JP4768661B2 - 波長群ネットワークにおける波長選択方法及び装置及びプログラム - Google Patents

波長群ネットワークにおける波長選択方法及び装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、波長群ネットワークにおける波長選択方法及び装置及びプログラムに係り、特に、波長多重伝送システムにおいて、伝送される波長を選択する波長選択方法及び光伝送システム及びプログラムに関する。
光伝送システムでは、波長多重通信技術(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を用いることによって伝送容量を増大させている。
このWDMにおいて、波長多重信号を送信する送信系、波長多重信号を伝送する伝送路系及び、伝送路系を介して伝送された信号を受信する受信系から構成される光伝送システムがある。
図20は、従来の光伝送システムの例を示す。
同図に示す光伝送システムは、送信系1、伝送系2、受信系3から構成される。
送信系1は、端末装置11、波長多重部12、光増幅器13から構成され、端末装置11から入射された複数の波長光を波長多重部12において後述する波長配置方法を用いて多重化し、光増幅器13で波長多重信号を増幅して伝送系2に送出する。
伝送系2は、光ファイバ14と光増幅器15からなり、光ファイバ14を介して入射された波長多重信号を光増幅器15で光ファイバ14上での信号の伝送損失を補償するために増幅し、光ファイバ14を介して受信系3に送出する。
受信系3は、光増幅器16、波長分離部17、端末装置18から構成され、光増幅部16において、光ファイバ14を介して入力された波長多重信号を増幅し、波長分離部17では、波長多重信号を波長毎に分離して端末装置18に出力する。
上記のような構成の波長多重部12における波長群の配置は、以下のように行われる。
図21は、従来の波長配置例を示す。
図21(A)では、波長群パス1〜5の波長群1[λ1,1][λ1,2][λ1,3][λ1,4]、波長群2[λ2,1][λ2,2][λ2,3][λ2,4]、波長群3[λ3,1][λ3,2][λ3,3][λ3,4]、波長群3[λ3,1][λ3,2][λ3,3][λ3,4]、波長群4[λ4,1][λ4,2][λ4,3][λ4,4]…は、それぞれ波長軸上で連続的に配置されている。
図21(B)では、波長群1[λ1,1][λ1,2][λ1,3][λ1,4]、波長群2[λ2,1][λ2,2][λ2,3][λ2,4]、波長群3[λ3,1][λ3,2][λ3,3][λ3,4]…が、それぞれ波長軸上で等しい波長間隔で連続的に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−262319号公報
しかしながら、上記の図21のような波長配置方法では、光増幅器における利得(波長依頼性)が入力する光信号のパワー及び波長に依存するため、利得が傾斜するという問題がある。例えば、短波長帯(長波長帯)のみの波長群の光信号を入射する場合は、利得の傾斜が発生するため、入射した光信号の帯域内でも利得の傾斜の影響でレベルの違いが生じてしまうという問題が生じる。
また、伝送路に光ファイバを使用しているため、伝送路での非線形光学効果を受けるという問題がある。特に、中心付近の波長ほどXPM(相互位相変調)の影響が大きくなり、光周波数チャネル間隔が狭いほどFWM(四光波混合)の影響が大きくなり、光ファイバの非線形光学効果により信号光が分布的に増幅されるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、光増幅器の特性、伝送路での非線形、中心付近の波長が受けるXPM,FWMの影響を低減させることが可能な波長群ネットワークにおける波長選択方法及び光伝送システム及びプログラムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムにおいて、伝送する波長群を選択する波長群選択方法であって、
波長群管理制御手段が、送信系の端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると(ステップ1)、波長群を配置するための波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納し(ステップ2)、
配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成し、送信系の波長群発生手段に対して送出し(ステップ3)、
波長群発生手段は、
波長群管理制御手段からの波長群管理・制御信号に基づいて、波長群を選択して伝送系に送出し(ステップ4)
波長群配置ルールとして、
波長帯を、中心波長帯を中心にして長波長と短波長の両方に向かって順に並べるルールを用いる。
また、本発明(請求項)は、端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムにおいて、伝送する波長群を選択する波長群選択方法であって、
波長群管理制御手段が、送信系の端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置するための波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納し、
配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、送信系の波長群発生手段に対して送出し、
波長群発生手段が、
波長群管理制御手段からの波長群管理・制御信号に基づいて、波長群を選択して伝送系に送出し、
波長群配置ルールとして、
