JP4767141B2 - 負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法 - Google Patents

負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、変圧器のタップ切換を行う負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法に関するものである。
負荷時タップ切換装置は、既に良く知られているように負荷運転状態にある変圧器のタップを切換えることにより、変圧器の一次/二次巻線の巻数比、とりもなおさず変圧比の変更調整を行うものである。
この負荷時タップ切換装置は、電動操作機構で駆動されることで動作する構造となっており、この電動操作機構は、変圧器の負荷の電圧状態を常に監視している自動電圧調整継電器(通常は中央制御室に設置されている)や中央制御室で運転状態を監視している運転員からの遠方操作指令を受け、例えば変圧器の二次側に接続されている負荷の電圧が低下した場合、二次電圧が低下した分、負荷時タップ切換装置を動作させ変圧器の二次側電圧調整を行う。
この負荷時タップ切換装置の動作は、切換動作の途中でタップ間を橋絡する過程が生じるが、この橋絡時にタップ間の橋絡電流を制限する目的で回路に限流抵抗器が採用されている方式を抵抗式負荷時タップ切換装置と称している。
従来、抵抗式負荷時タップ切換装置の電流遮断は 次の条件を満たすことで、lタップ
の切換動作の中で、正常に成功させることができる。これらの考え方は、負荷時タップ切換装置の国内規格(負荷時タップ切換装置 JEC2220)及び国際規格(IEC-214)にも取り入ら
れて性能試験方法・評価等が制定されている。
1)遮断電流は、50Hz又は60Hzの商用周波数であること。
2)電流零点で電流遮断が行われること。
上記条件下でタップ切換動作が実施されれば、負荷時タップ切換装置は、正常に電流遮断し、目的のタップへ切換え完了となる。
従い、従来の負荷時タップ切換装置は、上記1)及び2)項の電流遮断条件を満足しているものとして、変圧器の負荷側の電圧を一定に調整するために、実際に負荷時タップ切換装置を通過する電流波形の電流零点有無を監視又は電流零点周期を計測すること無しに、上記に述べた自動電圧調整継電器や運転員の操作指令で切換動作が行われている。
しかしながら、変圧器の負荷が特殊な場合、例えば交流電車やフリッカ等の負荷へ電力供給する場合や、複数台の負荷時タップ切換装置付変圧器を並列運転した場合は次の問題がある。
例えば特殊負荷の場合、その供給電流は高調波成分を含んだひずみ波電流となり、通常の商用周波数のように一定周期で電流零点を通過しない場合がある。
このように、特殊負荷によるひずみ波電流の下で、負荷時タップ切換装置を動作させた場合、遮断電流は商用周波数の周期で電流零点を通過しないため、特にその周期が長くなった場合は、開極してから消弧するまでのアーク放電継続時間が長くなり、正常に遮断できる許容アーク発生時間の10ms以上のアーク放電継続となって、正常切換え時間以内に消弧できずに、最悪の場合、次タップ側の主接点投入迄消弧できなければ、アーク通流でタップ間が短絡されることになり、タップ間短絡の重大事故となる可能性が存在していた。
また通常の負荷(商用周波数)の下で、負荷時タップ切換装置付変圧器を複数台並列運転し、負荷へ電力を供給する場合、各負荷時タップ切換装置の僅かな切換時間差によって、1タップ差電圧が並列変圧器間に生じ、そのタップ差電圧によって並列変圧器間に直流電流が重畳された循環電流が通流される。
この循環電流の通流時間を極力短くし、循環電流通流による変圧器の温度上昇を極力抑える目的で、各負荷時タップ切換装置は極力同じタイミングで動作するように、この負荷時タップ切換装置を駆動する電動操作機構を負荷時タップ切換装置に連結する駆動軸部で調整されている。
しかしながら、複数台のタップ切換装置を同じタイミングで動作するように調整することは構造的な理由で困難を伴い、極僅かの時間差を持って切換動作が行われることは許容されている。
このため、各負荷時タップ切換装置には、僅かな動作タイミング差によって生じる循環電流に更に各変圧器へ分流された負荷電流が重畳されて通流される。この重畳された電流は、特許文献1にも記載されているように直流成分を含んでいるため、電流零点を通過しな
い過渡電流となっており、この直流成分が減衰し通常の電流零点を通過する電流に落ち着く迄の間に、先行の負荷時タップ切換装置の動作から極僅かの時間差で遅れて後続の負荷時タップ切換装置で電流遮断した場合、電流遮断条件を逸脱した電流遮断となって、遮断側主接点で正常に電流遮断できず長時間アーク放電を伴いながら通流することとなって、最悪の場合、次タップ側主接点投入まで電流継続通流となって、タップ間が短絡される重大事故へ至る可能性がある。
