JP4767312B2 - 気筒の休止状態を判定する装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の気筒の一部の作動を休止させる気筒休止制御を実施する機構を備える内燃機関について、気筒の休止状態を判定する装置に関する。
複数の気筒の一部の作動を休止する気筒休止機構を備える内燃機関がある。このような内燃機関では、運転状態に従って、該複数の気筒のすべてを作動させる全気筒運転と、一部の気筒の作動を休止する気筒休筒運転とが切り換えられる。
特許文献1には、このような全気筒運転と気筒休止運転の間の切り換えの故障を検出する手法が記載されている。この手法によれば、検出されたエンジン回転数とスロットル弁の開度に基づいて推定した全気筒運転時の吸気管圧と、吸気管に設けられたセンサで検出された実際の吸気管圧とを比較することにより、該切り換えの故障を判定する。
また、特許文献2には、車両の減速運転時に気筒休止制御を開始するための指令が内燃機関に出力された後に、検出された吸入空気量と、内燃機関の回転数に基づいて設定されたい値とを比較し、検出された吸入空気量がしきい値以上の時、気筒休止制御に故障が生じたと判定することが記載されている。減速時において、全気筒運転と気筒休止運転とでは吸入空気量に大きな差ができることを利用している。
さらに、特許文献3には、減速時に一部の気筒を休止させるエンジンにおいて、気筒の吸気弁および排気弁の作動、休止を切り替える油路切り替え装置の下流に設置された油圧検出センサで油圧を監視して装置の故障を判定することが記載されている。
特開平6−146937号公報 特開2005−139962公報 特開2003−83148公報
従来の気筒休止機構の故障判定手法は、気筒休止機構が全体として故障していることを判定するもので、稼働している気筒および休止している気筒を識別することはできなかった。電子制御装置からの指令により気筒休止機構が適正に動作しているかどうかを監視するためには、それぞれの気筒が稼働しているか休止しているかを識別する必要性がある。
したがって、気筒休止機構を備えたエンジンにおいて、気筒の休止状態を判定する手法が求められている。
この発明は、プログラム制御の電子制御装置からの指令に応じて複数の気筒のうち一つまたは複数の気筒を休止させることができる内燃機関の気筒の休止状態を判定する装置を提供する。
この装置は、内燃機関への吸入空気量に応じた信号を出力する検出手段を備え、電子制御装置(ECU)は、前記検出手段からの信号を複数の基本周波数についてフーリエ変換するフーリエ変換手段を備え、前記複数の基本周波数についてのフーリエ変換のスペクトルと前記内燃機関の気筒休止状態との間の予め求められた関係に基づいて、前記フーリエ変換手段から得られるスペクトルから、気筒の休止状態を判定するよう構成されている。
この発明の一実施形態において、電子制御装置は、さらに前記フーリエ変換手段から得られる位相から、休止している気筒を識別するよう構成されている。
さらに一形態では、前記複数の基本周波数は、前記内燃機関の1サイクル分の720度に対応する第1の基本周波数と、この基本周波数より大きく、吸入空気量を表す信号の周波数に対応する他の基本周波数を含む。
この発明のもう一つの形態では、電子制御装置は、前記複数の基本周波数について前記フーリエ変換手段から得られるスペクトルと内燃機関の気筒休止状態との間の予め求められた関係に基づいて、気筒休止状態の判定を行うための閾値を提供する閾値提供手段を備え、この閾値は、前記内燃機関の回転数および負荷の一方または両方に応じて提供される。
さらにこの発明の一形態では、フーリエ変換で得られる位相情報に基づいて休止している気筒を特定する。
一実施形態では、判定された気筒の休止状態が、電子制御装置の指令と一致しているかどうかを判定し、判定が正常であるときには、気筒休止機構を油圧作動させるための油圧回路内に設置された油圧検出手段の異常判定を行う。
次に図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の実施形態に従う、内燃機関およびその制御装置の全体構成図である。