波長帯のうち、最短波長の波長群Aと最長波長の波長群Bをエッジに配置し、先に配置された波長群より短波長・長波長の波長群を先に配置された波長群の内側に順次配置し、最後に中心波長帯の波長群を配置する波長群配置ルールを用いる。
また、本発明(請求項)は、端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムにおいて、伝送する波長群を選択する波長群選択方法であって、
波長群管理制御手段が、送信系の端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置するための波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納し、
配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、送信系の波長群発生手段に対して送出し、
波長群発生手段が、
波長群管理制御手段からの波長群管理・制御信号に基づいて、波長群を選択して伝送系に送出し、
波長群配置ルールとして、
波長帯のうち、最短波長の波長群Aを短波長側の端に配置し、最長波長の波長群Bを長波長側の端に配置し、該波長群Aの各波長を第1の光周波数間隔で配置し、該波長群Bの各波長を第2の光周波数間隔で配置し、先に配置された波長群より短波長・長波長の波長群の波長を先に配置された光周波数間隔より狭い間隔で、該先に配置された波長群の波長の間に配置するルールを用いる
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項4)は、端末装置120、該端末装置120からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段130、該波長群発生手段130に接続される光増幅手段140を有する送信系100、該送信系100からの波長群を受信する受信系300、及び光ファイバ210を介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器220を介して該受信系300に伝送する伝送系200からなる光伝送システムであって、
送信系100は、
端末装置120から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段111に格納する手段と、配置情報記憶手段111を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成し、送信系100の波長群発生手段130に対して送出する手段と、を含む波長群管理制御手段110を有し、
波長群発生手段130は、端末装置120から入力された信号から波長群管理・制御信号に基づいて波長群を発生させ、伝送系200に送出する手段を有し、
波長群配置ルールは、
波長帯を、中心波長帯を中心にして長波長と短波長の両方に向かって順に並べるルールとする。
本発明(請求項5)は、端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムであって、
送信系は、
端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納する手段と、配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成し、送信系の波長群発生手段に対して送出する手段と、を含む波長群管理制御装置を有し、
波長群発生手段は、端末装置から入力された信号から波長群管理・制御信号に基づいて波長群を発生させ、伝送系に送出する手段を有し、
波長群配置ルールは、
波長帯のうち、最短波長の波長群Aと最長波長の波長群Bをエッジに配置し、先に配置された波長群より短波長と長波長の波長群を先に配置された波長群の内側に順次配置し、最後に中心波長帯の波長群を配置するルールとする。
本発明(請求項6)は、端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムであって、
送信系は、
端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納する手段と、配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成し、送信系の波長群発生手段に対して送出すると共に、光クロスコネクト装置に対して波長を選択するための波長群管理・制御信号を送出する手段と、を含む波長群管理制御装置を有し、
波長群発生手段は、端末装置から入力された信号を波長群管理・制御信号に基づいて波長群を発生させ、伝送系に送出する手段を有し、
波長群配置ルールは、
波長帯のうち、最短波長の波長群Aを短波長側の端に配置し、最長波長の波長群Bを長波長側の端に配置し、該波長群Aの各波長を第1の光周波数間隔で配置し、該波長群Bの各波長を第2の光周波数間隔で配置し、先に配置された波長群より短波長と長波長の波長群の波長を先に配置された光周波数間隔より狭い間隔で、該先に配置された波長群の波長の間に配置するルールとする。
本発明(請求項7)は、端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系と、からなる光伝送システムを制御するコンピュータにインストールされるプログラムであって、
端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納する波長配置ステップと
配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成し、送信系の波長群発生手段に対して送出する波長群管理・制御信号送出ステップと、をコンピュータに実行させ、