特開2005−12954号公報
しかしながら従来においては、特殊需要家負荷(高調波成分の電流波形を発生させる負
荷)の環境下で発生するひずみ波形、すなわち商用周波数以外の周期で電流零点を通過し
ない電流を負荷時タップ切換装置で電流遮断することを防止するための具体的解決策や、負荷時タップ切換装置付き変圧器の並列運転時、各負荷時タップ切換装置の動作タイミング差に起因して発生する直流電流重畳の過渡電流を負荷時タップ切換装置で電流遮断することを防止するための具体的解決策について提案されていなかった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、いかなる種類の需要家負荷、及び単独又は並列のどのような運転環境下においても、確実に商用周波数の電流零点を通過する電流遮断を行い、遮断失敗によるタップ間短絡の重大事故を防止する負荷時タップ切換装置の切換動作制御方怯を提供することを目的とする。
この発明は、複数台並列運転される変圧器にそれぞれ設けられ、電動操作機構により駆動される負荷時タップ切換装置のタップ切換動作を連係して行う負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法において、先行の負荷時タップ切換装置は、その切換動作が行われたことを検出する振動センサの出力信号を後続の負荷時タップ切換装置に送り、前記後続の負荷時タップ切換装置は、それ自身の切換動作を行わせる操作信号と前記振動センサの出力信号との論理積に基づいて切換動作を順次遅らせるようにしたものである。
本発明の負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法においては、特殊な負荷へ電力を供給することにより生じるひずみ波形の負荷電流を負荷時タップ切換装置で消孤することを防止できるので、ひずみ波形負荷電流消孤失敗による変圧器のタップ巻線での短絡事故を未然に防ぎ、電力系統の安全な運用を行うことができる。
また、負荷時タップ切換装置付き変圧器の並列運転時において、タップ切換装置動作時の機器間の僅かな動作時間の差異により生じる過渡的な直流電流重畳の負荷電流を負荷時タップ切換装置で消孤しないように運転制御できるので、直流電流重畳の負荷電流の消孤失敗による変圧器のタップ巻線での短絡事故を未然に防ぎ、電力系統の安全な運用を行うことができる。
実施の形態1.
抵抗式負荷時タップ切換装置(以下LTCという)の一般的な構成例を図1に示す。
図1は、スター結線された3相変圧器の2次側1相分を示したもので、変圧器100は2次側主巻線102Aと、2次側タップ巻線102Bを有し、2次側タップ巻線102Bのタップ切換を行うLTC110を備えている。
LTC110は、奇数側タップ選択器112A、偶数側タップ選択器112Bを含むタップ選択器112と、これに接続された切換開閉器113とを備えている。
切換開閉器113は奇数側タップ選択器112Aに接続される奇数側主接点113A、
奇数側抵抗接点113B及び奇数側限流抵抗器113Eと、偶数側タップ選択器112Bに接続される偶数側主接点113C、偶数側抵抗接点113D及び偶数側限流抵抗器113Fにより構成されている。
このLTCにおける電流遮断の過程例を図2に示す。図2(a)において切換開閉器113の奇数側主接点113Aがある負荷電流ILのタイミングt1で開極動作すると、主接点113Aでアークが発生し、このアークは接点近傍の冷却媒体、例えば油、ガス等で冷却されて、遮断電流が零点を通過するt2のタイミングで消弧が成功し、負荷電流ILを奇数側抵抗接点113Bへ転流する。
この消弧は、アークの特性から電流零点を通過する時にしか電流遮断、すなわち消弧が成功しないので、例えば図2(b)において接点がある電流位相のタイミングt3で開極すると、アーク放電が発生し電流波形の零点t4まではアークで電流通流を継続し、この零点t4で消弧成功すれば、遮断電流は、既に機械的動作で閉じている奇数側抵抗接点113Bへ転流するが、仮に最初に通過する電流零点t4で遮断成功しなかった場合は、次の電流零点t5を通過する迄、アークが継続して電流通流となる。
更にこの電流零点t5で消弧が成功しなければ、次の電流零点t6迄アーク継続となり、最終的に偶数側主接点113Cの投入迄消弧できなければ、アーク電流通流でタップ間が短絡されることになり、タップ間短絡の重大事故となる。
