低減回路とを備え、
    前記ジッタ低減回路が、前記制御語を読み取るように、また前記生成されたパルス列を積分するために前記制御語を使用するように適応されている周波数合成器。
  9. 前記周波数発生器が、初期パルス列の位相をシフトさせるための複数の遅延ユニットを有する遅延ロック・ループを備え、各遅延ユニットが出力を有しており、また前記ジッタ低減回路が、前記初期パルス列の周波数よりN倍高い周波数で前記ジッタ低減回路の前記累算器を計時するクロック信号を生成するための、前記遅延ユニットの各出力に接続された結合器を備え、Nが1を厳密に超える整数である、請求項8に記載の合成器。
  10. 前記積分されたパルス列が前記基準レベルとその間で交差する個別の時間間隔を決定するステップと、連続的に決定された2つの個別の時間間隔の間で前記積分器をリセットするステップとを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のジッタ低減回路を動作させる方法。
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