波長配置ステップにおいて、
波長群配置ルールとして、
波長帯を、中心波長帯を中心にして長波長と短波長の両方に向かって順に並べるルール;
または、
波長帯のうち、最短波長の波長群Aと最長波長の波長群Bをエッジに配置し、先に配置された波長群より短波長と長波長の波長群を先に配置された波長群の内側に順次配置し、最後に中心波長帯の波長群を配置するルール;
または、
波長帯のうち、最短波長の波長群Aを短波長側の端に配置し、最長波長の波長群Bを長波長側の端に配置し、該波長群Aの各波長を第1の光周波数間隔で配置し、該波長群Bの各波長を第2の光周波数間隔で配置し、先に配置された波長群より短波長と長波長の波長群の波長を先に配置された光周波数間隔より狭い間隔で、該先に配置された波長群の波長の間に配置するルール;を用いる。

上記のように本発明によれば、波長群を配置するためのルールを用いることにより、光増幅器の利得傾斜の低減、及び、伝送路での光非線形、特に中心付近の波長が受けるXPM,FWMの影響を低減させることが可能となる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図3は、本発明の第1の実施の形態における光伝送システムの構成を示す。
同図に示すシステムは、ある地点Aに設けられる送信系100と、ある地点Bに設けられる受信系300と、その間の伝送系200から構成される。
送信系100は、波長群管理制御部110と端末装置120と波長群発生部130及び光増幅器140から構成される。
端末装置120は、新たに必要な波長群(波長数)または、既存の波長群の波長数の変更についての要求(波長群要求信号)を波長管理制御部110に送信すると共に、波長群発生部130に電気信号を送出する。
波長群管理制御部110は、後述する波長配置ルールに従って、端末装置120から受信した要求に相当する波長数からなる波長群を波長軸上に配置して配置情報記憶部111に格納し、配置された波長群の情報を波長群管理・制御信号として波長群発生部130に出力する。波長群管理制御部110においては、配置する波長帯と中心波長は、波長群発生部130及び光増幅器140の両方が適用可能な波長帯域以内に予め設定されている。一般的に、波長帯はC帯(1530〜1565nm)、L帯(1570〜1610nm)、もしくはC帯+L帯(1530〜1610nm)が使用されるので、中心波長はC帯であれば1545nm、L帯であれば1590nm、C帯+L帯であれば1565nm付近となる。
次に、波長群管理制御部110における波長配置ルールについて説明する。
<波長配置ルール1>
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるは波長配置ルール1を説明するための図である。同図の例は、中心波長帯から順に長波長、短波長の両方に向かって順に並べる例である。但し、この方法は、光ファイバ210の非線形光学効果が問題にならない場合に有効である。図4の例では、同図(A)に示すように波長群1を中心波長帯とし、波長群2、波長群3、波長群4、波長群5の順に短波長とした場合に、同図(B)に示すように、中心波長帯である波長群1を中心に設定し、その外側に長波長の波長群2、波長群3が設定される。次に、同図(C)に示すように、波長群2の外側に当該波長群2より短波長の波長群4、波長群3の外側に当該波長群3より短波長の波長群5を順に並べる。図4の例では、波長群は5つであるが、この配置ルールでは、波長群を最短波長、最長波長まで追加することができる。
これにより、光増幅器の特性である利得傾斜を抑圧することが可能となる。
<波長配置ルール2>
図5は、本発明の第1の実施の形態における波長配置ルール2を説明するための図である。同図に示す配置例は、光ファイバ210の波長分散が大きい等、FWMが問題にならない場合の例である。
図5の例では、波長が、短波長から長波長の順に、波長群1−波長群3−波長群5−波長群4−波長群2である場合に、(A)短波長(波長群1)、長波長(波長群2)側のエッジに配置し、次に(B)に示すように、次の短波長(波長群3)、長波長(波長群4)を(A)で配置された内側に配置する。最後に(C)に示すように、中心波長(波長群5)を中心に配置する。
このように配置することにより、光増幅器による利得傾斜を抑圧できると共に、伝送路310での光非線形効果を抑圧でき、特に、中心付近の波長が受けるXPMの影響を低減することができる。
<波長配置ルール3>
図6は、本発明の第1の実施の形態における波長配置ルール3を説明するための図である。同図に示す波長配置方法は、波長群の各波長を周期的に配置する方法である。
ここでは、波長が、短波長から長波長の順に、波長群1−波長群5−波長群3−波長群7−波長群8−波長群4−波長群6−波長群2となっているものとする。
まず、(A)に示すように、最も波長が短い波長群1について、左端に光周波数間隔を4△fとして配置し、最も波長が長い波長群2を右端に同様の光周波数間隔で配置する。
次に、(B)に示すように、波長群1の最短波長(λ1)より2△f長い波長(λ3)が最短波長となるように波長群3を光周波数間隔4△fとして、(A)で配置した波長群1の波長間に配置する。このとき、波長群1と波長群3を合わせた信号光の光周波数間隔は2△fとなる。同様に、波長群2の次に波長が短い波長群4を同様の光周波数間隔で波長群2の波長間に配置する。
次に、(C)に示すように、波長群3の次に波長が長い波長群5を、光周波数間隔を△fとして(B)で配置した波長群1,3の波長間に配置する。同様に、波長群4の次に波長が短い波長群6を波長群2,4の波長間に配置する。続いて、波長群5より波長が長い波長群7を同様の光周波数間隔で波長群1,3の波長間に配置する。さらに、波長群6の次に波長が短い波長群8を波長群2,4の間に配置する。