電子制御ユニット(以下、「ECU」)という)1は、中央演算処理装置(CPU)およびメモリを備えるコンピュータである。メモリには、車両の様々な制御を実現するためのコンピュータ・プログラムおよび該プログラムの実施に必要なデータ(マップを含む)を格納することができる。ECU1は、車両の各部から信号を受取ると共に、該メモリに記憶されたデータおよびプログラムに従って演算を行い、車両の各部を制御するための制御信号を生成する。
エンジン2は、可変気筒数のエンジンであり、C1からC3の3気筒を有する第1のバンクと、C4からC6の3気筒を有する第2のバンクを備える。各気筒には、吸気管3および排気管4が連結されている。各気筒の吸気管3には、燃料噴射弁5が設けられている。燃料噴射弁5は、燃料ポンプ(図示せず)を介して燃料を噴射する。燃料噴射弁5の燃料噴射時期および燃料噴射量は、ECU1からの制御信号に従って変更される。
各気筒の吸気管3の集合部の上流の吸気通路6には、スロットル弁7が設けられている。スロットル弁7の開度は、ECU1からの制御信号に従って制御される。スロットル弁7の開度を制御することにより、エンジン2に吸入される空気の量を制御することができる。
スロットル弁7の上流には、吸気通路6を流れる空気の量を検出するエアフローメータ(AFM)8と、吸気通路6の温度を検出する吸気温(TA)センサ11が設けられている。該エアフローメータ8およびTAセンサ11の検出値は、ECU1に送られる。スロットル弁7を通過した空気は、サージタンク9を介して各吸気管3に吸入される。サージタンク9には、吸気通路6の圧力(絶対圧)を検出するためのMAPセンサ10が設けられており、該MAPセンサ10の検出値はECU1に送られる。
第1のバンクには、気筒C1からC3の稼動および休止を切換える気筒休止機構21aが設けられ、第2のバンクには、気筒C4の稼動および休止を切換える気筒休止機構21bが設けられる。第1および第2の気筒休止機構21aおよび21bには、気筒休止のための油路22が接続されており、油路22は、制御弁23を介してオイルポンプ24に接続されている。
気筒休止機構21aおよび21bは、クランク軸の動力によって駆動されるオイルポンプから吐出される潤滑油を作動油とする油圧作動式の機構であり、特許文献3および特開2005−105869号公報に詳細が記載されている。簡単に説明すると、高圧の作動油の作用で連結ピンがスライドしてカムリフト用ロッカーアームと排気弁駆動用のロッカーアームおよび吸気弁駆動用のロッカーアームとの連結が解除され、排気弁および吸気弁が休止する状態になる。これと同時にこの気筒への燃料噴射は停止される。
休止機構に低圧の作動油が供給されるときは、スプリングの作用で連結ピンがスライドしてカムリフト用ロッカーアームと排気弁駆動用のロッカーアームおよび吸気弁駆動用のロッカーアームとを連結させる。こうして、排気弁および吸気弁が駆動されるようになる。これと同時にこの気筒への燃料噴射が再開される。
制御弁23は、ECU1からの制御信号に従って、第1および第2の気筒休止機構21aおよび21bに対して作用する油圧を低圧と高圧との間で切り換えることによって、所望の気筒の稼動および休止を切換える。ECU1は、上記各種センサからの入力信号に応じて、メモリに記憶されたプログラムおよびデータ(マップを含む)に従い、エンジン2の運転状態を検出すると共に、スロットル弁7、燃料噴射弁5、制御弁23を制御するための制御信号を生成する。
ここで、図2を参照して、可変に気筒数を変更する機構について、より具体的に説明する。第1のバンクの気筒C1からC3には、気筒休止機構21a―1〜21a―3(図1の気筒休止機構21aは、これらをまとめて表したものである)をそれぞれ介して、気筒休止のための油路22が接続されている。第2のバンクの気筒C4には、気筒休止機構21bを介して、油路22が接続されている。第2のバンクの気筒C5およびC6には、休止機構は備えられておらず、よって油路22は接続されていない。気筒C5およびC6は、休止することなく稼働する。
油路22は、オイルポンプ24を介してオイルタンク27に接続されている。油路22には、3つの制御弁23a〜23c(図1の制御弁23は、これらをまとめて表したものである)が設けられており、第1の制御弁23aは、第1のバンクの気筒C1からC3の休止機構21a―1、21a−2および21a−3への作動油の圧力を高圧と低圧との間で切り換えるための弁である。第2の制御弁23bは、第1のバンクの気筒C3の休止機構21a―3への作動油の圧力を高圧と低圧との間で切り換えるための弁である。第3の制御弁23cは、第2のバンクの気筒C4の休止機構21bへの作動油の圧力を高圧と低圧との間で切り換えるための弁である。これらの制御弁は、ECU1からの制御信号により制御される。