図3に切換開閉器113の奇数側タップから偶数側タップへ切換えた時の切換シーケンス例と電流遮断プロセスを示す。t1は奇数側抵抗接点113Bの投入時点を、t2は奇数側主接点113Aの開極時点を、t3は電流零点の時点を、t4は偶数側抵抗接点113Dの投入時点を、t5は偶数側主接点113Cの投入時点を表わし、奇数側主接点113Aが開極したタイミングt2でアーク放電が発生し、電流零点t3まで放電が継続し、電流零点t3のタイミングでアーク放電が消弧する場合を示している。
通常、抵抗式LTC110の切換開閉器113の電流遮断は、接点開極してから10ms以内の時間T0で消弧が完了するように設計・製造されており、主接点開極例えば奇数側主接点113Aから次タップ側抵抗接点、例えば偶数側抵抗接点113Dの投入迄、機械的動作時間として最低10ms以上の時間T0が確保される構造となっているので、商用周波数電流通流の遮断の下においては、相手側抵抗接点、例えば偶数側抵抗接点113Dの投入までに正常に電流遮断できることとなる。
しかしながら、例えば特殊負荷の場合、その供給電流に高調波成分を含んだひずみ波電流となり、通常の商用周波数のように一定周期で電流零点を通過しない電流通流となる場合がある。その場合の回路図の構成例を図4に示す。
図4において、300は交流電源を、100は負荷時タップ切換付き変圧器を、110はLTCを、400は需要家の特殊負荷を、500は負荷電流計測用の電流検出器を、ILは負荷電流で、図5にその電流の波形を示す。また、101は1次側巻線、102Aは2次側主巻線、102Bは2次側タップ巻線を示す。
このように、特殊負荷のひずみ波電流の下で、LTC110の切換開閉器を切換えた場合、図5に示すように遮断電流は商用周波数の周期で電流零点を通過しないため、特にその周期が長くなった場合は、開極してから消弧するまでのアーク放電継続時間が長くなり、正常に遮断できる許容アーク発生時間の10ms以上のアーク放電継続となって、正常切換え時間以内に消弧できずに、最悪の場合、次タップ側の主接点投入迄消弧できなければ、アーク通流でタップ間が短絡されることになり、タップ間短絡の重大事故を招く結果となる。
図6は、このような問題を解決するために提案された本発明の実施の形態1であるLTCの切換動作制御装置を、単相回路への適用を代表例として示す構成図である。
抵抗式LTCを備えた変圧器100は1次側主巻線101Aと1次側タップ巻線101Bからなる一次側巻線101と、2次側主巻線102Aと2次側タップ巻線102Bからなる2次側巻線102とを有し、1次側巻線101を交流電源300に接続され、2次側巻線102を負荷400に接続されている。
変圧器100の1次側タップ巻線101Bを切り換えるLTC110はLTC本体111と、駆動用電動操作機構114と、切換動作制御装置119とで構成されている。(図では2次側タップ巻線102Bを切り換えるLTCの例を省略)
LTC本体111はタップ選択器112と切換開閉器113からなる。駆動用電動操作機構114はモータ回路115を含み、モータ回路115にはLTC本体111を駆動するモータ115Aと、電源回路遮断用のブレーカ115Bと、電源回路を開閉する電磁接触器115Cと、その接点である電磁接触器接点115Dと、この電磁接触器115Cを投入する投入用接点115Eと、外部から操作信号を入力するための操作信号入力端子115Fとで構成されている。
切換動作制御装置119は、LTC本体111を通過する負荷電流ILの電流波形の零点を検出する電流零点検出手段119Aと、電流零点検出手段119Aにより検出された電流零点の周期を計測する零点周期計測手段119Bと、電流零点周期計測手段119Bにより計測された電流零点の周期が商用周波数に対応したとき出力信号を発生する商用周波数周期判定手段119Cと、商用周波数周期判定手段119Cの出力信号によりLTC110のタップ切換動作を行わせる操作信号を出力する操作信号出力手段119Dから構成されている。
すなわち、切換動作制御装置119は、電流零点検出手段119Aにより一次側電流検出器500で検出された電流波形の零点を検出し、零点周期計測手段119B及び商用周波数周期判定手段119Cにより電流零点の周期を演算処理して、その演算結果が商用周波数の50Hz又は60Hzになった時にのみ操作信号出力手段119Dから操作信号を発信して、駆動用電動操作機構114のモータ回路115における電磁接触器115Cを励磁し、その電磁接触器接点115Dを閉じ、モータ115Aを駆動し、LTC本体111の切り換え動作を行う。
図7は、一次側負荷電流ILと電流零点検出手段119Aの出力信号パレスP0との関係を説明したタイミングチャートである。
図7(a)は一次側負荷電流ILの波形を示し、同(b)は電流零点検出手段119Aの出力信号パルスP0を示す。
電流零点検出手段119Aで一次側負荷電流ILの電流零点位置を検出し、零点周期計測手段l19Bで上記電流零点のパルス波形間隔時間(T1,T2,・・・Tn)を計測し、商用周波数周期判定手段119Cで50Hz又は60Hzの周期になっているかを判定する。