波長群管理制御部110において、波長群を短波長及び長波長の順に中心へ配置すると共に、光周波数間隔を粗から密に配置することで、光増幅器の利得傾斜を抑圧すると共に、光ファイバ210での光非線形効果を抑圧することができる。特に、中心付近の波長が受けるXPM、FWMの影響を低減させることができる。
上記のように波長配置ルールに基づいて配置された配置情報は、配置情報記憶部111に格納される。
図7は、本発明の第1の実施の形態における配信情報記憶部に格納されるテーブルの例(その1)である。
同図の例は、上記の図4に示す波長配置ルール1を用いて波長を配置した例であり、後述する図13の波長群発生部130の波長可変送信器が32個である場合を示している。同図に示すテーブルは、電気信号のチャネル番号、波長可変送信器番号、当該波長可変送信器のON/OFF、波長番号、波長群番号の各項目からなる。
図4の(A)において「波長群1」の波長が配置されると、図7(A)に示すように、テーブルが設定される。図4の(B)において「波長群2」「波長群3」が設定されると、図7(B)のようにテーブルが設定される。図4(C)において「波長群4」「波長群5」が設定されると、図7(C)のようにテーブルが設定される。
上記の配信情報記憶部111のテーブルでは、波長配置ルール1により波長配置された例を示しているが、波長配置ルール2、3を用いて波長配置された場合にも同様にテーブルに設定する。波長選択ルール2を用いたテーブルの例を図8に、波長選択ルール3を用いたテーブルの例を図9に示す。
また、同様に、後述する図14の構成の波長群発生部130に対して波長配置ルールを用いた場合の例を図10〜図12に示す。図10は波長配置ルール1を用いた例、図11は波長配置ルール2を用いた例、図12は波長配置ルール3を用いて波長配置した例であり、いずれも波長群発生部130の光送信器を32個とした例である。
例えば、図14に示す波長群発生部130について波長配置ルール2を用いて波長配置した場合は、図5(A)において「波長群1」「波長群2」が設定されると、図11(A)のようにテーブルが設定される。図5(B)において波長群1、波長群2、波長群3、波長群4が設定されると、図11(B)のようにテーブルが設定される。図5(C)において波長群1、波長群2、波長群3、波長群4、波長群5が設定されると、図11(C)のようにテーブルが設定される。
波長群管理・制御部110では、上記のように設定された配信情報記憶部111のテーブルを読み込んで、波長群管理・制御信号を生成し、波長群発生部130に送出する。
波長群発生部130では、波長群管理・制御部110から受信した波長群管理・制御信号に基づいて、端末装置120から入力されたチャネル毎の電気信号から波長群を生成する。
波長群発生部130は、図13、図14のような2通りの構成が可能である。
図13は、本発明の第1の実施の形態における波長群発生部の構成(その1)を示す。波長群発生部130は、光送信器駆動部131、チャネル毎の電気信号が入力される複数の波長可変送信器1〜Nからなる送信器群132、合波器133から構成される。光送信器駆動部131は、波長群管理・制御部110からの波長群管理・制御信号に基づいて、端末装置120から電気信号が入力される波長可変送信器を駆動(ON)する。例えば、図13において、配信情報記憶部111に図7(A)のようなテーブルが設定されている場合は、波長群管理・制御信号で波長可変送信器1にチャネル1の電気信号、波長可変送信器2にチャネル2の電気信号、波長可変送信器3にチャネル3の電気信号、波長可変送信器4にチャネル4の電気信号が入力され、これらの波長可変送信器がONとなり、波長群1の波長λ10〜λ13が送信される。このとき、波長群管理・制御信号で指定されていない波長可変送信器(図7(A)の例では、波長可変送信器5〜32)については駆動しない(OFF)。各波長可変送信器で発生した光信号を合波器133において合波して波長群として光増幅器140に出力する。
また、波長群発生器130は、図14のように構成することも可能である。
図14に示す波長群発生器130は、電気スイッチ・光送信器駆動部135、電気スイッチ136、光送信器群137、合波器138から構成される。
電気スイッチ・光送信器駆動部135は、波長群管理制御部110から入力された波長群管理制御信号で指定されている電気スイッチ136及び送信器をONにする。指定されていない電気スイッチ、送信器に対してはOFFのままとする。
電気スイッチ・光送信器駆動部135によってONとなった電気スイッチ136は、端末装置110から出力された複数のチャネルの電気信号が入力ポートから入力されると、波長光のスイッチングを行い、出力ポートから出力する。
光送信器群137の各光送信器は、それぞれの固定の波長を送信する構成であり、電気スイッチ・光送信器駆動部135によってONとなった光送信器137は、電気スイッチ136から出力された電気信号をそれぞれ異なる固定の波長を発生させ、合波器138出力する。
合波器138は、各光送信器137から入力された波長光を合波して波長多重信号として出力する。
波長群管理制御部110は、上記の波長配置ルール1〜3のように設定された波長配置に基づいて、図14に示す送信器群132のいずれかの波長可変送信器、または、図14に示す電気スイッチ136、光送信器をONとするように波長群に対応付けて配置情報記憶部120に格納し、波長群管理・制御信号として出力する。
[第2の実施の形態]
本発明の形態では、ある2地点に設けられた端局毎に送信系と受信系を有するシステム構成について説明する。