この実施例では、3つの運転モードがある。第1のモードは、気筒C1からC6のすべての吸気弁および排気弁を稼動させる全筒運転である。第2のモードは、第1のバンクの気筒C3および第2のバンクの気筒C4の2つの気筒の吸気弁および排気弁の稼動を休止する2筒休止運転である。第3のモードは、第1のバンクの気筒C1からC3の3つの気筒の吸気弁および排気弁の稼動を休止する3筒休止運転である。
第1のモードである全筒運転を行うときには、休止機構21a―1〜21a―3および21bが非作動状態になるように、制御弁23aから23cが制御され、いずれの休止機構に対しても低圧の作動油を作用させる。
第2のモードである2筒休止運転を行うときには、休止機構21a―3および21bが作動状態になるよう、制御弁23bおよび23cによって高圧の作動油を作用させると共に、他の休止機構21a―1および21a−2が非作動状態になるように、制御弁23aによって低圧の作動油を作用させる。
第3のモードである3筒休止運転を行うときには、第1のバンクのすべての休止機構21a―1〜21a―3のすべてが作動状態になるように、制御弁23aおよび23bによって高圧の作動油を作用させる。」同時に休止機構21bが非作動になるように、制御弁23cによって低圧の作動油を作用させる。
第2の制御弁23bと気筒C3の休止機構21a―3の間には、該制御弁23bを介して休止機構21a―3に作用する油圧を検知する油圧センサ25bが設けられている。第3の制御弁23cと気筒C4の休止機構21bの間には、休止機構21bに作用する油圧を検知する油圧センサ25cが設けられている。すべての休止機構についてそれぞれ油圧センサを設けることができる。これらの油圧センサによる検出信号は、ECU1に送られる。
図3は、エンジンの吸入空気量Gair(g/sec)とクランク軸の回転角度との関係を示す。4ストロークエンジン、すなわち吸入、圧縮、燃焼、排気の4つの行程で1サイクルが形成されるエンジンでは、1サイクルでクランク軸が2回転するので、1サイクルが720度に対応する。図3(A)は、1つの気筒の吸入空気量を表す。720度ごとに吸入行程に入り、ピストンが下降する動きにより空気を吸入する。図3(B)は、6つの気筒のそれぞれが吸入する空気量を個別に表している。気筒の動作順は、図1の番号で示すと、C6、C1、C4、C2、C5、C3である。図3(C)は、6つの気筒による吸入空気量を合成した波形を表している。単純に図3(B)の波形を足し合わせると図3(C)に脈動波形51Aで示すように、凹凸のある脈動となる。しかし、エアフローセンサ8で検出される波形は、吸気管の容量による移送遅れなどの影響により、ほとんど平坦な直流波形51Bとなる。このように波形51Bは直流波形に近く、この発明の観点からは周期120度の波形と見ることができる。
図4は、第1バンクの気筒C1、C2、C3が休止し、第2バンクの気筒C6、C4、C5がこの順に動作する3気筒運転モードにおける吸入空気量を示している。(A)は、気筒C6の吸入空気量とクランク角度との関係を示す。(B)は、3つの気筒の吸入空気量を個別に表す。この図から明らかなように3気筒運転モードの波形は240度周期になる。(C)は、3つの気筒のそれぞれが吸入する空気量の個別の波形53Aと、実際にエアフローセンサ8で検出される吸入空気量の滑らかな波形53Bとを表す。この場合も、吸気管の容量による移送遅れなどの影響によりエアフローセンサで検出される波形は、240度周期の滑らかな波形になる。
図には示していないが、4気筒運転モードでは吸入空気量の波形は360度周期になる。6気筒エンジンにおいては、1−4−2−5−3−6の気筒順に稼働する。4気筒運転モードでは、第4気筒および第3気筒が休止し、いわゆる2爆1休で稼働する。図3(B)の波形図において、0度から立ち上がっているのが第6気筒であり、その次の山が第1気筒で3番目の山が第4気筒に対応する。4気筒運転モードでは第4気筒が休止しているので、その次の山は360から立ち上がる第2気筒である。したがって、波形の周期は360度になる。