因みに、50Hzにおける電流零点の周期は10ms、60Hzの場合は8.33msである。
なお、電流零点検出手段119Aは周知の専用回路で、零点周期計測手段119Bは例えばプログラマブルコントローラのカウンタ機能で、商用周波数周期判定手段119C及び操作信号出力手段119Dは例えばプログラマブルコントローラのプログラムによってそれぞれ実現できる。
上記のように実施の形態1によるLTCの切換動作制御装置は、LTCを通過する電流波形の零点を検出する電流零点検出手段と、この電流零点検出手段により検出された電流零点の周期を計測する電流零点周期計測手段と、この電流零点周期計測手段により計測された電流零点の周期が商用周波数に対応したとき出力信号を発生する商用周波数周期判定手段と、この商用周波数周期判定手段の出力信号によりLTCのタップ切換動作を行わせる操作信号を出力する操作信号出力手段とを備えることにより、需要家の特殊負荷使用による高調波負荷電流発生で商用周波数と異なる周期のひずみ波負荷電流が変圧器に通流、すなわちLTCに通流している間はLTCが動作しないようにし、商用周波数の周期となった時にLTCを動作させることができ、LTCの遮断性能を逸脱した電流遮断を無くし、遮断失敗によるタップ間短絡事故への進展を防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態2においては、変圧器並列運転時におけるLTCの切換動作制御方法として、LTCとこのLTCを駆動する電動操作機構の間を機械的に連結している連結軸の繋ぎ合わせ位置で、各LTCの切換開閉器の動作位置が同じポイントとならないように軸合わせ位置を調整し、LTCの切換開閉器における直流電流重畳の過渡的電流遮断の防止を図るようにしたものである。
図8はLTC付き変圧器2台で並列運転をした場合の等価回路図を、図9は図8の等価回路における電流波形を示す。
図8において300は交流電源を、100,200は並列運転されている各々のLTC付き変圧器を、110は先行動作するLTCを、210は先行のLTC110より時間的に遅れて動作する後続のLTCを、400は需要家の負荷で、この例ではコンデンサ負荷を示す。また、600は先行のLTC110と後続のLTC210との相互の動作タイミング差によって回路に生じる1タップ差電圧を示す。
ICは1タップ差電圧600によって並列運転の変圧器100,200間に通流される循環電流を、ILは交流電源300によってコンデンサ負荷400へ供給される負荷電流を、Iは循環電流ICと負荷電流ILの合計電流で各LTC110,210を通過する電流を示す。
図9において、(a)は負荷電流ILと循環電流ICの関係がIL=2ICで、かつ負荷電流の位相270°で1タップ差電圧600が生じた時(時点t1)、循環電流ICに過渡時に発生する直流電流IDが重畳し、後続側LTC210に通流される合成電流L+C+Dの電流波形を示し、(b)は負荷電流ILと循環電流ICの関係がIL=ICで、かつ上記と同様の条件で後続側LTC210に通流される合成電流Iの電流波形をL示し、(c)は負荷電流ILと循環電流ICの関係がIL=1/2ICで、かつ上
記と同様の条件で後続側LTC210に通流される合成電流 Iの電流波形を示す。
上記例に示されるように、負荷電流ILの位相270°(又は90°)の時に過渡的直流電流IDを含んだ循環電流ICと負荷電流ILの合成電流が後続側LTC210に通流されているタイミングで後続側LTC210が動作すると電流零点の無い、いわゆる直流電流を遮断することになり、消弧能力不足で変圧器タップ巻線間をアークで短絡させる重大事故へ至ることとなる。
図10は、このような問題を解決するために提案された、本発明の実施の形態2である変圧器並列運転時のLTCの切換動作制御方法を2台の変圧器の並列運転への適用を代表として示す構成図である。
図10において、100は1号機の変圧器を、200はこれと並列運転される2号機の変圧器を示し、これらの変圧器は母線700を介して接続されている。すなわち、図11に示すように1号機の変圧器100の1次側主巻線101A及び1次側タップ巻線101Bと、2号機の変圧器200の1次側主巻線201A及び1次側タップ巻線201Bが並列接続されると共に、1号機の変圧器100の2次側巻線102と、2号機の変圧器200の2次側巻線202が並列接続されている。
110は1号機の変圧器100のLTCで、タップ選択器112と切換開閉器113を含むLTC本体111、駆動用電動操作機構114及びそれらを機械的に連結している連結軸117からなる。また、210は2号機の変圧器のLTCで、タップ選択器212と切換開閉器213を含むLTC本体211、駆動用電動操作機構214及びそれらを機械的に連結している連結軸217からなり、これらは全て従来ものと同一の構成である。