図15は、本発明の第2の実施の形態における光伝送システムの構成を示す。
同図に示す光伝送システムは、端局A、端局B共に送信系と受信系を有する構成であり、端局Aには、送信系100として、第1の実施の形態と同様に、波長群管理・制御部110、端末装置120、波長群発生部130、光増幅器140を有し、受信系400として、第1の実施の形態と同様に、光増幅器440、波長分離部430、端末装置420を有する。
端局Bは、上記の端局Aと同様に、受信系300として、光増幅器340、波長分離部330、端末装置320を有し、送信系500として、波長群管理・制御部510、端末装置520、波長群発生部530、光増幅器540とを有する。
端局Aと端局Bの送信系100,500の構成は、第1の実施の形態に示した構成と同様であり、波長群管理・制御部110、510の機能も同様であり、波長配置ルールによって図13または、図14のような構成を有する波長群発生部130,530に対して波長群管理・制御信号を出力する。
上記の端局Aと端局Bとの間には、伝送系200があり、端局Aの送信系100から端局Bの受信系300に接続され、端局Aから送出された波長多重信号を伝送する光ファイバ210、光増幅器220と、端局Bから送出された波長多重信号を伝送する光ファイバ210、光増幅器220とを有する。
端局A、端局Bにおける送信系100,500、受信系300,400の動作は、前述の第1の実施の形態と同様に、送信系100,500の端末装置120、520から波長群管理・制御部110,510に対して波長群要求信号を送信し、波長群管理・制御部110,510において当該波長群要求信号に基づいて波長群を配置し、配置情報記憶部11に格納し、波長群管理・制御信号を生成して波長群発生部130,530に送信する。これにより、伝送系200では、光ファイバ210,210、光増幅器220,220を介して受信系300、400に波長群を送出する。受信系300,400では、入力された波長群を光増幅器340,440で増幅し、波長分離部330,430において分離し、分離された波長を端末装置320、420に出力する。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、波長群管理・制御部を送信系に包含せずに、波長群管理・制御装置として外部に設けた例を示す。
図16は、本発明の第3の実施の形態における光伝送システムの構成を示す。
同図に示すシステムは、第2の実施の形態における端局Aの波長群管理制御部及び配置情報記憶部を外部に設け、端局Aの送信系100、端局Bの送信系500との間で、波長群要求信号、波長群管理・制御信号のやり取りを可能とした例である。
同図に示す光伝送システムは、端局A,端局B毎に送信系と受信系を有する構成であり、端局Aには、送信系100として、端末装置120、波長群発生部130、光増幅器140を有し、受信系400として、光増幅器440、波長分離部430、端末装置420を有する。
端局Bは、上記の端局Aと同様に、受信系300として、光増幅器340、波長分離部330、端末装置320を有し、送信系500として、波長群管理・制御部510、端末装置520、波長群発生部530、光増幅器540とを有する。
上記の端局Aと端局Bとの間には、伝送系200があり、端局Aの送信系100から端局Bの受信系300に接続され、端局Aから送出された波長多重信号を伝送する光ファイバ210、光ファイバ210の損失を補償するための光増幅器220と、端局Bから送出された波長多重信号を伝送する光ファイバ210、光増幅器220とを有する。
波長群管理制御装置610は、端局Aの送信系100の端末装置120または、端局Bの送信系500の端末装置520から波長群要求信号を受信すると、当該要求に基づいて波長群配置ルールを用いて波長群を配置し、配置情報記憶部111に格納し、波長群管理・制御信号を生成して、各端局A,Bの送信系100,500の波長群発生部130,530に出力する。
なお、波長群管理・制御信号を受信した端局A、Bの波長群発生部130,530の動作は、第1、第2の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、伝送路に光クロスコネクト装置(OXC)を設けた例を説明する。
図17は、本発明の第4の実施の形態における光伝送システムの構成を示す。
同図に示すシステムは、端局A,B,Cと光クロスコネクト装置700が光ファイバ210を介して接続されている。
端局Aの送信系100、受信系400、端局Bの送信系500、受信系300の構成及び、波長群管理制御装置610と送信系100,400との信号のやり取りについては、第3の実施の形態の図16と同様の構成である。前述の第3の実施の形態では、波長群管理・制御装置610は、送信系100、500の波長群発生部130、530に対して波長群管理・制御信号を送出していたが、本実施の形態では、光クロスコネクト装置700に対しても光クロスコネクト装置700の波長選択スイッチを制御するための波長群管理・制御信号を送出する。そのため、波長群管理制御装置610では、第1の実施の形態で述べた波長配置ルール1〜3のいずれかを用いて、光クロスコネクト装置700の波長選択スイッチを制御するための設定を行い、配置情報記憶部620に格納する。