図5(A)は、6気筒運転モードにおいて一つの気筒が不具合を生じて休止したときの、吸入空気量の波形を示す。気筒ごとの吸入空気量を合成した波形55Aに1気筒分の欠落が生じている。実際にエアフローメータで検出される吸入空気量の波形55Bは、吸気管の容量による移送遅れなどの影響により滑らかな波形になるが、6気筒運転時の1筒故障に固有の波形になる。
図5(B)は、3気筒運転モードにおいて、一つの気筒が不具合を生じて休止したときの、吸入空気量の波形を示す。(B)の波形55Cに見られるように、クランク軸の720度の回転において2つの気筒だけが空気を吸入している。この場合、エアフローセンサで検出される吸入空気量の波形は波形55Dのようになる。この波形も3気筒運転時の1気筒故障に固有である。
図5(C)は、6気筒運転モードにおいて、連続する2気筒が不具合により休止した時の吸入空気量の波形を示す。波形55Eは、動作している各気筒が吸入する空気量を合成した波形である。エアフローセンサが検出する吸入空気量は、波形55Fのようになる。この波形も6気筒運転時に連続する2気筒が故障した状態に固有の波形である。
図6は、エアフローメータで検出される吸入空気量を表す波形を6気筒運転モードに対応する720度周期、4気筒運転モードに対応する360度周期、および3気筒運転モードに対応する240度周期でそれぞれフーリエ変換して得られるスペクトルと気筒の稼働状態との対応を示す。この図において、同じ周期での複数のスペクトルを直線で結んでいるが、この直線は便宜上のもので、特に意味を持たない。四角形、三角形、菱形の点で示す離散的なスペクトルが意味を持っている。上に見たように、気筒の稼働状態に応じて吸入空気量の波形は固有の波形になるので、これを異なる周期でフーリエ変換して得られるスペクトルの組み合わせは、気筒の稼働状態に固有となる。
図6において、6気筒運転モードで良好に気筒が稼働している状態では、吸入空気量の波形は図3(C)の波形51Bのようにほぼ直流波形になるので、3つの周期でフーリエ変換して得られるスペクトルは、すべてゼロに近い値になる。
図6の気筒配列図に示す故障1は、図5(A)に示した6気筒運転モードにおける1気筒故障に対応する。この例では、気筒C3が休止している。図1において気筒は、C1からC6の番号で示した。図6では、この参照番号からCの文字を省略している。図5(A)の波形55Bについて、720度周期、360度周期、240度周期でそれぞれフーリエ変換すると、「故障1」の上のグラフに示す値のスペクトルが得られる。720度周期および360度周期のスペクトルは同じ大きさになり、240度周期でのスペクトルは小さい値になる。
次に図6の気筒配列図に示す故障2は、図5(C)に示した6気筒運転モードにおいて連続2気筒が不具合を生じて休止した状態に対応する。図5(C)の波形55Fを3つの周期でフーリエ変換して得られるスペクトルは、図6の「故障2」の上のグラフに示される。720度周期でのスペクトルは大きな値をとり、360度周期でのスペクトルは中間の値をとり、240度周期でのスペクトルはほぼゼロになる。
図6の気筒配列図に示す故障3は、3つの気筒1、2、4が休止した故障を示す。この実施例のエンジンの3気筒運転モードは、第1のバンクを休止させるもので、気筒配列図に「正常(2)」で示すものである。同じ3気筒休止であっても、故障3の状態では、エンジンの振動が大きくなる。この状態でエアフローセンサから得られる波形を3つの周期でフーリエ変換して得られるスペクトルが、「故障3」の上のグラフに示される。720度周期でのスペクトルが最大値をとり、360度周期でのスペクトルがほぼゼロになり、240度周期でのスペクトルが小さい値をとる。
図6の気筒配列図における「故障4」は、6気筒運転モードにおいて「故障2」とは異なる2つの気筒が不具合により休止した状態を示す。この実施例において4気筒運転モードは、第1バンクの気筒C3および第2バンクの気筒C4を休止させるモードであり、故障2および故障4に示す運転状態は予定していない。すなわち、故障2および故障4は休止機構になんらかの故障が生じている状態を示している。故障4の状態では、周期720度および360度でのフーリエ変換で得られるスペクトルが同じ中間の値をとり、周期240でのフーリエ変換で得られるスペクトルが小さい値をとる。
図6の気筒配列図に「正常(2)」で示す状態は、正常な3気筒運転モードを示す。このとき、吸入空気量の波形を720度周期および360度周期でフーリエ変換して得られるスペクトルは、ほぼゼロになり、240度周期でのフーリエ変換で得られるスペクトルは、かなり大きな値になる。