このような構成において、本発明の実施の形態2である変圧器並列運転時のLTCの切換動作制御方法は、LTC110,210とこのLTCを駆動する電動操作機構114,214の間を機械的に連結している連結軸117,217の繋ぎ合わせ位置で、各LTC110,210の切換開閉器113,213の動作位置が同じポイントとならないように、軸合わせ位置をずらして接続し、これにより強制的に各切換開閉器113,213の動作位置をずらせるようにすることである。
図12に各切換開閉器113,213の動作位置をずらした変更前後の各LTC110,210の1タップ切換動作工程と、その時の各LTCを通過する負荷電流ILの電流波形を示すもので、(a)(b)は変更前、(c)(d)は変更後に対応するものである。
変更前は、図12(a)(b)に示すように、切換開閉器113の動作時点t1と切換開閉器213の動作時点t2の時間差は数ms乃至数十msで、この場合には後続のLTC210の切換開閉器213で電流零点の無い通過電流を遮断しなければならず消弧失敗の可能性が高かったが、変更後は、同図(c)(d)に示すように、切換開閉器113の動作時点t1と切換開閉皇器213の動作時点t2が同一とならないようにし、後続のLTC210の切換開閉器213を通過する通過電流に含まれる直流電流分(図9のID)が完全に減衰し、通過電流に電流零点が現れた後、切換開閉器213を動作させることで、消弧失敗を防止できる。
図13は、LTC110におけるLTC本体111とその駆動用電動操作機構114の関係を示す斜視図である。
図13に示すように、LTC本体111は電動操作機構114と連結軸117を介して、結合され、連結軸117によって駆動されるギア機構110Aを介してタップ選択器112、切換開閉器113を連動して動作させるように構成されている。
ギア機構110Aは、連結軸117の先端部のウオームギアと結合し、タップ選択器112を駆動する第1ギアG1と、この第1ギアに第二ギアG2を介して結合され、切換開閉器113を駆動する第3ギアG3とを有している。
ギアG1,G2,G3には図14に示すように合せマークMaが刻印されており、この合マークの位置でギアを組合せることにより、LTC本体111のタップ選択器112、切換開閉器113が所定の動作ポイント(1タップ切換工程中での動作ポイント)で動作するように設定される。
また、図15はLTC本体111とその駆動用電動操作機構114とを連結する部分(図14のA部分)の構造を示す説明図で、この図に示すように、電動操作機構114の出力軸116と連結軸117との連結は結合ピン118を挿入することによって行われる。
そしてこの結合ピン118の挿入位置は、タップ切換工程に必要な出力軸116の回転数を例えば33回転とした場合に、LTC本体111のタップ選択器112、切換開閉器113が所定の動作ポイントで動作するように電動操作機構114内に表示された合せマークMb(1タップ切換を監視する1度刻みの分度器)を基準として位置合わされる。
例えば、図14及び図15のように調整された後のLTC110の動作と電動操作機構114の1タップ切換動作チャート例を示すと図16の通りとなる。
この図は、タップ2からタップ3へ切換わる時の例であるが、電動操作機構114の出力軸回転数とLTC本体111の動作ポイントが図16のような関係になるように、結合ピン118が位置合わせされる。
うまく調整されていない時は、結合ピン118を連結軸117から抜き取り、電動操作機構114の出力軸116の回転数のみを増すか又は減じる方向に回転させる(この回転調整は電動操作機構の手動ハンドル操作で実現できる構造となっている)。
その後、結合ピン118を再度連結軸117に挿入し、LTC本体111の動作と電動操作機構114の出力軸116の回転数とが図16に示す関係になるように調整する。ただし、回転数値は単に一例を示す(LTCの形式によって実際は回転数が異なるケースもある。)。
上記の例は、変圧器1台へLTCを取付けた場合の説明であるが、例えば2台の変圧器を並列運転した場合のLTCと電動操作機構との動作チャート例を図17に示す。
2台のLTC110及びLTC210共に、全く同様にLTC本体と電動操作機構の連結を行った場合、その動作時点は図17のタイムチャートに示すようにLTC110,LTC210共に同一となる。
但し、2台のLTC110,210の間には、同一方法でLTC本体と電動操作機構の連結を行っても極わずかの連結バラツキで若干の動作タイミングのずれは生じる。このわずかな動作タイミングずれによって上述したタップ差電圧が生じることになる。