端局Aの端末装置120から波長群要求信号が波長群管理・制御装置610に送信されると、波長群管理・制御装置610において、波長群配置ルール1〜3のいずれかを用いて波長群を配置し、配置情報を配置情報記憶部620に格納し、配置情報記憶部620を参照して波長群管理・制御信号を生成し、端局Aの送信系100の波長群発生部130に対して送信する。波長群発生部130は、波長群管理・制御装置610から送信された波長群管理・制御信号に基づいて波長多重信号(波長群1,2)を光ファイバ210に送出する。これにより、波長群1,2が光ファイバ210及び光増幅器220を介して光クロスコネクト装置700に入力される。また、端局Bの端末装置520から波長群要求信号が波長群管理・制御装置610に送信されると、同様に、波長群管理制御装置610において端局Bの送信系500の波長群発生部530に対して波長群管理・制御信号を送信する。波長群発生部530は、波長群管理制御装置610から送信された波長群管理・制御信号に基づいて波長多重信号(波長群2,3)を光ファイバ210に送出する。これにより、波長群2,3が光ファイバ210及び光増幅器220を介して光クロスコネクト装置700に入力される。さらに、端局Cからも上記と同様にして、波長群1,3が端局Cの波長群発生部(図示せず)から光ファイバ210に送出され、光クロスコネクト装置700に入力される。
端局Bの受信系300は、光クロスコネクト装置700から出力された波長群2,3を伝送路210、光増幅器220を介して受信し、端局Aの受信系400は、光クロスコネクト装置700から出力された波長群1,2を伝送路210、光増幅器220を介して受信し、端局Cの受信系は光クロスコネクト装置700から出力された波長群1,3を伝送路210を介して受信する。これにより、各受信系では、波長分離部330、430において波長群を分離し、端末装置320,420に出力する。
光クロスコネクト装置700は、図18のような構成を有する。図18に示す各波長選択スイッチ710〜710は、波長群管理・制御装置610から入力される波長群管理・制御信号に基づいて、波長多重伝送に使用される波長多重信号光から特定の波長の信号を選択して取り出す
図19は、本発明の第4の実施の形態における波長選択スイッチの構成例を示す。
同図(A)に示す波長選択スイッチ710は、光スイッチ駆動部711、分波器712、分波器712で分岐された方路数分の光スイッチ713、合波器714から構成される。光スイッチ駆動部711は、波長群管理・制御装置610から入力された波長群管理・制御信号に基づいて、分波器712で分岐された波長光が入力される光スイッチのみをONにする。分波器712は、入力ポートから入力された波長多重信号光をn個に分波し、n個の光スイッチ713に出力する。それぞれの光スイッチ713は、1つの入力ポートとM(Mは合波器の数)個の出力ポートを持ち、入力された何れかの波長を切り替えて何れかの合波器714に出力する。合波器714は、光スイッチ713から入力された波長を合波して出力する。
図19(B)に示す波長選択スイッチ710は、分波器駆動部715、分波器716、複数の合波器717から構成される。分波器駆動部715は、分波器716を波長群管理・制御装置610から入力された波長群管理・制御信号に基づいて駆動させる。分波器716は、1×N分波器であり、波長多重信号光が入力されると、波長毎にマッピングして合波器717に出力する。合波器717は、分波器716から入力された波長光の波長軸を空間的に再結合してグループ毎に出力する。
図19(C)に示す波長選択スイッチ710は、帯域分割フィルタ駆動部718、複数の帯域分割フィルタ719から構成される。帯域分割フィルタ駆動部718は、帯域分割フィルタ719を波長群管理・制御信号に基づいて駆動させる。各帯域分割フィルタ179は、入力ポートより入力された波長多重信号光を波長帯域毎に分割し、一方はそのまま出力ポートに出力し、もう一方の波長光は次段の帯域分割フィルタに出力する。また、最後段の帯域分割フィルタ719は、分割した波長光を全て出力ポートに出力する。
図17の構成において、各端局A,B,Cの送信系から入力された波長群について、光クロスコネクト装置700は、波長群管理制御装置610からの波長群管理・制御信号に基づいて、図19の(A)(B)(C)のいずれかの構成の波長選択スイッチを制御して波長信号を取り出して出力する。
図17の例では、光クロスコネクト装置700は、端局Aから波長群1,2、端局Bから波長群2,3、端局Cから波長群1,3が入力側の波長選択スイッチ71に入力されると、波長群管理制御信号に基づいて選択し、端局Bの受信系300には波長群2,3を出力し、端局Aの受信系400には、波長群1,2を出力し、端局Cには波長群1,3を出力している。
なお、上記の実施の形態における波長群管理・制御部(装置)の動作をプログラムとして構築し、波長群管理・制御装置として利用されるコンピュータにインストールする、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、波長多重伝送システムにおける波長を効率よく配置する技術に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の第1の実施の形態における光伝送システムの構成図である。 本発明の第1の実施の形態における波長配置ルール1を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における波長配置ルール2を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における波長配置ルール3を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における配信情報記憶部に格納されるテーブルの例(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における配信情報記憶部に格納されるテーブルの例(その2)である。 本発明の第1の実施の形態における配信情報記憶部に格納されるテーブルの例(その3)である。 