図6の気筒配列図の右端に示す「正常(3)」は、この実施例における正常な4気筒運転モードに対応する。このとき、吸入空気量の波形を720度周期および240度周期でそれぞれフーリエ変換して得られるスペクトルは、ほぼゼロになり、360度周期でフーリエ変換して得られるスペクトルは、かなり大きな値になる。なお、気筒休止の指令が発生されていないにもかかわらず「3気筒モード」、「4気筒モード」に対応するスペクトルが検出された場合には、このモードに対応する3つないし2つの気筒が故障していることになる。
次に図7を参照して、電子制御装置(ECU)に組み込まれたコンピュータ・プログラムによる気筒休止を判定するプロセスを説明する。クランク軸の回転角度を検出するセンサ出力に基づいてクランク角度を算出する(101)。この手法は従来から用いられているものである。次いで、720度周期での周波数解析(102)、360度周期での周波数解析(103)、および240度周期での周波数解析(104)を実行して、離散フーリエ変換のスペクトル(強度)を算出する。離散フーリエ変換については後に説明を補足する。
次いで720度しきい値マップ検索(106)、360度しきい値マップ検索(107)、240度しきい値マップ検索(108)を実行してしきい値を得る。図6を参照すると、この実施例では、720度周期のスペクトルに関するしきい値としてTh-720をメモリから読み出し、これに係数K2(K2>1)をかけたTh-720×K2、およびK2より大きい係数K3をかけたTh-720×K3を用いる(図6)。また、360度周期のスペクトルに対するしきい値Th-360、および240度周期のスペクトルに関するしきい値としてTh-240を用いる。これらのしきい値は、吸入空気量およびエンジン回転数の一方または両方から検索することのできるマップとしてECUのメモリに格納されている。
ステップ110に進み、ECUが6気筒運転モード、4気筒運転モード、3気筒運転モードのいずれで動作しているかを判定する。これは、簡単には運転モードの設定フラグを参照することにより行われる。6気筒運転モードのときは、図8に示すプロセスに移る。3気筒運転モードのときは、ステップ124に進み、720度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-720を超えるかどうか判定する。
ここで、もう一度図6を参照すると、正規の3気筒運転モードでは正常(2)に示すように第1、第2、第3気筒が休止し、720度周期および360度周期のスペクトルはほぼゼロとなり、240度周期のスペクトルが中間的な大きさの値となる。デフォルトの運転状態である6気筒運転から3気筒運転に切り替えられたとき、1気筒ないし2気筒が稼働状態で固着していると、1気筒とびの2気筒の休止状態(故障4と同じ状態)、または1気筒の休止状態(故障1と同じ状態)となる。これらの状態を判定するため、720度周期のスペクトルを用いる。また、4気筒運転状態から3気筒運転に切り替えられるとき、4気筒運転時にピンロックなどが生じると、第1、第4、第2、第3の気筒が休止状態となり、3気筒連続休止状態が発生する。この状態は図6に示す故障3と同様の状態であり、720度周期のスペクトルで判定することができる。
したがって、ステップ124で720度周期のスペクトルがTh-720より大きいときは、3気筒運転異常と判定する(126)。この場合、故障している気筒を判定するために位相判定ステップ127に移る。この場合の異常は、気筒1、2が休止不良である、気筒2、3が休止不良である、気筒3、1が休止不良である、の3つのケースが考えられる。ここで、休止不良とは、休止指令を受けているにもかかわらず、休止していない状態をいう。後述の位相判定(2)で故障している気筒を判定することができる(127)。
ステップ124の判定がNOのときは、ステップ125に移り、240度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-240を超えるかどうか判定する。判定がYESであれば、図6に示す「正常(2)」の3気筒運転モードであり、正常と判定される。このとき、油圧センサの異常判定プロセス129に移ることができる。判定がNOのときは、バンク休止が適正に実行されていないと判定する(131)。第1、第2、第3気筒の全てが適切に休止していないと判定する(132)。