実施の形態2は、この動作時点がLTC110とLTC210が同一とならないように、例えばLTC210の動作位置をLTC110よりずらす、すなわちLTC本体211と電動操作機構214の結合ピンの挿入位置をLTC110の組合せより数回転分ずらせるようにしたものである。
これは、例えば図18のタイムチャートになるように結合ピン118の挿入位置をLTC210側でずらすことで実現できる。
具体的調整例としてLTC110において、切換開閉器113の動作位置が出力軸の24回転に対応する位置で結合ピン118の挿入をセットし、LTC210において、切換開閉器213の動作位置が出力軸の26回転に対応する位置で結合ピン118の挿入をセットする。
なお、上記の例ではその差が2回転となっているが、任意の回転差で結合ピン118の挿入が可能であり、切換開閉器113,213の動作位置を任意に設定可能である。
本実施の形態2によれば、複数台並列運転される変圧器にそれぞれ設けられ、電動操作機構により連結軸を介して機械的に駆動されるLTCのタップ切換動作を連係して行うLTCの切換動作制御方法において、上記各LTCの電動操作機構と上記連結軸との結合位置を、各LTCの切換動作位置が同一又は近傍とならないように順次ずらしたので、LTC付き変圧器を複数台並列運転した場合でも、1タップ差電圧発生によって生じる過渡的循環電流の直流電流が完全に減衰した後、LTCを順次動作させ、確実に商用周波数の電流零点の位置で電流消弧でき、LTCの切換開閉器の遮断性能を逸脱した電流遮断失敗によるタップ間短絡事故へ進展することを防止することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、LTC本体と電動操作機構出力軸の結合位置をずらして複数台のLTCの動作位置が同じにならない切換動作制御方法を説明したが、実施の形態3では、次に述べるように、複数台の電動操作機構の電動運転スタート時点を変えることで同様の機能を実現するものである。
図19は、実施の形態3における電動操作機構を駆動するモータ回路を示す構成図で、LTC110の電動操作機構を駆動するモータ回路115と、LTC110と連係して運転されるLTC210の電動操作機構を駆動するモータ回路215において、各モータ回路115,215の入力電源へタイマー115G,215Gをそれぞれ接続し、このタイマー115G,215Gの時限接点115H、215Hを、電動運転スタート時点を遅らせるLTC側の電動操作機構のモータ回路の操作信号入力端子(この例ではLTC210
のモータ回路215の操作信号入力端子215F)へ接続する。
図19において、LTC110の電動操作機構を駆動するモータ回路115の操作信号入力端子115Fに、図20のタイムチャートに示すように、時点t1で遠方操作信号Xが入力されると、LTC110の電動操作機構114におけるモータ回路115のモータ115Aがタイミングt1で起動し、モータ起動と同時にLTC110の動作及びタイマー115G励磁が開始し、タイマー設定時限後のタイミングt2でタイムアップし、その信号がLTC210の電動操作機構214へ操作信号として入力される。この操作信号の入力で電動操作機構214のモータ215Aが起動され、LTC210が切換動作を開始する。
一方、先行のLTC110の切換開閉器113がt3のタイミングで動作し次タップ側への切換えを完了する。切換完了と同時に並列運転中の変圧器間に1タップ差の電圧が生じ、この差電圧により両変圧器間に直流成分を含んだ過渡的電流が通流され、そして、回路定数に従った時定数で直流電流が減衰しt5のタイミングで定常電流に収束する。その後、後続のタップ切換装置210の切換開閉器213がt6のタイミングで動作し、定常電流に収束した電流を正常遮断し、次タップ側への切換えを完了する。
両切換開閉器113,213が動作完了した後、両電動操作機構114,214が各々の正規停止位置t4及びt7のタイミングで停止し、1タップ切換動作工程を全て完了する。
このように、先行したLTC110の電動操作機構114の運転開始時点から任意に設定した時限で後続のLTC210の電動操作機構214を遅らせて動作させることができる。
なお、モータ回路115,215内に設けるタイマー115G,215Gの代わりに、LTCの動作を制御する遠方制御盤内に操作信号を遅延させる回路、またはタイマーを備えて、各々のLTC用電動操作機構に異なるタイミングで操作信号を入力し、各電動操作機構の動作スタート時点を変えて、各LTCの切換開閉器の動作時点が同じにならないようにする方法も可能である。