本発明の第1の実施の形態における配信情報記憶部に格納されるテーブルの例(その4)である。 本発明の第1の実施の形態における配信情報記憶部に格納されるテーブルの例(その5)である。 本発明の第1の実施の形態における配信情報記憶部に格納されるテーブルの例(その61)である。 本発明の第1の実施の形態における波長群発生部の構成図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における波長群発生部の構成図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における光伝送システムの構成図である。 本発明の第3の実施の形態における光伝送システムの構成図である。 本発明の第4の実施の形態における光伝送システムの構成図である。 本発明の第4の実施の形態における光クロスコネクト装置の構成図である。 本発明の第4の実施の形態における波長選択スイッチの構成例である。 従来の光伝送システムの例である。 従来の波長配置例である。
符号の説明
100 送信系
110,510 波長群管理・制御手段、波長群管理・制御部
111,511 配置情報記憶手段、配置情報記憶部
120,520 端末装置
130,530 波長群発生手段、波長群発生部
131 光送信器駆動部
132 波長可変送信器
133 合波器
135 電気スイッチ・光送信器駆動部
136 電気スイッチ
137 光送信器
138 合波器
140,540 光増幅器
200 伝送系
210 光ファイバ
220 光増幅器
300 受信系
320,420 端末装置
330,430 波長分離手段、波長分離部
340,440 光増幅器
610 波長群管理・制御装置
611 配置情報記憶部
700 光クロスコネクト装置(OXC)
710 波長選択スイッチ
711 光スイッチ駆動部
712 分波器
713 光スイッチ
714 合波器
715 分波器駆動部
716 分波器
717 合波器
718 帯域分離フィルタ駆動部
719 帯域分割フィルタ

Claims (7)

  1. 端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムにおいて、伝送する波長群を選択する波長群選択方法であって、
    波長群管理制御手段が、前記送信系の端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置するための波長群配置ルールに基づいて、波長群を前記波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納し、
    前記配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、前記送信系の前記波長群発生手段に対して送出し、
    前記波長群発生手段が、
    前記波長群管理制御手段からの前記波長群管理・制御信号に基づいて、波長群を選択して前記伝送系に送出し、
    前記波長群配置ルールとして、
    波長帯を、中心波長帯を中心にして長波長と短波長の両方に向かって順に並べるルールを用いることを特徴とする波長群選択方法。
  2. 端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムにおいて、伝送する波長群を選択する波長群選択方法であって、
    波長群管理制御手段が、前記送信系の端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置するための波長群配置ルールに基づいて、波長群を前記波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納し、
    前記配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、前記送信系の前記波長群発生手段に対して送出し、
    前記波長群発生手段が、
    前記波長群管理制御手段からの前記波長群管理・制御信号に基づいて、波長群を選択して前記伝送系に送出し、
    前記波長群配置ルールとして、
    波長帯のうち、最短波長の波長群Aと最長波長の波長群Bをエッジに配置し、先に配置された波長群より短波長・長波長の波長群を先に配置された波長群の内側に順次配置し、最後に中心波長帯の波長群を配置するルールを用いる
    ことを特徴とする波長群選択方法。
  3. 端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムにおいて、伝送する波長群を選択する波長群選択方法であって、
    波長群管理制御手段が、前記送信系の端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置するための波長群配置ルールに基づいて、波長群を前記波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納し、
    前記配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、前記送信系の前記波長群発生手段に対して送出し、
    前記波長群発生手段が、
    前記波長群管理制御手段からの波長群管理・制御信号に基づいて、波長群を選択して前記伝送系に送出し、
    前記波長群配置ルールとして、
    波長帯のうち、最短波長の波長群Aを短波長側の端に配置し、最長波長の波長群Bを長波長側の端に配置し、該波長群Aの各波長を第1の光周波数間隔で配置し、該波長群Bの各波長を第2の光周波数間隔で配置し、先に配置された波長群より短波長・長波長の波長群の波長を先に配置された光周波数間隔より狭い間隔で、該先に配置された波長群の波長の間に配置するルールを用いる