ステップ110で4気筒運転モードが示されると、ステップ111に進み、720度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-720を超えたかどうか判定する。図6の右端の正常(3)に示すように、正常状態では、720度周期のスペクトルはほぼゼロであり、360度周期のスペクトルは大きな値をとる。ステップ111での判定がYESであると、一つの気筒が休止不良であると判定する(115)。このとき、故障のある気筒を判定するため、位相判定のプロセス116に進む。
ステップ111の判定がNOのとき、ステップ113に進み、360度周期でのフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-360を超えたかどうか判定する。判定がYESのときは、図6の右端に示す2筒休止の正規の4気筒運転モードであると判定する(118)。このとき、油圧センサの判定プロセスに進むことができる(119)。ステップ113の判定がNOのときは、異常と判定する(121)。このとき、第4気筒、第3気筒が正常に休止していないと判定する(122)。
次に図8に進み、6気筒運転モードでの気筒の稼働状態を判定するプロセスを説明する。図6を参照すると、正常(1)の6気筒モードでは、720度周期、360度周期、240度周期のどのスペクトルもほぼゼロとなる。ステップ141において720度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-720を超えるかどうかを判定する。判定がNOのときは、ステップ147に進み、360度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-360を超えているかどうか判定する。判定がYESのときは、図6に示す4気筒モードでの運転状態であり、気筒4、3が作動不良であると判定する(158)。
ステップ147での判定がNOのとき、ステップ149に進み、240度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-240を超えているかどうか判定する。判定がYESであれば、図6の3気筒モードの状態であり、気筒1、2、3が作動不良と判定する(160)。ステップ149の判定がNOであれば、図6の左端の6気筒運転モードに対応するので、正常と判定する(161)。このとき、油圧センサの判定プロセスに進むことができる。
ステップ141の判定がYESのとき、ステップ143に進み、720度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-720×K2を超えているかどうか判定する。判定がNOであれば、1気筒作動不良と判定し(155)、1気筒用の位相判定プロセス156に進む。
ステップ143の判定がYESであれば、ステップ145に進み、720度周期のフーリエ変換スペクトルがしきい値Th-720×K3を超えているかどうか判定する。判定がNOであれば、2気筒作動不良と判定し(153)、2気筒用の位相判定プロセス154に移る。ステップ145での判定がYESであれば、図6の「故障(3)」の状態であり、気筒1、4、2が作動不良であると判定する(152)。
次に図9を参照して、図7のサブルーチン102、103、104で実行される離散フーリエ変換を説明する。簡単に複素形フーリエ変換を説明すると、Tを周期とする f(t)=f(t-T) なる周期波は、次式で表される。
Figure 0004767312
ここで、
ω0=2π/T
cnは、複素形フーリエ係数であり、次式で表される。
Figure 0004767312
周期Tの正弦波のスペクトル(大きさ、強度)Knおよび位相は、次式で求められる。この式で、REは実数部を意味し、IMは虚数部を意味する。
Figure 0004767312
図9は、この発明の実施例において、スペクトルSPECT、すなわちKnおよび位相PHASE、すなわちθnを求めるプロセスを示す。ここでは、周期としてクランク角度の720度、360度および240度をフーリエ変換の対象としている。ステップ201において、360度すなわち2πに対する対象とする周期の比率Nを求める。Nは、周期720度について0.5、周期360度について1、周期240度について1.5になる。