以上のように、本実施の形態3によれば、複数台並列運転される変圧器にそれぞれ設けられ、電動操作機構により駆動されるLTCのタップ切換動作を連係して行うLTCの切換動作制御方法において、先行のLTCの電動操作機構を動作させた後、設定した時限後に後続のLTCの電動操作機構へ順次操作信号を送り、各LTCの切換動作時点が同一又は近傍とならないように後続のLTCの電動操作機構を順次遅らせて動作させるので、先行のLTCを動作させて、1タップ差電圧発生によって生じる直流電流重畳の過渡的循環電流が完全に減衰した後、後続のLTCを順次動作させ、確実に商用周波数の電流零点の位置で電流消弧でき、LTCの切換開閉器の遮断性能を逸脱した電流遮断失敗によるタップ間短絡事故への進展を防止することができる。
実施の形態4
実施の形態4は、複数台並列運転されるLTC付き変圧器に適用されるLTCの切換動作制御方法の他の例を示すものである。
図21は、実施の形態4によるLTCの具体的構成を示す図で、例えば変圧器100のLTC110側に切換開閉器113が動作したことを検出する振動センサ120と、この振動センサの振動波形を処理する振動波形処理回路121A及び信号出力回路121Bからなる動作検出装置121を設けてその出力信号Bを変圧器200のLTC210側に伝送すると共に、変圧器200のLTC210側においてそれ自身の切換動作制御装置219の出力信号Aと伝送された動作検出装置121の出力信号Bとの論理積を出力するAND回路212を設け、その出力をLTC210側の電動操作機構214の操作信号としたものである。
ここで、振動センサ120はLTC本体111の頭部に設置され、LTC本体111の切換開閉器113が動作する時の機械的振動を検知することにより切換開閉器113が動作したことを感知するものである。
図22は、振動センサ120及び動作検出装置121の動作を示す説明図で、(a)は切換開閉器113の動作を示す信号波形、(b)は振動センサ120の信号波形、(c)は動作検出装置121の信号波形を示している。
また、切換動作制御装置219は、図6に示した切換動作制御装置119と同様な構成、機能を有するもので、電流零点検出手段219Aと、零点周期計測手段219Bと、商用周波数周期判定手段219Cと、操作信号出力手段219Dから構成されている。
以上のような構成を有する実施の形態4の動作を図23で説明する。
(1)先ず先行側LTC110が電動操作機構114によって電動操作される。
この時後続のLTC210側の電動操作機構側214は停止状態にある(操作指令信号は
、LTC110側の電動操作機構114のみに与える)。
(2)LTC110の切換途中で切換開閉器113が動作する。この時の機械的振動を振動センサ120で検出し、動作検出装置121の信号出力回路121Bから出力信号Bを出力し、AND回路212の一方の入力端子へ入力する。
(3)次に後続側LTC210へ通流される負荷電流ILbの電流を切換動作制御装置219で電流零点を検出し、その周期を計測し、その計測時間が予め設定した商用周波数50Hz又は60Hzに一致した時のみ出力信号Aをオンし、AND回路122の他方の入力端子へ入力する。
(4)上記(2)及び(3)項の両信号A,B“オン”の条件が一致しAND回路122の出力信号がオン信号を発信する。
(5)AND回路212の“オン”出力信号が後続側電動操作機構214の操作信号入力端子215Fへ入力され、後続側電動操作機構214が電動運転となってLTC210が1タップ切換動作をする。
なお、更に複数台のLTCを制御する時は、後続側LTC210にもLTC110と同様に振動センサ及び切換動作制御装置の両方を備え、同様の方法で順次、各LTCの電動操作機構の操作タイミングを制御することができる。
以上のように、実施の形態4によれば、複数台並列運転される変圧器にそれぞれ設けられ、電動操作機構により駆動されるLTCのタップ切換動作を連係して行うLTCの切換動作制御方法において、先行のLTCは、その切換動作が行われたことを検出する振動センサの出力信号を後続のLTCに送り、前記後続のLTCは、それ自身の切換動作を行わせる操作信号と前記振動センサの出力信号との論理積に基づいて切換動作を行うようにしたので、先行のLTCを動作させて、1タップ差電圧発生によって生じる直流電流重畳の過渡的循環電流が完全に減衰した後、後続のLTCを順次動作させ、確実に商用周波数の電流零点の位置で電流消弧でき、LTCの切換開閉器の遮断性能を逸脱した電流遮断失敗によるタップ間短絡事故への進展を防止することができる。