    ことを特徴とする波長群選択方法。
  4. 端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムであって、
    前記送信系は、
    前記端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納する手段と、該配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、前記送信系の波長群発生手段に対して送出する手段と、を含む波長群管理制御手段を有し、
    前記波長群発生手段は、前記端末装置から入力された信号から前記波長群管理・制御信号に基づいて波長群を発生させ、前記伝送系に送出する手段を有し、
    前記波長群配置ルールは、
    波長帯を、中心波長帯を中心にして長波長と短波長の両方に向かって順に並べるルールとする
    ことを特徴とする光伝送システム。
  5. 端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムであって、
    前記送信系は、
    前記端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を前記波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納する手段と、該配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、前記送信系の波長群発生手段に対して送出する手段と、を含む波長群管理制御装置を有し、
    前記波長群発生手段は、前記端末装置から入力された信号から前記波長群管理・制御信号に基づいて波長群を発生させ、前記伝送系に送出する手段を有し、
    前記波長群配置ルールは、
    波長帯のうち、最短波長の波長群Aと最長波長の波長群Bをエッジに配置し、先に配置された波長群より短波長・長波長の波長群を先に配置された波長群の内側に順次配置し、最後に中心波長帯の波長群を配置するルールとする
    ことを特徴とする光伝送システム。
  6. 端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系からなる光伝送システムであって、
    前記送信系は、
    前記端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を前記波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納する手段と、前記配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成して、送信系の波長群発生手段に対して送出する手段と、を含む波長群管理制御手段を有し、
    前記波長群発生手段は、前記端末装置から入力された信号から前記波長群管理・制御信号に基づいて波長群を発生させ、前記伝送系に送出する手段を有し、
    前記波長群配置ルールは、
    波長帯のうち、最短波長の波長群Aを短波長側の端に配置し、最長波長の波長群Bを長波長側の端に配置し、該波長群Aの各波長を第1の光周波数間隔で配置し、該波長群Bの各波長を第2の光周波数間隔で配置し、先に配置された波長群より短波長・長波長の波長群の波長を先に配置された光周波数間隔より狭い間隔で、該先に配置された波長群の波長の間に配置するルールとする
    ことを特徴とする光伝送システム。
  7. 端末装置、該端末装置からの信号を多重化して波長群を出力する波長群発生手段、該波長群発生手段に接続される光増幅手段を有する送信系、該送信系からの波長群を受信する受信系、及び光ファイバを介して該送信系と該受信系を接続し、該送信系からの波長群を該光ファイバの損失を補償する光増幅器を介して該受信系に伝送する伝送系と、からなる光伝送システムを制御するコンピュータにインストールされるプログラムであって、
    前記端末装置から新たに必要な波長群、または、既存の波長群の波長数の変更についての波長群要求信号を受信すると、波長群を配置する波長群配置ルールに基づいて、波長群を波長群発生手段に対応付けて配置し、配置情報記憶手段に格納する波長配置ステップと
    前記配置情報記憶手段を参照し、波長を選択するための波長群管理・制御信号を生成し、前記送信系の波長群発生手段に対して送出する波長群管理・制御信号送出ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    前記波長配置ステップにおいて、
    前記波長群配置ルールとして、
    波長帯を、中心波長帯を中心にして長波長と短波長の両方に向かって順に並べるルール;
    または、
    波長帯のうち、最短波長の波長群Aと最長波長の波長群Bをエッジに配置し、先に配置された波長群より短波長と長波長の波長群を先に配置された波長群の内側に順次配置し、最後に中心波長帯の波長群を配置するルール;
    または、
    波長帯のうち、最短波長の波長群Aを短波長側の端に配置し、最長波長の波長群Bを長波長側の端に配置し、該波長群Aの各波長を第1の光周波数間隔で配置し、該波長群Bの各波長を第2の光周波数間隔で配置し、先に配置された波長群より短波長と長波長の波長群の波長を先に配置された光周波数間隔より狭い間隔で、該先に配置された波長群の波長の間に配置するルール;
    を用いる
    ことを特徴とするプログラム。
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