ステップ202において、3つのNについてフーリエ級数cnの実数部REcnを求め、ステップ203において、3つのNについて虚数部IMcnを求める。これらのステップに示す式において、30はサンプリングの周期の30度を意味する。GAIR[ ]は、離散フーリエ変換をする対象の配列データを表す。この例では、離散フーリエ変換は、気筒の1サイクルすなわち720度に含まれる24のサンプル値(離散値)を用いて行われる。
次いで、ステップ204でスペクトルKnを算出し、ステップ205で位相θnを算出する。図8で使用した強度(720)、強度(360)、強度(240)は、それぞれ周期720度、360度および240度でのフーリエ変換で得られるスペクトルKnである。
次に図10(A)を参照して、図8のブロック156の位相判定(1気筒用)の判定プロセスを説明する。故障1は、図6に見られるように6気筒運転モードにおいて一つの気筒が休止している故障であるが、どの気筒が休止しているかは、スペクトル強度からは判定できない。6気筒のうち一つの気筒が休止すると、吸入空気量の波形に図5(A)に示したような歪みが生じ、波形に生じる歪みの位相が休止した気筒に対応する。6気筒のうち休止機構を持つのは第1、第4、第2、第3気筒であるから、この4つの気筒に対応する位相を判別するためのしきい値P1、P2、P3、P4を用意しておく。6気筒運転に対応する周期720度でフーリエ変換して得られる位相PHASE[720]が、どの位置にあるかをステップ211、212、213で判定し、その判定に応じて、第1気筒の休止(215)、第4気筒の休止(217)、第2気筒の休止(218)、第3気筒の休止(219)を判定する。
次に図10(B)を参照して図6のブロック154における6気筒運転モードでの2気筒休止故障の位相判定プロセスを説明する。6気筒運転モードにおいて連続する2気筒が休止すると、吸入空気量の波形は図5(C)に示すようにひずむ。歪みの位相が休止している連続2気筒に対応する。休止機構を持つ気筒は、第1、第4、第2、第3の4気筒であり、気筒の稼働順序は、1−4−2−5−3−6―1であるから、休止機構を持つ4気筒で連続するのは、1−4および4−2である。第1、第4気筒が休止したときの位相および第4気筒および第2気筒が休止したときの位相を予め求めて、その二つを判別するためのしきい値PA1およびPA2を予め設定しておく。6気筒運転モードに対応する周期720度で吸入空気量の波形をフーリエ変換して得られる位相PHASE[720]がこれらのしきい値の間にあるとき(221)、第1、第4の2気筒が休止していると判定する(222)。位相がこれらのしきい値の間にないときは、第4、第2の2気筒が休止していると判定する(223)。
次に図11(A)は、図7の3気筒運転モードにおいて3気筒運転異常(126)と判定されて状態で、休止不良の2つの気筒を判定するプロセスを示す。休止機構を持つのは、第1、第2、第3および第4の4つの気筒であり、正規の3気筒休止は、第1、第2、第3の3つの気筒を休止させるものである。したがって、この場合の2つの休止機構の故障としては、図6に故障1で示す第1および第2気筒の休止不良(227)、図6に故障2で示す第2および第3気筒の休止不良(228)、および第3および第1気筒の休止不良(229)の3つのケースがある。この判定は、720度周期でのフーリエ変換で得られる位相に基づいて行う。実験的に上記の3つのケースについて720度周期でのフーリエ変換で得られる位相を求め、位相を区別するためのしきい値PB1、PB2、PB3を設定しておく。位相がPB1とPB2の間にあるときは(225)、第1および第2気筒が休止不良と判定する(227)。ステップ225の判定がNOのときは、ステップ226に進み、位相がPB2とPB3の間にあれば(228)、第2および第3気筒が休止不良と判定する(228)。ステップ226の判定がNOのとき、第3および第1気筒が休止不良と判定する(229)。
図11(B)は、図7の4気筒運転モードにおいて720度周期のスペクトルがTh-720より大きく、1気筒休止不良(115)と判定されたときの位相判定プロセスを示す。正規の4気筒運転モードでは、第3気筒および第4気筒が休止している。1気筒休止不良は、この内の一つの気筒が休止していない故障である。休止不良の気筒の判定は、720度周期でのフーリエ変換で得られる位相に基づいて行われる。予め、実験により判定用のしきい値PC1およびPC2を設定しておく。位相がPC1とPC2の間にあるときは(231)、第4気筒が休止不良と判定する(232)。ステップ231での判定がNOのときは、第3気筒が休止不良と判定する(233)。