抵抗式LTCの一般的な構成例を示す接続図である。 抵抗式LTCにおける電流遮断の過程例を示す波形図である。 抵抗式LTCにおける切換開閉器の切換えシーケンスと電流遮断プロセスを示す説明図である。 特殊負荷の場合における変圧器の単相回路を示す回路図である。 図4における示す負荷電流を示す波形図である。 本発明の実施の形態1であるLTCの切換動作制御装置を、単相回路への適用例を代表として示す構成図である。 実施の形態1の切換動作制御装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 LTC付き変圧器2台で並列運転をした場合の等価回路図である。 図8の等価回路における電流波形を示す波形図である。 本発明の実施の形態2である、LTC付き変圧器の並列運転時のタップ切換操作方法を説明するための構成図である。 実施の形態2におけるLTC付き変圧器の並列運転状態の接続関係を単相回路で示した回路図である。 実施の形態2において、並列運転される変圧器の各LTCの1タップ切換動作工程と、その時の各LTCを通過する電流波形を示す説明図である。 LTC本体とその駆動用電動操作機構114の関係を示す斜視図である。 LTC本体のギア機構の機能を説明するための説明図である。 LTC本体とその駆動用電動操作機構とを連結する部分の構造を示す説明図である。 LTC本体の動作と電動操作機構の1タップ切換動作チャート例を示す図である。 2台の変圧器を並列運転した場合のLTC本体と電動操作機構との動作チャート例を示す図である。 実施の形態2において、2台の変圧器を並列運転した場合の調整後のLTC本体と電動操作機構との動作チャート例を示す図である。 本発明の実施の形態3における電動操作機構を駆動するモータ回路を示す構成図である。 図17の回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4である、LTC付き変圧器の並列運転時のタップ切換操作方法を説明するための構成図である。 実施の形態4における振動センサ及び動作検出装置の動作を示す説明図である。 実施の形態4におけるタップ切換動作を説明するためのタイミングチャートである。
100,200 変圧器
101,201 1次側巻線
101A,201A 1次側主巻線
101B,201B 1次側タップ巻線
102,202 2次側巻線
102A 2次側主巻線
102B 2吹側タップ巻線
110,210 LTC
110A ギア機構
G1,G2,G3 第1ギア、第2ギア、第3ギア
111,211 LTC本体
112,212 タップ選択器
112A 奇数側タップ選択器
112B 偶数側タップ選択器
113,213 切換開閉器
113A 奇数側主接点
113B 奇数側抵抗接点
113C 偶数側主接点
113D 偶数側抵抗接点
113E 奇数側限流抵抗器
113F 偶数側限流抵抗器
114,214 電動操作機構
115,215 モータ回路
115A,215A モータ
115B ブレーカ
115C 電磁接触器
115D,215D 電磁接触器接点
115E 電磁接触器投入用接点
115F,215F 操作信号入力端子
115G,215G タイマー
115H,215H 時限接点
116 出力軸
117,217 連結軸
118 結合ピン
119,219 切換動作制御装置
119A,219A 電流零点検出手段
119B,219B 零点周期計測手段
119C,219C 商用周波数判定手段
119D,219D 操作信号出力手段
120 振動センサ
121 動作検出装置
121A 振動波形処理回路
121B 信号出力回路
212 AND回路
300 交流電源
400 負荷
500 電流検出器
600 1タップ間差電圧
700 母線

Claims (2)

  1. 複数台並列運転される変圧器にそれぞれ設けられ、電動操作機構により駆動される負荷時タップ切換装置のタップ切換動作を連係して行う負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法において、
    先行の負荷時タップ切換装置は、その切換動作が行われたことを検出する振動センサの出力信号を後続の負荷時タップ切換装置に送り、
    前記後続の負荷時タップ切換装置は、それ自身の切換動作を行わせる操作信号と前記振動センサの出力信号との論理積に基づいて切換動作を順次遅らせるようにした
    ことを特徴とする負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法。
  2. 前記後続の負荷時タップ切換装置は、それ自身を通過する電流波形の零点を検出し、検出された電流零点の周期を計測し、計測された電流零点の周期が商用周波数に対応したとき、前記負荷時タップ切換装置のタップ切換動作を行わせる操作信号を出力することを特徴とする請求項に記載の負荷時タップ切換装置の切換動作制御方法。
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