図12は油圧センサの故障判定プロセスを示す。気筒の休止状態が正常と判定されたとき、油圧センサが運転モードに対応した適正な値を示しているかどうかを判定し、適正な値を示していないときは、油圧センサが故障していると判定する。図8のステップ181において、正常な6気筒運転が行われていると判定されると(251)、油圧センサの出力が6気筒運転モードで予定される状態にあるかどうかを判定する(252)。6気筒モードに対応していれば、正常と判定し(261)、そうでなければ、油圧センサが故障していると判定する(262)。
図7のステップ128で正常な3気筒運転モードにあると判定されているならば(255)、油圧センサの出力が3気筒運転モードで予定される状態にあるかどうかを判定する(256)。3気筒モードに対応していれば、正常と判定し(263)、そうでなければ、油圧センサが故障していると判定する(265)。
ステップ251、255のいずれでも判定がNOのとき、ステップ259に進み、油圧センサの出力が4気筒運転モードで予定される状態にあるかどうかを判定する(259)。4気筒モードに対応していれば、正常と判定し(267)、そうでなければ、油圧センサが故障していると判定する(268)。
以上にこの発明を具体的な実施例について説明したが、この発明はこのような実施例に限定されるものではない。
この発明の一実施例のエンジンの構成を示すブロック図。 一実施例の気筒休止機構のための油圧回路を示す図。 6気筒運転モードにおいて気筒が吸入する空気量に対応する波形を示す図。 3気筒運転モードにおいて気筒が吸入する空気量に対応する波形を示す図。 気筒に休止故障があるときの吸入空気量の波形を示す図。 吸入空気量を表す波形を720度周期、360度周期、240度周期でフーリエ変換して得られるスペクトルと気筒の休止状態との対応を示す図。 気筒休止を判定するプロセスのフローチャート。 図7に続くフローチャート。 離散フーリエ変換のプロセスを示す図。 フーリエ変換で得られる位相から休止している気筒を判定するプロセスのフローチャート。 フーリエ変換で得られる位相から休止している気筒を判定するプロセスのフローチャート。 油圧センサの故障を判定するためのプロセスを示すフローチャート。
符号の説明
1 電子制御装置(ECU)
8 エアフローセンサ
C1・・・C6 気筒

Claims (4)

  1. プログラム制御の電子制御装置からの指令に応じて複数の気筒のうち一つまたは複数の気筒を休止させることができる内燃機関の気筒の休止状態を判定する装置であって、
    前記内燃機関への吸入空気量に応じた信号を出力する検出手段を備え、
    前記電子制御装置は、
    前記検出手段からの信号を複数の基本周波数についてフーリエ変換するフーリエ変換手段であって、当該複数の基本周波数は、前記内燃機関の1サイクル分のクランク角の720度に対応する第1の基本周波数と、当該ランク角の360度に対応する第2の基本周波数と、当該ランク角の240度に対応する第3の基本周波数と、を含むフーリエ変換手段と
    前記複数の基本周波数の各々について前記フーリエ変換手段から得られるスペクトルと前記内燃機関の気筒休止状態との間の予め求められた関係に基づいて、当該スペクトル毎に気筒休止状態の判定を行うための閾値を提供する閾値提供手段と、を備え
    前記フーリエ変換手段から得られるスペクトルの各々について、対応する前記閾値を超えたか否かで気筒の休止状態を判定するよう構成されている、
    内燃機関の気筒の休止状態を判定する装置。
  2. 前記閾値は、前記内燃機関の回転数および負荷の一方または両方に応じて提供される、請求項に記載の装置。
  3. 前記フーリエ変換で得られる位相情報に基づいて休止している気筒を特定するよう構成した、請求項に記載の装置。
  4. 判定された前記気筒の休止状態が、電子制御装置の指令と一致しているかどうかを判定し、判定が正常であるときには、気筒休止機構を油圧作動させるための油圧回路内に設置された油圧検出手段の異常判定を行う、請求項1に記載の装置。
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